JP2006041705A - パルスベース通信システム - Google Patents

パルスベース通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006041705A
JP2006041705A JP2004215861A JP2004215861A JP2006041705A JP 2006041705 A JP2006041705 A JP 2006041705A JP 2004215861 A JP2004215861 A JP 2004215861A JP 2004215861 A JP2004215861 A JP 2004215861A JP 2006041705 A JP2006041705 A JP 2006041705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
signal
transmission
information
code
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004215861A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3897777B2 (ja
Inventor
Yukitoshi Sanada
幸俊 眞田
Jun Furukawa
潤 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Semiconductor Technology Academic Research Center
Original Assignee
Semiconductor Technology Academic Research Center
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Semiconductor Technology Academic Research Center filed Critical Semiconductor Technology Academic Research Center
Priority to JP2004215861A priority Critical patent/JP3897777B2/ja
Priority to US11/130,228 priority patent/US7590198B2/en
Publication of JP2006041705A publication Critical patent/JP2006041705A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3897777B2 publication Critical patent/JP3897777B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/7163Spread spectrum techniques using impulse radio
    • H04B1/7183Synchronisation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/709Correlator structure
    • H04B1/7095Sliding correlator type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

【課題】 パルスベース通信における相関法による同期捕捉方式において、マルチパス発生環境下においても同期捕捉を簡単に実現し、また、伝送情報が異なるものになっても同期捕捉をやり直す必要のない同期捕捉方法を提供する。
【解決手段】 送信側が送る伝送情報と同じ周期の第一のパルス信号と受信情報との同期をとる符号同期用相関器(21)と、その周期を有し無変調の第二のパルス信号と受信情報との相関値が所定閾値を超えた時の相関値と、その発生時刻とを対にして格納するメモリ(211)を有し、該メモリに格納された相関値を超える相関値相関値と、該相関値の発生時刻との対でメモリ内容を順次更新するタイミング検出用相関器(22)とを備え、メモリに格納された時刻を用いて符号同期用相関器(21)の第一のパルス信号を発生させるタイミングを決定することにより受信信号と第一のパルス信号との同期を確立する。
【選択図】 図3

Description

本発明はパルスベース通信システムに関し、特に、UWB(Ultra Wide Band)等のパルスベース通信システムにおける同期捕捉方法に関する。
UWBシステムは搬送波を用いないで信号をパルス状態で送受信するシステムであり、米国のFCC(米連邦通信委員会)が2002年に民間に認可を与えた。FCCの規定ではUWBの定義は「帯域500MHz以上または中心周波数の20%以上の占有帯域幅を持つ無線信号」である。UWBは高速データ通信が可能な技術として大きな注目を集めている。UWBの信号は非常に広い帯域を使用して低電力で送信しているために他の通信システムとスペクトルを共有できるというメリットがある。さらに、信号をパルスで送信するのでマルチパスやフェージングの影響も解決する事ができる(非特許文献1および2を参照)。
短いパルスのUWBの波形はマルチパスの影響を避けることができるので、室内の通信に適用される。以下の記載ではマルチパスのない加法的白色雑音AWGNモデルを想定する。
非特許文献5に記載のように、モノサイクルの波形w(t)は次の式(1)で与えられる。
Figure 2006041705
ここで、τmはパルス幅の大きさである。
図9はDS(Discrete Sequence)で変調された送信信号の波形の一例を示す図である。この例では、周期Tfのパルス列の連続するS個(Sは正の整数)のパルスで1ビットの情報を表す。変調方式には、各パルスの位相を反転する図9に示したDS以外にTH(Time Hopping)-UWBが知られている。
図10はDS-UWBの変調方式を説明する図である。図示のように、DS-UWBではパルス列の各パルスを反転して0、1を区別する。これは、搬送波の位相の非反転と反転で情報の1と0を区別する従来のCDMA等におけるBPSK(Binary Phase Shift Keying)の技術と類似している。
図11はTH-UWBの変調方式を説明する図である。同図に示すように、TH-UWBでは各パルスの時間軸上での位置を例えば125ピコ秒変化させてその位置により0、1を区別する。
いずれの変調方式においても、上記のように連続するS個(Sは正の整数)のパルス(PN符号やBaker符号)でスペクトル拡散をして1ビットの情報を表す。
DS変調やTH変調のUWBシステムにおいて符号の同期は重要な問題のひとつである。多くの場合、SN比が大変低い状態あるいは妨害波の存在する中で同期捕捉を行わなければならない。
DS変調やTH変調のUWBシステムにおけるスペクトル拡散通信において、従来の同期捕捉方法としては、マッチドフィルタによる同期捕捉方法と相関方法による同期捕捉方法とがある。
マッチドフィルタによる同期捕捉方法は早い同期捕捉が可能であるが、ハードウェアは大規模となる。
相関方法による同期捕捉方法はハードウェアが比較的簡単ですむが、同期捕捉には時間がかかってしまう。
同期捕捉の時間を短縮するために、複数の相関器を用いて同期捕捉を行う方法がある。しかしながら、この方法は受信機が複雑となり消費電力の増加をもたらす。
相関法による初期同期の一般的な方法として、正しい符号の位相が得られるまで、可能性のある位相の状態を順に変えていく方法がある。その各位相は、受信信号に逆拡散を試みて、その結果で正しいかどうかを評価していく。推定した符号位相が正しいならば、逆拡散が行われ、相関ピーク値が検知される。また、推定した符号位相が正しくないならば、逆拡散は行われず、その基準信号は、次の推定のために、新しい位相にステップする。この手法をシリアルサーチという(非特許文献3参照)。
しかしながら、相関法におけるこのシリアルサーチの方法によれば、送信信号中に情報が存在しない状態が長く続くほど受信側での同期捕捉に要する時間が長くなるという問題がある。
本出願人は、上記従来技術における問題に鑑みて、受信側での同期捕捉に要する時間を短縮すべく、平成15年11月10日付けで出願の特願2003−379800において新たな同期捕捉方法を提案した。この方法は、パルスベース通信を行うための同期捕捉方法であって、所定周期のパルス信号の伝送情報に対して所定期間だけ位相が異なっているパルス検出用信号を送信側と受信側で生成し、前記パルス検出用信号を用いて受信側で同期を確立し、次いで、同期確立した前記パルス検出用信号に対して前記所定期間だけ位相を異ならせて符号同期を行うことを特徴とする同期捕捉方法である。
上記の先願の技術によれば、送信信号中に伝送情報が存在しなくても、受信側でいち早く同期捕捉が可能になるので、同期捕捉時間を短くすることができる。
しかしながら、上記先願の技術によれば、伝播路でマルチパスが発生しやすい環境においては、パルス検出用信号であってもマルチパスの影響で受信側では複雑化するので、同期捕捉を繰り返すことが必要となり、結果的に同期捕捉に要する時間が長くなるという問題があった。また、符号同期が確立している段階でマルチパス環境下でより電界強度の大きいパルス検出用信号が検出されたときには復調動作を停止してパルス検出動作に切替えて再度同期捕捉を行わなければならないという問題もあった。これらの問題を図12により詳述する。
図12の(a)は1つの送信パルスを示し、(b)は(a)に示した送信信号を受信した場合にマルチパスの影響により複雑化した受信信号を示す。このような信号の同期捕捉を確立するためには、受信信号中のどのピークが本来の信号のピークがわからなくなってより雑音の少ない本来の信号の受信が困難になり、先願の技術では、同期確立を繰り返す必要があった。また、符号同期が確立している段階でよりよいピークが検出される度に、一旦復調動作を停止してパルス検出信号による同期確立動作に切替えて同期確立をやり直すことが必要であった。
特願2003−379800 M.Z.Win, R.A.Scholtz, "Ultra-Wide Bandwidth Time-HoppingSpread-Spectrum Impulse Radio for Wireless Multiple-Acess Communications" IEEETrans. On Commun., vol.48, no.4, April 2002 K.Siwiak, P.Withington, S.Phelan, "Ultra-wide band radio:the emergence of an important new technology," Vehicular Technology Conference, VTC 2001 Spring. IEEE VTS 53rd, Vol. 2 pp1169-1172, May.2001 Roger L. Peterson, Roger L. Ziemer, David E. Borth, "Introduction to Spread Spectrum Communications" Prentice-Hall, 1995 Kazimierz. SIWIAK, "Ultra-Wide Band Radio: Introducing a New Technology, "Vehicular Technology Conference, VTC 2001 Spring. IEEE VTS 53rd, Volume; 2,6-9 May 2001 Femando Ramirez-Mireles, "On the Performance of Ultra-Wide-Band Signal in Gausian Noise and Dense Multipath, "IEEE Trans. on Vehicular Technology, vol. 50, no. 1, January 2001 JACK K. HOLMES, "Acquisition Time Performance of PN Spread-Spectrum Systems, "IEEE Trans. Commun., COM-25, 8, pp. 778-783 (Aug. 1977)
本発明の目的は、UWB通信等のパルスベース通信における相関法による同期捕捉方式において、受信側で復調動作と同期確立動作を並行して行なうことにより、マルチパス発生環境下においても同期捕捉を繰り返す必要をなくし、また、符号同期の確立中により電界強度の大きいパルス検出用信号が検出されても復調動作を停止して同期捕捉をやり直す必要のない同期捕捉方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第一の態様により提供されるものは、パルスベース通信を行うための受信回路であって、送信側が送る拡散符号により変調されたパルス信号と同じ周期を持ち、上記拡散符号と同一の拡散符号により変調された第一のパルス信号と受信情報との同期をとる符号同期用相関器と、上記周期を有し第一のパルス信号との時間差が、送信側が送る拡散符号により変調されたパルス信号と送信側が送るタイミング検出信号との時間差に等しい、無変調の第二のパルス信号と受信情報との同期をとるタイミング検出用相関器とを備え、タイミング検出用相関器は、第二のパルス信号のパルス間隔以上の所定時間間隔毎に受信信号と第二のパルス信号との相関値を測定し、より良い相関値とその発生時刻とを対にして格納するメモリを備え、第一のパルス信号の発生タイミングは時間差と発生時刻とを用いて決定し、第二のパルス信号の発生タイミングは発生時刻を用いて決定することにより、符号同期用相関器による復号動作中にタイミング検出用相関器も動作させることを特徴とする受信回路である。
本発明の第二の態様により提供されるものは、パルスベース通信を行うための送受信システムであって、伝送情報を所定周期のパルス信号として発生する第一のパルス発生器と、所定周期でパルス検出用信号を発生する第二のパルス発生器と、第一のパルス発生器と第二のパルス発生器とを制御して、第一のパルス発生器と第二のパルス発生器から出力されるパルスの時間差を所定値にする制御回路と、第一のパルス発生器の出力と第二のパルス発生器の出力とを加算して出力する加算器とを備えている送信回路と、第一の態様により提供される受信回路とを備えた送受信システムである。
本発明の第三の態様により、パルスベース通信を行うための同期捕捉方法であって、所定周期のパルス信号の伝送情報に対して所定期間だけ時間が異なっているパルス検出用信号を送信側と受信側で生成し、受信側で受信伝送情報とパルス検出用信号との同期を用いて受信側で同期を確立し、次いで、同期確立したパルス検出用信号に対して所定期間だけ時間を異ならせて伝送情報を受信側で生成することにより、受信信号と伝送情報との同期を確立することを特徴とする同期捕捉方法において、受信側で、送信側が送る拡散符号により変調されたパルス信号と同じ周期を持ち、送信側の拡散符号と同一の拡散符号により変調された第一のパルス信号と受信情報との同期をとり、上記周期を有し第一のパルス信号との時間差が、送信側が送る拡散符号により変調されたパルス信号と送信側が送るタイミング検出信号との時間差に等しい、無変調の第二のパルス信号と受信情報との同期をとり、無変調の第二のパルス信号と受信情報との同期動作では、所定時間間隔毎に受信信号と第二のパルス信号との相関値を測定し、より良い相関値とその発生時刻とを対にしてメモリに格納し、第一のパルス信号の発生タイミングは時間差と発生時刻とを用いて決定し、第二のパルス信号の発生タイミングは発生時刻を用いて決定することにより、符号同期用相関器による復号動作中にタイミング検出用相関器も動作させて、受信信号と第一のパルス信号との同期を確立することを特徴とすることを特徴とする同期捕捉方法が提供される。
UWB通信等のパルスベース通信における相関法による同期捕捉方式において、受信側復調動作中に同期捕捉動作を並行して行うことにより、マルチパスが発生する環境下でも本来の信号の受信が容易になり、また、マルチパス環境下でより大きいピークのパルス検出用信号が致来しても、復調動作を停止して同期捕捉をやり直す必要がなくなる。
図1は本発明において用いられるUWB用送信回路の構成を示すブロック図である。同図において、11は例えば100ns毎にパルスを発生するクロック発生器、12は送信データとクロック発生器1の出力とに基づいてS/Nの向上及び耐干渉性の向上を目的とした情報伝送用PN(擬似雑音)信号を発生する情報伝送用PN発生器、13は情報伝送用PN発生器12の出力に基づいて拡散符号(PN符号やBaker符号)により変調されたUWB信号のパルスを発生する第一のパルス発生器、14はクロック発生器11の出力に基づいて例えば100nsといった所定周期でパルス検出用信号を発生する第二のパルス発生器、15は第一および第二のパルス発生器13,14を制御する制御回路、16は第一および第二のパルス発生器13,14の出力を加算する加算器、17は加算器16の出力を送信するアンテナである。尚、本発明の実施例では図1に示した送信回路はパケット通信を行う。制御回路15はパケットの先頭で、第二のパルス発生器14から出力されるパルスの位相を、第一のパルス発生器から出力されるPN符号により変調されたパルス信号の位相から、予め定めた一定時間τ1だけ遅れて出力されるように、第一および第二のパルス発生器13および14を制御する。
第二のパルス発生器14を設けたことにより、情報伝送用PN発生器12が情報を発生しているかいないかに関わらず、パケットの先頭部分で第二のパルス発生器14から一定周期のパルスが送信されるので、受信側では第二のパルス発生器14からのこのパルスを受信することにより、情報伝送用の拡散符号が存在していなくてもいち早く同期捕捉することができる。
図2は本発明の一実施例によるUWB用受信回路の構成を示すブロック図である。同図において、21は送信側が送る伝送情報と同じ周期を持ち、送信側の拡散符号と同一の拡散符号により変調された第一のパルス信号と受信情報との同期をとる符号同期用相関器、22はタイミング検出用相関器で、23は受信アンテナである。
符号位相用相関器21は、送信回路内のクロック発生器11が発生するクロック信号と同一周期のクロック信号を発生するクロック発生器201と、受信した信号からそのクロック発生器201から出力されるクロック信号に応じてベースバンド信号を再生するための送信側の拡散符号と同一の拡散符号を発生する情報伝送用PN発生器202と、情報伝送用PN発生器202の出力に基づいてUWB信号のパルスを生成する受信側の第一のパルス発生器203と、情報伝送用PN発生器202の出力信号の発生タイミングを制御する第一の制御回路204と、第一のパルス発生器203の出力と受信アンテナ23により受信された信号とを掛け算する第一の掛け算器205と、第一の掛け算器205の出力をPN符号の連続する所定数毎に積分して情報を再生する積分回路206と、積分回路206の出力からベースバンド信号を復調データとして出力するベースバンド信号処理回路207とを備えている。
タイミング検出用相関器22は、送信回路内の第二のパルス発生器14が発生するパルス信号と同一周期を有し無変調の第二のパルス信号をクロック発生器201から出力されるクロック信号に応じて発生する第二のパルス発生器208と、受信信号を前記第二のパルス発生器208の出力に掛け合わせる第二の掛け算器209と、第一のパルス発生器203と第二のパルス発生器208から出力されるパルスの時間差を所定値τ1にするとともに後述する発生時刻τ2を生成する第二の制御回路212と、第二の掛け算器209の出力をPN符号の連続する所定数毎に積分して情報を再生する積分回路210と、積分回路210から出力される相関値が所定閾値を超えた場合にその相関値とともに相関値の発生時刻τ2を格納する積分値メモリ211とを備えている。第二の制御回路212は、第二のパルス発生器208の出力信号のタイミングおよび第一の制御回路204を制御する。積分回路210から出力される相関値が積分値メモリ211に格納されている値を超えた時は、新たな相関値で格納値を更新すると共にその相関値の発生時刻τ2も更新する。発生時刻τ2は、所定基準時刻と相対値の発生時刻との時間差である。第二の制御回路212はこれらの動作を実現するためのタイマと比較器とを備えている。
符号位相相関器21内の第一の制御回路204は、第二の制御回路212の出力を受けて時間差τ1および積分値メモリ211に格納されている発生時刻τ2に基づいて、情報伝送用PN発生器の出力タイミングを決定する。
このように、符号同期用相関器21の動作を行っている間に、タイミング検出用相関器22による同期確立を並行して行い、所定時間間隔で積分回路210から出力される相関値が以前の相関値より大きくなるとその大きくなった相関値の発生タイミングで積分値メモリ内の発生時刻τ2を更新し、この発生時刻τ2を用いて符号同期用相関器21における第一のパルス信号の発生タイミングを調整する。
図3は図1および図2に示した本発明の一実施例によるUWB通信システムの動作を説明するフローチャート、図4は図1に示した送信回路からの出力信号を示す図、図5は本発明の実施例によるタイミング検出モードによる位相同期を説明する図、図6は本発明の実施例による符号検出モードによる位相同期を説明する図である。図3から図6により本発明の実施例による同期捕捉方法を説明する。
まず、図1に示した送信回路から第一のパルス発生器13の出力と第2のパルス発生器14の出力とを重ね合わせた信号を、アンテナ17を介して出力する。
図4において、(a)は第一のパルス発生器13の出力であるPN符号(拡散符号)により変調されたパルス信号を示し、(b)は第二のパルス発生器14の出力信号を示し、(c)は両者を加算した加算器16の出力信号を示す。同図の(a)に示すように、拡散符号は所定周期Tのパルス列である。各パルス列は位相が正転したパルスと位相が反転したパルスの組み合わせでビットの情報を表している。伝送情報が存在しないときは、拡散符号中のパルスも存在しない。また、(b)に示すように、第二のパルス発生器14の出力信号は一定周期のパルス列からなるパルス検出用信号である。また、(c)に示すように、第一のパルス発生器13の出力位相と第二のパルス発生器14の出力位相との時間間隔τ1は任意に予め定めておく。
受信回路において、同期捕捉の初期段階では、ステップS31のタイミング検出モードにより同期が確立しようとする。タイミング検出モードにおいては、掛け算器209は、受信側の第二のパルス発生器208の出力であるパルス検出用信号(図5の(b))と受信信号(図5の(a))とを掛け算する。パルス検出用信号は図5の(b)に示すように、PN符号の有無に無関係な一定周期のパルス列であるので、その周期Tの間で同期捕捉ができる。この段階では拡散符号の位相を考慮する必要がない。この同期確立にあたっては、ステップS31にて第二の制御回路212は第二のパルス発生器208の出力信号の発生タイミングを積分値メモリ211に格納されている値に基づいて適当な時間だけずらすことにより、より大きい相関値を見つけようとする。上記適当な時間は、マルチパスの状況により異なるものであり、準最適な値をシミュレーションを行いながら決定する。長すぎれば同期確立に要する時間が長くなるし、短すぎれば同期確立しにくくなる。最初は、ステップS32のタイミング検証モードにて、所定閾値を超えた相関値が検出されたかどうかが検証され、ステップS33で所定閾値を超えた相関値が検出されたと判定されると、ステップS34にて、その時刻と所定基準時刻との時間差(前述の発生時刻に相当する)τ2を検出された相関値と対にして積分値メモリ211に格納する。ステップS33で所定閾値を超えた相関値が検出されない場合は、ステップS31に戻り、上記適当な時間だけ第二のパルス発生器208の出力信号の発生タイミングをずらして、再び受信信号と相関を取る。
一旦、積分値メモリ211に相関値と発生時刻とが対になって格納された後は、格納された相関値が次の閾値となってステップS31からステップS33を繰り返し、積分値メモリ211に格納されている相関値を超える相関値が検出されるとステップS34にてその相関値と発生時刻τ2とを対として前回の値を更新する。
所定基準時刻を図5の(b)に示すパルス検出信号のある位相のピーク時とすると、図5の(c)はより大きい相関値が検出された時の第二のパルス発生器208の出力であるパルス検出用信号を示している。図示のように、図5の(c)のパルス検出信号は図5の(b)のパルス検出信号よりτ2だけ発生タイミングが遅くなっている。
積分値メモリ211に一旦相関値と発生時刻τ2の対が格納されると、上述のタイミング検出モードと以下に記載の符号同期モードとを並行して動作を行う。
すなわち、符号同期モードにおいては、ステップS36にて積分値メモリ211に格納されている時間差τ2が第一の制御回路204に与えられる。この動作には、第一の制御回路204が第二の制御回路212に対して積分値メモリ211に格納されている発生時刻τ2を引き渡すよう更新要求をする方法と、第二の制御回路212が強制的に第一の制御回路204に積分値メモリ211に格納されている発生時刻τ2を供給する方法とがある。
第一の制御回路204では、第一の制御回路212から与えられた相関値と対になっている発生時刻τ2と、送信信号における拡散符号により変調されたパルス信号(図4の(a))とパルス検出用信号(図4の(b))との時間差τ1と、ベースバンド信号処理乖離207の出力信号とを用いて、拡散用の情報伝送用PN発生器202の出力信号の発生タイミングを制御する。
図6の(a)は受信信号を示し、(b)は受信側の第一のパルス発生器203の出力を示し、(c)はτ2だけ発生タイミングが遅れた第一のパルス発生器203の出力を示す。図示のように、第一のパルス発生器203から出力されるパルス検出用信号(b)は受信信号(a)より所定時間τ1だけ遅れている。一方、タイミング検出モードで検出された時間差はτ2なので、制御回路204の制御により、既に同期捕捉が完了している第二のパルス発生器208の出力の位相からτ1+f(τ2)だけ進ませた信号を第一のパルス発生器203から出力させることにより、拡散符号もパルス検出用信号の周期T内で直ちに同期捕捉される。関数f(τ2)はτ2を測定する際の基準時刻によって決まる。
次いで、ステップ37にてシーケンス検証モードを実行し、ステップS38にて同期捕捉完了かを判断し、同期がはずれたら、ステップS36に戻る。
上記符号用相関器による復調動作と並行してタイミング検出用相関器の動作は引き続き実行されるので、積分値メモリ211の格納値は随時更新される。そして、符号同期モードでは同期捕捉が完了するまでこの更新値を順次利用して同期捕捉を図る。同期捕捉に失敗しても、第一のパスル発生器203の出力の周期Tの間隔で受信側のパルス検出用信号をスライディングさせるだけで、直ちに同期捕捉を復旧させることができる。こうして、パルスのない部分における無駄な積分時間を省くことができるばかりでなく、マルチパスが存在して本来の受信信号と反射波等のノイズとの区別がつきにくい環境下でも簡単に同期確立ができ、また、送信信号が異なるものとなっても、同期捕捉をやり直す必要のない、高速な同期捕捉が実現できる。
図7は本発明の実施例による同期捕捉時間を従来例と比較する実験により得られたグラフである。図示のように、マルチパスのある場合における平均同期捕捉時間は、電界強度対雑音比Eb/N0がー10dBから10dBにわたって従来のシリアルサーチと比較して本発明のほうがはるかに短い平均捕捉時間となった。
図8は本発明の実施例による同期捕捉成功確率を従来例と比較する実験により得られたグラフである。図示のように、マルチパスのある場合における捕捉成功確率も、電界強度対雑音比Eb/N0がー10dBから10dBにわたって従来のシリアルサーチと比較して本発明のほうがはるかに高い成功確率となった。
本発明は以上に記載した実施例に限定されるものではなく、例えば、無線システムとしてはDS−UWBを用いたが、これに替えてTH−UWBやTM(TimeModulation)−UWBであってもよい。また、FCCで規定されたUWB以外のUWBにも適用可能である。さらに、変調フォーマットとしてBPSKを用いたが、これに替えてBPAKであってもよい。さらに、本発明はパケット通信に限定されるものではなく、同期用の信号を送受信するすべてのパルスベース通信に適用され得る。
以上説明したように、本発明によれば、インパルスベースのUWBにおいて、マルチパスの多い環境下でも同期捕捉を短時間に確実に行うことが可能になる。また、送信信号が変化しても同期捕捉をやり直す必要がなくなった。さらに、本発明によれば平均同期捕捉時間が従来方式に比べて早くする事ができる。さらに、本発明による方式によれば、ハードウェアを複雑にすることなく、すばやい同期捕捉と成功率の高い同期捕捉を成し遂げる事ができる。
本発明の一実施例によるUWB用送信回路の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例によるUWB用受信回路の構成を示すブロック図である。 図2に示した本発明の一実施例によるUWB用受信回路の動作を説明するフローチャートである。 図1に示した送信回路からの出力信号を示す図である。 本発明の実施例によるタイミング検出モードを説明する図である。 本発明の実施例による符号検出モードを説明する図である。 本発明の実施例による同期捕捉時間対Eb/Noを従来例と比較するグラフである。 本発明の実施例による捕捉成功確率対Eb/Noを示すグラフである。 DS(Discrete Sequence)で変調された送信信号の波形の一例を示す図である。 DS-UWBの変調方式を説明する図である。 TH-UWBの変調方式を説明する図である。 マルチパスを説明する図である。
符号の説明
21 符号同期用相関器
22 タイミング検出用相関器
23 受信アンテナ
201 クロック発生器
202 情報伝送用PN発生器
203 受信側の第一のパルス発生器
204 第一の制御回路
205 第一の掛け算器
206 積分回路
207 ベースバンド信号処理回路
208 第二のパルス発生器
209 第二の掛け算器
210 積分回路
211 積分値メモリ
212 第二の制御回路

Claims (18)

  1. パルスベース通信を行うための受信回路であって、
    送信側が送る拡散符号により変調されたパルス信号と同じ周期を持ち、前記拡散符号と同一の拡散符号により変調された第一のパルス信号と受信情報との同期をとる符号同期用相関器(21)と、
    前記周期を有し前記第一のパルス信号との時間差が、送信側が送る拡散符号により変調されたパルス信号と送信側が送るタイミング検出信号との時間差(τ1)に等しい、無変調の第二のパルス信号と受信情報との同期をとるタイミング検出用相関器(22)とを備え、
    前記タイミング検出用相関器(22)は、前記第二のパルス信号のパルス間隔以上の所定時間間隔毎に前記受信信号と前記第二のパルス信号との相関値を測定し、より良い相関値とその発生時刻 (τ2)とを対にして格納するメモリ(211)を備え、
    前記第一のパルス信号の発生タイミングは前記時間差(τ1)と前記発生時刻(τ2)とを用いて決定し、前記第二のパルス信号の発生タイミングは前記発生時刻(τ2)を用いて決定することにより、符号同期用相関器(21)による復調動作中に前記タイミング検出用相関器(22)も動作させることを特徴とする受信回路。
  2. 前記符号同期用相関器(21)は、前記第一のパルス信号を発生する第一のパルス発生器(203)と、受信信号を前記第一のパルス発生器の出力に掛け合わせる第一の掛け算器(205)と、前記第一の掛け算器の出力から復調データを再生する復調手段(206,207)と、前記第一のパルス信号の発生タイミングを前記復調手段の出力と前記時間差(τ1)と前記発生時刻(τ2)とに基づいて制御する第一の制御回路(204)とを備え、
    前記タイミング検出用相関器(22)は、前記第二のパルス信号を発生する第二のパルス発生器(208)と、受信信号を前記第二のパルス発生器(208)の出力に掛け合わせる第二の掛け算器(209)と、前記メモリ(211)に格納されている発生時刻(τ2)に対応する時間だけ、前記第一のパルス発生器(203)から出力されるパルスの発生タイミングをシフトする第二の制御回路(212)とを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の受信回路。
  3. 前記パルスベース通信はインパルスベースのUWBである、請求項1又は2に記載の受信回路。
  4. 前記伝送情報は情報伝送用拡散符号により生成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の受信回路。
  5. 前記情報伝送用拡散符号は情報伝送用PN符号であることを特徴とする請求項4に記載の受信回路。
  6. 前記情報伝送用拡散符号は情報伝送用Baker符号であることを特徴とする請求項4に記載の受信回路。
  7. パルスベース通信を行うための送受信システムであって、
    伝送情報を所定周期のパルス信号として発生する第一のパルス発生器(13)と、
    前記所定周期でパルス検出用信号を発生する第二のパルス発生器(14)と、
    前記第一のパルス発生器(13)と前記第二のパルス発生器(14)とを制御して、前記第一のパルス発生器と前記第二のパルス発生器から出力されるパルスの時間差を所定値(τ1)にする制御回路(15)と、
    前記第一のパルス発生器の出力と前記第二のパルス発生器の出力とを加算して出力する加算器(16)とを備えている送信回路と、
    受信回路とを備え、
    前記受信回路は、
    送信側が送る拡散符号により変調されたパルス信号と同じ周期を持ち、前記拡散符号と同一の拡散符号により変調された第一のパルス信号と受信情報との同期をとる符号同期用相関器(21)と、
    前記周期を有し前記第一のパルス信号との時間差が、送信側が送る拡散符号により変調されたパルス信号と送信側が送るタイミング検出信号との時間差(τ1)に等しい、無変調の第二のパルス信号と受信情報との同期をとるタイミング検出用相関器(22)とを備え、
    前記タイミング検出用相関器(22)は、前記第二のパルス信号のパルス間隔以上の所定時間間隔毎に前記受信信号と前記第二のパルス信号との相関値を測定し、より良い相関値とその発生時刻 (τ2)とを対にして格納するメモリ(211)を備え、
    前記第一のパルス信号の発生タイミングは前記時間差(τ1)と前記発生時刻(τ2)とを用いて決定し、前記第二のパルス信号の発生タイミングは前記発生時刻(τ2)を用いて決定することにより、符号同期用相関器(21)による復調動作中に前記タイミング検出用相関器(22)も動作させることを特徴とする送受信システム。
  8. 前記パルスベース通信はインパルスベースのUWBである、請求項7に記載の送受信システム。
  9. 前記伝送情報は情報伝送用拡散符号により生成されることを特徴とする請求項7に記載の送受信システム。
  10. 前記情報伝送用拡散符号は情報伝送用PN符号であることを特徴とする請求項9に記載の送受信システム。
  11. 前記情報伝送用拡散符号は情報伝送用Baker符号であることを特徴とする請求項9に記載の送受信システム。
  12. パルスベース通信を行うための同期捕捉方法であって、
    所定周期のパルス信号の伝送情報に対して所定期間だけ時間が異なっているパルス検出用信号を送信側と受信側で生成し、
    受信側で受信伝送情報と前記パルス検出用信号との同期を用いて受信側で同期を確立し、
    次いで、同期確立した前記パルス検出用信号に対して前記所定期間だけ時間を異ならせて前記伝送情報を受信側で生成することにより、受信信号と前記伝送情報との同期を確立することを特徴とする同期捕捉方法において、
    受信側で、送信側が送る拡散符号により変調されたパルス信号と同じ周期を持ち、前記拡散符号と同一の拡散符号により変調された第一のパルス信号と受信情報との同期をとり、
    前記周期を有し前記第一のパルス信号との時間差が、送信側が送る拡散符号により変調されたパルス信号と送信側が送るタイミング検出信号との時間差(τ1)に等しい、無変調の第二のパルス信号と受信情報との同期をとり、
    前記無変調の第二のパルス信号と受信情報との同期動作では、前記第二のパルス信号のパルス間隔以上の所定時間間隔毎に前記受信信号と前記第二のパルス信号との相関値を測定し、より良い相関値とその発生時刻 (τ2)とを対にしてメモリ(211)に格納し、
    前記第一のパルス信号の発生タイミングは前記時間差(τ1)と前記発生時刻(τ2)とを用いて決定し、前記第二のパルス信号の発生タイミングは前記発生時刻(τ2)を用いて決定することにより、符号同期用相関器(21)による復号動作中に前記タイミング検出用相関器(22)も動作させて、受信信号と前記第一のパルス信号との同期を確立することを特徴とすることを特徴とする同期捕捉方法。
  13. 前記パルスベース通信はインパルスベースのUWBである、請求項12に記載の同期捕捉方法。
  14. 前記伝送情報は情報伝送用拡散符号により生成されることを特徴とする請求項12又は13に記載の同期捕捉方法。
  15. 前記情報伝送用拡散符号は情報伝送用PN符号であることを特徴とする請求項14に記載の同期捕捉方法。
  16. 前記情報伝送用拡散符号は情報伝送用Baker符号であることを特徴とする請求項14に記載の同期捕捉方法。
  17. 前記伝送情報は各パルスの正転と反転のシーケンスからなるDS変調された符号である、請求項12に記載の同期捕捉方法。
  18. 前記伝送情報は各パルスの位相を所定期間ずらすか否かによりTH変調された符号である、請求項12に記載の同期捕捉方法。
JP2004215861A 2004-07-23 2004-07-23 パルスベース通信システム Expired - Fee Related JP3897777B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004215861A JP3897777B2 (ja) 2004-07-23 2004-07-23 パルスベース通信システム
US11/130,228 US7590198B2 (en) 2004-07-23 2005-05-17 Impulse-based communication system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004215861A JP3897777B2 (ja) 2004-07-23 2004-07-23 パルスベース通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006041705A true JP2006041705A (ja) 2006-02-09
JP3897777B2 JP3897777B2 (ja) 2007-03-28

Family

ID=35657074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004215861A Expired - Fee Related JP3897777B2 (ja) 2004-07-23 2004-07-23 パルスベース通信システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7590198B2 (ja)
JP (1) JP3897777B2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7889753B2 (en) * 2006-11-16 2011-02-15 Qualcomm Incorporated Multiple access techniques for a wireless communication medium
US8014425B2 (en) 2006-11-16 2011-09-06 Qualcomm Incorporated Multiple access techniques for a wireless communiation medium
US8130680B1 (en) * 2008-01-24 2012-03-06 L-3 Communications, Corp. Method for timing a pulsed communication system
TWI404073B (zh) * 2009-01-22 2013-08-01 Univ Nat Taiwan Science Tech 數位至時間轉換器與數位至時間轉換方法
ES2910374T3 (es) 2009-03-17 2022-05-12 Nicox Ophthalmics Inc Formulaciones oftálmicas de cetirizina y procedimientos de uso
US8699627B2 (en) 2009-09-28 2014-04-15 The Trustee Of Columbia University In The City Of New York Systems and methods for wirelessly receiving data
FR2973615B1 (fr) 2011-04-01 2016-01-01 Commissariat Energie Atomique Procede d'integration de signaux emis depuis un emetteur vers au moins un recepteur ultra large bande (ulb) ainsi que dispositif pour la mise en oeuvre du procede
US8861304B1 (en) * 2012-09-24 2014-10-14 Altera Corporation Circuitry for generating peak cancelling pulses
US9178551B2 (en) 2013-08-12 2015-11-03 The Trustees Of Columbia University In The City Of New York Circuits and methods for pulse radio receivers
US9921657B2 (en) * 2014-03-28 2018-03-20 Intel Corporation Radar-based gesture recognition
US9337782B1 (en) 2014-05-21 2016-05-10 Altera Corporation Methods and apparatus for adjusting transmit signal clipping thresholds
US9485129B1 (en) 2014-07-07 2016-11-01 Altera Corporation Multi-standard peak canceling circuitry
WO2017067514A1 (zh) * 2015-10-21 2017-04-27 天地融科技股份有限公司 一种通信设备、转接装置及通信系统
US10439851B2 (en) * 2016-09-20 2019-10-08 Ohio State Innovation Foundation Frequency-independent receiver and beamforming technique
DE102017206236A1 (de) * 2017-04-11 2018-10-11 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Spezifische hoppingmuster für telegram-splitting
US11483123B2 (en) 2019-09-13 2022-10-25 Nokomis, Inc Direct conversion receiver using coherent integration
FR3109851B1 (fr) * 2020-05-04 2022-04-01 Commissariat Energie Atomique Méthode de réception d’un signal modulé en amplitude et récepteur associé
KR102421478B1 (ko) * 2021-01-20 2022-07-14 연세대학교 산학협력단 변조 방법, 복조 방법 및 이들을 이용하는 변조 장치 및 복조 장치

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6763057B1 (en) * 1999-12-09 2004-07-13 Time Domain Corporation Vector modulation system and method for wideband impulse radio communications
US20030108133A1 (en) * 2001-10-11 2003-06-12 Richards James L. Apparatus and method for increasing received signal-to-noise ratio in a transmit reference ultra-wideband system

Also Published As

Publication number Publication date
JP3897777B2 (ja) 2007-03-28
US7590198B2 (en) 2009-09-15
US20060018369A1 (en) 2006-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7590198B2 (en) Impulse-based communication system
JP4757743B2 (ja) 同期捕捉装置及び同期捕捉方法
Yang et al. Low-complexity training for rapid timing acquisition in ultra wideband communications
JP3847289B2 (ja) パルスベース通信システム
JP4605048B2 (ja) 主側通信装置および従側通信装置
JP2006345487A (ja) パルス変調型送信装置およびパルス変調型受信装置
KR100553884B1 (ko) Uwb 펄스열 생성장치 및 방법, 그 펄스열을 사용한 무선 데이터 송수신 시스템, 무선 데이터 수신 장치 및 송수신 방법, 및 그 방법을 기록한 기록매체
He et al. Adaptive synchronization for non-coherent UWB receivers
US7342972B1 (en) Timing synchronization using dirty templates in ultra wideband (UWB) communications
JP4869709B2 (ja) 送信基準、タイムホッピングインパルス無線システムでの基準パルスとデータパルスとの間の遅延時間を確定する方法、及びタイムホッピングインパルス無線システム
He et al. Performance analysis of non-coherent UWB receivers at different synchronization levels
EP1873924A1 (en) Method for determining a pulse position in a signal
Ying et al. Code-assisted synchronization for UWB-IR systems: Algorithms and analysis
JP5563922B2 (ja) 無線通信装置
JP2006013994A (ja) 受信装置及びそれを用いた通信装置
Akbar et al. A non-data-aided rapid synchronization method for UWB impulse radio
JP4877031B2 (ja) 無線通信装置
Zhang et al. Fast symbol-level synchronization for TR-UWB signals using double hybrid DS-TH spreading
US20090225786A1 (en) Delay line combination receiving method for ultra wideband system
Chen Performance of FM-DCSK communication systems with timing synchronization error
Qiao et al. Blind synchronization and low-complexity demodulation for DS-UWB systems
Moorfeld et al. Ultra-Wideband Impulse Radio (UWB-IR) algorithm implementation complexity and performance
Wen et al. Parallel Signal Acquisition in Ultra-Wideband Systems with Shared Looped Delay-Line
Saghafi et al. Rapid acquisition of Ultra-wideband signals in multipath environments
Zhou et al. A rapid acquisition scheme on TH-PPM UWB signal

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees