JP2008270973A - テレビジョン信号入力回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】容量値及びインダクタ値の困難な設定を排除でき、互いの帯域の特性に影響を及ぼすことのない4つの受信帯域を持つテレビジョン信号入力回路を実現すること。
【解決手段】入力端子1に入力する連続する広帯域のテレビジョン信号を分岐して第1〜第4の入力マッチング回路2〜5に入力する入力回路において、直列接続した第1〜第3のコンデンサC1〜C3の各段に第1〜第4の入力マッチング回路2〜5を接続し、第2の入力マッチング回路3のインダクタL3,L4を第3の入力マッチング回路4で兼用し、第4の入力マッチング回路5の入力端は第1及び第2のコンデンサC1,C2の直列接続容量を介して第1及び第2の入力マッチング回路2,3に接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、連続した広帯域であるテレビジョン信号の入力帯域を4つの帯域に分割して受信するためのテレビジョン信号入力回路に関する。
従来、テレビジョン信号の入力帯域を、VHFハイバンド、VHFローバンド及びUHFの3つの帯域に分割して受信するテレビジョン信号入力回路がある。かかるテレビジョン信号入力回路では、使用帯域側の回路に影響を及ぼさないようにするため、使用していない帯域側の回路を切り離すスイッチングダイオードが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
図2は、連続した広帯域の入力帯域を4つの帯域に分割して受信するためのテレビジョン信号入力回路の構成例である。テレビジョン信号が入力する入力端子100に対して第1から第4の入力マッチング回路101〜104が並列に接続され、各入力マッチング回路101〜104の入力段にスイッチングダイオード105〜108が逆方向に直列に介挿されている。第1の入力マッチング回路101は、一端が信号線路に接続され他端が接地されたインダクタ101aと、一端が信号線路に接続され他端が接地された可変コンデンサ10bと、信号線路側に接続されたインダクタ101aの一端と可変コンデンサ10bの一端との間に接続されたLタップ101cとで構成される。他の入力マッチング回路102〜104も同様に構成されているが、第2及び第4の入力マッチング回路102、104は、入力端子100に対してインダクタ108,109を介して接続されている。各入力マッチング回路101〜104の出力端には利得可変型の高周波増幅器111〜114が接続されている。
ところが、スイッチングダイオードはオフ時において容量を持つ。このため、図3に示すように信号経路とグラウンドとの間にスイッチングダイオード106の容量とマッチング用インダクタ102aとで直列回路を構成し、使用している帯域側の回路特性に影響を与える問題があった。また、信号経路に設けられたスイッチングダイオード105〜108に対して信号レベルの大きいテレビジョン信号が印加された場合、スイッチングダイオード105〜108の特性が歪んでしまって所望の周波数特性が得られない問題がある。
なお、各帯域の入力端子と入力同調回路との間に容量及びインダクタ又はLCフィルタ回路を設けて、各周波数帯域に分岐させるテレビジョンチューナが提案されている(例えば、特許文献2参照)。図4に示すように、特許文献2記載のテレビジョンチューナは、テレビジョン信号の入力端子121に対して、VHF帯の低域側帯域の各チャンネルに同調する第一の同調回路122と、VHF帯の高域側帯域の各チャンネルに同調する第二の同調回路123と、UHF帯域の各チャンネルに同調する第三の同調回路124とが並列に結合されている。各同調回路(122、123、124)は、インダクタ(122a,123a,124a)と可変容量素子(122b,123b,124b)との並列共振回路で構成されている。入力端子121と第一の同調回路122との間にローパスフィルタ125を介挿し、入力端子121と第三の同調回路124との間にハイパスフィルタ126を介挿している。ローパスフィルタ125のカットオフ周波数を高域側の周波数帯よりも低くし、ハイパスフィルタ126のカットオフ周波数を高域側の周波数帯よりも高くしている。これにより、VHF帯の低域側周波数帯または高域側周波数帯またはUHF帯のいずれかのテレビジョン信号の受信時にも他の帯域のテレビジョン信号による妨害を受けにくくなる。
特開2002−300065号公報 特開2003−244567号公報
しかしながら、図2に示すように連続した広帯域であるテレビジョン信号の入力帯域を4つの帯域に分けて受信できるように構成する場合、特許文献2に示すようにローパスフィルタ及びハイパスフィルタを構成する容量及びインダクタの値を、それぞれの帯域において互いに影響を及ぼさない適切な値に設定することは極めて困難であった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、容量値及びインダクタ値の困難な設定を排除でき、互いの帯域の特性に影響を及ぼすことのない4つの受信帯域を持つテレビジョン信号入力回路を提供することを目的とする。
本発明のテレビジョン信号入力回路は、テレビジョン信号が入力する入力端子と、第1、第2、第3のコンデンサが直列接続されてなり前記第1のコンデンサが前記入力端子に接続されたコンデンサ直列回路と、前記入力端子に対して前記コンデンサ直列回路を介して入力端が接続され、前記テレビジョン信号の中から第1の帯域の周波数信号を伝送させる第1の入力マッチング回路と、前記第2のコンデンサと前記第3のコンデンサとの接続点に入力端が接続され、前記テレビジョン信号の中から第1の帯域よりも低域側の第2の帯域の周波数信号を伝送させる第2の入力マッチング回路と、前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサとの接続点に入力端が接続され、前記テレビジョン信号の中から第2の帯域よりも低域側の第3の帯域の周波数信号を伝送させる第3の入力マッチング回路と、前記入力端子と前記第1のコンデンサとの接続点に入力端が接続され、前記テレビジョン信号の中から第3の帯域よりも低域側の第4の帯域の周波数信号を伝送させる第4の入力マッチング回路とを備え、前記第3のコンデンサの容量値を、前記第2の入力マッチング回路の入力端から前記第1の入力マッチング回路を見たときに、前記第2の帯域の周波数において影響のない大きなインピーダンスとなる容量値に設定し、前記第1のコンデンサの容量値を、前記第4の入力マッチング回路の入力端から前記第1〜第3の入力マッチング回路を見たときに、前記第4の帯域の周波数において影響のない大きなインピーダンスとなる容量値に設定し、前記第1及び第2のコンデンサの直列接続容量の値を、前記第4の入力マッチング回路の入力端から前記第1及び第2の入力マッチング回路を見たときに、前記第4の帯域の周波数において影響のない大きなインピーダンスとなる容量値に設定したことを特徴とする。
この構成によれば、第1の入力マッチング回路により第1の帯域を伝送する場合は、第1の帯域よりも周波数の低い第2から第4の入力マッチング回路はインダクタンス値が大きいために影響を無視できる。第2の入力マッチング回路により第2の帯域を伝送する場合は、第1の入力マッチング回路は第3のコンデンサの容量値により大きなインピーダンスとなり影響を受けない状態となる。第3の入力マッチング回路により第3の帯域を伝送する場合は、第1の入力マッチング回路は第3のコンデンサの容量値により大きなインピーダンスとなり影響を受けない状態となる。第4の入力マッチング回路により第4の帯域を伝送する場合は、第1及び第2のコンデンサの直列接続容量により第1及び第2の入力マッチング回路側が大きなインピーダンスとなり影響を受けない状態となる。よって、容量値及びインダクタ値の困難な設定を伴わずに、互いの帯域の特性に影響を及ぼすことのない4つの帯域設定が可能となる。
また本発明は、上記テレビジョン信号入力回路において、前記第2の入力マッチング回路は、当該第2の入力マッチング回路の入力端とグラウンドとの間にインダクタを備え、前記第2の入力マッチング回路のインダクタのインダクタンス値を、前記第1の入力マッチング回路の入力端から前記入力端子側を見たときに、前記第1の帯域の周波数において影響のない大きなインピーダンスとなるインダクタンス値に設定し、前記第3の入力マッチング回路は、当該第3の入力マッチング回路の入力端が前記第2のコンデンサを介して前記第2の入力マッチング回路の前記インダクタ経由で接地され、前記第2の入力マッチング回路と前記インダクタを共用することを特徴とする。
この構成により、第1の入力マッチング回路で第1の帯域の周波数を伝送する場合、第2及び第3の入力マッチング回路は第1の入力マッチング回路からみて大きなインピーダンスとなるので、高周波的に切り離すことができる。
また本発明は、上記テレビジョン信号入力回路において、前記第4の入力マッチング回路は、当該第4の入力マッチング回路の入力端とグラウンドとの間にインダクタを備え、前記第4の入力マッチング回路の前記インダクタのインダクタンス値を、前記第3の入力マッチング回路の入力端から前記入力端子側を見たときに、前記第3の帯域の周波数において影響のない大きなインピーダンスとなるインダクタンス値に設定したことを特徴とする。
この構成により、第3の入力マッチング回路で第3の帯域の周波数を伝送する場合、第1のマッチング回路は第3のコンデンサの容量値により高インピーダンスとされて切り離され、第4の入力マッチング回路はインダクタのインダクタンス値により第3の帯域の周波数において影響のない大きなインピーダンスとなるので、第4の入力マッチング回路も切り離される。
上記テレビジョン信号入力回路において、前記第1から第4の帯域は、連続した帯域であり、前記第1の帯域の周波数帯域幅は、前記第2の帯域の周波数帯域幅の2倍であり、前記第2の帯域の周波数帯域幅は、前記第3の帯域の周波数帯域幅の2倍であり、前記第3の帯域の周波数帯域幅は、前記第4の帯域の周波数帯域幅の2倍であり、前記第1及び第2のコンデンサの容量値を、前記第3のコンデンサの容量値の4倍とすることができる。
また、上記テレビジョン信号入力回路において、前記第1の帯域から前記第4の帯域は、VHF帯からUHF帯までの連続した帯域である。
本発明によれば、容量値及びインダクタ値の困難な設定を排除でき、互いの帯域の特性に影響を及ぼすことのない4つの受信帯域を持つテレビジョン信号入力回路を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係るテレビジョン信号入力回路の構成図である。本実施の形態に係るテレビジョン信号入力回路は、入力帯域が連続した広帯域のテレビジョン信号が入力される入力端子1に対して、連続した入力帯域を4つの帯域に分けて受信する第1〜第4の入力マッチング回路2〜5が並列に接続されている。第1〜第4の入力マッチング回路2〜5は、例えば50MHzから800MHzの入力帯域を4つの帯域に分けて受信するように構成されている。第1〜第4の入力マッチング回路2〜5は、順に受信帯域(同調周波数)の周波数が小さくなっている。本実施の形態では、第1の入力マッチング回路2の同調周波数に相当する第1の帯域(Band1)を400MHz〜800MHz、第2の入力マッチング回路3の同調周波数に相当する第2の帯域(Band2)を200MHz〜400MHz、第3の入力マッチング回路4の同調周波数に相当する第3の帯域(Band3)を100MHz〜200MHz、第4の入力マッチング回路5の同調周波数に相当する第4の帯域(Band4)を50MHz〜100MHzに設定する。本実施の形態では、テレビジョン信号のVHF帯からUHF帯までの連続した帯域を4つの帯域に分けるものとするが、連続した広帯域を4つの帯域に分けるのであれば、50MHz〜800MHzの範囲に限定されない。
入力端子1と第1の入力マッチング回路2の入力端との間に第1、第2、第3のコンデンサC1,C2,C3が直列に接続されている。また、第1〜第4の入力マッチング回路2〜5の各出力端には、利得可変型の高周波増幅回路6〜9が直流カットコンデンサ11〜14を介して高周波的にそれぞれ接続されている。
第1の入力マッチング回路2は、第3のコンデンサC3と直流カットコンデンサ11との間の信号線路上に介挿されたインピーダンス調整用のインダクタL1と、インダクタL1と第3のコンデンサC3との接続点に一端が接続され他端が接地されたインダクタL2と、インダクタL1と直流カットコンデンサ11との接続点に一端が接続され他端が接地された可変容量素子C11とで構成されている。インダクタL1及びL2と可変容量素子C11とで構成される同調回路の同調周波数は、主にインダクタL1及びL2のインダクタ値と可変容量素子C1の容量値とで決まる。
第2の入力マッチング回路3は、第2のコンデンサC2と第3のコンデンサC3との接続点から分岐された信号線路に接続されている。第2のコンデンサC2と第3のコンデンサC3との接続点にインダクタL3を直列に介して第2の入力マッチング回路3の入力端が接続されている。第2の入力マッチング回路3は、インダクタL3と直流カットコンデンサ12との間の信号線路上に介挿されたインピーダンス調整用のインダクタL5と、インダクタL3とインダクタL5との接続点に一端が接続され他端が接地されたインダクタL4と、インダクタL5と直流カットコンデンサ11との接続点に一端が接続され他端が接地された可変容量素子C12とで構成されている。インダクタL4及びL5と可変容量素子C12とで構成される同調回路の同調周波数は、主にインダクタL4及びL5のインダクタ値と可変容量素子C12の容量値とで決まる。
第3の入力マッチング回路4は、第1のコンデンサC1と第2のコンデンサC2との接続点から分岐された信号線路に接続されている。第1のコンデンサC1と第2のコンデンサC2との接続点にインピーダンス調整用のインダクタL6の一端が接続されている。インダクタL6の他端は直流カットコンデンサ13に接続されている。インダクタL6と直流カットコンデンサ13との接続点に可変容量素子C13の一端が接続され、可変容量素子C13の他端は接地されている。第3の入力マッチング回路4は、インダクタL6のもう一方の端部が第2のコンデンサC2及びインダクタL3を経由して第2の入力マッチング回路3の一部を構成するインダクタL4に接続されている。すなわち、第3の入力マッチング回路4は、第2の入力マッチング回路3のインダクタL3及びL4とLタップとなるインダクタL6及び可変容量素子C13から同調回路を構成している。
第4の入力マッチング回路4は、入力端子1と第1のコンデンサC2との接続点から分岐された信号線路に接続されている。入力端子1と第1のコンデンサC1との接続点にインダクタL7を直列に介して第4の入力マッチング回路5の入力端が接続されている。第4の入力マッチング回路5は、インダクタL7と直流カットコンデンサ14との間の信号線路上に介挿されたインピーダンス調整用のインダクタL9と、インダクタL9とインダクタL7との接続点に一端が接続され他端が接地されたインダクタL8と、インダクタL9と直流カットコンデンサ14との接続点に一端が接続され他端が接地された可変容量素子C14とで構成されている。インダクタL8及びL9と可変容量素子C14とで構成される同調回路の同調周波数は、主にインダクタL8及びL9のインダクタ値と可変容量素子C14の容量値とで決まる。
ここで、本実施の形態において使用している帯域側の回路と使用していない帯域側の回路とがどのように切り離されているか説明する。
先ず、第1〜第3のコンデンサC1〜C3に設定される容量値について説明する。第1のコンデンサC1は、第4の入力マッチング回路5の入力端から第1〜第3の入力マッチング回路2〜4を見たときに、第4の帯域(Band4)の周波数において影響のない大きなインピーダンスとなるような容量値に設定することが望ましい。特に、第1及び第2のコンデンサC1,C2の直列接続容量値を、第4の入力マッチング回路5の入力端から第1及び第2の入力マッチング回路2,3を見たときに、第4の帯域(Band4)の周波数において影響のない大きなインピーダンスとなるような容量値に設定している。また、第3のコンデンサC3は、第2の入力マッチング回路3の入力端から第1の入力マッチング回路2を見たときに、第2の帯域(Band2)の周波数において影響のない大きなインピーダンスとなるような容量値に設定している。本実施の形態では、第1および第2のコンデンサC1,C2の容量を第3のコンデンサC3の4倍に設定した。具体的には、第1のコンデンサC1の容量値を20pF、第3のコンデンサC3の容量値を5pFに設定している。第2のコンデンサC2の容量値は20pFとした。
次に、第2及び第4の入力マッチング回路3,5における入力端とグラウンドとの間に設けたインダクタL4,L8に設定されるインダクタ値について説明する。第2の入力マッチング回路3の入力端とグラウンドとの間に設けたインダクタL4は、第1の入力マッチング回路2の入力端から第2の入力マッチング回路3の入力端側を見たときに、第1の帯域(Band1)の周波数において影響のない大きなインピーダンスとなるようなインダクタンス値に設定する。また、第4の入力マッチング回路5の入力端とグラウンドとの間に設けたインダクタL8は、第3の入力マッチング回路4の入力端から第4の入力マッチング回路5の入力端側を見たときに、第3の帯域(Band3)の周波数において影響のない大きなインピーダンスとなるようなインダクタンス値に設定する。
次に、以上のように構成された本実施の形態の動作について説明する。
第1の入力マッチング回路2を使用して第1の帯域(400MHz〜800MHz)を受信する場合、高周波増幅回路6をオンする一方で、使用しない他の帯域の高周波増幅回路7〜9をオフさせる。このとき、第2〜第4の入力マッチング回路3〜5が接続されているが、第1の帯域(400MHz〜800MHz)の高周波信号にとって他の帯域(50MHzから400MHz)で共振するように設定されたインダクタL4,6,8等はインダクタ値が非常に大きいため、無視することができる。したがって、入力端子1に入力されたテレビジョン信号の中から第1の帯域の高周波信号が第1の入力マッチング回路2を通過して高周波増幅回路6へ供給される。
第2の入力マッチング回路3を使用して第2の帯域(200MHz〜400MHz)を受信する場合、高周波増幅回路7をオンする一方で、使用しない他の帯域の高周波増幅回路6、8、9をオフさせる。このとき、第2の入力マッチング回路3の入力端は第3のコンデンサC3を介して第1の入力マッチング回路2に接続される。第3のコンデンサC3の容量値は、第2の入力マッチング回路3の入力端から第1の入力マッチング回路2を見たときに、第2の帯域の周波数において影響のない大きなインピーダンスとなるように小さな値(5pF)としたので、第1の入力マッチング回路2側の影響は受けない。また、第2の帯域(200MHz〜400MHz)の高周波信号にとって第3及び第4の帯域(50MHzから200MHz)で共振するように設定されたインダクタL6,8等はインダクタ値が非常に大きいため、無視することができる。したがって、入力端子1に入力されたテレビジョン信号の中から第2の帯域の高周波信号が、他の帯域の入力マッチング回路からの影響を受けることなく、第2の入力マッチング回路3を通過して高周波増幅回路7へ供給される。
第3の入力マッチング回路4を使用して第3の帯域(100MHz〜200MHz)を受信する場合、高周波増幅回路8をオンする一方で、使用しない他の帯域の高周波増幅回路6、7、9をオフさせる。本実施の形態では、第3の入力マッチング回路4は、第2のコンデンサC2を介して接続された第2の入力マッチング回路3のインダクタL3,L4を使用して共振する。第2のコンデンサC2はインダクタL3,L4との関係でL性となるように容量値が設定される。また、第3の帯域(100MHz〜200MHz)の高周波信号にとって第4の帯域(50MHz〜100MHz)で共振するように設定されたインダクタL7,L8等はインダクタ値が非常に大きいため、無視することができる。したがって、入力端子1に入力されたテレビジョン信号の中から第3の帯域の高周波信号が、他の帯域の入力マッチング回路からの影響を受けることなく、第3の入力マッチング回路4を通過して高周波増幅回路8へ供給される。
第4の入力マッチング回路5を使用して第4の帯域(50MHz〜100MHz)を受信する場合、高周波増幅回路9をオンする一方で、使用しない他の帯域の高周波増幅回路6〜8をオフさせる。このとき、第4の入力マッチング回路5の入力端に接続された第1及び第2の入力マッチング回路2,3は、第1及び第2のコンデンサC1,C2の直列接続容量を介してインダクタL2又はインダクタL4経由で接地される。直列接続された第1及び第2のコンデンサC1,C2の容量は半分の10pFとなるので、第4の入力マッチング回路5の入力端から第1及び第2の入力マッチング回路2,3を見たときに、第4の帯域(Band4)の周波数において影響のない大きなインピーダンスとなる。したがって、入力端子1に入力されたテレビジョン信号の中から第4の帯域の高周波信号が、他の帯域の入力マッチング回路からの影響を受けることなく、第4の入力マッチング回路5を通過して高周波増幅回路9へ供給される。
このように本実施の形態によれば、直列接続した第1〜第3のコンデンサC1〜C3の各段に第1〜第4の入力マッチング回路2〜5を接続し、第2の入力マッチング回路3のインダクタL3,L4を第3の入力マッチング回路4で兼用し、第4の入力マッチング回路5の入力端は第1及び第2のコンデンサC1,C2の直列接続容量を介して第1及び第2の入力マッチング回路2,3に接続するようにしたので、容量値及びインダクタ値の困難な設定を排除でき、互いの帯域の特性に影響を及ぼすことのない4つの受信帯域を持つテレビジョン信号入力回路を実現できる。
本発明は、テレビジョン信号の連続する広帯域を4つの帯域に分けて受信するテレビジョンチューナの入力回路に適用可能である。
本発明の一実施の形態に係るテレビジョン信号入力回路の構成図 テレビジョン信号の連続する広帯域を4つの帯域に分けて受信する従来のテレビジョン信号入力回路の構成図 図2の回路構成においてスイッチングダイオードオフ時に形成される直列共振回路を示す図 スイッチングダイオードを排除した従来のテレビジョン信号入力回路の構成図
符号の説明
1…入力端子
2…第1の入力マッチング回路
3…第2の入力マッチング回路
4…第3の入力マッチング回路
5…第4の入力マッチング回路
6〜9…高周波増幅回路
11〜14…直流カットコンデンサ
C1…第1のコンデンサ
C2…第2のコンデンサ
C3…第3のコンデンサ
L1〜L9…インダクタ
C11〜C14…可変容量素子

Claims (5)

  1. テレビジョン信号が入力する入力端子と、
    第1、第2、第3のコンデンサが直列接続されてなり前記第1のコンデンサが前記入力端子に接続されたコンデンサ直列回路と、
    前記入力端子に対して前記コンデンサ直列回路を介して入力端が接続され、前記テレビジョン信号の中から第1の帯域の周波数信号を伝送させる第1の入力マッチング回路と、
    前記第2のコンデンサと前記第3のコンデンサとの接続点に入力端が接続され、前記テレビジョン信号の中から第1の帯域よりも低域側の第2の帯域の周波数信号を伝送させる第2の入力マッチング回路と、
    前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサとの接続点に入力端が接続され、前記テレビジョン信号の中から第2の帯域よりも低域側の第3の帯域の周波数信号を伝送させる第3の入力マッチング回路と、
    前記入力端子と前記第1のコンデンサとの接続点に入力端が接続され、前記テレビジョン信号の中から第3の帯域よりも低域側の第4の帯域の周波数信号を伝送させる第4の入力マッチング回路と、を備え、
    前記第3のコンデンサの容量値を、前記第2の入力マッチング回路の入力端から前記第1の入力マッチング回路を見たときに、前記第2の帯域の周波数において影響のない大きなインピーダンスとなる容量値に設定し、
    前記第1のコンデンサの容量値を、前記第4の入力マッチング回路の入力端から前記第1〜第3の入力マッチング回路を見たときに、前記第4の帯域の周波数において影響のない大きなインピーダンスとなる容量値に設定し、
    前記第1及び第2のコンデンサの直列接続容量の値を、前記第4の入力マッチング回路の入力端から前記第1及び第2の入力マッチング回路を見たときに、前記第4の帯域の周波数において影響のない大きなインピーダンスとなる容量値に設定したことを特徴とするテレビジョン信号入力回路。
  2. 前記第2の入力マッチング回路は、当該第2の入力マッチング回路の入力端とグラウンドとの間にインダクタを備え、
    前記第2の入力マッチング回路のインダクタのインダクタンス値を、前記第1の入力マッチング回路の入力端から前記入力端子側を見たときに、前記第1の帯域の周波数において影響のない大きなインピーダンスとなるインダクタンス値に設定し、
    前記第3の入力マッチング回路は、当該第3の入力マッチング回路の入力端が前記第2のコンデンサを介して前記第2の入力マッチング回路の前記インダクタ経由で接地され、前記第2の入力マッチング回路と前記インダクタを共用することを特徴とする請求項1記載のテレビジョン信号入力回路。
  3. 前記第4の入力マッチング回路は、当該第4の入力マッチング回路の入力端とグラウンドとの間にインダクタを備え、
    前記第4の入力マッチング回路の前記インダクタのインダクタンス値を、前記第3の入力マッチング回路の入力端から前記入力端子側を見たときに、前記第3の帯域の周波数において影響のない大きなインピーダンスとなるインダクタンス値に設定したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のテレビジョン信号入力回路。
  4. 前記第1から第4の帯域は、連続した帯域であり、
    前記第1の帯域の周波数帯域幅は、前記第2の帯域の周波数帯域幅の2倍であり、
    前記第2の帯域の周波数帯域幅は、前記第3の帯域の周波数帯域幅の2倍であり、
    前記第3の帯域の周波数帯域幅は、前記第4の帯域の周波数帯域幅の2倍であり、
    前記第1及び第2のコンデンサの容量値を、前記第3のコンデンサの容量値の4倍としたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のテレビジョン信号入力回路。
  5. 前記第1の帯域から前記第4の帯域は、VHF帯からUHF帯までの連続した帯域であることを特徴とする請求項4記載のテレビジョン信号入力回路。



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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011097160A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Sony Corp 高周波増幅器および無線通信装置

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