JP2008270922A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サージアブソーバ素子実装用のランドを設けたことに起因する輻射ノイズがGPSアンテナ素子の出力に混入することを防止できるアンテナ装置を提供することにある。
【解決手段】アンテナ装置は、GPSアンテナ素子2と、GPSアンテナ素子2で受信したGPS用信号を増幅して出力する受信回路部3とが実装された回路基板1を備え、回路基板1には、サージアブソーバ素子を、一方のリード端子が受信回路部3の出力端に、他方のリード端子が接地点にそれぞれ接続される形で実装可能とするサージアブソーバ素子実装用の複数のランドLが、一方のリード端子が接続されるランドL1を回路基板1においてGPSアンテナ素子2が実装される一面側に位置させた形に設けられ、回路基板1の上記一面側には、一方のリード端子が接続されるランドL1を覆う金属製のシールドケース5が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナ装置、特に人工衛星からGPS(Global PositioningSystem)用信号を受信するアンテナ装置に関するものである。
従来から、人工衛星から該人工衛星の軌道と時刻のデータ等を含む電波信号を受信して、受信した電波の時間差により受信地点における地球上の位置を特定するGPSを利用したGPS機器が提供されており、このようなGPS機器は、携帯電話機等に代表されるモバイルや、自動車等の移動体の測位によく用いられている。
このようなGPS機器では、人工衛星からの電波を受信するためのアンテナ装置が用いられており、アンテナ装置としては、人工衛星のGPS用信号を受信するGPSアンテナ素子と、GPSアンテナ素子で受信したGPS用信号を増幅して同軸ケーブルに出力する受信回路部とが実装される回路基板を、ケース内に収納したものが提案されている(例えば、特許文献1,2)。
ところで、上記のGPS用のアンテナ装置の用途は、上述したような携帯電話機等に代表されるモバイルや、自動車等の移動体の測位用のGPS機器だけに限られるものではない。
例えば、図9に示すように、アンテナ装置100を、屋外の所定位置に設置された支持ポール200の頂部に取り付けるとともに、基地局300に同軸ケーブル(高周波用同軸ケーブル)400で接続することで、アンテナ装置100から同軸ケーブル400を経由して与えられたGPS用信号から時刻信号を取り出して、基地局300自身の動作タイミングを自己補正する、すなわち、基地局300の動作タイミングの同期用の時刻データを取得する等の用途にも用いられる。また、この他、アンテナ装置100で受信したGPS用信号を用いて所定位置における測位を行うことで、地形等の周囲環境の変位を測定し、このようにして得られた変位を元に地震予知を行うためにも用いられる。
ところで、上述したようにアンテナ装置100を屋外に設置した状態で使用する場合、アンテナ装置100は、人工衛星からのGPS用信号を受信できるように、支持ポール200等を用いて比較的高所に設けられるので、アンテナ装置100には落雷が発生しやすい。したがって、従来では、このような落雷による過電流からアンテナ装置100や基地局300を保護するために、同軸ケーブル400に、避雷器や遠方接地された対雷ケーブル等の雷サージ対策設備500を設けることが行われている。
しかしながら、上記の雷サージ対策設備500は、施工作業に手間がかかり、またコストが高く、設置するために大きなスペースが必要になるという問題点があり、極力設置することを避けたいという要望があった。
そこで、図10(a),(b)に示すように、アンテナ装置100において、GPSアンテナ素子2、およびGPSアンテナ素子2で受信したGPS用信号を増幅して同軸ケーブル400に出力する受信回路部3が実装される回路基板1に、雷サージ用のサージアブソーバ素子4を設けることが提案されている。
サージアブソーバ素子4は、図10(a)に示すように、略円柱状の本体部4cと、該本体部4cの軸方向両端部に突設された一対のリード端子4a,4bとを有するディスクリートタイプの素子であり、例えば、既存のバリスタ(例えば、酸化亜鉛バリスタ等)や、アレスタ等が用いられる。そして、このサージアブソーバ素子4は、一方のリード端子4aが受信回路部3の出力端(図示せず)に、他方のリード端子4bが回路基板1の接地点(図示せず)に接続されることで、避雷器としての作用を発揮する。
したがって、回路基板1には、サージアブソーバ素子4を一方のリード端子4aが受信回路部3の出力端(図示せず)に、他方のリード端子4bが接地点(図示せず)にそれぞれ接続される形で実装可能とするサージアブソーバ素子実装用のランドLが設けられており、これらランドLを利用して、サージアブソーバ素子4が実装される。なお、以下の説明では、ランドLを区別するために、必要に応じて、回路基板1においてGPSアンテナ素子2が実装される一面側に設けられ一方のリード端子4aが接続されるランドLを符号L1で、回路基板1の一面側に設けられ他方のリード端子4bが接続されるランドLを符号L2で、回路基板1の他面側に設けられ一方のリード端子4aが接続されるランドLを符号L3で、回路基板1の他面側に設けられ他方のリード端子4bが接続されるランドLを符号L4でそれぞれ示す。
特開2000−101334号公報(図1参照) 特開2001−332920号公報(図7参照)
上述したようにアンテナ装置100の回路基板1にサージアブソーバ素子4を実装した場合には、アンテナ装置100における耐雷サージ性能が向上するので、同軸ケーブル400に設ける雷サージ対策設備500の数を減らすことができていた。
しかしながら、サージアブソーバ素子4をアンテナ装置100に設けた場合には次のような問題が新たに生じることとなった。
すなわち、サージアブソーバ素子4は、一般に一対のリード端子4a,4bを有し、このリード端子4a,4bを用いて回路基板1に実装されるため、一対のリード端子4a,4b、特に受信回路部3の出力端に接続される一方のリード端子4aが、回路基板1の上面(すなわちGPSアンテナ素子2が実装される面)に位置していると、GPSアンテナ素子2が、リード端子4aに電流が流れることで生じる磁界等による輻射ノイズを受信してしまうという問題が新たに生じることとなった。また、このようにGPSアンテナ素子2が輻射ノイズを受信してしまうと、GPSアンテナ素子2が出力する電気信号に輻射ノイズが重畳されて電気信号の波形が乱され、これによりGPS用信号の復調が困難になってしまう。
かかる問題を解決するために、本発明者らは、サージアブソーバ素子4のリード端子4aを、金属製のケースで覆うことを提案している。
ところで、アンテナ装置100は、必ずしも図9に示すように屋外に設置した状態で使用されるとは限らず、屋内に設置した状態でも使用される。この場合、アンテナ装置100に落雷が発生することはまずないので、サージアブソーバ素子4による恩恵が少なく、製造コストの観点から見れば、サージアブソーバ素子4を設けないほうが好ましい。
サージアブソーバ素子4を設けなかった場合には、当然ながら、サージアブソーバ素子4のリード端子4aに電流が流れることがないから、リード端子4aに電流が流れることで生じる磁界等による輻射ノイズが発生せず、GPSアンテナ素子2がこのような輻射ノイズを受信してしまうという問題は生じない。
ところが、サージアブソーバ素子4のリード端子4a,4bは、大電流に耐えうるように、その断面積が、他の電子部品のリード端子(図示せず)などに比べて大きく設計されているから、サージアブソーバ素子実装用のランドLは、他の電子部品実装用のランドに比べれば表面積が大きく、このようなランドLに通電された際には、ランドLにより生じる磁界等によって、輻射ノイズが発生し、このような輻射ノイズをGPSアンテナ素子2が受信してしまうおそれがあった。
このような問題は、屋内用のアンテナ装置100においては、サージアブソーバ素子実装用のランドLが設けられていない回路基板1を用いるようにすれば解決できていた。
しかしながら、屋外用のアンテナ装置100と屋内用のアンテナ装置100とでは、構成上、サージアブソーバ素子4が設けられているか否かの違いしかないため、製造コストを考慮すれば、屋内用のアンテナ装置100の回路基板1にサージアブソーバ素子4を設けることによって、屋内用のアンテナ装置100を屋外用のアンテナ装置100に変更できること、すなわち、屋内用のアンテナ装置100と屋外用のアンテナ装置100とにおいて回路基板1を共用できることが好ましい。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、サージアブソーバ素子実装用のランドを設けたことに起因する輻射ノイズがGPSアンテナ素子の出力に混入することを防止できるアンテナ装置を提供することにある。
上述の課題を解決するために、請求項1の発明では、GPSアンテナ素子と、GPSアンテナ素子で受信したGPS用信号を増幅して出力する受信回路部とが実装された回路基板を備え、回路基板には、サージアブソーバ素子を、一方のリード端子が受信回路部の出力端に、他方のリード端子が接地点にそれぞれ接続される形で実装可能とするサージアブソーバ素子実装用の複数のランドが、一方のリード端子が接続されるランドを回路基板においてGPSアンテナ素子が実装される一面側に位置させた形に設けられ、回路基板の上記一面側には、上記一方のリード端子が接続されるランドを覆う金属製のシールドケースが設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、回路基板においてGPSアンテナ素子が実装される一面側に設けられサージアブソーバ素子の一方のリード端子が接続されるランドを金属製のシールドケースで覆うようにしているので、一方のリード端子が接続されるランドに電流が流れることによって生じる磁界等による輻射ノイズがGPSアンテナ素子に伝播しないように上記輻射ノイズをシールドケースで遮断できるから、GPSアンテナ素子が出力する電気信号に、サージアブソーバ素子実装用のランドを設けたことに起因する輻射ノイズが混入されることを抑制できて、GPS用信号の復調が十分に行えるようになる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、回路基板が一面側に搭載されるボディと、シールドケースが固定されるリブを有しボディの一面側に被着されて回路基板を覆うレドームとからなるケースと、レドームをボディに被着した際に上記リブに固定されているシールドケースを接地点に接続する接地手段とを備えていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、レドームをボディに被着することによりシールドケースを回路基板の一面側に設けることができるので、シールドケースを回路基板に半田付け等で固着する必要がなくなるから、組み立て作業が容易に行える。加えて、レドームをボディから取り外した際には、同時にシールドケースが回路基板から取り外されるから、レドームをボディから取り外すだけの簡単な作業で、半田クラックや半田付け忘れ等の回路基板の接続部分の状態や、各種電子部品の状態等を目視により即座に確認できる。
請求項3の発明では、請求項1または2の発明において、接地手段は、ボディとレドームのいずれか一方に設けられボディとレドームの結合に用いられる結合ねじが挿通されるねじ挿通孔と、残る他方に設けられねじ挿通孔を挿通した結合ねじが螺着されるねじ孔と、結合ねじが挿通される第1孔部を有して回路基板に突設され回路基板の接地点に接続される第1接地片と、結合ねじが挿通される第2孔部を有してシールドケースに突設されるとともに第2孔部が第1孔部に連通するように第1接地片に重ね合わされる第2接地片とで構成され、ボディとレドームは、ねじ挿通孔を挿通させた結合ねじを第1孔部と第2孔部に挿通させるとともにねじ孔に螺着することで結合されていることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、レドームとボディを結合するための既存の極めて簡単な結合構造を利用して接地手段を実現しているので、製造コストを低減できる。
請求項4の発明では、請求項1〜3のうちいずれか1項の発明において、GPSアンテナ素子は、回路基板の中心位置から偏移させて実装されていることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、GPSアンテナから、アンテナ装置の近傍の金属板までの空間距離が一様であることに起因する利得減衰を低減できる。
本発明は、サージアブソーバ素子実装用のランドを設けたことに起因する輻射ノイズがGPSアンテナ素子の出力に混入することを防止できるという効果を奏する。
(実施形態1)
本実施形態のアンテナ装置100は、図1〜図3に示すように、人工衛星(図示せず)からGPS用信号を受信するGPSアンテナ素子2と、GPSアンテナ素子2で受信したGPS用信号を増幅して、基地局400(図9参照)にGPS用信号を伝送するための同軸ケーブル(高周波同軸ケーブル)に出力する受信回路部3とが実装される回路基板1と、回路基板1を収納するケース6とを備えている。
ここで、GPSアンテナ素子2は、GPS用の人工衛星が送信するGPS用信号を受信するためのもので、GPS用信号の周波数(おおよそ1575.42MHz)を中心とする周波数帯域の信号を受信できるように構成されている。本実施形態では、このようなGPSアンテナ素子2として、例えば、誘電率が高いセラミック製のアンテナ基体の両面に、導体として銅ペーストや銀ペーストを塗布することで、一面がアンテナ面(受波面)、他面がアース面(接地面)となるように構成された平面型の誘電体アンテナを用いている。なお、このような誘電体アンテナは、従来周知のものを採用することができるから、詳細な説明については省略する。
受信回路部3は、GPSアンテナ素子2で受信したGPS用信号を増幅して、伝送用の同軸ケーブル400(図9参照)に出力することで、GPS用信号をアンテナ装置100から基地局400(図9参照)に伝送する際に、GPS用信号が減衰して認識できなくなって、GPS用信号が復調できなくなってしまうことを防止するためのものである。この受信回路部3は、抵抗やコンデンサ等の各種電子部品を回路基板1に実装することで構成され、具体的には、図2に示すように、3つのアンプ30a〜30cと、3つのバンドパスフィルタ31a〜31cとが交互に直列接続されることで構成されている。ここで、アンプ30a〜30cは、いずれも所定の利得が得られるように電気信号の増幅を行うものである。また、バンドパスフィルタ31a〜31cは、3次のバンドパスフィルタを構成しており、いずれもGPS用信号の周波数(おおよそ1575.42MHz)を中心とする周波数帯域の信号のみを透過するように構成されている。したがって、このような受信回路部3によれば、GPSアンテナ素子2が出力する電気信号のうち1575.42MHzを中心とした周波数帯の電気信号のみを利得が所定値となるように増幅し、これにより得られた電気信号を出力するようになっている。
回路基板1は、例えば、絶縁基板の両面に薄肉の銅板(銅箔)を積層してなる銅張積層板からなり、図3に示すように、その平面形状が略正八角形状に形成されている。なお、図1(a),(b)では、図面の簡略化のために回路基板1を長方形状として図示している。
回路基板1の一面(図1(a)における上面)と他面(図1(b)における下面)の両方それぞれには、上記銅板をパターニングすることによって、GPSアンテナ素子2と受信回路部3用の各種電子部品とサージアブソーバ素子4とを用いて図2に示すような回路(破線部分を含む)を構成するための回路パターン(図示せず)、および接地点(グランドライン)GNDが形成されている。
ここで、回路基板1の一面および他面それぞれの上記回路パターンには、GPSアンテナ素子2が接続されるランド(図示せず)、サージアブソーバ素子4を、一方のリード端子4aが受信回路部31の出力端(すなわち、バンドパスフィルタ31cの出力端)に、他方のリード端子4bが接地点GNDにそれぞれ接続される形で実装可能とするサージアブソーバ素子実装用の複数のランドL、この他、受信回路部3を構成する電子部品が接続されるランド(図示せず)などが設けられている。さらに、回路基板1の一面側の上記回路パターンには、後述するケーブル7gが接続されるランド(図示せず)が設けられている。
ここで、GPSアンテナ素子2が接続されるランドは、GPSアンテナ素子2が回路基板1の中心位置から偏移された位置に実装されるように回路基板1に設けられている。また、サージアブソーバ素子実装用の複数のランドLは、サージアブソーバ素子4を回路基板1に実装した際にサージアブソーバ素子4が回路基板1の中心位置からGPSアンテナ素子2と反対側に偏移した位置に位置するように回路基板1に設けられている。なお、以下の説明では、サージアブソーバ素子4用の複数のランドLを区別するために、必要に応じて、回路基板1の一面側に設けられ一方のリード端子4aが接続されるランドLを符号L1、回路基板1の一面側に設けられ他方のリード端子4bが接続されるランドLを符号L2、回路基板1の他面側に設けられ一方のリード端子4aが接続されるランドLを符号L3、回路基板1の他面側に設けられ他方のリード端子4bが接続されるランドLを符号L4でそれぞれ示す。
回路基板1には、回路基板1を厚み方向に貫通するスルーホールが設けられており、例えば、GPSアンテナ素子2が接続されるランドにはGPSアンテナ素子2用のスルーホール(図示せず)が、サージアブソーバ素子4の一方のリード端子4aが接続されるランドL1,L3には当該リード端子4a用のスルーホール1aが、サージアブソーバ素子4の他方のリード端子4bが接続されるランドL2,L4には当該リード端子4b用のスルーホール1bが、回路基板1に略中央部にはケーブル7g用のスルーホール1cが、それぞれ形成される。スルーホール1aの内周面には、ランドL1,L3を電気的に接続する貫通孔配線(図示せず)が形成され、スルーホール1bにも同様にランドL2,L4を電気的に接続する貫通孔配線(図示せず)が形成されている。なお、図3では、スルーホール1cのみを図示し、その他のスルーホールを省略している。
さらに、回路基板1の外縁部には、図3に示すように、回路基板1の外周を四等分するようにして、位置決め用の孔部1dが4つ設けられている。なお、この位置決め用の孔部1dは、図1(a)では省略している。
以上述べた回路基板1には、上述したGPSアンテナ素子2と、受信回路部3とが次のようにして実装される。すなわち、GPSアンテナ素子2は、上述したGPSアンテナ素子2用のスルーホールを用いて、アース面を回路基板1の一面に接触させた状態で、回路基板1の一面側に実装される。また、受信回路部3を構成する電子部品群は、上述した受信回路部3用のスルーホールを用いて回路基板1の一面側に実装され、これにより、受信回路部3が回路基板1の一面側に実装される。以上により図2に実線で示すような回路が構成される。なお、各種部品の実装は、対応部品の端子とランドとを半田付けにより電気的且つ機械的に接続することで行われる。
ここで、本実施形態のアンテナ装置100は屋内用のものであり、サージアブソーバ素子4が必須ではないため、回路基板1にサージアブソーバ素子4を実装しないが、アンテナ装置100を屋外用のものとして製造する場合には、サージアブソーバ素子4が次のようにして回路基板1に実装される。
すなわち、サージアブソーバ素子4は、両方のリード端子4a,4bの先部が回路基板1の他面側(図1(b)における下面側)に位置するように両方のリード端子4a,4bを個別にスルーホール1a,1bに貫装させるとともに、本体部4cを回路基板1の一面側に位置させた状態で、リード端子4aを回路基板1の他面側のランドL3に半田付けするとともに、リード端子4bを回路基板1の他面側のランドL4に半田付けして、電気的且つ機械的に接続することで回路基板1に実装され、図2に示すような回路が構成される。
ところで、回路基板1においてGPSアンテナ素子2が実装される一面側には、サージアブソーバ素子4の一方のリード端子4aが接続されるランドL1を覆う金属製のシールドケース5が設けられる。
シールドケース5は、図1(a),(b)に示すように、回路基板1に対向する面が開口されるとともに、回路基板1の一面側のランドL1を覆うことができる程度の大きさの略矩形箱状に形成されている。そして、シールドケース5は、導電性接着剤や半田等を用いて、回路基板1の一面側にランドL1を覆う形で固着され、同時に接地点GNDに接続される。
ケース6は、図3に示すように、回路基板1が一面側(図3における上面側)に搭載されるボディ7と、該ボディ7の一面側に被着されて回路基板1を覆うレドーム8とで構成されている。
ボディ7は、例えば、アルミニウムや、亜鉛合金等の軽量金属製のダイキャストを用いて円盤状に形成されており、その外縁部には、ボディ7とレドーム8の結合に用いられる結合ねじS1〜S4が個別に挿通されるねじ挿通孔7a〜7dが外縁部を周方向に略4等分するようにして設けられている。また、ボディ7の一面側には、回路基板1の4つの位置決め用の孔部1dにそれぞれ凹凸嵌合する位置決め用の突起(図示せず)を有し、回路基板1が位置決めされた状態で載置される支持部7eが一体に設けられている。
加えて、ボディ7の他面側の中央部には、GPSアンテナ素子2で受信したGPS用信号を基地局300に伝送するための同軸ケーブル400を接続するコネクタ7fが設けられている。このコネクタ7fはリード線等のケーブル7gを用いて回路基板1に実装された受信回路部3の出力端に接続される。したがって、コネクタ7fに同軸ケーブル400を接続することで、同軸ケーブル400が受信回路部3の出力端に接続され、基地局300にGPS用信号が伝送できるようになる。
レドーム8は、熱可塑性樹脂(例えばポリカーボネイトや、フッ素樹脂、ポリフェニレンオキサイド(PPO))等のGPS用信号を遮断しないような材料を用いて、底面(図3における下面)が開口した中空の略円錐形状に形成されている。また、レドーム8の底面側の縁部には、ボディ7の各ねじ挿通孔7a〜7dを挿通した結合ねじS1〜S4が個別に螺着されるねじ孔8a〜8dが設けられている。ここで、レドーム8を略円錐状としているのは、屋外に設置されるアンテナ装置100に、ほこりの堆積や、積雪が生じにくく、また鳥が止まりにくいようにするためである。すなわち、レドーム8を略円錐状に形成することで、ほこりの堆積予防、および積雪予防、並びに害鳥忌避等を実現している。
次に、本実施形態のアンテナ装置100の組み立て方法について説明する。まず、上述したようにGPSアンテナ素子2、受信回路部3、およびシールドケース5を設けた回路基板1を、回路基板1の位置決め用の孔部1dとボディ7の位置決め用の突起とを凹凸嵌合させた状態でボディ7の支持部7eに載置する。これに並行して、ボディ7のコネクタ7fに一端が接続されたケーブル7gの他端を、回路基板1のスルーホール1cを通して回路基板1の一面側に導出し、導出したケーブル7gの他端を回路基板1の一面側に設けられたケーブル7g用のランドに半田付け等によって接続する。
その後に、レドーム8を、ボディ7に搭載した回路基板1を覆う形でボディ7に被せてから、ボディ7のねじ挿通孔7a〜7dをそれぞれ挿通させた結合ねじS1〜S4を、レドーム8のねじ孔8a〜8dに個別に螺着して、ボディ7とレドーム8とを結合する。以上により本実施形態のアンテナ装置100が完成する。
このようなアンテナ装置100は、例えば、屋内に設置されるとともに、基地局300に同軸ケーブル400を用いて接続された状態で使用に供され、例えば、基地局300の動作タイミングの同期用の時刻データの取得や、地震予知等を行うために用いられる。なお、アンテナ装置100の動作については、従来のものと同様であるから説明を省略する。
以上述べた本実施形態のアンテナ装置100によれば、回路基板1においてGPSアンテナ素子2が実装される一面側に設けられサージアブソーバ素子4の一方のリード端子4aが接続されるランドL1を金属製のシールドケース5で覆うようにしているので、一方のリード端子4aが接続されるランドL1に電流が流れることによって生じる磁界等による輻射ノイズがGPSアンテナ素子2に伝播しないように上記輻射ノイズをシールドケース5で遮断できるから、GPSアンテナ素子2が出力する電気信号にサージアブソーバ素子実装用のランドLを設けたことに起因する輻射ノイズが混入されることを抑制できて(すなわち、サージアブソーバ素子4を実装可能な回路基板1を用いながらも、GPSアンテナ素子2が出力する電気信号に輻射ノイズが混入することを抑制できて)、GPS用信号の復調が十分に行えるようになる。
また、回路基板1には、GPSアンテナ素子2が、回路基板1の中心位置から偏移させて実装されることになるから、GPSアンテナ素子2から、アンテナ装置の近傍の金属板(図示せず)までの空間距離が一様にならなくなり、その結果、上記の空間距離が一様であることに起因する利得減衰を低減できる。
ところで、図1(a),(b)に示す例では、受信回路部3を、回路基板1の一面側(すなわちGPSアンテナ素子2が実装されている面側)に設けるようにしているが、図4に示すように、受信回路部3を回路基板1の他面側に実装できるように回路基板1の構成を変形してもよい。
このようにすれば、受信回路部3とGPSアンテナ素子2との間に、接地点GNDを有する回路基板1が介在されることになるので、受信回路部3で生じる輻射ノイズがGPSアンテナ素子2に伝播されることを抑制でき、これによりGPSアンテナ素子2が出力する電気信号に、受信回路部3の輻射ノイズが混入することを抑制できる。この構成は後述する実施形態2にも適用できる。
なお、回路基板1や、ケース6の形状は上記の例に限られるものではなく、適宜変形することが可能である。また、シールドケース5の形状も上記の例に限られるものではなく、ランドL1を覆って、ランドL1とGPSアンテナ素子2とを空間的に遮断できるような形状であればよい。ここで、空間的に遮断とは、本実施形態のようにランドL1がシールドケース5で完全に密閉されているようなものを指すのではなく、ランドL1に電流が流れることによって生じる磁界等の影響を低減できる程度のものであればよい。
また、本実施形態のアンテナ装置100は、基地局の動作タイミングの同期用の時刻データを取得や、地震予知用の測位データの取得等の所定位置に設置された状態での用途に適した構成であるが、本実施形態のアンテナ装置100の用途は上記のような用途に限定されるものではない。あるいは、本実施形態における回路基板1は、サージアブソーバ素子4が、両方のリード端子4a,4bの先部を回路基板1の他面側に、本体部4cを回路基板1の一面側に位置させた状態で実装可能に構成されているが、サージアブソーバ素子4が、両方のリード端子4a,4bの先部を回路基板1の一面側に、本体部4cを回路基板1の他面側に位置させた状態で実装可能に構成されていてもよい。これらの点は、後述する実施形態2〜4においても同様である。
(実施形態2)
本実施形態のアンテナ装置は、図5(a),(b)に示すように、シールドケース5がランドL1,L2の両方を覆う形に形成されている点で、実施形態1と異なっている。なお、その他の構成は実施形態1と同様であるから、同様の構成については説明を省略する。
したがって、本実施形態のアンテナ装置によれば、実施形態1と同様の効果を奏する上に、シールドケース5が、回路基板1の一面側に設けられ一方のリード端子4aが接続されるランドL1だけでなく、回路基板1の一面側に設けられ他方のリード端子4bが接続されるランドL2も覆う形に形成されているから、ランドL2に電流が流れることによって生じる磁界等による輻射ノイズもGPSアンテナ素子2に伝播しないようにシールドケース5で遮断でき、GPSアンテナ素子2が出力する電気信号に輻射ノイズが混入されることがさらに抑制できる。
(実施形態3)
本実施形態のアンテナ装置100は、図6(a),(b)に示すように、シールドケース5が、ランドL1,L2だけではなく、受信回路部3をも覆う形に形成されている点で、実施形態2と異なっている。なお、その他の構成は実施形態1,2と同様であるから、同様の構成については説明を省略する。
したがって、本実施形態のアンテナ装置100によれば、実施形態2と同様の効果を奏する上に、シールドケース5が、回路基板1の一面側に設けられたランドL1,L2だけでなく、受信回路部3も覆う形に形成されているから、ランドL1,L2に電流が流れることに起因する輻射ノイズのみならず、受信回路部3が発生する輻射ノイズもGPSアンテナ素子2に伝播しないようにシールドケース5で遮断でき、GPSアンテナ素子2が出力する電気信号に輻射ノイズが混入されることがさらに抑制できる。なお、シールドケース5により受信回路部3を覆うにあたっては、受信回路部3のランドもあわせて覆うようにすることが好ましい。
(実施形態4)
本実施形態のアンテナ装置100は、図7および図8に示すように、回路基板1、シールドケース5、およびレドーム8それぞれの構成が実施形態1と異なっており、その他の構成は実施形態1と同様であるから、同様の構成については説明を省略する。
本実施形態における回路基板1は、実施形態1の回路基板1と同様のものであるが、図7(a)および図8に示すように、回路基板1においてGPSアンテナ素子2が実装される一面側(図7(a)における紙面手前側)と反対側の他面側(図7(a)における紙面奥側)に受信回路部3が実装されるように構成されている点と、回路基板1の接地点GNDに接続された第1接地片1eが外周面に突設されている点とで実施形態1の回路基板1と異なっている。ここで、第1接地片1eには、結合ねじS1が挿通される第1孔部1fが貫設されている。
本実施形態におけるシールドケース5は、金属製のものであって、図7(a)および図8に示すように、底面が開口した矩形箱状に形成され、実施形態2と同様に回路基板1の一面側に設けられたランドL1,L2の両方を覆うことができる程度の大きさを有するシールド部50と、結合ねじS1が挿通される第2孔部51aを有してシールド部50の側面に突設された第2接地片51とを一体に備えている。
本実施形態におけるレドーム8は、実施形態1で述べたレドーム8と同様のものであるが、ねじ孔8a近傍の内周面に、シールドケース5が固定されるリブ8fが一体に突設されている点で異なっている。このリブ8fの底面(すなわち、ボディ7に搭載される回路基板1と対向する面)には、第2接地片51の第2孔部51aがねじ孔8aに連通するようにしてシールドケース5を嵌入可能な収納凹所8gが設けられている。ここで、収納凹所8gの内形寸法は、シールドケース5のシールド部50の外形寸法と略同形状に形成しているので、シールド部50を収納凹所8gに嵌入することで、シールドケース5をリブ8fに固定できるようになっている。
また、リブ8fは、ケース6に回路基板1を収納した際に(換言すれば、回路基板1を搭載したボディ7にレドーム8を被着した際に)、図7(a)に示すように、シールド部50がランドL1,L2を覆う位置に位置するとともに、第2接地片51が第2孔部53cと第1孔部1gとが連通する形で第1接地片1eに重ね合わされる位置に位置するように、シールドケース5を位置決めして回路基板1の一面側に配置できるように形成されている。
次に、本実施形態のアンテナ装置100の組み立て方法について説明する。まず、GPSアンテナ素子2および受信回路部3が実装された回路基板1を、回路基板1の位置決め用の孔部1dとボディ7の位置決め用の突起とを凹凸嵌合させた状態でボディ7の支持部7eに載置する。これに並行して、ボディ7のコネクタ7fに一端が接続されたケーブル7gの他端を、回路基板10のスルーホール1cを通して回路基板10の一面側に導出し、導出したケーブル7gの他端を回路基板10の一面側に設けられたケーブル7g用のランドに半田付け等によって接続する。
その後に、シールド部50をリブ8fの収納凹所8gに嵌入することでシールドケース5をレドーム8に固定してから、レドーム8を、ボディ7に搭載した回路基板1を覆う形でボディ7に被せる。これによりシールドケース5は、図7(a)に示すように、シールド部50がランドL1,L2の両方を覆う位置に位置するとともに、第2接地片51が第2孔部51aと第1孔部1gが連通する形で第1接地片1eに重ね合わされる位置に位置するようにして、回路基板1の一面側に配置される。
さらにその後に、ボディ7のねじ挿通孔7aを挿通させた結合ねじS1を、第1孔部1fと第2孔部51aの両方に挿通させるとともに、レドーム8のねじ孔8aに螺着するとともに、ボディ7のねじ挿通孔7b〜7dそれぞれを挿通させた結合ねじS2〜S4を、レドーム8のねじ孔8b〜8dに個別に螺着することで、ボディ7とレドーム8とを結合することによってアンテナ装置100が完成する。
ところで、ボディ7とレドーム8とが結合された状態では、第2接地片51が第1接地片1eに重ね合わされているから、シールドケース5はこれら接地片1e,51により回路基板1の接地点GNDに接続されることになる。ここで、ボディ7とレドーム8を結合した際には、第1接地片1eと第2接地片51が、ボディ7とレドーム8で狭持されるから、第1接触片1eと第2接触片51の接触信頼性が向上し、シールドケース5を確実に接地できる。
すなわち、本実施形態のアンテナ装置100では、ボディ7に設けられ、ボディ7とレドーム8の結合に用いられる結合ねじS1が挿通されるねじ挿通孔7aと、レドーム8に設けられ、ねじ挿通孔7aを挿通した結合ねじS1が螺着されるねじ孔8aと、結合ねじS1が挿通される第1孔部1fを有して回路基板1に突設され、回路基板1の接地点GNDに接続される第1接地片1eと、結合ねじS1が挿通される第2孔部51aを有してシールドケース5に突設されるとともに、第2孔部51aが第1孔部1fに連通するように第1接地片1eに重ね合わされる第2接地片51とで、レドーム8に固定されているシールドケース5を回路基板1の接地点GNDに接続する接地手段が構成されている。
以上述べた本実施形態のアンテナ装置100によれば、実施形態1と同様の効果を奏する上に、レドーム8にシールドケース5を固定しているので、レドーム8をボディ7に被着することで、シールドケース5を回路基板1の一面側に設けることができるから、実施形態1とは異なりシールドケース5を回路基板1に半田付け等で固着する必要がなくなり、組み立て作業が容易に行えるようになる。
また、レドーム8をボディ7から取り外した際には、同時にシールドケース5が回路基板1から取り外されるので、レドーム8をボディ7から取り外すだけの簡単な作業で、半田クラックや半田付け忘れ等の回路基板1の接続部分の状態や、各種電子部品の状態等を目視により即座に確認できる。さらに、シールドケース5を回路基板1の接地点GNDに接続する接地手段を、レドーム8とボディ7を結合するための既存の極めて簡単な結合構造を利用して実現しているので、製造コストを低減できる。
なお、本実施形態のアンテナ装置100では、受信回路部3が回路基板1の他面側に設けられているが、受信回路部3は回路基板1の一面側に設けるようにしてもよい。また、本実施形態におけるシールドケース5のシールド部50は、回路基板1の一面側に位置するランドL1,L2の両方を覆う形に形成されているが、シールド部50の形状は上記の例に限られるものではなく、例えば、実施形態1で述べたようにランドL1のみを覆う形のものであってもよいし、実施形態3で述べたようにランドL1,L2および受信回路部3の全てを覆う形のものであってもよい。さらに、本実施形態におけるケース6では、ボディ7に結合ねじS1〜S4が挿通されるねじ挿通孔7a〜7dを設け、レドーム8にねじ挿通孔7a〜7dを挿通した結合ねじS1〜S4が螺着されるねじ孔8a〜8dを設けるようにしているが、逆に、レドーム80に結合ねじS1〜S4が挿通されるねじ挿通孔7a〜7dを設け、ボディ7にねじ挿通孔7a〜7dを挿通した結合ねじS1〜S4が螺着されるねじ孔8a〜8dを設けるようにしてもよい。この点は、実施形態1〜3においても同様である。
実施形態1のアンテナ装置の要部を示し、(a)は概略斜視図、(b)は概略側面図である。 同上におけるアンテナ装置の回路構成を示すブロック図である。 同上におけるアンテナ装置の分解斜視図である。 同上におけるアンテナ装置の他例の要部の概略側面図である。 実施形態2のアンテナ装置の要部を示し、(a)は概略斜視図、(b)は概略側面図である。 実施形態3のアンテナ装置の要部を示し、(a)は概略斜視図、(b)は概略側面図である。 (a)は実施形態4のアンテナ装置の回路基板の概略説明図、(b)は同上におけるアンテナ装置のレドームの底面図、(c)は同上におけるアンテナ装置のシールドケースの底面図である。 同上におけるアンテナ装置の分解斜視図である。 アンテナ装置の使用形態を示す説明図である。 従来例のアンテナ装置の要部を示し、(a)は概略斜視図、(b)は概略側面図である。
符号の説明
1 回路基板
1e 第1接地片
1f 第1孔部
2 GPSアンテナ素子
3 受信回路部
4 サージアブソーバ素子
4a,4b リード端子
5 シールドケース
6 ケース
7 ボディ
7a ねじ挿通孔
8 レドーム
8a ねじ孔
51 第2接地片
51a 第2孔部
100 アンテナ装置
L,L1 ランド
S1 結合ねじ

Claims (4)

  1. GPSアンテナ素子と、GPSアンテナ素子で受信したGPS用信号を増幅して出力する受信回路部とが実装された回路基板を備え、回路基板には、サージアブソーバ素子を、一方のリード端子が受信回路部の出力端に、他方のリード端子が接地点にそれぞれ接続される形で実装可能とするサージアブソーバ素子実装用の複数のランドが、一方のリード端子が接続されるランドを回路基板においてGPSアンテナ素子が実装される一面側に位置させた形に設けられ、
    回路基板の上記一面側には、上記一方のリード端子が接続されるランドを覆う金属製のシールドケースが設けられていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 回路基板が一面側に搭載されるボディと、シールドケースが固定されるリブを有しボディの一面側に被着されて回路基板を覆うレドームとからなるケースと、レドームをボディに被着した際に上記リブに固定されているシールドケースを接地点に接続する接地手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 接地手段は、ボディとレドームのいずれか一方に設けられボディとレドームの結合に用いられる結合ねじが挿通されるねじ挿通孔と、残る他方に設けられねじ挿通孔を挿通した結合ねじが螺着されるねじ孔と、結合ねじが挿通される第1孔部を有して回路基板に突設され回路基板の接地点に接続される第1接地片と、結合ねじが挿通される第2孔部を有してシールドケースに突設されるとともに第2孔部が第1孔部に連通するように第1接地片に重ね合わされる第2接地片とで構成され、ボディとレドームは、ねじ挿通孔を挿通させた結合ねじを第1孔部と第2孔部に挿通させるとともにねじ孔に螺着することで結合されていることを特徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
  4. GPSアンテナ素子は、回路基板の中心位置から偏移させて実装されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記載のアンテナ装置。
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