JP2008269454A - 生産情報通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】生産ラインの稼動効率を低下させずに生産情報を複数の生産装置間で送受信することができる生産情報通信システムを提供する。
【解決手段】生産ライン10にて各生産装置A〜Nの生産情報を各生産装置間にて通信を行う生産情報通信システムにおいて、各生産装置は、生産情報を作成する各生産処理部2a〜nを有し、生産処理部毎にそれぞれの第1のネットワーク部6a〜nを介して接続され生産情報を受信して格納する各生産情報通信部5a〜nと、各生産情報通信部間を接続する第2のネットワーク部7とを備え、生産処理部2a〜nは、生産情報を第1のネットワーク部、生産情報通信部、第2のネットワーク部を介して生産情報通信部に要求し、生産情報通信部5a〜nは、要求された生産情報を第2のネットワーク部、生産情報通信部、第1のネットワーク部を介して生産処理部に送信するものである。
【選択図】図1
【解決手段】生産ライン10にて各生産装置A〜Nの生産情報を各生産装置間にて通信を行う生産情報通信システムにおいて、各生産装置は、生産情報を作成する各生産処理部2a〜nを有し、生産処理部毎にそれぞれの第1のネットワーク部6a〜nを介して接続され生産情報を受信して格納する各生産情報通信部5a〜nと、各生産情報通信部間を接続する第2のネットワーク部7とを備え、生産処理部2a〜nは、生産情報を第1のネットワーク部、生産情報通信部、第2のネットワーク部を介して生産情報通信部に要求し、生産情報通信部5a〜nは、要求された生産情報を第2のネットワーク部、生産情報通信部、第1のネットワーク部を介して生産処理部に送信するものである。
【選択図】図1
Description
この発明は、複数の工程を有する生産ラインにおいて、生産ライン上に存在する複数の生産装置がネットワーク部によって相互に接続され、前工程と後工程間で生産情報を送受信する、生産情報通信システムに関するものである。
従来の生産情報通信システムは、複数の工程を有する生産ラインにおいて、前工程の生産情報を後工程にて利用するために転送する際、管理サーバ等を用いてデータを一括管理し、データが必要と成った工程がサーバからデータを引き出す形式を採っていた(例えば、特許文献1参照)。これに対し、各システムに製品情報供給手段を設け、各システム間で直接データを送受信することにより、管理サーバを必要としない生産情報通信システムが提案されている(例えば特許文献2参照)。
従来の生産情報通信システムは、工程毎の生産情報を管理する場合、全工程に対してリアルタイムに生産情報の送受信が可能な管理サーバを設置する必要があった。また、不良情報など後工程に対して情報を伝達する場合、一度管理サーバを介さないと行えないため管理サーバに負荷が集中する。さらに管理サーバが停止すると生産ライン全体が停止するといった問題点があった。また、単に製品情報供給手段をシステム内に設けた場合、前後工程から自己システム内にある情報に対する転送要求が発生した場合、自己システムはすでに別の製品生産処理中であることが多く、転送要求に対する処理が遅延したり、生産処理に割り込みが発生し稼動効率が低下するといった問題点があった。
この発明は上記のような課題を解決するために成されたものであり、管理サーバへの負荷集中や、生産ラインの稼動効率を低下させずに生産情報を複数の生産装置間で送受信する生産情報通信システムを提供することを目的とする。
この発明は、生産装置が複数配設されて成る生産ラインにて複数の工程を経て製造される製品に対する各生産装置の生産情報を各生産装置間にて通信を行う生産情報通信システムにおいて、
各生産装置は、製品の生産を行い生産情報を作成する各生産処理部を有し、
生産処理部毎にそれぞれの第1のネットワーク部を介して接続され生産処理部で生成された生産情報を受信して格納する各生産情報通信部と、
各生産情報通信部間を接続する第2のネットワーク部とを備え、
生産処理部は、他の生産装置の生産情報を第1のネットワーク部および生産情報通信部および第2のネットワーク部を介して他の生産装置の生産情報通信部に要求し、
生産情報通信部は、他の生産装置の生産処理部から要求された生産情報を第2のネットワーク部および生産情報通信部および第1のネットワーク部を介して他の生産装置の生産処理部に送信するものである。
各生産装置は、製品の生産を行い生産情報を作成する各生産処理部を有し、
生産処理部毎にそれぞれの第1のネットワーク部を介して接続され生産処理部で生成された生産情報を受信して格納する各生産情報通信部と、
各生産情報通信部間を接続する第2のネットワーク部とを備え、
生産処理部は、他の生産装置の生産情報を第1のネットワーク部および生産情報通信部および第2のネットワーク部を介して他の生産装置の生産情報通信部に要求し、
生産情報通信部は、他の生産装置の生産処理部から要求された生産情報を第2のネットワーク部および生産情報通信部および第1のネットワーク部を介して他の生産装置の生産処理部に送信するものである。
この発明の生産情報通信システムは、生産装置が複数配設されて成る生産ラインにて複数の工程を経て製造される製品に対する各生産装置の生産情報を各生産装置間にて通信を行う生産情報通信システムにおいて、
各生産装置は、製品の生産を行い生産情報を作成する各生産処理部を有し、
生産処理部毎にそれぞれの第1のネットワーク部を介して接続され生産処理部で生成された生産情報を受信して格納する各生産情報通信部と、
各生産情報通信部間を接続する第2のネットワーク部とを備え、
生産処理部は、他の生産装置の生産情報を第1のネットワーク部および生産情報通信部および第2のネットワーク部を介して他の生産装置の生産情報通信部に要求し、
生産情報通信部は、他の生産装置の生産処理部から要求された生産情報を第2のネットワーク部および生産情報通信部および第1のネットワーク部を介して他の生産装置の生産処理部に送信するので、生産ラインの稼動効率を低下させずに生産情報を複数の生産装置間で送受信することができる。
各生産装置は、製品の生産を行い生産情報を作成する各生産処理部を有し、
生産処理部毎にそれぞれの第1のネットワーク部を介して接続され生産処理部で生成された生産情報を受信して格納する各生産情報通信部と、
各生産情報通信部間を接続する第2のネットワーク部とを備え、
生産処理部は、他の生産装置の生産情報を第1のネットワーク部および生産情報通信部および第2のネットワーク部を介して他の生産装置の生産情報通信部に要求し、
生産情報通信部は、他の生産装置の生産処理部から要求された生産情報を第2のネットワーク部および生産情報通信部および第1のネットワーク部を介して他の生産装置の生産処理部に送信するので、生産ラインの稼動効率を低下させずに生産情報を複数の生産装置間で送受信することができる。
実施の形態1.
以下、本願発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態1における生産情報通信システムの構成を示す図である。図において、本願発明の生産情報通信システムは、複数の生産装置A、生産装置B・・・生産装置Nが配設されて成る生産ライン10にて、複数の工程を経て製造される製品8に対する各生産装置A、生産装置B・・・生産装置Nの生産情報を各生産装置A、生産装置B・・・生産装置N間にて通信を行うものである。尚、各生産装置A、生産装置B・・・生産装置Nでは製品8を製造するための工程は複数の工程を実施する場合、1つの工程のみ実施する場合が存在することを言うまでもない。そして製品8は、生産ライン10の各生産装置A〜生産装置Nを順次流動し、各工程で必要な作業が施され完成品と成る。
以下、本願発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態1における生産情報通信システムの構成を示す図である。図において、本願発明の生産情報通信システムは、複数の生産装置A、生産装置B・・・生産装置Nが配設されて成る生産ライン10にて、複数の工程を経て製造される製品8に対する各生産装置A、生産装置B・・・生産装置Nの生産情報を各生産装置A、生産装置B・・・生産装置N間にて通信を行うものである。尚、各生産装置A、生産装置B・・・生産装置Nでは製品8を製造するための工程は複数の工程を実施する場合、1つの工程のみ実施する場合が存在することを言うまでもない。そして製品8は、生産ライン10の各生産装置A〜生産装置Nを順次流動し、各工程で必要な作業が施され完成品と成る。
そして、各生産装置A、生産装置B・・・生産装置Nはそれぞれ、製品8上に設けられた識別情報1を読み取る例えばバーコードリーダにて構成されている識別情報読取部3a、3b・・・3nと、製品8に対して所定の製造の工程を実施するとともに、その製造工程に対する生産情報を識別情報1をキーとして作成する生産処理部2a、2b・・・2nとを有する。さらに、生産処理部2a、2b・・・2n毎にそれぞれの第1のネットワーク部6a、6b・・・6nを介して接続され生産処理部2a、2b・・・2nで生成された生産情報を受信して格納する各生産情報通信部5a、5b・・・5nと、各生産情報通信部5a、5b・・・5n間を接続する第2のネットワーク部7とを備える。
次に上記のように構成された実施の形態1の生産情報通信システムの動作について説明する。まず、製品8を生産ライン10にて製造する工程において、製品8が生産装置Aに到達すると、製品8の識別情報1を識別情報読取部3aにて読み取る。そして生産装置Aは、生産処理部2aを用いて製品8に対して組み立や検査などの各工程にて必要な作業を実施し、生産処理部2aは部品の組み付け情報や調整データ、試験データ、試験結果などの生産情報を識別情報読取部3aにて読み取った識別情報をキーとして生成する。次に、生産処理部2aにて生成した生産情報は、順次第1のネットワーク部6aを介して生産情報通信部5aに転送を行い、以後の生産情報の転送に備える。そして、生産情報通信部5aでは識別情報をキーとして生産情報を格納する。
この生産処理部2aとは、具体的には例えば、組み立て治具や調整機器、試験機器などの周辺機器を備え、パーソナルコンピュータを中心としてそれら周辺機器の制御を行うものである。次に、製品8が次工程と成る生産装置Bに到達すると、生産装置Aと同様に、製品8上に設けられた識別情報1を識別情報読取部3bにて読み取る。そして、前工程である生産装置Aでの生産情報により生産装置Bにおける生産処理部2bでの実施内容が変化する場合、生産装置Aで生成された製品8の生産情報が必要と成る。例えば、生産装置Aで組みつけられた部品種類によって生産装置Bで組み付ける部品が異なったり、生産装置Aでの調整データや試験データによって生産装置Bでの調整が変化したり、生産装置Aの試験結果によって生産装置Bで試験を実施するまたは実施しないが変化する等が考えられる。このため、生産装置Bから生産装置Aに対して生産情報の転送の要求を行う。
しかし、生産装置Bが製品8の処理中は、生産装置Aはすでに次の製品の処理中と成っており、生産装置Bからの生産情報の転送要求に対して応答することが困難である。例えば、生産装置Aが、自己の生産処理を中断して生産装置Bからの生産情報転送要求の処理を行えば、生産装置Aの稼動効率が低下する。もしくは、自己の生産処理を完了してから生産装置Bからの生産情報転送要求の処理を行えば、生産装置Bが待ち状態と成り、生産装置Bの稼動効率が低下する。この稼動効率低下を防ぐため、本願発明においては生産情報通信部5aに転送した製品8の生産情報を利用する。
まず生産装置Bの生産処理部2bは、生産情報通信部5bに対して製品8の識別情報をキーとして生産情報を要求する。次に生産情報通信部5bは、第2のネットワーク部7を介して生産情報通信部5aに製品8の識別情報をキーとして生産情報を要求する。次に生産情報通信部5aは、すでに製品8の生産情報を保有しているため、生産装置Aに関らず、製品8の識別情報をキーとして製品情報を第2のネットワーク部7を介して生産情報通信部5bに転送することができる。次に生産情報通信部5bは、生産情報通信部5aから転送された製品8の生産情報を第1のネットワーク部6bを介して生産装置Bにおける生産処理部2bに転送する。このように生産情報の要求および転送をすることで、生産装置Aおよび生産装置B共に稼動効率を低下させることなく生産情報の転送を行うことができる。以降の生産装置においても同様に、順次、生産装置の稼動効率を低下させることなく、生産装置間での生産情報を転送することができる。
上記のように構成された実施の形態1の生産情報通信システムによれば、各生産装置間での生産情報の送受を生産装置本体とは分離された生産情報通信部を介して行うため、生産情報転送の要求が発生した場合、生産情報通信部に対して生産情報転送要求を行い、生産情報通信部が生産情報の転送を行うため、生産情報の送受を生産ラインの稼動効率を低下さることなく行うことができる。また、生産装置には製品の識別情報取得する識別情報読取部を備え、各生産情報は製品の識別情報をキーとして作成および格納および要求および通信しているため、生産情報を簡便に作成および格納および要求および通信することができる。
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2における生産情報通信方法を示す図である。図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。上記実施の形態1においては生産情報通信部5aを生産装置から分離して、第1のネットワーク部6aにて接続する例を示したが、本実施の形態2においては、生産情報通信部5a,5b・・・5nを各生産装置A,B・・・N内にそれぞれ配設し、各生産装置A,B・・・Nを第3のネットワーク部9にて接続するものである。このように形成すれば、例えば生産装置Bが生産装置Aの生産情報を要求する場合、生産処理部2bは、生産装置Aの生産情報を第3のネットワーク部9を介して生産情報通信部5aに要求し、生産情報通信部5aは、生産装置Bの生産処理部2bから要求された生産情報を第3のネットワーク部9を介して生産装置Bの生産処理部2bに送信する。
図2はこの発明の実施の形態2における生産情報通信方法を示す図である。図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。上記実施の形態1においては生産情報通信部5aを生産装置から分離して、第1のネットワーク部6aにて接続する例を示したが、本実施の形態2においては、生産情報通信部5a,5b・・・5nを各生産装置A,B・・・N内にそれぞれ配設し、各生産装置A,B・・・Nを第3のネットワーク部9にて接続するものである。このように形成すれば、例えば生産装置Bが生産装置Aの生産情報を要求する場合、生産処理部2bは、生産装置Aの生産情報を第3のネットワーク部9を介して生産情報通信部5aに要求し、生産情報通信部5aは、生産装置Bの生産処理部2bから要求された生産情報を第3のネットワーク部9を介して生産装置Bの生産処理部2bに送信する。
上記のように構成された実施の形態2の生産情報通信システムによれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、生産処理部と生産情報通信部とを生産装置内に設置するようにしたので、必要と成るハードウエアを削減することが可能と成りライン規模を縮小することができ低コストにて実施することが可能と成る。
1 識別情報、2a,2b,2n 生産処理部、3a,3b,3n 識別情報読取部、
5a,5b,5n 生産情報通信部、6a,6b,6n 第1のネットワーク部、
7 第2のネットワーク部、8 製品、9 第3のネットワーク部、10 生産ライン、
A,B,N 生産装置。
5a,5b,5n 生産情報通信部、6a,6b,6n 第1のネットワーク部、
7 第2のネットワーク部、8 製品、9 第3のネットワーク部、10 生産ライン、
A,B,N 生産装置。
Claims (3)
- 生産装置が複数配設されて成る生産ラインにて複数の工程を経て製造される製品に対する上記各生産装置の生産情報を上記各生産装置間にて通信を行う生産情報通信システムにおいて、
上記各生産装置は、上記製品の生産を行い生産情報を作成する各生産処理部を有し、
上記生産処理部毎にそれぞれの第1のネットワーク部を介して接続され上記生産処理部で生成された生産情報を受信して格納する各生産情報通信部と、
上記各生産情報通信部間を接続する第2のネットワーク部とを備え、
上記生産処理部は、上記他の生産装置の生産情報を上記第1のネットワーク部および上記生産情報通信部および上記第2のネットワーク部を介して上記他の生産装置の生産情報通信部に要求し、
上記生産情報通信部は、上記他の生産装置の生産処理部から要求された生産情報を上記第2のネットワーク部および上記生産情報通信部および上記第1のネットワーク部を介して上記他の生産装置の生産処理部に送信することを特徴とする生産情報通信システム。 - 生産装置が複数配設されて成る生産ラインにて複数の工程を経て製造される製品に対する上記各生産装置の生産情報を上記各生産装置間にて通信を行う生産情報通信システムにおいて、
上記各生産装置は、上記製品の生産を行い生産情報を作成する各生産処理部と、上記生産処理部で生成された生産情報を受信して格納する各生産情報通信部とを有し、
上記各生産装置間を接続する第3のネットワーク部を備え、
上記生産処理部は、上記他の生産装置の生産情報を上記第3のネットワーク部を介して上記他の生産装置の生産情報通信部に要求し、
上記生産情報通信部は、上記他の生産装置の生産処理部から要求された生産情報を上記第3のネットワーク部を介して上記他の生産装置の生産処理部に送信することを特徴とする生産情報通信システム。 - 上記各生産装置は、上記製品の識別情報取得する識別情報読取部を備え、
上記各生産情報は上記製品の識別情報をキーとして作成および格納および要求および通信されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の生産情報通信システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62271104A (ja) * | 1986-05-20 | 1987-11-25 | Toyoda Mach Works Ltd | シ−ケンスコントロ−ラのオンオフ情報伝送装置 |
JP2001022401A (ja) * | 1999-07-09 | 2001-01-26 | Toshiba Corp | 統合コントローラ及び制御システム並びに伝送装置 |
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2007
- 2007-04-24 JP JP2007113993A patent/JP2008269454A/ja active Pending
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