JP2008269108A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷データ作成者の意図を活かしつつ、それを利用する第三者の利便性を実現する。
【解決手段】 印刷データ作成者は、クライアント装置120を用いてオブジェクト単位で編集の可否属性を設定した印刷データを生成し、印刷データを第三者に提供するサーバ装置115へアップロードする。サーバ装置115は、第三者である注文者から要求された印刷データを表すWebページを生成し、注文者のクライアント装置130へ返送する。サーバ装置は、要求された印刷データを構成するオブジェクトのうち、編集可能に設定されたオブジェクトを編集するためのGUIを含んだ編集Webページをクライアント装置130へ送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は情報処理装置及び情報処理方法に関し、特にはネットワークを利用してサービスを提供もしくは利用するための情報処理装置及びプログラムに関する。
近年、ADSLや光ファイバを利用した広帯域のインターネット利用が一般的になるに伴い、インターネットを利用した各種のオンラインサービスが提供されるようになっている。このような、インターネットを利用したオンラインサービスの一例として、印刷サービスがある。
印刷サービスでは、デジタルカメラ等で撮影した画像データをそのままプリントするような単純なものから、年賀状印刷のように画像データに加工を加えたり他の画像データと組み合わせてプリントする複雑なものなど、様々なサービスが提供されている。
後者のように、画像データの加工や他の画像データを組み合わせたプリントのサービスを利用する場合、利用者は、画像・文字・線画(以下ではオブジェクトという)の配置場所、文字の書式(フォント名、ポイント数、修飾など)などを指定する必要がある。しかし、通常、サービスの利用者(ユーザ)は、印刷サービスを提供するサイトに汎用アプリケーションであるWebブラウザを用いてアクセスしているため、上述した各種の指定を容易に行うことができない。
そのため、ユーザが使用する装置(クライアント装置)において、Webブラウザとは異なる、専用のアプリケーションで上述の指定作業を行い、指定作業が終了したら、ビットマップ形式の印刷データをサーバへアップロードする方法が提案されている。そして、サーバは、この印刷データに従って印刷サービスを提供する。この方法によれは、ユーザは編集作業をより容易に行うことができる。
特開2004−172838号公報 特開2002−8050号公報 特開平9−330397号公報
しかしながら、この方法を採用した場合、クライアント装置からサーバ装置へはビットマップ形式に変換(ラスタライズ)された印刷データが送信されるため、サーバ装置で文字の一部を置き換えたりすることはできない。これを避けるために、クライアント装置が指定作業に用いる専用アプリケーションと同等のアプリケーションをサーバ装置にもたせることも考えられる。しかし、単純にこのような構成とした場合には、すべてのオブジェクトが編集可能になってしまうため、編集する必要のないオブジェクトまで変更されてしまうおそれがあった。
なお、ここで説明したような問題は、印刷データをサーバへ送信する場合に限らず発生する。例えば、グリーティングカードのデータを生成してサーバに送信し、サーバがそのグリーティングカードをWebページのデータに変換し、第3者から閲覧可能にするサービスにおいても、同様の問題が生じる。
一方、注文者が一から作り上げるのではなく、所謂テンプレートとして、印刷データ作成者が提供する印刷データを利用可能な印刷サービスも知られている。つまり、印刷データ作成者自身が印刷サービスを利用するだけでなく、印刷データ作成者が自分の作成した印刷データをWebサーバ上で公開し、第三者の利用を許すという形態である。
この場合、公開されている印刷データに第三者がアクセスするためのアドレス(URL等)を例えば電子メール等により特定の複数の第三者に通知することができる。これにより、第三者が印刷データ作成者と同一の印刷物を注文することが可能である。
また、印刷データ作成者が、作成した印刷データそのままの利用を許可するに留まらず、印刷データに含まれる画像を、作成者があらかじめ用意した差替え用画像へ差替えて利用することまでを第三者に許可するシステムが知られている(特許文献2参照)。
しかし、特許文献2に記載されるシステムでは、作成者があらかじめ用意する差替え用画像は、元の画像が配置されていた領域に限らず、画像の配置が可能な任意の領域で使用することができる。そのため、データの作成者が、差替えを意図していない領域についても、第三者が自由に差替えることができる。
印刷データ作成者の中には、第三者による編集を許す場合であっても、当初意図していたデザインや雰囲気までが大幅に変わるような編集までは許容できないと考える者もいるであろう。
データ作成者の意図するデザインやテイストに仕上げるためには、それぞれの差替え用画像は作成者が指定する特定の領域にのみ使用可能とする必要がある。しかし、従来はそのような制御を実現する仕組みは存在しなかった。
差替えが可能な領域の形と大きさがフレーム等によって固定するシステムも存在する。この場合、差替えに用いる画像の大きさや形をフレームに合わせて補正して差替えていた(特許文献3参照)。
しかし、元は縦型のフレームであった領域を横型の画像で差替えたり、横型のフレームを縦型の画像で差替えてしまうことは可能であり、依然として印刷データ作成者が意図したデザインとは大きく異なった結果となる編集ができてしまう。
また特許文献3のシステムのように、差替え画像を自動的に補正してフレームに収めてしまうと、間違えにより差替えてしまった場合に気づかずに印刷してしまう危険性もある。誤って、縦型のフレームを横型の画像で差替えたり、横型のフレームを縦型の画像で差替えるように指定してしまった場合、自動補正してしまうと大幅に補正されることが避けられない。例えば、注文者が含めたかった画像中の領域がカットされてしまう危険性が大きくなる。
本発明は、このような従来技術の問題点の少なくとも1つを解決することを目的としてなされたものである。
本発明のより具体的な目的は、印刷データ作成者の意図を活かしつつ、それを利用する第三者の利便性を実現するための情報処理装置及びプログラムを提供することにある。
上述の目的は、オブジェクトから構成される印刷データを作成する情報処理装置であって、印刷データを構成するオブジェクト毎に、第三者による編集を許可するか否かを示す編集可否属性を設定する属性設定手段と、第三者による編集を許可する編集可否属性を有するオブジェクトに対し、どのような編集を許可するかを設定する編集種別設定手段と、印刷データを第三者に提供するための他の情報処理装置へ、作成した印刷データを送信する送信手段とを有する本発明の情報処理装置によって達成される。
また、上述の目的は、オブジェクトから構成される印刷データを保存する記憶手段と、通信可能に接続された外部情報処理装置から要求された印刷データの内容を表すWebページを生成するWebページ生成手段と、Webページを外部情報処理装置に送信する送信手段とを有し、Webページ生成手段が、要求された印刷データを構成するオブジェクトに、編集可能に設定されているオブジェクトが含まれている場合、当編集可能に設定されているオブジェクトを編集するための編集Webページへのリンクを含んだWebページを生成することを特徴とする本発明の情報処理装置によっても達成される。
また、上述の目的は、コンピュータを本発明の情報処理装置が有する各手段として機能させるプログラム、もしくは当該プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によっても達成される。
このような構成により、本発明によれば、印刷データ作成者の意図を活かしつつ、それを利用する第三者の利便性を実現することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態を説明する。
<サーバ装置及びクライアント装置の構成例>
図26は本発明に係る情報処理装置の一例としてのサーバ装置及びクライアント装置として適用可能なコンピュータの構成例を示すブロック図である。
図26において、ディスプレイ101は、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)等から構成される。ディスプレイ101は、OSやアプリケーションプログラムによって処理中のデータの情報、各種メッセージメニューなどを表示する。ビデオRAM(VRAM)ディスプレイコントローラとしてのCRTC102は、ディスプレイ101への画面表示制御を行う。キーボード103及びポインティングデバイス104は、文字などを入力したり、GUI(Graphical User Interface)におけるアイコンやボタンなどを指し示すためなどに用いられる。CPU105は、プログラムを実行してコンピュータ全体の制御を司る。
ROM(Read Only Memory)106は、CPU105が実行するプログラムやパラメータ等を記憶している。RAM(Random Access Memory)107は、各種プログラムをCPU105が実行する時のワークエリア、エラー処理時の一時退避エリア等として用いられる。
ハードディスクドライプ(HDD)108、リムーバブルメディアドライプ(RMD)109は、外部記憶装置として機能する。リムーバブルメディアドライブは、着脱可能な記録媒体の読み書き又は読み出しを行う装置であり、フレキシブルディスクドライブ、光ディスクドライブ、光磁気ディスクドライブ、メモリカードリーダはもとより、着脱式HDDなどであってもよい。
なお、本実施形態において説明するサーバ装置およびクライアント装置の各種機能を実現するプログラムは、その用途に応じてROM106、HDD108、RMD109(の記録媒体)の1つ以上に記憶されている。OSや、Webブラウザ等のアプリケーションプログラム、データ、ライプラリなどについても同様に記憶されている。
拡張スロット110は、例えばPCI(Peripheral Component Interconnect)バス規格に準拠した拡張カード装着用スロットである。拡張スロット110には、ビデオキャプチャボードや、サウンドボード、GPIBボードなど、様々な拡張ボードを装着することが可能である。
ネットワークインタフェース111はコンピュータ装置をコンピュータネットワークに接続するためのインタフェースである。バス112はアドレスバス、データバスおよび制御バスからなり、上述した各ユニット間を接続する。また、ネットワークインタフェース111の他にも、モデムやプリンタ等の外部機器との接続、通信を可能にするインタフェースを有する。具体的には、RS−232C、RS−422、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394等のシリアルインタフェースや、IEEE1284等のパラレルインタフェースを例示できる。本実施形態では、ネットワークインタフェースを有するプリンタ113がネットワークインタフェース111を介して接続されているものとする。
<システム概要>
図1は本実施形態に係るサーバ装置及びクライアント装置を用いた印刷サービスシステムの構成例と、データの流れを示す図である。なお、図1は、サーバ装置115が提供するサービスが印刷サービスであり、ネットワークを通じて通信可能にサーバ装置115に接続されるクライアント装置120では印刷サービス用の印刷データを生成する場合を例に記載している。しかし、本発明は印刷サービスに限らず、他のサービスで利用するためのデータを生成する際にも適用可能である。
まず、印刷データ作成者が、クライアント装置120にインストールしたアプリケーション(データ作成アプリケーション)を使用して印刷データの作成を行う(図1(1))。次に印刷データ作成者が、属性設定手段としてのデータ作成アプリケーションを用い、印刷データを構成するオブジェクト単位で、第三者による編集を許可するか否かを示す編集可否属性を設定する(図1(2))。また、印刷データ作成者は、編集種別設定手段としてのデータ作成アプリケーションを用い、編集可能な編集可否属性を設定したオブジェクトについては、第三者にどのような編集を許可するか(編集種別)を設定する。そして、送信手段としてのデータ作成アプリケーションにより、印刷データを、データ作成アプリケーションからサーバ装置115にアップロードする(図1(3))。
サーバ装置115はアップロードされた印刷データを、記憶手段としてのHDD108のデータ保存領域に保存する(図1(4))。保存が終了したらサーバ装置115からクライアント装置120のデータ作成アプリケーションに対し、第三者である注文者を指定するためのWebページのURLを通知する(図1(5))。
印刷データ作成アプリケーションは、受信したURLを開くよう、デフォルトのWebブラウザに指示する。クライアント装置120におけるデフォルトWebブラウザが起動し、指定されたURLにアクセスして、注文者指定画面を表示する。
印刷データ作成者はWebブラウザに表示された注文者指定画面に、印刷データの閲覧先や注文の案内を送信する相手先(以下では、実際に注文を行うかどうかとは無関係に、この相手先を注文者と呼ぶ)のメールアドレスを入力する。そして、例えば注文者指定画面中のOKボタンをポインティングデバイス104を用いてクリックし、Webブラウザからサーバ装置115へ注文者のメールアドレスをアップロードさせる(図1(6))。
サーバ装置115は、Webブラウザから受信した注文者のメールアドレスに、印刷データ作成者がアップロードした印刷データの内容を確認できるWebページのURLを記述したメールを送付する(図1(7))。メールを受けた注文者は、サーバ装置115に通信可能に接続された外部情報処理装置としてのクライアント装置130で稼働するWebブラウザに、メールに書かれたURLを指定する。WebブラウザはこのURLにアクセスし、Webページ生成手段としてのサーバ装置115が生成、送信する印刷データの確認Webページ画面を表示する。注文者は確認Webページにより、印刷データの内容を確認する(図1(8))。
注文者が、印刷データを構成するオブジェクトのうち、印刷データ作成者が編集を許可したオブジェクトの編集を希望する場合、編集Webページへのリンクを選択する。これに応答して、Webページ生成手段としてのサーバ装置115は、編集を行うためのGUIを含んだ編集Webページを生成し、外部情報処理装置であるクライアント装置130へ送信する。注文者は、編集Webページ中に表示される編集ボタン等のGUIを用い、編集が許されたオブジェクトの編集を行う(図1(9))。
文字の編集であれば変更後の文字を入力し、またフォントサイズやフォントの変更の場合はメニューから変更後の大きさやフォントを選択する。また、画像の差替えの場合は新たに用いる画像データをアップロードし、必要に応じてトリミング範囲を指定する。Webページ生成手段及び送信手段としてのサーバ装置115は、編集Webページ中に含めたGUIの操作を反映したプレビュー画像を含んだWebページを生成し、クライアント装置130へ送信する。
注文者がオブジェクトの編集を行い、編集Webページ中のOKボタンをクリックすると、サーバ装置115は編集結果を反映した印刷データを作成する(図1(10))。そして、注文者のクライアント装置130のWebブラウザに、冊数入力Webページを表示させる。注文者が冊数入力Webページで冊数を入力し、OKボタンをクリックすると、サーバ装置115は、注文者情報入力Webページをクライアント装置130のWebブラウザに表示させる。注文者が、注文者情報入力Webページに、注文者名や配送先情報等の注文者情報を入力し、WebブラウザのOKボタンをクリックすると、サーバ装置115は見積りWebページをWebブラウザに表示させる。
注文者が見積もりWebページ中のOKボタンをクリックする(図1(11))と、サーバ装置115は課金に必要な処理を行い、オーダ番号や課金に関する情報を含んだWebページをWebブラウザに表示させる(図1(12))。さらにサーバ装置115は、入金が確認された場合、または代金引換など入金が確実な場合に、ビットマップ形式又はPDL形式の印刷データをプリンタへ転送する(図1(13))。
次に図1の各工程の詳細について述べる。
<印刷データ作成者のオペレーションおよびそれに対する処理(1)>
図1の工程(1)における印刷データの作成は、画像・線画・文字といったオブジェクトを、GUIを使用して配置・描画するデータ作成アプリケーションを、印刷データ作成者が操作して行う。この工程で生成される印刷データはラスタライズされておらず、オブジェクト単位での編集が(許可されていれば)可能な状態のデータである。
このような機能を有するデータ作成アプリケーションは、所謂ドローイングアプリケーションや、DTPアプリケーションと呼ばれるアプリケーションであってよい。印刷データを構成するオブジェクト(文字、画像、線画など)の生成や配置、描画をどのように実現するかは本発明と直接関係しない。
つまり、本実施形態においては、オブジェクトの配置、描画、選択及びオブジェクト毎の編集可否設定が可能な任意のアプリケーションをデータ作成アプリケーションとして用いることができる。なお、本実施形態において、データ作成アプリケーションはサーバ装置115へのアクセス権限を有するユーザを対象に配布され、このユーザが印刷データ作成者となる。
図1の工程(2)において、印刷データ作成者は、属性設定手段としてのデータ作成アプリケーションにおいて、特定のオブジェクトを選択し、編集可否属性の設定を行う。編集可否属性の設定は、例えばポインティングデバイス104であるマウスにより、オブジェクトの編集属性(編集可、編集不可)を設定するメニューを選択することにより行う。なお、設定方法は、データ作成アプリケーションが稼働するOS(Operating System)に依存するため、この方法に限定されない。このメニューは、例えばマウスクリックに応答するメニュー表示や、メニューバー表示中に含ませることができる。前者の例を図2(a)に、後者の例を図2(b)にそれぞれ示す。
データ作成者は、編集可能に設定するオブジェクトを選択した状態で、図2(a)または(b)において「編集...」(101、111)を選択する。この選択に応答して、データ作成アプリケーションは、第三者にどのような編集を許可するかを表す編集種別を設定するための編集内容指定画面をディスプレイ101に表示する。
図3は、文字オブジェクトが編集可能オブジェクトとして選択された状態でデータ作成アプリケーションが表示する編集内容指定画面の一例を示す図である。
編集内容指定画面200には、設定可能な編集内容として、内容(文字そのもの)(201)、フォントの種類(202)、フォントサイズ(203)が示されている。データ作成者は、編集内容指定画面200において、選択中のオブジェクトについて第三者に許可する編集の種別に対応するチェックボックスにチェックし、OKボタン(211)をクリックする。
編集種別設定手段としてのデータ作成アプリケーションは、OKボタン 211がクリックされると、その時点で選択状態にあるオブジェクトに対し、許可された編集種別を設定する。キャンセルボタン212がクリックされたときは、選択中のオブジェクトに対する編集可否属性の設定は変更されない。
なお、図2(a)及び図2(b)に示したメニューから「編集解除」 102又は112が選択された場合、属性設定手段としてのデータ作成アプリケーションは、選択中のオブジェクトを編集不可の属性に設定する。
<データ構成例>
データ作成アプリケーションが作成する印刷データのフォーマットは、少なくとも画像及び文字、好ましくはさらに線画が表現可能であれば任意である。本実施形態では一例としてAdobe(登録商標) Portable Document Format(PDF)を用いる。PDFは、画像、文字及び線画を表現可能なフォーマットである。なお、例えば線画の編集を必要としない場合には、Hyper Text Markup Language(HTML)フォーマットのように、マークアップ言語を用いた表現であっても構わない。
また、例えばPostScript(登録商標)やScalable Vector Graphics(SVG)のようなPDL(Page Description Language)により表現されても良い。さらに、独自フォーマットや言語を使用しても構わない。
図4は、本実施形態において、データ作成アプリケーションが作成する印刷データの例を示す図である。
画像は図4(a)、文字は図4(b)、線画は図4(c)のように表現される。そして、印刷データ作成者がこれら画像、文字、線画を編集可能に設定した時は、それぞれの辞書に/Editableキーを追加し、編集可能である旨を指定する。
図4(d)〜(f)は、図4(a)〜(c)で表されるオブジェクトを編集可能に設定した状態を示す。/Editableキーに対応する値としては辞書が指定され、その辞書は/Typeキー、/Iconキー、およびそれぞれに対応する値が含まれている。/Typeに対応する値は、許可された編集の種別を意味し、複数種の指定が可能なように配列として表される。
具体的には、
画像:
/Typeの値
1 画像の差替え
2 画像位置の変更
3 画像倍率の変更
文字:
/Typeの値
1 文字の指定
2 大きさの変更
3 フォントの変更
線画:
/Typeの値
1 位置の修正
を、それぞれ許可することを意味する。
つまり、図4(d)で示される画像オブジェクトは、許可する編集の種別として、画像の差替え、画像位置の変更及び画像倍率の変更が設定されている。図4(e)で示される文字オブジェクトは、許可する編集の種別として、文字の指定、フォントサイズの変更及びフォントの変更が設定されている。さらに、図4(f)で示される線画オブジェクトは、線画の位置の修正が許可されている。
なお、サーバ装置115におけるオブジェクトの編集(図1、工程(9))で可能な編集方法が他にある場合や、上述の種類よりも少ない場合は、/Typeに設定可能な値を増減すればよい。なお、図4(a)および図4(d)に示す画像オブジェクトに使用されている外部定義イメージXObject(R6)の記述を、図4(g)に示す。また/Iconキーに対応する値は、後述する図9のアイコン730を表示するための場所を表し、default user space unitsにおける座標である。
<印刷データ作成者のオペレーションおよびそれに対する処理(2)>
印刷データの作成と、オブジェクトに対する編集可否設定を終えた印刷データ作成者は、印刷データの確認を行う。印刷データ作成者から確認指示を受けたデータ作成アプリケーションは、送信手段として、生成した印刷データをサーバ装置115へアップロードする(図1(3))。
図5は、本実施形態におけるデータ作成アプリケーションで表示される確認画面の一例を示す。
確認画面300では、印刷プレビュー画像(以下、単にプレビュー画像という)323が中央に示され、各ページの内容を確認するためのページ送りボタン322及びページ戻しボタン321がプレビュー画像323の下に配置されている。ボタン322及び321がクリックされると、データ作成アプリケーションはクリックされたボタンに応じて次ページ又は前ページの印刷データをレンダリングし、プレビュー画像323を生成して表示する。
印刷データ作成者は必要に応じてページ送り及びページ戻しを行いながら印刷データの確認を行い、問題がないと判断したら、アップロードボタン312をクリックするか、インターネットメニュー303からのアップロードメニューを選択する。データ作成アプリケーションは、これらの操作を検出すると、印刷データをサーバ装置115へアップロードする。
サーバ装置115は、クライアント装置120のデータ作成アプリケーションから印刷データを受け取ると、記憶手段としてのHDD108内のデータベースまたはファイルシステムへ保存する(図1(4))。サーバ装置115の利用に会員登録が必要な場合は、事前の会員登録と、アップロード時の認証が必要となるが、本実施形態において必須ではないので説明を省略する。
サーバ装置115は、印刷データの保存に成功すると、注文者の指定に使用するWebページ(注文者指定Webページ)400のURLをデータ作成アプリケーションに対して通知する(図1(5))。クライアント装置120のデータ作成アプリケーションは、サーバ装置115からURLを受け取ると、クライアント装置120のデフォルトWebブラウザに、通知されたURLを開くよう指示する。Webブラウザは、URLにアクセスし、注文者指定Webページのデータを受信し、レンダリングして表示する。
図6は、本実施形態においてクライアント装置120のWebブラウザが表示する注文者指定Webページ400の一例を示す図である。
印刷データ作成者は、キーボード103を用い、案内を送りたい相手(上述の通り、実際の注文有無とは関わらず、注文者と呼ぶ)のメールアドレスをテキストフィールド402に入力する。
なお、リンク404は印刷データを確認するための確認Webページ500へのリンクであり、印刷データ作成者がアップロードされた印刷データの内容を確認したい場合にクリックする。リンク404がクリックされると、Webブラウザはリンクされた確認Webページ500を表示する。
確認Webページ500は、ブラウザが表示する点で、データ作成アプリケーションが表示する確認画面300と異なる。図7は、本実施形態においてWebブラウザが表示する確認Webページ500の一例を示す図である。
確認Webページ500を構成するデータでは、印刷データはJPEG形式などのWebブラウザが表示可能な画像に変換されている(501)。これにより、印刷データの内容を、データ作成アプリケーションではなくWebブラウザで確認することができる。確認Webページ500のデータは、他のWebページデータと同様、サーバ装置115が生成する。従って、印刷データの画像データへの変換もサーバ装置115が行う。
また、確認Webページ500には、注文者指定Webページ400へのリンク502が含まれているため、印刷データの内容を確認の上、注文者のメールアドレスを指定することが可能となる。
さらに、確認Webページ500には、編集Webページへのリンク503が含まれているため、印刷データ作成者も、リンク503をクリックすることにより注文者として編集を行うことができる。また、確認Webページ500には、注文Webページ1500へのリンクが含まれているため、印刷データ作成者も、リンク504をクリックすることにより注文者として注文することができる。
これらの場合の処理は、印刷データ作成者からの通知を受けた注文者のクライアントのWebブラウザが行う処理と、一点を除き同様であるため、説明を後に譲る。相違する一点は、編集や注文の作業が終わった後やキャンセルボタンがクリックされた時などに復帰するWebページが確認Webページ600ではなく確認Webページ500となる点である。
注文者のメールアドレスを入力し、必要に応じて印刷データの確認を終えたら、印刷データ作成者は、OKボタン403をクリックする。OKボタン403がクリックされると、Webブラウザは入力されたメールアドレスと共に、サーバ装置115に対して要求(リクエスト)を送信する(図1(6))。リクエストを受けたサーバ装置115は、印刷データ作成者が入力したメールアドレス宛に、印刷データの内容を確認するための確認Webページ600のURLを含んだ電子メールを送信する(図1(7))。
<注文者のオペレーションおよびそれに対する処理(1)>
注文者は外部情報処理装置としてのクライアント装置130において、メーラアプリケーションを用いてサーバ装置115からの電子メールを受信する。注文者は、電子メールの本文に記載されるURLをクリックするか、Webブラウザに入力する。これにより、クライアント装置130で稼働するWebブラウザに、サーバ装置115が指定したURLに対応するWebページ、具体的には注文者が要求した印刷データの内容を確認するための確認Webページ600が表示される。
図8は、注文者のクライアント装置130において表示される確認Webページ600の例を示す図である。
確認Webページ600は、電子メールで通知したURLに対するリクエストがサーバ装置115で受信される度に発行されるセッションIDで特徴付けられる動的なページであり、このセッションIDは以後の画面遷移においても保持される。電子メールで通知されたURLに対してWebブラウザからリクエストがあると、Webページ生成手段及び送信手段としてのサーバ装置115は確認Webページ600のデータを生成し、クライアント装置130のWebブラウザへ返送する。
この確認Webページ600には、印刷データのプレビュー画像として、印刷データをWebブラウザが表示可能な画像データ(例えばJPEG画像データ)に変換したプレビュー画像601(を参照するリンク)が含まれている。このプレビュー画像は、Webページ生成手段としてのサーバ装置115が、確認Webページ600のリクエストを受けた時点、あるいは印刷データのアップロード時点において、印刷データから作成する。そして、プレビュー画像を作成するに先立ち、サーバ装置115は、印刷データを構成するオブジェクトが編集可能な属性を設定されているか否かを印刷データ中の/Editableキーを探すことによって判断する。
そして、編集可能な属性が設定されたオブジェクト(編集可能オブジェクト)を含んだページのプレビュー画像を生成する際には、
・通常のプレビュー画像
・編集可能オブジェクトを示す表示(ここではアイコン)を含んだプレビュー画像
の両方を生成する。
後者は編集Webページ(後述する700〜1300)において用いられ、プレビュー画像中、編集可能オブジェクトを示すためのアイコンは、オブジェクト記述内の/Iconキーで指定された位置に配置される。
また、Webページ生成手段としてのサーバ装置115は、編集可能オブジェクトを含んだ印刷データの確認Webページ600のデータを生成する際には、編集Webページへのリンク602を含める。また、複数ページの印刷物である場合には、ページ戻し及びページ送り用のリンク610及びリンク611を確認Webページ600に含める。
なお、本実施形態のように、見開きの2ページ分を単位としてプレビュー画像を生成する場合には、印刷物のページ数が3頁以上の場合に、ページ戻し及びページ送り用のリンク610及びリンク611を確認Webページ600に含める。
なお、先頭ページのプレビュー画像を参照する確認Webページ600には、ページ戻しリンク610が、最終ページのプレビュー画像を参照する確認Webページ600にはページ送りリンク611がそれぞれ含まれない。
編集可能オブジェクトがあるときに確認Webページ600に含まれるリンク602がクリックされると、編集WebページのURLへのリクエストがWebブラウザからサーバ装置115へ発行される。サーバ装置115は、編集可能オブジェクトの種類や許可された変種種別に応じ、編集用のGUIを含んだ編集Webページを生成し、クライアント装置130へ送信する。返送される編集Webページに含まれる編集用のGUIを操作して、注文者は編集可能オブジェクトの編集を行うことができる(図1(9))。
図9は、編集可能オブジェクトとして、画像の差替えが許可されているオブジェクトのみが含まれる場合の編集Webページの一例を示す図である。
アイコン730は、プレビュー画像701が示す印刷データに含まれる編集可能オブジェクトを示す表示である。図9では、表紙の画像が編集可能(差替え可能)であることを示している。
編集Webページ700には、編集用GUIであるファイル参照ボタン721が含まれており、注文者がファイル参照ボタン721がクリックされると、Webブラウザがファイル選択ダイアログを表示する。GUIベースのOSでファイルを選択する操作と同様にして、注文者は差替え後の画像ファイルを指定することができる。そして、図示しないファイル選択ダイアログのOKボタンをクリックすると、注文者が指定した画像ファイルのパスが編集用GUIであるテキストフィールド720に表示される。なお、ファイル参照ボタン721を用いずに、テキストフィールド720へ、差替え後の画像ファイルのパスを直接入力しても良い。
テキストフィールド720にファイルパスが示されている状態で注文者が適用ボタン722をクリックすると、Webブラウザはテキストフィールド720に入力されたパスのファイルを読み出し、サーバ装置115へアップロードする。Webページ生成手段としてのサーバ装置115は、印刷データの画像を差替え、差替えを反映したプレビュー画像を生成し、差替えを反映した編集Webページを送り返す。この際、編集Webページ700全体のデータを送り直しても良いし、変更されたプレビュー画像のみを送っても良い。このようなやりとりにより、画像の差替えを行うことができる。
なお、Webブラウザによって動作が異なるが、注文者が指定した画像ファイルのプレビューを表示するようにしてもよい。
編集Webページ700において、ページ戻しリンク710及びページ送りリンク711がクリックされると、Webブラウザは、前のページ及び次のページのWebページのリクエストをサーバ装置115へ送信する。サーバ装置は、リンクに対応した前後のページに、編集可能オブジェクトがある場合、編集WebページのデータをWebブラウザへ送り返す。一方、編集可能オブジェクトがなければ、確認Webページ600を送り返す。
図10は、編集可能オブジェクトとして、画像の移動が許可されているオブジェクトのみが含まれる場合の編集Webページの一例を示す図である。
アイコン830は、プレビュー画像801が示す印刷データに含まれる編集可能オブジェクトを示す。図10では、表紙の画像が編集可能(移動可能)であることを示している。
編集Webページ800には、編集用GUIとして、画像の移動方向を指定する移動ボタン820〜823が含まれている。注文者は、編集可能オブジェクトを左に移動させたいときは820を、右に移動させたいときは823、上に移動させたいときは821、下に移動させたいときは822の移動ボタンをそれぞれクリックする。クライアント装置130のWebブラウザはこれら移動ボタン820〜823のクリックに応答してサーバ装置115にリクエストを発生させる。
サーバ装置115はこのリクエストを受け取ると、クリックされたボタンに応じた方向に編集可能オブジェクトを予め定めた距離移動させたプレビュー画像を生成し、それを反映した編集Webページ800をWebブラウザに表示させる。
一方、編集用GUIとしての復元ボタン824がクリックされた場合、サーバ装置115は、印刷データ作成者が作成した状態のプレビュー画像を含んだ編集Webページ800をWebブラウザに表示させる。なお、移動ボタン820〜823のクリックに対応して固定距離移動するものとしたが、移動距離を指定するテキストフィールドを別に設け、クリックされたボタンの種別とともに移動距離をサーバ装置115へ送信するようにしてもよい。
印刷データ作成者が画像の拡大・縮小を可能に指定していた場合には、編集Webページ900が表示される(図11)。注文者は、編集用GUIのテキストフィールド920に、希望する縮尺率(100%=原寸)を入力し、適用ボタン921をクリックする。クライアント装置130のWebブラウザは、適用ボタン921のクリックに応答してサーバ装置115にリクエストを発生する。
サーバ装置115はこのリクエストを受け取ると、リクエストと共に受け取った縮尺率に応じてプレビュー画像を縮尺した編集Webページ900をWebブラウザに表示させる。
印刷データ作成者が文字の差替えを可能に指定していた場合には、編集Webページ1000が表示される(図12)。注文者は、編集用GUIのテキストフィールド1020に、差替えに使用する文字列を入力し、適用ボタン1021をクリックする。クライアント装置130のWebブラウザは、適用ボタン1021のクリックに応答してサーバ装置115にリクエストを発生する。
サーバ装置115はこのリクエストを受け取ると、リクエストと共に受け取った文字列によって文字を差替えたプレビュー画像を含んだ編集Webページ1000をWebブラウザに表示させる。指定された文字列が長すぎ、文字領域に収まらない場合、サーバ装置115はエラーメッセージ1040を含んだ編集Webページ1000’をWebブラウザに表示させる(図13)。
印刷データ作成者がフォントの指定およびフォントサイズの指定を可能に指定していた場合には、編集Webページ1100が表示される(図14)。注文者は、新たに指定するフォント名を編集用GUIのリストボックス1120から選択したり、新たに指定するフォントサイズをテキストフィールド1121に入力して、適用ボタン1122をクリックする。なお、印刷データ作成者がフォントまたはフォントサイズのいずれかのみを指定可能としていた場合は、リストボックス1120またはテキストフィールド1121のいずれかのみが表示される。クライアント装置130のWebブラウザは、適用ボタン1122のクリックに応答してサーバ装置115にリクエストを発生する。
サーバ装置115はこのリクエストを受け取ると、リクエストと共に受け取ったフォント名及び/又はフォントサイズに変更したプレビュー画像を含んだ編集Webページ1100をWebブラウザに表示させる。
印刷データ作成者が線画の位置の指定を可能に指定していた場合には、編集Webページ1200が表示される(図15)。編集Webページ1200は、画像の移動を行う編集Webページ800とほぼ同じ構成を有する。
注文者は、線画1240を左に移動させたいときは1220、右に移動させたいときは1223、上に移動させたいときは1221、下に移動させたいときは1222の移動ボタンをそれぞれクリックする。クライアント装置130のWebブラウザはこれら移動ボタン1220〜1223のクリックに応答してサーバ装置115にリクエストを発生させる。
サーバ装置115はこのリクエストを受け取ると、クリックされたボタンに応じた方向に線画1240を予め定めた距離移動させたプレビュー画像を含む編集Webページ1200をWebブラウザに表示させる。
一方、復元ボタン1224がクリックされた場合、サーバ装置115は、線画を移動する前の状態のプレビュー画像を含む編集Webページ1200をWebブラウザに表示させる。なお、移動ボタン1220〜1223のクリックに対応して線画を移動させる幅をサーバ装置に既定の固定値としなくても良い。例えば、移動距離を指定するテキストフィールドを別に設け、クリックされたボタンの種別とともに、テキストフィールドに指定された移動距離をサーバ装置115へ送信するようにしてもよい。
なお、編集Webページあたりの編集可能なオブジェクトの数や、許される編集方法の種類について、図8〜図15に示した例ではそれぞれ1つである場合について説明した。しかし、上述したPDFのように、複数のオブジェクトに関して複数の編集の方法が許可されるような場合は、それに対応した編集Webページを用いることもできる。
図16〜図18は、編集可能なオブジェクトや適用可能な変編集方法が複数存在する場合の編集Webページの例を示す図である。
図16に示す編集Webページ1300は、画像オブジェクトと文字オブジェクトのそれぞれについて、複数の編集方法を適用可能に構成されている。具体的には、アイコン1331で示される画像オブジェクトに対しては、対応するアイコン1321で示されるように差替え、縮尺、移動が可能である。また、アイコン1330で示される文字オブジェクトに対しては、対応するアイコン1322で示すように差替え、フォント名及びフォントサイズの変更が可能である。
また、図17に示す編集Webページ1300’のように、単一のオブジェクトに対して複数種の編集を可能に構成することもできる。他のオブジェクトに対しても編集可能に設定されている場合には、前のオブジェクトの編集を行うWebページに遷移するリンク1312’および次のオブジェクトの編集を行うWebページに遷移するリンク1313’が設けられる。
図18に示す編集Webページ1300”は、図8〜図15に示した編集Webページと同様、単一のオブジェクトについて単一種類の編集を行うための編集Webページである。ただし、他のオブジェクトへの編集や同一オブジェクトに対する別の種類の編集が許されている場合は、前の種類の編集を行うWebページに遷移するリンク1312”および次の種類の編集を行うWebページに遷移するリンク1313”が設けられる点で異なる。
<注文者のオペレーションおよびそれに対する処理(2)>
一つのページに編集可能なオブジェクトが多数含まれる場合、図16のように複数のオブジェクトに関して複数種の編集を行えるような編集Webページを構成すると、Webページが長くなる。そのため、一般的に使用される大きさの表示装置で編集Webページ全体を表示することが難しくなり、プレビュー画像を見ながら編集することが困難になる。
このような場合、図17のように単一のオブジェクトに関する複数種の編集を一度に行ったり、図18のように単一のオブジェクトについて単一種の編集を行う方が望ましい。一方、一つのページに含まれる編集可能なオブジェクトが少数の場合は、図16のように、複数のオブジェクトに関して複数種の編集を一度に行える方が効率的であるといえる。
そこで、可能な編集の種類の多さに応じ、同一の編集Webページから編集できる種類を変更することが考えられる。例えば、図16に示す編集Webページ1300の長さが予め定めた長さを超える場合、編集操作用の領域(編集用GUIを配置する領域)を一定以下としてページの長さを抑制し、所定の大きさを有する表示領域に収まるようにする。このように生成された編集Webページ1400の例を、図19に示す。
図19に示す編集Webページ1400では、表示されていない種類の編集を行うための編集Webページへ遷移するためのリンク1412、1413が設けられている。そして、図16には存在したフォントの指定を行うリストボックス1327とテキストフィールド1328は含まれず、一つの編集画面において可能な編集の種類が削減されている。なお、リンク1412や1413がリンク1310や1311と同一の画面への遷移を意味する時は、リンク1412や1413は表示しなくてもよい。
次に、ある編集Webページから行うことのできる編集の種類を変更する方法について図20及び図21を参照して説明する。
図20および図21は、図19に示した編集Webページ1400の作成処理を説明するフローチャートである。このうち図20は編集Webページ1400がはじめて表示される時の初期化処理を、図21は初期化後の編集Webページ1400の作成処理をそれぞれ示す。
まず、図8(または図7)における、編集画面へのリンク602(または503)がクリックされた時、または図19におけるリンク1310または1311がクリックされた時のクライアント装置130における処理について説明する。この場合、ある特定のページについての編集Webページ1400が初めて表示されるため、初期化が必要となる。従って、図20に示す処理に引き続き、図21に示す処理が行われる。
まず、編集Webページにおいて、例えば「画像の差替え」や「文字の差替え」など、各種の編集を指示するためのGUIが配置される領域(編集操作領域)の長さ(高さ)を取得する(S101)。編集操作領域の長さは、例えば図19に示す編集Webページ1400であれば、1423〜1426で示される長さの合計、換言すれば適用ボタン1320よりも下の領域の高さに相当する。
この長さは編集箇所に依存せず、サーバ装置115の設定ファイルなどに設定される値であるため、サーバ装置115から取得することができる。同様に、設定ファイルなどから、編集操作領域の長さの最大値を取得し、変数maxLenに代入する(S102)。
例えば一般的な表示領域の大きさ(例えば縦1024×横1280画素)と、プレビュー画像の長さ(高さ)を考慮して編集操作領域の長さの最大値を決定することで、プレビュー画像を見ながらの編集作業が可能となる。ステップS101およびS102で取得する値は、ページごとに取得する必要のない値である。従って、アプリケーションの起動時やセッションの開始時などに取得し、その後はその値は使用するように構成しても良い。
次に、そのページ内で編集可能に設定されているオブジェクトの一覧を取得し、オブジェクトを特定可能な情報(IDやインスタンスなど)をobjArrayに格納し、objArrayに含まれるオブジェクトの数をmaxObjNumに代入する(S103)。編集可能に設定されているオブジェクトとは、編集Webページ1400(図19)の場合、アイコン1331で示される画像およびアイコン1330で示される文字列である。従って、編集Webページ1400については、objArrayにはこれらオブジェクトのIDやインスタンスなどが格納され、maxObjNumには2が代入される。そして、計算を始めるオブジェクトの順番を示すoriObjNumの値を1に初期化し(S104)、計算を始める編集種類の順番を示すoriEdNumの値を1に初期化する(S105)。以上で初期化処理が終了する。
次に、図21へ移って、lenの値を0に、objNumの値をoriObjNumの値に、edNumの値をoriEdNumの値にそれぞれ初期化する(S204、S205、S206)。次に、objArrayのobjNum番目のオブジェクトを特定する情報(IDやインスタンスなど)をobjに代入する(S207)。
objに代入される情報で特定されるオブジェクトに対して許される編集の種類の一覧を取得し、edArrayに代入し、edArrayに含まれる種類の数をmaxEdNumに代入する(S208)。なおこの時、edArrayに格納する順番が一意に決まるように、編集の種類に応じた表示順を設定ファイルなどで別に定め、edArrayに格納する際にその順で格納する。例えば、画像の差替え・画像の拡大縮小・画像の移動・文字の差替え・フォントの指定・フォントサイズの順で表示することとし、その順番でedArrayに格納する。次にedArrayのedNum番目に格納される編集の種類を取得し、取得した編集種別に対応する表示領域の長さを取得する。そしてこの長さをlenに加える(S209)。lenがmaxLenより大きい時(S220)、編集Webページ1400における編集操作領域が確定する。
edNumが1の場合(S231,Yes)は、S232に進む。objArrayのoriObjNum番目のオブジェクトに許されたoriEdNum番目の種類から、objNum−1番目のオブジェクトに許された最後の種類までの編集が可能なように編集Webページ1400を作成する(S232)。一方、edNumが1でない時(S231,No)は、S232に進む。objArrayのoriObjNum番目のオブジェクトのoriEdNum番目の編集内容からobjNum番目のオブジェクトのedNum−1番目の編集内容までを編集可能なように編集Webページ1400を作成する(S233)。
なお、objNumがoriObjNumと等しく、かつedNumがoriEdNumと等しい場合(S230,Yes)は、1つ目でlenがmaxLenより大きくなったことを意味する。そのため、edNumがmaxEdNumより小さい場合(S240,No)はedNumをインクリメントし(S241)する。また、edNumがmaxEdNum以上の場合(S240,Yes)はobjNumをインクリメントし(S242)、edNumに1を代入(S243)しておく。
また、oriObjNum及びoriEdNumの両方が1の場合、リンク1412の表示は行わない。同様に、objNumがmaxObjNum+1以上の時は、リンク1413の表示は行わない。
さらに、同一ページ中で編集可能となったオブジェクトをプレビュー画像中で特定するためのマークを決定する。本実施形態では、objArrayにおける順番に対応した丸数字をマークとして用いるため、oriObjNum番目のオブジェクトには丸数字1がマークとして決定され、以下それに続く。そしてこのマークを、プレビュー画像中の、PDF記述中の/Iconで示された座標にあたる場所に合成する。また編集操作領域1323、1324、1325、1326においても、編集対象のオブジェクトと同じマークを付し、どのオブジェクトに対する編集であるのかを明示する。
一方、lenがmaxLen以下(S220,No)で、edNumがmaxEdNumより小さい場合(S221,No)は、edNumをインクリメントし(S222)、再度S209、S220のステップを実行する。
lenがmaxLen以下(S220,No)で、edNumがmaxEdNum以上の場合(S221,Yes)は、objNumをインクリメントし(S223)、edNumに1を代入する(S224)。そして、objNumがmaxObjNum以下であれば(S225,Yes)は、再度S207、S208、S209、S220のステップを実行する。一方、S225においてobjNumがmaxObjNumより大きい場合、全てのオブジェクトについて全ての編集種別を調べたことを意味する。従って、edNumが1か(S230)どうかに応じて適切な編集Webページ1400が作成される(S232、S233)。
なお、各ページのobjArray、maxObjNumはセッション情報としてページ番号と関連付けられて保持され、同一セッション内では共有化されているものとする。
編集Webページ1400において、次の種別の編集を行う編集Webページへのリンク1413がクリックされると、編集操作領域のみが異なる編集Webページ1400が表示される。この場合、サーバ装置115へ引数などを通してedNum、objNumが通知される。そして次のページにおいて、この値をそれぞれoriObjNum、oriEdNumとして使用する。その後の処理については図21を使用して説明したのと同様である。一方、前の編集内容を示すリンク1412をクリックした場合の処理は図21における処理とは異なるものの、objArrayを後の順番から先の順番へと検索していけばよく、処理の基本的な考え方は上記で説明したものと何ら変わりはないので省略する。
<注文者のオペレーションおよびそれに対する処理(3)>
本実施形態においては、編集Webページにおけるプレビュー画像には、編集可能に設定されたオブジェクトを示すアイコン730(または830、930、1030、1130、1230、1330、1331)が含まれている。そのため、正確な意味での印刷プレビュー画像ではないので、別途アイコンを含まないプレビュー画像を含んだ確認Webページを用意したが、編集Webページを確認Webページとして兼用させてもよい。この場合、編集可能に設定されたオブジェクトがない場合はリンク602のない確認Webページ600が表示される。編集可能なオブジェクトがある場合はリンク703(803、903、1003、1103、1203、1303)の代わりに注文画面へのリンク603をもつ編集Webページ700(800、900、1000、1100、1200、1300)が表示される。
注文者は編集が終了すると、確認画面へのリンク703(または803、903、1003、1103、1203、1303)をクリックする。するとサーバ装置は編集結果を反映した印刷データを作成し、セッションIDと関連付けられた印刷データとして、印刷データ作成者が作成したオリジナルの印刷データとは別に保存する。そしてこの印刷データの該当ページをレンダリングすることによりプレビュー画像を作成し、クライアント装置のWebブラウザに確認Webページ600を表示させる。
これにより、注文者は編集結果の確認を行うことができる。一方、注文者は、アプリケーションに表示されているリンク610、611を使用するとその場でJPEGを作成するか、事前に作成しておいたJPEGをプレビュー用画像として使用して確認Webページ600が表示されるので、内容の確認を行うことができる。なお本実施形態ではセッションIDと関連付けられた印刷データとして、印刷データ作成者が作成したオリジナルの印刷データとは別に保存している。これは、注文者が複数存在する場合に、個々の注文者が印刷データ作成者の作成したオリジナルの印刷データを編集し、注文者毎に別の印刷データを作成することを可能にするためである。セッションIDと関連付けて保存した場合、セッションが存続する間しか印刷データも参照されないので、セッションが存続しなくなった後は、データの削除を行う必要がある。
なお、セッションIDのように短い期間しか存続しないIDではなく、長期存続し再利用されないIDを発行することもできる。この場合、IDをCookie情報として個々の注文者のPCに保存したり、IDを明示的に個々の注文者に提示し、そのIDと編集後の印刷データを関連付けて、編集後の印刷データの再注文を可能にしたり、さらなる編集を可能とすることもできる。
さらに、注文者に通知するURLをメールアドレスに応じて変え、登録されているメールアドレスに応じて編集結果である印刷データを保存することも可能である。この場合、注文者に別メールでパスワードを送付し、注文者が印刷データの内容を確認する前にメールアドレス及びパスワードの入力を求めて認証を行うこともできる。そうすることで、正しく認証された場合のみ、編集や編集結果である印刷データ保存、再注文や再度の編集を許すように構成することができる。
なお本実施形態においては、注文者が編集を行う場合について説明したが、注文者による編集は必須ではない。印刷データ作成者が作成したオリジナル印刷データを編集する必要がないと考える注文者は、確認Webページ600が最初に表示された際に、リンク603をクリックして注文を行うことも可能である。
注文者がプレビュー画像を確認してから注文を行うためにリンク603をクリックすると、サーバ装置は注文Webページ1500を表示させる(図22及び図1(11))。注文者は注文数量をテキストフィールド1501に入力しボタン1510をクリックすると、サーバ装置115はWebページ1600を表示させる(図23、図1(11))。注文者は、テキストフィールド1601と1602それぞれに注文者の住所と氏名を、テキストフィールド1603と1604それぞれに配送先の住所と氏名を入力し、ボタン1610をクリックする。これに応答してサーバ装置115はWebページ1700を表示させる(図24、図1(11))。
注文者はWebページ1700に表示された注文内訳1701を確認し、問題なければボタン1710をクリックする。サーバ装置115はWebページ1800を表示させる(図25、図1(12))。Webページ1801にはその後の問い合わせなどに使用する注文番号が含まれているので、注文者はこれを印刷するなど控えることで、注文は完了する。
再度注文を行う場合は、リンク1802をクリックすることで確認Webページ600に遷移してから行う。なおWebページ1500、1600、1700において、キャンセルボタン1511、1611、1711をクリックした場合は、確認Webページ600に遷移する。
本実施形態では代金引換での料金支払を仮定しているため、Webページ1800において課金に関する説明を要しない。しかし、Webページ1800において入金すべき銀行口座番号について記述し、そこに入金するよう指示する文言を付加しても良い。またWebページ1700とWebページ1800の間で、クレジットカード番号を入力する画面を用意するなど、他の決済方法を使用しても良いが、決済方法は本実施形態での説明において本質的でないので省略する。
サーバ装置は入金が確認または代金引換など入金が確実な場合、印刷データを印刷工程にまわす(図1(13))。この時点で入金の確認がされていない場合は、決済が完了したタイミングに(決済システムからの通知や運用ツールなどによる明示的な指示をきっかけにして)印刷データを印刷工程にまわす。印刷工程において印刷されたものは郵送手段によって、注文者がWebページ1600で指定した配送先に送付される。
このように、本実施形態によれば、印刷データ作成者は、編集を許すオブジェクトを指定することができるため、意図しない編集を行われることが無くなるという利点がある。さらに、注文者は、印刷データの編集結果を確認しながら、オブジェクト単位での編集を行うことが可能となる。
(第2の実施形態)
図27は本発明の第2の実施形態に係る印刷サービスシステムの構成例と、データの流れを示す図である。
図1との比較から明らかなように、本実施形態においては、構成及び手順自体は第1の実施形態と同様である。印刷データ作成者からアップロードされる印刷データが差替え候補データを含んでいること、注文者からは差替え画像がアップロードされないことが第1の実施形態と異なる。従って、ここでは、第1の実施形態との相違部分のみを説明する。
印刷データ作成者は、属性設定手段及び編集種別設定手段としてのデータ作成アプリケーションを用い、印刷データを構成するオブジェクトのうち、編集を許可するオブジェクトに対して編集可否属性、編集種別を設定する。また、差替えを許可するオブジェクトについては、登録手段としてのデータ作成アプリケーションを用い、さらに差替え用のオブジェクトを登録する(図27(2))。
印刷データ作成者がデータ作成アプリケーションのアップロードボタンをクリックすると、差替え用のオブジェクトを含んだ印刷データがデータ作成アプリケーションからサーバにアップロードされる(図27(3))。
その後は第1の実施形態と同様に注文者の指定や注文者へのメール通知などを行う。注文者はクライアント装置130にインストールされたWebブラウザを用い、印刷データの編集を行う(図27(9))。
Webページ生成手段としてのサーバ装置115は、差替え編集用のWebページを生成する際には、差替え候補を選択するためのGUIを含める。これにより、編集Webページには、印刷データ作成者があらかじめ登録した差替え用オブジェクトが差替え候補として表示され、注文者はその候補の中から差替えに用いるオブジェクトを選択することができる。
その後は第1の実施形態と同様に処理が行なわれる。
次に、本実施形態に特徴的な工程の詳細について説明する。
図27の工程(2)において、上述の図2に示したメニュー選択等により、あるオブジェクトに差替え編集を可能に設定すると、登録手段としての印刷データ作成アプリケーションは、編集候補登録画面を表示する。編集候補登録画面の例を図28に示す。図28(a)は画像オブジェクトが差替え編集可能に設定された場合の編集候補登録画面2800の例を、図28(b)は文字オブジェクトが差替え編集可能に設定された場合の編集候補登録画面2820の例をそれぞれ示している。また、図28(c)は、画像オブジェクトとそのタイトルの両方を編集候補として登録する場合の編集候補登録画面2830の例を示している。
第1の登録手段の一例としての、図28の編集候補登録画面2800、2820、2830において、印刷データ作成者は、注文者が元オブジェクトを差替える際に利用できる差替え用オブジェクトの候補を登録する。編集可能に設定するオブジェクトが画像の場合(図28(a))は、差替え候補としたい画像ファイルの場所を、参照ボタン(2804)のクリックに応答して表示されるファイルブラウザ画面から指定する。これにより、ファイルパスボックス(2803)には、差替え候補画像ファイルのファイルパスが入力される。もちろん、ファイルパスボックス(2803)にキーボード等から直接、画像ファイルのファイルパスを入力することも可能である。
OKボタン(2801)がクリックされた際にファイルパスボックス(2803)に指定されている1つ以上の画像ファイルが、編集可能に設定されたオブジェクトに対応した差替え候補として登録される。
また編集可能に設定するオブジェクトが文字列の場合(図28(b))、データ作成者は、フォント一覧(2810)の中から使用を許可するフォント名を選択(複数選択可)して、選択ボタン(2808)をクリックする。選択ボタン(2808)がクリックされた時点でフォント一覧(2810)で選択されていたフォントが左側のテキストボックス(2807)へ表示される。データ作成者は、所望のフォント名がテキストボックス(2807)に表示されていることを確認し、OKボタン(2805)をクリックして登録する。OKボタン(2805)をクリックする前であれば非選択ボタン(2809)をクリックすることで何度でも選択をやり直すことができる。
本実施形態において、差替えの対象となるのはデータ作成者が編集可能に設定したオブジェクトに限られるが、データ作成者が編集可能に設定したオブジェクトの差替え時に、関連する別のオブジェクトを同時に差替えるように構成してもよい。
例えば、編集可能な画像オブジェクトの差替え時に、画像オブジェクトのタイトルを表す文字オブジェクトも併せて差替える場合などが考えられる。このような場合、印刷データ作成者は、差替え用のオブジェクトを登録する際に、関連オブジェクト用の差替えオブジェクトも対応付けて登録することができる。
図28(c)は、画像オブジェクトを編集可能に設定する際、画像オブジェクトに対する差替え候補画像オブジェクトとともに、タイトル(文字オブジェクト)も併せて登録するための編集候補登録画面の例を示す。データ作成者は、タイトルボックス(2811)に、差替え用画像オブジェクトに合わせたタイトルを入力する。
これにより、注文者が画像の差替えを行った場合、そのタイトルも差替え後の画像オブジェクトに合わせて同時に差替えることができるようになる。
図28(a)〜(c)の編集候補登録画面において、キャンセルボタン(2802,2806,2812)がクリックされたときは、選択されたオブジェクトに対する編集の設定が変更されない。なお選択されたオブジェクトが既に編集が可能となっており、編集をできないように設定を変えたい時は、図2に示したメニューから再度設定すれば変更することが可能である。
図29は、本実施形態においてデータ作成アプリケーションが作成する印刷データの例を示す図である。
図4と同様、画像は図29(a)、文字は図29(c)のように表現される。そして、印刷データ作成者がこれら画像、文字を編集可能に設定した時は、それぞれの辞書に/Editableキーを追加し、編集可能である旨を指定する。
図29(d)、図29(f)は、図29(a)、図29(c)で表されるオブジェクトを編集可能に設定した状態を示す。/Editableキーに対応する値としては辞書が指定され、その辞書は画像の場合は/AnotherObjectsキー(文字の場合はAnotherFontsキー)、/Iconキーおよびそれぞれに対応する値が含まれている。/AnotherObjectsに対応する値は、差替え用のオブジェクトを指し、複数の指定が可能なように配列として表される。また、/AnotherFontsに対応する値は、差替え用のフォントを指し、複数の指定が可能なように配列として表される。
つまり、図29(d)は、オリジナル画像はR5であり、その差替え候補画像オブジェクトにはR5、R6が登録されていることを示す。同様に、図29(f)は、オリジナルフォントがFONT1であり、差替え候補フォントにはFONT1、FONT2が登録されていることを示す。
なお、図29(a)及び(d)で使用している外部定義されたイメージXObject(R5,R6)の規定を、念のため図29(b)および図29(e)として示す。また、/Iconキーに対応する値は、後述する図9の730のアイコンを表示するための場所を表し、default user space unitsにおける座標である。
このように、印刷データの作成と編集可能なオブジェクトおよびその差替え用オブジェクトの登録を終えた印刷データ作成者は、印刷データの確認を行った後、印刷データをサーバ装置115へアップロードする(図27(3))。この工程は第1の実施形態と共通であるため、説明を省略する。
サーバ装置115は、差替え用オブジェクトを含んだ印刷データを受信すると、HDD108内のデータベースまたはファイルシステムへの保存を行う(図27(4))。その後、工程(8)までは第1の実施形態で説明した通りに処理が行なわれる。
図8に示す確認Webページ600において、印刷データ作成者が注文者に編集を許可したオブジェクトが含まれる場合には、リンク602が表示される。
注文者はリンク602をクリックすることにより、編集Webページへ遷移することができる。
図30は、本実施形態における画像差替え用の編集Webページ700’の例を示す図である。第1の実施形態における編集Webページ700と同じ部分には同じ参照数字を付し、重複する説明を省略する。
上述のように、本実施形態においては、差替えを許可された画像オブジェクトを任意の画像で置換えることは許されず、予め印刷データ作成者が登録した候補から選択することになる。従って、本実施形態における編集Webページ700’では、第1の実施形態の編集Webページ700が有する任意の画像を選択するための構成(720〜722)の代わりに、候補画像を選択する構成(723〜726)が設けられている。
候補リスト723には、印刷データ中に登録されている差替え候補画像がリスト表示される。候補リスト723には、サムネイル725とラジオボタン724が1つのセットとして表示され、候補リスト723はスクロールバー726の操作によりスクロール表示可能に構成される。
注文者は、アイコン730で示される編集対象の画像オブジェクトの差替えに用いる画像に対応したラジオボタン724を選択することにより、候補画像を選択する。そして、適用ボタン722をクリックする。適用ボタン722のクリックに応答して、クライアント装置130で動作するWebブラウザは、どの候補画像が選択されたかをサーバ装置115へ通知する。
サーバ装置115は、通知された候補画像をHDD108から読み出し、印刷データの画像を差替えたプレビュー画像を生成し、差替えを反映した編集Webページを送り返す。
一方、文字オブジェクトのフォント変更が許可されていた場合には、図14に示した編集Webページ1100が表示される。ただし、本実施形態においては、リストボックス1120に表示される差替え用のフォント名が、印刷データ作成者によって予め決められている点が異なる。それ以外は第1の実施形態と同様であるため、編集に係る処理についての説明は省略する。
注文者は編集が終了すると、確認画面へのリンク703(または1103)をクリックする。するとサーバ装置は編集結果を反映した印刷データを作成し、セッションIDと関連付けられた印刷データとして、印刷データ作成者が作成したオリジナルの印刷データとは別に保存する。そしてこの印刷データの該当ページをレンダリングすることによりプレビュー画像を作成し、クライアント装置のWebブラウザに確認Webページ600(図8)を表示させる。これにより、注文者は内容の確認を行うことができる。
以後は第1の実施形態と同様に処理が行なわれる。
このように、本実施形態によれば、オブジェクトの変更可能範囲を予め登録しておくことが可能になる。従って、印刷データ作成者が意図しない編集を行われることが無くなる。そのため、印刷データ作成者が意図したスタイルなどを維持しながら、注文者の利便性を図ることが可能になるという効果が達成される。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る印刷サービスシステムについて説明する。
本実施形態に係る印刷サービスシステムの構成例と、システム内のデータの流れは、図1に示した第1の実施形態と共通であるため、説明を省略する。
本実施形態のサーバ装置115は、印刷データ作成者のクライアント装置120からアップロードされた印刷データに含まれる編集可能に設定されたオブジェクトについて、その縦横サイズ情報と、警告設定情報とを印刷データとともに保存する。
縦横サイズ情報は、オブジェクトの縦横サイズの関係(縦長か横長か)を示す情報であれば良く、具体的な大きさを表す情報である必要はない。また、印刷データから縦横サイズ情報を検出可能であれば、縦横サイズ情報を保存する必要はない。
また、警告設定情報は、オリジナルのオブジェクトと縦横サイズの関係が異なるオブジェクトへの差替えが指示された場合に、どのような制御を行うかを示す情報である。本実施形態においては、警告を行うか否か、差替えを許すか否かを表す情報とする。具体的には、
1)警告するとともに、差替えを禁止する。
2)単に警告するのみで、差替え自体は禁止しない。
3)警告も行わず、差替えも禁止しない。
のいずれかを意味する情報であるとする。
なお、これら情報は、印刷データ作成アプリケーションにおいて、編集可能なオブジェクトを設定する際、第1の実施形態で、編集を許可する事項を登録したようにして、オブジェクトと対応付けて登録するように構成することができる。すなわち、図3に示した編集内容指定画面の代わりに、第2の登録手段の一例としての警告設定情報登録画面2840(図31)を表示し、印刷データ作成者に登録させるように構成すればよい。ラジオボタンにより排他的に選択可能な項目2813〜2815は、上述の1)〜3)に対応しており、OKボタン2801のクリック時に選択されていた項目に対応する警告設定情報が登録される。
なお、本実施形態では、縦横サイズ情報は、アプリケーション側で検出可能であるものとして、警告設定情報登録画面2840には縦横サイズ情報の登録のための構成を設けていない。例えばオブジェクトが撮影時のカメラ位置情報を有する画像オブジェクトである場合には、カメラ位置(縦位置、横位置)から縦横サイズ情報を検出することが可能である。もちろん、縦横サイズ情報を明示的に指定させるように構成しても良い。
縦横サイズ情報及び警告設定情報は、図1の工程(3)において、印刷データに含められてサーバ装置115へアップロードされる。上述の通り、サーバ装置115は工程(4)において、クライアント装置120からアップロードされた印刷データをデータ保存領域に保存する(図1(4))。
図32は、本実施形態においてデータ作成アプリケーションが作成する印刷データの例を示す図である。
画像オブジェクトは図32(a)のように表現されるが、印刷データ作成者がこの画像オブジェクトを編集可能に設定した時は、辞書に/Editableキーを追加することにより編集可能である旨を示す。図32(b)は、図32(a)に示す画像オブジェクトを編集可能に設定した場合の印刷データの例を示す。
/Editableキーに対応する値としては辞書が指定され、その辞書は/AlertTypeキー、/Iconキーおよびそれぞれに対応する値が含まれている。/AlertTypeに対応する値は、差替え時の警告の種類を示す。作成者が図31に示した警告設定情報登録画面2840において、警告して差替えを許さない2813に設定していた場合、本実施形態では/AlertTypeを1とする。同様に、警告して差替えを許す2814については/AlertTypeを2、警告しないで差替えを許す2815については/AlertTypeを3とする。従って、図32(b)に示す印刷データは、警告して差替えを許さない2814が設定がされている例を示す。
なお図32(c)は、図32(a)および図32(b)に示すオブジェクトが使用する外部定義オブジェクトR6の例を示している。また、図32(b)における/Iconキーに対応する値(200,200)は、後述する図33のアイコン730を表示するための場所を表し、default user space unitsにおける座標である。
その後、工程(9)において、注文者がオブジェクトの差替えを行うための編集Webを用いて編集を行う。図33は、本実施形態における編集Webページ700”の例を示す図である。編集Webページは、図8に示した確認Webページ600の右上の、編集画面へのリンク602がクリックされるとによってサーバ装置115からクライアント装置130へ送信され、Webブラウザが表示する。
図33において、アイコン730は、プレビュー画像において編集可能なオブジェクトを示すためのアイコンである。図33では、右の画像が編集可能に設定されたオブジェクトであることを示している。
編集可能なオブジェクトをクリック等により選択すると、サーバ装置115は、差替えに用いるオブジェクト(ここでは画像)を指定するための差替え用オブジェクト指定画面(図34)を、クライアント装置130のWebブラウザに表示させる。
注文者がファイル参照ボタン342をクリックすると、クライアント装置130で動作するOSが提供するファイルブラウザ画面が表示される。注文者がファイルブラウザ画面を操作し、所望の画像ファイルを指定すると、指定された画像ファイルのパス(ファイルシステム中の位置を示す情報)がテキストフィールド341に表示される。
そして、注文者がキャンセルボタン344をクリックすれば、画面を閉じてなにも行わない。一方、注文者がボタン343をクリックすると、Webブラウザはテキストフィールド341に入力されたパスのファイルを読み出し、サーバ装置115へアップロードする。
なお、本実施形態では差替え用のオブジェクトを編集Webページ700”と別に表示される指定画面(図34)から指定するものとした。しかし、第1の実施形態における編集Webページ700(図9)のように、プレビュー画像と同一画面内に差替え用のオブジェクトを指定するためのGUIが配置されていてもよい。
サーバ装置115は、アップロードされた画像の縦横サイズを例えばヘッダ情報から検知し、オリジナルの画像オブジェクトの縦横サイズ情報(もしくは縦横サイズそのもの)と比較する。そして、両者が何れも縦長、もしくは何れも横長であれば、第1の実施形態と同様に処理を行なう。
一方、デフォルトの画像オブジェクトが縦長なのにアップロードされた画像が横長の場合や、デフォルト画像オブジェクトが横長なのにアップロードされた画像が縦長の場合はそのオブジェクトに対応づけられた警告設定情報に基づいた警告処理を行なう。
まず、警告設定情報が上述の1)、即ち/AlertTypeが1の場合、サーバ装置115は図35(a)の警告ダイアログを送信し、Webブラウザに表示させる。図35(a)において、注文者がOKボタン351をクリックすると、サーバ装置115は注文者のアップロードした画像への差替えを行わずに、確認Webページ600(図8)をWebブラウザに表示させる。
次に、警告設定情報が上述の2)、即ち/AlertTypeが2の場合、サーバ装置115は図35(b)の警告ダイアログを送信し、Webブラウザに表示させる。図35(b)において、注文者がOKボタン352をクリックすると、サーバ装置115は注文者のアップロードした画像への差替えを行い、確認Webページ600(図8)をWebブラウザに表示させる。一方、注文者がキャンセルボタン353をクリックすると、サーバ装置115は注文者のアップロードした画像への差替えを行わずに、確認Webページ600(図8)をWebブラウザに表示させる。
警告設定情報が上述の3)、即ち/AlertTypeが3の場合、サーバ装置115は警告を行わずに差替えを反映した確認Webページ600を表示させる(つまり、第1の実施形態と同じ)。
以下の、図1における工程(10)以降については、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
このように、本実施形態によれば、印刷データ作成者は、差替えを許可するオブジェクト毎に、縦サイズと横サイズの大小関係が異なるオブジェクトとの差替えについての対応を指定することができる。そのため、印刷データ作成者は、例えば縦長にオブジェクトを配置することを想定したレイアウトにおいて、横長のオブジェクトに差替えされてしまうといった、意図しない編集を制限することができる。
しかも、このような設定をオブジェクト単位で行うことが可能なので、編集を全く許可しないオブジェクト、どのように差替えされても良いオブジェクトなど、データ作成者の意図に応じた制御が実現できる。また、注文者にも、許された範囲でオブジェクト単位の編集が可能となるという利点がある。
<他の実施形態>
上述の実施形態では、印刷データ作成者が印刷データをクライアント装置120で稼働するデータ作成アプリケーションを使用して作成するものとした。しかし、印刷データ作成アプリケーションの稼働位置はクライアント装置120である必要はなく、所謂Webアプリケーションとしてサーバ装置115で稼働するものであってよい。
上述の実施形態は、システム或は装置のコンピュータ(或いはCPU、MPU等)によりソフトウェア的に実現することも可能である。
従って、上述の実施形態をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給されるコンピュータプログラム自体も本発明を実現するものである。つまり、上述の実施形態の機能を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明の一つである。
なお、上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能であれば、どのような形態であってもよい。例えば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等で構成することができるが、これらに限るものではない。
上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は有線/無線通信によりコンピュータに供給される。プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記憶媒体、MO、CD、DVD等の光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリなどがある。
有線/無線通信を用いたコンピュータプログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバを利用する方法がある。この場合、本発明を形成するコンピュータプログラムとなりうるデータファイル(プログラムファイル)をサーバに記憶しておく。プログラムファイルとしては、実行形式のものであっても、ソースコードであっても良い。
そして、このサーバにアクセスしたクライアントコンピュータに、プログラムファイルをダウンロードすることによって供給する。この場合、プログラムファイルを複数のセグメントファイルに分割し、セグメントファイルを異なるサーバに分散して配置することも可能である。
つまり、上述の実施形態を実現するためのプログラムファイルをクライアントコンピュータに提供するサーバ装置も本発明の一つである。
また、上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムを暗号化して格納した記憶媒体を配布し、所定の条件を満たしたユーザに、暗号化を解く鍵情報を供給し、ユーザの有するコンピュータへのインストールを許可してもよい。鍵情報は、例えばインターネットを介してホームページからダウンロードさせることによって供給することができる。
また、上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、すでにコンピュータ上で稼働するOSの機能を利用するものであってもよい。
さらに、上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、その一部をコンピュータに装着される拡張ボード等のファームウェアで構成してもよいし、拡張ボード等が備えるCPUで実行するようにしてもよい。
本発明の第1の実施形態に係るサーバ装置及びクライアント装置を用いた印刷サービスシステムの構成例と、データの流れを示す図である。 本発明の実施形態におけるデータ作成アプリケーションにおいて、オブジェクトの編集可能属性を設定するメニュー表示の例を示す図である。 本発明の実施形態におけるデータ作成アプリケーションにおいて、文字オブジェクトが編集可能オブジェクトとして選択された状態で表示される編集内容指定画面の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態において、データ作成アプリケーションが作成する印刷データの例を示す図である。 本発明の実施形態におけるデータ作成アプリケーションで表示される確認画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態において、クライアント装置120のWebブラウザが表示する注文者指定Webページ400の一例を示す図である。 本発明の実施形態において、Webブラウザが表示する確認Webページ500の一例を示す図である。 本発明の実施形態において、Webブラウザが表示する確認Webページ600の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態において、編集可能オブジェクトとして、画像の差替えが許可されているオブジェクトのみが含まれる場合の編集Webページの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態において、編集可能オブジェクトとして、画像の移動が許可されているオブジェクトのみが含まれる場合の編集Webページの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態において、編集可能オブジェクトとして、画像の拡大・縮小が許可されているオブジェクトのみが含まれる場合の編集Webページの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態において、編集可能オブジェクトとして、差替えが許可されている文字オブジェクトのみが含まれる場合の編集Webページの一例を示す図である。 図12に示す編集Webページを用いて差替えを指定した文字が長すぎる場合の表示例を示す図である。 本発明の第1の実施形態において、編集可能オブジェクトとして、フォント及びフォントサイズの変更が許可されている文字オブジェクトのみが含まれる場合の編集Webページの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態において、編集可能オブジェクトとして、移動が許可されている線画オブジェクトのみが含まれる場合の編集Webページの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態において、編集可能なオブジェクトや適用可能な変編集方法が複数存在する場合の編集Webページの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態において、ページの長さを抑制し、所定の大きさを有する表示領域に収まるようにした編集Webページの例を示す図である。 図19に示した編集Webページの作成処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態において、注文者が注文数量を入力するためのWebページの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態において、注文者が注文者住所氏名、配送先住所氏名を入力するためのWebページの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態において、注文者が注文内容を確認するためのWebページの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態において、注文者が注文完了を確認するためのWebページの例を示す図である。 本発明の実施形態におけるサーバ装置及びクライアント装置として適用可能な情報処理装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るサーバ装置及びクライアント装置を用いた印刷サービスシステムの構成例と、データの流れを示す図である。 本発明の第2の実施形態のデータ作成アプリケーションおいて表示される編集候補登録画面の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態において、データ作成アプリケーションが作成する印刷データの例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における、画像差替え用の編集Webページの例を示す図である。 本発明の第2の実施形態のデータ作成アプリケーションおいて表示される警句設定情報登録画面の例を示す図である。 本発明の第3の実施形態において、データ作成アプリケーションが作成する印刷データの例を示す図である。 本発明の第3の実施形態における、画像差替え用の編集Webページの例を示す図である。 本発明の第3の実施形態における、差替え用オブジェクト指定画面の例を示す図である。 本発明の第3の実施形態において、サーバ装置が警告設定情報に従って表示させる警告ダイアログの例を示す図である。

Claims (14)

  1. オブジェクトから構成される印刷データを作成する情報処理装置であって、
    前記印刷データを構成するオブジェクト毎に、第三者による編集を許可するか否かを示す編集可否属性を設定する属性設定手段と、
    第三者による編集を許可する編集可否属性を有するオブジェクトに対し、どのような編集を許可するかを設定する編集種別設定手段と、
    印刷データを前記第三者に提供するための他の情報処理装置へ、作成した印刷データを送信する送信手段とを有する情報処理装置。
  2. 許可する編集として差替えが設定されるオブジェクトについて、差替え候補のオブジェクトを前記印刷データに登録する第1の登録手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 許可する編集として差替えが設定されるオブジェクトについて、縦横サイズの関係が異なるオブジェクトへの差替えが指定された際に警告を行うか否か、前記縦横サイズの関係が異なるオブジェクトへの差替えを許すか否かについての情報を前記印刷データに登録する第2の登録手段をさらに有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の情報処理装置。
  4. オブジェクトから構成される印刷データを保存する記憶手段と、
    通信可能に接続された外部情報処理装置から要求された印刷データの内容を表すWebページを生成するWebページ生成手段と、
    前記Webページを前記外部情報処理装置に送信する送信手段とを有し、
    前記Webページ生成手段が、
    前記要求された印刷データを構成するオブジェクトに、編集可能に設定されているオブジェクトが含まれている場合、当該編集可能に設定されているオブジェクトを編集するための編集Webページへのリンクを含んだWebページを生成することを特徴とする情報処理装置。
  5. 前記外部情報処理装置において、前記Webページに含めた前記編集Webページへのリンクが選択された場合、前記Webページ生成手段は、前記編集可能に設定されているオブジェクトに許可された編集を行うためのGUIを含んだ編集Webページを生成し、
    前記送信手段は、前記編集Webページを前記外部情報処理装置に送信することを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記編集Webページには、前記編集可能に設定されたオブジェクトを示す表示を含んだ、前記印刷データのプレビュー画像が含まれることを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記Webページ生成手段が、
    前記印刷データを構成するオブジェクトに許可されている編集が複数種ある場合、当該複数種の各々の編集を行うためのGUIを含んだ編集Webページを生成することを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
  8. 前記Webページ生成手段は、
    前記複数種の各々の編集を行うためのGUIを含んだ編集Webページの長さが、予め定められた長さを超える場合には、前記予め定められた長さに収まるように前記編集Webページに含めるGUIの種類を削減するとともに、削減されたGUIを含んだ他の編集Webページへのリンクを含んだ編集Webページを生成することを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。
  9. 前記予め定められた長さが、前記プレビュー画像と前記編集を行うためのGUIの両方が同時に表示できるように規定されることを特徴とする請求項8記載の情報処理装置。
  10. 前記Webページ生成手段が、
    前記GUIの操作に応答して、前記GUIの操作を反映した前記プレビュー画像を含んだ編集Webページを生成し、
    前記送信手段が、
    前記GUIの操作を反映した前記プレビュー画像を含んだ編集Webページを前記外部情報処理装置に送信することを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記Webページ生成手段が、
    許可する編集として差替えが設定され、かつ差替え候補が登録されているオブジェクトについては、当該差替え候補を選択するためのGUIを含んだ編集Webページを生成することを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 許可する編集として差替えが設定され、かつ縦横サイズの関係が異なるオブジェクトへの差替えが指示された際に警告を行うか否か、前記縦横サイズの関係が異なるオブジェクトへの差替えを許すか否かについての情報が登録されているオブジェクトを差替えるためのオブジェクトを前記外部情報処理装置から受信した場合、前記受信したオブジェクトの縦横サイズの関係を検出する検出手段をさらに有し、
    前記検出した縦横サイズの関係が、差替えられる前記オブジェクトの縦横サイズの関係と異なる場合、前記Webページ生成手段が、前記登録されている情報に基づく警告ダイアログを生成し、
    前記送信手段が前記警告ダイアログを前記外部情報処理装置に送信することを特徴とする請求項7乃至請求項11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. コンピュータを、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置が有する各手段もしくは請求項4乃至請求項12のいずれか1項に記載の情報処理装置が有する各手段として機能させるためのプログラム。
  14. 請求項13記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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