JP2008268686A - プラズマディスプレイパネルの駆動方法 - Google Patents

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慶治 赤松
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実 武田
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Abstract

【課題】高精細度パネル、高輝度パネルであっても誤放電による発光を抑制し、品質の高い画像を表示する。
【解決手段】プラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、走査電極に走査パルスを印加しデータ電極に書込みパルスを印加して放電セルで書込み放電を発生させる書込み期間と、所定の輝度重みに応じた数の維持パルスを表示電極対に印加して放電セルを発光させた後走査電極に緩やかに上昇する上り傾斜波形電圧を印加する維持期間とを有する複数のサブフィールドで1フィールド期間を構成し、輝度重みが単調増加するように複数のサブフィールドを配置するとともに、最後のサブフィールドにおいて放電セルで書込み放電を発生させるための時間を、それ以外のサブフィールドにおいて放電セルで書込み放電を発生させるための時間より短く設定した。
【選択図】図5

Description

本発明は、プラズマディスプレイパネルの駆動方法に関する。
プラズマディスプレイパネル(以下、「パネル」と略記する)として代表的な交流面放電型パネルは、対向配置された前面板と背面板との間に多数の放電セルが形成されている。
前面板は、1対の走査電極と維持電極とからなる表示電極対がガラス製の前面基板上に互いに平行に複数対形成され、それら表示電極対を覆うように誘電体層および保護層が形成されている。背面板は、ガラス製の背面基板上に複数の平行なデータ電極と、それらを覆うように誘電体層と、さらにその上にデータ電極と平行に複数の隔壁とがそれぞれ形成され、誘電体層の表面と隔壁の側面とに蛍光体層が形成されている。
そして、表示電極対とデータ電極とが立体交差するように前面板と背面板とが対向配置されて密封され、内部の放電空間には、キセノンを含む放電ガスが封入されている。ここで表示電極対とデータ電極との対向する部分に放電セルが形成される。このような構成のパネルにおいて、各放電セル内でガス放電により紫外線を発生させ、この紫外線で赤色、緑色および青色の各色に発光する蛍光体層を励起発光させてカラー表示を行っている。
パネルを駆動する方法としてはサブフィールド法、すなわち、1フィールド期間を複数のサブフィールドに分割した上で、発光させるサブフィールドの組み合わせによって階調表示を行う方法が一般的である。
各サブフィールドは、初期化期間、書込み期間および維持期間を有し、初期化期間では初期化放電を発生し、続く書込み動作に必要な壁電荷を各電極上に形成する。
書込み期間では、表示を行うべき放電セルにおいて書込み放電を発生し壁電荷を形成する。そして維持期間では、走査電極と維持電極とからなる表示電極対に交互に維持パルスを印加し、書込み放電を起こした放電セルで維持放電を発生させ、対応する放電セルの蛍光体層を発光させることにより画像表示を行う。
しかしながら、近年の表示画面の大型化、高精細化が進むにつれて、放電すべきでない放電セルが誤放電によって発光し、表示画像上に輝点が発生して画像表示品質を低下させるという問題点が発生してきた。このような問題を解決する方法として、例えば特許文献1には、書込み期間の途中に維持放電を発生させるための維持パルスを挿入する方法が開示されている。
特開2007−41250号公報
しかしながら、パネルの高精細化に伴って放電セルを微細化すると、あるいはパネルの輝度を高めるためにキセノン分圧を高めると、表示画面上に輝点が発生しやすくなるが、特に彩度の高い画像を表示している領域で発生する輝点に対しては、上記の駆動方法はあまり有効ではないという課題があった。
本発明はこれらの課題に鑑みてなされたものであり、高精細度パネル、高輝度パネルであっても誤放電による発光を抑制し、品質の高い画像を表示することができるパネルの駆動方法を提供することを目的とする。
本発明は、走査電極と維持電極とからなる表示電極対とデータ電極とを有する放電セルを複数備えたパネルの駆動方法であって、走査電極に走査パルスを印加しデータ電極に書込みパルスを印加して放電セルで書込み放電を発生させる書込み期間と、所定の輝度重みに応じた数の維持パルスを表示電極対に印加して放電セルを発光させた後走査電極に緩やかに上昇する上り傾斜波形電圧を印加する維持期間とを有する複数のサブフィールドで1フィールド期間を構成し、輝度重みが単調増加するように複数のサブフィールドを配置するとともに、最後のサブフィールドにおいて放電セルで書込み放電を発生させるための時間を、それ以外のサブフィールドにおいて放電セルで書込み放電を発生させるための時間より短く設定したことを特徴とする。この方法により、高精細度パネル、高輝度パネルであっても誤放電による発光を抑制し、品質の高い画像を表示することができるパネルの駆動方法を提供することができる。
また本発明のパネルの駆動方法は、1.30μsec〜1.35μsecの間の値に設定したしきい値に対して、最後のサブフィールドにおいて放電セルで書込み放電を発生させるための時間はしきい値より短く、最後のサブフィールド以外のサブフィールドにおいて放電セルで書込み放電を発生させるための時間はしきい値より長いことが望ましい。
また本発明のパネルの駆動方法は、最後のサブフィールドにおいて前記放電セルで書込み放電を発生させるための時間が1.30μsecより短く、最後のサブフィールド以外のサブフィールドにおいて放電セルで書込み放電を発生させるための時間が1.35μsecより長いことが望ましい。
本発明によれば、高精細度パネル、高輝度パネルであっても誤放電による発光を抑制し、品質の高い画像を表示することができるパネルの駆動方法を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態におけるパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置について、図面を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態におけるパネル10の構造を示す分解斜視図である。ガラス製の前面基板21上には、走査電極22と維持電極23とからなる表示電極対24が複数形成されている。そして走査電極22と維持電極23とを覆うように誘電体層25が形成され、その誘電体層25上に保護層26が形成されている。背面基板31上にはデータ電極32が複数形成され、データ電極32を覆うように誘電体層33が形成され、さらにその上に井桁状の隔壁34が形成されている。そして、隔壁34の側面および誘電体層33上には赤色、緑色および青色の各色に発光する蛍光体層35が設けられている。
これら前面基板21と背面基板31とは、微小な放電空間を挟んで表示電極対24とデータ電極32とが交差するように対向配置され、その外周部をガラスフリット等の封着材によって封着されている。そして放電空間には、例えばネオンとキセノンの混合ガスが放電ガスとして封入されている。放電空間は隔壁34によって複数の区画に仕切られており、表示電極対24とデータ電極32とが交差する部分に放電セルが形成されている。そしてこれらの放電セルが放電、発光することにより画像が表示される。
なお、パネル10の構造は上述したものに限られるわけではなく、例えばストライプ状の隔壁を備えたものであってもよい。
図2は、本発明の実施の形態におけるパネル10の電極配列図である。パネル10には、行方向に長いn本の走査電極SC1〜SCn(図1の走査電極22)およびn本の維持電極SU1〜SUn(図1の維持電極23)が配列され、列方向に長いm本のデータ電極D1〜Dm(図1のデータ電極32)が配列されている。そして、1対の走査電極SCi(i=1〜n)および維持電極SUiと1つのデータ電極Dj(j=1〜m)とが交差した部分に放電セルが形成され、放電セルは放電空間内にm×n個形成されている。なお、本実施の形態においては走査電極の数nは偶数であるものとして説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図3は、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置100の回路ブロック図である。プラズマディスプレイ装置100は、パネル10、画像信号処理回路41、データ電極駆動回路42、走査電極駆動回路43、維持電極駆動回路44、タイミング発生回路45および各回路ブロックに必要な電源を供給する電源部(図示せず)を備えている。
画像信号処理回路41は、入力された画像信号をサブフィールド毎の発光・非発光を示す画像データに変換する。データ電極駆動回路42はサブフィールド毎の画像データを各データ電極D1〜Dmに対応する信号に変換し各データ電極D1〜Dmを駆動する。
タイミング発生回路45は水平同期信号、垂直同期信号にもとづき各回路の動作を制御する各種のタイミング信号を発生し、それぞれの回路へ供給する。走査電極駆動回路43は、書込み期間において走査電極SC1〜SCnに印加する各種の電圧および走査パルスを発生するための走査パルス発生部50を有し、タイミング信号にもとづいて各走査電極SC1〜SCnをそれぞれ駆動する。維持電極駆動回路44はタイミング信号にもとづいて維持電極SU1〜SUnを駆動する。
次に、パネル10を駆動するための駆動電圧波形とその動作について説明する。プラズマディスプレイ装置100は、サブフィールド法によって階調表示を行う。それぞれのサブフィールドは初期化期間、書込み期間および維持期間を有する。
本実施の形態においては、1フィールドを10のサブフィールド(第1SF、第2SF、・・・、第10SF)に分割し、各サブフィールドはそれぞれ、例えば(1、2、3、6、11、18、30、44、60、80)の輝度重みを持つものとする。しかし、本発明は、輝度重みが広義の意味で単調増加するように配置されていれば、サブフィールド数や各サブフィールドの輝度重みが上記の値に限定されるものではない。
本実施の形態においては、走査電極SC1〜SCnを第1の走査電極群と第2の走査電極群とに分ける。そして、書込み期間を、第1の走査電極群に属する走査電極のそれぞれに走査パルスを順次印加する第1の書込み期間と、第2の走査電極群に属する走査電極のそれぞれに走査パルスを順次印加する第2の書込み期間とに分割して書込み動作を行う。そして本実施の形態においては、奇数番目の走査電極SC1、SC3、・・・、SCn−1を第1の走査電極群、偶数番目の走査電極SC2、SC4、・・・、SCnを第2の走査電極群とし、第1の書込み期間(以下、「奇数期間」と略記する)には奇数番目の走査電極に走査パルスを順次印加し、第2の書込み期間(以下、「偶数期間」と略記する)には偶数番目の走査電極に走査パルスを順次印加する。
図4は、本発明の実施の形態におけるパネル10の各電極に印加する駆動電圧波形を示す図であり、第1SFおよび第2SFにおける駆動電圧波形を示している。
第1SFの初期化期間の前半部では、データ電極D1〜Dmに書込みパルス電圧Vwを印加し、維持電極SU1〜SUnに電圧0(V)を印加し、走査電極SC1〜SCnには、維持電極SU1〜SUnに対して放電開始電圧以下の電圧Vi1から、放電開始電圧を超える電圧Vi2に向かって緩やかに上昇する傾斜波形電圧を印加する。この傾斜波形電圧が上昇する間に、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUn、データ電極D1〜Dmとの間でそれぞれ微弱な初期化放電が起こる。そして、走査電極SC1〜SCn上に負の壁電圧が蓄積されるとともに、データ電極D1〜Dm上および維持電極SU1〜SUn上には正の壁電圧が蓄積される。ここで、電極上の壁電圧とは電極を覆う誘電体層上、保護層上、蛍光体層上等に蓄積された壁電荷により生じる電圧を表す。
初期化期間の後半部では、データ電極D1〜Dmに電圧0(V)を印加し、維持電極SU1〜SUnに正の電圧Ve1を印加し、走査電極SC1〜SCnには、維持電極SU1〜SUnに対して放電開始電圧以下となる電圧Vi3から放電開始電圧を超える電圧Vi4に向かって緩やかに下降する傾斜波形電圧を印加する。この間に、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUn、データ電極D1〜Dmとの間でそれぞれ微弱な初期化放電が起こる。そして、走査電極SC1〜SCn上の負の壁電圧および維持電極SU1〜SUn上の正の壁電圧が弱められ、データ電極D1〜Dm上の正の壁電圧は書込み動作に適した値に調整される。
なお、1フィールドを構成するサブフィールドのうち、いくつかのサブフィールドでは初期化期間の前半部を省略してもよく、その場合には、直前のサブフィールドで維持放電を行った放電セルに対して選択的に初期化動作が行われる。図4には、第1SFの初期化期間では前半部および後半部を有する初期化動作、第2SFおよびそれ以降の初期化期間では後半部のみを有する初期化動作を行う駆動電圧波形を示した。
書込み期間では、上述したように、奇数期間と偶数期間との2つに分割して、奇数期間には奇数番目の走査電極SC1、SC3、・・・、SCn−1に走査パルスを順次印加して書込み動作を行い、偶数期間には偶数番目の走査電極SC2、SC4、・・・、SCnに走査パルスを順次印加して書込み動作を行っている。
奇数期間では、維持電極SU1〜SUnに電圧Ve2を印加し、奇数番目の走査電極SC1、SC3、・・・、SCn−1のそれぞれには第2の電圧Vs2を、偶数番目の走査電極SC2、SC4、・・・、SCnのそれぞれには第4の電圧Vs4を印加する。ここで、第4の電圧Vs4は第2の電圧Vs2より高い電圧である。
次に、1番目の走査電極SC1に負の走査パルスを印加するために走査パルス電圧Vadを印加する。そして、データ電極D1〜Dmのうち1行目に発光させるべき放電セルのデータ電極Dk(k=1〜m)に正の書込みパルス電圧Vwを印加する。このとき本実施の形態においては、走査電極SC1に隣接する走査電極、すなわち2番目の走査電極SC2に第4の電圧Vs4より低い第3の電圧Vs3を印加する。これは隣接する走査電極SC1と走査電極SC2との間に過大な電圧差が印加されるのを防ぐためである。
すると書込みパルス電圧Vwを印加した放電セルのデータ電極Dk上と走査電極SC1上との交差部の電圧差は、外部印加電圧の差(Vw−Vad)にデータ電極Dk上の壁電圧と走査電極SC1上の壁電圧の差とが加算されたものとなり放電開始電圧を超える。そして、データ電極Dkと走査電極SC1との間および維持電極SU1と走査電極SC1との間に書込み放電が起こり、走査電極SC1上に正の壁電圧が蓄積され、維持電極SU1上に負の壁電圧が蓄積され、データ電極Dk上にも負の壁電圧が蓄積される。このようにして、1行目に発光させるべき放電セルで書込み放電を起こして各電極上に壁電圧を蓄積する書込み動作が行われる。一方、書込みパルス電圧Vwを印加しなかったデータ電極D1〜Dmと走査電極SC1との交差部の電圧は放電開始電圧を超えないので、書込み放電は発生しない。
次に、3番目の走査電極SC3に走査パルス電圧Vadを印加するとともに、データ電極D1〜Dmのうち3行目に発光させるべき放電セルのデータ電極Dkに正の書込みパルス電圧Vwを印加する。このとき走査電極SC3に隣接する2番目の走査電極SC2および4番目の走査電極SC4にも第3の電圧Vs3を印加する。するとその放電セルのデータ電極Dkと走査電極SC3との間および維持電極SU3と走査電極SC3との間に書込み放電が起こり、各電極上に壁電圧を蓄積する書込み動作が行われる。
以下、奇数番目の走査電極SC5、SC7、・・・、SCn−1についても同様に書込み動作を行う。そしてこのとき書込み動作を行う奇数番目の走査電極SCp+1(p=偶数、1<p<n)に隣接する偶数番目の走査電極SCpおよび走査電極SCp+2にも第3の電圧Vs3を印加する。
続く偶数期間では、奇数番目の走査電極SC1、SC3、・・・、SCn−1に第2の電圧Vs2を印加したまま、偶数番目の走査電極SC2、SC4、・・・、SCnにも第2の電圧Vs2を印加する。
次に、2番目の走査電極SC2に負の走査パルスを印加するために走査パルス電圧Vadを印加するとともに、データ電極D1〜Dmのうち2行目に発光させるべき放電セルのデータ電極Dkに正の書込みパルス電圧Vwを印加する。するとその放電セルのデータ電極Dkと走査電極SC2との交差部の電圧差は放電開始電圧を超え、2行目に発光させるべき放電セルで書込み放電を起こして各電極上に壁電圧を蓄積する書込み動作が行われる。
次に、4番目の走査電極SC4に走査パルス電圧Vadを印加するとともに、4行目に発光させるべき放電セルのデータ電極Dkに正の書込みパルス電圧Vwを印加する。するとその放電セルで書込み放電が起きる。
以下同様に、偶数番目の走査電極SC6、SC8、・・・、SCnについても同様に走査パルス電圧Vadを印加して書込み動作を行う。
なお、偶数期間において、奇数番目の走査電極SC1、SC3、・・・、SCn−1のそれぞれには第4の電圧Vs4を印加し、書込み動作を行う偶数番目の走査電極SCpに隣接する奇数番目の走査電極SCp−1および走査電極SCp+1に第3の電圧Vs3を印加してもよい。
しかし本実施の形態のように駆動しても、電圧Vscnを超える電圧差を隣接する走査電極間に印加することはないので、絶縁破壊やマイグレーションを発生する恐れがない。また奇数期間において奇数番目の走査電極の書込み動作をすでに終えているため、偶数期間において奇数番目の走査電極の壁電荷がたとえ減少したとしても、画像表示品質を損なう恐れがない。
なお、本実施の形態においては、詳細は後述するが、放電セルで書込み放電を発生させるための時間、すなわち発光させるべき放電セルに走査パルス電圧Vadを印加するとともに書込みパルス電圧Vwを印加する時間(以下、「書込み時間」と略記する)はサブフィールドにより異なり、最後のサブフィールドにおける書込み時間はそれ以外のサブフィールドにおける書込み時間よりも短く設定している。
続く維持期間では、まず走査電極SC1〜SCnに正の維持パルス電圧Vmを印加するとともに維持電極SU1〜SUnに電圧0(V)を印加する。すると書込み放電を起こした放電セルでは、走査電極SCi上と維持電極SUi上との電圧差が維持パルス電圧Vmに走査電極SCi上の壁電圧と維持電極SUi上の壁電圧との差が加算されたものとなり放電開始電圧を超える。そして、走査電極SCiと維持電極SUiとの間に維持放電が起こり、このとき発生した紫外線により蛍光体層35が発光する。そして走査電極SCi上に負の壁電圧が蓄積され、維持電極SUi上に正の壁電圧が蓄積される。さらにデータ電極Dk上にも正の壁電圧が蓄積される。書込み期間において書込み放電が起きなかった放電セルでは維持放電は発生せず、初期化期間の終了時における壁電圧が保たれる。
続いて、走査電極SC1〜SCnには電圧0(V)を、維持電極SU1〜SUnには維持パルス電圧Vmをそれぞれ印加する。すると、維持放電を起こした放電セルでは、維持電極SUi上と走査電極SCi上との電圧差が放電開始電圧を超えるので再び維持電極SUiと走査電極SCiとの間に維持放電が起こり、維持電極SUi上に負の壁電圧が蓄積され走査電極SCi上に正の壁電圧が蓄積される。以降同様に、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUnとに交互に輝度重みに応じた数の維持パルスを印加し、表示電極対の電極間に電位差を与えることにより、書込み期間において書込み放電を起こした放電セルで維持放電が継続して行われる。
そして、維持期間の最後には、維持パルス電圧Vmに等しいかそれ以上の電圧Vrに向かって緩やかに上昇する傾斜波形電圧を走査電極SC1〜SCnに印加して、データ電極Dk上の正の壁電圧を残したまま、走査電極SCi上および維持電極SUi上の壁電圧を消去している。このときの傾斜波形電圧の勾配は、例えば10(V/μsec)である。こうして維持期間における維持動作が終了する。
このように本実施の形態においては、走査パルスを印加しない走査電極群には走査パルスを印加する走査電極群よりも高い電圧を印加して壁電圧の減少を防ぐとともに、走査パルスを印加する走査電極とそれに隣接する走査電極との電圧差を小さくしてスパークやショートを防いでいる。
次に、各サブフィールドの書込み期間における書込み時間について説明する。図5は、本発明の実施の形態におけるサブフィールド構成を示す図であり、各サブフィールドの輝度重み、および各サブフィールドの書込み時間を示している。このように、各サブフィールドの輝度重みは、後に配置したサブフィールドほど大きくなるように設定している。また各サブフィールドの書込み時間は、第1SF〜第9SFまでは、1.45μsecに設定し、1フィールド期間の最後に配置された第10SFの書込み時間は、それよりも短い1.20μsecに設定している。このように、複数のサブフィールドの最後のサブフィールドにおける書込み時間を、それ以外のサブフィールドにおける書込み時間よりも短く設定することにより誤放電を抑制することができる。特に、彩度の高い画像を表示している領域で発生する誤放電を効果的に抑制することができる。
次に、このような駆動方法により誤放電を抑制できる理由について説明する。彩度の高い画像で輝点が発生する理由が完全に解明されたわけではないが、例えば次のように考えることができる。彩度の高い画像、例えば青色を表示している領域では、図6に示すように、青色の蛍光体が塗布された放電セルは各サブフィールドで書込み放電を行い、維持放電を発生する。一方、赤色および緑色の蛍光体が塗布された放電セルは全く書込み放電を行わないか、輝度重みの小さいサブフィールドでのみ書込み放電を行い、そのサブフィールドで維持放電を発生する。そしてその後、走査電極SC1〜SCnに、電圧Vrに向かって緩やかに上昇する傾斜波形電圧が印加され、続くサブフィールドの初期化期間に電圧Vi4に向かって緩やかに下降する傾斜波形電圧が印加される。しかし、輝度重みの小さいサブフィールドでは維持放電の回数が少なく維持放電が十分安定しないため、その後の消去放電および初期化放電で、データ電極Dk上の領域に過剰な正の壁電圧が残る等、不正規な壁電荷が蓄積される。そしてその後の維持期間において青色の蛍光体が塗布された放電セルで維持放電が発生し、この維持放電によって発生した荷電粒子が赤色および緑色の蛍光体が塗布された放電セルに飛来し、さらに不正規な壁電荷が蓄積される。そして最後のサブフィールドの書込み期間において、不正規な壁電荷が限界を超えて蓄積した放電セルで誤書込みが発生して、維持期間で誤放電が発生すると考えることができる。
青色の蛍光体が塗布された放電セルでは、輝度重みの大きいサブフィールドでも維持放電を発生させるため、最後のサブフィールドの書込み期間では十分なプライミングが供給されており、書込み放電の放電遅れは小さいと考えられる。しかし最後のサブフィールドの書込み期間で誤書込みを発生する放電セルにはプライミングが不足しているので、書込み放電の放電遅れは大きい。本実施の形態においては、最後のサブフィールドの書込み時間をそれ以外のサブフィールドの書込み時間よりも短く設定しているため、放電遅れの大きい誤書込みのみを抑制することができる。
なお、最後のサブフィールドの1つ前のサブフィールドの書込み時間も短く設定すると、1つ前のサブフィールドで書込み放電に失敗した放電セルは、最後のサブフィールドでも書込み放電ができず、その結果、かえって画像表示品質を低下させるため望ましくない。
このように、最後のサブフィールドの書込み時間をそれ以外のサブフィールドの書込み時間よりも短く設定することにより、高精細度パネル、高輝度パネルであっても誤放電による発光を抑制し、品質の高い画像を表示することができる。最後のサブフィールドの書込み時間およびそれ以外のサブフィールドの書込み時間は、パネルの放電特性にもとづき最適に設定することが望ましい。しかし、本発明者らの検討の結果、誤書込みを防ぎつつ書込み放電すべき放電セルで書込み放電を発生させるためには、おおむね1.30μsec〜1.35μsecを境にして、最後のサブフィールドの書込み時間はその境の値よりも短く、それ以外のサブフィールドの書込み時間はその境の値よりも長く設定することが望ましい。さらに望ましくは、最後のサブフィールドの書込み時間を1.30μsecより短く、それ以外のサブフィールドの書込み時間を1.35μsecより長く設定すればよい。
次に、走査パルス発生部50の詳細な構成について説明する。なお本実施の形態においては、第2の電圧Vs2と走査パルス電圧Vadとの差が、第4の電圧Vs4と第3の電圧Vs3との差に等しいとして説明する。この電圧の差を以下、電圧Vscnと記す。すなわち、(Vs2−Vad)=(Vs4−Vs3)=Vscnである。
図7は、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置100の走査パルス発生部50の構成を示す回路図である。図7にはパネル10および維持電極駆動回路44も示している。走査パルス発生部50は、奇数番目の走査電極SC1、SC3、・・・、SCn−1に印加する駆動電圧を出力する奇数パルス発生部53と、偶数番目の走査電極SC2、SC4、・・・、SCnに印加する駆動電圧を出力する偶数パルス発生部56とを備えている。なお、初期化期間および維持期間における駆動電圧波形を発生する回路は省略した。
奇数パルス発生部53は、電圧Vscnのフローティング電源VSCN1と、フローティング電源VSCN1の低電圧側を走査パルス電圧Vadまたは第3の電圧Vs3に接続するスイッチ54と、フローティング電源VSCN1の低電圧側の電圧または高圧側の電圧を奇数番目の走査電極SC1、SC3、・・・、SCn−1のそれぞれに印加する出力部60(1)、60(3)、・・・、60(n−1)を備えている。出力部60(1)は、フローティング電源VSCN1の高圧側の電圧を出力するスイッチング素子61(1)と、フローティング電源VSCN1の低圧側の電圧を出力するスイッチング素子62(1)とを有する。出力部60(3)も同様にスイッチング素子61(3)とスイッチング素子62(3)とを有する。出力部60(5)、60(7)、・・・、60(n−1)についても同様である。
偶数パルス発生部56は、電圧Vscnのフローティング電源VSCN2と、フローティング電源VSCN2の低電圧側を走査パルス電圧Vadまたは第3の電圧Vs3に接続するスイッチ57と、フローティング電源VSCN2の低電圧側の電圧または高圧側の電圧を偶数番目の走査電極SC2、SC4、・・・、SCnのそれぞれに印加する出力部60(2)、60(4)、・・・、60(n)を備えている。出力部60(2)は、フローティング電源VSCN2の高圧側の電圧を出力するスイッチング素子61(2)と、フローティング電源VSCN2の低圧側の電圧を出力するスイッチング素子62(2)とを有する。出力部60(4)、60(6)、・・・、60(n)についても同様である。
なお、フローティング電源VSCN1、フローティング電源VSCN2は、例えばDC−DCコンバータ等を用いて構成してもよいが、ダイオードとコンデンサを有するブートストラップ回路を用いて簡単に構成することができる。本実施の形態においては、フローティング電源VSCN1およびフローティング電源VSCN2の電圧はともに電圧Vscnであるので、第2の電圧Vs2は、Vs2=(Vad+Vscn)であり、第4の電圧Vs4は、Vs4=(Vs3+Vscn)である。また、走査パルス電圧Vad=−140(V)、電圧Vscn=150(V)、第3の電圧Vs3=0(V)である。しかしこれらの電圧は一例であり、パネルの特性等に合わせて最適な値に設定することが望ましい。
次に書込み期間における走査パルス発生部50の動作の詳細について説明する。
図8は、本発明の実施の形態の書込み期間において走査電極SC1〜SCnに印加する駆動電圧波形を示す図である。
まず奇数期間の初めに、奇数パルス発生部53のスイッチ54を走査パルス電圧Vadに接続し、出力部60(1)、60(3)、・・・、60(n−1)のスイッチング素子61(1)、61(3)、・・・、61(n−1)をオン、スイッチング素子62(1)、62(3)、・・・、62(n−1)をオフにして、奇数番目の走査電極SC1、SC3、・・・、SCn−1に第2の電圧(Vad+Vscn)を印加する。また偶数パルス発生部56のスイッチ57を第3の電圧Vs3に接続し、出力部60(2)、60(4)、60(6)、・・・、60(n)のスイッチング素子61(2)、61(4)、・・・、61(n)をオン、スイッチング素子62(2)、62(4)、・・・、62(n)をオフにして、偶数番目の走査電極SC2、SC4、・・・、SCnに第4の電圧(Vs3+Vscn)を印加する。
次に、出力部60(1)のスイッチング素子61(1)をオフ、スイッチング素子62(1)をオンにして走査電極SC1に走査パルス電圧Vadを印加する。さらに、出力部60(2)のスイッチング素子61(2)をオフ、スイッチング素子62(2)をオンにして、走査電極SC2に第3の電圧Vs3を印加する。このように駆動することにより、走査電極SC1に走査パルス電圧Vadを印加するとともに、走査電極SC1に隣接する走査電極SC2との電圧差を低い値(Vs3−Vad)に保つことができる。
次に時間Twの後、出力部60(3)のスイッチング素子61(3)をオフ、スイッチング素子62(3)をオンにして走査電極SC3に走査パルス電圧Vadを印加する。さらに、出力部60(4)のスイッチング素子61(4)をオフ、スイッチング素子62(4)をオンにして、走査電極SC4に第3の電圧Vs3を印加する。そして出力部60(1)のスイッチング素子61(1)をオン、スイッチング素子62(1)をオフに戻す。
このように駆動して、走査電極SC3に走査パルス電圧Vadを印加するとともに、走査電極SC3に隣接する走査電極SC2および走査電極SC4の電圧差を低く保っている。
次に走査電極SC3に走査パルス電圧Vadを印加してから時間Twの後、出力部60(5)のスイッチング素子61(5)をオフ、スイッチング素子62(5)をオンにして走査電極SC5に走査パルス電圧Vadを印加する。さらに、出力部60(6)のスイッチング素子61(6)をオフ、スイッチング素子62(6)をオンにして、走査電極SC6に第3の電圧Vs3を印加する。そしてさらに、出力部60(3)のスイッチング素子61(3)をオン、スイッチング素子62(3)をオフに戻し、出力部60(2)のスイッチング素子61(2)をオン、スイッチング素子62(2)をオフに戻す。このように駆動して、走査電極SC5に走査パルス電圧Vadを印加するとともに、それに隣接する走査電極SC4および走査電極SC6との電圧差を低く保つことができる。
以下同様に駆動して、奇数番目の走査電極SC7、SC9、・・・、SCn−1にパルス幅Twの走査パルスを順次印加する。そして、このとき奇数番目の走査電極SCp+1に隣接する偶数番目の走査電極SCpおよび走査電極SCp+2に第3の電圧Vs3を印加する。
このように駆動して、走査電極SCp+1に走査パルス電圧Vadを印加するとともに、走査電極SCp+1に隣接する走査電極SCpおよび走査電極SCp+2の電圧差を低く保っている。
続く偶数期間では、奇数パルス発生部53のスイッチ54を走査パルス電圧Vadに接続したまま、出力部60(1)、60(3)、・・・、60(n−1)のスイッチング素子61(1)、61(3)、・・・、61(n−1)をオン、スイッチング素子62(1)、62(3)、・・・、62(n−1)をオフにして、奇数番目の走査電極SC1、SC3、・・・、SCn−1に第2の電圧(Vad+Vscn)を印加する。そして、偶数パルス発生部56のスイッチ57も走査パルス電圧Vadに接続し、出力部60(2)、60(4)、・・・、60(n)のスイッチング素子61(2)、61(4)、・・・、61(n)をオン、スイッチング素子62(2)、62(4)、・・・、62(n)をオフにして、偶数番目の走査電極SC2、SC4、・・・、SCnに第2の電圧(Vad+Vscn)を印加する。
次に、出力部60(2)のスイッチング素子61(2)をオフ、スイッチング素子62(2)をオンにして走査電極SC2に走査パルス電圧Vadを印加する。次に時間Twの後、出力部60(4)のスイッチング素子61(4)をオフ、スイッチング素子62(4)をオンにして走査電極SC4に走査パルス電圧Vadを印加する。そして出力部60(2)のスイッチング素子61(2)をオン、スイッチング素子62(2)をオフに戻す。
以下同様に駆動して、偶数番目の走査電極SC6、SC8、・・・、SCnにパルス幅Twの走査パルス電圧Vadを順次印加する。
なお本実施の形態における駆動条件は、時間Twは書込み時間に等しく、最後のサブフィールドである第10SFでは時間Tw=1.20μsecであり、それ以外の第1SF〜第9SFでは時間Tw=1.45μsecに設定している。
なお、本実施の形態においては、第1の書込み期間においてのみ、走査パルスを印加する走査電極群に属する走査電極には、走査パルス電圧よりも高い第2の電圧Vs2から走査パルス電圧Vadに遷移し再び第2の電圧Vs2に遷移する走査パルスを順次印加し、走査パルスを印加しない走査電極群に属する走査電極には、走査パルス電圧Vadより高い第3の電圧Vs3と、第2の電圧Vs2および第3の電圧Vs3より高い第4の電圧Vs4とのいずれかの電圧を印加し、少なくとも隣接する走査電極に走査パルス電圧Vadが印加されている間は第3の電圧Vs3を印加するものとして説明した。しかし本実施の形態はこれに限定されるものではない。第1の書込み期間および第2の書込み期間の両方において、走査パルスを印加する走査電極群に属する走査電極には、走査パルス電圧よりも高い第2の電圧Vs2から走査パルス電圧Vadに遷移し再び第2の電圧Vs2に遷移する走査パルスを順次印加し、走査パルスを印加しない走査電極群に属する走査電極には、走査パルス電圧Vadより高い第3の電圧Vs3と、第2の電圧Vs2および第3の電圧Vs3より高い第4の電圧Vs4とのいずれかの電圧を印加し、少なくとも隣接する走査電極に走査パルス電圧Vadが印加されている間は第3の電圧Vs3を印加してもよい。
また本実施の形態においては、走査パルスを印加しない走査電極群に属する走査電極には、隣接する走査電極に走査パルス電圧Vadが印加されている間のみに第3の電圧Vs3を印加しそれ以外では第4の電圧Vs4を印加する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、走査パルスを印加しない走査電極群に属する走査電極には、隣接する走査電極に走査パルス電圧Vadが印加されている間を含む所定の期間に第3の電圧Vs3を印加しそれ以外の期間では第4の電圧Vs4を印加してもよい。
また本実施の形態においては、奇数番目の走査電極が第1の走査電極群に属し偶数番目の走査電極が第2の走査電極群に属するものとして説明したが、奇数番目の走査電極が第2の走査電極群に属し偶数番目の走査電極が第1の走査電極群に属するものとしてもよい。また、例えばフィールド毎に第1の走査電極群と第2の走査電極群とを入れ替える構成であってもよい。
さらに本発明は、サブフィールド数や各サブフィールドの輝度重み、パルス幅の時間が特定の値に限定されるものではない。また上述した本実施の形態において用いた具体的な数値等は、単に一例を挙げたに過ぎず、パネルの特性やプラズマディスプレイ装置の仕様等に合わせて、適宜最適な値に設定することが望ましい。
本発明は、高精細度パネル、高輝度パネルであっても誤放電による発光を抑制し、品質の高い画像を表示することができるので、パネルの駆動方法として有用である。
本発明の実施の形態におけるパネルの構造を示す分解斜視図 本発明の実施の形態におけるパネルの電極配列図 本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の回路ブロック図 本発明の実施の形態におけるパネルの各電極に印加する駆動電圧波形を示す図 本発明の実施の形態におけるサブフィールド構成を示す図 彩度の高い画像で輝点が発生する理由を説明する図 本発明の実施の形態における走査パルス発生部の構成を示す回路図 本発明の実施の形態の書込み期間において走査電極に印加する駆動電圧波形を示す図
符号の説明
10 パネル
22 走査電極
23 維持電極
24 表示電極対
32 データ電極
41 画像信号処理回路
42 データ電極駆動回路
43 走査電極駆動回路
44 維持電極駆動回路
45 タイミング発生回路
50 走査パルス発生部
53 奇数パルス発生部
54,57 スイッチ
56 偶数パルス発生部
60(1)〜60(n) 出力部
61(1)〜61(n),62(1)〜62(n) スイッチング素子
100 プラズマディスプレイ装置

Claims (3)

  1. 走査電極と維持電極とからなる表示電極対とデータ電極とを有する放電セルを複数備えたプラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、
    前記走査電極に走査パルスを印加し前記データ電極に書込みパルスを印加して前記放電セルで書込み放電を発生させる書込み期間と、所定の輝度重みに応じた数の維持パルスを前記表示電極対に印加して前記放電セルを発光させた後前記走査電極に緩やかに上昇する上り傾斜波形電圧を印加する維持期間と、を有する複数のサブフィールドで1フィールド期間を構成し、
    前記輝度重みが単調増加するように前記複数のサブフィールドを配置するとともに、最後のサブフィールドにおいて前記放電セルで書込み放電を発生させるための時間を、それ以外のサブフィールドにおいて前記放電セルで書込み放電を発生させるための時間より短く設定したことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  2. 1.30μsec〜1.35μsecの間の値に設定したしきい値に対して、
    前記最後のサブフィールドにおいて前記放電セルで書込み放電を発生させるための時間は前記しきい値より短く、前記最後のサブフィールド以外のサブフィールドにおいて前記放電セルで書込み放電を発生させるための時間は前記しきい値より長いことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  3. 前記最後のサブフィールドにおいて前記放電セルで書込み放電を発生させるための時間は1.30μsecより短く、前記最後のサブフィールド以外のサブフィールドにおいて前記放電セルで書込み放電を発生させるための時間は1.35μsecより長いことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
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