JP2008267776A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Ayano Matsushima
綾乃 松嶋
Makoto Oikawa
誠 及川
Tomoyasu Saeki
友康 佐伯
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Abstract

【課題】引き出し式扉における貯蔵室内側容器を上下3段に区分して収納食品や使用頻度に応じた使い勝手を向上させるとともに、区分配置された引き出し式容器のいずれもを目視し易くして使い忘れを防止することができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】貯蔵室6の前面開口部を閉塞する扉11の裏面に保持され貯蔵室内の側壁に形成したレール部材によって引き出し可能に設けられた収納容器12と、この収納容器の上部に配置された中段容器13および上段容器15とからなり、中央部に位置する前記中段容器は前記収納容器上に載置されて前後摺動自在に設けられ、最上部に位置する上段容器は、前記収納容器および中段容器とは独立して貯蔵室内の側壁面に形成した支持レールに摺動可能に保持され、その収納深さを前記中段容器よりも深くしたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、引き出し式扉によって食品を収納する容器を出し入れする貯蔵室を備えた冷蔵庫に関する。
近年、冷蔵庫は生活の多様化とともに収納量の大型化傾向から、最も使用頻度が多く容積の大きい冷蔵室を最上部に配置し、その下部に収納容積の比較的小さい製氷室や温度切替室を併置し、さらにその下部に野菜室や冷凍室をそれぞれ独立して設置する形態が多くなっている。そして冷蔵室は、その開口部近傍に一側を枢支した扉、あるいは観音開き式の扉により、前記開口を回動方式で閉塞しており、野菜室や冷凍室、および製氷室や温度切替室は、配置高さからの収納物の出し入れ操作の利便性から扉の貯蔵室内側に容器を取り付け、前後に引き出し可能な引き出し式扉としているものが多い。
引き出し式扉については、扉の裏面に取り付けた支持枠に容器を保持しており、前記支持枠を貯蔵室内壁面に設けたレール部材に係合させて前後に摺動させ、開扉動作とともに室外に引き出して容器の上面開口から食品を収納したり取り出すようにしている。
そして、容器は、前記支持枠に保持された主容器の上部に比較的浅底の第2の容器を載置し、この第2の容器を主容器とともに引き出すように形成し、また、主容器上を前後に摺動可能な構成としていた。
上記のような、引き出し容器構成に関し、近年では、収納食品の種類に応じて大きさの異なる貯蔵空間を提供する収納性の改善とともに、収納容器の使い勝手の向上を目的として、貯蔵室内に引き出し式の容器を3段に設けた構成が提案されている(例えば、特許文献1および2参照)。
特開2001−349665号公報 特開2005−083687号公報
しかしながら、前記特許文献1および2に示された上下3段の容器構成における最上段の容器の収納深さ寸法は、いずれも3段の容器中で最も浅く形成されており、この構成において、扉を引き出した場合、前記最上段の容器は、その貯蔵室上部に位置する閉扉状態の他の貯蔵室扉の陰に隠れて使用者からは見にくくなるものであり、開扉しても目視できないことからその容器の存在に気づかず、さらには収納されている食品の存在に気づかず、ついには忘れて容器内に収納された食品を食さないまま廃棄してしまうという不具合を生じていた。
本発明は上記の事情を考慮してなされたものであり、引き出し式扉における貯蔵室内側容器を上下3段に区分して収納食品や使用頻度に応じた使い勝手を向上させるとともに、区分配置された引き出し式容器のいずれもを目視し易くして使い忘れを防止することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の請求項1記載の冷蔵庫は、貯蔵室の前面開口部を閉塞する扉の裏面に保持され貯蔵室内の側壁に形成したレール部材によって引き出し可能に設けられた収納容器と、この収納容器の上部に配置された中段容器および上段容器とからなり、中央部に位置する前記中段容器は前記収納容器上に載置されて前後摺動自在に設けられ、最上部に位置する上段容器は、前記収納容器および中段容器とは独立して貯蔵室内の側壁面に形成した支持レールに摺動可能に保持され、その収納深さを前記中段容器よりも深くしたことを特徴とするものである。
また、請求項4記載の冷蔵庫は、本体下方に配置した冷凍室の上部に引き出し式の小冷凍室を配置し、前記冷凍室の前面開口部を閉塞する扉の内側に保持された収納容器を、冷凍室内の側壁に形成したレール部材によって引き出し可能に設け、前記収納容器の上部には中段容器を前後摺動自在に設け、前記中段容器の上部には中段容器よりも大容量にした上段容器を前後摺動自在に設け、前記収納容器、中段容器、上段容器の背面には各容器内に冷気を供給する冷気吹出口を設けるとともに、上段容器には上部の小冷凍室からの冷気を流入させるようにしたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、引き出し式扉における貯蔵室内側容器を上下3段に設け、収納食品の種類や使用頻度に応じて区分使用することで使い勝手を向上させるとともに、区分配置された引き出し式容器のいずれもを見易くし、特に最上段の容器の目視を容易にして収納食品の使い忘れを防止することができる。また請求項4の発明によれば、冷凍室内に複数段の引き出し式容器を設け、上段容器が大容量であっても、温度分布にムラを生じることなく充分な冷却力によって安定した冷凍貯蔵をおこなうことができる。
以下、図面に基づき本発明の1実施形態について説明する。図1は冷蔵庫の正面図を示しており、外郭を形成する外箱と貯蔵空間を形成する内箱との間に断熱材を充填した断熱箱体からなる冷蔵庫本体(1)は、最上部に冷蔵室(2)、およびその下方に比較的小容積の自動製氷機を備えた製氷室(3)と温度切替室(4)を併設している。そして、その下方には野菜室(5)、最下方には冷凍室(6)をそれぞれ独立して配置し、各貯蔵室の前面開口には各々専用の扉を設けて開閉自在に閉塞している。
前記冷蔵室(2)は、最も収納容積が大きく使用頻度も高いため、前面開口部の両側に設けたヒンジで観音開き式の扉を回動自在に枢支することで開口部を閉塞しており、冷蔵室(2)の下部に配置した製氷室(3)や温度切替室(4)、さらにその下方に設けた野菜室(5)および冷凍室(6)などの貯蔵室は、冷蔵室(2)に比べ収納容積が小さいこと、およびその設置高さが、概ね使用者の腰部から下方に位置することによる使い勝手面から、扉の裏面側に固着した支持枠に保持した容器を室内壁面に設けたレール部材で前後に摺動させ、開扉動作とともに室外に引き出して容器の上面開口から食品を収納し取り出すようにした周知の引き出し扉方式としている。
最下方に位置する冷凍室(6)の背部には、冷凍室扉(11)の開扉状態の拡大縦断面図である図2に示すように、各貯蔵室を冷却する冷却器(7)へ冷媒を供給する凝縮器や圧縮機(9)を収納した機械室(10)を配置しており、冷凍室(6)の奥行き寸法はその分短くなっている。
前記冷蔵室(2)などの冷蔵貯蔵空間や冷凍室(6)などの冷凍貯蔵空間は、前記冷却器(7)や圧縮機(9)などからなる冷凍サイクルにより冷却されるものであり、冷却器(7)で生成された冷気を各貯蔵空間に供給し、各々を所定温度に冷却制御している。そして、冷凍室(6)は、冷却器(7)からの冷気をその上部に配置したファンによって室内に吹き出して所定温度に冷却制御されるものであり、製氷室(3)や温度切替室(4)を循環してこれらを冷却した冷気とともに冷却器(7)に戻る循環を繰り返す。
冷凍室(6)は、その前面開口部を開閉自在に閉塞する扉(11)の内側に、左右一対の、特に図示しない支持枠を固着しており、この支持枠とともに冷凍室(6)内の両側壁面に前後方向に亙って配置したレール部材によって冷凍食品を収納する収納容器(12)を保持し、前後に摺動可能な引き出し方式としている。
収納容器(12)は、合成樹脂の射出成型品であって上面を開口した底の深い箱状をなしており、その開口した上面の周縁にはフランジ部を形成し、このフランジ部を利用して前記開口をほとんど覆うとともに、前縁の一部を切り欠いて高さのある製氷用牛乳パック容器などを収納する後方への凹陥部を有する比較的底の浅い皿状の中段容器(13)を載置している。
そして、冷凍室扉(11)を引き出した際には、収納容器(12)とともに中段容器(13)が、レール部材によってその後端が冷凍室(6)の前面開口部より前方に出るまでフルオープン状態で大きく引き出されるものであり、中段容器(13)は収納容器(12)のフランジ部上を前後方向に摺動可能として収納容器(12)の上面開口を開閉し、また中段容器(13)自体の引き出し収納ができるように設けている。
前記収納容器(12)および中段容器(13)の上方には、これら容器(12)(13)および冷凍室扉(11)の開閉とは関連なく、独立して引き出し、また庫内に収納される上段容器(15)を設置している。したがって、この上段容器(15)は、中段容器(13)の上方に位置しているが、その保持は、容器(15)の開口側縁に形成したフランジ部を冷凍室(6)の側壁に内方へ突出して設けた支持レールに直接支承し、前後に摺動可能に支持する構成であることから、冷凍室扉(11)および中段容器(13)と下段の収納容器(12)とを支えているレール部材に荷重負担は掛からないとともに、冷凍室扉(11)の開扉には連動せず、引き出す場合は、冷凍室扉(11)を引き出した後に、冷凍室扉(11)の裏面近傍に位置する前壁(15a)の一部に形成した把手を把持して独自に引き出し、また室内に押し込むことになる。
しかして、本発明においては、前記上段容器(15)の収納深さ寸法を前記中段容器(13)より深くすることを特徴としている。具体的には、収納深さ寸法D1を160mmにしており、これに対応する中段容器(14)の深さD2は100〜110mmにしている。また、収納容器(12)の実質的な収納深さ寸法、すなわち、中段容器(14)の底面から収納容器(12)の底部までの深さ寸法D3は、160〜170mmとしている。
そして、前記各容器毎の収納深さの差と冷凍室扉(11)との連動の有り無しにより、各容器内へ収納する食品を区分するものである。例えば、冷凍室扉(11)に連動して開閉される最下部の収納容器(12)内には、比較的大形状で多用する冷凍食品を収納し、浅底の中段容器(13)には比較的小形で頻繁に使用する食品を収納するようにすれば、冷凍室扉(11)の開扉に連動して収納容器(12)および中段容器(13)が引き出されるので、使い勝手よく食品を取り出し、また収納することができるものである。
上段容器(15)には、大形状で比較的長期に亙るストックを目的にした冷凍食品を収納するようにすれば、容器の収納深さD1が深いことから余裕をもって食品を収納できる。また冷凍室扉(11)の開閉に連動せずに室内での収納状態を保持するので、必要なときに任意に引き出せばよく、冷凍室扉(11)の開扉の都度引き出されることによる外部空気温度の影響を抑制でき、ストック食品を好適に冷凍保存することができる。
すなわち、引き出し式の各容器を上記のように配置し構成することにより、それぞれ食品の形状や大きさ、使用頻度や用途、扉開閉に連動するか否かによる使い勝手に合わせた効果的な使い方ができる。
そして、引き出し式扉内に上下3段に配置した各容器の深さ寸法をそれぞれ上記のように設定し、特に、最上段の容器(15)の収納深さD1を中段容器(13)の深さD2より大きな寸法とすることで、冷凍室扉(11)を引き出した場合においても、上段容器(15)は、その上部に位置する閉扉状態の他の貯蔵室扉の陰に隠れることなく扉前に立った使用者がその前壁部(15a)を目視できるものであり、見えないことから上段容器(15)の存在に気づかず、さらには収納されている食品の存在にも気づかないで放置してしまうことを防止できるものである。
上記構成については、発明者らが10数人の女性を対象に複数回実験した結果に基づいている。すなわち、通常の引き出し式扉の貯蔵室内側に上下3段に配置した収納容器を設けた構成において、扉を引き出した場合の使用者の立ち位置と容器内への収納や取り出しのために前かがみとなる姿勢とにおける平均的な目の位置H1は、床面から1130mmの高さとなり、冷蔵庫前面からは、323mmから523mmの間でばらつくが平均417mm離れた位置となる。
そして、冷蔵庫本体(1)の最下方に配置している冷凍室(6)の室内天井面は、概ね各冷蔵庫とも設置床面から550mmの高さにあることから、従来の深さ寸法での容器構成であれば、図3に示すごとく、野菜室扉(16′)の下端縁から下方にあらわれる深さの浅い上段容器(15′)は、使用者の視線を点線であらわすように、その前壁(15a′)が野菜室扉(16′)の陰に隠れてしまい、非常に見にくく、極端に身をかがめないと見えない状態であるが、この上段容器(15′)の収納深さ寸法D1′を、図3と同様に描いた図2におけるD1のように、90mm以上の深さとすれば、冷凍室扉(11)を全開せずとも所定範囲まで引き出すだけで上段容器(15)の前壁(15a)が視野に入るので上段容器(15)の存在を確認することができ、さらにこれを、前記のように160mmの深さにすれば、容易に目視できることが導き出せた。
したがって、扉を引き出した状態で最上段の容器(15)を使用者が容易に目視するためには、上記を考慮した収納深さ寸法にする必要があり、そのためには、全体の高さ寸法が規制されている貯蔵室内のその他の容器、すなわち中段容器(13)と下段の収納容器(12)の深さ寸法を変更する必要がある。
本実施例では、前記収納容器(12)と中段容器(13)は、冷凍室扉(11)の開閉に連動することから、出し入れ頻度の多く比較的大形状の食品を収納する下部の収納容器(12)の深さD3は160〜170mmの深さとし、比較的小形で頻繁に使用する食品を収納する浅底の中段容器(13)の深さD2は、前記上段容器(15)よりも収納深さ寸法の浅い100〜110mmの深さとした。
このように、3段に設けた容器の中、引き出し式扉(11)に連動する中段容器(13)よりも引き出し式扉(11)とは独立して配置される上段容器(15)の深さ寸法D1を深くすれば、これらの収納容器(12)および中段容器(13)は、開扉動作にともなって引き出され、食品の取り出しや収納動作をスムーズにおこなえるとともに、前記上段容器(15)と併せて食品の種類や開閉使用頻度に応じた使い勝手の良い区分収納をおこなうことができるものである。
次に、本発明の他の実施例について説明する。図4に示す実施例は、本発明を冷蔵庫本体における前記冷蔵室と最下方の貯蔵室間の中央部分の貯蔵室内に、容器を上下3段に区分して配置した引き出し式扉容器の例であり、前記実施例と同様に、引き出し式の例えば、野菜室(26)の前面開口を開閉する野菜室扉(36)の裏面に配置した収納容器(32)および中段容器(33)を、扉の開閉に連動して引き出しあるいは収納するとともに、前記中段容器(33)より収納深さD1を深くした上段容器(35)を野菜室(26)内側壁の支持レールに直接摺動可能に保持したものである。
なお、前記野菜室(26)の下方には冷凍室(26)が配置され、上方には製氷室(23)が配置されている。
このとき、野菜室扉(36)を引き出した場合の使用者(日本人女性)の立ち位置における平均的な目の位置H2は、前記実施例に比して姿勢が起き上がるため、床面から1440mmの高さ位置となり、冷蔵庫前面からは、293mmから447mmの間でばらつくが平均358mmの位置となる。
そして、冷蔵庫本体の中央部に配置している野菜室(25)の室内天井面の高さは、平均的に設置床面から770mmの位置にあることから、従来の深さ寸法での容器構成であれば、図5に示すごとく、製氷室(23′)などの扉の下端縁から下方にあらわれる深さの浅い上段容器(35′)は、使用者の視線を点線であらわすように、その前壁(35a′)が製氷室扉(37′)の陰に隠れてしまい、見にくい状態であるが、この上段容器(35′)の収納深さ寸法D6′を、図4に示すD6のように114mm以上の深さとすれば、野菜室扉(36)を引き出すことで上段容器(35)の前壁(35a)が視野に入るので上段容器(35)の存在を確認することができ、さらにこれを、前記と同様に160mmの深さにすることで、容易に目視できるものであり、この上段容器(35)を使用する場合は、野菜室扉(36)を引き出した後、手で上段容器(35)の前壁(35a)に設けた把手を利用して引き出せばよい。
したがって、前記上段容器(35)の深さ寸法D6は160mmとし、中段容器(33)の深さ寸法D7も前記同様に、100〜110mmの深さとするとともに下段の収納容器(32)の深さD8を160〜170mmの深さとしたものである。
なお、上記第1実施例においては、上下3段に容器を設ける引き出し式扉の対象は、冷凍室(6)とし、第2実施例においては、野菜室(25)としたが、これに限らず、他の引き出し式貯蔵室における3段に設けた容器構成に適用してもよいことは言うまでもない。
次に、さらに他の実施例について説明する。図6は、冷蔵庫本体(51)の下方部を示す縦断面図であり、最下方に冷凍室(56)を配置し、この冷凍室(56)の上部には、各々専用の引き出し式扉を備えて比較的小容積とした小冷凍室(54)と、同様に特に図示しないが自動製氷機を備えた製氷室との冷凍温度帯の貯蔵室を併置している。なお、冷蔵庫本体(51)の最上部には最も収納容積が大きな冷蔵室が配置されている。
そして、最下方の前記冷凍室(56)は、前記小冷凍室(54)や製氷室とは同等の冷凍温度帯であり、断熱区画する必要はないことから薄板状の仕切板(59)で区分されており、前記第1の実施例と同様に、前面開口部を閉塞する引き出し式の扉(61)で閉塞し、この扉(61)の内側に固着した左右一対の支持枠によって保持された収納容器(62)を、冷凍室(56)内の側壁に形成した図示しないレール部材によって引き出し可能に設けている。
前記収納容器(62)の上部には、この収納容器(62)上に載置されて前後摺動自在に設けた中段容器(63)を配置し、この中段容器(63)の上部に位置する冷凍室(56)内の最上部には、冷凍室(56)内の側壁面に形成した支持レールに摺動可能に保持され、前記収納容器(62)および中段容器(63)とは独立し、且つ、その収納深さを前記中段容器よりも深くして大容量にした上段容器(65)を設けている。
前記冷凍室(56)や小冷凍室(54)などの冷凍貯蔵空間は、冷凍室(56)背面に設置した冷却器(57)からの冷気をファン(58)によって室内に供給することで冷却されるものであり、小冷凍室(54)や製氷室に対しては、各室の背面上部に形成した冷気吹出口(60)から室内に冷気を吹き出して冷却する。
また、冷凍室(56)に対しては、前記下段の収納容器(62)、中段容器(63)、上段容器(65)それぞれの背面上部に形成した冷気吹出口(66)(67)(68)から冷気を各容器内に導入して冷却するものであるが、前記上段容器(65)については、前述のように中段容器(63)よりも大容量にした構成であることから、背面の冷気吹出口(68)からの冷却力を補うため、上部の小冷凍室(54)内に吹き出して冷却循環した冷気を、前記仕切板(59)の一部に形成した連通孔(69)を介して上段容器(65)内に流入させ、前記背面からの吹き出し冷気と合わせて冷却するようにしている。
前記上段容器(65)については、上記による冷却のほか、中段容器(63)を冷却する冷気吹出口(67)からの吹き出し冷気によってその底面が冷却されるため間接的にも冷却されるものである。
これらの冷却作用により、上段容器(65)は、比較的大容量であっても温度分布にムラを生じることがなく、例えば、長期に亙るストックを目的にした冷凍食品を大量に収納できるものであり、また、冷凍室扉(61)の開閉に連動せずに室内での収納状態を保持するので必要に応じて任意に引き出せばよく、冷凍室扉(61)の開扉の都度引き出されることによる外部空気温度の影響を抑制でき、充分な冷却力により安定した冷凍貯蔵をおこなうことができる。
そして、最下部の収納容器(62)内には、比較的大形状で多用する冷凍食品を収納し、浅底の中段容器(63)には比較的小形で頻繁に使用する食品を収納するようにすれば、冷凍室扉(61)の開扉に連動して収納容器(62)および中段容器(63)が引き出されるので、使い勝手よく食品を取り出しや収納ができるものである。
本発明の1実施形態の冷蔵庫を示す一部扉を開扉した正面図である。 図1におけるの冷凍室の開扉状態を示す拡大縦断面図である。 図2と同一部分の従来の状態を示す拡大縦断面図である。 図1における野菜室の開扉状態を示す拡大縦断面である。 図4と同一部分の従来の状態を示す拡大縦断面図である。 本発明の他の実施例を示す冷凍室部分の縦断面図である。
符号の説明
3、23 製氷室
5、25 野菜室
6、56 冷凍室
11、61 冷凍室扉
12、32、62 収納容器(下段容器)
13、33、63 中段容器
15、35、65 上段容器
15a、35a 前壁
16、36 野菜室扉
37 製氷室扉
54 小冷凍室
57 冷却器
58 ファン
59 仕切板
60、66、67、68 冷気吹出口
69 連通孔

Claims (4)

  1. 貯蔵室の前面開口部を閉塞する扉の裏面に保持され貯蔵室内の側壁に形成したレール部材によって引き出し可能に設けられた収納容器と、この収納容器の上部に配置された中段容器および上段容器とからなり、中央部に位置する前記中段容器は前記収納容器上に載置されて前後摺動自在に設けられ、最上部に位置する上段容器は、前記収納容器および中段容器とは独立して貯蔵室内の側壁面に形成した支持レールに摺動可能に保持され、その収納深さを前記中段容器よりも深くしたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 上下3段に容器を設けた貯蔵室が冷蔵庫本体の最下部に配置されており、最上部に位置する上段容器の収納深さを90mm以上にしたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 上下3段に容器を設けた貯蔵室が冷蔵庫本体の中央部に配置されており、最上部に位置する上段容器の収納深さを114mm以上にしたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 本体下方に配置した冷凍室の上部に引き出し式の小冷凍室を配置し、前記冷凍室の前面開口部を閉塞する扉の内側に保持された収納容器を、冷凍室内の側壁に形成したレール部材によって引き出し可能に設け、前記収納容器の上部には中段容器を前後摺動自在に設け、前記中段容器の上部には中段容器よりも大容量にした上段容器を前後摺動自在に設け、前記収納容器、中段容器、上段容器の背面には各容器内に冷気を供給する冷気吹出口を設けるとともに、上段容器には上部の小冷凍室からの冷気を流入させるようにしたことを特徴とする冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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