JP2008266860A - 不燃性不織布 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】吸水性繊維と非吸水性繊維とによって構成された不織布であり、ホウ素化合物が不織布に対して固形分として4〜20質量%付着している不燃性不織布。また、前記の不燃性不織布が、吸水性繊維と非吸水性繊維とによって構成された不織布をホウ酸イオン縮重合体塩の水溶液に浸漬後、乾燥させることにより得られたものである。
【選択図】なし
Description
(1)不織布の引張強力(N/5cm幅);JIS L 1906に準じて、東洋ボールドウイン社製テンシロンRTM−500型を用いて、幅50mm、長さ200mmの試験片を、把持間隔100mm、引張速度100mm/分の条件で測定し、試料10点の平均値を求め、引張強力とした。なお、引張強力については、不織布のMD方向(機械方向)について測定した。
コットン晒し綿(平均繊維長25mm)とポリエチレンテレフタレート短繊維(平均繊維長25mm、単糸繊度1.45デシテックス)を用いた。コットン晒し綿とポリエチレンテレフタレート短繊維を質量比で50/50の割合で混綿し、ランダムカード機にて目付50g/m2のカードウエブを作成した。
実施例1において、ホウ酸イオン縮合体のナトリウム塩を主成分とする水溶液に浸漬後、絞り率を150%として、不織布に付着させるホウ素化合物の付着量を10質量%としたこと以外は、実施例1と同様にして不燃性不織布を得た。
実施例1において、ホウ酸イオン縮合体のナトリウム塩を主成分とする水溶液として、トラストライフ社製「ファイアレス B リキッド(登録商標)」を水で希釈せずに用いたこと、ホウ酸イオン縮合体のナトリウム塩を主成分とする水溶液に浸漬後、絞り率を155%として、不織布に付着させるホウ素化合物の付着量を20質量%としたこと以外は、実施例1と同様にして不燃性不織布を得た。
コットン晒し綿とポリエチレンテレフタレート短繊維を質量比で30/70の割合で混綿しこと以外は、実施例1と同様にして不燃性不織布を得た。
コットン晒し綿とポリエチレンテレフタレート短繊維を質量比で80/20の割合で混綿しこと以外は、実施例1と同様にして不燃性不織布を得た。
実施例1において、コットンに代えて、リヨセル(繊維長25mm、単糸繊度1.7デシテックス)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして不燃性不織布を得た。
実施例1において、ポリエチレンテレフタレート繊維に代えて、ポリ乳酸繊維(繊維長25mm、単糸繊度1.7デシテックス ユニチカファイバー社製「テラマック(登録商標)」)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして不燃性不織布を得た。
実施例1において、ポリエチレンテレフタレート繊維を混綿することなく、コットン晒し綿のみを用いたこと以外は、実施例1と同様にして比較例1の不燃性不織布を得た。
実施例1において、ポリエチレンテレフタレート繊維を混綿することなく、コットン晒し綿のみを用いたこと、ホウ酸イオン縮合体のナトリウム塩を主成分とする水溶液を水で4倍に希釈した水溶液を使用したこと以外は、実施例1と同様にして比較例2の不織布を得た。
実施例1において、ホウ酸イオン縮合体のナトリウム塩を主成分とする水溶液に浸漬後、絞り率を250%として、不織布に付着させるホウ素化合物の付着量を25質量%としたこと以外は、実施例1と同様にして不織布を得た。
実施例1において、コットン晒し綿を混綿することなく、ポリエチレンテレフタレート繊維のみを用いたこと、ホウ酸イオン縮合体のナトリウム塩を主成分とする水溶液に浸漬後、絞り率を209%として、不織布に付着させるホウ素化合物の付着量を20質量%としたこと以外は、実施例1と同様にして不織布を得た。
実施例1において、コットン晒し綿を混綿することなくポリエチレンテレフタレート繊維のみを用いたこと、ホウ酸イオン縮合体のナトリウム塩を主成分とする水溶液として、トラストライフ社製「ファイアレス B リキッド(登録商標)」を水で希釈せずに用いたこと、ホウ酸イオン縮合体のナトリウム塩を主成分とする水溶液に浸漬後、絞り率を280%として、不織布に付着させるホウ素化合物の付着量を44質量%としたこと以外は、実施例1と同様にして不織布を得た。
(風合い評価)
JIS L 1096 剛軟性 8.19.5E法(ハンドルオメーター法)の記載に準じて、20cm(MD方向)×2.5cm(CD方向)の試料片を3枚用意し、幅を5mmに設定したスロットに、試料片のMD方向(長手方向)が直角となるように試料を設置して測定した。1枚の試料につき表裏異なる箇所を測定し、その合計値を求めて、3枚の平均値を剛軟性の値とした。
実施例1において、ホウ酸イオン縮合体のナトリウム塩を主成分とする水溶液(トラストライフ社製「ファイアレス B リキッド(登録商標)」)と等量の水で希釈した水溶液に浸漬させた後、余分な水溶液を絞り出してホウ酸ナトリウム重合体を生地に均一に付着後、サクションバンド方式の乾燥機を用いて乾燥処理を施す際、乾燥処理を60℃×2分(実施例8)、150℃×2分(実施例9)、180℃×2分(実施例10)としたこと以外は、実施例1と同様にして不燃性不織布を得た。
Claims (6)
- 吸水性繊維と非吸水性繊維とによって構成された不織布であり、ホウ素化合物が不織布に対して固形分として4〜20質量%付着していることを特徴とする不燃性不織布。
- 請求項1記載の不燃性不織布が、吸水性繊維と非吸水性繊維とによって構成された不織布をホウ酸イオン縮重合体塩の水溶液に浸漬後、乾燥させることにより得られたものであることを特徴とする請求項1記載の不燃性不織布。
- 吸水性繊維が、コットン、リヨセルあるいはレーヨンのいずれかであることを特徴とする請求項1または2記載の不燃性不織布。
- 非吸水性繊維が、ポリエステル系繊維であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の不燃性不織布。
- 吸水性繊維と非吸水性繊維との混合比率(質量比)が30〜80:70〜20(吸水性繊維:非吸水性繊維)であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の不燃性不織布。
- 吸水性繊維と非吸水性繊維とによって構成された不織布をホウ酸イオン縮重合体塩の水溶液に浸漬し、不織布に水溶液を含浸させ、次いで一対のローラー間等に通して、所定量の水分を絞る取ることにより、ホウ素化合物が不織布に対して固形分として4〜20質量%付着させ、次いで、乾燥温度180℃以下で乾燥させることを特徴とする不燃性不織布の製造方法。
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2007
- 2007-05-28 JP JP2007140438A patent/JP2008266860A/ja active Pending
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