JP2008265359A - 乗用田植機 - Google Patents

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【課題】植付作業時にはステアリング操作荷重を重くし、かつ、機体回行時にはステアリング操作荷重を軽くするものでありながら、植付作業機が十分に上昇するまで待たなくても、軽いステアリング操作荷重で機体回行を行うことができるようにする。
【解決手段】油圧式パワーステアリング装置25からオイルタンクTに至る戻り油路28に、絞り弁29が介在する第一戻り油路28aと、絞り弁29が介在しない第二戻り油路28bとを並列に構成するとともに、感知フロート11の上下変位にもとづいて植付作業機7を自動的に昇降動作させる自動昇降状態のときは、第一戻り油路28aを選択してステアリング操作荷重を重くし、それ以外のときは、第二戻り油路28bを選択してステアリング操作荷重を軽くする。
【選択図】図10

Description

本発明は、油圧式パワーステアリング装置を備える乗用田植機に関する。
油圧式パワーステアリング装置を備える乗用田植機が知られている。このような乗用田植機では、機体回行時のステアリング操作荷重を軽減できるという利点がある反面、植付作業時(機体直進時)においては、ステアリング操作荷重が軽くなる過ぎる可能性があるため、不用意なハンドルのふらつきにより、直進性が低下することがあった。
そこで、機体回行時にはステアリング操作荷重を軽くする一方、植付作業時(機体直進時)にはステアリング操作荷重を重くするようにした乗用田植機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような乗用田植機によれば、機体回行時のステアリング操作が容易になるとともに、植付作業時の直進性を向上させることができる。
特開2000−177614号公報
しかしながら、特許文献1に記載された乗用田植機では、植付作業機の高さに応じてステアリング操作荷重を変更しているため、植付作業機が上昇を開始したばかりの機体回行初期においては、ステアリング操作荷重が未だ重い状態であり、軽いステアリング操作荷重で機体回行させるには、植付作業機が十分に上昇するまで待たなければならないという問題があった。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、油圧式パワーステアリング装置が設けられた走行機体と、走行機体の後部に昇降自在に連結された植付作業機と、植付作業機を昇降動作させる作業機昇降用油圧シリンダと、植付作業機の下部に設けられ、田面に対する植付作業機の高さ変化に応じて、植付作業機に対して上下変位する感知フロートと、感知フロートの上下変位にもとづいて植付作業機を自動的に昇降動作させる自動昇降手段と、を備える乗用田植機において、前記油圧式パワーステアリング装置からオイルタンクに至る戻り油路に、絞り弁が介在する第一戻り油路と、絞り弁が介在しない第二戻り油路とを並列に構成するとともに、二つの戻り油路を選択的に切換える戻り油路切換弁を設け、該戻り油路切換弁による戻り油路の切換えにもとづいてステアリング操作荷重を変更するにあたり、感知フロートの上下変位にもとづいて植付作業機を自動的に昇降動作させる自動昇降状態のときは、絞り弁が介在する第一戻り油路を選択してステアリング操作荷重を重くし、それ以外のときは、絞り弁が介在しない第二戻り油路を選択してステアリング操作荷重を軽くすることを特徴とする。このようにすると、植付作業時(機体直進時)にはステアリング操作荷重を重くし、かつ、機体回行時にはステアリング操作荷重を軽くするものでありながら、機体回行に際しては、自動昇降状態を解除すると(通常、植付作業機の上昇操作に応じて解除)、直ちにステアリング操作荷重が軽くなるので、植付作業機が十分に上昇するまで待たなくても、軽いステアリング操作荷重で機体回行を行うことが可能になる。
また、前記第一戻り油路を静油圧式無段変速装置及びオイルクーラに接続したことを特徴とする。このようにすると、静油圧式無段変速装置及びオイルクーラの回路抵抗を有効利用して、ステアリング操作荷重を重くすることができる。
また、前記オイルクーラを静油圧式無段変速装置の下流側に配置したことを特徴とする。このようにすると、静油圧式無段変速装置による油温上昇を低減することができる。
次に、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。図1及び図2において、1は乗用田植機の走行機体であって、該走行機体1は、機体前部に搭載されるエンジン2と、該エンジン2の動力を無段変速する静油圧式無段変速装置HSTと、静油圧式無段変速装置HSTから出力される走行動力で駆動され、かつ、ステアリングハンドル3の操作に応じて操舵される前輪4と、静油圧式無段変速装置HSTから出力される走行動力で駆動される後輪5と、ステアリングハンドル3の後方に設けられる運転席6とを備えて構成されている。
走行機体1の後部には、植付作業機7が昇降リンク機構8を介して昇降自在に連結されている。植付作業機7は、植付苗が載置される苗載台9と、苗載台9の下端部から苗を掻取って田面に植付ける植付機構10と、田面を滑走する感知フロート11とを備えており、走行機体1と昇降リンク機構8との間に介設される作業機昇降用油圧シリンダ12の油圧伸縮動作に応じて昇降される。また、感知フロート11は、植付作業機7の下部に上下動自在に設けられており、田面に対する植付作業機7の高さ変化に応じて、植付作業機7に対して上下変位するようになっている。
図3〜図5に示すように、作業機昇降用油圧シリンダ12は、作業機昇降制御バルブ(自動昇降手段)13の切換操作に応じて伸縮動作されるようになっている。作業機昇降制御バルブ13は、バルブ操作軸13aの回転角に応じて油路の切換えを行うロータリバルブであり、その操作領域には、ポンプ油路14をシリンダ油路15に連通させる手動操作用の上昇ポジションaと、シリンダ油路15を閉じる手動操作用の固定ポジションbと、シリンダ油路15をタンク油路16に連通させる手動操作・自動昇降兼用の下降ポジションcと、ポンプ油路14、シリンダ油路15及びタンク油路16を連通させる自動昇降用のアンダーラップポジションdと、ポンプ油路14をシリンダ油路15に連通させる自動昇降用の上昇ポジションeとを連続的に備えている。また、バルブ操作軸13aには、バルブ操作板17が一体的に設けられる。このバルブ操作板17は、係合ピン17aを一体的に備えると共に、リンク機構18を介して感知フロート11に連繋されている。尚、図面において、Pは油圧ポンプ、Tはミッションケースに兼用されるオイルタンクである。
図6に示すように、作業機昇降制御バルブ13の近傍には、リフタカムモータ19の駆動に応じて回動するリフタカム20が設けられている。リフタカム20は、前記係合ピン17aに係合して作業機昇降制御バルブ13を切換操作すると共に、クラッチ作動部材21に係合して図示しない植付クラッチ機構を入切操作するカム部材であり、リフタカムモータ19の駆動に応じて「上げ」、「固定」、「下げ(自動昇降)」、「植付(自動昇降)」の4ポジションに移動制御される。そして、リフタカム20のポジションが「上げ」の場合は、バルブ操作板17を介して作業機昇降制御バルブ13を上昇ポジションaとし、リフタカム20のポジションが「固定」の場合は、バルブ操作板17を介して作業機昇降制御バルブ13を固定ポジションbとするが、リフタカム20のポジションが「下げ(自動昇降)」又は「植付(自動昇降)」の場合は、バルブ操作板17の回動を許容する。この状態では、感知フロート11に連繋されたバルブ操作板17が、感知フロート11の上下変位に応じてポジションc、d、eの範囲を回動し、作業機昇降制御バルブ13の自動的な切換えが行われる。これにより、植付状態(作業機下降状態)においては、感知フロート11の上下変位にもとづいて植付作業機7を自動的に昇降動作させる自動昇降状態となり、植付苗の植付深さが一定に保たれることになる。また、リフタカム20は、ポジションが「上げ」、「固定」、「下げ(自動昇降)」の場合は、クラッチ作動部材21を切り位置に保持するが、ポジションが「植付(自動昇降)」の場合は、クラッチ作動部材21を入り位置とし、植付クラッチ機構を入り状態に切換える。
図7及び図8に示すように、ステアリングハンドル3の近傍には、作業機操作レバー22、スイッチパネル23、モニタパネル24等が設けられている。本実施形態の作業機操作レバー22は、作業機昇降操作具(上下操作)及びマーカ操作具(前後操作)に兼用されており、手を離した状態では中立位置に自動復帰するように弾機(図示せず)で付勢される。尚、作業機操作レバー22によるマーカ操作については、説明を省略する。
作業機操作レバー22による植付作業機7の昇降操作は、リフタカムモータ19の駆動によるリフタカム20のポジション制御に基づいて行われる。例えば、植付作業時において、リフタカム20のポジションが「固定」のときに、作業機操作レバー22を下げ操作すると、リフタカム20が「下げ(自動昇降)」のポジションに移動され、リフタカム20のポジションが「下げ(自動昇降)」のときに、作業機操作レバー22を下げ操作すると、リフタカム20が「植付(自動昇降)」のポジションに移動され、リフタカム20のポジションが「植付(自動昇降)」のときに、作業機操作レバー22を上げ操作すると、リフタカム20が「下げ(自動昇降)」のポジションに移動され、リフタカム20のポジションが「下げ固定」のときに、作業機操作レバー22を上げ操作すると、リフタカム20が「下げ(自動昇降)」のポジションに移動されると共に、作業機最上げ後に、「固定」のポジションに移動される。
図3に示すように、ステアリングハンドル3は、油圧式パワーステアリング装置25に連結されている。本実施形態の油圧式パワーステアリング装置25は、トルクジェネレータからなり、ステアリングハンドル3に連結される入力軸25aと、ピットマンアーム26に連結される出力軸25bと、ポンプ油路27及び戻り油路(タンク油路)28に接続され、入力軸25aの回転に応じて油路の切換えを行う油路切換部25cと、油路切換部25cの油路切換に応じて回転駆動される油圧モータ部25dとを備えて構成されている。つまり、油圧式パワーステアリング装置25は、ステアリングハンドル3(入力軸25a)が中立位置から左右いずれかの方向に回転すると、内部の油路を切換えてポンプ油路27からの圧油を油圧モータ部25dに送り、油圧モータ部25dを駆動させることにより、出力軸25bから大トルクを出力し、ステアリング操作荷重を軽減させる。
図3に示すように、油圧式パワーステアリング装置25からオイルタンクTに至る戻り油路28には、絞り弁29が介在する第一戻り油路28aと、絞り弁29が介在しない第二戻り油路28bとが並列に構成されている。また、第二戻り油路28bには、戻り油路切換弁30が設けられており、この戻り油路切換弁30による戻り油路28a、28bの選択的な切換えにもとづいて油圧式パワーステアリング装置25の背圧を変化させることにより、ステアリング操作荷重を変更するようになっている。
本発明の乗用田植機は、戻り油路切換弁30による戻り油路28a、28bの切換えにもとづいてステアリング操作荷重を変更するにあたり、感知フロート11の上下変位にもとづいて植付作業機7を自動的に昇降動作させる自動昇降状態のときは、絞り弁29が介在する第一戻り油路28aを選択してステアリング操作荷重を重くし、それ以外のときは、絞り弁29が介在しない第二戻り油路28bを選択してステアリング操作荷重を軽くするようになっている。このようにすると、植付作業時(機体直進時)にはステアリング操作荷重を重くし、かつ、機体回行時にはステアリング操作荷重を軽くするものでありながら、機体回行に際しては、自動昇降状態を解除すると(作業機操作レバー22による植付作業機7の上昇操作に応じて解除)、直ちにステアリング操作荷重が軽くなるので、植付作業機7が十分に上昇するまで待たなくても、軽いステアリング操作荷重で機体回行を行うことが可能になる。
また、本実施形態では、第一戻り油路28aを静油圧式無段変速装置HST及びオイルクーラ31に接続しており、油圧式パワーステアリング装置25の戻り油を、静油圧式無段変速装置HST及びオイルクーラ31を経由してオイルタンクTに戻すようになっている。このようにすると、静油圧式無段変速装置HST及びオイルクーラ31の回路抵抗を有効利用して、ステアリング操作荷重を重くすることができる。
さらに、本実施形態では、第一戻り油路28aを静油圧式無段変速装置HST及びオイルクーラ31に接続するにあたり、オイルクーラ31を静油圧式無段変速装置HSTの下流側に配置している。このようにすると、静油圧式無段変速装置HSTからの戻り油を冷却してオイルタンクTに戻すことができるので、オイルタンクTにおける油温上昇を低減することができる。
次に、上記のようなステアリング操作荷重の変更機能を実現する具体的な制御構成について、図9及び図10を参照して説明する。図9に示すように、乗用田植機の走行機体1には、マイコン等を用いて構成される制御部32が設けられている。制御部32の入力側には、作業機操作レバー22の上げ操作を検出する上げ操作検出スイッチ33と、作業機操作レバー22の下げ操作を検出する下げ操作検出スイッチ34と、リフタカム20のポジションを検出するリフタカムポテンショ35とが接続されており、制御部32の出力側には、戻り油路切換弁30を切換える戻り油路切換えソレノイド36や、前述したリフタカムモータ19が接続されている。そして、制御部32は、作業機操作レバー22の操作に応じてリフタカム20のポジションを制御する油圧昇降制御や、リフタカム20のポジションに応じて戻り油路切換弁30を切換えるステアリング操作荷重変更制御を実行するようになっており、以下、ステアリング操作荷重変更制御の制御手順をフローチャートに沿って説明する。
図10に示すように、ステアリング操作荷重変更制御では、まず、リフタカムポテンショ35の検出値にもとづいてリフタカム20のポジションを判断する(S11)。ここで、リフタカム20のポジションが「下げ(自動昇降)」又は「植付(自動昇降)」である場合は、感知フロート11の上下変位にもとづいて植付作業機7を自動的に昇降動作させる自動昇降状態であると判断し、戻り油路切換弁30を絞り弁29が介在する第一戻り油路28a側に切換えてステアリング操作荷重を重くする一方(S12)、リフタカム20のポジションが「上げ」又は「固定」である場合は、非自動昇降状態であると判断し、戻り油路切換弁30を絞り弁29が介在しない第二戻り油路28b側に切換えてステアリング操作荷重を軽くするようになっている(S13)。
叙述の如く構成された本実施形態によれば、油圧式パワーステアリング装置25が設けられた走行機体1と、走行機体1の後部に昇降自在に連結された植付作業機7と、植付作業機7を昇降動作させる作業機昇降用油圧シリンダ12と、植付作業機7の下部に設けられ、田面に対する植付作業機7の高さ変化に応じて、植付作業機7に対して上下変位する感知フロート11と、感知フロート11の上下変位にもとづいて植付作業機7を自動的に昇降動作させる自動昇降手段と、を備える乗用田植機において、油圧式パワーステアリング装置25からオイルタンクTに至る戻り油路28に、絞り弁29が介在する第一戻り油路28aと、絞り弁29が介在しない第二戻り油路28bとを並列に構成するとともに、二つの戻り油路28a、28bを選択的に切換える戻り油路切換弁30を設け、該戻り油路切換弁30による戻り油路28a、28bの切換えにもとづいてステアリング操作荷重を変更するにあたり、感知フロート11の上下変位にもとづいて植付作業機7を自動的に昇降動作させる自動昇降状態のときは、絞り弁29が介在する第一戻り油路28aを選択してステアリング操作荷重を重くし、それ以外のときは、絞り弁29が介在しない第二戻り油路28bを選択してステアリング操作荷重を軽くするので、植付作業時(機体直進時)にはステアリング操作荷重を重くし、かつ、機体回行時にはステアリング操作荷重を軽くするものでありながら、機体回行に際しては、自動昇降状態を解除すると、直ちにステアリング操作荷重が軽くなるので、植付作業機7が十分に上昇するまで待たなくても、軽いステアリング操作荷重で機体回行を行うことが可能になる。
また、本実施形態では、第一戻り油路28aを静油圧式無段変速装置HST及びオイルクーラ31に接続しているので、静油圧式無段変速装置HST及びオイルクーラ31の回路抵抗を有効利用して、ステアリング操作荷重を重くすることができる。
また、本実施形態では、オイルクーラ31を静油圧式無段変速装置HSTの下流側に配置したので、静油圧式無段変速装置HSTによる油温上昇を低減することができる。
尚、本発明は、前記実施形態に限定されないことは勿論であって、例えば、前記実施形態では、図3に示すように、一つの油圧ポンプPから吐出される圧油を分流弁37で分流して、作業機昇降用油圧シリンダ12及び油圧式パワーステアリング装置25に供給しているが、図11に示すように、二つの油圧ポンプP1、P2を有し、各油圧ポンプP1、P2から吐出される圧油を、それぞれ作業機昇降用油圧シリンダ12と油圧式パワーステアリング装置25に供給するようにした乗用田植機でも実施できることは言うまでもない。
乗用田植機の側面図である。 乗用田植機の平面図である。 乗用田植機の油圧構成を示す油圧回路図である。 作業機昇降制御バルブの側面図である。 作業機昇降制御バルブと感知フロートの連繋構造を示す側面図である。 リフタカムを示す側面図である。 ステアリングハンドルの周辺を示す平面図である。 ステアリングハンドル及び作業機操作レバーを示す斜視図である。 制御部の入出力を示すブロック図である。 ステアリング操作荷重変更制御のフローチャートである。 他例を示す油圧回路図である。
符号の説明
1 走行機体
3 ステアリングハンドル
7 植付作業機
11 感知フロート
12 作業機昇降用油圧シリンダ
13 作業機昇降制御バルブ
18 リンク機構
19 リフタカムモータ
20 リフタカム
22 作業機操作レバー
25 油圧式パワーステアリング装置
27 ポンプ油路
28 戻り油路
28a 第一戻り油路
28b 第二戻り油路
29 絞り弁
30 戻り油路切換弁
31 オイルクーラ
32 制御部
HST 静油圧式無段変速装置

Claims (3)

  1. 油圧式パワーステアリング装置が設けられた走行機体と、走行機体の後部に昇降自在に連結された植付作業機と、植付作業機を昇降動作させる作業機昇降用油圧シリンダと、植付作業機の下部に設けられ、田面に対する植付作業機の高さ変化に応じて、植付作業機に対して上下変位する感知フロートと、感知フロートの上下変位にもとづいて植付作業機を自動的に昇降動作させる自動昇降手段と、を備える乗用田植機において、
    前記油圧式パワーステアリング装置からオイルタンクに至る戻り油路に、絞り弁が介在する第一戻り油路と、絞り弁が介在しない第二戻り油路とを並列に構成するとともに、二つの戻り油路を選択的に切換える戻り油路切換弁を設け、該戻り油路切換弁による戻り油路の切換えにもとづいてステアリング操作荷重を変更するにあたり、感知フロートの上下変位にもとづいて植付作業機を自動的に昇降動作させる自動昇降状態のときは、絞り弁が介在する第一戻り油路を選択してステアリング操作荷重を重くし、それ以外のときは、絞り弁が介在しない第二戻り油路を選択してステアリング操作荷重を軽くすることを特徴とする乗用田植機。
  2. 前記第一戻り油路を静油圧式無段変速装置及びオイルクーラに接続したことを特徴とする請求項1記載の乗用田植機。
  3. 前記オイルクーラを静油圧式無段変速装置の下流側に配置したことを特徴とする請求項2記載の乗用田植機。
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