JP2008265120A - 積層パネル - Google Patents

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【課題】発泡体のような脆弱な基材を用いた場合であっても、高い強度を有する積層パネルに関する。
【解決手段】接着剤によって基材の両面に表面板が接合された積層パネルであって、基材が貫通孔を有することを特徴とする積層パネル。また、前記基材が発泡体であり、前記表面板が剛性板であることを特徴とする前記積層パネルは、保冷車のパネルとして好適である。
【選択図】図1

Description

本発明は、発泡体のような脆弱な基材を用いた場合であっても、高い強度を有する積層パネルに関する。
積層パネルは主に異種材料を接合することによって得られるものであり、建材等に幅広く使用されている。例えば、スチレンフォームやウレタンフォーム、フェノールフォームのような発泡体の両面に金属板やFRP板のような剛性板を接合したパネルは、断熱性能に優れるため保冷車のパネル等に用いられている。
保冷車パネルの内部は冷凍・冷蔵により低温となるが、外部は太陽光を受けて高温となるため、温度差による歪み応力を受けやすく、さらに荷物の積み下ろし時の衝撃や、走行時の振動等も加わるため、使用環境は過酷である。一方、保冷車パネルの発泡体と剛性板がはく離してしまうと断熱性能が低下、外観不良が生ずるため、前記状況においても発泡体と剛性板が容易にはく離しないことが求められている。しかしながら、発泡体は脆弱な基材であるため、接着剤の凝集力を高めたり密着性を向上させたとしても、結局発泡体自体の強度に依存してしまい、パネルとして高い強度を得ることは困難であった。
特許文献1には、基材の表面に溝部を形成することを特徴とする積層パネルの剥離防止構造が開示されており、圧締時に空気を抜けやすくすることによって、パネル内の残存空気を減らして内部応力を発生しにくくするものであるが、パネルの強度を向上させるものではなかった。
特許第3794947号公報
本発明は、発泡体のような脆弱な基材を用いた場合であっても、高い強度を有する積層パネルを提供するものである。
本発明者らが検討したところ、貫通孔を有する基材を用いた積層パネルは高い強度を有することを見出した。また、基材の両面に接着剤を用いて表面板を接合したところ、より強度が向上することを見出した。さらに、基材が発泡体であり、表面板が剛性板の場合にも同様の効果が発現し、保冷車のパネルに好適なことを見出した。
即ち、第一の発明は接着剤によって接合される積層パネルであって、貫通孔を有する基材が用いられていることを特徴とする積層パネルである。第二の発明は、前記基材の両面に表面板が接合されていることを特徴とする前記の積層パネルである。第三の発明は、前記基材が発泡体であり、前記表面板が剛性板であることを特徴とする前記積層パネルである。
本発明の積層パネルは、発泡体のような脆弱な基材を用いた場合であっても高い強度を有するため、断熱パネル等として有用である。また、基材として発泡体を用い、表面板として剛性板を用いた場合には保冷車のパネルとして有用である。
本発明の積層パネルは貫通孔を有する基材が用いられていることを特徴とする。表面板の接合時に貫通孔の内部が接着剤で満たされ、接着剤が応力を緩和する役割を果たしているものと推察される。また、基材の両面に表面材を接合する場合、基材内部において接着剤皮膜が一体化することによって、高い強度を有する積層パネルが得られるものと推察される。さらに基材が発泡体の場合、接着剤が発泡体内部へ浸透することによるアンカー効果も生じると考えられる。
貫通孔の形状は特に制限されず、円型、多角形、星型、歯車型等を採用できるが、加工性の面から通常は円型にすれば良い。円型の孔を対向する面まで貫通させれば円柱状の空孔が形成される。貫通孔の大きさは、接着剤の粘度(流動性)や基材の厚み、貫通孔の形状にもよるが、断面積が1〜100mm2程度あれば良い。
基材の種類としては特に制限されないが、発泡体のような脆弱な基材に対して本発明を適用することにより、より顕著な効果が得られる。具体的にはスチレンフォームやウレタンフォーム、フェノールフォームが挙げられる。
積層パネルを構成する表面板は特に制限されないが、スチレンフォームやウレタンフォーム、フェノールフォームのような基材と金属板やFRP板のような剛性板を組み合わせると、強度の高い保冷車用パネルが得られ、本発明の効果がより顕著に得られるため好ましい。
積層パネルの基材と表面板を接合する接着剤は特に制限されない。例えばシリコーン樹脂系接着剤、変成シリコーン系接着剤、ゴム系接着剤、ウレタン系接着剤、熱可塑性樹脂を含有するホットメルト系接着剤等の弾性を有する接着剤を用いた場合、靭性の向上が期待できる。また、エポキシ系、ウレタン系接着剤を用いた場合、強度の向上が期待できる。
以下、本発明について実施例、比較例により説明する。なお、本発明は実施例に何ら制約されるものではない。
実施例1
フェノールフォームの両面に不織布を貼り合わせた断熱材であるネオマフォーム40K(旭化成建材株式会社製、密度40kg/m3、商品名)を幅130mm、長さ300mm、厚み50mmにカットし、さらに不織布層のみに直径4mmの貫通孔を設けた。(図1、2参照)接着剤として変成シリコーン樹脂とエポキシ樹脂の混合型であるSE−80(アイカ工業株式会社製、商品名)をアルミ板に200g/m3塗布してネオマフォーム40Kの両面に貼り合わせ、真空プレスを用いて0.05MPa、24時間圧締することにより、実施例1の積層パネルを得た。
実施例2
実施例1において、ネオマフォーム27Kの貫通孔をフェノールフォーム層ごと貫通するようにした(図1、3参照)以外は実施例2と同様に行い、実施例2の積層パネルを得た。
比較例1
実施例1において、基材として貫通孔を設けていないネオマフォーム27Kを用いた他は実施例1と同様に行い、比較例1の積層パネルを得た。
各積層パネルを室温で1ヶ月間養生後、クロスヘッドスピード50mm/分で割裂試験を行い、強度を測定して表1にまとめた。割裂試験については、特許第3526567号公報の図1にように行った。
Figure 2008265120
実施例の積層パネルは高い強度が得られており、中でも貫通孔を有する基材の両面に表面板を接合した実施例2においてはより高い強度が得られていた。一方、貫通孔を有しない基材を用いた比較例1においては、より低い強度しか得られなかった。
貫通孔を設けた断熱材の平面模式図 不織布層のみ貫通孔を設けた断熱材のA−A断面模式図 フェノールフォーム層ごと貫通孔を設けた断熱材の断面模式図
符号の説明
1 貫通孔
2 不織布層
3 フェノールフォーム層

Claims (3)

  1. 接着剤によって接合される積層パネルであって、貫通孔を有する基材が用いられていることを特徴とする積層パネル。
  2. 前記基材の両面に表面板が接合されていることを特徴とする請求項1記載の積層パネル。
  3. 前記基材が発泡体であり、前記表面板が剛性板であることを特徴とする請求項2記載の積層パネル。
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