JP2008264924A - 工作機械における工具ホルダへの流体の供給方法及び工具ホルダへの流体の供給装置。 - Google Patents
工作機械における工具ホルダへの流体の供給方法及び工具ホルダへの流体の供給装置。 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】位置決めブロックの流体吹出口と、流体供給手段との間に流体混合室を備えさせ、流体混合室に空気流と、潤滑剤を送り、ミスト状潤滑剤を発生させて位置決めピンの流通路に送出する。ホルダ装着孔に対してシャンクを装着した初期には、所定量よりも多い潤滑剤を送って刃物に濃度の高い潤滑剤を送出し、潤滑剤が工具に到達する時点においては潤滑剤の量を所定量に減少させて送出するようにした工具ホルダへの流体の供給方法。
【選択図】図3
Description
例えば特許文献1の図1に示される工作機械は次のように構成されている。
工作機械本体Aのフレーム2の内側には回転自在にスピンドルを備えさせ、そのスピンドルの先端部には、側方流体供給方式の工具ホルダBにおけるシャンク21を装着するためのホルダ装着孔5を備えさせている。
さらに上記フレームに対しては、上記スピンドルのホルダ装着孔の側方位置に、給液用の台を備えさせ、その給液用の台の先端部には、上記側方流体供給方式の工具ホルダにおける受流体筒を嵌着するための嵌合穴を備えさせている。なお上記嵌合穴には、流体供給手段に連なる流体通過用の孔を備えさせている。
一方、上記流体通過用の孔から流体(例えば冷却用又は潤滑用として空気と水・冷却用油性分(潤滑剤)とを混合してなるミスト)を噴出させ、上記工具ホルダにおける受流体筒の中空部に設けた流体室と、工具ホルダBの主体部20に設けられている流体通路を経由して上記工具ホルダBの主体部20の先端に装着する工具(刃具)に向けて、上記流体供給手段からの流体を供給するようにしている。
特に、側方流体供給方式、即ち、当分野においてサイドスルー又はサイドスルーMQL方式と称されて、広く知られている方式においては、流体中における潤滑剤の量を少なくし、その消費を極力節約するようにした方式が知られている。
そのような最小油量切削液供給(MQL)システムを利用する工作機械は、工作機械に対して工具ホルダを装着した直後に潤滑剤供給装置を速やかに起動しても、ミスト状の潤滑剤は、工具ホルダの流路内に滞留し、刃先に吐出するまでに時間が長くかかる問題点があった。
そのような、不安定な潤滑剤(ミスト)の供給結果によれば、刃具折損の不具合が多く発生し、経済的問題点と、稼働率の低減をもたらす問題点が生じる。
更に上記潤滑剤(ミスト)の蓄積時間を短縮する為に、ミスト供給量を多くすると、一定の加工量に対して必要量以上の潤滑剤を無駄に消費し、浮遊ミスト量が増加し、潤滑剤に係わるコストが嵩む問題点がある。
他の目的は、工具ホルダに装着された刃物に対して一時的に過負荷が加わった場合でも、その刃物に対して一時的に、かつ、速やかに潤滑剤を供給し、刃具折損等の不具合の発生を防ぐことのできる工作機械を提供しようとするものである。
他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
さらに上記フレームに対しては、上記側方流体供給方式の工具ホルダにおける位置決めピンを嵌着するための嵌合穴を備えている位置決めブロックを備えさせ、
上記嵌合穴には、流体供給手段に連なる流体吹出口を備えさせ、
上記ホルダ装着孔に対して上記工具ホルダにおけるシャンクを装着すると共に、上記位置決めブロックの嵌合穴に対しても上記位置決めピンの先端を嵌合させ、
上記スピンドルを回転させることによって上記工具ホルダの主体部を回転させ、
一方、上記流体吹出口から上記位置決めピンの中空部に設けた流通路と、工具ホルダの主体部に設けられている流体通路を経由して上記工具ホルダの主体部の先端に装着する工具に向けて、上記流体供給手段から流体を供給するようにしている工作機械における工具ホルダへの流体の供給方法において、
上記位置決めブロックの流体吹出口と、流体供給手段との間には流体混合室を備えさせ、その流体混合室には流体供給手段に夫々連なる第1流体路と、第2流体路をそれぞれ連通させ、第1流体路を介して送られてくる空気流と、第2流体路を介して潤滑剤が送られてきた場合には、そこでミスト状潤滑剤を発生させて上記流体吹出口から上記位置決めピンの流通路に向けて送出するようにし、
上記ホルダ装着孔に対して工具ホルダにおけるシャンクを装着して上記工具ホルダの主体部を回転させる初期においては、
第2流体路を介して所定の量よりも多い潤滑剤を送って上記流体吹出口から上記位置決めピンの流通路に向けて、空気流と共に、又は空気流なしで濃度の高い潤滑剤を送出し、
潤滑剤が上記主体部の先端に装着する工具に到達する時点においては潤滑剤の量を所定量に減少させて送出するようにしたものである。
さらに上記フレームに対しては、上記側方流体供給方式の工具ホルダにおける位置決めピンを嵌着するための嵌合穴を備えている位置決めブロックを備えさせ、
上記嵌合穴には、流体供給手段に連なる流体吹出口を備えさせ、
上記ホルダ装着孔に対して上記工具ホルダにおけるシャンクを装着すると共に、上記位置決めブロックの嵌合穴に対しても上記位置決めピンの先端を嵌合させ、
上記スピンドルを回転させることによって上記工具ホルダの主体部を回転させ、
一方、上記流体吹出口から上記位置決めピンの中空部に設けた流通路と、工具ホルダの主体部に設けられている流体通路を経由して上記工具ホルダの主体部の先端に装着する工具に向けて、上記流体供給手段から流体を供給するようにしてある工作機械における工具ホルダへの流体の供給装置において、
上記位置決めブロックの流体吹出口と、流体供給手段との間には流体混合室を備えさせ、その流体混合室には流体供給手段に夫々連なる第1流体路と、第2流体路をそれぞれ連通させ、第1流体路を介して送られてくる空気流と、第2流体路を介して潤滑剤が送られてきた場合には、そこでミスト状潤滑剤を発生させて上記流体吹出口から上記位置決めピンの流通路に向けて送出するようにしてあり、
上記第2流体路にあっては潤滑剤の流量を大小調節するための流量調節手段が備えさせてあり、その流量調節手段における制御装置は、
上記ホルダ装着孔に対して工具ホルダにおけるシャンクを装着して上記工具ホルダの主体部を回転させる初期においては、
第2流体路を介して所定の量よりも多い潤滑剤を送って上記流体吹出口から上記位置決めピンの流通路に向けて、空気流と共に、又は空気流なしで濃度の高い潤滑剤を送出するように設定してあり、
潤滑剤が上記主体部の先端に装着する工具に到達する時点においては潤滑剤の量を所定量に減少させて送出するように設定するものである。
その上、潤滑剤が上記主体部の先端に装着する工具に到達する時点においては潤滑剤の量を所定量に減少させて送出するようにしているので、潤滑剤の消費量を節約し、無駄な潤滑剤の消費を抑えて経済効率の良い運転を行うことのできる効果もある。
上記位置決めブロックDにおいて、8はフレーム2の先端に備えさせる装着面2aに対して、元部9を任意の固着手段(例えばボルトを用いて装着面2aの側に設けられる雌ねじ孔に螺合させる装着手段)によって、着脱自在で、かつ、密着状態で装着した筒状の位置決め枠体、10はその先端部に設けた嵌合穴で、位置決めピン31の先端の形状に対応させ、水密的に密着可能な形状に構成してある。
側方流体供給方式(当分野では、サイドスルー方式又は最小油量切削液供給(MQL)システムとも称されて、広く知られている)の工具ホルダBは、市場において各種の形式のものが広く知られており、例えば図1に示されるようにスピンドル3によって回転される主体部20と、ベアリング41を介して主体部20の中間部(中間位置より図示のように前寄りの位置)を回転可能に支持するケース40と、フレーム2の位置決めブロックDの嵌合穴10に嵌合され、かつケース40に連結されている位置決めピン31とを備える。
前部には、周知の任意構成による工具装着部25が設けられている。この工具装着部25には周知のように任意の工具が着脱自在に装着でき、しかも工具の先端又は工具の周辺から流体を噴出可能な構成にしてある。
工具装着部25としては、例えば流体路43を備えるもので、工具Cの装着を可能にした受具25aを備えた工具装着孔が設けられている。
主体部20の中間部においては、図示しない周知のマニュピレータの爪が嵌合する溝22aを有するホルダ把持部材22を備える。
さらに主体部20の中間部においては、工具装着部25に装着される工具Cに向けて(工具Cの刃先、或いは刃先の周辺に向けて)流体を供給する為に、主軸の軸芯位置に備えさせる流体通路24と、流体通路24に対してケース40の側から流体を受け入れできるようにケース40の内周面に向けて開口させる流体受入孔58、23を備えている。
この環状流路57には、上記流体送出口42からの流体を、上記流体受入孔58に流入可能に上記流体送出口42と上記流体受入孔58とを夫々連通させる。
上記ケース40は、例えば図1に示す様に、図示左側部分にベアリング41,41を内嵌して主体部20を回転自在とする状態で一体化させてある。また広く知られているように中央より右側部分にシールケース35を配し、そこにシール36を抜き差し交換可能に備えさせてある。上記ケース40と、これの外周位置に固着してある保持筒32との間には、流体道46が介設されており、流通路38からの流体を流体送出口42に流通可能にしてある。
図において60、61、62、63は夫々フィルタ、増圧器、レギュレータ、電磁弁を示し、装置F1からの圧縮空気をパイプ82k、17dを通して装置F2、F3の空気室82gに向けて夫々適正な空気圧を送る為のものである。69a、69b、70a、70b、66a、66bは、空気室82gに対する圧縮空気の補給をする為のもので、2ポートプランジャ弁と、その弁を制御するための操作部材と、チェックバルブを示す。82e、82dは潤滑剤としてのオイルと、冷却用水(又は槽82eのオイルとは異なる成分のオイル82f)を蓄える槽であり、68a、68b、67a、67bは液面のレベルを調整するためのスイッチと、流体取り出し口を示す。
第3流体路にあって水又は成分の異なる潤滑剤の流量調節手段19bにおいては、74b、75b、76bは比較的流量の大きい可変オリフィスと、比較的流量の小さい可変オリフィスと、それらの可変オリフィスを選択的に第3流体路19に連通させるための3ポート電磁弁(SOL1は比較的流量の大きい可変オリフィスを連通させる・SOL2は比較的流量の小さい可変オリフィスを連通させる)を示す。 なお71a、71bはパイプ18d、19dに介設したフィルタを示す。
上記ホルダ装着孔に対して工具ホルダにおけるシャンクを装着して上記工具ホルダの主体部を回転させる初期においては、 第2流体路を介して所定の量よりも多い潤滑剤を送って上記流体吹出口から上記位置決めピンの流通路に向けて、空気流と共に、又は空気流なしで濃度の高い潤滑剤を送出するように設定してあり、潤滑剤が上記主体部の先端に装着する工具に到達する時点においては潤滑剤の量を所定量に減少させて送出するように設定してある。
上記制御装置80は、上記3ポート電磁弁76a、76bの各SOL1、SOL2を予め設計された通りに、入り切り制御できればよいのである。例えば図1に示される主体部20のシャンク21をスピンドル3の装着孔5に装着し、運転を開始する時点で作動するように構成された周知のタイムスイッチであればよく、タイムスイッチをスタートさせ、流量調節手段18bのSOL1を作動させて比較的流量の大きい可変オリフィス74aを通して所定の量よりも多い潤滑剤(刃先の直径、回転速度、被加工物の材質によっても種々異なるが、例えば50〜150ml/H)を送るようにすればよい。
更にその後は、流量調節手段18b、流量調節手段19bを操作し、刃先の直径、回転速度、被加工物の材質等によって行われている周知の供給方法によって、実情に合わせて潤滑剤を減少させて効率のよい運転をすればよい。
尚上記流体としては、当分野において周知の流体を示唆する。例えば空気であり、切削油等の潤滑剤であり、水であり、気体と液体との混合物でミストと称される流体、或いはクーラント等と呼ばれる液状の流体状のものがあり、本件明細書中においてはそれらの個々を簡便のため包括的に流体と称する。
上記構成の側方流体供給方式の工具ホルダBは、マガジン内に収納されている状態では係止片37が嵌合凹部26に嵌合して主体部20の回転が阻止されている。上記工具ホルダBを工作機本体Aに装着する場合には、主体部20のシャンク21をスピンドル3の装着孔5に向け、図1に示される状態から、左方向に向けて(軸線方向)に挿入し、周知の如く、引具を用いて装着孔5の内面とシャンク21の外周面とを密着させる状態で連結する。
すると受流体伝送手段30の位置決めピン31は位置決めブロックDの嵌合穴10に図2に示されているように当接嵌合し、同時に保持筒32の内部に向けて押し動かされ、その結果、係止片37が嵌合凹部26からはずれ、主体部20の回転が自在の状態となる。
また、流体供給手段Fとして例えば比較的離れた位置に備えられる冷却用オイル供給装置F2は、パイプ18d、18aを経由し、かつ、流量制御用のバルブを含む流量調節手段18bを経由し、第2流体路18に接続されることにより、オイル供給装置F2によって作られる高圧のオイル(流体)は、ノズル孔15において霧状にされて、ミストとなり、流体吹出口11から空気流と共に位置決めピン31の方向に噴出する。
尚上記構成においては、パイプ17a内の空気流、パイプ18a内のオイル流、パイプ19a内の水流等は、夫々単独で流したり、二者、三者選択的に混合して流すことにより任意濃度(切削の要求に対応する種類)のミストを作ることができる。
なお電流値が閾値よりも大きくなる変化を検出した後の動作時間とその後の変化、ミスト状潤滑剤の濃淡等、3ポート電磁弁76aのSOL1、SOL2の動作関連、即ち流量調節手段18bの動作状態に関しては図5(B)に動作例を示す。
かかる場合においても、制御装置80に予め周知の構成に基づき深穴寸法設定装置を備えさせ、あるいは任意のセンサーを利用して深穴寸法を検出して、指令を出すようにしておき、予め一定以上の深さを加工する場合のみ、流量調節手段18bにおいてSOL1を作動させて比較的流量の大きい可変オリフィス74aを通して所定の量よりも多い潤滑剤(刃先の直径、回転速度、被加工物の材質によっても種々異なるが、例えば50〜150ml/H)をその間、送るようにすればよい。この動作に関しては上記電流値が閾値よりも大きくなる変化を検出した場合と同様の考えで処置できるので、上記図5(B)等を含む技術的事項を参考にして実施すればよい。
Claims (5)
- フレームの内側には回転自在にスピンドルを備えさせ、そのスピンドルの先端部には、側方流体供給方式の工具ホルダにおけるシャンクを装着するためのホルダ装着孔を備えさせ、
さらに上記フレームに対しては、上記側方流体供給方式の工具ホルダにおける位置決めピンを嵌着するための嵌合穴を備えている位置決めブロックを備えさせ、
上記嵌合穴には、流体供給手段に連なる流体吹出口を備えさせ、
上記ホルダ装着孔に対して上記工具ホルダにおけるシャンクを装着すると共に、上記位置決めブロックの嵌合穴に対しても上記位置決めピンの先端を嵌合させ、
上記スピンドルを回転させることによって上記工具ホルダの主体部を回転させ、
一方、上記流体吹出口から上記位置決めピンの中空部に設けた流通路と、工具ホルダの主体部に設けられている流体通路を経由して上記工具ホルダの主体部の先端に装着する工具に向けて、上記流体供給手段から流体を供給するようにしている工作機械における工具ホルダへの流体の供給方法において、
上記位置決めブロックの流体吹出口と、流体供給手段との間には流体混合室を備えさせ、その流体混合室には流体供給手段に夫々連なる第1流体路と、第2流体路をそれぞれ連通させ、第1流体路を介して送られてくる空気流と、第2流体路を介して潤滑剤が送られてきた場合には、そこでミスト状潤滑剤を発生させて上記流体吹出口から上記位置決めピンの流通路に向けて送出するようにし、
上記ホルダ装着孔に対して工具ホルダにおけるシャンクを装着して上記工具ホルダの主体部を回転させる初期においては、
第2流体路を介して所定の量よりも多い潤滑剤を送って上記流体吹出口から上記位置決めピンの流通路に向けて、空気流と共に、又は空気流なしで濃度の高い潤滑剤を送出し、
潤滑剤が上記主体部の先端に装着する工具に到達する時点においては潤滑剤の量を所定量に減少させて送出するようにしていることを特徴とする工作機械における工具ホルダへの流体の供給方法。
- 上記流体混合室には流体供給手段に夫々連なる第1流体路と、第2流体路をそれぞれ連通させ、第1流体路を介して送られてくる空気流と、第2流体路を介して潤滑剤が送られてきた場合には、そこでミスト状潤滑剤を発生させて上記流体吹出口から上記位置決めピンの流通路に向けて送出するようにし、
上記ホルダ装着孔に対して工具ホルダにおけるシャンクを装着して上記工具ホルダの主体部を回転させて切削加工中、切削加工に伴う荷重が増加した場合には、荷重の増加を検出して、上記第2流体路を介して所定の量よりも多い潤滑剤を送って上記流体吹出口から上記位置決めピンの流通路に向けて、空気流と共に、又は空気流なしで濃度の高い潤滑剤を送出し、一方、上記荷重の減少と共に潤滑剤の量を所定量に減少させて送出するようにしていることを特徴とする請求項1記載の工作機械における工具ホルダへの流体の供給方法。
- 上記流体混合室には流体供給手段に夫々連なる第1流体路と、第2流体路をそれぞれ連通させ、第1流体路を介して送られてくる空気流と、第2流体路を介して潤滑剤が送られてきた場合には、そこでミスト状潤滑剤を発生させて上記流体吹出口から上記位置決めピンの流通路に向けて送出するようにし、
上記ホルダ装着孔に対して工具ホルダにおけるシャンクを装着して上記工具ホルダの主体部を回転させて切削加工中、加工の深さが所定値を超えた場合は、上記第2流体路を介して所定の量よりも多い潤滑剤を送って上記流体吹出口から上記位置決めピンの流通路に向けて、空気流と共に、又は空気流なしで濃度の高い潤滑剤を送出するようにしていることを特徴とする請求項1記載の工作機械における工具ホルダへの流体の供給方法。
- フレームの内側には回転自在にスピンドルを備えさせ、そのスピンドルの先端部には、側方流体供給方式の工具ホルダにおけるシャンクを装着するためのホルダ装着孔を備えさせ、
さらに上記フレームに対しては、上記側方流体供給方式の工具ホルダにおける位置決めピンを嵌着するための嵌合穴を備えている位置決めブロックを備えさせ、
上記嵌合穴には、流体供給手段に連なる流体吹出口を備えさせ、
上記ホルダ装着孔に対して上記工具ホルダにおけるシャンクを装着すると共に、上記位置決めブロックの嵌合穴に対しても上記位置決めピンの先端を嵌合させ、
上記スピンドルを回転させることによって上記工具ホルダの主体部を回転させ、
一方、上記流体吹出口から上記位置決めピンの中空部に設けた流通路と、工具ホルダの主体部に設けられている流体通路を経由して上記工具ホルダの主体部の先端に装着する工具に向けて、上記流体供給手段から流体を供給するようにしてある工作機械における工具ホルダへの流体の供給装置において、
上記位置決めブロックの流体吹出口と、流体供給手段との間には流体混合室を備えさせ、その流体混合室には流体供給手段に夫々連なる第1流体路と、第2流体路をそれぞれ連通させ、第1流体路を介して送られてくる空気流と、第2流体路を介して潤滑剤が送られてきた場合には、そこでミスト状潤滑剤を発生させて上記流体吹出口から上記位置決めピンの流通路に向けて送出するようにしてあり、
上記第2流体路にあっては潤滑剤の流量を大小調節するための流量調節手段が備えさせてあり、その流量調節手段における制御装置は、
上記ホルダ装着孔に対して工具ホルダにおけるシャンクを装着して上記工具ホルダの主体部を回転させる初期においては、
第2流体路を介して所定の量よりも多い潤滑剤を送って上記流体吹出口から上記位置決めピンの流通路に向けて、空気流と共に、又は空気流なしで濃度の高い潤滑剤を送出するように設定してあり、
潤滑剤が上記主体部の先端に装着する工具に到達する時点においては潤滑剤の量を所定量に減少させて送出するように設定してあることを特徴とする工作機械における工具ホルダへの流体の供給装置。
- 上記第2流体路にあっては潤滑剤の流量を大小調節するための流量調節手段が備えさせてあり、その流量調節手段における制御装置は、上記ホルダ装着孔に対して工具ホルダにおけるシャンクを装着して上記工具ホルダの主体部を回転させて切削加工中、切削加工に伴う荷重が増加した場合に、その荷重の増加を検出して、上記第2流体路を介して所定の量よりも多い潤滑剤を送って上記流体吹出口から上記位置決めピンの流通路に向けて、空気流と共に、又は空気流なしで濃度の高い潤滑剤を送出するように設定してあることを特徴とする請求項4記載の工作機械における工具ホルダへの流体の供給装置。
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