JP2008264238A - 剃刀具およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】剃刀具の使用に馴れていない若い女性などでもより安心感を持って使用できる剃刀具とその製造方法を提供する。
【解決手段】柄の先端部に取付けられた刃3に、刃先を所定間隔で露出させるスリット6と該刃先を複数箇所で覆うブリッジ7とを有するセーフティガード4が装着された剃刀具において、セーフティガード4をセーフティガード本体層、本体層を被覆する中間被覆層及び中間被覆層を被覆する外被覆ポリマー層を有する少なくとも3層構造とし、かつ、中間被覆層と外被覆ポリマー層のいずれか一方または双方を有彩色に着色された層とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、剃刀具とその製造方法に関する。
近年、女性が顔表面の産毛を剃ったり眉毛のラインを整えたりする際などに主に使用するに好適な剃刀具が提案されている(特許文献1−5)
図1は、そのような剃刀具の代表的なものとして、その外観を概略モデル的に示したものである。
この種の剃刀具1は、使用者が手で把持するための柄2と、柄2の先端部に取付けられた刃3とにより構成されている。刃3の部分は、その幅の約2/3〜3/4程度の部分が柄2(一般に合成樹脂で形成されている)の先端部に埋め込まれている。
通常、このような剃刀具1においては、使用者が刃先3aを肌に当てたまま誤って該刃先3aに沿う方向に剃刀具1を操作をしたとしても肌を傷つけないように、刃先3aにセーフティガード4と呼ばれる部材が固定して装着されて、剃刀具1が構成されている。
このセーフティガード4は、図2および図3に示すように、刃先3aの長さ寸法より短い長さを有して薄板状に形成されたステンレスシート5に、横幅方向に延びる細長のブリッジ7を、多数形成するよう、長手方向に沿って複数のスリット6を打抜き加工して構成されている。
このセーフティガード4を、刃先3aに固定して装着する際には、例えば、図3に示したように、ステンレスシート5を横幅方向中間部で曲り折げして、刃先3aの先端部3bを露出させるよう刃先3aに被覆し、ステンレスシート5の横幅方向両端部を刃3の両側面のそれぞれにスポット溶接して装着している。
このような剃刀具におけるセーフティガードは、図1〜図3に示したように、セーフティガード4に形成されたスリット6は、刃先方向と直交する方向に平行な部分の両側に半円状の円弧を備えた環状長孔から一般に形成されるものであり、例えば、その寸法は、スリット6のステンレスシート5の長手方向に平行な幅Aは約0.5〜6mmに形成され、かつ隣接するスリット6、6同士の間であるブリッジ7の幅Bは約0.1〜1.5mm程度に形成されている。
このように、セーフティガード4は、各ブリッジ7により刃先3aの横滑りを防いでいる。また、刃先3aの先端部3bはセーフティガード4で被覆されることなく露出され、この刃先3aの先端部3bを用いることによって、眉毛1本1本のラインを整えるような微妙な作業を行うことができるようにされている。
このセーフティガードが存在していることにより、使用者は、刃物を皮膚に当てるという場合にあっても、安心感と安全感を持って剃刀具を使用することができ、例えば、使用する刃の部分や当て方など、さまざまに剃刀具を用いての、眉毛のラインを整えることや産毛を除去することの作業自体に神経を集中することができる。
しかし、剃刀具の使用に比較的馴れていない若い女性などがより安心して使用できるようにするため、更に一層の安全な使用をもたらすことのできる剃刀具が求められるものであった。
特に、上目や下目、横目使いなどの近接した焦点が合わない肉眼視での使用であっても、あるいは、視線は鏡面に映った剃り箇所などに集中的していっている場合や、さらに、それら使用状況下で比較的暗い洗面所などにおいての使用であっても、剃刀具の刃面・刃先の存在・その位置や向き等を意識の中に置くことが適切にできて、それにより、より安全な使用のできる剃刀具の実現が有効なものである。
本発明者らは、このような点に鑑み、先に、柄の先端部に取付けられた刃に、該刃の刃先を所定間隔で露出させるスリットと該刃先を複数箇所で覆うブリッジとを有するセーフティガードが装着された剃刀具であって、該セーフティガードが有彩色に着色された材料から形成されていることを特徴とする剃刀具と、また、その製造方法として、カラープレコート・ステンレスシートあるいはアルミニウムシートにスリットを打ち抜き加工し、しかる後、
(a)該シートの横幅方向中間部で折り曲げ、刃先に先端部から基端部近傍までを被覆するよう嵌め合わせて、スポット溶接法により固定し装着すること、
あるいは、
(b)該シートの幅方向の一方側を、スポット溶接によって刃先片側に接合させた後、該ステンレスシートあるいはアルミニウムシートを該シートの横幅方向中間部で折り曲げ、他方側をスポット溶接法により刃先に固定し装着すること、
を行い、更に、該刃を柄に取り付ける剃刀具の製造方法を提案した(特願2006−191481)。
この剃刀具は、上述した安全性の点で優れているものであったが、カラープレコート・ステンレスシートあるいはアルミニウムシートのカラー層が、スリットの打ち抜き加工を受けることや、スポット溶接に際して電極を当てる部分の該カラー層が剥がされることにより、該カラー層の端面が露出し、そして、該剃刀具を使用するに際には、該カラー層をセーフティガードの本体層から剥ごうとする力が加わることになり、それにより該セーフティガードの本体層から該カラー層が剥がれてしまうことが心配されるものであった。また、セーフティガードを、カラープレコート・ステンレスシートあるいはアルミニウムシートの中央部を折り曲げて刃に装着することも、該折り曲げ部分やその近傍で該カラー層が剥がれやすくなる要因となり、多数あるスリットの打ち抜き部などでカラー層の端面が露出しているという要因とも合わせて、カラー層は剥がれやすいという心配があった。
そして、いったんカラー層が剥がれてくると、そのカラー層効果にもとづく剃刀刃先の視認性があいまいなものとなり、所期の安全性効果や、良好な剃り心地感が失われたり、剥がれたカラー層が刃先にまとわりつくこと等によりシャープな剃り感も失われてしまうこととなり好ましくない。
特開2000−300867号公報 特開2000−14945号公報 特開2001−129273号公報 特開2007−75496号公報 特開2007−75497号公報
本発明の目的は、上述したような点に鑑み、剃刀具の使用に比較的良く馴れていない若い女性などでも、より強い安心感と安全さを持って使用できる剃刀具を提供することにあり、特に、上目や下目、横目使いなどの近接した焦点が合わない肉眼視での使用であっても、あるいは、視線は鏡面に映った剃り箇所などに集中的に行っている場合であっても、剃刀具の刃面・刃先の存在・その位置や向き等を意識の中に置くことが適切にできて、そのことが、より安全な使用に資することのでき、かつ、そのような使用を長期間にわたり行い得る剃刀具と、そのような剃刀具を製造する方法を提供せんとするものである。
上述した目的を達成する本発明の剃刀具は、下記(1)の構成からなるものである。
(1)柄の先端部に取付けられた刃に、該刃の刃先を所定間隔で露出させるスリットと該刃先を複数箇所で覆うブリッジとを有するセーフティガードが装着された剃刀具であって、前記セーフティガードが、該セーフティガード本体層、該本体層を被覆する中間被覆層、および該中間被覆層を被覆する外被覆ポリマー層を有する少なくとも3層構造からなり、かつ、前記中間被覆層と前記外被覆ポリマー層のいずれか一方または双方が有彩色に着色された層であることを特徴とする剃刀具。
また、かかる本発明の剃刀具において、より具体的に好ましくは、以下の(2)〜(13)のいずれかからなるものである。
(2)前記セーフティガード本体層が、ステンレスシートから形成されていることを特徴とする上記(1)記載の剃刀具。
(3)前記セーフティガード本体層が、アルミニウムシートから形成されていることを特徴とする上記(1)記載の剃刀具。
(4)前記セーフティガード本体層が、合成樹脂から形成されていることを特徴とする上記(1)記載の剃刀具。
(5)前記外被覆ポリマー層が、合成樹脂フィルム層であることを特徴とする上記(1)記載の剃刀具。
(6)前記外被覆ポリマー層が、合成樹脂コート層であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の剃刀具。
(7)前記中間被覆層が、合成樹脂フィルム層であることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の剃刀具。
(8)前記中間被覆層が、合成樹脂コート層であることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の剃刀具。
(9)前記セーフティガードの厚さが、10μm〜250μmの範囲内であることを特徴とする上記(1)〜(8)のいずれかに記載の剃刀具。
(10)刃の装着部における柄の刃面側の先端部位置と前記スリットの端部位置の距離(幅)Wが0.1mm〜2.5mmの範囲内であることを特徴とする上記(1)〜(9)のいずれかに記載の剃刀具。
(11)前記柄が、透明もしくは半透明な樹脂の成形物からなることを特徴とする上記(1)〜(10)のいずれかに記載の剃刀具。
(12)前記柄が、不透明な樹脂の成形物からなることを特徴とする上記(1)〜(10)のいずれかに記載の剃刀具。
(13)柄を構成する樹脂の成形物が、有彩色の色彩であって、かつ、セーフティガードの色彩と同系統色で該セーフティガードの色彩よりも明度の高い色彩を有するものであることを特徴とする上記(11)または(12)記載の剃刀具。
また、上述した目的を達成する本発明の剃刀具の製造方法は、下記(14)または(15)の構成からなるものである。
(14)ステンレスシートあるいはアルミニウムシートである本体層、該本体層を被覆する中間被覆層、および該中間被覆層を被覆する外被覆ポリマー層を有する少なくとも3層構造からなり、かつ、前記中間被覆層と前記外被覆ポリマー層のいずれか一方または双方が有彩色に着色されたカラーシートにスリットを打ち抜き加工し、しかる後、
(a)該カラーシートの横幅方向中間部で折り曲げ、刃先に先端部から基端部近傍までを被覆するよう嵌め合わせて、スポット溶接法により固定し装着すること、
あるいは、
(b)該カラーシートの幅方向の一方側を、スポット溶接法によって刃先片側に接合させた後、該ステンレスシートあるいはアルミニウムシートを該シートの横幅方向中間部で折り曲げ、他方側をスポット溶接法により刃先に固定し装着すること、
を行い、更に、該刃を柄に取り付けることを特徴とする上記(1)〜(13)のいずれかに記載の剃刀具を製造する方法。
(15)ステンレスシートあるいはアルミニウムシートである本体層、該本体層を被覆する中間被覆層、および該中間被覆層を被覆する外被覆ポリマー層を有する少なくとも3層構造からなり、かつ、前記中間被覆層と前記外被覆ポリマー層のいずれか一方または双方が有彩色に着色されたカラーシートにスリットを打ち抜き加工し、しかる後、
(a)該カラーシートの横幅方向中間部で折り曲げ、刃先に先端部から基端部近傍までを被覆するよう嵌め合わせて、接着剤により固定し装着すること、
あるいは、
(b)該カラーシートの幅方向の一方側を、接着剤によって刃先片側に接合させた後、該ステンレスシートあるいはアルミニウムシートを該シートの横幅方向中間部で折り曲げ、他方側を接着剤により刃先に固定し装着すること、
を行い、更に、該刃を柄に取り付けることを特徴とする上記(1)〜(13)のいずれかに記載の剃刀具を製造する方法。
請求項1にかかる本発明によれば、剃刀具の使用に比較的良く馴れていない若い女性などでも、より強い安心感と具体的安全さを持って使用できる剃刀具が提供される。
特に、上目や下目、横目使いなどの近接した焦点が合わない肉眼視での使用であっても、あるいは、視線は鏡面に映った剃り箇所などに集中的に行っている場合であっても、剃刀具の刃面・刃先の存在・その位置等を意識の中に置くことが適切にできて、そのことが、より安全な使用に資することのできる剃刀具を提供できたものである。
着色されたセーフティーガードを用いた剃刀具は、従来の無着色のセーフティガードを用いたものと比べれば、さまざまな具体的な特徴と利点を使用時に有することができ、例えば、剃刀具に美的感覚に富んだアクセントを与えることができ、使用時には、刃先位置の視認を容易にして、安全性と安心感を使用者にもたらし、また、色に応じて、使用者ごとの区別や使用目的ごとの区別などの標識(目印)にすることもできるので便利なものであり、特に本発明の剃刀具ではカラー層の剥がれが発生しにくいので長期にわたり、所期の効果を呈して使用できるものである。
請求項14または15にかかる本発明によれば、上述した本発明にかかる剃刀具を、工程や作業性も良好に、かつ、それらの管理なども比較的簡易なもとで製造することができるものである。
以下、更に詳しく本発明の剃刀具について、説明する。
本発明の剃刀具は、前述した図1〜図3に示した構造の剃刀具と同様に、柄の先端部に取付けられた刃3に、該刃3の刃先3aを所定間隔で露出させるスリット6と該刃先3aを複数箇所で覆うブリッジ7とを有するセーフティガード4が装着されたものであり、特に、該セーフティガード4は、該セーフティガード本体層、該本体層を被覆する中間被覆層、および該中間被覆層を被覆する外被覆ポリマー層を有する少なくとも3層構造からなり、かつ、該中間被覆層と外被覆ポリマー層のいずれか一方または双方が有彩色に着色された層であり、該セーフティガード4は、有彩色に着色されて、使用者に視認されるものである。
図5は、セーフティガード4の構造例を説明するものであり、図5(a)は平面図、図5(b)は正面図であり、セーフティガード4は、厚さ方向に見て、セーフティガード本体層10、該本体層を被覆する中間被覆層9および該中間被覆層を被覆する外被覆ポリマー層8を有する少なくとも3層構造からなる。なお、図5(a)は、長尺の3層セーフティガード材料シート12を打ち抜き加工をして、セーフティガード4を順々に作成していく状態のものを図示したものであり、打ち抜き加工の最終段階では、図5(a)の点線で示した部分が切断されて、図2に示したようなセーフティガード4が得られるものである。
通常、該セーフティガード4が装着される刃先3aについては、着色されていないものであるが、特に、該無着色の刃先3aに有彩色に着色されたセーフティガード4を装着することによって、セーフティガード4を視認すること、ひいては、刃先3aとセーフティガード4とを視認することが難なくでき、セーフティガード4の存在を意識することや刃先3aの位置や向きについての認識を自然に行うことができて、使用者に使いやすさを感じさせることができるようになるのである。
すなわち、本発明の剃刀具を用いれば、通常、このような剃刀具を自分の顔などに使用するときには、上目や下目使い、横目使いなどの近接した焦点が合わない肉眼視での使用になることや、あるいは、視線は鏡面の剃り箇所などの一点に行っていて、剃刀具の刃面・刃先には集中した注意心が行かないような使用となる場合であっても、剃刀具の刃面・刃先の存在・その位置などを意識の中にリアルタイムに置くことが可能となり、より安全・安心感を持って、確実に所望する剃り作業を行うことができるようになる。
特に、本発明においては、セーフティガード4が、セーフティガード本体層10、該本体層を被覆する中間被覆層9、および該中間被覆層を被覆する外被覆ポリマー層8を有する少なくとも3層構造から構成したことにより、そして、特に、中間被覆層9と外被覆ポリマー層8のいずれか一方または双方を有彩色に着色された層として形成させることにより、本体層と被覆カラー層だけなどの比較的厚さの厚い層の2層のみでセーフティガードを形成する場合よりも、それぞれの厚さを薄くすることとなる結果、剥離力が作用しにくくなり、2層の場合よりもカラー層が剥がれにくいものとなる。
特に、本発明に用いられるセーフティガード4は、図5に示したように、スリット6が多数設けられていること、さらにまた、11は、刃先3aにセーフティガードを装着するときスポット溶接により行うがその際に電極を当てる箇所であり、中間被覆層9および外被覆ポリマー層8のいずれも剥がされる箇所であって、これらスリット6の存在とスポット溶接箇所11の存在により、中間被覆層9および外被覆ポリマー層8の端面が露出される部分が必然的に多いものであって、そのことにより剥がれる可能性も低くないものであるが、上述のように少なくとも3層構造とすることにより、非常に剥がれにくいものとなるのである。
本発明において、セーフティガード4の本体層とは、該セーフティガードの主要構成部材をなす層であり、主に該セーフティガードのそれ自体の強度など構造維持に寄与している層をいい、例えば、ステンレスシートあるいはアルミニウムシートなどから形成されているものである。あるいは、強度とその構造維持ができるものであれば、合成樹脂から形成されているものであってもよい。
外被覆ポリマー層8は、合成樹脂フィルム層あるいは合成樹脂コート層であることが好ましい。また、中間被覆層9は、合成樹脂フィルム層あるいは合成樹脂コート層であることが好ましい。
最も具体的に好ましい態様は、カラー・プレコートステンレスシートあるいはカラー・プレコートアルミニウムシートを、それぞれセーフティガード本体層10と本体層を被覆する中間被覆層9として、さらに、カラー層たる該中間被覆層9の上に、合成樹脂フィルム層をラミネートするか、合成樹脂をコーティングすることにより合成樹脂コート層からなる外被覆ポリマー層8を形成する場合である。
本発明者らの知見によれば、セーフティガード全体の厚さは、10μm〜250μmの範囲内であることが好ましく、より好ましくは10μm〜150μmの範囲内であり、剃り心地と安全さとの兼ね合いで最良には10〜100μmである。また、中間被覆層9、外被覆ポリマー層8のそれぞれは、その厚さは、中間被覆層9は4μm〜100μmの範囲内であること、より好ましくは4〜50μmである。また、外被ポリマー層8は2μm〜100μmの範囲内であることが好ましく、より好ましくは2〜50μmである。
中間被覆層9、外被覆ポリマー層8のそれぞれは、合成樹脂から形成せしめる場合、従来から使用されている各種の合成樹脂を用いることができ、例えば、熱硬化性アクリル樹脂、熱可塑性アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、あるいはポリウレタン樹脂などの各種の樹脂材料を用いることが好ましい。また、本発明の剃刀具は、ある程度、使い捨て感覚で使用されるものでもあることから、ポリ乳酸樹脂などの生分解性樹脂を使用することも好ましいものであり、このことは柄についても同様である。
本発明の剃刀具は、特に限定されるものではないが、代表的には、ステンレスシートあるいはアルミニウムシートである本体層、該本体層を被覆する中間被覆層、および該中間被覆層を被覆する外被覆ポリマー層を有する少なくとも3層構造からなり、かつ、該中間被覆層と該外被覆ポリマー層のいずれか一方または双方が有彩色に着色されたカラーシートにスリットを打ち抜き加工し、しかる後、
(a)該カラーシートの横幅方向中間部で折り曲げ、刃先に先端部から基端部近傍までを被覆するよう嵌め合わせて、スポット溶接法により固定しあるいは接着剤により固定し、装着すること、
あるいは、
(b)該カラーシートの幅方向の一方側を、スポット溶接あるいは接着剤によって刃先片側に接合させた後、該ステンレスシートあるいはアルミニウムシートを該シートの横幅方向中間部で折り曲げ、他方側をスポット溶接法あるいは接着剤により刃先に固定し装着すること、
により製造することができる。
なお、中間被覆層と外被覆ポリマー層は、それらを含む3層構造からなるカラーシートを刃先に装着する際に折り曲げ加工が必要となることから、それらの材料としては、折り曲げ加工に適したものであること、また、中間被覆層はステンレス素地との密着性が良いことも重要である。
また、該セーフティガードも、剃刀具の一部の構成材料として使用されるものであるので、該セーフティガードの本体層材料、さらに中間被覆層と外被覆ポリマー層の材料には、耐水性、耐洗剤性などの耐薬品性を有するものを用いることが好ましい。
さらに、剃刀具は、ある程度の長期間、繰り返し使用されるものであること、また、保存上の必要性から、耐候性、耐久性、耐湿性、耐熱性などの諸特性を有することが好ましいものである。
着色をする「色」は、特に限定されるものではないが、視認の容易性から有彩色であることが好ましい。黒色や灰色の無彩色は、視認性が良好ではないので、着色の色としては好ましくない。
着色用の顔料には、特に制限はなく、本発明者等の知見によれば、明るく鮮明な色相いのもの、例えば、赤色、ピンク色、緑色、黄色、青色、水色、紫色などのものを用いることが視認性を良好にする上で好ましい。
セーフティガードの厚さは、厚いほど安全とは言えるが、刃先を作用させる観点から、あまりに厚いと剃り性能が良くないものとなるので、本発明者等の知見によれば、上述した如く、10μm〜250μmの範囲が好ましく、より好ましくは30μm〜150μmの範囲内である。
また、図2に示した、スリット6のステンレスシート5の長手方向に平行な幅A、隣接するスリット6、6同士の間であるブリッジ7の横幅Bは、それぞれ従来のものと同等であってよく、前者Aは約0.5〜6mmの範囲内であることが好ましい。後者Bは約0.1〜3mm程度に形成されているのが好ましく、より好ましくは0.1〜1.5mm、最も好ましくは0.3〜1.5mmである。
本発明者等の各種知見によれば、例えば、具体的には、厚さ50μmのSUS301のステンレスシート(本体層)に、エポキシ系下塗り剤(プライマー)を2μm厚さに被覆コーティングし、その上に、ポリエステル系樹脂からなる青色トップコート層(中間被覆層)を13μm厚さに被覆コーティングして、さらに厚さ30μmのポリエステルフィルムをラミネート(外被覆ポリマー層)して構成された全厚さ約95μmに形成した着色プレコートステンレスシートを用いることが、上述した各種の特性を有するとともに、折り曲げ加工によって折り曲げ部に亀裂を生ずることも少なく、また刃先のステンレス素地への密着性も良好であるので、好ましい。
さらに、より具体的には、ステンレス鋼(本体層)/プライマー層/塗装着色塗料層(中間被覆層)/接着剤層/ポリマーフィルム層(外被覆ポリマー層)などの構造例が好ましい。この場合、中間被覆層と外被覆ポリマー層は、図5に示したスリットの横幅Cを実質的にカバーするように構成されることが肝要である。スリットの横幅は好ましくは2.0〜3.6mm、より好ましくは2.4〜3.6mmの範囲内である。そして、外被覆ポリマー層であるフィルムの幅は、スリットの横幅にプラス(片側)して0.1〜5.0mmの範囲内が好ましく、より好ましくは、スリットの横幅にプラス(片側)して0.3〜3.0mmの範囲内である。もっとも、外被覆ポリマー層8であるフィルムやコート層は、図5(b)に示したように、セーフティガードの原材料たる長尺シート12の全幅にわたり設けられているものでもよく、セーフティガード4の全幅分にわたり設けられるものでもよい。
折り曲げられたセーフティガードと刃先とを一体化するには、各種の溶接方法あるいは各種の接着方法によるのが好ましく、特に、スポット溶接法あるいは接着剤による接合が好ましい。
該スポット溶接法としては、例えば、スポット溶接すべき箇所の、前述したプライマー層や、中間被覆層、外被覆ポリマー層による被覆を、部分的に、例えば、直径3mm程度の円形状などに剥がし、しかる後、先端の直径が2〜3mm程度の電極を、該被覆の剥がされたセーフティガードの両側面から圧接させつつ、該電極に溶接電流を、0.01〜数秒間程度の溶接に必要な時間、通電することによって、刃とセーフティガードの金属母材どおしが溶接され、接合することができる。
接着剤としては、熱接着性アクリル接着剤など用いることができる。
また、本発明者らの各種知見によれば、本発明の着色セーフティガードを用いたことによる効果をより顕著に発揮させる上で、一定以上の幅を有して着色セーフティガードがその長さ方向全部に連続して露出されるようにして柄に埋め込まれて設けられることが好ましい。図4は、そのことを説明するものであり、本発明の剃刀具の先端部である刃の装着部分を拡大して示した概略モデル図であり、同図に示した、刃(セーフティガード部)の装着部における柄の刃面側の先端部位置とスリットの端部位置の距離(幅)Wが該幅であり、該幅Wは、好ましくは0.1mm〜2.5mm、より好ましくは0.3mm〜1.5mmで着色セーフティガードが露出していることが好ましいものである。
また、溶接によることなく、接着剤を用いた接着方法で一体化しようとする場合には、各種の接着剤を着色ステンレスシートの裏面に塗布し、まず、片側を接合させ、その後、折り曲げ加工と他側の接着一体化加工をした後、必要に応じて加熱硬化させて装着するのがよい。
セーフティガードの本体層の材料としては、上述したステンレス鋼製やアルミニウム製の薄板シート以外に、薄い鋼板、ステンレスやアルミニウムのワイヤーなどを使用することができる。また、金属材料以外でも、例えば、プラスチックフィルムなどの合成樹脂シートや合成樹脂成型体などの合成樹脂材料も使用可能である。
また、刃を取り付ける柄は、特に限定されるものではないが、合成樹脂製のものを用いるのが好ましい。該柄の部分は、刃を覆う部分を有すること、ひいては、セーフティガードを覆う部分を有することが通常であるので、該セーフティガード部分の色が隠れてしまうことがないように、半透明もしくは透明な合成樹脂を用いた樹脂成形物で構成することなどがよい。ただし、一層の意匠効果や視認のしやすさを狙い、不透明な合成樹脂の成形物で柄を形成してもよい。
さらに、該柄を構成する樹脂成形物は、半透明もしくは透明な合成樹脂あるいは不透明な合成樹脂を用いたもののいずれであっても、着色されていてもよく、特に有彩色であって、セーフティガードの有彩色の色彩と同系統色で、かつ明度がより高い色を有する樹脂成形物で構成することも好ましい。
剃刀具の全体が、有彩色で着色されていると、色彩による意匠効果とともに、照明がやや暗い洗面所や浴室などで使用する場合やポーチなど収納物から取り出す際にも、その有り場所が容易に視認でき、存在場所の認識がされやすいことによる安全性・取扱い性の向上がもたらされるものである。
本発明の剃刀具の製造方法は、各種の方法により製造することができ、特に限定されるものではないが、代表的には、前述したように、まず、セーフティガードの寸法に合わせて裁断した幅4〜8mm×長さ20〜40mm程度の長方形状の3層カラープレコート・ステンレスシート片あるいはカラープレコート・アルミニウムシート片にスリットを打ち抜き加工し、しかる後、
(a)該シート片の横幅方向中間部で折り曲げ、刃先に先端部から基端部近傍までを被覆するよう嵌め合わせて、スポット溶接法によりあるいは接着剤により固定し装着すること、
あるいは、
(b)該シート片の幅方向の一方側を、スポット溶接法あるいは接着剤によって刃先片側に接合させた後、該ステンレスシート片あるいはアルミニウムシート片を、該シート片の横幅方向中間部で折り曲げ、他方側をスポット溶接法あるいは接着剤により刃先に固定し装着すること、
を行い、更に、該刃を柄に取り付けることにより製造する方法が、工程や作業性、またそれらの管理なども、比較的簡易なもとで製造することができ好ましいものである。
以下、実施例に基づいて、本発明の剃刀具の具体的構成、効果について説明する。
実施例1
図1に概略を示した構造を有する本発明にかかる剃刀具を作成した。
準備した刃の刃先3a長さは34mmである。セーフティガードは、厚さ50μmのSUS301のステンレス鋼シートの片面にエポキシ系下塗り剤(プライマー)を2μm厚さに被覆し、その上に、ポリエステル系樹脂からなる青色トップコート層を13μm厚さに被覆して、全厚さ約65μmに形成した長さ30mm×幅6mmの濃青色のプレコートステンレス鋼シートを得、これに、図1に示すようにスリットが形成されるべき幅3.6mmを被覆するエポキシ系接着剤付き二軸延伸ポリエステルフィルム(厚さ12μm)を被覆して、エポキシ系接着剤を加熱硬化させて、ポリエステルフィルム被覆青色プレコートステンレス鋼を得た。
これを図5に示したスリット形状でスリット打抜き加工をし、該被覆ステンレス鋼シートを被覆をしていない面側を内側にして、幅方向の中央で折り曲げ、かつ、スポット溶接をすべき4箇所の被覆を直径約2.5mmの面積で剥離除去した。
刃先に該プレコート・ステンレス鋼シートを被せて、スポット溶接して固定接着させた。
得られた刃を、透明な樹脂で成型された柄に取り付けて固定した。図4で示したWの幅は、W=1.1mmとなるように柄の形を成形した。
こうして得られた本発明にかかる剃刀具を、若い女性5名からなるパネラーに、洗面所の照明としては一般的な、やや暗めな洗面所で眉を整えることおよび眉や目の周囲のうぶ毛除去に使用してもらった。
パネラー5名に、本発明の剃刀の使用感についてそれぞれ感想を聞いたところ、刃先位置が作業中ずっと確認できて、馴れない刃物を使用するにも拘わらず、安全さでの心配をすることなく使用できたと好評であり、また、該剃刀具の実用耐久性も十分に高いものであった。
実施例2
実施例1において用いた濃青色のプレコートステンレス鋼シートの全体に、実施例1と同一のポリエステルフィルムを被覆する以外は、実施例と同様にして有彩色カラーガードを持つ剃刀具を得た。得られた剃刀具の使用感と実用耐久性は、実施例1と同様に高い良好なものであった。
実施例3
実施例1で用いたのと同様のステンレス鋼シートの片面にエポキシ系下塗り剤(プライマー)を2μm厚さに被覆した。一方で、厚さ2μmのエポキシ系接着剤付きの厚さ12μmの二軸延伸ポリエステルフィルムにアクリルメラミン系からなる青色プレコートメタル用トップコート塗料を13μm厚さに塗装して着色塗料層付きポリエステルフィルムを得た。これらを100℃に加熱した加圧ロール間で加熱圧着して、ポリエステルフィルム被覆青色プレコートステンレス鋼シートを得た。これを用いて実施例1と同様にして、カラーガードおよびカラーガード付き剃刀具を得た。得られた剃刀具の使用感と実用耐久性は、実施例1と同様に高い良好なものであった。
実施例4
実施例1で用いたのと同様のステンレス鋼シートの片面にエポキシ系下塗り剤(プライマー)を3μm厚さに塗装した。この上に厚さ18μmの二軸延伸青色着色フィルムを被覆し、実施例3と同様に加熱圧着して、ポリエステルフィルム被覆青色ステンレス鋼シートを得た。これを用いて実施例1と同様にして、カラーガードおよびカラーガード付き剃刀具を得た。得られた剃刀具の使用感と実用耐久性は、実施例1と同様に高い良好なものであった。
実施例5
実施例4と同様にして、エポキシ系下塗り剤(プライマー)被覆ステンレス鋼シートを得た。この上に、インクジェット印刷装置によりスリット形成予定位置およびその周縁部を青色に、その他の領域を黄色に印刷して、独特の印刷パターンを持つ着色ステンレス鋼シートを得た。これを用いて実施例1と同様のプロセスで、カラーガードを作成したところ、スリット部分が青色に縁取りされたパターンのカラーガードが得られた。このカラーガードを用いてカラーガード付き剃刀具を得た。得られた剃刀具の使用感と実用耐久性は、実施例1と同様に高い良好なものであった。
実施例6
図1に示した概略構造を持つ剃刀具を作成した。準備した刃の刃先3a長さは34mmである。
セーフティガードは、厚さ30μmのアルミニウムシートの片面にエポキシ系下塗り剤(プライマー)を2μm厚さに被覆し、その上にポリエステル系樹脂からなる濃青色トップコート層を15μm厚さに被覆して、全厚さ約47μmに形成した長さ30mm×幅6mmの濃青色のプレコートアルミニウムシートを得、これに厚さ3μmの熱接着性アクリル系接着剤付き二軸延伸ポリエステルフィルム(厚さ4μm)(合計厚み7μm)を130℃の加熱温度で加熱加圧接着して、ポリエステルフィルム被覆濃青色プレコートアルミニウムシートを得た。
アルミニウムシートの被覆されていない側の面に熱接着性アクリル接着剤のトルエン溶液を塗布乾燥して厚さ5μmの接着剤層とし、これを図5に示したスリット形状でスリット打抜き加工をし、該フィルム被覆アルミニウムシートをフィルム被覆していない面側を内側にして、幅方向の中央で折り曲げ、刃先に該フィルム被覆プレコートアルミニウムシートのガードを被せて、120℃に加熱圧着して固定装着させた。
得られた刃は図3に示した構造のものであり、これを透明な樹脂で成形された柄に取り付けて固定した。
こうして得られた本発明にかかる剃刀具を、実施例1の場合と同様のパネラーによる実用評価に供した。その結果、実施例1品と同様の好結果が得られ、更に、従来のプレコートステンレス鋼シートによるセーフティガードの製品に比べて、皮膚との触感および滑り性が良く、繰り返し使用での欠点は指摘されず、その実用耐久性は十分であった。
実施例7
実施例1で用いたと同様の厚さ50μmのプレコートステンレス鋼シートの全体に実施例6と同一の熱接着性アクリル接着剤付きポリエステルフィルムを被覆する以外は実施例1と同様にして、有彩色カラーガードを持つ剃刀具を得た。
こうして得られた本発明にかかる剃刀具を、実施例6の場合と同様のパネラーによる実用評価に供した。その結果、実施例6品と同様の好結果が得られ、更に、従来のプレコートステンレス鋼シートによるセーフティガードの製品に比べて、皮膚との触感および滑り性が良く、繰り返し使用での欠点は指摘されず、その実用耐久性は十分であるとの評価を得た。
図1は、従来使用され、また、本発明でも採用できる剃刀具の概略構造を例示した側面図である。 図2は、従来使用され、また、本発明でも採用できる剃刀具に用いられるセーフティガードの一態様例を示す平面図であり、剃刀具に装着される前の折り曲げられていない状態を例示したものである。 図3は、従来使用され、また、本発明でも採用できる剃刀具の一部分を示したものであり、図3に示したセーフティガードを折り曲げて、刃先に被覆させて装着した状態を例示した側面図である。 図4は、本発明の剃刀具の先端である刃が装着された部分を拡大して示した概略モデル図である。 図5は、セーフティガード4の構造例を説明するものであり、図5(a)は平面図、図5(b)は正面図である。なお、図5(a)、(b)は、長尺の3層セーフティガード材料シート12を打ち抜き加工して、セーフティガード4を順々に作成していく状態のものを示している。
符号の説明
1:剃刀具
2:柄
3:刃
3a:刃先
3b:先端部
4:セーフティガード
5:ステンレスシート
6:スリット
7:ブリッジ
8:外被覆ポリマー層
9:中間被覆層
10:セーフティガード本体層
11:スポット溶接箇所
12:長尺の3層セーフティガード材料シート
A:スリット6のステンレスシート5の長手方向に平行な幅
B:スリット6、6同士の間であるブリッジ7の横幅
C:スリット6の横幅
W:刃(セーフティガード部)の装着部における柄の刃面側の先端部位置とスリットの端部位置の距離(幅)

Claims (15)

  1. 柄の先端部に取付けられた刃に、該刃の刃先を所定間隔で露出させるスリットと該刃先を複数箇所で覆うブリッジとを有するセーフティガードが装着された剃刀具であって、前記セーフティガードが、該セーフティガード本体層、該本体層を被覆する中間被覆層、および該中間被覆層を被覆する外被覆ポリマー層を有する少なくとも3層構造からなり、かつ、前記中間被覆層と前記外被覆ポリマー層のいずれか一方または双方が有彩色に着色された層であることを特徴とする剃刀具。
  2. 前記セーフティガード本体層が、ステンレスシートから形成されていることを特徴とする請求項1記載の剃刀具。
  3. 前記セーフティガード本体層が、アルミニウムシートから形成されていることを特徴とする請求項1記載の剃刀具。
  4. 前記セーフティガード本体層が、合成樹脂から形成されていることを特徴とする請求項1記載の剃刀具。
  5. 前記外被覆ポリマー層が、合成樹脂フィルム層であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の剃刀具。
  6. 前記外被覆ポリマー層が、合成樹脂コート層であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の剃刀具。
  7. 前記中間被覆層が、合成樹脂フィルム層であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の剃刀具。
  8. 前記中間被覆層が、合成樹脂コート層であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の剃刀具。
  9. 前記セーフティガードの厚さが、10μm〜250μmの範囲内であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の剃刀具。
  10. 刃の装着部における柄の刃面側の先端部位置と前記スリットの端部位置の距離(幅)Wが0.1mm〜2.5mmの範囲内であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の剃刀具。
  11. 前記柄が、透明もしくは半透明な樹脂の成形物からなることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の剃刀具。
  12. 前記柄が、不透明な樹脂の成形物からなることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の剃刀具。
  13. 樹脂の成形物が、有彩色の色彩であって、かつ、セーフティガードの色彩と同系統色で該セーフティガードの色彩よりも明度の高い色彩を有するものであることを特徴とする請求項11または12記載の剃刀具。
  14. ステンレスシートあるいはアルミニウムシートである本体層、該本体層を被覆する中間被覆層、および該中間被覆層を被覆する外被覆ポリマー層を有する少なくとも3層構造からなり、かつ、前記中間被覆層と前記外被覆ポリマー層のいずれか一方または双方が有彩色に着色されたカラーシートにスリットを打ち抜き加工し、しかる後、
    (a)該カラーシートの横幅方向中間部で折り曲げ、刃先に先端部から基端部近傍までを被覆するよう嵌め合わせて、スポット溶接法により固定し装着すること、
    あるいは、
    (b)該カラーシートの幅方向の一方側を、スポット溶接法によって刃先片側に接合させた後、該ステンレスシートあるいはアルミニウムシートを該シートの横幅方向中間部で折り曲げ、他方側をスポット溶接法により刃先に固定し装着すること、
    を行い、更に、該刃を柄に取り付けることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の剃刀具を製造する方法。
  15. ステンレスシートあるいはアルミニウムシートである本体層、該本体層を被覆する中間被覆層、および該中間被覆層を被覆する外被覆ポリマー層を有する少なくとも3層構造からなり、かつ、前記中間被覆層と前記外被覆ポリマー層のいずれか一方または双方が有彩色に着色されたカラーシートにスリットを打ち抜き加工し、しかる後、
    (a)該カラーシートの横幅方向中間部で折り曲げ、刃先に先端部から基端部近傍までを被覆するよう嵌め合わせて、接着剤により固定し装着すること、
    あるいは、
    (b)該カラーシートの幅方向の一方側を、接着剤によって刃先片側に接合させた後、該ステンレスシートあるいはアルミニウムシートを該シートの横幅方向中間部で折り曲げ、他方側を接着剤により刃先に固定し装着すること、
    を行い、更に、該刃を柄に取り付けることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の剃刀具を製造する方法。
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