JP2008262843A - 燃料電池のセパレータの表面処理方法 - Google Patents

燃料電池のセパレータの表面処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】耐食性と導電性を兼ね備えた、欠陥のない表面処理を行い、また、表面処理の不要な箇所の処理を省く。
【解決手段】燃料電池のセパレータ14、15、14の表面処理方法であって、燃料電池のセパレータ15、14同士を接合してセパレータ接合体20を形成してその内面間に温調媒体の流路17を画成し、燃料電池のセパレータ15、14からなるセパレータ接合体20の外面を処理する溶液に、この溶液の流路17への侵入を防いで燃料電池のセパレータ15、14からなるセパレータ接合体20を浸漬する。
【選択図】 図7

Description

この発明は、燃料電池のセパレータの表面処理方法に関する。
燃料電池システムは、燃料により発生する化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換するシステムである。このシステムは、電解質膜を挟んで設けられた一対の電極のうち、陽極に水素を含有する燃料ガスを供給すると共に、他方の陰極に酸素を含有する酸化剤ガスを供給する。これら一対の電極の電解質膜側表面では、下記の電気化学反応が行われ、この反応を利用して電気エネルギーを取り出す。各電極では各々(1)、(2)反応が行われる。
陽極(アノード)反応:H→2H+2e …(1)
陰極(カソード)反応:2H++2e+(1/2)O→HO …(2)
陽極に供給する燃料ガスは、水素貯蔵装置から直接供給する方法、例えばガソリン、アルコール及び天然ガス等の燃料を改質した水素含有ガスを供給する方法が知られている。水素貯蔵装置としては、高圧ガスタンク、液化水素タンク及び水素吸蔵合金タンク等が知られている。陰極に供給する燃料ガスとしては、一般的に空気を直接陰極側に吸気し利用されている。
従来より、燃料電池用のセパレータは耐食性と導電性を兼ね備えたカーボン製が用いられてきたが、近年出力密度を向上させるために燃料電池用のセパレータの薄肉化が求められている。更に、燃料電池用のセパレータの低コスト化を狙った金属製のセパレータが用いられるようになっている。しかし、金属製セパレータは燃料電池作動環境下における耐食性が劣り、そのまま用いる場合には表面抵抗値が高いため、発電性能がカーボンに比べて低下するという問題がある。このため、金属製セパレータは、何らかの表面処理が施されて使用される場合が多い(特許文献1、2参照。)。燃料電池用のセパレータは耐食性と導電性を兼ね備える必要があるため、その表面処理は耐食性と導電性を兼ね備えた処理であることが必要である。
特開2005−002411号公報 特開2005−190968号公報
しかしながら、金属製セパレータを表面処理する場合、特に溶液中での表面処理を実施する場合には、個別に処理を行うと手間がかかる上、表面処理の必要のない箇所も処理される。表面処理が不要な箇所に処理を施さないようにマスキング等を行うと、プレート構造によっては、プレートとマスキングとの間に溶液の侵入が起こる場合があり、結果として面内で処理される部位とされない部位が発生する。その結果、電気化学的に貴な部位と卑な部位が発生する。このため、卑な部位の腐食が促進されるおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明に係る燃料電池のセパレータの表面処理方法は、燃料電池のセパレータ同士を接合して、その内面間に温調媒体の流路を画成し、燃料電池のセパレータの外面を処理する溶液に、この溶液の流路への侵入を防いで、燃料電池セパレータを浸漬することを特徴とする。
本発明によれば、燃料電池のセパレータ同士を接合して表面処理を施すことで、耐食性と導電性を兼ね備えた、欠陥のない表面処理をすることができる。また、表面処理が不要な箇所の処理を省くことができる。
以下、本発明の実施の形態に係る燃料電池のセパレータの表面処理方法を説明する。本発明の実施の形態では、セパレータを固体高分子形電解質膜を使用した固体高分子形燃料電池に適用した例を示す。
第一実施形態
図1は、本発明の第一実施形態に係る燃料電池のセパレータの表面処理方法によって得られた燃料電池のセパレータ14、15、14を備える燃料電池10の要部断面図である。図2は、燃料電池のセパレータ15の平面図である。図3は、セパレータ接合体20の要部斜視図である。図4は、セパレータ接合体20の温調媒体のマニホールド22及び開口部31を示す要部斜視図である。図5は、接合体20の温調媒体のマニホールド22及び開口部31をマスキングした状態を示す説明図である。図6は、セパレータ接合体20の温調媒体のマニホールド22及び開口部31を示す要部斜視図である。図7は、セパレータ接合体20の温調媒体のマニホールド22及び開口部31を示す要部斜視図である。図8は、燃料電池のセパレータ15の平面図である。図9(a)は、セパレータ接合体20の温調媒体のマニホールド22部位のガスケット51及びマスキング52を示す要部斜視図である。図9(b)は、図9(a)のA-A線断面図である。
図1に示すように、燃料電池のセパレータ14、15、14を備える燃料電池10は、固体高分子形電解質膜11と固体高分子形電解質膜11を挟持するように両面に配置された電極触媒層12と、電極触媒層12に隣接して配置されたガス拡散層13と、このガス拡散層13を挟持するように配置されたセパレータ14、15とを含み、これらが単位ユニット、つまり、電気化学反応により発電を行う基本単位となる単セルとなる。一般的に、燃料電池において単セルでは十分な出力が得られないため、単セルを直列に複数積層して燃料電池(燃料電池スタック)10を構成する。燃料電池10内で積層されるこれらの要素は、積層方向両端にそれぞれ設けられた一対の集電板(不図示)を締結ボルト(不図示)によって締結することにより固定される。
固体高分子形電解質膜11には、フッ素系の陽イオン交換膜を用いることができ、それ以外には、例えばハイドロカーボン系の膜を用いても構わない。電極触媒層12は、白金担持カーボンを電解質交換膜へホットプレスし形成したものを用いることができるが、例えばルテニウム等の他の金属との合金を白金の代わりに用いてもよく、担持物として活性炭、黒鉛等を用いても構わない。また、ガス拡散層13側に触媒を担持させてもよい。ガス拡散層13にはカーボンペーパーを用いることができるが、カーボンクロスや金属製をはじめとする導電性多孔体も用いることができる。また、アノード、カソード両極で異なる仕様のものを用いても良い。
セパレータ14はアノード側のセパレータであり、セパレータ15はカソード側のセパレータである。セパレータ14は、ある単セルを構成するセパレータ15に隣接する他の単セルを構成するアノード側のセパレータを表している。セパレータ14、15、14は、例えばセパレータ15を例に説明すると、図2に示すように、長方形の板状のオーステナイト系ステンレス材をプレス成形したものである。セパレータ15は、金属板のプレス加工により成形され、折り曲げの角部にはそれぞれ若干のRが付くが、紙面上では略記してある。セパレータ材料はアルミ、チタン等の他の金属を用いても良いし、ステンレス材であればフェライト系であっても構わない。セパレータ表面には、後述するように耐食性及び導電率向上のためにメッキ、コーティング等の表面処理が施されている。セパレータの成形方法は、機械加工、エッチング等を用いることも可能である。セパレータ14、及び14も、セパレータ15と同様の構成である。このカソード側のセパレータ15と隣接する別の単セルのアノード側のセパレータ14とは、例えば溶接により溶接部19で接合されてセパレータ接合体20を形成する。
図2に示すように、セパレータ15には、燃料ガス又は酸化剤ガスとしての水素、空気が出入りするマニホールド21a、21b、23a及び23bが形成されている。マニホールド21aと23aとの間、また、マニホールド21bと23bとの間には、それぞれ反応ガスと共に温調媒体が出入りする温調媒体のマニホールド22a及び22bが形成されている。セパレータ15の表面15a中央には、ガス拡散層13と向き合う反応エリアとしての溝24が複数形成されており、ガス拡散層13との間に燃料ガス又は酸化剤ガスを流すガス流路16を画成する。セパレータ14、15、14それぞれの裏面141b、15b、142bにも溝が形成されており、セパレータ15、14とが、それぞれの裏面15bと142bとで接触するように接合されたセパレータ接合体20間に流路17を画成する。流路17には、電池の温度調節をするための温調媒体が流通する。一般的に、温調媒体としては純水又はエチレングリコール水溶液等の不凍液を用いる。セパレータ14、15と固体高分子形電解質膜11との間には、ガスの漏洩防止のためのガスケット18が配置される。セパレータ15の表面15aの外周及びマニホールド21a、21b、22a、22b、23a及び23bの周囲には、溶接により、溶接ライン25、34が形成される。溶接は、2枚のセパレータ15、14が接合されたセパレータ接合体20の状態で実施されるものであり、セパレータ15、14から外部へのガス・温調媒体のリーク、もしくは異なった流体種同士の混合を防止するシール機能も有している。
図3に示すように、セパレータ接合体20の2枚のセパレータ15、14の裏面15b、142b間に挟まれた空間には、温調媒体が流入するために、温調媒体のマニホールド22a、22bの断面には開口部31が形成されている。開口部31は、図2に示すように、温調媒体のマニホールド22a、22bに隣接して形成された凸部22c、22dから構成される。凸部22c、22dは、セパレータ接合体20内部に温調媒体の流入が可能となるように、金属板をプレス成形してセパレータ形状をする際に形成される。図4は図3を拡大した図である。図4に示すように、開口部31の形状は、温調媒体のマニホールド22自体の形状や複数の接合体への温調媒体の配流などを考慮しながら適宜変更することが可能である。なお、温調媒体のマニホールド22の開口部31以外の部位、すなわち温調媒体のマニホールド22の端部32では、2枚のセパレータ15、14の裏面15b、142b間は密着した状態にある。図示してはいないが、セパレータ14もセパレータ15、14と同様に、隣接する他の単セルのカソード側のセパレータと接合体を構成する。
セパレータ14、15、14それぞれの表面141a、15a、142aは、耐食性及び導電率向上のためにメッキ、コーティング等の表面処理が施されている。表面処理の例を次に示す。
まず、セパレータ同士、例えば本実施の形態ではセパレータ15と14とを裏面15bと142bとが接触するように接合してセパレータ接合体20とし、その内面間に温調媒体の流路17を画成する。そして、セパレータ15と14の外面、すなわち表面15a、142aを処理する溶液に、この溶液の流路17への侵入を防いで、セパレータ15と14をセパレータ接合体20の状態で浸漬する。本実施の形態では、2枚の隣接するセパレータ15と14のセパレータ接合体20を表面処理する際に、2枚のセパレータ15と14との間に表面処理剤が流入しない処理を行うことで、不十分な表面処理やセパレータ15と14間への表面処理剤による流路閉塞が発生することを防止することができる。また、セパレータ15と14同士を接合して表面処理を施すことで、表面処理の必要がない温調媒体の流路17を処理する手間を省くことができる。このように、本実施の形態により、耐食性と導電性を兼ね備えた、欠陥のない表面処理をすることができる。さらに、接合によってセパレータ15と14との間の接触抵抗を低減でき、抵抗による発電性能ロスを改善することが可能となる。なお、セパレータ15と14とは、溶接により接合されていることが好ましい。溶接によりセパレータ15と14とのセパレータ接合体20を容易に形成することができる。また、溶接により、セパレータ15、14から外部へのガス・温調媒体のリーク、もしくは異なった流体種同士の混合を防止するシール機能を発揮する。
表面処理は、溶接ライン25、34を含むセパレータ15、14の外面15a、142aを露出させて、流路17に連通する開口部31を封口処理することが好ましい。図5に、セパレータ接合体20の温調媒体のマニホールド22及び開口部31をマスキング41により封口処理した状態を示す。ただし、マニホールド22の近傍の溶接ライン34を覆うように貼り付けた場合、貼り付けた部位には表面処理がなされないため、溶接ライン34がマスキングされないように取り付けることが望ましい。このように、セパレータ15、14の温調媒体の開口部31の封口処理を実施することで、流路17に表面処理剤が流入することを防止することができる。
封口処理は、マスキング処理を含み、このマスキング処理は、セパレータ15、14のマニホールドの端部32が密着する外面領域42を露出させて行われることが好ましい。このように、マスキングによって封口処理することで、セパレータ15、14間に形成された温調媒体の流路17に表面処理溶液が流入することを防止することができる。また、図6に示すように、マスキング時に、開口部31以外のセパレータ15、14が密着したマニホールドの端部32を意図的にマスキングしないことで、マニホールドの端部32が表面処理される。この結果として、マニホールドの端部32の腐食(特にセパレータ15、14間の隙間腐食)を防止することができる。従って、溶接ライン34や端部32を除いた開口部31を中心にマスキングすることが望ましい。
なお、マスキング41としては、耐化学安定性の優れた材質が好ましく、例えばテフロン(登録商標)製やシリコーン製粘着材等が良い。開口部31を画成する凸部22c、22dの高さによっては、図7のようにセパレータ15、14の接する面15b、142bを利用した貼り付け面積を確保した取り付け方の場合、後の工程でマスキングのズレ等が発生せず、安定して表面処理することが可能となる。図7に示すように、開口部31のみをマスキング43によって封口処理することにより、開口部31から流路17に表面処理剤が流入することを防止することができる。
マスキング処理は、セパレータ15、14上に成形されるガスケット51により行われることが好ましい。図7と同様な形態で、セパレータ15、14上にガスケット18、51を成形する際に、同時にマスキングをすることが可能である。図8は、燃料電池のセパレータ15の平面図である。セパレータ15、14は、図8の紙面上を流れるガスが外部もしくは他流体への流れ込みを防止するために、セパレータ15、14の溶接ライン25の外側に配置されたガスケット18と、温調媒体のマニホールド22a、22bの周囲を囲むように配置されたガスケット51とを備える。図9(a)は、セパレータ接合体20の温調媒体のマニホールド22部位のガスケット51と、マスキング52を示す要部斜視図である。図9(b)は、図9(a)のA-A線断面図である。セパレータ15、14から形成されるセパレータ接合体20の両面から開口部31を覆うようにガスケット51が配置されることにより、マスキングを行うことができる。このように、マスキング52をセパレータ15、14上、すなわちセパレータ接合体20の両面に形成するガスケット51によって行うことで、ガスケット形成時に同時に表面処理を行うことができる。
なお、ガスケット51によるマスキング52の端部52a又はマスキング面52bに切り込み53を設けることが好ましい。一般的に燃料電池で使用されるガスケットはシリコーン樹脂であるため、非常に柔らかい材料であるが、切り込み53を設けることにより、表面処理後のマスキング除去が容易になる。切り込みは、開口部31の端部31aに沿ってマスキング自体の厚さを薄くしたり、切り込みを入れて行う。更に、開口部31に配置されたマスキング52は、厚みBがガスケット51がつぶれたときの厚みよりも薄く設定されている必要がある。マスキング52の厚みBがガスケット51がつぶれたときの厚みと同じか、それよりも厚い場合には、マスキングした部位のシール反力が上がり、必要な厚みに設定できないか、もしくはセパレータ接合体20自体が変形するおそれがある。
以上示したように、本発明の第一実施形態に係る燃料電池のセパレータの表面処理方法では、燃料電池のセパレータ同士を接合して表面処理を施すことで、耐食性と導電性を兼ね備えた、欠陥のない表面処理をすることができる。この処理により、耐食性と導電性を兼ね備えた燃料電池のセパレータが提供される。
第二実施形態
次に、本発明の第二実施形態に係る燃料電池のセパレータの表面処理方法について説明する。図10は、電気化学処理の構成を示す説明図である。図11は、電気化学処理の制御フローPである。なお、第一実施形態と同一構成箇所には、同一符号を付してその説明を省略する。
セパレータ接合体20の温調媒体の流路17に温調媒体が侵入することを防ぎつつ、セパレータ接合体20の表面処理を行う方法として、温調媒体の流路17に連通する開口部31a、31bの一方のアノード側の開口部31aからガスを供給して、流路17に溶液が侵入することを防ぐ方法がある。図10に溶液中におけるセパレータ接合体20表面の電気化学的な表面処理形態を、図11に電気化学処理の制御フローPを示す。
セパレータ接合体20の電気化学的な表面処理を実施する際には、セパレータ接合体20表面で行われる酸化還元反応と対を成す反応のために対極60が必要である。通常、電気化学的な処理を実施する際は対極60が存在し、その材質や必要な面積、配置の方法は良く知られた表面処理技術の公知の方法に従って実施しても構わない。セパレータ接合体20と対極60とは、電流又は電圧を印加するための後述するコネクタ82、92を介して導線61により接続されており、この導線61は電源62に接続されている。セパレータ接合体20の表面処理は、図10に示すように単一のセパレータ接合体20の状態で行うか、図12に示す枠部材70を介して複数のセパレータ接合体20を積層したセパレータ接合体20の積層体71の状態で行うか、図14に示すセパレータ接合体20の積層体80、又は図15に示すセパレータ接合体20と枠部材70の積層体90の状態で行う。
制御フローPは、運転開始によりステップS1に進む。ステップS1では、セパレータ接合体20又は積層体を回路に接続し、次のステップS2に進む。ステップS2では、セパレータ接合体20又は積層体にガス供給配管(不図示)を接続し、次のステップS3に進む。ステップS3では、アノード側の開口部31aからガスの供給を開始し、ステップS4に進む。ステップS4では、セパレータ接合体20又は積層体を表面処理槽(不図示)へ投入し、ステップS5に進む。ステップS5では、セパレータ接合体20又は積層体に対する電流又は電圧の印加を開始し、ステップS6に進む。ステップS6では、処理時間Tが規定値tかどうかを測定し、T>tの場合(YES)には電流又は電圧の印加を止め、制御を終了する。T≦tの場合(NO)には、ステップS5に戻る。
より詳細に説明する。本発明の第二実施形態に係る燃料電池のセパレータの表面処理方法では、セパレータ接合体20に電流又は電圧を印加するためのコネクタ(不図示)を接続して回路に接続する。その後、セパレータ接合体20のアノード側の開口部31aにガス供給配管を接続し、アノード側の開口部31aから矢印Cで示すようにガスの供給を開始し、ガスを供給しながらセパレータ接合体20を表面処理層の溶液(不図示)中に浸漬する。浸漬する際には、セパレータ接合体20のアノード側を上にする。溶液中へ投入するセパレータ接合体20は、処理するセパレータ接合体20の枚数に限らず、図中線Bで示す位置まで浸漬するようにセットして、セパレータ接合体20全体を溶液に浸漬するか、少なくとも図中線Aで示す位置まで浸漬して、少なくとも燃料電池反応部である溝24全体が表面処理される程度まで浸漬する。このように、セパレータ上のガス拡散層との対峙面が浸漬されることで、燃料電池のセパレータとしての耐食性・導電性を確保することができる。また、このように、温調媒体の流路17の一方の開口部31aからガスを導入し、他方の開口部31bからガスを排出もしくはガスが流路17内に存在するようにすることで、流路17内に処理溶液が侵入することを防止する。
浸漬した後に、セパレータ接合体20に電流を流す。電流を流すと、セパレータ接合体20の表面では還元反応により表面処理層が形成される。一方、溶液中にセットされた対極60の表面上では酸化反応が起こる。この表面上に形成される化合物によって、酸化還元が反対になる場合もあるが、基本的な原理は既に知られている電解メッキが良い例である。処理時間は、電流の場合は時間、電圧の場合は流れる電流等によって決定することができる。表面処理後は、セパレータ接合体20の洗浄が必要であるが、表面処理物が積層体の場合には、積層体をばらす前に洗浄液に投入し、処理中にガスを流していた配管から洗浄液を流すことで、効率よく積層体を洗浄することができる。
このように、セパレータ接合体20を溶液中に浸漬する際に、温調媒体のカソード側の開口部31bを下方向に、他方のアノード側の開口部31aを上に向けて溶液中に投入し、この際、アノード側の開口部31aからガスを導入しながら浸漬することで、カソード側の開口部31bからの溶液侵入を防止できる。投入するガスの量はセパレータのサイズや溶液の粘性、ガス自体のコストなどに合わせて変更して構わないが、少なくともカソード側の開口部31bより微量でもガスが溶液中に出ているか、ガスと溶液の境界がカソード側の開口部31b付近で止まった状態になるように流量と圧力を調整する必要がある。
なお、温調媒体のマニホールド22が、反応ガス用のマニホールド21、23と隣接するように配置された場合において、反応ガス用のマニホールド21、23は、アノードガス側のガス供給側に該当する温調媒体のマニホールド22aを表面処理溶液に浸漬させることが好ましい。アノード側のガスマニホールドのうち、特にセパレータ接合体20にガスを供給するアノード側の開口部31a側を浸漬させることで、アノード側の開口部31a側の表面処理を行うことができる。一般に、アノー側の開口部31aの温度が高くなる傾向がある。セパレータ接合体20の腐食反応は温度に依存するため、アノード側の開口部31aを意図的な表面処理を行うことで、これを改善することが出来る。
投入するガスは非酸化性のガスであることが好ましい。温調媒体のマニホールド22aの開口部31aから導入するガスを非酸化性のものとすることで、表面処理中の温調媒体の流路17の酸化を防止できる。例えば、セパレータ基材としてステンレス鋼を使用する場合には、表面処理前に鋼材表面の酸化皮膜を除去する必要がある。投入ガスを非酸化性とすることで除去した酸化皮膜の再形成ならびに成長を防止することができる。使用するガスはN、希ガスなどがあげられるが、コスト的にはNであることが好ましい。
第三実施形態
次に、本発明の第三実施形態に係る燃料電池のセパレータの表面処理方法について説明する。図12は、セパレータ接合体20とセパレータ接合体20との間に枠部材70を挟んだ積層体71の展開図である。図13(a)、(b)は、枠部材70の平面図である。第三実施形態は、第二実施形態のものと比較すると、セパレータ接合体20とセパレータ接合体20との間に枠部材70を挟んだ複数組のセパレータ接合体20の積層体71状態で表面処理する点が相違する。他の構成はほぼ同一であるため、同一構成箇所に同一符号を付してその説明を省略する。
図12に示すように、開口部31aから供給されるガスの排出流路を画成する枠部材70を、セパレータ接合体20に付設する。複数のセパレータ接合体20への表面処理を実施する場合、セパレータ接合体20とセパレータ接合体20との間に、額縁状の枠部材70を挟むことで、ガスケットがセパレータ接合体20上に形成されていなくとも、セパレータ接合体20上の凹凸に依存せずセパレータ接合体20を積層できる。また、枠部材70を設けることにより、開口部31bから排出されるガスの排出方向をコントロールすることができる。溶液中で排出ガスがセパレータ接合体20の表面に均等に分散される場合、処理溶液の攪拌効果が見込まれ、電気化学処理の場合は溶液の拡散律速を改善することができる。一方で、非電気化学的な表面処理の場合には、ガスのバブリング効果は不要であるため、積層体の外にガスを排出するようにコントロールすることができる。
より詳細に説明する。図12に示すように、セパレータ接合体20とセパレータ接合体20との間に額縁状の枠部材70を挟む。枠部材70は、図13(a)、(b)に示すように、ある一定の厚みをもち、その厚みはセパレータ15、14面上に形成された凹凸の高さよりも厚い必要がある。枠部材70には、開口部31bから排出されたガスが通る開口72が設けられている。セパレータ接合体20とセパレータ接合体20との間に枠部材70を挟んだ場合、セパレータ接合体20上の流路上部もしくはその他の突起部を互いに接触させる必要がなく、むしろ排出するガスがその空間で滞留することがないようにする必要がある。
カソード側の温調媒体のマニホールド22bの開口部31bからガスが排出される。このガスは、開口72から枠部材70の内側を通って外側に抜けなければならないため、枠部材70の上部には、例えばガス抜き溝73を形成する必要がある。また、開口部31bから排出されたガスが、処理溶液中の溝24を移動する際、ガスの流れが表面処理液の攪拌として作用する。従って、セパレータ接合体20表面における表面処理の均一性を図るため、図13(a)に示すように、枠部材70にディフューザー74を形成することが好ましい。一方、排出ガスが表面処理に悪影響を及ぼす場合には、図13(b)に示すように、開口部31bから枠部材70の外へ抜ける溝75を形成することもできる。ディフューザー74、溝75おいて、排出ガスは矢印に沿って移動する。このように、枠部材70を用いることにより、セパレータ接合体20から排出されるガスは、セパレータ接合体20の表面全面又はガスが意図する部位に上昇する。このように、枠部材70によってセパレータ接合体20の外面領域にガスの排出流路を画成することにより、温調媒体の流路17への溶液の侵入を防ぎつつ、効率的にセパレータ接合体20の表面処理を行うことができる。
第四実施形態
次に、本発明の第四実施形態に係る燃料電池のセパレータの表面処理方法について説明する。図14(a)は、セパレータ接合体20を複数組積層した積層体80での表面処理を示す説明図であり、図14(b)は、コネクタ結合部81を備えたセパレータ接合体20を示す平面図である。第四実施形態は、第二実施形態のものと比較すると、セパレータ接合体20を複数組積層して表面処理する点が相違する。他の構成はほぼ同一であるため、同一構成箇所に同一符号を付してその説明を省略する。
電気化学的な表面処理を実施する場合、セパレータ接合体20の積層体80の一端から電流を流すと、積層体80の各境界部で大きな抵抗(接触抵抗)が発生するため、次第に電流のロスが大きくなる。これにより、積層体80は場所によって表面処理量が異なる場合がある。このため、セパレータ接合体20の各々に対して電流のコントロールを行うことで、全てのセパレータ接合体20に対して、均一な表面処理を施すことが可能である。
図14に示すように、セパレータ接合体20を複数重ねた積層体80の状態で電気化学的処理を行う場合には、セパレータ接合体20の表面の凹凸高さがどこも同じであれば、枠部材70を挟む必要がない。積層した各セパレータ接合体20において、全てのセパレータ接合体20の表面が均一に表面処理されるためには、各セパレータ接合体20の間で均一な電流コントロールがなされる必要がある。そこで、例えば、各セパレータ接合体20に均等に電流を流すために、各セパレータ接合体20をコネクタ82に接続する。より詳しくは、セパレータ接合体20を構成する一方のセパレータに予めコネクタ結合部81を設け、図10に示す導線61が接続されたコネクタ82の接続部82aにコネクタ結合部81を嵌める。この接続により、セパレータ接合体20とコネクタ82とを導通させることができる。なお、電池の電圧をモニタする目的で端子を付けるためのコネクション部がセパレータに設けられている場合には、それをコネクタ結合部として利用しても良い。
第五実施形態
次に、本発明の第五実施形態に係る燃料電池のセパレータの表面処理方法について説明する。図15(a)は、セパレータ接合体20とセパレータ接合体20との間に枠部材70を挟んだ積層体90での表面処理を示す説明図であり、図15(b)は、コネクタ結合部91を備えた枠部材70を示す平面図である。第五実施形態は、第三実施形態のものと比較すると、セパレータ接合体20とセパレータ接合体20との間に枠部材70を挟んだ積層体を複数組積層した積層体90の状態で表面処理する点が相違する。他の構成はほぼ同一であるため、同一構成箇所に同一符号を付してその説明を省略する。
セパレータに突起や導線を接続する部位が無い場合、もしくはセパレータ接合体20のピッチが極端に小さい、例えば1mm以下の場合には、導線の数と取り付け自体が難しい。このため、ガスの排出流路をセパレータ接合体20により画成し、セパレータ接合体20の外面を電気化学的に処理するための電流を枠部材70から各セパレータ接合体20へ均等に流すことが好ましい。図15に示すように、枠部材70に予めコネクタ結合部91を設け、図10に示す導線61が接続されたコネクタ92の接続部92aにコネクタ結合部91を嵌める。この接続により、枠部材70とコネクタ92とを導通させることができる。また、電流をセパレータ接合体20へ流す導線を、直接枠部材70に接続しても良い。従って、枠部材70は金属製である必要があり、かつセパレータ接合体20の材料と同じ材料であるか、又は表面処理されにくい材料を選定する必要がある。なお、表面処理が電気化学的な処理ではない場合には、枠部材70は樹脂製のものであっても構わない。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、上記実施の形態の開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解するべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
本発明の第一実施形態に係る燃料電池のセパレータの表面処理方法によって得られた燃料電池のセパレータを備える燃料電池の要部断面図である。 燃料電池のセパレータの平面図である。 セパレータ接合体の要部斜視図である。 セパレータ接合体の要部斜視図である。 セパレータ接合体をマスキングした状態を示す説明図である。 セパレータ接合体の要部斜視図である。 セパレータ接合体の要部斜視図である。 燃料電池のセパレータの平面図である。 (a)セパレータ接合体の要部斜視図である。(b)図9(a)のA-A線断面図である。 電気化学処理の構成を示す説明図である。 電気化学処理の制御フローPである。 積層体の展開図である。 (a)枠部材の平面図である。(b)枠部材の平面図である。 (a)積層体での表面処理を示す説明図である。(b)コネクタ結合部を備えたセパレータ接合体を示す平面図である。 (a)積層体での表面処理を示す説明図である。(b)コネクタ結合部を備えた枠部材を示す平面図である。
符号の説明
10…燃料電池
11…固体高分子形電解質膜
12…電極触媒層
13…ガス拡散層
14、15、14…セパレータ
16…ガス流路
17…流路
18…ガスケット
19…溶接部
20…セパレータ接合体
21、22、23…マニホールド
24…溝
25、34…溶接ライン
31…開口部
41…マスキング
42…外面領域
43…マスキング
51…ガスケット
52…マスキング
60…対極
61…導線
62…電源
70…枠部材
71…積層体
72…開口
73…溝
74…ディフューザー
75…溝
80、90…積層体
81、91…コネクタ結合部
82、92…コネクタ
81a、92a…接続部

Claims (15)

  1. 燃料電池のセパレータ同士を接合して、その内面間に温調媒体の流路を画成し、前記燃料電池のセパレータの外面を処理する溶液に、この溶液の前記流路への侵入を防いで、前記燃料電池のセパレータを浸漬することを特徴とする燃料電池のセパレータの表面処理方法。
  2. 前記燃料電池のセパレータ同士は、溶接により接合されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池のセパレータの表面処理方法。
  3. 前記外面の溶接部を含む外面領域を露出させて前記流路に連通する開口部を封口処理することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料電池のセパレータの表面処理方法。
  4. 前記封口処理は、マスキング処理を含み、このマスキング処理は、前記燃料電池のセパレータのプレート端部が密着する外面領域を露出させて行われることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池のセパレータの表面処理方法。
  5. 前記マスキング処理は、前記燃料電池のセパレータ上に成形されるガスケット部材により行われることを特徴とする請求項4に記載の燃料電池のセパレータの表面処理方法。
  6. 前記ガスケット部材によるマスキング部位の端部又はマスキング面に切り込みを設けることを特徴とする請求項5に記載の燃料電池のセパレータの表面処理方法。
  7. 前記流路に連通する開口部からガスを供給して前記溶液の前記流路への侵入を防ぐことを特徴とする請求項6に記載の燃料電池のセパレータの表面処理方法。
  8. 前記燃料電池のセパレータの外面のガス拡散層領域を前記溶液中に浸漬させることを特徴とする請求項7に記載の燃料電池のセパレータの表面処理方法。
  9. アノードガス側のガス供給側に位置する温調媒体のマニホールドを前記溶液に浸漬させることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の燃料電池のセパレータの表面処理方法。
  10. 前記供給されるガスは、非酸化性ガスであることを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれか一項に記載の燃料電池のセパレータの表面処理方法。
  11. 前記供給されるガスの排出流路を画成する枠部材を、前記燃料電池のセパレータの接合体に付設することを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか一項に記載の燃料電池のセパレータの表面処理方法。
  12. 前記排出流路を前記燃料電池のセパレータの所望の外面領域により画成することを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか一項に記載の燃料電池のセパレータの表面処理方法。
  13. 前記排出流路を前記燃料電池のセパレータの複数の接合体により画成し、前記燃料電池のセパレータの外面を電気化学的に処理するための電流を前記枠部材から前記複数の接合体へ均等に流すことを特徴とする請求項12に記載の燃料電池のセパレータの表面処理方法。
  14. 前記電流を前記接合体へ流す導線を、前記燃料電池のセパレータに形成し、前記燃料電池のセパレータに形成されたセル電圧モニタリング向け導線のコネクタ部に接続することを特徴とする請求項13に記載の燃料電池のセパレータの表面処理方法。
  15. 前記電流を前記接合体へ流す導線を、前記枠部材に接続することを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の燃料電池のセパレータの表面処理方法。
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