JP2008262426A - 2重化コントローラシステム、そのコントローラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】デフォルト稼動系/待機系の各CPUモジュールにおける各マイクロプロセッサ15、25は、電源OFFの際に、現在の稼動状態ステータス(稼動系か待機系か)をバックアップメモリ16、26にコピーして、前回稼動状態ステータス16a,26aとして記憶させる。そして、電源ONの際には、前回稼動状態ステータス16a,26aを参照することで、自コントローラの状態を確定する。
【選択図】図2
Description
尚、この様な構成例の2重化コントローラシステムに関しては、例えば特許文献1,2等に開示されている。
ローラシステムが立上がる場合は、各CPUモジュール1,2は、上記記憶してあるデフォルト設定に従い、起動時の初期状態として稼動系/待機系の何れかの状態となる。
図5(a)に示す状況1は、上記デフォルト設定に従った起動後、2重化コントローラシステムが正常動作していた状況で、稼動系のCPUモジュール1に故障が発生した場合を表す。尚、故障発生するまでは、稼動系のCPUモジュール1は、随時(例えば各定周期プログラム実行完了する毎に)、上記等値化データを等値化バス5を介して、待機系のCPUモジュール2へ転送しており、待機系のCPUモジュール2はこの等値化データを随時上書き記憶している。これにより、CPUモジュール2が稼動系に切り替わった場合でも、CPUモジュール2は問題なく処理を引き継げる(2重化システムとして継続性が維持できる)。
本例の2重化コントローラシステム全体の概略構成は、上記従来の図4に示す構成と略同様であるので、図示、説明は省略する。
2重化コントローラシステムは、デフォルトで稼動又は待機に設定された2つのコントローラ(CPUモジュール)を有しており、ここでは図示のCPUモジュール10がデフォルト稼動系、CPUモジュール20がデフォルト待機系として設定されているものとする。
また、デフォルト待機系のCPUモジュール20は、その構成自体は上記CPUモジュール10と略同様であり、プログラムRAM21、データRAM22、等値化バス制御部23、受信バッファ用RAM24、マイクロプロセッサ25、及びバックアップメモリ26等を有する。勿論、待機系であるときには定周期プログラムの実行等は行わないが、後述する電源ON/OFF時の処理は実行する。また、上記等値化処理の際には、マイクロプロセッサ25は、上記の様に受信バッファ用RAM24に格納された等値化データを、等値化データ転送情報22b(マッピング情報)に従って、データRAM22のユーザデータ領域22a内の所定領域へ格納する。
まず、本例では、稼動状態ステータスが、例えばマイクロプロセッサ15、25内の不図示のメモリ等に記憶されている(データRAMに記憶されてもよい)。稼動状態ステータスは、現在の自モジュール(CPUモジュール10又は20)の状態が、稼動系、待機系の何れの状態であるのかを示す情報である。この稼動状態ステータスはマイクロプロセッサ15、25によって変更される場合がある。例えば、CPUモジュール10においては、デフォルト状態のままであれば稼動状態ステータス=“稼動系”となっているが、稼動/待機切り替えが行われた場合には、稼動状態ステータス=“待機系”に変更される。CPUモジュール20においても同様に、デフォルト状態のままであれば稼動状態ステータス=“待機系”となっているが、稼動/待機切り替えが行われた場合には、稼動状態ステータス=“稼動系”に変更される。
のバックアップメモリ26も同様であり、前回稼動状態ステータス26aを格納している。
そして、電源が投入されると、上記マイクロプロセッサ15、25は、それぞれ、電源ON時の処理として、前回稼動状態ステータス16a又は26aを参照して、図2(c)に示す稼動待機状態判定処理を実行する。
CPUモジュール20においても、上記CPUモジュール10と同様に、マイクロプロセッサ25は、前回稼動状態ステータス26aに基づいて、上記図2(c)の処理を実行することで、自モジュールの状態を確定する。
ここで、図3(a)に示す状況1は、上記従来で説明した図5(a)に示す状況1と同じ状況である。同様に、図3(b)、(c)に示す状況2,3も、図5(b)、(c)に示す状況2,3と同じ状況である。そして、状況1,2における各CPUモジュール10,20の動作は、従来と略同様であるので、ここでは説明しない。従来と異なるのは、状況2から状況3になった場合の動作である。
トローラの状態(稼動系or待機系)を決定するので、本例の状況3では図3(c)に示す通り、CPUモジュール10が待機系、CPUモジュール20が稼動系に確定する。
11 プログラムRAM
11a ユーザプログラム
12 データRAM
12a ユーザデータ領域
12b 等値化データ転送情報
13 等値化バス制御部
14 受信バッファ用RAM
15 マイクロプロセッサ
16 バックアップメモリ
16a 前回稼動状態ステータス
20 CPUモジュール(デフォルト待機系)
21 プログラムRAM
21a ユーザプログラム
22 データRAM
22a ユーザデータ領域
22b 等値化データ転送情報
23 等値化バス制御部
24 受信バッファ用RAM
25 マイクロプロセッサ
26 バックアップメモリ
26a 前回稼動状態ステータス
Claims (3)
- デフォルト稼動系の第1のコントローラと、デフォルト待機系の第2のコントローラとを有する2重化コントローラシステムであって、
前記第1、第2のコントローラは、各々、
バックアップ記憶手段と、
電源OFFの際に、現在の自コントローラの状態が稼動系/待機系の何れであるかを示す状態ステータスを、前記バックアップ記憶手段に記憶する状態バックアップ手段と、
電源ONの際に、前記バックアップ記憶手段に記憶されている状態ステータスを参照することで、起動時の自コントローラの状態を前記電源OFFの際の状態とする起動時状態確定手段と、
を有することを特徴とする2重化コントローラシステム。 - 前記第1、第2のコントローラのうち現在稼動系となっているコントローラが待機系となっているコントローラに対して等値化データを転送して記憶させる等値化処理が行われることを特徴とする請求項1記載の2重化コントローラシステム。
- デフォルト稼動系の第1のコントローラと、デフォルト待機系の第2のコントローラとを有する2重化コントローラシステムにおける前記各コントローラであって、
バックアップ記憶手段と、
電源OFFの際に、現在の自コントローラの状態が稼動系/待機系の何れであるかを示す状態ステータスを、前記バックアップ記憶手段に記憶する状態バックアップ手段と、
電源ONの際に、前記バックアップ記憶手段に記憶されている状態ステータスを参照することで、起動時の自コントローラの状態を前記電源OFFの際の状態とする起動時稼動状態確定手段と、
を有することを特徴とするコントローラ。
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JP2007105253A JP2008262426A (ja) | 2007-04-12 | 2007-04-12 | 2重化コントローラシステム、そのコントローラ |
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