JP2008259950A - ノズルおよびそれを使用する混合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流動体材料の種類や当該材料の吐出に使用する加圧装置に左右されることなく、均一な混合物を得ることが可能な混合装置、ならびにそれに使用するノズルを提供することにある。
【解決手段】混合装置100は、第一の流動体を吐出する第一吐出口161aと、第一吐出口161aと隣り合って設けられ、第二の流動体を吐出する第二吐出口161bと、第一吐出口161aおよび第二吐出口161bからの吐出流を一括破砕し、微細な液滴にすべく気体を噴射する気体噴射口162と、を備えたノズル160と、ノズル160に前記第一の流動体を供給するための第一送液手段と、ノズル160に第二の流動体を供給するための第二送液手段と、ノズル160に前記気体を供給するための気体供給手段と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の流動体を混合するためのノズルおよびそれを使用した混合装置に関する。
様々な製品において、その製造工程において複数の流動体を均一に混合する混合プロセスが含まれている。
本発明者は、すでに複数の流動体材料を均一に混合するための装置として、特許文献1に開示された混合装置を提供した。
特許文献1の混合装置では、混合しようとする複数の流動体材料からなる液を液体吐出口より吐出しつつ、その周囲に配置された気体噴射口から噴射される高速渦流によって、微粒子状に破砕した状態で混合させる。この混合装置によれば、それまでの技術において複数の流動体材料を混合するために使用されていた撹拌羽根付の混合タンクや調合タンクなどを備える必要なくして均一な混合物を得ることが可能となった。
特開2003−62493号公報
特許文献1の混合装置においては、上記利点を有するが、流動体材料の種類や流動体材料の吐出に使用する加圧装置によっては、得られる混合物の均質性にばらつきが生じる場合があることが明らかになった。
そこで本発明が解決しようとする課題は、流動体材料の種類や当該材料の吐出に使用する加圧装置に左右されることなく、均一な混合物を得ることが可能な混合装置、ならびにそれに使用するノズルを提供することにある。
本発明者は、従来技術における装置を使用した場合、複数の流動体材料の粘度の差、さらには加圧装置の脈動などに起因して、それら流動体材料を吐出する前の流路において、それら流動体材料が進行方向に分離した状態で流れる傾向があり、これにより上記問題が生じることを明らかにした。
そこで、本発明では以下の技術的手段を採用した。
[ノズル]
本発明のノズルは、第一の流動体を吐出する第一吐出口と、前記第一吐出口と隣り合って設けられ、前記第二の流動体を吐出する第二吐出口と、前記第一吐出口および前記第二吐出口からの吐出流を一括破砕し、微細な液滴にすべく気体を噴射する気体噴射口と、を備えたことを特徴とする。
本発明のノズルにおいて、前記第一吐出口は円形であり、前記第二吐出口は、前記第一吐出口を囲む円環状に形成され、前記気体噴射口は、前記第二吐出口の周囲に形成されていることが好ましい。
[混合装置]
本発明の混合装置は、第一の流動体と第二の流動体とを均一に混合するための装置であって、前記第一の流動体を吐出する第一吐出口と、前記第一吐出口と隣り合って設けられ、前記第二の流動体を吐出する第二吐出口と、前記第一吐出口および前記第二吐出口からの吐出流を一括破砕し、微細な液滴にすべく気体を噴射する気体噴射口と、を備えたノズルと、前記ノズルに前記第一の流動体を供給するための第一送液手段と、前記ノズルに前記第二の流動体を供給するための第二送液手段と、前記ノズルに前記気体を供給するための気体供給手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の混合装置において、前記第一吐出口は円形であり、前記第二吐出口は、前記第一吐出口を囲む円環状に形成され、前記気体噴射口は、前記第二吐出口の周囲に形成されていることが好ましい。
本発明の混合装置において、前記第一吐出口および前記第二吐出口に対向させて流れ阻止体を設け、前記第一の流動体および前記第二の流動体が前記気流によって破砕されてできた微細な液滴の流れを、当該流れ阻止体に衝突させることにより凝集させるように構成することが好ましい。
本発明のノズルによれば、第一の流動体と第二の流動体を吐出する直前まで混合せず、二つの吐出口から同時に吐出させつつ気流により一括破砕することができる。
本発明の混合装置によれば、第一の流動体と第二の流動体を吐出する直前まで混合せず、二つの吐出口から同時に吐出させつつ気流により一括破砕することができるので、流動体材料の種類や当該材料の吐出に使用する加圧装置の脈動などに影響されることなく、常に安定して均一な混合物を得ることができる。
以下では、本発明にかかる混合装置において好適な形態例を示し、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる混合装置の形態例を示すブロック図である。
混合装置100は、原料供給系110と二流体ノズル160と流れ阻止体(バッフルボード)190を備えている。
原料供給系110は、二つの原料槽111a、111bを備えている。各原料槽111a、111bは、密閉可能な耐圧容器であり、それぞれ原料液(第一の流動体)112aと原料液(第二の流動体)112bを注入した後に密閉される。
第一の原料槽111aには原料給送管121aが接続されている。原料給送管121aの入り口121iは原料槽111aの内底面付近に配置されている。原料給送管121aの入口121iにはストレーナ122iが取付けられている。原料給送管121aの出口121oは、二流体ノズル160の液体供給口151aに接続されている。原料給送管121aの中間部には、流量調節のための電磁可変絞り弁123aが介設されている。
第二の原料槽111bには原料給送管121bが接続されている。原料供給管121bの入口121jは原料槽111bの内底面付近に配置されている。原料供給管121bの入口121jにはストレーナ122jが取付けられている。原料給送管121bの出口121pは、二流体ノズル160の液体供給口151bに接続されている。原料給送管121bの中間部には、流量調節のための電磁可変絞り弁123bが介設されている。
第一の原料槽111aには、その天井壁を貫通して圧力配管131aが接続されている。圧力配管131aの出口131oは、原料槽111aの天井面付近に配置されている。圧力配管131aは、原料槽111aの内部の上部空間(原料液112aの上方に存在する空間)に圧縮気体を導入するための配管である。
第二の原料槽111bには、その天井壁を貫通して圧力配管131bが接続されている。圧力配管131bの出口131pは、原料槽111bの天井面付近に配置されている。圧力配管131bは、原料槽111bの内部の上部空間(原料液112bの上方に存在する空間)に圧縮気体を導入するための配管である。
両圧力配管131a、131bの最上流端は、それぞれ分岐管132を介してコンプレッサ133の圧縮気体排出口に接続されている。圧力配管131aの途中には電磁弁134aが介設されるととともに、原料槽111aの上部空間の内部の気圧を検出するための気圧センサ135aが設けられている。圧力配管131bの途中には電磁弁134bが介設されるととともに、原料槽111bの上部空間の内部の気圧を検出するための気圧センサ135bが設けられている。
二流体ノズル160の気体供給口152には気体供給管136が接続されている。気体供給管136の最上流端は分岐管132を介してコンプレッサ133の排気口に接続されている。すなわち、分岐管132は出口が3つに分岐しており、圧力配管131a、131b、気体供給管136が、それぞれ接続されている。気体供給管136の途中には、上流側から下流側に向って順に、電磁弁137、気圧センサ138、圧縮気体リザーバ139および圧力調節弁140が設けられている。気圧センサ138は、圧縮気体リザーバ139内の気圧を検出するためのセンサである。
コンプレッサ133は圧縮気体を発生させるためのものである。コンプレッサ133から吐出された圧縮気体は、分岐管132を経て圧力配管131a、131b、および気体供給管136に分配される。気体供給管136は二流体ノズル160に圧縮気体を導入するための配管である。気体供給管136に供給された圧縮気体は、圧縮気体リザーバ139に蓄えられ、所定の圧力に調整されて二流体ノズル160に導入される。
二流体ノズル160の先端部分には、液体吐出口161a、液体吐出口161b、および気体噴射口162が設けられている。気体噴射口162は液体吐出口161a、161bの周囲に形成されている。
二流体ノズル160の下方近傍には、ステンレス鋼製の流れ阻止体190が設けられている。流れ阻止体190は、上方に縮径した円錐形状の部材であり、その先端(上端)が二流体ノズル160の両液体吐出口161a、161bに対向している。二流体ノズル160と流れ阻止体190は、図示しない直円筒体内に共に収容され、その直円筒体の内壁に連結されて保持されている。
二流体ノズル160の液体供給口151aに供給された原料液112aは、液体吐出口161aから吐出され、液体供給口151bに供給された原料液112bは、液体吐出口161bから吐出されるが、二流体ノズル160の前方(図においては下方)には気体噴出口162から噴出された空気の高速渦流が形成されていて、吐出された原料液112a、112bはこの高速渦流によって微粒子状(霧状)に破砕される。そして、破砕された直後の流れが流れ阻止体190に衝突する。その結果、破砕された流れが破砕直後に再凝集(霧状の微粒子同士が再凝集)し、二つの原料液が均一になった状態の分散液124が生成される。そして、流れ阻止体190上で再凝集することで分散液124が流れ阻止体190の表面を伝って流下し、流れ阻止体190の下端から流れ落ちた分散液124が製品容器125内に溜まる。
つぎに、図2〜図9を参照して二流体ノズル160の構造について説明する。
二流体ノズル160は、略円筒状の中空のケーシング160Aと、ケーシング160Aの内部に挿入されてねじ込まれた略円筒状の中子160Bと、原料給送管121a、121bが接続される基部160Cとを備えている。
ケーシング160Aはステンレス鋼や黄銅などの金属材料を機械加工することにより作製された部材である。ケーシング160Aの先端には円形の開口部163が形成されている。開口部163の中心は、二流体ノズル160の中心軸線Aと中心が一致している。この開口部163の先端縁が気体噴射口162の外側輪郭を形成している。ケーシング160Aの側面には気体供給口152が穿設されている。気体供給口152の内周面には雌ネジ溝が切られていて気体供給管136を螺入して結合されている。ケーシング160Aの内面の基端側には雌ネジ溝166が形成され、そのさらに基端側にはやや内径の大きくなった段差部167が形成されている。またケーシング160Aの先端近傍の外面には雄ネジ溝175が形成されていて、二流体ノズル160を取付けるためのナット197を螺着できるようになっている。
中子160Bは、前述のケーシング160Aと同一の又は異なる金属材料を機械加工して作製されており、その中心軸線Aに沿って内部がくり抜かれて中空になっている。また、中子160Bの直同部分の外径寸法はケーシング160Aの内径寸法よりもやや小さく選定されており、ケーシング160Aの内面との間において円筒状の空間170が形成されるようになっている。この空間170はケーシング160Aに設けられた気体供給口152に連通している。中子160Bの基端部よりもやや先端側の外周には雄ネジ溝171が切られていて前述の雌ネジ溝166と螺合して中子160Bがケーシング160Aの内部に固定されている。また雌ネジ溝171よりもさらに基端側の部分はやや大径になっていて、前述の段差部167との間にてO−リングシール172を挟持して前述の空間170の気密性を確保している。中子160Bの内面における基端部には、雌ネジ溝173が形成されている。
基部160Cは略円柱状の部材である。基部160Cの側面には給送管接続孔164bが、基端側端面には給送管接続孔164aが形成されている。給送管接続孔164bの底面には液体供給口151bが形成されている。給送管接続孔164aの内周部には雌ネジ溝が切られており、液体給送管121aの先端部が螺入して結合されている。給送管接続孔164bの内周部には雌ネジ溝が切られており、液体給送管121bの先端部が螺入して結合されている。給送管接続孔164aの底面には基部160Cを貫通する貫通孔165が形成されている。貫通孔165は、中間部から拡径させて形成された拡径部165eを有している。貫通孔165の基端側端部は拡径して形成された係合部165fを有している。基部160Cの側面における先端側には、雄ネジ溝178が形成されている。基部160Cの先端側端面には縮径して形成された段差部169が形成されている。段差部169には、液体供給口151bと連通して原料液121bの流路となる流路孔168が穿設されている。段差部169には流路孔168よりも径方向外側に円環状の突起部174が形成されている。
貫通孔165には、その基端側から送液用チューブ191が挿通されている。送液用チューブ191は、図6に示すように、その一端に拡径したヘッド部191hを有する。ヘッド部191hは前述の係合部165fに係合している。そして、このヘッド部191hの端面に液体給送管121aの先端面が当接して結合されている。この送液用チューブ191の基端側開口部が液体供給口151aを、先端側開口部が液体吐出口162aを構成する。
貫通孔165には、その先端側からチューブホルダ192が嵌入されている。チューブホルダ192は図7に示すように、略円筒状の部材であり、胴部192dとヘッド部192hを有している。チューブホルダ192は、その内部を前述の送液用チューブ191が貫通している。チューブホルダ192のヘッド部192hは、前述の拡径部165eに嵌合固定されている。チューブホルダ192の胴部192dには、長手方向に延びる溝192cが周方向に4つ形成されている。
中子160Bと基部160Cは、接続部材193と固定ナット198により結合されている。接続部材193は、図8に示すように、台座部193sと台座部193sに立設された円筒部193rとを備えている。円筒部193rの内径寸法は、チューブホルダ192の胴部192dがぴったりと嵌入するように形成されているが、前述の溝192cにより、チューブホルダ192を収容したときに、円筒部193rの内面とチューブホルダ192の外面との間に空間ができ流路194が形成されることとなる。円筒部193rの外径寸法は、中子160Bの中空の孔にぴったりと嵌入するように形成されている。円筒部193rの付け根部分には雄ネジ溝199が形成されており、前述の中子160Bの雌ネジ溝173と螺合して中子160Bと結合されている。ナット198の内面には、基部160Cの雄ネジ溝178と螺合する雌ネジ溝が形成されている。接続部材193は、チューブホルダ192の胴部192dを収容し、台座部193sの内面に段差部169が嵌合した状態で、固定ナット198により基部160Cと結合されている。また、この時、突起部174により台座部193sの内面と段差部169との間に流路孔168及び前述した流路194と連通する隙間196ができる。
中子160Bの先端部の略円錐形状の膨大部分はスパイラル形成体176を成している。そして、スパイラル形成体176の先端面とケーシング160Aの先端の内面との間には渦流室177が形成されている。渦流室177を構成している中子160Bの外面における先端端面200は、前述のケーシング160Aの開口孔163との間に隙間を有していて、これが気体噴射口162を構成する。また、中子160Bの内面における先端部201は、液体吐出口162aとの間に隙間を有していて、これが液体吐出口162bを構成する。液体吐出口162bは、前述の流路孔168、隙間196、流路194を経て液体供給口151bと連通している。
図9に示す二流体ノズル160の正面図を参照すると、中心に円形の液体吐出口161aが配置され、その周囲に環状の液体吐出口161b、さらにその周囲に環状の気体噴射口162が配置されている。この気体噴射口162は、ケーシング160Aの内部に配置されてなるスパイラル形成体176の円錐面に形成された渦巻状に延在する複数本の旋回溝179に連通している。
気体供給口164から供給された圧縮気体は、空間170を通過して、スパイラル形成体176に形成されている断面積の小さい旋回溝179を通り抜ける際に圧縮されて高速気流となる。この高速気流は渦流室177の内部で渦状の旋回気流となって、絞られた円環状の気体噴射口162から噴射されて二流体ノズル160の前方に気体の高速渦流を形成する。この渦流はケーシング160Aの先端に近接した前方位置を焦点とするような先細りの円錐形に形成される。
第一の原料槽111aから送出された原料液112aは、原料供給管121aを通して送液用チューブ191(液体供給口151a)に供給される。送液用チューブ191に供給された原料液112aは、液体吐出口161aから吐出される。第二の原料槽111bから送出された原料液112bは、原料供給管121bを通して液体供給口151bに供給される。液体供給口151bに供給された原料液112bは、液体吐出口161bから吐出される。そして、気体噴射口162から噴射された気体の高速渦流によってそれらの吐出流が同時に微粒子に破砕され、渦流の回転に伴って強制的に混合されて、それらが均一に分散した霧状の微粒子群として二流体ノズル160の前方へ向けて放出される。
混合装置100は、図10に示す制御装置180により制御される。制御装置180は、MPU181と、ROM182と、RAM183と、インタフェースユニット184と、A/Dコンバータ185と、駆動ユニット186とを内蔵していて、これらはバスライン187を介して相互に接続されている。ROM182にはMPU181が実行するプログラムが格納されている。RAM183はMPU181がプログラムを実行する際の作業領域等に使用される。インタフェースユニット184の出力ポートにはCRTなどの表示装置188が接続されており、入力ポートにはキーボードなどの入力装置189が接続されている。
A/Dコンバータ185の入力には、混合装置100の気圧センサ135a、135b、138が接続されていて、これらのセンサにより検出された空気圧のアナログ値をデジタル値に変換する。そして、デジタル値に変換された空気圧の値はバスライン187を経由してMPU181によって読み取られる。
駆動ユニット186の出力は、混合装置100の電磁駆動弁123a、123b、134a、134b、137および140に接続されている。駆動ユニット186はMPU181からの指令に従ってこれらの電磁駆動のための電流を調節し、ON/OFF切替する。
混合装置100を作動させるに際して、オペレータは、両原料槽111a、111bにそれぞれ原料液を入れて、両原料槽111a、111bの蓋をしっかりと密閉する。その後、入力装置189から混合開始を指令する。この指令を受けると、MPU181は駆動ユニット186に指令を発して電磁弁134を開くと共に、気圧センサ135a、135bの出力をA/Dコンバータ185を介して監視して、コンプレッサ133からの圧縮気体が両原料槽111a、111bの上部空間に充満して所定の圧力に達するまで待つ。この初期状態においては、混合装置100の他の電磁弁は閉鎖されている。気圧センサ135a、135bによって各原料槽内部が所定の空気圧にまで昇圧したことが確認されると、MPU181は電磁弁134aおよび134bを閉鎖する。その後、電磁弁137を開く。これにより、圧縮気体リザーバ139内に圧縮気体が供給される。
圧縮気体リザーバ139の内部圧力が所定の圧力に昇圧したならば、MPU181は、処理開始の条件が整ったと判断し、圧力調節弁140を開く。すると、圧縮気体リザーバ139から二流体ノズル160の気体供給口152へ圧縮気体が供給され、二流体ノズル160の先端の気体噴射口162から気体の高速渦流が噴射されるようになる。次に、MPU181は電磁可変絞り弁123aおよび123bを所定の開度になるように開く。すると、原料液112aおよび112bが、それぞれ原料給送管121a、121bを通して二流体ノズル160の液体供給口151a、151bに供給され、二流体ノズル160の先端の液体吐出口161a、161bから吐出される。二流体ノズル160から吐出された原料液112aおよび112bは、吐出方向に既に形成されている空気の高速渦流によって微粒子に破砕され、その渦流の流れに伴って、原料液112aと112bとが均一になった状態となって製品容器125内に放出される。
上述の処理が進行するにつれて、それぞれの原料槽111a、111b内の原料液112a、11bの液面が低下するため、両原料槽111a、111b内の上部の空間の体積が増加し、それに伴って気圧が低下する。この圧力は気圧センサ135a、135bによって常時検出され、その値がMPU181に送られる。MPU181は、気圧センサ135a、135bによる検出値を常時監視し、その値が適正値を下回ると、電磁弁134a、134bを適当な時間だけ開状態に切換えて、原料槽111a、111bの内部の気圧を所定の適正値に維持する。同様に、圧縮気体リザーバ139の内部の圧縮気体の圧力も、MPU181が電磁弁137を制御することにより適正値に維持される。
以上の動作により、第一の流動体と第二の流動体とが均一に混ざり合った状態の分散液124が生成され製品容器125内に収容されることになる。この分散液124は、第一の流動体と第二の流動体とをそれぞれ液体吐出口161a、161bから吐出させつつその液体吐出口161bの周囲に配置された気体噴射口162から噴射させた高速気流により破砕し、破砕直後の流れを流れ阻止体190に衝突させて再凝集させることにより生成されるため、前記複数の流動体が完全に均一に分散した状態なっており、その分散状態を長時間に亘って保ちうる。
上記のように構成された混合装置100によれば、第一の流動体と第二の流動体を吐出する直前まで混合せず、二つの吐出口から同時に吐出させつつ気流により一括破砕することができるので、流動体材料の種類や当該材料の吐出に使用する加圧装置の脈動などに影響されることなく、常に安定して均一な混合物を得ることができる。
なお、流動体としては、その粘度が配管中において同配管内の上流側と下流側との圧力差によって同配管中を給送される程度のものであれば特に制限されるものではない。
本発明に係る混合装置は、粘度の異なる複数の流動体材料でも安定して均一に混合することができるので、粘性が高い材料にその低減を目的として、添加剤を添加する際などの混合の効率を上げることができ、極めて産業上有用である。
本発明に係る混合装置を使用すれば、たとえば、軽油、重油、又は高粘度の重質油等と水とを混合させて効率的にエマルション燃料を製造することができる。
図1は、本発明にかかる混合装置100を示すブロック図である。 図2は、混合装置100における二流体ノズル160を説明する図であり、図2(a)はその斜視図、図2(b)はその断面図である。 図3は、混合装置100におけるケーシング160Aを説明する図であり、(a)はその斜視図、(b)はその断面図である。 図4は、混合装置100における中子160Bを説明する図であり、(a)はその斜視図、(b)はその断面図である。 図5は、混合装置100おける基部160Cを説明する図であり、図3(a)はその斜視図、図3(b)はその断面図である。 図6は、混合装置100における送液用チューブ191を説明する図である。 図7は、混合装置100におけるチューブホルダ192を説明する図であり、図5(a)はその斜視図、図5(b)はその平面図、図5(c)はその断面図である。 図8は、混合装置100における接続部材193を説明する図であり、図6(a)はその斜視図、図6(b)はその平面図、図6(c)はその断面図である。 図9は、混合装置100における二流体ノズル160を説明するための正面図である。 図10は、混合装置100における制御装置の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
100 混合装置
110 原料液供給系
111a、111b 原料槽
112a、112b 原料液
121a、121b 原料給送管
121i、121j 入り口
121o、121p 出口
122i、122j ストレーナ
123a、123b、134a、134b、137、140 電磁弁
124 分散液
125 回収容器
131a、131b 圧力配管
131o、131p 出口
132 分岐管
133 コンプレッサ
135a、135b、138 圧力センサ
136 気体供給管
139 圧縮気体リザーバ
151a、151b 液体供給口
152 気体供給口
160 二流体ノズル
160A ケーシング
160B 中子
160C 基部
161a、161b 液体吐出口
162 気体噴射口
163 輪郭
164a、164b 給送管接続孔
165 貫通孔
165e 拡径部
165f 係合部
166、173 雌ネジ溝
167、169 段差部
168 流路孔
170 略円筒状の空間
171、175、178、199 雄ネジ溝
172 O−リング
174 突起部
176 スパイラル形成体
177 渦流室
179 旋回溝
180 制御装置
181 MPU
182 ROM
183 RAM
184 インタフェースユニット
185 A/Dコンバータ
186 駆動ユニット
187 バスライン
188 表示装置
189 入力装置
190 流れ阻止体(バッフルボード)
191 送液用チューブ
191h ヘッド部
192 チューブホルダ
192d 胴部
192h ヘッド部
193 接続部材
193r 円筒部
193s 台座部
194 流路
196 隙間
197、198 ナット

Claims (5)

  1. 第一の流動体を吐出する第一吐出口と、
    前記第一吐出口と隣り合って設けられ、前記第二の流動体を吐出する第二吐出口と、
    前記第一吐出口および前記第二吐出口からの吐出流を一括破砕し、微細な液滴にすべく気体を噴射する気体噴射口と、を備えたことを特徴とするノズル。
  2. 前記第一吐出口は円形であり、
    前記第二吐出口は、前記第一吐出口を囲む円環状に形成され、
    前記気体噴射口は、前記第二吐出口の周囲に形成されていることを特徴とする請求項1記載のノズル。
  3. 第一の流動体と第二の流動体とを均一に混合するための装置であって、
    前記第一の流動体を吐出する第一吐出口と、
    前記第一吐出口と隣り合って設けられ、前記第二の流動体を吐出する第二吐出口と、
    前記第一吐出口および前記第二吐出口からの吐出流を一括破砕し、微細な液滴にすべく気体を噴射する気体噴射口と、を備えたノズルと、
    前記ノズルに前記第一の流動体を供給するための第一送液手段と、
    前記ノズルに前記第二の流動体を供給するための第二送液手段と、
    前記ノズルに前記気体を供給するための気体供給手段と、を備えたことを特徴とする混合装置。
  4. 前記第一吐出口は円形であり、
    前記第二吐出口は、前記第一吐出口を囲む円環状に形成され、
    前記気体噴射口は、前記第二吐出口の周囲に形成されていることを特徴とする、請求項3記載の混合装置。
  5. 前記第一吐出口および前記第二吐出口に対向させて流れ阻止体を設け、前記第一の流動体および前記第二の流動体が前記気流によって破砕されてできた微細な液滴の流れを、当該流れ阻止体に衝突させることにより凝集させるように構成したことを特徴とする請求項3又は4記載の混合装置。
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