JP2008259712A - 画像読影支援装置、方法、およびプログラム - Google Patents

画像読影支援装置、方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】屈曲した管腔上構造物を伸長した状態を表す伸長展開画像または伸長断面画像で全体的な観察を行い、その画像中で発見された注目位置の投影画像で詳細な観察を行うというワークフローをより効率的に実現する。
【解決手段】伸長展開画像生成部13は、大腸の領域を表す画像VLI、視点情報VP、および芯線CLに基づいて伸長展開画像DVを生成するとともに、対応情報PRを対応情報記憶部14に記憶させ、位置指定受付部15が伸長展開画像DV中の注目位置POIの指定を受け付けると、投影画像生成部17は、伸長展開画像DV、対応情報PR、注目位置POIに基づき、注目位置POIを投影の中心とする投影画像PVを生成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、3次元画像中の屈曲した管腔上構造物の読影を支援する装置、方法、および、この方法をコンピュータに実行させるプログラムに関するものである。
3次元医用画像処理の分野において、屈曲した管腔臓器の管芯線上の視点から中心投影を行うことによって内視鏡的画像を生成する手法が知られている(例えば、特許文献1,2,4)。また、管腔臓器を直線状に伸長させ、さらに管を切り開いて内壁側を展開したような伸長展開画像を生成する手法(例えば、特許文献4)や、管腔臓器を直線状に伸長させ、管を縦切りにしたような伸長断面画像を生成する手法(例えば特許文献1)が知られている。
これらの画像の具体的な表示手法としては、CRTモニタに血管の縦切りの断面像(伸長断面画像)と中心投影法において構成される血管の管芯線方向を投影の中心とする内視鏡的画像を同時に表示するとともに、内視鏡的画像の視点位置を縦切りの断面像に矢印で重畳表示し、さらに、この矢印をマウスによって他の視点に移動させることにより、内視鏡的画像を切り替えて表示する手法が提案されている(例えば、特許文献1)。
また、真っ直ぐにされた結腸画像(伸長断面画像)と、上記真っ直ぐにされた結腸画像に沿って選択された位置における、管芯線方向を投影の中心とする結腸の管腔内3D画像(内視鏡ビュー)とを表示する手法が提案されている(例えば、特許文献2)。
さらに、血管のストレートビュー(伸長断面画像)、その血管の管芯線に垂直な断面によるPerpendicularビュー、および、ストレートビューやPerpendicularビューで指定された位置における、Perpendicularビューと同じ断面または管芯線の接線方向に平行な断面による任意断面像を作成して表示する手法が提案されている(例えば、特許文献3)。
さらにまた、管状組織を屈曲円筒投影法によって投影した展開画像(伸長展開画像)と、管状組織の中心投影画像に、両画像の位置・方向の対応関係を表す面情報を重畳して表示する手法が提案されている(例えば、特許文献4)。
特開平11−318884号公報 特表2001−511031号公報 特開2004−283373号公報 特開2006−65397号公報
上記の内視鏡的画像は、管腔臓器の内部の局所領域の詳細を把握するのには適しているが、管腔臓器の内部の広い範囲を表すことができないので、管腔臓器の内部の全体像を把握するのには適していない。一方、上記の伸長展開画像や伸長断面画像は、管腔臓器の内部の全体像を把握するのには適しているが、屈曲した管腔臓器を直線状に伸長させていることから、管腔臓器の形状は保存されておらず、管腔臓器の内部の注目部分を詳細に観察するのには適していない。
したがって、管腔臓器の構造的特徴、ならびに、内視鏡的画像や伸長展開画像、伸長断面画像の特性に鑑みると、管腔臓器の内部を表す画像の観察の際には、まず伸長展開画像、伸長断面画像で全体的な観察を行い、そこで注目すべき部分を発見したら、内視鏡的画像でその部分の詳細を観察するというワークフローとすることが好ましいと考えられる。
これに対して、上記の特許文献1,2記載の手法では、伸長断面画像中の指定位置から中心投影画像の視点位置を決定するものの、生成される中心投影画像は、管芯線の方向を投影の中心とするものであり、中心投影画像中に伸長断面画像中の指定位置に対応する部分が含まれるとは限らない。
同様に、上記特許文献3記載の手法においても、伸長断面画像中の指定位置から任意断面像の断面位置を決定するものの、その位置におけるPerpendicularビューと同じ断面または管芯線の接線方向の断面による任意断面像中に指定位置に対応する部分が含まれるとは限らず、また、含まれていたとしても、その任意断面像の中央部の観察に適した位置に表示されるとは限らない。
また、特許文献4記載の手法は、展開図、断面図の相互の位置関係をそれぞれの画像に重畳表示するための手法であり、伸長展開画像中の指定された位置に応じて中心投影画像を生成するというワークフローを示唆するものではない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、屈曲した管腔上構造物を伸長した状態を表す伸長展開画像または伸長断面画像で全体的な観察を行い、その画像中で発見された注目位置の投影画像で詳細な観察を行うというワークフローをより効率的に実現する画像読影支援装置、方法、およびプログラムを提供することを目的とするものである。
本発明の第1の画像読影支援装置は、図1および図2に処理対象および処理結果の画像の一例を模式的に表したように、屈曲した管腔状構造物(TO)が表された3次元画像(V)中の該構造物(TO)の中心部を通る芯線(CL)上の複数の視点(VPm;m=1,2,・・・)の各々において、該視点(VPm)を始点とする前記芯線(CL)の周辺方向に向かう複数の視線ベクトル(R1mn;m=1,2,・・・, n=1,2,・・・)毎に、該視線ベクトル(R1mn)上および/または該視線ベクトル(R1mn)の近傍の画像情報を用いて、該視線ベクトル(R1mn)上の前記構造物が投影された投影画素(PPmn)の画素値を決定し、前記各視点(VPm)の並び順および前記各視点(VPm)における前記複数の視線ベクトル(R1mn)の並び順が保持されるように、該投影画素(PPmn)の各々を投影平面に配置した伸長展開画像(DV)を生成する伸長展開画像生成手段と、前記伸長展開画像(DV)中の前記各投影画素の位置(PPmn)と前記3次元画像(V)中の前記各視線ベクトル(VPm)との対応関係を特定しうる対応情報を記憶する対応情報記憶手段と、前記伸長展開画像(DV)中の注目位置(例えばPPuv)の指定を受け付ける位置指定受付手段と、前記対応情報記憶手段に記憶された対応情報に基づいて、該位置指定受付手段によって受け付けられた注目位置(PPuv)に対応する前記視線ベクトル(R1uv)を特定し、該特定された視線ベクトル(R1uv)の始点(VPu)を視点とし、該視線ベクトル(R1uv)の向きを投影の向きのほぼ中心とする中心投影、または、該特定された視線ベクトルの始点(VPu)の位置を視点のほぼ中心とし、該視線ベクトルの向き(R1uv)を投影の向きとする平行投影により、前記注目位置(PPuv)に対応する前記3次元画像中の位置(R1uv上の任意の位置)がほぼ中心に投影された投影画像を生成する投影画像生成手段とを設けたことを特徴とする。
本発明の第1の画像読影支援方法は、コンピュータが、屈曲した管腔状構造物が表された3次元画像中の該構造物の中心部を通る芯線上の複数の視点の各々において、該視点を始点とする前記芯線の周辺方向に向かう複数の視線ベクトル毎に、該視線ベクトル上および/または該視線ベクトルの近傍の画像情報を用いて、該視線ベクトル上の前記構造物が投影された投影画素の画素値を決定し、前記各視点の並び順および前記各視点における前記複数の視線ベクトルの並び順が保持されるように、該投影画素の各々を投影平面に配置した伸長展開画像を生成する処理と、前記伸長展開画像中の前記各投影画素の位置と前記3次元画像中の前記各視線ベクトルとの対応関係を特定しうる対応情報を記憶する処理と、前記伸長展開画像中の注目位置の指定を受け付ける処理と、記憶された前記対応情報に基づいて、受け付けられた前記注目位置に対応する前記視線ベクトルを特定し、該特定された視線ベクトルの始点を視点とし、該視線ベクトルの向きを投影の向きのほぼ中心とする中心投影、または、該特定された視線ベクトルの始点の位置を視点のほぼ中心とし、該視線ベクトルの向きを投影の向きとする平行投影により、前記注目位置に対応する前記3次元画像中の位置がほぼ中心に投影された投影画像を生成する処理とを行うことを特徴とする。
本発明の第1の画像読影支援プログラムは、コンピュータに上記第1の画像読影支援方法を実行させることを特徴とするものである。
以下、本発明の第1の画像読影支援装置・方法・プログラムの詳細について説明する。
「屈曲した管腔状構造物」の具体例としては、大腸等の生体の管腔臓器が挙げられる。
「該視点を始点とする前記芯線の周辺方向に向かう複数の視線ベクトル」は、視点を中心として放射状に存在し、その放射方向の範囲(中心角)は、120度、180度、360度等、任意である。
「画像情報」の具体例としては、その3次元画像の撮影・取得時に得られた信号強度(CT値等)、濃度値、輝度値、色信号値(R,G,B等)や、ボリュームレンダリング処理で利用される不透明度等が挙げられる。
「投影画素の画素値を決定」する処理、および、「(中心投影/平行投影により)前記注目位置に対応する前記3次元画像中の位置がほぼ中心に投影された投影画像を生成する」処理の具体例としては、視線に沿って複数の探索点を設定し、設定された複数の探索点および/またはその近傍の画像情報に基づいて投影画素の画素値を求める処理が挙げられ、このような処理としては、例えば、探索点の画素値の平均値を求める処理、探索点の画素値の最大値を抽出して投影するMIP(Maximum Intensity Projection;最大値投影)処理や最小値を抽出して投影するMinIP(Minimum Intensity Projection;最小値投影)処理、視線に沿った各探索点における不透明度(Opacity)と輝度値を積算していくことによって投影画素の画素値を求めるレイキャスティング法によるボリュームレンダリング処理等が挙げられる。
「各視点の並び順および各視点における複数の視線ベクトルの並び順が保持されるように、投影画素の各々を投影平面に配置した伸長展開画像を生成する」処理の具体例としては、各視点における視線ベクトル毎の投影画素を座標変換により1本のラインとして投影平面に射影し、各視点でのラインを視点の並び順に投影平面に配置する手法や、各視点における前記接線を軸とする短い円柱投影面の座標系に、その視点における視線ベクトル毎の投影画素を配置(投影)し、その円柱投影面を視点の並び順に接続し、接続された円柱投影面を座標変換によってさらに投影平面に展開する手法(例えば特開平8-249492号公報参照)等が挙げられる。
「前記伸長展開画像中の各位置と前記3次元画像中の前記各視線ベクトルとの対応関係を特定しうる対応情報」は、前記伸長展開画像中の1以上の投影画素の位置とそれらの投影画素に対応する視線ベクトルを関連づけたものと、前記伸長展開画像の上下方向および/または左右方向の位置関係と前記視点および視線ベクトルの位置関係とを関連づける情報とを適宜組み合わせたものとすればよい。ここで、後者の具体例としては、芯線上の先頭の視点から最後尾の視点までの距離、各視点の間隔、視線ベクトルの放射方向の範囲(中心角)、隣接する視線ベクトル間がなす角の角度等が挙げられる。
「対応情報に基づき、注目位置に対応する前記視線ベクトルを特定」する処理は、上記の対応情報とともに、伸長展開画像の上下・左右方向の画素数や画像サイズ、画素間隔等を適宜用いて比例計算等を行うことによって実現することができる。
なお、対応情報を、前記伸長展開画像中のすべての投影画素の位置と各投影画素に対応する視線ベクトルとを関連づけたものとし、これを参照することによって、注目位置に対応する前記視線ベクトルを特定するようにしてもよい。
本発明の第2の画像読影支援装置は、図1および図2に処理対象および処理結果の画像の一例を模式的に表したように、屈曲した管腔状構造物(TO)が表された3次元画像(V)中の該構造物(TO)の中心部を通る芯線(CL)上の複数の視点(VPm;m=1,2,・・・)の各々において、該視点(VPm)を始点とする前記芯線(CL)の周辺方向に向かう複数の視線ベクトル(R1mn;m=1,2,・・・, n=1,2,・・・)毎に、該視線ベクトル(R1mn)上および/または該視線ベクトル(R1mn)の近傍の画像情報を用いて、該視線ベクトル(R1mn)上の前記構造物が投影された投影画素(PPmn)の画素値を決定し、前記各視点(VPm)の並び順および前記各視点(VPm)における前記複数の視線ベクトル(R1mn)の並び順が保持されるように、該投影画素(PPmn)の各々を投影平面に配置した伸長展開画像(DV)を生成する伸長展開画像生成手段と、前記伸長展開画像(DV)中の前記各投影画素の位置(PPmn)と前記3次元画像(V)中の前記各視線ベクトル(VPm)との対応関係を特定しうる対応情報を記憶する対応情報記憶手段と、前記伸長展開画像(DV)中の注目位置(例えばPPuv)の指定を受け付ける位置指定受付手段と、前記対応情報記憶手段に記憶された対応情報に基づいて、該位置指定受付手段によって受け付けられた注目位置(PPuv)に対応する前記視線ベクトル(R1uv)を特定し、該視線ベクトル(R1uv)上において、該視線ベクトル(R1uv)に対応する投影画素(PPuv)の画素値の決定に対する寄与の度合が所定の基準を満たす程度に高い主投影位置(例えばPuv)を決定し、中心投影または平行投影により、該主投影位置(Puv)がほぼ中心に投影されるように投影画像を生成する投影画像生成手段とを設けたことを特徴とする。
本発明の第2の画像読影支援方法は、コンピュータが、屈曲した管腔状構造物が表された3次元画像中の該構造物の中心部を通る芯線上の複数の視点の各々において、該視点を始点とする前記芯線の周辺方向に向かう複数の視線ベクトル毎に、該視線ベクトル上および/または該視線ベクトルの近傍の画像情報を用いて、該視線ベクトル上の前記構造物が投影された投影画素の画素値を決定し、前記各視点の並び順および前記各視点における前記複数の視線ベクトルの並び順が保持されるように、該投影画素の各々を投影平面に配置した伸長展開画像を生成する処理と、前記伸長展開画像中の前記各投影画素の位置と前記3次元画像中の前記各視線ベクトルとの対応関係を特定しうる対応情報を記憶する処理と、前記伸長展開画像中の注目位置の指定を受け付ける処理と、記憶された前記対応情報に基づいて、受け付けられた前記注目位置に対応する前記視線ベクトルを特定し、該視線ベクトル上において、該視線ベクトルに対応する投影画素の画素値の決定に対する寄与の度合が所定の基準を満たす程度に高い主投影位置を決定し、中心投影または平行投影により、該主投影位置がほぼ中心に投影されるように投影画像を生成する処理とを行うことを特徴とする。
本発明の第2の画像読影支援プログラムは、コンピュータに上記第2の画像読影支援方法を実行させることを特徴とするものである。
以下、本発明の第2の画像読影支援装置・方法・プログラムの詳細について、上記の第1の画像読影支援装置・方法・プログラムと相違する点を中心に説明する。
「該視線ベクトル上において、該視線ベクトルに対応する投影画素の画素値の決定に対する寄与の度合が所定の基準を満たす程度に高い主投影位置を決定」する方法は、投影画素の画素値を決定する処理によって異なる。例えば、視線ベクトル上の探索点の画素値の平均値を求める処理やMIP処理の場合には、画素値が最大となる探索点の位置、MinIP処理の場合には、画素値が最小となる探索点の位置、ボリュームレンダリング処理の場合には、不透明度が最大となる探索点の位置を主投影位置とすることができる。
「中心投影または平行投影により、該主投影位置がほぼ中心に投影されるように投影画像を生成する」方法において、主投影位置がほぼ中心に投影されるのであれば、投影時の視点や視線方向は任意である。
本発明の第3の画像読影支援装置は、図3および図2に処理対象および処理結果の画像の一例を模式的に表したように、屈曲した管腔状構造物(TO)が表された3次元画像(V)中の該構造物(TO)の内部の複数の視点(VPmn;m=1,2,・・・、n=1,2,・・・)の各々を始点とする、前記各視点(VPmn)を通る曲面(CS)の一方の側の周辺方向に向かう複数の視線ベクトル(R2mn)毎に、該視線ベクトル(R2mn)上および/または該視線ベクトル(R2mn)の近傍の画像情報を用いて、該視線ベクトル(R2mn)上の前記構造物(TO)が投影された投影画素(PPmn)の画素値を決定し、前記各視点(VPmn)の並び順が保持されるように、該投影画素(PPmn)の各々を投影平面に配置した伸長断面画像(SV)を生成する伸長断面画像生成手段と、前記伸長断面画像(SV)中の前記各投影画素の位置(PPmn)と前記3次元画像(V)中の前記各視線ベクトル(R2mn)との対応関係を特定しうる対応情報を記憶する対応情報記憶手段と、前記伸長断面画像(V)中の注目位置(例えばPPuv)の指定を受け付ける位置指定受付手段と、前記対応情報記憶手段に記憶された対応情報に基づいて、該位置指定受付手段によって受け付けられた注目位置(PPuv)に対応する前記視線ベクトル(R2uv)を特定し、該視線ベクトル(R2uv)上において、該視線ベクトル(R2uv)に対応する投影画素(PPuv)の画素値の決定に対する寄与の度合が所定の基準を満たす程度に高い主投影位置(例えばPuv)を決定し、中心投影または平行投影により、該主投影位置(Puv)がほぼ中心に投影されるように投影画像を生成する投影画像生成手段とを設けたことを特徴とする。
本発明の第3の画像読影支援方法は、コンピュータが、屈曲した管腔状構造物が表された3次元画像中の該構造物の内部の複数の視点の各々を始点とする、前記各視点を通る曲面の一方の側の周辺方向に向かう複数の視線ベクトル毎に、該視線ベクトル上および/または該視線ベクトルの近傍の画像情報を用いて、該視線ベクトル上の前記構造物が投影された投影画素の画素値を決定し、前記各視点の並び順が保持されるように、該投影画素の各々を投影平面に配置した伸長断面画像を生成する処理と、前記伸長断面画像中の前記各投影画素の位置と前記3次元画像中の前記各視線ベクトルとの対応関係を特定しうる対応情報を記憶する処理と、前記伸長断面画像中の注目位置の指定を受け付ける処理と、記憶された前記対応情報に基づいて、受け付けられた前記注目位置に対応する前記視線ベクトルを特定し、該視線ベクトル上において、該視線ベクトルに対応する投影画素の画素値の決定に対する寄与の度合が所定の基準を満たす程度に高い主投影位置を決定し、中心投影または平行投影により、該主投影位置がほぼ中心に投影されるように投影画像を生成する処理とを行うことを特徴とする。
本発明の第3の画像読影支援プログラムは、コンピュータに上記第3の画像読影支援方法を実行させることを特徴とするものである。
以下、本発明の第3の画像読影支援装置・方法・プログラムの詳細について、上記の第1、第2の画像読影支援装置・方法・プログラムと相違する点を中心に説明する。
「前記各視点を通る曲面」の具体例としては、前記管腔状構造物の中心部を通る芯線を通る曲面が考えられる。
「前記各視点の並び順が保持されるように、該投影画素の各々を投影平面に配置した伸長断面画像を生成する」処理の具体例としては、前記曲面が前記芯線を通るものであり、前記曲面上で前記芯線に垂直な方向の複数のライン上に複数の視点が設定された場合、各ラインについて、前記曲面上の1本のライン上の各視点における視線ベクトルに対応する投影画素を、座標変換により、投影平面上に1本のラインとして射影し、その際、前記曲面上での各ラインの並び順が保たれるように投影平面に射影する手法や、前記特許文献1から3記載の手法等が挙げられる。
「前記伸長断面画像中の各位置と前記3次元画像中の前記各視線ベクトルとの対応関係を特定しうる対応情報」は、前記伸長断面画像中の1以上の投影画素の位置とそれらの投影画素に対応する視線ベクトルを関連づけたものと、前記伸長断面画像の上下方向および/または左右方向の位置関係と前記視線ベクトルの視点(始点)の位置関係とを関連づける情報とを適宜組み合わせたものとすればよい。ここで、後者の具体例としては、管腔上構造物の両端に位置する視点間の距離、各視点の間隔等が挙げられる。
「対応情報に基づき、注目位置に対応する前記視線ベクトルを特定」する処理は、上記の対応情報とともに、伸長断面画像の上下・左右方向の画素数や画像サイズ、画素間隔等を適宜用いて比例計算等を行うことによって実現することができる。
なお、対応情報を、前記伸長断面画像中のすべての投影画素の位置と各投影画素に対応する視線ベクトルとを関連づけたものとし、これを参照することによって、注目位置に対応する前記視線ベクトルを特定するようにしてもよい。
「中心投影または平行投影により、該主投影位置がほぼ中心に投影されるように投影画像を生成する」方法において、主投影位置がほぼ中心に投影されるのであれば、投影時の視点や視線方向は任意である。例えば図4に模式的に示したように、主投影位置(Puv)から最も近い、前記構造物(TO)の中心部を通る芯線(CL)上の点(Q)を視点とし、該視点(Q)から前記主投影位置(Puv)に向かう向きを投影の向きのほぼ中心とする中心投影によって投影画像を生成する方法や、この点(Q)を視点のほぼ中心とし、該視点(Q)から前記主投影位置(Puv)に向かう向きを投影の向きとする平行投影によって投影画像を生成する方法が考えられる。
本発明によれば、屈曲した管腔状構造物を直線状に伸長させた伸長展開画像や伸長断面画像中の各投影画素の位置と、それらの画像を生成する際の3次元画像中の各視線ベクトルとの対応関係を特定しうる対応情報を記憶しておくことによって、この対応情報に基づいて、指定された注目位置に対応する視線ベクトルを特定し、特定された視線ベクトルに基づいて、注目位置が投影の中心となる中心投影や平行投影による投影画像を生成したり、特定された視線ベクトルに基づいて、その視線ベクトルにおける投影画素の決定への寄与が大きい主投影位置を決定し、決定された主投影位置が投影の中心となる中心投影や平行投影による投影画像を生成したりすることができる。したがって、伸長展開画像または伸長断面画像で全体的な観察を行った後、その画像中で発見された注目位置を指定すれば、その注目位置の3次元画像中での位置等をさらに指定することなく、自動的にその注目位置や主投影位置が投影の中心となる投影画像が生成され、これを観察することができるので、屈曲した管腔状構造物を表す画像の観察における全体から部分・詳細へというワークフローがより効率的なものとなる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態となる画像読影支援装置が実装された3次元医用画像処理システムについて説明する。
図5は、3次元医用画像処理システムの概要を示すハードウェア構成図である。図に示すように、このシステムでは、モダリティ1と、画像保管サーバ2と、画像処理ワークステーション3とが、ネットワーク9を経由して通信可能な状態で接続されている。
モダリティ1は、被検体を表す3次元医用画像(ボクセルデータ)Vを取得するものであり、具体的には、CT装置やMRI装置、超音波診断装置等である。
画像保管サーバ2は、モダリティ1で取得された3次元医用画像Vや画像処理ワークステーション3での画像処理によって生成された医用画像を画像データベースに保存・管理するコンピュータであり、大容量外部記憶装置やデータベース管理用ソフトウェア(たとえば、ORDB(Object Relational Database)管理ソフトウェア)を備えている。
画像処理ワークステーション3は、読影者からの要求に応じて、モダリティ1や画像保管サーバ2から取得した3次元医用画像Vに対して画像処理を行い、生成された画像を表示するコンピュータであり、特に、読影者からの要求を入力するキーボードやマウス等の入力装置と、取得した3次元医用画像Vを格納可能な容量の主記憶装置と、生成された画像を表示するディスプレイとを備えている。本発明の画像読影支援装置は、この画像処理ワークステーション3に実装されており、この装置における処理は、CD−ROM等の記録媒体からインストールされたプログラムを実行することによって実現される。また、プログラムは、インターネット等のネットワーク経由で接続されたサーバからダウンロードされた後にインストールされたものであってもよい。
画像データの格納形式やネットワーク9経由での各装置間の通信は、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)等のプロトコルに基づいている。
図6は、画像処理ワークステーション3の本発明の第1の実施形態となる画像読影支援装置の機能を示すブロック図である。図に示すように、この装置は、大腸抽出部11、芯線抽出部12、伸長展開画像生成部13、対応情報記憶部14、視点設定受付部15、位置指定受付部16、投影画像生成部17から構成され、大腸抽出部11が、入力された3次元画像Vから大腸の領域を表す画像VLIを抽出し、芯線抽出部12が、大腸のVLIの管の中心部を通る芯線CLを抽出し、伸長展開画像生成部13は、大腸の領域を表す画像VLI、初期の視点位置または視点設定受付部15で受け付けられた視点情報VP、および芯線CLに基づいて伸長展開画像DVを生成するとともに、対応情報PR(後述)を対応情報記憶部14に記憶させ、位置指定受付部15が、伸長展開画像DV中の注目位置POIの指定を受け付け、投影画像生成部17は、伸長展開画像DV、対応情報PR、注目位置POIに基づき、注目位置POIを投影の中心とする投影画像PVを生成する。以下、各処理部等の詳細について説明する。
本実施形態では、3次元画像Vは、人体の腹部のCTによる撮影で得られたものとする。
大腸抽出部11は、まず、3次元画像Vから得られる、人体の腹部が含まれる、体軸に垂直な断面(軸位断;axial)による軸位断画像の各々について、公知の手法により、体表を基準に体外と体内領域を分離する処理を行う。具体例としては、入力された軸位断面像に対して二値化処理を施し、輪郭抽出処理により輪郭を抽出し、その抽出した輪郭内部を体内(人体)領域として抽出する方法等が挙げられる。次に、体内領域を対象に閾値による2値化処理を行い、各軸位断画像における大腸の領域の候補を抽出する。具体的には、大腸の管内には空気が入っているため、空気領域を抽出するような閾値を設定して2値化を行い、各軸位断画像の体内の空気領域を抽出する。最後に、図7(a)に模式的に示したように、軸位断画像間で、空気領域がつながる部分のみを大腸領域を表す画像VLIとして抽出する。図7(b)は、抽出された大腸領域に対してボリュームレンダリング処理を行うことによって生成された画像の例である。
芯線抽出部12は、公知の手法により、抽出された大腸領域VLIから大腸の管の中心部を通る芯線CLを抽出する。具体例としては、大腸抽出部11の最後の処理で得られる、空気領域がつながる部分のみを抽出した2値化画像、すなわち大腸領域を表す2値化画像に対して3次元の細線化処理を行う方法(上記特許文献3参照)等が挙げられる。
なお、大腸抽出部11や芯線抽出部12の処理結果を手作業で修正するためのユーザインターフェースをさらに提供してもよい。具体例としては、3次元画像Vから得られる軸位断画像毎に、抽出された大腸の領域VLIや芯線CLを強調して軸位断画像に重畳して表示し、ユーザが、軸位断画像毎に抽出結果が誤っている領域や芯線(画像上では点)を、画像処理ワークステーション3のマウス等を操作して修正を行うインターフェースが挙げられる。
図8は、伸長展開画像生成部13が行う処理の詳細を模式的に表したものである。
まず、複数の視点VPm(m=1,2,・・・,M)の位置を特定しうる視点情報VPおよび視点VPmを設定すべき曲線、すなわち大腸の芯線CLの情報を入力として、伸長展開画像DVの生成のための複数の視点VPmの位置を決定する(#21)。ここで、入力される視点情報VPとは、例えば、最初に生成される伸長展開画像DVの初期位置(例えば抽出された大腸の芯線の終端点)の情報である。伸長展開画像生成部13は、この初期位置から、入力された芯線CLに沿って、所定の間隔で、所定数Mの視点VP1, VP2,・・・,VPMを設定する。なお、視点の間隔は、例えば、伸長展開画像生成部13のプログラムの起動パラメータとして与えることができる。または、現在表示されている伸長展開画像DVに対する曲線(芯線CL)方向の移動量を表す情報も視点情報VPの一例となりうる。この場合、現在表示されている伸長展開画像DVに対応する各VPm視点を、芯線CLに沿って、入力された移動量だけ移動させた点が、次に生成すべき伸長展開画像DVの視点VPmの位置となる。
次に、各視点VPmを始点とする視線ベクトルR1mn(n=1,2,・・・,N)と各視点VPmにおける曲線(芯線)CLの接線ベクトルTVmとのなす角の角度θmnを決定する(#22)。本実施形態では、すべての視線ベクトルR1mnについて、共通の角度90度とする。なお、接線ベクトルTVmは、図1に示したように、各視点VPmにおける曲線(芯線)CLの接線方向のベクトルであって、曲線(芯線)CLに沿って、複数の視点VPmのうちの最後尾の視点VPMから先頭の視点VP1に向かう向きのものである。
上記のように、各視線ベクトルにおける角度θmの決定後、伸長展開画像生成部13は、各視点VPmにおけるN個の視線ベクトルR1mnを決定する(#23)。この処理は、視点VPm毎に並列処理として行うことができる。図9は、伸長展開画像生成部13が設定する視線ベクトルR1mnを、視点VPmの接線方向から見たものであり、図に示したように、視線ベクトルR1mnは、視点VPmを視点として放射状に設定される。このときの中心角は、予め起動パラメータ等で与えられた値、あるいは、ユーザによって入力された値とすることができる。図9(a)は中心角が120度、(b)は180度、(c)は360度の例であり、中心角が360度の場合、図9(c)に示したように、視線ベクトルR1m1とRmNを一致させてもよい。
次に、伸長展開画像生成部13は、視線ベクトルR1mn毎に、視線ベクトルR1mn上および/または視線ベクトルR1mnの近傍の画像情報を用いて、視線ベクトルR1mn上の3次元画像Vに表された構造物が投影された投影画素PPmnの画素値を決定する(#24)。この処理も、視線ベクトルR1mn毎に並列処理として行うことができる。本実施形態では、投影画素PPmnの画素値の決定方法の一例として、レイキャスティング法を用いたボリュームレンダリング処理を用いる。具体的には、以下のようにして求める。
予めCT値等に基づいて被検体の組織毎に不透明度αおよび色情報cを定義しておき、これに基づいて、3次元医用画像Vの各ボクセルでの不透明度αおよび色情報cをボクセルデータとして保持しておく。まず、視線ベクトルR1mnに沿って3次元医用画像Vを所定の間隔でサンプリングした複数の探査点Pi(i=1、2、・・・、I)を設定する。次に、各探査点Piにおける輝度値b(Pi)を次式(1)により算出する。
ここで、hは、拡散反射によるシェーディング係数である。なお、本実施形態では、環境光や鏡面反射光については考慮していない。また、N(Pi)はその探査点PiにおけるCT値の勾配により規定される面の法線ベクトル、Lは、探査点Piから予め与えられた光源Sへの単位方向ベクトル、「・」はベクトルの内積、c(Pi)は探査点Piにおける色情報であり、必要に応じて、近傍のボクセルの色情報を用いた補間計算により求める。
また、各探査点Piにおける不透明度α(Pi)は、必要に応じて、近傍のボクセルの不透明度を用いた補間計算により求める。
そして、次式(2)に示すように、各探査点Piにおける輝度値b(Pi)と不透明度α(Pi)の積を加算していき、不透明度αの累積値が所定の閾値となるか、または視線ベクトルR1mnが対象としている3次元医用画像Vから抜け出たとき、その視線ベクトルR1mnに対する処理を終了し、加算結果をその視線ベクトルR1mnにおける投影画素PPmnの画素値Cとして決定する。
上記の処理により、各視点VPmにおける視線ベクトルR1mn毎に投影画素PPmnの画素値を算出した後、伸長展開画像生成部13は、視点VPm毎に、各視線ベクトルR1mnにおける投影画素PPmnを、視線ベクトルR1mnの並び順に、すなわちn=1,2,・・・,Nの順に、1ラインとして投影平面に射影することにより、伸長展開画像DVを生成する(#25)。ここで、投影平面上での各ラインの並び順は、視点VPmの並び順、すなわち、m=1,2,・・・,Mの順である。図2は、投影平面(伸長展開画像DV)における、各投影画素PPmnの射影位置を模式的に表したものである。なお、図10は、視点VPmを原点とする座標空間における視線ベクトルR1mnの向きと伸長展開画像DVの座標平面における視線ベクトルR1mnによる投影画素PPmnの位置関係を表したものである。図10(a)のように、視点VPmを原点、接線ベクトルTLmの方向をz軸、視線ベクトルR1m1の方向をx軸とした座標空間において、視線ベクトルR1m1の向きを基準とし、視線ベクトルR1m1とR1mnのなす角の角度をβ、視点VPmにおける視線ベクトルR1m1からR1mNまでの放射角(中心角)をβ0とする。一方、図10(b)のように、伸長展開画像DVの左右方向(曲線(芯線CL)に垂直な上記ライン方向)の幅をw、視線ベクトルR1m1における投影画素PPm1の左右方向の射影位置を0、視線ベクトルR1mnにおける投影画素PPmnの左右方向の射影位置をxとする。ここで、図10(a)のz軸周りにβ度回転させる回転行列をRotZ(β)とすると、次式(3)が成り立つ。
したがって、この式(3)に基づいて、すなわち、各視点VPmにおける視線ベクトルR1mnと基準となる視線ベクトル(例えばR1m1)とがなす角βの視線ベクトルR1m1からR1mNまでの放射角β0に対する比率が、展開画像DVにおけるその視線ベクトルR1mnに対応する投影画素PPmnの左右方向(ライン方向)の位置の展開画像DVの左右方向(ライン方向)の幅に対する比率と一致するように、各投影画素PPmnの展開画像DV上における左右方向(ライン方向)の位置を決定することができる。
一方、伸長展開画像DVの上下方向(芯線CL方向)に対応する方向、すなわち視点VPmが並ぶ方向)の射影位置については、例えば、視点VP1における上記ラインを伸長展開画像DVの最上部、視点VPNにおける上記ラインを伸長展開画像DVの最下部とし、その間の視点VP2, VP3,・・・VPM-1における上記ラインは、3次元医用画像Vの座標空間における視点VPmの間隔に応じて配置すればよい。
図13(a)の画像は、伸長展開画像生成部13による以上の処理で生成される伸長展開画像DVの一例である。
対応情報記憶部14は、画像処理ワークステーション3の主記憶装置の所定の領域であり、本実施形態では、伸長展開画像DVの先頭の視点VP1の3次元画像Vの座標系における位置を対応情報PRとして記憶しているものとする。
視点設定受付部15は、現在表示されている伸長展開画像DVに対する曲線(芯線CL)方向の移動量の入力を受け付けるユーザインターフェースを提供する。具体例としては、画像処理ワークステーション3のディスプレイに表示されている伸長展開画像DVに対するマウスのクリック操作等によって、伸長展開画像DVを選択した後、マウスのホイール部を回転させたり、キーボードの上下矢印キーを押下したりすることによって、その回転量や押下回数(押下時間)を、伸長展開画像DVに対する曲線(芯線CL)方向の移動量の入力として受け付けるユーザインターフェースが挙げられる。なお、上記回転量や押下回数(押下時間)から上記移動量への換算は、予め計算式を用意しておけばよい。また、体の外側からみた大腸の画像(図7(b)参照)やそれに芯線CLを重畳した画像をディスプレイに表示し、その画像に対して、新たな視点の位置を設定可能にするユーザインターフェースであってもよい。
位置指定受付部16は、現在表示されている伸長展開画像DV中の位置の指定を受け付けるユーザインターフェースを提供する。例えば、図13(a)に例示された伸長展開画像DV中の注目位置POIをマウスでクリックすることにより、位置指定受付部16は、伸長展開画像DVの座標系におけるクリックされた位置POI(例えば図2のPPuv)の座標を取得する。
投影画像生成部17は、対応情報記憶部14に記憶された対応情報PRに基づいて、位置指定受付部16によって受け付けられた注目位置POI(PPuv)に対応する視線ベクトルR1uvを特定し、特定された視線ベクトルR1uvの始点VPuを視点とし、視線ベクトルR1uvの向きを投影の向きの中心とする中心投影により、注目位置PPuvに対応する3次元画像V中の位置(R1uv上の任意の位置)が中心に投影された投影画像PVを生成する。以下、詳細について説明する。
[1] 注目位置に対応する視点の3次元画像の座標系における位置の特定
投影画像生成部17は、まず、位置指定受付部16によって受け付けられた注目位置POI(PPuv)の伸長展開画像DVの座標系における座標から、注目位置POI(PPuv)が伸長展開画像DVの上下方向(芯線CLの方向)における何番目の画素であるかを特定する。ここではu番目の画素である。次に、対応情報記憶部14に記憶された対応情報PR、すなわち、伸長展開画像DVの先頭の視点VP1の3次元画像Vの座標系における位置と、本実施形態では伸長展開画像生成部13のプログラムの起動パラメータとして与えられた視点間隔とに基づき、u番目の視点、すなわち、芯線CL上における投影画素PPuvに対応する視点VPuの3次元画像Vの座標系における位置を特定する。
[2] 注目位置に対応する視線ベクトルの3次元画像の座標系における向きの特定
一方、投影画像生成部17は、位置指定受付部16によって受け付けられた注目位置POI(PPuv)の伸長展開画像DVの座標系における座標から、注目位置POI(PPuv)が伸長展開画像DVの左右方向(ライン方向)における何番目の画素であるかを特定する。ここではv番目の画素である。次に、伸長展開画像DVの左右方向(ライン方向)における1番目の画素からv番目までの間の幅xを求め、この幅xと伸長展開画像DVの画像幅w、ならびに、予め決められた、基準となる視線ベクトルR1u1の向きと視線ベクトルR1u1からR1uNまでの放射角(中心角)β0とに基づくと、視線ベクトルR1u1とR1uvのなす角の角度βは、β0×x/wとなるから、上式(3)により、注目位置PPuvに対応する視線ベクトルR1uvの図10(a)の座標系(以下、投影計算平面の座標系という)における向きが求められる。
さらに、投影画像生成部17は、視線ベクトルR1uvの3次元画像Vの座標系における向きを求める。図11は、投影計算平面の座標系C1と3次元画像Vの座標系C0の関係を模式的に表したものである。図に示したように、3次元画像Vの座標系C0から見た投影計算平面の座標系C1の傾きを表す行列をTとし、視線ベクトルR1uvの投影計算平面の座標系における向きをC1(R1uv)とすると、視線ベクトルR1uvの3次元画像Vの座標系における向きC0(R1uv)は、次式(4)により求められる。
0(R1uv)=T*C1(R1uv) (4)
ここで、「*」は行列の積を表す。
[3] 投影画像の生成
投影画像生成部17は、以上の処理によって求められた3次元画像Vの座標系における視点VPuの位置C0(VPu)、視線ベクトルR1uvの向きC0(R1uv)を用いて、図12(a)に模式的に表したように、視線ベクトルR1uvの始点VPuを視点とし、視線ベクトルR1uvの向きを投影の向きの中心とする中心投影により、投影画像PVを生成する。中心投影法の具体的内容は、本実施形態ではボリュームレンダリング法とする。この中心投影における視線ベクトル毎の投影画素の算出方法は、上式(1)(2)と同様である。図13(b)の画像は、上記の処理によって作成された中心投影画像PVの一例であり、注目位置(PPuv)に対応する3次元画像V中の位置(R1uv上の任意の位置)が画像の中心に投影されている。
なお、投影画像生成部17は、図12(b)に模式的に表したように視線ベクトルR1uvの始点(VPu)の位置を視点の中心とし、視線ベクトルR1uvの向きを投影の向きとする平行投影により、平行投影画像PVを生成するようにしてもよい。
次に、図14のフローチャート、図6のブロック図等を用いて、本発明の画像読影支援装置によって実現されるワークフローについて説明する。
まず、画像診断医等のユーザは、画像処理ワークステーション3に表示される診断対象の画像リストから所望の3次元画像Vを選択する操作を行うと(#1)、その3次元画像Vの軸位断による断面画像がディスプレイに表示される。
次に、ユーザが、その3次元画像Vに基づく診断を行うために、画像処理ワークステーション3のディスプレイに表示されているメニュー画面から「大腸解析」を選択すると(#2)、大腸抽出部11が、入力された3次元画像Vから大腸の領域を表す画像VLIを抽出し(#3)、芯線抽出部12が、大腸のVLIの管の中心部を通る芯線CLを抽出する(#4)。ここで、ユーザは、抽出結果を画面で確認し、必要に応じて、抽出結果の手修正を行う。
芯線が確定した後、ユーザが上記メニュー画面から「伸長展開画像の生成」を選択すると、伸長展開画像生成部13は、このプログラムの起動パラメータに基づいて、芯線CLの下端(大腸の終端部)を伸長展開画像DVの初期展開位置(視点)に決定し、その位置に基づいて、M個の視点VPm(m=1,2,・・・,M)を芯線CL上に設定し、設定された各視点VPmにおける視線ベクトルR1mn(n=1,2,・・・,N)とその視点VPmにおける接線ベクトルTVmのなす角の角度θmを決定する。次に、視点VPm毎の並列処理により、各視点VPmにおける視線ベクトルR1mnの向きを決定し、さらに、視線ベクトルR1mn毎の並列処理により、視線ベクトルR1mn上および/または視線ベクトルR1mnの近傍の画像情報を用いて、視線ベクトルR1mn上の3次元画像Vに表された構造物が投影された投影画素PPmnの画素値を決定する。そして、視点VPm毎に、各視線ベクトルR1mnにおける投影画素PPmnを、視線ベクトルR1mnの並び順に、すなわちn=1,2,・・・,Nの順に、1ラインとして、各視点VPmの並び順、すなわち、m=1,2,・・・,Mの並び順が保持されるように投影平面に射影することにより、伸長展開画像DVを生成する(#6)。なお、このとき、先頭の視点VP1の3次元画像Vの座標系における座標が対応情報PRとして対応情報記憶部14に記憶されている。
生成された伸長展開画像DVは画像処理ワークステーション3のディスプレイに表示される。ユーザが、例えば図13(a)のような伸長展開画像DVを観察し、さらに芯線CLに沿った先の画像を観察したいと考えた場合、伸長展開画像DVをクリックした後にマウスのホイールを前進回転させると、視点設定受付部15は、その回転量を取得し、伸長展開画像DVに対する曲線(芯線CL)方向の移動量の入力として受け付け、伸長展開画像生成部13に、その移動量を視点情報VPとして引き渡す(#7; YES)。
伸長展開画像生成部13は視点設定受付部15が取得した視点の移動量の情報VPに基づいて次に生成する伸長展開画像DVの視点VPmを設定し、以下、上記と同様の処理により新たな伸長展開画像DVを生成する(#6)。画像処理ワークステーション3は伸長展開画像DVの表示を新たに生成された画像に更新し、ユーザは更新された伸長展開画像を観察する。なお、このとき、対応情報記憶部14に記憶されている先頭の視点VP1の3次元画像Vの座標系における座標も更新されている。
次に、ユーザが、例えば図13(a)に示したような伸長展開画像DVの注目すべき位置POIをクリックして指定すると、位置指定受付部16が、クリックされた位置POI(例えば図2のPPuv)の伸長展開画像DVの座標系における座標を取得する(#8; YES)。
投影画像生成部17は、対応情報PRと、クリックされた位置POI(PPuv)の伸長展開画像DVの座標系における座標に基づき、その位置PPuvに対応する視点VPuの3次元画像Vの座標系における位置を特定するとともに、投影計算平面の座標系における、その位置PPuvに対応する視線ベクトルRuvの向きを求め、さらに、投影計算平面の座標系における視線ベクトルRuvの向きを3次元画像Vの座標系における向きに変換する。そして、3次元画像Vの座標系における視点VPuと視線ベクトルRuvの向きに基づいて中心投影または平行投影による投影画像PVを生成する(#9)。生成された投影画像PVは画像処理ワークステーション3のディスプレイに表示される。
このように、本発明の第1の実施の形態となる画像読影装置が実装された3次元医用画像処理システムでは、伸長展開画像生成部13は、大腸の領域を表す画像VLI、初期の視点位置または視点設定受付部15で受け付けられた視点情報VP、および芯線CLに基づいて伸長展開画像DVを生成するとともに、対応情報PRを対応情報記憶部14に記憶させ、位置指定受付部15が伸長展開画像DV中の注目位置POIの指定を受け付けると、投影画像生成部17は、伸長展開画像DV、対応情報PR、注目位置POIに基づき、注目位置POIを投影の中心とする投影画像PVを生成する。したがって、伸長展開画像DVで全体的な観察を行った後、その画像DV中で発見された注目位置POIを指定すれば、その注目位置POIの3次元画像V中での位置等をさらに指定することなく、自動的にその注目位置POIを投影の中心となる投影画像DVが生成され、これを観察することができるので、屈曲した管腔状構造物を表す画像の観察における全体から部分・詳細へというワークフローがより効率的なものとなる。
次に、本発明の第2の実施形態として、伸長展開画像DVの代わりに伸長断面画像SVを生成する場合について説明する。図15は、本発明の第2の実施形態となる画像読影支援装置の機能を示すブロック図である。図に示すように、伸長展開画像生成部13が伸長断面生成部18に置換された構成となっている。また、対応情報PRの内容や投影画像生成部17の処理の内容も上記実施形態とは異なっている。以下、これらの相違点を中心に説明する。
伸長断面画像生成部18は、大腸VLIの芯線CLを通る曲面CS上の複数の視点VPmn(m=1,2,・・・,M、n=1,2,・・・,N)を始点とする視線ベクトルR2mn毎に、視線ベクトルR2mn上および/または視線ベクトルR2mnの近傍の画像情報を用いて、視線ベクトルR2mn上の大腸VLIが投影された投影画素PPmnの画素値を決定し、各視点VPmnの並び順が保持されるように、投影画素PPmnの各々を投影平面に配置した伸長断面画像SVを生成するものである。
図16は、伸長断面画像生成部18が行う処理の詳細を模式的に表している。また、図17は、この処理によって視点や視線ベクトルが設定される様子を模式的に表したものである。
まず、上記第1の実施形態と同様に、大腸VLIの芯線CL上に複数の視点(VPmCとする)を設定する(#31)。
次に、芯線CL上に複数の視点VPmCを始点とする視線ベクトルR2mC(n=1,2,・・・,N)と各視点VPmCにおける曲線(芯線)CLの接線ベクトルTVmとのなす角の角度θmCを決定する(#32)。本実施形態では、すべての視線ベクトルR2mCについて、角度θmCは90度とし、伸長断面画像生成部18のプログラムの起動パラメータとして与えられたものとする。なお、接線ベクトルTVmは、各視点VPmCにおける芯線CLの接線方向のベクトルであって、芯線CLに沿って、複数の視点VPmCのうちの最後尾の視点VPMCから先頭の視点VP1Cに向かう向きのものである。なお、視点ベクトルR2mCを大腸VLIのどちら側に向かうベクトルとするかについても上記のパラメータとして与えられるものとする。詳細については後述する(図19参照)。
次に、視点VPmC(m=1,2,・・・,M)毎に、接線ベクトルTVmおよび視線ベクトルR2mCに垂直なライン上に、視点VPmn(n=1,2,・・・,N)を設定し、各視点VPmnを始点とする視線ベクトルR2mCに平行な視線ベクトルR2mnを決定する(#33)。この処理は、視点VPmC毎に並列処理として行うことができる。なお、図17の曲面CSは各視点VPmnのすべてを通る曲面を表している。
伸長断面画像生成部18は、上記第1の実施形態と同様にして、視線ベクトルR2mn毎の並列処理により、視線ベクトルR2mn上の3次元画像Vに表された構造物が投影された投影画素PPmnの画素値を決定する(#34)。
最後に、上記ライン毎、すなわち、視点VPmnのmの値が同じ視点毎に、各視線ベクトルR2mnにおける投影画素PPmnを、視線ベクトルR2mnの並び順に、すなわちn=1,2,・・・,Nの順に1ラインとして投影平面に射影することにより、伸長断面画像SVを生成する(#35)。ここで、投影平面上での各ラインの並び順は、視点VPmの並び順、すなわち、m=1,2,・・・,Mの順である。図2は、投影平面(伸長断面画像SV)における、各投影画素PPmnの射影位置を模式的に表したものである。
ここで、本実施形態では、ライン上の視線ベクトルR2mn(n=1,2,・・・,N)は平行であるから、ライン方向の視線VPmn(n=1,2,・・・,N)の間隔は、そのまま、伸長断面画像SVにおける投影画素PPmn(n=1,2,・・・,N)の画素間隔となる(図20参照)。
一方、伸長断面画像SVの上下方向(芯線CL方向)に対応する方向、すなわち視点VPmC(m=1,2,・・・,Mが並ぶ方向)の射影位置については、例えば、視点VP1Cにおける上記ラインを伸長断面画像SVの最上部、視点VPNCにおける上記ラインを伸長断面画像SVの最下部とし、その間の視点VP2C, VP3C,・・・VP(M-1)Cにおける上記ラインは、3次元医用画像Vの座標空間における視点VPmCの間隔に応じて配置すればよい。
図18は、伸長断面画像生成部18による以上の処理で生成される伸長断面画像SVの一例である。図に示したように、伸長断面画像SVは、曲面CSによる大腸VLIの断面となるため、大腸VLIの管を切り開いた様子を表す伸長展開画像DVよりも芯線CLに垂直な方向の表示範囲が狭くなる。
そこで、複数の伸長断面画像SVを組み合わせて、大腸VLIの全周方向が確認できるようにしてもよい。図19は、その一例を模式的に表したものである。図は、大腸VLIを芯線CLに垂直な方向でスライスした断面を表している。図に示したように、中心角が180度の3つの伸長断面画像SV1,SV2,SV3を、両端を60度ずつ重複させて生成する。曲面CS1、CS2、CS3は、各々、伸長断面画像SV1,SV2,SV3の生成の際の視点が含まれる曲面である。このように、伸長断面画像の左右の端部を重複させて複数の伸長断面画像SV1,SV2,SV3を生成すれば、注目領域が複数の画像にまたがって見づらくなることも回避できる。
対応情報記憶部14は、本実施形態では、芯線CLを通る視点VPmCのうち伸長断面画像SVの先頭の視点VP1Cの3次元画像Vの座標系における位置を対応情報PRとして記憶しているものとする。
投影画像生成部17は、対応情報記憶部14に記憶された対応情報PRに基づいて、位置指定受付部16によって受け付けられた注目位置POI(例えばPPuv)に対応する視線ベクトルR2uvを特定し、視線ベクトルR2uv上において、視線ベクトルR2uvに対応する投影画素PPuvの画素値の決定に対する寄与の度合が所定の基準を満たす程度に高い主投影位置(例えばPuv)を決定し、中心投影または平行投影により、主投影位置Puvが中心に投影されるように投影画像を生成する。以下、詳細について説明する。
[1] 注目位置に対応するライン上かつ芯線上の視点の3次元画像の座標系における位置の特定
投影画像生成部17は、まず、位置指定受付部16によって受け付けられた注目位置POI(PPuv)の伸長断面画像SVの座標系における座標から、注目位置POI(PPuv)が伸長断面画像SVの上下方向(芯線CLの方向)における何番目の画素であるかを特定する。ここではu番目の画素である。次に、対応情報記憶部14に記憶された対応情報PR、すなわち、伸長断面画像SVの先頭の視点VP1Cの3次元画像Vの座標系における位置と、本実施形態では伸長断面画像生成部18のプログラムの起動パラメータとして与えられた視点間隔とに基づき、u番目の視点、すなわち、芯線CL上における投影画素PPuCに対応する視点VPuCの3次元画像Vの座標系における位置を特定する。
[2] 注目位置に対応する視点・視線ベクトルの投影計算平面の座標系における位置と向きの特定
投影画像生成部17は、次に、図20(a)のように各ラインにおける座標系(投影計算平面における座標系)における視点VPuvの位置および視線ベクトルR2uvの向きを求める。
図20(a)は、視点VPuCを原点とする投影計算平面の座標系における視点VPuvの位置と視点視線ベクトルR2uvの向きを表したものであり、図20(b)は、伸長断面画像SVの座標平面における視線ベクトルR2uvによる投影画素PPuvの位置を表したものである。
図20(a)のように、芯線CL上の視点VPuC、すなわち視点VPu1,VPu2,・・,VPuNの並ぶラインの中点を原点、接線ベクトルTLuの方向をz軸、視点VPun(n=1,2,・・・,N)の並ぶラインの方向をx軸とすると、視線ベクトルR2uvの方向はy軸方向となる。
次に視点VP uvの投影計算平面の座標系における位置を特定する。投影画像生成部17は、位置指定受付部16によって受け付けられた注目位置POI(PPuv)の伸長展開画像DVの座標系における座標から、注目位置POI(PPuv)が伸長断面画像SVの左右方向(ライン方向)における何番目の画素であるかを特定する。ここではv番目の画素である。次に、図20(b)に示したように、伸長断面画像SVの左右方向(ライン方向)における中点O、すなわち、C番目の画素(芯線を通る投影画素PPuC)からv番目までの間の幅xを求める。ここで、各視線ベクトルR2un(n=1,2,・・・,N)は互いに平行であるから、図20(b)の中点Oから投影画素PPuNまで幅w/2、C番目の画素(芯線を通る投影画素PPuC)からv番目までの間の幅xは、そのまま、各々、図20(a)における視点VPuCから視点VPuNまでの幅、視点VPuCから視点VPuvまでの幅となる。図20(a)において、視点VPun(n=1,2,・・・,N)の並ぶラインの方向を表すベクトルをVLとし、ライン方向における視点VPuvの位置を表すベクトルをPxとすると、次式(5)が成り立つ。
このPxが、投影計算平面における視点VPuvの位置を表すベクトルとなる。
[3] 注目位置に対応する視線ベクトル上の主投影位置の決定
次に、投影画像生成部17は、図20(a)に示したように、視線ベクトルR2uv上で、視線ベクトルR2uvに対応する投影画素PPuvの画素値の決定に対する寄与の度合が所定の基準を満たす程度に高い主投影位置Puvを決定する。本実施形態では、投影画素PPmnの画素値を算出する際にボリュームレンダリング処理を行っているので、視線ベクトルR2uv上の探索点のうち、不透明度が最大となる点を主投影位置Puvと決定する。ここで、主投影位置Puvは投影計算平面の座標系における位置として求まるので、次のようにして3次元画像Vの座標系における位置に変換する。
図21は、投影計算平面の座標系C1と3次元画像Vの座標系C0の関係を模式的に表したものである。第1の実施形態における図11と同様に、3次元画像Vの座標系C0から見た投影計算平面の座標系C1の傾きを表す行列をTとし、先に求めておいた芯線CL上の視点VPuCの3次元画像Vの座標系C0における位置をC0(VPuC)とすると、主投影位置Puvの3次元画像Vの座標系における位置C0(Puv)は、次式(6)により求められる。
0(Puv)=T*C1(Puv)+C0(VPuC) (6)
ここで、「*」は行列の積を表す。
[4] 投影画像の生成
投影画像生成部17は、以上の処理によって求められた3次元画像Vの座標系における視点VPuCの位置C0(VPuC)および主投影位置C0(Puv)を用いて、視点VPuCの位置C0(VPuC)を視点とし、視点VPuCの位置C0(VPuC)から主投影位置C0(Puv)に向かう向きを投影の向きの中心とする中心投影により、投影画像PVを生成する。
なお、投影画像生成部17は、視点VPuCの位置C0(VPuC)を視点の中心とし、視点VPuCの位置C0(VPuC)から主投影位置C0(Puv)に向かう向きを投影の向きとする平行投影により、投影画像PVを生成するようにしてもよい。
また、上記[3]で主投影位置Puvの3次元画像Vの座標系における位置C0(Puv)が求まるので、3次元画像Vの座標系における任意の位置を視点として、そこから主投影位置C0(Puv)に向かう向きを投影の向きの中心とする中心投影を行うようにしてもよいし、前記任意の位置から主投影位置C0(Puv)に向かうベクトルによる投影画素を投影画像中の中心となるようにし、かつ、そのベクトルの向きを投影の向きとする平行投影を行うようにしてもよい。
以上のように、本発明の第2の実施形態では、伸長断面画像生成部18によって生成された伸長断面画像SV中に注目位置を指定するようにしたが、この場合でも、本発明の第1の実施形態における伸長展開画像DVの場合と同様に、ユーザがその注目位置の3次元画像V中での位置等をさらに指定することなく、投影画像PVが得られる。
なお、上記の実施形態におけるシステム構成、処理フロー、ユーザインターフェース等に対して、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な改変を行ったものも、本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記の実施形態はあくまでも例示であり、上記のすべての説明が本発明の技術的範囲を限定的に解釈するために利用されるべきものではない。
例えば、大腸抽出部11、芯線抽出部12、伸長展開画像生成部13の処理の一部または全部を画像処理ワークステーション3で行わずに、別途画像処理サーバ(図示なし)をネットワーク9に接続しておき、画像処理ワークステーション3からの当該処理の要求に応じて、画像処理サーバが行うようにしてもよい。
また、本発明の第1の実施形態の注目位置PPuvに対応する視線ベクトルR1uv上において、視線ベクトルR1uvに対応する投影画素PPuvの画素値の決定に対する寄与の度合が所定の基準を満たす程度に高い主投影位置(例えばPuv)を決定し、任意の点からの中心投影または平行投影により、主投影位置Puvがほぼ中心に投影されるように投影画像を生成するようにしてもよい。
さらに、上記の実施形態では、対応情報PRとして、必要最低限の情報のみを記憶しておくようにしていたが、伸長展開画像DVや伸長断面画像SVの各画素と、その画素に対応する視点の位置や視線ベクトルの向きとを関連づけて記憶するようにしてもよい。このとき、投影計算平面、3次元画像の各座標系でのこれらの情報を記憶しておいてもよい。さらに、各視線ベクトル上での主投影位置も記憶しておいてもよい。
本発明の第1の態様における視線ベクトルの設定方法を模式的に表した図 伸長展開画像および伸長断面画像における投影画素の位置関係を模式的に表した図 本発明の第2の態様における視線ベクトルの設定方法を模式的に表した図 本発明の第2の態様における投影画像の生成方法を模式的に表した図 本発明の実施形態における伸長展開画像生成装置が実装された3次元医用画像処理システムの概略構成図 本発明の第1の実施形態における画像読影支援装置の構成を模式的に示したブロック図 大腸抽出処理を説明するための図 伸長展開画像生成処理の流れを模式的に表した図 視線ベクトルの放射角度を説明するための図 視線ベクトルの向きと伸長展開画像中の投影画素の位置的対応関係を模式的に表した図 本発明の第1の実施形態における投影計算平面の座標系と3次元画像の座標系の関係を模式的に表した図 (a)中心投影と(b)平行投影を模式的に表した図 (a)伸長展開画像と(b)中心投影画像の一例を表した図 本発明の実施形態における画像読影ワークフローの一例を示したフローチャート 本発明の第2の実施形態における画像読影支援装置の構成を模式的に示したブロック図 伸長断面画像生成処理の流れを模式的に表した図 本発明の第2の実施形態における視線ベクトルの設定方法を模式的に表した図 伸長断面画像の一例を表した図 複数の伸長断面画像を生成する場合の各画像の表示範囲の一例を表した図 視線ベクトルの向きと伸長断面画像中の投影画素の位置的対応関係を模式的に表した図 本発明の第2の実施形態における投影計算平面の座標系と3次元画像の座標系の関係を模式的に表した図
符号の説明
1 モダリティ
2 画像保管サーバ
3 画像処理ワークステーション
11 大腸抽出部
12 芯線抽出部
13 伸長展開画像生成部
14 対応情報記憶部
15 視点設定受付部
16 位置指定受付部
17 投影画像生成部
18 伸長断面画像生成部

Claims (9)

  1. 屈曲した管腔状構造物が表された3次元画像中の該構造物の中心部を通る芯線上の複数の視点の各々において、該視点を始点とする前記芯線の周辺方向に向かう複数の視線ベクトル毎に、該視線ベクトル上および/または該視線ベクトルの近傍の画像情報を用いて、該視線ベクトル上の前記構造物が投影された投影画素の画素値を決定し、前記各視点の並び順および前記各視点における前記複数の視線ベクトルの並び順が保持されるように、該投影画素の各々を投影平面に配置した伸長展開画像を生成する伸長展開画像生成手段と、
    前記伸長展開画像中の前記各投影画素の位置と前記3次元画像中の前記各視線ベクトルとの対応関係を特定しうる対応情報を記憶する対応情報記憶手段と、
    前記伸長展開画像中の注目位置の指定を受け付ける位置指定受付手段と、
    前記対応情報記憶手段に記憶された対応情報に基づいて、該位置指定受付手段によって受け付けられた注目位置に対応する前記視線ベクトルを特定し、該特定された視線ベクトルの始点を視点とし、該視線ベクトルの向きを投影の向きのほぼ中心とする中心投影、または、該特定された視線ベクトルの始点の位置を視点のほぼ中心とし、該視線ベクトルの向きを投影の向きとする平行投影により、前記注目位置に対応する前記3次元画像中の位置がほぼ中心に投影された投影画像を生成する投影画像生成手段とを備えたことを特徴とする画像読影支援装置。
  2. 屈曲した管腔状構造物が表された3次元画像中の該構造物の中心部を通る芯線上の複数の視点の各々において、該視点を始点とする前記芯線の周辺方向に向かう複数の視線ベクトル毎に、該視線ベクトル上および/または該視線ベクトルの近傍の画像情報を用いて、該視線ベクトル上の前記構造物が投影された投影画素の画素値を決定し、前記各視点の並び順および前記各視点における前記複数の視線ベクトルの並び順が保持されるように、該投影画素の各々を投影平面に配置した伸長展開画像を生成する伸長展開画像生成手段と、
    前記伸長展開画像中の前記各投影画素の位置と前記3次元画像中の前記各視線ベクトルとの対応関係を特定しうる対応情報を記憶する対応情報記憶手段と、
    前記伸長展開画像中の注目位置の指定を受け付ける位置指定受付手段と、
    前記対応情報記憶手段に記憶された対応情報に基づいて、該位置指定受付手段によって受け付けられた注目位置に対応する前記視線ベクトルを特定し、該視線ベクトル上において、該視線ベクトルに対応する投影画素の画素値の決定に対する寄与の度合が所定の基準を満たす程度に高い主投影位置を決定し、中心投影または平行投影により、該主投影位置がほぼ中心に投影されるように投影画像を生成する投影画像生成手段とを備えたことを特徴とする画像読影支援装置。
  3. 屈曲した管腔状構造物が表された3次元画像中の該構造物の内部の複数の視点の各々を始点とする、前記各視点を通る曲面の一方の側の周辺方向に向かう複数の視線ベクトル毎に、該視線ベクトル上および/または該視線ベクトルの近傍の画像情報を用いて、該視線ベクトル上の前記構造物が投影された投影画素の画素値を決定し、前記各視点の並び順が保持されるように、該投影画素の各々を投影平面に配置した伸長断面画像を生成する伸長断面画像生成手段と、
    前記伸長断面画像中の前記各投影画素の位置と前記3次元画像中の前記各視線ベクトルとの対応関係を特定しうる対応情報を記憶する対応情報記憶手段と、
    前記伸長断面画像中の注目位置の指定を受け付ける位置指定受付手段と、
    前記対応情報記憶手段に記憶された対応情報に基づいて、該位置指定受付手段によって受け付けられた注目位置に対応する前記視線ベクトルを特定し、該視線ベクトル上において、該視線ベクトルに対応する投影画素の画素値の決定に対する寄与の度合が所定の基準を満たす程度に高い主投影位置を決定し、中心投影または平行投影により、該主投影位置がほぼ中心に投影されるように投影画像を生成する投影画像生成手段とを備えたことを特徴とする画像読影支援装置。
  4. コンピュータが、
    屈曲した管腔状構造物が表された3次元画像中の該構造物の中心部を通る芯線上の複数の視点の各々において、該視点を始点とする前記芯線の周辺方向に向かう複数の視線ベクトル毎に、該視線ベクトル上および/または該視線ベクトルの近傍の画像情報を用いて、該視線ベクトル上の前記構造物が投影された投影画素の画素値を決定し、前記各視点の並び順および前記各視点における前記複数の視線ベクトルの並び順が保持されるように、該投影画素の各々を投影平面に配置した伸長展開画像を生成する処理と、
    前記伸長展開画像中の前記各投影画素の位置と前記3次元画像中の前記各視線ベクトルとの対応関係を特定しうる対応情報を記憶する処理と、
    前記伸長展開画像中の注目位置の指定を受け付ける処理と、
    記憶された前記対応情報に基づいて、受け付けられた前記注目位置に対応する前記視線ベクトルを特定し、該特定された視線ベクトルの始点を視点とし、該視線ベクトルの向きを投影の向きのほぼ中心とする中心投影、または、該特定された視線ベクトルの始点の位置を視点のほぼ中心とし、該視線ベクトルの向きを投影の向きとする平行投影により、前記注目位置に対応する前記3次元画像中の位置がほぼ中心に投影された投影画像を生成する処理とを行うことを特徴とするコンピュータによる画像読影支援方法。
  5. コンピュータが、
    屈曲した管腔状構造物が表された3次元画像中の該構造物の中心部を通る芯線上の複数の視点の各々において、該視点を始点とする前記芯線の周辺方向に向かう複数の視線ベクトル毎に、該視線ベクトル上および/または該視線ベクトルの近傍の画像情報を用いて、該視線ベクトル上の前記構造物が投影された投影画素の画素値を決定し、前記各視点の並び順および前記各視点における前記複数の視線ベクトルの並び順が保持されるように、該投影画素の各々を投影平面に配置した伸長展開画像を生成する処理と、
    前記伸長展開画像中の前記各投影画素の位置と前記3次元画像中の前記各視線ベクトルとの対応関係を特定しうる対応情報を記憶する処理と、
    前記伸長展開画像中の注目位置の指定を受け付ける処理と、
    記憶された前記対応情報に基づいて、受け付けられた前記注目位置に対応する前記視線ベクトルを特定し、該視線ベクトル上において、該視線ベクトルに対応する投影画素の画素値の決定に対する寄与の度合が所定の基準を満たす程度に高い主投影位置を決定し、中心投影または平行投影により、該主投影位置がほぼ中心に投影されるように投影画像を生成する処理とを行うことを特徴とするコンピュータによる画像読影支援方法。
  6. コンピュータが、
    屈曲した管腔状構造物が表された3次元画像中の該構造物の内部の複数の視点の各々を始点とする、前記各視点を通る曲面の一方の側の周辺方向に向かう複数の視線ベクトル毎に、該視線ベクトル上および/または該視線ベクトルの近傍の画像情報を用いて、該視線ベクトル上の前記構造物が投影された投影画素の画素値を決定し、前記各視点の並び順が保持されるように、該投影画素の各々を投影平面に配置した伸長断面画像を生成する処理と、
    前記伸長断面画像中の前記各投影画素の位置と前記3次元画像中の前記各視線ベクトルとの対応関係を特定しうる対応情報を記憶する処理と、
    前記伸長断面画像中の注目位置の指定を受け付ける処理と、
    記憶された前記対応情報に基づいて、受け付けられた前記注目位置に対応する前記視線ベクトルを特定し、該視線ベクトル上において、該視線ベクトルに対応する投影画素の画素値の決定に対する寄与の度合が所定の基準を満たす程度に高い主投影位置を決定し、中心投影または平行投影により、該主投影位置がほぼ中心に投影されるように投影画像を生成する処理とを行うことを特徴とするコンピュータによる画像読影支援方法。
  7. コンピュータに、
    屈曲した管腔状構造物が表された3次元画像中の該構造物の中心部を通る芯線上の複数の視点の各々において、該視点を始点とする前記芯線の周辺方向に向かう複数の視線ベクトル毎に、該視線ベクトル上および/または該視線ベクトルの近傍の画像情報を用いて、該視線ベクトル上の前記構造物が投影された投影画素の画素値を決定し、前記各視点の並び順および前記各視点における前記複数の視線ベクトルの並び順が保持されるように、該投影画素の各々を投影平面に配置した伸長展開画像を生成する処理と、
    前記伸長展開画像中の前記各投影画素の位置と前記3次元画像中の前記各視線ベクトルとの対応関係を特定しうる対応情報を記憶手段に記憶させる処理と、
    前記伸長展開画像中の注目位置の指定を受け付ける処理と、
    記憶された前記対応情報に基づいて、受け付けられた前記注目位置に対応する前記視線ベクトルを特定し、該特定された視線ベクトルの始点を視点とし、該視線ベクトルの向きを投影の向きのほぼ中心とする中心投影、または、該特定された視線ベクトルの始点の位置を視点のほぼ中心とし、該視線ベクトルの向きを投影の向きとする平行投影により、前記注目位置に対応する前記3次元画像中の位置がほぼ中心に投影された投影画像を生成する処理とを実行させることを特徴とする画像読影支援プログラム。
  8. コンピュータに、
    屈曲した管腔状構造物が表された3次元画像中の該構造物の中心部を通る芯線上の複数の視点の各々において、該視点を始点とする前記芯線の周辺方向に向かう複数の視線ベクトル毎に、該視線ベクトル上および/または該視線ベクトルの近傍の画像情報を用いて、該視線ベクトル上の前記構造物が投影された投影画素の画素値を決定し、前記各視点の並び順および前記各視点における前記複数の視線ベクトルの並び順が保持されるように、該投影画素の各々を投影平面に配置した伸長展開画像を生成する処理と、
    前記伸長展開画像中の前記各投影画素の位置と前記3次元画像中の前記各視線ベクトルとの対応関係を特定しうる対応情報を記憶手段に記憶させる処理と、
    前記伸長展開画像中の注目位置の指定を受け付ける処理と、
    前記記憶手段に記憶された前記対応情報に基づいて、受け付けられた前記注目位置に対応する前記視線ベクトルを特定し、該視線ベクトル上において、該視線ベクトルに対応する投影画素の画素値の決定に対する寄与の度合が所定の基準を満たす程度に高い主投影位置を決定し、中心投影または平行投影により、該主投影位置がほぼ中心に投影されるように投影画像を生成する処理とを実行させることを特徴とする画像読影支援プログラム。
  9. コンピュータに、
    屈曲した管腔状構造物が表された3次元画像中の該構造物の内部の複数の視点の各々を始点とする、前記各視点を通る曲面の一方の側の周辺方向に向かう複数の視線ベクトル毎に、該視線ベクトル上および/または該視線ベクトルの近傍の画像情報を用いて、該視線ベクトル上の前記構造物が投影された投影画素の画素値を決定し、前記各視点の並び順が保持されるように、該投影画素の各々を投影平面に配置した伸長断面画像を生成する処理と、
    前記伸長断面画像中の前記各投影画素の位置と前記3次元画像中の前記各視線ベクトルとの対応関係を特定しうる対応情報を記憶手段に記憶させる処理と、
    前記伸長断面画像中の注目位置の指定を受け付ける処理と、
    前記記憶手段に記憶された前記対応情報に基づいて、受け付けられた前記注目位置に対応する前記視線ベクトルを特定し、該視線ベクトル上において、該視線ベクトルに対応する投影画素の画素値の決定に対する寄与の度合が所定の基準を満たす程度に高い主投影位置を決定し、中心投影または平行投影により、該主投影位置がほぼ中心に投影されるように投影画像を生成する処理とを実行させることを特徴とする画像読影支援プログラム。
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