JP2008257821A - 光ディスク装置およびそのフォーカス制御方法 - Google Patents

光ディスク装置およびそのフォーカス制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】非点収差法でフォーカス制御する四分割ディテクタの位置誤差や、レンズシフトが大きい場合であっても、光ディスクに記録された情報の読取り精度を高めることができる光ディスク装置およびそのフォーカス制御方法を提供することを目的とする。
【解決手段】光ディスク105からの反射光に非点収差を生じさせるシリンドリカルレンズ106と、光ディスク105の半径方向に平行な線と光ディスク105の接線方向に平行な線とにより分割された4つの受光領域を有しシリンドリカルレンズ106を介して反射光を受光する四分割ディテクタ107と、シリンドリカルレンズ106の前に位置し、4つの受光領域のうち、光ディスク105の半径方向に平行な線で分割された領域間の境界線上から所定距離の範囲に反射光を受光させないようにする遮光素子108を具備することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、光ディスクに情報の記録または再生の少なくとも一方を行う光ディスク装置およびそのフォーカス制御方法に関するものである。
光ディスク装置は、光源から発せられたレーザ光を対物レンズにより光ディスクに集光させることで光ディスクへの記録または再生を行っている。
このとき、光ディスクをスピンドルモータにより回転させ、光ディスクの信号ピットあるいはガイド溝に集光スポットを沿わせるように対物レンズを駆動する。光ディスク装置のスピンドルモータや光ディスク等の偏心により、光ディスクの信号ピットあるいはガイド溝は対物レンズに対して光ディスクの半径方向(以下、X方向と記す)に移動するため、これに対して集光スポットが追従してトラッキングするように対物レンズはトラッキング制御がなされる。トラッキング制御による対物レンズのX方向の移動をレンズシフトと称する。
また、レーザ光の集光スポットが光ディスク面上の信号ピットあるいはガイド溝にフォーカスするように、対物レンズを光ディスク方向へ駆動することで光ディスクと対物レンズとの距離を一定に保つフォーカス制御がなされる。
従来、このフォーカス制御としては、光ディスクからの反射光に非点収差を与え、反射光を受光するディテクタにより対物レンズと光ディスクのフォーカス方向の距離に応じたフォーカス制御信号を発生させて対物レンズ位置を帰還制御する、非点収差法と呼ばれる方法が用いられている。
この非点収差法では、反射光に非点収差を与えるシリンドリカルレンズ等を備え、光ディスクと対物レンズの距離に応じて変形する光ビームを、複数のディテクタで受光して電気信号に変換し、それぞれのディテクタの電気信号を演算することにより光ディスクと対物レンズとの距離を検出し、その距離に応じて対物レンズをフォーカス駆動している。非点収差法に用いる複数のディテクタは、光ディスクの半径方向に平行な線と光ディスクの接線方向に平行な線とにより分割された4つの受光領域を有する受光器(以下、四分割ディテクタと記す)からなり、それぞれの受光領域からの出力値をIa、Ib、Ic、Idとするとき、フォーカス制御信号FEを、FE=(Ia−Id)+(Ic−Ib)に基づいて算出している。
四分割ディテクタの中心は、光ディスクからの反射光の光軸と一致するように配置され、それぞれの受光領域からの出力値Ia、Ib、Ic、Idを、Ia=Ib=Ic=Id、すなわちFE=0となるようにフォーカス制御することで光ディスクに集光するレーザ光のスポット径が記録再生動作に最適になるように調整している。
非点収差法では、四分割ディテクタの中心が、光ディスクからの光軸と一致するように配置されるが理想であるが、実際の光ディスク装置においては、四分割ディテクタの取付け位置に誤差が生じ、四分割ディテクタの中心に対して光ディスクからの反射光の光軸位置がずれる場合がある。
このとき、光ディスクからの反射光の光軸が、四分割ディテクタ上で光ディスクの接線方向(以下、Y方向と記す)に変移した状態で、フォーカス制御された光ピックアップが光ディスクの信号ピットあるいはガイド溝を横切るように光ディスクの半径方向へ移動したとき、光ディスクの信号ピットあるいはガイド溝の影響でフォーカス制御信号に誤差が生じて対物レンズがフォーカス方向に異常動作をする。
このため、反射光の中心強度を周辺強度に対して低下させる光学部材を設けることにより、光ディスクの信号ピットあるいはガイド溝を横切るように光ディスクの半径方向へ移動したときのフォーカス制御信号の誤差を低減する光ディスク装置が開示されている。
特開平6−309687号公報
しかしながら、従来の技術では、以下のような問題が生じていた。
図12は、従来の光ディスク装置における四分割ディテクタと反射光の光ビームとの位置関係を示す図である。図12(a)、図12(b)はレンズシフト無しの場合の四分割ディテクタと反射光の光ビームの位置関係、図12(c)、図12(d)は+X方向にレンズシフトした場合の四分割ディテクタと反射光の光ビームの位置関係、図12(e)、図12(f)は−X方向にレンズシフトした場合の四分割ディテクタと反射光の光ビームの位置関係を示し、反射光および光ビームをハッチングしている。
四分割ディテクタ2001の中心に対して光ビームの光軸がY方向へ位置ずれすると、他の受光領域への漏れ込みが発生し、図12(c)の場合と図12(d)の場合、図12(e)の場合と図12(f)の場合で等しくなくなる。このとき、図12(d)及び図12(f)のように、四分割ディテクタの中心に対して光ビームの光軸がY方向への位置ずれがあり、かつレンズシフトして光ビームが四分割ディテクタのX方向へ移動した状態では、FE=(Ia−Id)+(Ic−Ib)で演算したフォーカス制御信号が0で無くなるため、フォーカス制御に誤差を生じる。
このように、非点収差法によるフォーカス制御信号の演算において、四分割ディテクタ2001の中心に対して光ビームの光軸がY方向へ位置ずれした状態で、対物レンズがトラッキング制御によりレンズシフトしてX方向に移動した場合、フォーカス制御信号に誤差を生じるという問題があった。
また、対物レンズの光ディスクに対抗する面の直径が約1mm以下と小さくなると、レンズシフトの際の移動距離が対物レンズに対して相対的に大きくなり、四分割ディテクタ上で光ビームのX方向への移動距離が大きくなるため、フォーカス制御信号の誤差が大きくなる。そのため、対物レンズを小径化して光学系を小型化し光ディスク装置を小型化することが困難という問題があった。
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、対物レンズのレンズシフトに伴って発生するフォーカス制御信号の誤差によりフォーカス制御ができなくなるという問題を回避し、光ディスクに記録された情報の読取り精度が高い光ディスク装置およびそのフォーカス制御方法を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、光ディスクからの反射光に非点収差を生じさせる非点収差発生手段と、光ディスクの半径方向に平行な線と光ディスクの接線方向に平行な線とにより分割された4つの受光領域を有し、非点収差発生手段を介して反射光を受光する受光手段と、非点収差発生手段の前に位置し、4つの受光領域のうち、光ディスクの半径方向に平行な線で分割された領域間の境界線上から所定距離の範囲に反射光を受光させないようにする遮光手段とを具備することを特徴とする光ディスク装置である。
また本発明は、光ディスクからの反射光に非点収差を生じさせ、非点収差を生じさせた反射光を光ディスクの半径方向に平行な線と光ディスクの接線方向に平行な線とにより分割された4つの受光領域で受光する光ディスク装置のフォーカス制御方法であって、非点収差を生じさせる前に、4つの受光領域のうち、光ディスクの半径方向に平行な線で分割された領域間の境界線上から所定距離の範囲に前記反射光を受光させないようにすることを特徴とする光ディスク装置のフォーカス制御方法である。
本発明は上記構成により、非点収差発生手段の前に位置し、4つの受光領域のうち、光ディスクの半径方向に平行な線で分割された領域間の境界線上から所定距離の範囲に反射光を受光させないようにする遮光手段を設けることによって、4つの受光領域で光を受光する受光手段において、4つの受光領域が全体的に光ディスクの接線方向に位置ずれを起こし、光ディスクの半径方向に平行な線で分割された領域間の境界線が光ディスクの接線方向にずれても、そのずれの生じる範囲に反射光を受光させないので、光ディスクの接線方向における受光手段の位置ずれの影響を受けにくいフォーカス制御ができる。その結果、光ディスクの接線方向における受光手段の位置ずれの影響を受けにくいフォーカス制御をするので、光ディスクに記録された情報の読取り精度が高い光ディスク装置を実現できる。
また、本発明は上記構成により、光ディスクからの反射光に非点収差を生じさせ、非点収差を生じさせた反射光を光ディスクの半径方向に平行な線と光ディスクの接線方向に平行な線とにより分割された4つの受光領域で受光する光ディスク装置のフォーカス制御方法であって、非点収差を生じさせる前に、4つの受光領域のうち、光ディスクの半径方向に平行な線で分割された領域間の境界線上から所定距離の範囲に反射光を受光させないようにすることによって、4つの受光領域で光を受光する受光手段において、4つの受光領域が全体的に光ディスクの接線方向に位置ずれを起こし、光ディスクの半径方向に平行な線で分割された領域間の境界線が光ディスクの接線方向にずれても、そのずれの生じる範囲に反射光を受光させないので、光ディスクの接線方向における受光手段の位置ずれの影響を受けにくいフォーカス制御ができる。その結果、光ディスクの接線方向(Y方向)における受光手段の位置ずれの影響を受けにくいフォーカス制御をするので、光ディスクに記録された情報の読取り精度が高い光ディスク装置のフォーカス制御方法を実現できる。
請求項1記載の発明は、光ディスクからの反射光に非点収差を生じさせる非点収差発生手段と、光ディスクの半径方向に平行な線と光ディスクの接線方向に平行な線とにより分割された4つの受光領域を有し、非点収差発生手段を介して反射光を受光する受光手段と、非点収差発生手段の前に位置し、4つの受光領域のうち、光ディスクの半径方向に平行な線で分割された領域間の境界線上から所定距離の範囲に反射光を受光させないようにする遮光手段とを具備することを特徴とするものである。これにより、非点収差発生手段の前に位置し、4つの受光領域のうち、光ディスクの半径方向に平行な線で分割された領域間の境界線上から所定距離の範囲に反射光を受光させないようにする遮光手段を設けることによって、4つの受光領域で光を受光する受光手段において、4つの受光領域が全体的に光ディスクの接線方向に位置ずれを起こし、光ディスクの半径方向に平行な線で分割された領域間の境界線が光ディスクの接線方向にずれても、そのずれの生じる範囲に反射光を受光させないので、光ディスクの接線方向における受光手段の位置ずれの影響を受けにくいフォーカス制御ができる。その結果、光ディスクの接線方向における受光手段の位置ずれの影響を受けにくいフォーカス制御をするので、光ディスクに記録された情報の読取り精度が高い光ディスク装置を実現できる。
請求項2記載の発明は、光ディスクからの反射光を光源からの出射光が通過する光路とは別の光路に導く分離手段を備え、遮光手段が、別の光路上に位置し、分離手段と受光手段との間に設けられたことを特徴とするものである。これにより、遮光手段が出射光とは別の光路上に位置し、分離手段と受光手段との間に設けられたことによって、光源からの出射され光ディスクに到達するまでの出射光に対して遮光手段が影響を与えないので、光ディスクへの記録再生特性を劣化させることなく、反射光と受光手段に光ディスクの接線方向における受光手段の位置ずれの影響を受けにくく、レンズシフトに起因するフォーカス制御信号の誤差が抑制するので、光ディスクに記録された情報の読取り精度が更に高い光ディスク装置を実現できる。
請求項3記載の発明は、遮光手段が、膜状に形成され、分離手段と一体に設けられたことを特徴とするものである。これにより、遮光手段を新たに別部材として設けないので、小型で簡易な構成で光ディスクへの記録再生特性を劣化させることなく、反射光と受光手段に光ディスクの接線方向における受光手段の位置ずれの影響を受けにくく、レンズシフトに起因するフォーカス制御信号の誤差が抑制するので、光ディスクに記録された情報の読取り精度が更に高い小型の光ディスク装置を実現できる。
請求項4記載の発明は、反射光を偏向する偏向素子であり、偏向素子により偏向した偏向光を受光する第二の受光手段を具備することを特徴とするものである。これにより、反射光と受光手段に光ディスクの接線方向における受光手段の位置ずれの影響を受けにくく、レンズシフトに起因するフォーカス制御信号の誤差が抑制しながら、反射光を効率的に受光できるので、光ディスクに記録された情報の読取り精度が更に高い光ディスク装置を実現できる。
以下、本発明の実施の形態1について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における光ディスク装置を示す外観図であり、図2は、本発明の実施の形態1における光学系の構成を示す図である。
光ピックアップ1101に搭載された対物レンズ104から出射する集光スポットを、スピンドルモータ1104に装着して回転する光ディスク105にフォーカスさせて光ディスク105上のデータを読取る。光ディスク105上の信号ピット等のデータは円周状のトラックに配列されており、光ディスク105の偏心に伴って光ディスク105の半径方向であるX方向に往復移動する。集光スポットをデータにトラッキングするために、図示しないトラッキング駆動系を用いて対物レンズ104をトラッキング制御する。光ディスク装置は、直径32mmの光ディスクを用いて記録または再生する、小型光ディスク装置である。
光源となる青色光のレーザダイオード101より発せられた光束は、ビームスプリッタ102及びコリメータレンズ103を通過して、開口数0.73の対物レンズ104で光ディスク105に集光される。光ディスク105はデータ面上に透明のカバー層0.11mmを備え、カバー層を透過した光束はデータ面に集光スポットを形成する。光ディスク105を回転すると光ディスク105のデータ面は図2中のフォーカス方向に周期的に振れるため、光ディスク装置の記録再生動作時は、集光スポットをデータ面上にフォーカスしておくために、対物レンズ104を図示しないフォーカス駆動系を用いて、光ディスク105のフォーカス方向の変位に応じて駆動する。
また、対物レンズ104は光ディスク105の回転に伴う光ディスク105の半径方向、すなわち、図2の光ディスク105の半径方向であるX方向にトラッキング駆動され周期的な往復運動、すなわちレンズシフトをする。
ここで、対物レンズ104の光ディスク105に対向する面の直径は1mmであり、これにより光学系の全体構成を縮小し、本実施の形態の小型の光ディスク装置に搭載できる小型化された光ピックアップとしている。このため、この小径用の対物レンズ104は、従来のCD及びDVD等の直径120mmの光ディスク105に用いられている直径3mm程度の対物レンズ104を用いた場合と比較して、対物レンズ104の直径に対するレンズシフトの割合は従来の3倍程度となり、±0.2mmのレンズシフトにおいて対物レンズ104の直径に対するレンズシフトの割合は従来の7%から20%に増大する。
光ディスク105により反射した光束は、ビームスプリッタ102により反射されて光源からの出射光が通過する光路とは別の光路に導かれ、遮光手段である遮光素子108へ導かれる。遮光素子108を通過した反射光は、その一部が遮光された状態でシリンドリカル106に到達し、シリンドリカルレンズ106により非点収差を加えられ、受光素子である四分割ディテクタ107に光ビームとして入射する。四分割ディテクタ107は、X方向に平行な線とY方向に平行な線とにより分割された4つの受光領域を備え、入射する光ビームの光軸の中心が四分割ディテクタ107の中央になるように配置されている。
ここで、遮光手段108は、四分割ディテクタ107の4つの受光領域のうち、X方向で分割された領域間の境界線上から所定距離の範囲に、ビームスプリッタ102で反射された反射光を受光させないように遮光するものである。四分割ディテクタ107に到達する光ビームは、シリンドリカルレンズ106により加えられた非点収差により、対物レンズ104から光ディスク105までのフォーカス方向の距離に応じて四分割ディテクタ107上で形状が変わる。四分割ディテクタ107は、光ビームの形状に応じて変化するそれぞれのディテクタの受光光量を電気信号に変換して出力する。
図3は、本発明の実施の形態1における遮光素子を示す構成図である。
遮光素子108は、遮光素子108を通過した光が、四分割ディテクタ107の4つの受光領域のうち、X方向で分割された領域間の境界線上から所定距離の範囲に受光させないように透明板201の表面に遮光膜202を備えている。
図4は、本発明の実施の形態1におけるフォーカス制御系のブロック図である。
図4において、四分割ディテクタ107は、X方向及びY方向に分割された4つの受光領域を有しており、それぞれの受光領域からIa、Ib、Ic、Idの出力がされている。また、四分割ディテクタ107に到達する光ビームは、遮光素子108により、X方向に平行な線で分割された領域間の境界線上から所定距離の範囲で遮光された光ビームである。
ここで、四分割ディテクタ107の4つの受光領域からの出力値を光ディスクからの反射光の光軸周りに連続してIa、Ib、Ic、Idと定義すると、四分割ディテクタ107の出力値は、フォーカス制御信号FE=(Ia−Id)+(Ic−Ib)に基づいて、演算器302、演算器303及びフォーカス制御信号演算器304で演算される。
対物レンズ104から光ディスク105までのフォーカス方向の距離に応じて、四分割ディテクタ107上の光ビームの形状が変化し、それに伴ってIa、Ib、Ic、Idが変化してフォーカス制御信号が変化する。対物レンズ104の集光スポットは、FE=0のとき、光ディスクに集光するレーザ光のスポット径が記録再生動作に最適になる状態、いわゆるジャストフォーカスとなるように調整されており、常にFE=0となるようにフォーカス駆動信号生成器305によりフォーカス駆動信号が生成され、図示しないフォーカス駆動機構によって対物レンズ104をフォーカス方向に移動することでフォーカス状態を保つように帰還制御しながら、光ディスク105上の信号記録または再生する。また、対物レンズ104は、図示しないトラッキング制御で駆動され光ディスク105の信号ピットあるいはガイド溝にトラッキングされている。
図5は、本発明の実施の形態1における遮光素子と反射光との位置関係に対応する四分割ディテクタと反射光の光ビームとの位置関係を示す図である。図5(a)はレンズシフト無しの場合の遮光素子と反射光の位置関係、図5(b)、図5(c)はレンズシフト無しの場合の四分割ディテクタと反射光の光ビームの位置関係、図5(d)は+X方向にレンズシフトした場合の遮光素子と反射光の位置関係、図5(e)、図5(f)は+X方向にレンズシフトした場合の四分割ディテクタと反射光の光ビームの位置関係、図5(g)は−X方向にレンズシフトした場合の遮光素子と反射光の位置関係、図5(h)、図5(i)は−X方向にレンズシフトした場合の四分割ディテクタと反射光の光ビームの位置関係を示し、反射光および光ビームをハッチングしている。ここで、遮光素子上の反射光は直径0.5mm程度で、遮光素子のX方向に平行な線で分割された領域間の境界線上を中心に0.1mm幅の範囲で反射光を透過しない遮光膜を備えている。また、四分割ディテクタ上の光ビームは直径0.08mm程度である。遮光素子上の反射光の位置、および四分割ディテクタ上の光ビームは、対物レンズのレンズシフトに応じて±X方向に移動する。
四分割ディテクタ107に入射する光ビームは、X方向に平行な線で分割された領域間の境界線上から所定距離の範囲で遮光されているので、Ia、Ib、Ic、Idは、図5(b)の場合と図5(c)の場合とで等しく、図5(e)の場合と図5(f)の場合とで等しく、また、図5(h)の場合と図5(i)の場合とで等しい。すなわち、遮光素子108で一部を遮光された光ビームは、四分割ディテクタ107の中心に対して光ディスクからの反射光の光軸がY方向へ位置ずれしても、それが他の受光領域へ漏れ込むことが無く、光ディスクの半径方向における受光素子の位置ずれの影響を受けにくい。
図6は、本発明の実施の形態1における四分割ディテクタのY方向の位置ずれ距離に対するジャストフォーカス時のフォーカス制御信号を示す図であり、レンズシフトによりX方向に光ビームが移動した場合のものを示している。図6において、線Aは本実施の形態1における遮光素子を備えた光ディスク装置の特性、線Bは従来の光ディスク装置の特性である。ここで、レンズシフトは、光ビームの直径に対し49%とし、フォーカス制御信号はFE=(Ia−Id)+(Ic−Ib)に基づいて算出している。
四分割ディテクタの中心に対して光ディスクからの反射光の光軸がY方向へ位置ずれしている場合でも、フォーカス制御信号FE=0からの誤差が、従来よりも抑制されている。これにより、フォーカス制御信号FEによりジャストフォーカスを維持できる四分割ディテクタの中心に対して光ディスクからの反射光の光軸がY方向へ位置ずれの許容範囲が広いという効果を示している。
また、遮光素子108を、コリメータレンズ103により反射光が集束して四分割ディテクタ107に至る光学経路のコリメータレンズ103と四分割ディテクタ107の間に設置しているため、遮光素子108自体の位置ずれが有った場合でも、その位置ずれ量は四分割ディテクタ107上で小さくなるので、遮光素子108のY方向における位置誤差の影響を受けにくく、フォーカス制御信号の誤差が小さくなる。
更に、遮光素子108が出射光が通過する光路とは別の光路にあるので、対物レンズ104の集光スポットに影響する出射光の光量分布を乱すことが無く、光ディスク装置の記録再生特性を劣化しない。
図7は、本発明の実施の形態1におけるフォーカス制御方法を示すフローチャートである。
四分割ディテクタ107の取付け位置の誤差に起因して発生する光ビームの他の受光領域への漏れ込みを、遮光素子108によって抑えた出力値を用いてフォーカス制御信号FEを演算し、そのFE=0となるように対物レンズ104を帰還制御でフォーカス駆動するので、レンズシフト時のフォーカス制御の誤差が従来と比較して小さくなる。
光ディスク装置の起動に伴ってフォーカス動作を開始(S1)、対物レンズ104をフォーカス方向へ駆動(S2)し、光ディスクからの反射光は遮光素子を経て、シリンドリカルレンズで非点収差を与えられた光ビームを四分割ディテクタで受光し、4つの受光領域の光ビームの光量に応じた出力Ia、Ib、Ic、Idを用いて、フォーカス制御信号FE=(Ia−Id)+(Ic−Ib)を得る(S3)。(Ia−Id)+(Ic−Ib)=0でなければFEに応じて対物レンズ104をフォーカス駆動し(S4)、常に(Ia−Id)+(Ic−Ib)=0となるようにフォーカス制御する(S5)。
以上の内容により本発明は、シリンドリカルレンズ106の前に位置し、4つの受光領域のうち、X方向に平行な線で分割された領域間の境界線上から所定距離の範囲に反射光を受光させないようにする遮光素子108を設けることによって、4つの受光領域で光を受光する四分割ディテクタ107において、4つの受光領域が全体的にY方向に位置ずれを起こした場合に、X方向に平行な線で分割された領域間の境界線がY方向にずれても、そのずれの生じる範囲に反射光を受光させないので、Y方向における四分割ディテクタ107の位置ずれの影響を受けにくく、レンズシフト状態でもフォーカス制御信号の誤差の発生が抑えられる。その結果、Y方向における四分割ディテクタ107の位置ずれの影響を受けにくいフォーカス制御をするので、光ディスク105に記録された情報の読取り精度が高い光ディスク装置を実現できる。
また本発明は、遮光素子108が出射光とは別の光路上に位置し、ビームスプリッタ102と四分割ディテクタ107との間に設けられたことによって、遮光素子108が、レーザダイオード101からの出射され光ディスク105に到達するまでの出射光に影響を与えないので、光ディスク105への記録再生特性を劣化させることなく、かつ、レンズシフト状態でも、Y方向における四分割ディテクタ107の位置ずれの影響を受けにくいフォーカス制御をするので、光ディスク105に記録された情報の読取り精度が更に高い光ディスク装置を実現できる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について図面を参照しながら説明する。なお、光ディスク装置全体の構成は、実施の形態1と同様である。
図8は、本発明の実施の形態2における光学系の構成を示す図である。
光源となる青色光のレーザダイオード101より発せられた光束は、ビームスプリッタ102及びコリメータレンズ103を通過して、開口数0.73の対物レンズ104で光ディスク105に集光される。光ディスク105はデータ面上に透明のカバー層0.11mmを備え、カバー層を透過した光束はデータ面に集光スポットを形成する。光ディスク105を回転すると光ディスク105のデータ面は図8中のフォーカス方向に周期的に振れるため、光ディスク装置の記録再生動作時は、集光スポットをデータ面上にフォーカスしておくために、対物レンズ104を図示しないフォーカス駆動系を用いて、光ディスク105のフォーカス方向の変位に応じて駆動する。
また、対物レンズ104は光ディスク105の回転に伴う光ディスク105の半径方向、すなわち、図8の光ディスクの半径方向であるX方向にトラッキング駆動され周期的な往復運動、すなわちレンズシフトをする。
ここで、対物レンズ104の光ディスク105に対向する面の直径は1mmであり、これにより光学系の全体構成を縮小し、本実施の形態の小型の光ディスク装置に搭載できる小型化された光ピックアップとしている。このため、この小径用の対物レンズ104は、従来のCD及びDVD等の直径120mmの光ディスク105に用いられている直径3mm程度の対物レンズ104を用いた場合と比較して、対物レンズ104の直径に対するレンズシフトの割合は従来の3倍程度となり、±0.2mmのレンズシフトにおいて対物レンズ104の直径に対するレンズシフトの割合は従来の7%から20%に増大する。
光ディスク105により反射した光束は、ビームスプリッタ801により反射されて光源からの出射光が通過する光路とは別の光路に導かれ、シリンドリカルレンズ106に到達する。このとき、ビームスプリッタ801により反射した光は、その一部が遮光された状態でシリンドリカルレンズ106に到達する。その後、シリンドリカルレンズ106により非点収差を加えられ、受光素子である四分割ディテクタ107に光ビームとして入射する。四分割ディテクタ107は、X方向に平行な線とY方向に平行な線とにより分割された4つの受光領域を備え、入射する光ビームの光軸の中心が四分割ディテクタ107の中央になるように配置されている。
四分割ディテクタ107に到達する光ビームは、シリンドリカルレンズ106により加えられた非点収差により、対物レンズ104から光ディスク105までのフォーカス方向の距離に応じて四分割ディテクタ107上で形状が変わる。四分割ディテクタ107は、光ビームの形状に応じて変化するそれぞれのディテクタの受光光量を電気信号に変換して出力する。
図9は、本発明の実施の形態2におけるビームスプリッタを示す図である。図9において、802はレーザダイオード101からの出射光がビームスプリッタ801に入射する面、803はレーザダイオード101からの出射光が透過し光ディスク105からの反射光が入射する面、804は光ディスク105からの反射光がビームスプリッタ801から出射する面である。
ビームスプリッタ801には、光ディスク105により反射した光束を光源からの出射光が通過する光路とは別の光路に導く際に、その一部を遮光するための遮光膜805が設けられている。遮光膜805は、光ディスク105からの反射光がビームスプリッタから出射する面804に設けられ、四分割ディテクタ107のX方向の線で分割された領域間の境界線上から所定距離の範囲に反射光を受光させないようにしている。
以上の内容により本発明は、シリンドリカルレンズ106の前に位置し、4つの受光領域のうち、X方向に平行な線で分割された領域間の境界線上から所定距離の範囲に反射光を受光させないようにする遮光膜202を設けることによって、4つの受光領域で光を受光する四分割ディテクタ107において、4つの受光領域が全体的にY方向に位置ずれを起こし、X方向に平行な線で分割された領域間の境界線がY方向にずれても、そのずれの生じる範囲に反射光を受光させないので、Y方向における四分割ディテクタ107の位置ずれの影響を受けにくいフォーカス制御ができる。その結果、Y方向における四分割ディテクタ107の位置ずれの影響を受けにくいフォーカス制御をするので、光ディスク105に記録された情報の読取り精度が高い光ディスク装置を実現できる。
また本発明は、遮光膜805が出射光とは別の光路上に位置し、ビームスプリッタ102と四分割ディテクタ107との間に設けられたことによって、遮光膜805が、レーザダイオード101からの出射され光ディスク105に到達するまでの出射光に影響を与えないので、光ディスク105への記録再生特性を劣化させることなく、かつ、レンズシフト状態でも、Y方向における四分割ディテクタ107の位置ずれの影響を受けにくいフォーカス制御をするので、光ディスク105に記録された情報の読取り精度が更に高い光ディスク装置を実現できる。
さらに本発明は、遮光膜805が、膜状に形成され、ビームスプリッタ801と一体に設けられたことによって、遮光膜805を新たに別部材として設けないので、光ディスク105への記録再生特性を劣化させることなく、かつ、レンズシフト状態でもY方向における四分割ディテクタ107の位置ずれの影響を受けにくいフォーカス制御を小型の光ディスク装置でも実現することができる
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3について図面を参照しながら説明する。なお、光ディスク装置全体の構成は、実施の形態1、2と同様である。
図10は、本発明の実施の形態3における光学系の構成を示す図である。
光源となる青色光のレーザダイオード101より発せられた光束は、ビームスプリッタ102及びコリメータレンズ103を通過して、開口数0.73の対物レンズ104で光ディスク105に集光される。光ディスク105はデータ面上に透明のカバー層0.11mmを備え、カバー層を透過した光束はデータ面に集光スポットを形成する。光ディスク105を回転すると光ディスク105のデータ面は図10中のフォーカス方向に周期的に振れるため、光ディスク装置の記録再生動作時は、集光スポットをデータ面上にフォーカスしておくために、対物レンズ104を図示しないフォーカス駆動系を用いて、光ディスク105のフォーカス方向の変位に応じて駆動する。
また、対物レンズ104は光ディスク105の回転に伴う光ディスク105の半径方向、すなわち、図10の光ディスクの半径方向であるX方向にトラッキング駆動され周期的な往復運動、すなわちレンズシフトをする。
ここで、対物レンズ104の光ディスク105に対向する面の直径は1mmであり、これにより光学系の全体構成を縮小し、本実施の形態3の小型の光ディスク装置に搭載できる小型化された光ピックアップとしている。このため、この小径用の対物レンズ104は、従来のCD及びDVD等の直径120mmの光ディスク105に用いられている直径3mm程度の対物レンズ104を用いた場合と比較して、対物レンズ104の直径に対するレンズシフトの割合は従来の3倍程度となり、±0.2mmのレンズシフトにおいて対物レンズ104の直径に対するレンズシフトの割合は従来の7%から20%に増大する。
光ディスク105により反射した光束は、ビームスプリッタ102により反射されて光源からの出射光が通過する光路とは別の光路に導かれ、反射ミラー908へ導かれる。
反射ミラー908は、四分割ディテクタ107のX方向に平行な線で分割された領域間の境界線上から所定距離の範囲の反射光を、第2の受光手段909に向けて反射するミラーである。第2の受光手段909は光ディスク105の反射光を受光して再生信号とするもので、再生信号の強度を上げ、再生特性を向上することができる。
図11は、本発明の実施の形態3における偏向素子を示す図である。
1001は図示しないビームスプリッタからの反射光を、四分割ディテクタのX方向に平行な線で分割された領域間の境界線上から所定距離の範囲の反射光を偏向する反射ミラーであり、1002はX方向に平行な線で分割された領域間の境界線上から所定距離の範囲の反射光を、図示しない第2の受光手段方向へ偏向する反射面である。
以上の内容により、シリンドリカルレンズ106の前に位置し、4つの受光領域のうち、光ディスク105の半径方向に平行な線で分割された領域間の境界線上から所定距離の範囲に反射光を受光させないようにする反射ミラー908を設けることによって、4つの受光領域で光を受光する四分割ディテクタ107において、4つの受光領域が全体的に光ディスク105の接線方向に位置ずれを起こし、X方向に平行な線で分割された領域間の境界線がY方向にずれても、そのずれの生じる範囲に反射光を受光させないので、Y方向における四分割ディテクタ107の位置ずれの影響を受けにくいフォーカス制御ができ、光ディスク105に記録された情報の読取り精度が高い光ディスク装置を実現できる。
また本発明は、反射ミラー908が出射光とは別の光路上に位置し、ビームスプリッタ102と四分割ディテクタ107との間に設けられたことによって、反射ミラー908が、レーザダイオード101からの出射され光ディスク105に到達するまでの出射光に影響を与えないので、光ディスク105への記録再生特性を劣化させることなく、かつ、レンズシフト状態でも、Y方向における四分割ディテクタ107の位置ずれの影響を受けにくいフォーカス制御をするので、光ディスク105に記録された情報の読取り精度が更に高い光ディスク装置を実現できる。
本発明は、非点収差法でフォーカス制御する四分割ディテクタの位置誤差や、レンズシフトが大きい場合であっても、光ディスクに記録された情報の読取り精度を高めることができるので、光ディスクに情報の記録または再生の少なくとも一方を行う光ディスク装置およびそのフォーカス制御方法に適応可能である。
本発明の実施の形態1における光ディスク装置を示す外観図 本発明の実施の形態1における光学系の構成を示す図 本発明の実施の形態1における遮光素子を示す構成図 本発明の実施の形態1におけるフォーカス制御系のブロック図 本発明の実施の形態1における遮光素子と反射光との位置関係に対応する四分割ディテクタと反射光の光ビームとの位置関係を示す図 本発明の実施の形態1における四分割ディテクタのY方向の位置ずれ距離に対するジャストフォーカス時のフォーカス制御信号を示す図 本発明の実施の形態1におけるフォーカス制御方法を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における光学系の構成を示す図 本発明の実施の形態2におけるビームスプリッタを示す図 本発明の実施の形態3における光学系の構成を示す図 本発明の実施の形態3における偏向素子を示す図 従来の光ディスク装置における四分割ディテクタと反射光の光ビームとの位置関係を示す図
符号の説明
101 レーザダイオード
102 ビームスプリッタ
103 コリメータレンズ
104 対物レンズ
105 光ディスク
106 シリンドリカルレンズ
107 四分割ディテクタ
108 遮光素子
201 透明板
202 遮光膜
302 演算器
303 演算器
304 フォーカス制御信号演算器
305 フォーカス駆動信号生成器
801 ビームスプリッタ
908 反射ミラー
909 第2の受光手段
1001 反射ミラー
1002 反射面
1101 光ピックアップ
1102 対物レンズ
1103 光ディスク
1104 スピンドルモータ
2001 四分割ディテクタ

Claims (5)

  1. 光ディスクからの反射光に非点収差を生じさせる非点収差発生手段と、
    前記光ディスクの半径方向に平行な線と前記光ディスクの接線方向に平行な線とにより分割された4つの受光領域を有し、前記非点収差発生手段を介して前記反射光を受光する受光手段と、
    前記非点収差発生手段の前に位置し、前記4つの受光領域のうち、前記光ディスクの半径方向に平行な線で分割された領域間の境界線上から所定距離の範囲に前記反射光を受光させないようにする遮光手段と、を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記光ディスクからの反射光を光源からの出射光が通過する光路とは別の光路に導く分離手段を備え、
    前記遮光手段は、前記別の光路上に位置し、前記分離手段と前記受光手段との間に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記遮光手段は、膜状に形成され、前記分離手段と一体に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記遮光手段は、前記反射光を偏向する偏向素子であり、前記偏向素子により偏向した偏向光を受光する第二の受光手段を具備することを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  5. 光ディスクからの反射光に非点収差を生じさせ、前記非点収差を生じさせた反射光を前記光ディスクの半径方向に平行な線と前記光ディスクの接線方向に平行な線とにより分割された4つの受光領域で受光する光ディスク装置のフォーカス制御方法であって、
    前記非点収差を生じさせる前に、前記4つの受光領域のうち、前記光ディスクの半径方向に平行な線で分割された領域間の境界線上から所定距離の範囲に前記反射光を受光させないようにすることを特徴とする光ディスク装置のフォーカス制御方法。
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