JP2008256903A - 表示装置用フィルタ、その製造方法およびフィルタ付表示装置 - Google Patents

表示装置用フィルタ、その製造方法およびフィルタ付表示装置 Download PDF

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Kei Kato
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Abstract

【課題】映像のコントラストを高める光学機能と電磁波遮蔽機能の2つの機能を有し、安価に製造することができるとともに透過率の高い表示装置用フィルタおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明による表示装置用フィルタ10は、PDP30の前面に設置される。この表示装置用フィルタ10は、第1透明基材11aと、第1透明基材11aに近赤外線/ネオンカット粘着材11cを介して貼り合わされた第2透明基材11bと、第1透明基材11aに設けられた電磁波シールド層12と、第2透明基材11bに設けられた光学機能層20とを備えている。電磁波シールド層12は導電性を有し、PDP30からの電磁波を遮蔽する。また光学機能層20は透明樹脂部21と、透明樹脂部21内に埋込まれた黒化樹脂部22とからなり、外光を吸収してPDPからの映像のコントラストを高める。近赤外線/ネオンカット粘着材11cは近赤外線カット機能およびネオンカット機能を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば表示装置の表示面のような光透過面等に配置されて用いられる表示装置用フィルタに係り、とりわけ映像のコントラストを高める光学機能および電磁波遮蔽機能の両方を有する表示装置用フィルタおよびフィルタ付表示装置に関する。
また、本発明は、光学機能および電磁波遮蔽機能の両方を有する表示装置用フィルタの製造方法に関する。
近年、各種の映像表示装置が、種々の分野で利用されている。そして、映像表示装置に表示される映像を明瞭に観察することができるようにするためには、映像のコントラストを高めることが有効である。そして、映像のコントラストを高めるための種々の研究がなされており(例えば、特許文献1)、外光の表示面への入射を抑制することが有効とされている。とりわけ、プラズマディスプレイパネル(PDP)においては、その構造的特徴から表示面が全体的に白っぽくなり、映像のコントラストが低下しやすい。このため、プラズマディスプレイパネルの前面には、外光を吸収する遮光材が配置される。
また近年、各種映像表示装置から発生される電磁波による、電子機器や身体等への電磁気的なノイズ妨害(Electro Magnetic Interference; EMI)が問題となっている。例えば、プラズマディスプレイパネル(PDP)は、データ電極と蛍光層を有するガラス板と透明電極を有するガラス板との組合体であり、作動すると電磁波が大量に発生する。このため、プラズマディスプレイパネルの前面には、メッシュ状(格子状)に形成された導電体を含む電磁波シールド材が配置される。そして、この電磁波シールド材によって、映像表示装置から発生する電磁波を遮蔽するようになっている。
特許第2624462号公報
ところで、映像表示装置の表示面の前面に配置される遮光材および電磁波シールド材は、互いに全く異なる特殊な構造を有しており、別部材として作製されている。そして、遮光材および電磁波シールド材を表示装置の表示面上へ配置する場合、遮光材および電磁波シールド材が別個に表示面上に配置される、この結果、表示装置の構成が複雑化するとともに、表示装置の製造コストが高くなってしまう。
また映像表示装置のうち、とりわけPDPからは電磁波だけでなく、近赤外線、あるいは封入ガスからネオン光が放出してオレンジ色が強くなり、色純度が低下することも考えられる。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、映像のコントラストを高める光学機能および電磁波遮蔽機能の両方を有し、かつ近赤外線等の放出を防止することができる安価で透過率の高い表示装置用フィルタ、その製造方法およびフィルタ付表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、表示装置の前面に設置される表示装置用フィルタの製造方法において、第1透明基材と、第1透明基材上に設けられた電磁波シールド層とを含む電磁波シールド積層体を準備する工程と、第2透明基材と、第2透明基材上に設けられ映像のコントラストを高める光学機能層とを含む光学機能積層体を準備する工程と、近赤外線カット機能またはネオンカット機能、もしくは双方の機能を有する近赤外線/ネオンカット粘着材と、この近赤外線/ネオンカット粘着材の両面に設けられた一対の剥離テープとからなる粘着材積層体を準備する工程と、粘着材積層体から一方の剥離テープを剥離して近赤外線/ネオンカット粘着材を電磁波シールド積層体および光学機能積層体のうちのいずれか一方に貼り合わせる工程と、粘着材積層体から他方の剥離テープを剥離して近赤外線/ネオンカット粘着材を電磁波シールド積層体および光学機能積層体の他方に貼り合わせる工程と、
を備えたことを特徴とする表示装置用フィルタの製造方法である。
本発明は、表示装置の前面に設置される表示装置用フィルタの製造方法において、第1透明基材と、第1透明基材上に設けられた電磁波シールド層とを含む電磁波シールド積層体を準備する工程と、第2透明基材と、第2透明基材上に設けられ映像のコントラストを高める光学機能層とを含む光学機能積層体を準備する工程と、粘着材と、この粘着材の両面に設けられた一対の剥離テープとからなる粘着材積層体を準備する工程と、粘着材積層体から一方の剥離テープを剥離して粘着材を電磁波シールド積層体および光学機能積層体のうちのいずれか一方に貼り合わせる工程と、粘着材積層体から他方の剥離テープを剥離して粘着材を電磁波シールド積層体および光学機能積層体の他方に貼り合わせる工程と、電磁波シールド積層体または光学機能積層体のいずれかの外面に、近赤外線カット機能またはネオンカット機能、もしくは双方の機能を有する近赤外線/ネオンカット粘着材を設ける工程と、備えたことを特徴とする表示装置用フィルタの製造方法である。
本発明は、近赤外線/ネオンカット粘着材上に、反射防止層を更に設けたことを特徴とする表示装置用フィルタの製造方法である。
本発明は、近赤外線/ネオンカット粘着材は、画像表示部側粘着材となることを特徴とする表示装置用フィルタの製造方法である。
本発明は、電磁波シールド積層体または光学機能積層体のいずれかの外面に、反射防止層を更に設けたことを特徴とする表示装置用フィルタの製造方法である。
本発明は、支持用基材を更に設けたことを特徴とする表示装置用フィルタの製造方法である。
本発明は、表示装置の前面に設置される表示装置用フィルタにおいて、第1透明基材と、第1透明基材上に設けられた電磁波シールド層とを有する電磁波シールド積層体と、第2透明基材と、第2透明基材上に設けられ映像のコントラストを高める光学機能層とを有する光学機能積層体とを備え、電磁波シールド積層体と光学機能積層体は近赤外線カット機能またはネオンカット機能、もしくは双方の機能を有する近赤外線/ネオンカット粘着材により貼り合わされていることを特徴とする表示装置用フィルタである。
本発明は、表示装置の前面に設置される表示装置用フィルタにおいて、第1透明基材と、第1透明基材上に設けられた電磁波シールド層とを有する電磁波シールド積層体と、第2透明基材と、第2透明基材上に設けられ映像のコントラストを高める光学機能層とを有する光学機能積層体とを備え、電磁波シールド積層体と光学機能積層体は粘着材により貼り合わされ、電磁波シールド積層体または光学機能積層体のいずれかの外面に、近赤外線カット機能またはネオンカット機能、もしくは双方の機能を有する近赤外線/ネオンカット粘着材が設けられていることを特徴とする表示装置用フィルタである。
本発明は、近赤外線/ネオンカット粘着材上に、反射防止層を更に設けたことを特徴とする表示装置用フィルタである。
本発明は、近赤外線/ネオンカット粘着材は、画像表示部側粘着材となることを特徴とする表示装置用フィルタである。
本発明は、電磁波シールド積層体または光学機能積層体のいずれかの外面に、反射防止層を更に設けたことを特徴とする表示装置用フィルタである。
本発明は、支持用基材を更に設けたことを特徴とする表示装置用フィルタである。
本発明は、上記記載の表示装置用フィルタと、表示装置とを備えたことを特徴とするフィルタ付き表示装置である。
以上のように本発明によれば、電磁波シールド層を含む電磁波シールド積層体の巻体、光学機能層を含む光学機能積層体の巻体および接着材積層体の巻体を予め準備しておく。これらの巻体から電磁波シールド積層体、光学機能積層体および粘着材積層体を順次繰り出し貼り合わせることにより、容易に表示装置用フィルタを製造することができる。この場合、粘着材積層体の粘着材が近赤外線/ネオンカット粘着材からなっているか、あるいは電磁波シールドに積層体または光学機能積層体のいずれかの外面に、近赤外線/ネオンカット粘着材が設けられている。このため透明基材を含む近赤外線/ネオンカットフィルムを別に準備する必要はなく、透明基材の数を減らすことができ、かつ表示装置用フィルタの透過率を向上させ、製造コストの低減および軽量化を図ることができる。
表示用フィルタの構成
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図2は、本発明による表示用フィルタを示す構成図であり、図3は比較例としての表示用フィルタを示す構成図であり、図4乃至図8は本発明による表示用フィルタの製造方法を示す工程図であり、図9乃至図14は電磁波シールド層の製造工程を示す図であり、図15乃至図16は映像のコントラストを高める光学機能層の製造工程を示す図である。
まず、図1乃至図2により本発明による表示用フィルタについて説明する。
図1に示すように本発明による表示用フィルタ10は、プラズマディスプレイパネル(PDP)30等の映像表示装置の前面に設置されるものである。
このような表示用フィルタ10は、第1透明基材11aと、第1透明基材11aに後述する近赤外線/ネオンカット粘着材11cを介して貼り合わされた第2透明基材11bと、第1透明基材11a上に設けられた電磁波シールド層12と、第2透明基材11b上に設けられ、PDP30からの映像のコントラストを高める光学機能層20とを備えている。このうち電磁波シールド層12はPDP30から放出され人体に有害な電磁波を効果的に遮蔽するものであり、光学機能層20は外光を効果的に吸収してPDP30からの映像のコントラストを高めるものである。
電磁波シールド層12は導電性メッシュフィルムまたは金属薄膜等からなり、電磁波を効果的に遮蔽することができる。
また光学機能層20は、透明樹脂部21と、この透明樹脂部21内に埋め込まれた断面くさび状の黒化樹脂部22とからなり、この黒化樹脂部22により外光を効果的に吸収することができる。
なお、第1透明基材11aと電磁波シールド層12とから電磁波シールド積層体12Aが構成され、第2透明基材11bと光学機能層20とから光学機能積層体20Aが構成されている。
また、電磁波シールド層12上には、反射防止層用粘着材13を介して反射防止層14が設けられ、他方、光学機能層20上には画像表示部側粘着材24が設けられている。
なお反射防止層14を電磁波シールド層12上にウエット塗布または真空成膜により形成してもよい。
反射防止層14は空気とフィルタ10との間の屈折率差による反射を防止するとともに、PDP30表面の反射を防止するものである。この反射防止層14は光学薄膜を積層することにより構成される。
また反射防止層用粘着材13および画像表示部側粘着材24としては、粘着性をもつアクリル樹脂等を用いることができる。
なおPDP用粘着材24は、表示装置用フィルタ10をPDP30の前面に接着させるものである。そして表示装置用フィルタ10をPDP30の前面に接着させることにより、表示装置用フィルタ10とPDPとからなるフィルタ付きPDP(フィルタ付表示装置)が得られる。
近赤外線/ネオンカット粘着材11cは、近赤外線(NIR near infrared)およびネオン(Ne)光をカットするとともに粘着性を有する。なお、近赤外線/ネオンカット粘着材1cは近赤外線カット機能およびネオンカット機能の双方の機能を有しているが、近赤外線カット機能またはネオンカット機能のいずれか一方のみの機能をもっていてもよい。また近赤外線/ネオンカット粘着材11cを近赤外線カット機能を有する近赤外線カット粘着材と、ネオンカット機能を有するネオンカット粘着材の2層構造としてもよい。
近赤外線/ネオンカット粘着材11cは、粘着性を有するアクリル樹脂と、アクリル樹脂中に含まれた近赤外線吸収色素およびネオン吸収色素とを有している。近赤外線/ネオンカット粘着材1cを構成する樹脂としては、アクリル樹脂の他、アクリル系、エステル系、ウレタン系、フッ素系、ポリイミド系、エポキシ系、またはポリウレタンエステル系等の接着剤、あるいは、主成分としてメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、または2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート等を含有したアクリル系粘着剤によって形成された樹脂が挙げられる。なお、「(メタ)アクリレート」とは、アクリレートおよびメタアクリレートの双方を意味する。接合剤層5を形成するにあたっては、必要に応じて、その原料にイソシアネート系、ポリチオール系、イミド系等の硬化剤を含有させることができる。近赤外線吸収色素は、800〜1100nmの波長の光をカットするようになっており、ネオン吸収色素は、570〜600nmの波長の光をカットするようになっている。
近赤外線吸収色素としては、イモニウム系化合物、ジインモニウム系化合物、フタロシアニン系化合物、アルミニウム塩系化合物、金属錯体化合物が挙げられる。
またネオン吸収色素としては、シアニン系色素、サブフタロシアニン系色素、ポルフィリン、テトラアザポルフィリン系色素労等が挙げられる。
図1において、電磁波シールド層12を含む電磁波シールド積層体12Aと、光学機能層20を含む光学機能積層体20Aが近赤外線/ネオンカット粘着材11cにより貼り合わされている。このため近赤外線/ネオンカット粘着材11cにより、近赤外線およびネオン光を効果的にカットすることができる。また近赤外線/ネオンカット層を形成するために、透明基材を含む近赤外線/ネオンカットフィルムを別個に設ける必要がないので、透明基材の数を減らすことができ、かつ透明基材を接合するための接着層が不要となる。
すなわち、比較例として図3に示す表示装置用フィルタ60は、第1透明基材11aと、第1透明基材11aに保持された電磁波シールド層12と、中間透明基材61と、中間透明基材61に保持された近赤外線/ネオンカット層62と、第2透明基材11bと、第2透明基材11bに保持された光学機能層20とを備えている。また第1透明基材11aにより保持された電磁波シールド層12と、中間透明基材61により保持された近赤外線/ネオンカット層62と、第2透明基材11bにより保持された光学機能層20は、互いに粘着材63,64を介して接着されている。
また電磁波シールド層12に反射防止層用粘着材13を介して反射防止層14が設けられ、光学機能層20上に画像表示部側粘着材24を介してPDPが設けられている。
図3に示す比較例としての表示装置用フィルタ60は、電磁波シールド層12を保持する第1透明基材11aと、近赤外線/ネオンカット層62を保持する中間透明基材61と、光学機能層20を保持する第2透明基材11bとを含むため、基材の数が増加し、表示装置用フィルタ60の透過率が低下する。
これに対して図1に示すように本発明によれば、電磁波シールド積層体12Aと光学機能積層体20Aとが近赤外線/ネオンカット粘着材11cにより貼り合わされているので、近赤外線およびネオン光を効果的にカットすることができるとともに、近赤外線/ネオンカット層を設けるために予め透明基材を含む近赤外線/ネオンカットフィルムを設ける必要がなくなる。このため基材の数を減少させ、表示装置用フィルタの透過率を向上させ、かつ表示装置用フィルタの製造コストの低減および表示装置用フィルタの軽量化を図ることができる。
なお、図1において電磁波シールド層12上に反射防止層用粘着材13を介して反射防止層14を設けた例を示したが、これに限らず反射防止層14の代わりに表面に凹凸をつけて外光を散乱させるぎらつき防止層を設けてもよい。また電磁波シールド層12をPDP30側に配置するとともに、光学機能層20を観察側へ配置し、さらにまた反射防止層14を電磁波シールド層12側ではなく、光学機能層20側に設けてもよい。さらに表示装置用フィルタ10は、画像表示部側粘着材24側に配置され、全体を保持する機能をもつガラス、フィルム等からなる支持用基材10Aを有していてもよい(図2参照)。
なお表示装置用フィルタ10をPDP30の前面に装着する方法として、上述のように表示装置用フィルタ10を画像表示部側粘着材24を介してPDP30の前面に接着させる方法の他、支持用基材10Aを有する表示装置用フィルタ10を準備し、この支持用基材10AとPDP30とを接着させてもよい。
また支持用基材10Aを有する表示装置用フィルタ10を支持用基材10AがPDP30側を向くように配置し、表示装置用フィルタ10とPDP30との間に空間をあけるようにして表示装置用フィルタ10の周縁をPDP30に固定してもよい。
さらにまた支持用基材10Aを有しない表示装置用フィルタ10を準備し、表示装置用フィルタ10とPDP30との間に空間をあけるようにして表示装置用フィルタ10の周縁をPDP30に固定してもよい。
また上記実施の形態において、電磁波シールド積層体12Aと光学機能積層体20Aを近赤外線/ネオンカット粘着材11cにより貼り合わせた例を示したが、電磁波シールド積層体12Aと光学機能積層体20Aを通常の粘着材で貼り合わせ、反射防止用粘着材13または画像表示部側粘着材24の一方または双方を近赤外線/ネオンカット粘着材から形成してもよい。
表示装置用フィルタの製造方法
次に表示装置用フィルタの製造方法について説明する。まず図1に示す表示装置用フィルタ10の製造方法について、図4(a)(b)および図5(a)(b)(c)により説明する。
はじめに図4(a)に示すように第1透明基材11aを用意するとともに、第1透明基材11aに電磁波シールド層12を設けて電磁波シールド積層体12Aを作製し準備しておく。他方、図4(b)に示すように第2透明基材11bを用意するとともに、第2透明基材11bに光学機能層20を設けて光学機能積層体20Aを準備する。
次に図5(a)に示すように、電磁波シールド積層体12Aを準備する一方で、後述のように、近赤外線/ネオンカット粘着材11cと、この近赤外線/ネオンカット粘着材11cの両面に設けられた一対の剥離テープ40,40とからなる粘着材積層体40Aが準備される(図7および図8参照)。
そして粘着材積層体40Aから一方の剥離テープ40が剥離されて近赤外線/ネオンカット粘着材11cが電磁波シールド積層体12Aの第1透明基材11a上に貼り合わされ、更に他方の剥離テープ40も剥離されて近赤外線/ネオンカット粘着材11cが光学機能積層体20Aの第2透明基材11b上に貼り合わされる(図5(b))。
その後、図5(c)に示すように、電磁波シールド層12上に反射防止層用粘着材13を介して反射防止層14を設け、光学機能層20上に画像表示部側粘着材24を設けることにより図1に示す表示装置用フィルタ10が得られる。次に表示装置用フィルタ10は画像表示部側粘着材24を介してPDP30の前面に接着される。
次に他の表示装置用フィルタ10の製造方法について、図4(a)(b)および図6(a)(b)(c)により説明する。
はじめに図4(a)に示すように第1透明基材11aを用意するとともに、第1透明基材11aに電磁波シールド層12を設けて電磁波シールド積層体12Aを作製し準備しておく。他方、図4(b)に示すように第2透明基材11bを用意するとともに、第2透明基材11bに光学機能層20を設けて光学機能積層体20Aを準備する。
次に図6(a)に示すように、光学機能積層体20Aを準備する一方で、後述のように、近赤外線/ネオンカット粘着材11cと、この近赤外線/ネオンカット粘着材11cの両面に設けられた一対の剥離テープ40,40とからなる粘着材積層体40Aが準備される(図7および図8参照)。
そして粘着材積層体40Aから一方の剥離テープ40が剥離されて近赤外線/ネオンカット粘着材11cが光学機能積層体20Aの第2透明基材11b上に貼り合わされ、更に他方の剥離テープ40も剥離されて近赤外線/ネオンカット粘着材11cが電磁波シールド積層体12Aの第1透明基材11a上に貼り合わされる(図6(b))。
その後、図6(c)に示すように、電磁波シールド層12上に反射防止層用粘着材13を介して反射防止層14を設け、光学機能層20上に画像表示部側粘着材24を設けることにより図1に示す表示装置用フィルタ10が得られる。次に表示装置用フィルタ10は画像表示部側粘着材24を介してPDP30の前面に接着される。
次に図7および図8により、図1に示す表示装置用フィルタ10の具体的な製造方法について述べる。
まず図7および図8に示すように、第1透明基材11aと、第1透明基材11a上に設けられた電磁波シールド層12とを含む電磁波シールド積層体12Aを準備しておき、この電磁波シールド積層体12Aを巻きとり巻体45を作製する。
また第2透明基材11bと、第2透明基材11b上に設けられた光学機能層20とを含む光学機能積層体20Aを準備しておき、この光学機能積層体20Aを巻きとり巻体55を作製する(図8)。
一方、近赤外線/ネオンカット粘着材11cと、この近赤外線/ネオンカット粘着材11cの両面に設けられた一対の剥離テープ40,40とからなる粘着材積層体40Aを作製しておき、この粘着材積層体40Aを巻きとり巻体41を作製する。
次に粘着材積層体40Aの巻体41から粘着材積層体40Aを繰り出しながら、一方の剥離テープ40を剥離ロール42において剥離し、剥離ロール42において剥離された剥離テープ40は巻取ロール43に巻き取られる。
粘着材積層体40Aは、次にガイドロール44を経てニップロール46に到る。
この間、巻体45から電磁波シールド積層体12Aが繰り出され、ニップロール46において電磁波シールド積層体12Aの第1透明基材11aに粘着材積層体40Aの近赤外線/ネオンカット粘着材11cが貼り合わされ、このようにして粘着材付き電磁波シールド積層体(粘着材付き積層体)12Bが得られる。
この粘着材付き電磁波シールド積層体12Bは、ガイドロール47を経て巻き取られて巻体51となる。
次に図8に示すように、巻体51から粘着材付き電磁波シールド積層体12Bが繰り出され、剥離ロール52において粘着材付き電磁波シールド積層体12Bから他方の剥離テープ40が剥離され、剥離ロール52において剥離された剥離テープ40は巻取ロール53に巻き取られる。
次に粘着材付き電磁波シールド積層体12Bはガイドロール54を経てニップロール56に到る。
この間、巻体55から光学機能積層体20Aが繰り出され、ニップロール56において光学機能積層体20Aの第2透明基材11bに、粘着材付き電磁波シールド積層体12Bの近赤外線/ネオンカット粘着材11cが貼り合わされる。
このようにして光学機能積層体20Aと、粘着材付き電磁波シールド積層体12Bとが貼り合わされ、ガイドロール57を経て巻体58が得られる。
次に電磁波シールド層12上に反射防止層用粘着材13を介して反射防止層14を設け、光学機能層20上に画像表示部側粘着材24を設けることにより、図1に示す表示装置用フィルタ10が得られる。
なお、図7乃至図8に示す表示装置用フィルタの製造方法において、まず粘着材積層体40Aの近赤外線/ネオンカット粘着材11cと電磁波シールド積層体12Aとが貼り合わされた後、粘着材付き電磁波シールド積層体12Bの近赤外線/ネオンカット粘着材11cと光学機能積層体20Aとが貼り合わされる例を示したが、はじめに粘着材積層体40Aの近赤外線/ネオンカット粘着材11cと光学機能積層体20Aとを貼り合わせておき、次に粘着材付き光学機能積層体の近赤外線/ネオンカット粘着材11cと電磁波シールド積層体12Aとを貼り合わせてもよい。また電磁波シールド積層体12Aの第1透明基材11aと光学機能積層体20Aの第2透明基材11bとを向い合わせ、これら第1透明基材11aと第2透明基材11bを近赤外線/ネオンカット粘着材11cで貼り合わせた例を示したが、これに限らず電磁波シールド積層体12Aの電磁波シールド層12および光学機能積層体20Aの光学機能層20を近赤外線/ネオンカット粘着材11c側に配置して、電磁波シールド積層体12Aと光学機能積層体20Aを近赤外線/ネオンカット粘着材11cにより貼り合わせてもよい。
あるいは電磁波シールド積層体12Aの電磁波シールド層12と光学機能積層体20Aの第2透明基材11bとを近赤外線/ネオンカット粘着材11cにより貼り合わせてもよく、さらに電磁波シールド積層体12Aの第1透明基材11aと光学機能積層体20Aの光学機能層20を近赤外線/ネオンカット粘着材11cにより貼り合わせてもよい。
各構成部材の説明
次に表示装置用フィルタ10を構成する各構成部材について説明する。
(透明基材)
第1透明基材11aおよび第2透明基材11bとしては、PET製フィルム、アクリル製フィルム等のプラスチックフィルム、あるいは強化ガラスまたは半強化ガラス等を用いることができる。
第1および第2透明基材11a,11bを構成するプラスチックフィルムは高透明性と耐熱性を有することが望ましく、高分子成形物および高分子成形物の積層体を用いることができる。透明性に関しては可視光線透過率が80%以上であることが有利であって、耐熱性に関してはガラス転移温度が50℃以上であることが望ましい。とりわけ、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリサルフォン(PS)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリスチレン、ポリエチレンナフタレート、ポリアリルレート、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリイミド、トリアセチルセルロース(TAC)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)等を挙げることができる。これらのうち、ポリエチレンテレフタレート(PET)製のフィルムを用いることが望ましい。
(電磁波シールド層)
電磁波を遮蔽する電磁波シールド層12としては、導電性メッシュフィルム、または金属薄膜と高屈折率透明薄膜を積層した多層透明導電膜を用いることができる。また電磁波シールド層12を導電性ペーストまたは導電性インクにより作製することもできる。電磁波シールド層12の形状は、メッシュ状(格子状)のほか、ストライプ状、その他幾何学模様をとることができる。
導電性メッシュフィルムとしては一般的には、接地された金属メッシュ、または合成樹脂や金属繊維のメッシュに金属被覆したものを用いることができる。導電性メッシュフィルムを構成する金属の材質としては例えば、銅、クロム、ニッケル、銀、モリブデン、タングステン、アルミニウムなど電気伝導性に優れ、加工性が高い金属であれば、いずれも使用可能である。
多層透明導電膜としては、ITO(Indium Tin Oxide)等の高屈折透明薄膜と、金、銀、銅、白金、パラジウムなどの金属薄膜とを交互に積層した材料を用いることができる。
金属薄膜は、銀(Ag)または銀を含有した合金から構成された薄膜層である。そのうち、銀の単体は、好適に使用できる。
ITO等の高屈折率透明薄膜層は、可視光に対して透過性を有しており、金属薄膜との屈折率の差によって、金属薄膜により可視光線が反射されることを防止する効果を有する。
次に図9および図10により、導電性メッシュフィルムからなる電磁波シールド層12の製造方法について述べる。
図9は電磁波シールド層12をエッチング法により製造する方法を示す図である。
図9に示すように、まず第1透明基材11a上に金属箔、例えば銅箔をラミネートするか、あるいは第1透明基材11a上に蒸着、スパッタ等を施して、例えば銅蒸着を施して、第1透明基材11a上に導電膜(または金属膜)、例えば銅層31aを設ける。
次に第1透明基材11aの銅層31a上に、パターン状に形成されたレジストを設ける。この場合、銅層31a上に、フォトリソグラフィー法、スクリーン印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷あるいは電子印刷により、パターン状にレジストを形成することができる。
次にパターン状のレジストをマスクとして、銅層31aをエッチング除去し、その後レジストを除去することにより、銅層31aからなる導電性メッシュフィルムを形成することができる。次に銅層31a上に黒化層31bを形成することにより、銅層31aと黒化層31bとからなる導電性メッシュフィルムの電磁波シールド層12が得られる。この場合、黒化層31bはニッケル、クロム、コベルト酸化銅等からなり、蒸着、スパッタリング、めっき、薬液浸漬等を用いて形成される。
図9において電磁波シールド層12の黒化層31bは、反射防止機能を果たす。
図10は電磁波シールド層12をめっき法により製造する方法を示す図である。
図10に示すように、まず第1透明基材11a上にパラジウム等を含む触媒32cを印刷により設ける。次に触媒32c上に銅めっきを施して銅層32aを形成し、その後銅層32a上に黒色電解めっきを施して黒化層32bを形成する。
このようにして触媒32cと、銅層32aと、黒化層32bとからなる導電性メッシュフィルムからなる電磁波シールド層12が得られる。
次に図11により、導電性ペーストからなる電磁波シールド層12の製造方法について説明する。
図11は、導電性ペーストからなる電磁波シールド層12を製造する方法を示す図である。
図11に示すように、まず第1透明基材11a上に透明なUV硬化樹脂33bを塗布し、このUV硬化樹脂33b上に型を当てながらUV照射することによりUV硬化樹脂33bを硬化させて凹部を形成する。
次にUV硬化樹脂33bの凹部内に導電性ペースト33aを充てんし硬化または乾燥させることにより、導電性ペースト33aを含む電磁波シールド層12が得られる。
なお、UV硬化樹脂33bの代わりに、熱硬化樹脂を用い加熱して硬化してもよく、電子線硬化樹脂を用いて電子線により硬化してもよい。
導電性ペーストは、導電性金属を樹脂中に分散させたものであり、前記導電性金属の比抵抗値が0.5×10−5Ω・cm以下になるようにすることが好ましい。
前記導電性金属としては、銀、銅、ニッケル、アルミニウム、金ステンレス、タングステン、クロム、チタン等の金属あるいはこれらの2種以上を組み合わせた合金等を使用できるが、導電性や樹脂分散の容易性、価格の点から、銀、銅、ニッケルが適している。
前記導電性金属を分散させる前記樹脂としては、ゴム系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸エステル系樹脂または共重合体の熱可塑性樹脂を使用することができる。これらの他に、アクリルモノマー、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエーテルアクリレート、ポリエステルアクリレート等の重合性モノマーも使用できる。これらの重合性モノマーは前記熱可塑性樹脂と組み合わせて使うことができる。更に、これらの樹脂を汎用溶剤に溶解させるか、または無溶剤のまま金属分散剤等とともに撹拌・混合して使用することができる。
なお、これらの重合性モノマーに、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂等の熱硬化性樹脂を添加することも可能である。これらのポリマーは必要に応じて2種以上共重合してもよいし、ブレンドして使用することも可能である。これらは通常汎用溶剤に溶解させるか、または無溶剤のまま金属分散剤等とともに撹拌・混合して使用することができる。
次に図12により、導電性インクからなる電磁波シールド層12の製造方法について説明する。
図12は導電性インク法により電磁波シールド層12を製造する方法を示す図である。
図12に示すように、第1透明基材11a上に導電性インク34aを用いて印刷し、この導電性インクを硬化または乾燥させることにより、導電性インク34aからなる電磁波シールド層12が得られる。
導電性インク34aとしては、一般に金属微粒子を硬化性有機バインダーと混合したもので、通常使用される金属(フィラー)としては、金、銀、銅、ニッケル、アルミニウム、その他および合金類あるいは異種金属混合系などがある。これらの導電性は、例えば塗料のフィラーとしては銀は10−5Ω・cm以上、金は10−6Ω・cm以上である。また、硬化性有機バインダー類としてはアクリル樹脂系、ポリエステル樹脂系、塩化ビニール樹脂系、エポキシ樹脂系、フェノール樹脂系、ポリオレフィン系、メラミン樹脂系など良く知られている。これらの金属フィラーを用いた導電性インクは一般市販品であり、かつ導電性が10−3〜10−6Ω・cmを示すので、例えばITOの導電性10〜10Ω・cmに比して高く電磁波遮蔽材料として好適である。
次に図13により、金属薄膜と高屈折透明薄膜を交互に積層した電磁波シールド層12をスパッタリングにより製造する方法について説明する。図13に示すように、まず第1透明基材11a上にスパッタリング法により銀(Ag)からなる導電性の金属薄膜35bを形成する。次に金属薄膜35b上にスパッタリング法によりITOからなる高屈折透明薄膜35aを形成し、このようにして第1透明基材11a上に金属薄膜35bと、高屈折透明薄膜35aを交互に積層することにより電磁波シールド層12を得ることができる。
なお、金属薄膜35bを構成するAgは、近赤外線を反射する材料となっている。このためAgからなる金属薄膜35bは、近赤外線カット機能を有する。
また、図14に示すように、第1透明基材11a上に自己組織化するインク、例えばITOインクを塗布するだけで、このITOインクが自己組織化して網目状の電磁波シールド層12を得ることができる。
また第1透明基材11a上に溶剤に分散された針状の金属微粒子または樹脂中に分散された針状の金属微粒子をスピンコート、ディップコート、ダイコートまたはキャストコートにより塗布し、乾燥または硬化させることにより電磁波シールド層12を形成してもよい。この場合、第1透明基材11a上に針状の金属微粒子が配列されてなる金属膜により電磁波シールド層12が形成される。また電磁波シールド層12を形成する際、パターニングが不要となる。また金属としては、金、銀、銅などがある。
(光学機能層)
光学機能層20は透明樹脂部21と、透明樹脂部21内に埋込まれた黒化樹脂部22とからなっている。このうち黒化樹脂部22はくさび形断面を有しているが、矩形状断面、逆くさび形断面、三角形断面、半円形断面を有していてもよい(図15および図16参照)。
ここで、図15は光学機能層20の製造方法を示す断面図であり、図16は光学機能層20を示す平面図である。
図16に示すように、光学機能層20の黒化樹脂部22は、一線状に帯状となって延び、表示装置用フィルタ10をPDP30に設置した場合、黒化樹脂部22の方向は左右方向となる。
光学機能層20の透明樹脂部21はUV硬化樹脂で形成され、黒化樹脂部22は光を吸収することができる黒色無機物および/または有機物、金属等で形成することができる。特に金属の場合には電気伝導度が大きく、電気抵抗が低いため、金属粉末を添加して黒化樹脂部22を形成した場合、金属粉末の濃度によって電気抵抗の調節が可能である。また、黒化樹脂部22としては炭素、あるいは炭素を含む樹脂を用いることもできる。
次に図15により、光学機能層20を製造する方法について説明する。図15に示すように、まず第2透明基材11b上に透明なUV硬化樹脂21を塗布し、このUV硬化樹脂21上に型を当てながらUV照射することによりUV硬化樹脂21を硬化させて、凹部を形成する。
次にUV硬化樹脂21の凹部内に黒化樹脂部となる黒化インキを充てんし乾燥または硬化させる。このことによりUV硬化樹脂からなる透明樹脂部21と、黒化樹脂部22とからなる光学機能層20を得ることができる。
なお、透明樹脂部21をUV硬化樹脂で形成する代わりに、電子線硬化樹脂または熱硬化樹脂を用いて形成してもよい。
また他の光学機能層20の製造方法としては、まず透明基材11上に黒色樹脂を用い、フォトリソグラフィー、インクジェット、その他の印刷法により凸状のパターンを形成し、この凸状のパターン上全面を覆って透明樹脂を塗布して光学機能層20を製造してもよい。この場合黒色樹脂により黒化樹脂部22が形成され、透明樹脂により透明樹脂部21が形成される。
本発明による表示用フィルタの一実施の形態を示す構成図。 本発明による表示用フィルタの変形例を示す構成図。 比較例としての表示用フィルタを示す構成図。 本発明による表示用フィルタの製造方法を示す工程図。 本発明による表示用フィルタの製造方法を示す工程図。 本発明による表示用フィルタの製造方法の変形例を示す工程図。 本発明による表示用フィルタの製造方法の具体例を示す工程図。 本発明による表示用フィルタの製造方法の具体例を示す工程図。 電磁波シールド層をエッチング法により製造する工程を示す図。 電磁波シールド層をめっき法により製造する工程を示す図。 電磁波シールド層を製造する工程を示す図。 電磁波シールド層を導電インク法により製造する工程を示す図。 電磁波シールド層をスパッタリング法により製造する工程を示す図。 電磁波シールド層を自己組織化法により製造する工程を示す図。 光学機能層を製造する工程を示す図。 光学機能層を示す平面図。
符号の説明
10 表示装置用フィルタ
11a 第1透明基材
11b 第2透明基材
11c 近赤外線/ネオンカット粘着材
12 電磁波シールド層
12A 電磁波シールド積層体
12B 粘着材付き電磁波シールド積層体
13 反射防止層用粘着材
14 反射防止層
20 光学機能層
20A 光学機能積層体
21 透明樹脂部
22 黒化樹脂部
24 表示部側粘着材
30 PDP
40 剥離テープ
40A 粘着材積層体
41 粘着材積層体の巻体
45 電磁波シールド積層体の巻体
55 光学機能積層体の巻体

Claims (13)

  1. 表示装置の前面に設置される表示装置用フィルタの製造方法において、
    第1透明基材と、第1透明基材上に設けられた電磁波シールド層とを含む電磁波シールド積層体を準備する工程と、
    第2透明基材と、第2透明基材上に設けられ映像のコントラストを高める光学機能層とを含む光学機能積層体を準備する工程と、
    近赤外線カット機能またはネオンカット機能、もしくは双方の機能を有する近赤外線/ネオンカット粘着材と、この近赤外線/ネオンカット粘着材の両面に設けられた一対の剥離テープとからなる粘着材積層体を準備する工程と、
    粘着材積層体から一方の剥離テープを剥離して近赤外線/ネオンカット粘着材を電磁波シールド積層体および光学機能積層体のうちのいずれか一方に貼り合わせる工程と、
    粘着材積層体から他方の剥離テープを剥離して近赤外線/ネオンカット粘着材を電磁波シールド積層体および光学機能積層体の他方に貼り合わせる工程と、
    を備えたことを特徴とする表示装置用フィルタの製造方法。
  2. 表示装置の前面に設置される表示装置用フィルタの製造方法において、
    第1透明基材と、第1透明基材上に設けられた電磁波シールド層とを含む電磁波シールド積層体を準備する工程と、
    第2透明基材と、第2透明基材上に設けられ映像のコントラストを高める光学機能層とを含む光学機能積層体を準備する工程と、
    粘着材と、この粘着材の両面に設けられた一対の剥離テープとからなる粘着材積層体を準備する工程と、
    粘着材積層体から一方の剥離テープを剥離して粘着材を電磁波シールド積層体および光学機能積層体のうちのいずれか一方に貼り合わせる工程と、
    粘着材積層体から他方の剥離テープを剥離して粘着材を電磁波シールド積層体および光学機能積層体の他方に貼り合わせる工程と、
    電磁波シールド積層体または光学機能積層体のいずれかの外面に、近赤外線カット機能またはネオンカット機能、もしくは双方の機能を有する近赤外線/ネオンカット粘着材を設ける工程と、
    を備えたことを特徴とする表示装置用フィルタの製造方法。
  3. 近赤外線/ネオンカット粘着材上に、反射防止層を更に設けたことを特徴とする請求項2記載の表示装置用フィルタの製造方法。
  4. 近赤外線/ネオンカット粘着材は、画像表示部側粘着材となることを特徴とする請求項2記載の表示装置用フィルタの製造方法。
  5. 電磁波シールド積層体または光学機能積層体のいずれかの外面に、反射防止層を更に設けたことを特徴とする請求項1、2または4のいずれか記載の表示装置用フィルタの製造方法。
  6. 支持用基材を更に設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の表示装置用フィルタの製造方法。
  7. 表示装置の前面に設置される表示装置用フィルタにおいて、
    第1透明基材と、第1透明基材上に設けられた電磁波シールド層とを有する電磁波シールド積層体と、
    第2透明基材と、第2透明基材上に設けられ映像のコントラストを高める光学機能層とを有する光学機能積層体とを備え、
    電磁波シールド積層体と光学機能積層体は近赤外線カット機能またはネオンカット機能、もしくは双方の機能を有する近赤外線/ネオンカット粘着材により貼り合わされていることを特徴とする表示装置用フィルタ。
  8. 表示装置の前面に設置される表示装置用フィルタにおいて、
    第1透明基材と、第1透明基材上に設けられた電磁波シールド層とを有する電磁波シールド積層体と、
    第2透明基材と、第2透明基材上に設けられ映像のコントラストを高める光学機能層とを有する光学機能積層体とを備え、
    電磁波シールド積層体と光学機能積層体は粘着材により貼り合わされ、電磁波シールド積層体または光学機能積層体のいずれかの外面に、近赤外線カット機能またはネオンカット機能、もしくは双方の機能を有する近赤外線/ネオンカット粘着材が設けられていることを特徴とする表示装置用フィルタ。
  9. 近赤外線/ネオンカット粘着材上に、反射防止層を更に設けたことを特徴とする請求項8記載の表示装置用フィルタ。
  10. 近赤外線/ネオンカット粘着材は、画像表示部側粘着材となることを特徴とする請求項8記載の表示装置用フィルタ。
  11. 電磁波シールド積層体または光学機能積層体のいずれかの外面に、反射防止層を更に設けたことを特徴とする請求項7、8または10のいずれか記載の表示装置用フィルタ。
  12. 支持用基材を更に設けたことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか記載の表示装置用フィルタ。
  13. 請求項7乃至12のいずれか記載の表示装置用フィルタと、表示装置とを備えたことを特徴とするフィルタ付表示装置。
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