JP2008256344A - 温度変化の少ない地下層の冷熱を利用し、水温調整補助装置による温度調節した液体を、建築構造物及びコンテナ等全体に循環させたり、冷暖房機又は保温保冷庫に循環させ、その液体を冷熱源とする冷暖房及び保温保冷システム。 - Google Patents
温度変化の少ない地下層の冷熱を利用し、水温調整補助装置による温度調節した液体を、建築構造物及びコンテナ等全体に循環させたり、冷暖房機又は保温保冷庫に循環させ、その液体を冷熱源とする冷暖房及び保温保冷システム。 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】地熱を利用した効率の良い安価な冷暖房システムを提供する。
【解決手段】温度変化の少ない地下に貯水槽を作り、その貯水槽の周囲は、砕石等により蓄冷断熱する。温度変化の少ない地下層の冷熱を利用し、貯水した液体を水温補助調整装置により最適温度化する。この液体を、揚水ポンプにより建築構造物及びコンテナ等の天井に設置した受水皿まで揚げて、その液体を、建築構造物及びコンテナ等に設置された壁内通水槽により落水させ、建築構造物及びコンテナ等全体に循環させる冷暖房及び保温保冷システムである。さらに地下貯水槽から可動及び固定式の冷暖房機又は保温保冷庫に循環させることにより冷暖房及び保冷保温システムも可能とする。
【選択図】図1
【解決手段】温度変化の少ない地下に貯水槽を作り、その貯水槽の周囲は、砕石等により蓄冷断熱する。温度変化の少ない地下層の冷熱を利用し、貯水した液体を水温補助調整装置により最適温度化する。この液体を、揚水ポンプにより建築構造物及びコンテナ等の天井に設置した受水皿まで揚げて、その液体を、建築構造物及びコンテナ等に設置された壁内通水槽により落水させ、建築構造物及びコンテナ等全体に循環させる冷暖房及び保温保冷システムである。さらに地下貯水槽から可動及び固定式の冷暖房機又は保温保冷庫に循環させることにより冷暖房及び保冷保温システムも可能とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、夏は涼しく冬は暖かい地下層に設置された貯水槽から、地下の自然冷熱を利用し、ある程度適温化された液体を、さらに水温調補助整装置により最適温度化し、建築構造物及びコンテナ等全体に循環させることによる冷暖房及び保温保冷システムである。更には、その液体を可動及び固定式冷暖房機又は、保温保冷庫に循環させ、その液体を冷熱源とする冷暖房及び保温保冷システムでもある。
従来、建築構造物及びコンテナ等は、エアコン等の冷暖房機器により冷熱された空気によって冷暖房する。冷暖房機器の稼動中のみ、その冷暖房効果は継続するため、冷暖房効果を継続するには、機器を常に稼動させなければならない。当然、多くのエネルギー、特に化石エネルギーを消費する。冷暖房のみならず、保温保冷庫においても、そのほとんどは、機器の継続的稼動がなければ保温保冷することができない。大量のエネルギー消費は、地球温暖化を加速させてしまう。冷暖房機や保温保冷庫の省エネルギー化は、急務である。
省エネルギー率の高い冷暖房システムを供給するためには、継続的に稼動する冷暖房機器等の使用ではなく、蓄冷熱された媒体を利用し、冷暖房とすることが、効率よい。そのため、レンガや、石を蓄熱し、その蓄熱の発散により暖房とする蓄熱暖房機やオンドル等の暖房方法は、以前から利用されている。しかし、それらは固体のため当然ながら、流動性がない。よって、熱効率が悪い。また、温度の調節が著しく困難であるため、冬の比較的暖かい日には、暑くなりすぎてしまうという欠点がある。さらには暖房のみで冷房効果を発揮することはできない。建築構造物及びコンテナ等全体に、冷暖房効果が、流動できるようにならなければ、それらの問題は解決しない。また、温度の調節が可能な蓄冷熱媒体を利用しなければ、それらの問題を解決することはできない。
保温保冷庫においても建築構造物及びコンテナ等の冷暖房機器と同様に、冷暖房部が常時稼動していなくては、その機能が働かないので、エネルギーを大量に消費してしまう。
保温保冷庫においても建築構造物及びコンテナ等の冷暖房機器と同様に、冷暖房部が常時稼動していなくては、その機能が働かないので、エネルギーを大量に消費してしまう。
以上の課題を解決するために、本発明は、最適温度化された液体を、建築構造物及びコンテナ等や、保温保冷庫に循環させるシステムである。建築構造物及びコンテナ等全体を、均等に冷暖房するため、液体を利用する。つまり、温度変化の少ない地下に貯水槽を作る。その貯水槽の周囲は、砕石等により蓄冷熱する。温度変化の少ない地下層の冷熱を利用し、貯水した液体を水温調整補助装置により最適温度化する。気温の低い冬は、温水とし、気温の高い夏は冷水とする。この液体を、揚水ポンプにより建築構造物及びコンテナ等の天井に設置した受水皿まで揚げて、その液体を、建築構造物及びコンテナ等に設置された壁内通水槽を通し、落水させる。液体を建築構造物及びコンテナ等全体に循環させる冷暖房及び保温保冷システムである。
請求項2に記載の発明は、上記の発明において最適温度化した液体を、地下貯水槽から可動及び固定式の冷暖房機又は保冷保温庫に循環させる冷暖房及び保温保冷システムである。
本発明を使用することにより、最適温度化された液体がまんべんなく建築構造物及びコンテナ等全体にいきわたるため、冷熱効率が非常によい。また、冷熱源の媒体となる液体は、短時間で水温調整補助装置により最適温度とすることができる。本発明の最大の効果は四季を通じて温度変化の少ない地下に砕石等による蓄冷熱層を設けた貯水槽に液体を貯水するため、省エネルギー効率がよいことである。可動及び固定式の冷暖房機又は保温保冷庫に、最適温度化された液体を循環させた場合も、同様である。
従来の技術では、地下にある夏、涼しく、冬、暖かい空気を建物に循環させる建築工法があるが、本発明は気体ではなく、最適温度化された液体を建築構造物及びコンテナ等に循環させる。液体の循環により、室内の空気が冷暖房されたり保温保冷されるため、従来の空気そのものを循環させる方法に比べ、熱効率がよい。可動及び固定式の冷暖房機又は保温保冷庫の場合も同様である。
1 砕石等による蓄冷熱層
2 地下貯水槽
3 建物床下
4 室内空間
5 壁内通水層
6 天井受水皿
7 散水口
8 水温調整補助装置
9 揚水ポンプ
10 取水パイプ
11 可動及び固定式の冷暖房機又は保温保冷庫
12 壁
13 床
14 取水口
15 出水口
2 地下貯水槽
3 建物床下
4 室内空間
5 壁内通水層
6 天井受水皿
7 散水口
8 水温調整補助装置
9 揚水ポンプ
10 取水パイプ
11 可動及び固定式の冷暖房機又は保温保冷庫
12 壁
13 床
14 取水口
15 出水口
Claims (2)
- 温度変化の少ない地下層の冷熱を利用し、水温調整補助装置による温度調節した液体を建築構造物及びコンテナ等全体に循環させることによる冷暖房及び保温保冷システム。
- 温度変化の少ない地下層の冷熱を利用し、水温調整補助装置による温度調節した液体を可動及び固定式の冷暖房機又は保温保冷庫に循環させることによる冷暖房及び保温保冷システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007123950A JP2008256344A (ja) | 2007-04-06 | 2007-04-06 | 温度変化の少ない地下層の冷熱を利用し、水温調整補助装置による温度調節した液体を、建築構造物及びコンテナ等全体に循環させたり、冷暖房機又は保温保冷庫に循環させ、その液体を冷熱源とする冷暖房及び保温保冷システム。 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007123950A JP2008256344A (ja) | 2007-04-06 | 2007-04-06 | 温度変化の少ない地下層の冷熱を利用し、水温調整補助装置による温度調節した液体を、建築構造物及びコンテナ等全体に循環させたり、冷暖房機又は保温保冷庫に循環させ、その液体を冷熱源とする冷暖房及び保温保冷システム。 |
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CN104296445A (zh) * | 2014-10-17 | 2015-01-21 | 中山市蓝水能源科技发展有限公司 | 一种水蓄冷中接水式出水装置 |
CN107228448A (zh) * | 2017-07-24 | 2017-10-03 | 郑州云海信息技术有限公司 | 一种制冷系统及其制冷方法 |
JP2017537298A (ja) * | 2014-10-03 | 2017-12-14 | サンウェル・エンジニアリング・カンパニー・リミテッド | 略一定の温度を維持するための熱シールド |
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-
2007
- 2007-04-06 JP JP2007123950A patent/JP2008256344A/ja active Pending
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