JP2008255719A - 可動式防波堤及び可動式防波堤の作動方法 - Google Patents

可動式防波堤及び可動式防波堤の作動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】短期間で容易に構築でき、かつ、構築後においては、長期間にわたって確実に昇降することが可能な可動式防波堤及びその作動方法を提供する。
【解決手段】各内部鋼管6は、内部鋼管6内の上部に設けられた隔室7と開閉弁8とを備えている。隔室7は内部に海水が流入しないように密閉されている。開閉弁8の下側のポート8aには、隔壁9を貫通して内部鋼管6内に連通するパイプ10aが接続され、上側のポート8bには、隔室7を構成する内部鋼管6の端面6aを貫通して外部に連通するパイプ10bが接続されている。したがって、開閉弁8を開放すると内部鋼管6内と外部とが連通し、空気の出入りが可能となる、一方、開閉弁8を閉止すると内部鋼管6内と外部との連通は遮断される。
【選択図】図3

Description

本発明は、昇降可能な可動式防波堤及びこの可動式防波堤の作動方法に関する。
従来より、港口の海底地盤に連続して埋設した複数の鋼管矢板の外部鋼管の内部に、この鋼管矢板の内径よりも外径が小さく、かつ上部を閉塞した鋼管杭の内部鋼管を設け、凪の時には内部鋼管の柱列を海底面に埋伏させて港外と港内とを完全開放し、荒天時には駆動機構により各内部鋼管内に空気を送り、その浮力により海底面から上昇させ、内部鋼管の柱列を海面上に突出させた状態で港口を閉塞し、波浪の入射を防止する防波堤が構築されている。
この海面上に突出した内部鋼管を降下させるために、例えば、特許文献1には、内部鋼管の上部に空気出し入れ口を形成し、この空気出し入れ口を開閉するための開閉弁を設ける方法が開示されている。これは、開閉弁を開放して内部鋼管内の空気を空気出し入れ口から外部に排出させて浮力を低下させるとともに、内部鋼管を沈降させて、再び海底面に埋伏するものである。
また、特許文献2には、内部鋼管内の空気を吸引するための吸引装置と、一端は吸引装置に接続され、他端は内部鋼管内の上部に取り付けられて、各内部鋼管内の空気を送給するための配管とを設ける方法が開示されている。これは、吸引装置を駆動させて各内部鋼管内の空気を配管を介して外部に排出させて浮力を低下させるとともに、内部鋼管を沈降させて、再び海底面に埋伏するものである。
特開2004−116131号公報 特開2006−348611号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている内部鋼管を降下させる方法では、開閉弁が常時海水に接触しているために劣化が激しく、点検等を頻繁に行わなければならず、維持管理に手間とコストがかかるという問題点があった。
さらに、特許文献2に記載されている内部鋼管を降下させる方法では、所定の時間内で内部鋼管を沈降させるために径の大きいチューブ等を用いるので、取り扱いが困難で内部鋼管内にて取り付け作業を行うダイバーへの負担が大きいという問題点があった。また、取り扱いを容易にするためにチューブの径を小さくすると、沈降に時間を要することとなり、実用的でないという問題点があった。
そこで、本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、短期間で容易に構築でき、かつ、構築後においては、長期間にわたって確実に昇降することが可能な可動式防波堤及びその作動方法を提供する。
前記目的を達成するため、本発明の可動式防波堤は、海底面に設けた基礎コンクリートを貫通して海底地盤内に鉛直に挿通され、前記基礎コンクリートの表面に上面を開口させて直線配列された複数の外部鋼管と、各外部鋼管に昇降可能に挿通され、かつ下面が開口した内部鋼管と、各内部鋼管内に圧縮空気を供給するための鋼管用給気装置とを備え、前記内部鋼管内への給気により生ずる浮力により前記内部鋼管を海面上に突出させる可動式防波堤において、前記内部鋼管の上部に設けられ、内部に海水が流入しないように隔壁で密閉された隔室と、該隔室内に設置され、開くことにより前記内部鋼管内の空気を前記内部鋼管外に排出する開閉弁とを備えることを特徴とする(第1の発明)。
本発明による可動式防波堤によれば、開閉弁が密閉された隔室内に設けられるので、開閉弁が海水に接触するのを防止できる。したがって、開閉弁は劣化することなく、長期間にわたって確実に開閉動作を行うので、内部鋼管の昇降動作の信頼性を向上させることが可能となる。
また、隔室は内部に空気を含むので、内部鋼管に浮力が生じる。したがって、隔室を設けない場合よりも短時間で内部鋼管を上昇させることが可能になる。
第2の発明は、第1の発明において、前記開閉弁の一方のポートには、前記隔壁を貫通して前記内部鋼管内に連通するパイプが接続され、前記開閉弁の他方のポートには、前記内部鋼管を貫通して外部に連通するパイプが接続されていることを特徴とする。
本発明による可動式防波堤によれば、開閉弁の両端にはそれぞれパイプの一端が接続され、各パイプの他端はそれぞれ内部鋼管内、内部鋼管外に連通しているので、開閉弁を開放することにより内部鋼管内と内部鋼管外とを連通すること可能となる。したがって、開閉弁を開放することにより内部鋼管内の空気を内部鋼管外に排出して、内部鋼管を降下させることが可能となる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記開閉弁は圧縮空気による空気圧により作動する空気式バルブであり、該空気式バルブに圧縮空気を供給するための開閉弁用給気装置と、前記内部鋼管内に配設され、一端が前記開閉弁用給気装置に、他端が前記開閉弁に接続された送通管とを更に備えることを特徴とする。
本発明による可動式防波堤によれば、送通管は開閉弁の開閉動作に必要な圧力を伝達するだけでよいので、小さい径のものを用いることができる。小さい径の送通管は、取り扱いが容易なので、短時間で内部鋼管内や地盤内に設置することが可能になる。
第4の発明は、第1又は第2の発明において、前記開閉弁は電気により作動する電磁バルブであり、前記内部鋼管内に配設され、一端が前記開閉弁に接続された電線とを更に備えることを特徴とする。
本発明による可動式防波堤によれば、電線は開閉弁を開閉するためのものを1本用いればよいので、設置する電線の径を小さくすることができる。また、小さい径の電線は、取り扱いが容易なので、短時間で内部鋼管内や地盤内に設置することが可能になる。
第5の発明の可動式防波堤の作動方法は、海底面に設けた基礎コンクリートを貫通して海底地盤内に鉛直に挿通され、前記基礎コンクリートの表面に上面を開口させて直線配列された複数の外部鋼管と、各外部鋼管に昇降可能に挿通され、かつ下面が開口して上部が閉塞された内部鋼管と、各内部鋼管内に圧縮空気を供給するための鋼管用給気装置と、前記内部鋼管の上部に設けられ、内部に海水が流入しないように隔壁で密閉された隔室と、該隔室内に設置され、弁を開放することにより前記内部鋼管内の空気を前記内部鋼管外に排出する開閉弁とを備えた可動式防波堤の作動方法において、前記隔室内の前記開閉弁を閉止し、前記鋼管用給気装置より前記内部鋼管内へ圧縮空気を供給して前記内部鋼管に浮力を生じさせることにより前記内部鋼管を上昇させ、前記開閉弁を開放し、前記内部鋼管内の空気を前記内部鋼管外へ排出することにより前記内部鋼管を降下させることを特徴とする。
本発明の可動式防波堤を用いることにより、長期間にわたり内部鋼管を確実に昇降することが可能となる。
以下、本発明に係る可動式防波堤の好ましい実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の第一実施形態に係る可動式防波堤1のそれぞれ平面図、正面図である。図1及び図2に示すように、港の内外を仕切る可動式防波堤1の海底地盤E内には海底面GLを天端とする所定厚みの基礎コンクリート2が打設され、その周囲には根固め石3が敷設される。この基礎コンクリート2を鉛直に貫通して、海底地盤Eの深部にまで到達する外部鋼管4が密集して一直線上に埋設される。各外部鋼管4の底部は水中コンクリート5によって閉塞されるとともに、上部側は基礎コンクリート2の表面側に開口され、この各外部鋼管4内に底面が開口した内部鋼管6が昇降可能に挿通される。
図3は、本実施形態に係る可動式防波堤1の側断面図であり、図4は、本実施形態に係る可動式防波堤1を構成する内部鋼管6の縦断面図である。
図3及び図4に示すように、各内部鋼管6は、内部鋼管6内の上部に設けられた隔室7と、この隔室7内に設置され、弁を開放することにより内部鋼管6内の空気を内部鋼管6外に排出する開閉弁8とを備えている。開閉弁8は、圧縮空気による空気圧にて開閉作動する。本実施形態においては、給気装置11としてエアコンプレッサを、開閉弁8としてエア駆動バルブを用いた。
隔室7は、内部鋼管6の内周面に隔壁9を全周にわたって溶接等にて接合することにより構築され、内部鋼管6内の下方から内部に海水が流入しないように密閉されている。
開閉弁8の図中下側のポート8aには、隔壁9を貫通して内部鋼管6内に連通するパイプ10aが接続され、図中上側のポート8bには、隔室7を構成する内部鋼管6の端面6aを貫通して外部に連通するパイプ10bが接続されている。したがって、開閉弁8を開放すると内部鋼管6内と外部とが連通し、空気の出入りが可能となり、一方、開閉弁8を閉止すると内部鋼管6内と外部との連通は遮断される。
また、図3に示すように、可動式防波堤1には、圧縮空気を供給するための給気装置11と、開閉弁8に圧縮空気を送給するための開閉弁用送通管12と、内部鋼管6内に圧縮空気を送給するための浮上用送通管13と、給気装置11及び開閉弁8の開閉を操作する操作部14とが設けられている。
開閉弁用送通管12は、隔室7内に配設される隔室内送通管12aと、内部鋼管6内に配設される開閉弁用鋼管内送通管12bと、海底及び地盤内に敷設される開閉弁用埋設送通管12cとから構成される。この隔室内送通管12aと開閉弁用鋼管内送通管12bとは隔壁9に設けられた隔壁給気口9aを介して連結され、開閉弁用鋼管内送通管12bと開閉弁用埋設送通管12cとは各外部鋼管4の下部に設けられた開閉弁用給気口4aを介して連結されている。
隔室内送通管12aは、一端が開閉弁8に接続され、他端がアダプター等の継手にて隔壁給気口9aに接続されている。
開閉弁用鋼管内送通管12bは、一端がアダプター等の継手にて隔壁給気口9aに接続され、他端がアダプター等の継手にて開閉弁用給気口4aに接続されている。開閉弁用鋼管内送通管12bは、内部鋼管6の昇降に追随できるように蛇腹状の構成を有しており、変形自在である。
開閉弁用埋設送通管12cは、一端が継手にて開閉弁用給気口4aに接続され、他端が給気弁12dを介して給気装置11に接続されている。また、開閉弁用埋設送通管12cの他端付近には、開閉弁用送通管12内の圧力を解放するための排気弁12eが接続されている。
浮上用送通管13は、内部鋼管6内に配設される浮上用鋼管内送通管13aと、海底及び地盤内に敷設される浮上用埋設送通管13bとから構成され、各外部鋼管4の下部に設けられた浮上用給気口4bを介して連結されている。
浮上用鋼管内送通管13aは、一端が浮上用給気口4bにアダプター等の継手にて接続され、他端が沈降時における内部鋼管6の下部付近まで配設されて自由端となっている。
浮上用埋設送通管13bは、一端が浮上用給気口4bに継手にて接続され、他端が給気弁13cを介して給気装置11に接続されている。
給気装置11の駆動及び停止、並びに給気弁12d、13c及び排気弁12eの切替えは、操作部14により行われる。
図5〜図11は、本実施形態に係る可動式防波堤1の昇降状態を示す図である。
図5に示すように、凪の時は内部鋼管6を外部鋼管4の内部に格納して海底面GLと同一レベルとして港外と港内とを完全解放することで開放水域となり、海上を航行する船舶は自由に港内外を出入りできる。
この状態においては、開閉弁8は常時閉止した状態で、内部鋼管6内と海中との連通は遮断されている。また、給気弁12d、13c、排気弁12eもすべて閉止し、給気装置11は停止した状態である。
図6に示すように、凪の状態から荒天時期に移行し、海上のうねりが強くなった場合においては、付近を航行する船舶に対して電光掲示板、船舶無線、港内放送等の各種伝達手段を通じて港内を閉鎖する旨の警告を行い、船舶の安全を確認したうえで、操作部14(図3に示す)にて給気装置11を駆動させるとともに、給気装置11からの圧縮空気を内部鋼管6内に供給できるように給気弁13cを開放して、圧縮空気を内部鋼管6内に注入する。この状態においては、開閉弁8は閉止した状態で、内部鋼管6内と海中との連通は遮断されている。また、給気弁12d、排気弁12eも閉止した状態である。
そして、空気注入を続けると、図7に示すように、内部鋼管6は浮力を得て上昇する。内部鋼管6が上昇するとともに、開閉弁用鋼管内送通管12bも伸張して追随する。
図8に示すように、内部鋼管6が完全に上昇すると、給気弁13c(図3参照)を閉止するとともに、給気装置11を停止し、内部鋼管6内への給気を停止する。内部鋼管6は海上に屹立して入射する波浪を受けとめて港内を静穏な状態に保持する。この状態においては、開閉弁8は閉止した状態で、内部鋼管6内と大気との連通は遮断されている。また、給気弁12d、排気弁12eも閉止した状態である。
荒天状態が治まり、海上が凪いだと判断された場合は、港内を開放する旨の警報を発したうえで、排気弁12e(図3参照)を開放して、開閉弁用送通管12内の圧力を解放すると、図9に示すように、開閉弁8が開放され、内部鋼管6内と大気とが連通する。
すると、内部鋼管6内の空気が大気中に排出され、図10に示すように、内部鋼管6の柱列は浮力を失い、外部鋼管4内に下降を始める。そして、内部鋼管6の上端面の高さが海水面よりも低くなると海水が開閉弁8内を通過して内部鋼管6内に流入し始め、内部鋼管6の降下速度が速くなる。
この状態においては、給気弁12d、13c(図3参照)は閉止し、給気装置11は停止した状態である。
こうして、図11に示すように、内部鋼管6が完全に下降して外部鋼管4内に格納され、開放水域が形成されて船舶が自由に入出航可能となると、操作部14にて給気装置11を駆動させるとともに、排気弁12eを閉止し、給気弁12dを開放して圧縮空気を開閉弁用送通管12内に供給する。圧縮空気が供給されて送通管内が所定の圧力になると開閉弁8が閉止され、内部鋼管6内と海中との連通は遮断される。
開閉弁8が閉止した後に、給気弁12dを閉止するとともに、給気装置11を停止して、開閉弁8の閉止状態を保持する。この状態においては、給気弁13cは閉止した状態を保持している。
以上説明した本実施形態における可動式防波堤1によれば、開閉弁8が密閉された隔室7内に設けられるので、開閉弁8が海水に接触するのを防止できる。したがって、開閉弁8は劣化することなく、長期間にわたって確実に開閉動作を行うので、内部鋼管6の昇降動作の信頼性を向上させることが可能となる。
また、隔室7は内部に空気を含むので、内部鋼管6に浮力が生じる。したがって、隔室7を設けない場合よりも短時間で内部鋼管6を上昇させることが可能になる。この隔室7は、円板状の隔壁9を内部鋼管6の内周面に取り付けるだけでよく、安価に構築することが可能である。さらに、隔壁9の取り付けは地上で行うことができるので隔室7を確実に密閉状態にすることが可能となる。
さらに、開閉弁8の両端にはそれぞれパイプ10a、10bの一端が接続され、各パイプ10a、10bの他端はそれぞれ内部鋼管6内、内部鋼管6外に連通しているので、開閉弁8を開放することにより内部鋼管6内と内部鋼管6外とを連通すること可能となる。したがって、開閉弁8を開放することにより内部鋼管6内の空気を内部鋼管6外に排出して、内部鋼管6を降下させることが可能となる。
また、開閉弁用送通管12は、開閉弁8の開閉動作に必要な圧力を伝達するだけでよいので、小さい径(例えば、16A)のものを用いることができる。小さい径の開閉弁用送通管12は、取り扱いが容易なので、短時間で内部鋼管6内や地盤E内に設置することが可能になる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。以下の説明において、上記の実施形態に対応する部分には同一の符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
第二実施形態における可動式防波堤21は、開閉弁28として電気的に作動する電磁弁を用いるものである。
図12は、本発明の第二実施形態に係る可動式防波堤21の側断面図であり、図13は、本発明の第二実施形態に係る内部鋼管6の縦断面図である。
図12及び図13に示すように、開閉弁28の図中下側のポート28aには、隔壁9を貫通して内部鋼管6内と連通するパイプ10aが接続され、図中上側のポート28bには、端面6aを貫通して外部と連通するパイプ10bが接続されている。したがって、開閉弁28を開放すると内部鋼管6内と外部とが連通し、空気の出入りが可能となる、一方、開閉弁28を閉止すると内部鋼管6内と外部との連通は遮断される。
また、給気装置11と、浮上用送通管13と、開閉弁28の開閉を指示する操作部24と、一端が操作部24に、他端が開閉弁28に接続された開閉弁用電線22とが設けられている。
開閉弁用電線22は、隔室7内に配設される隔室内送電線22aと、内部鋼管6内に配設される開閉弁用鋼管内電線22bと、海底及び地盤内に敷設される開閉弁用埋設電線22cとから構成されている。この隔室内送電線22aと開閉弁用鋼管内電線22bとは隔壁9に設けられた隔壁配線口9bを介して連結され、開閉弁用鋼管内電線22bと開閉弁用埋設電線22cとは各外部鋼管4の下部に設けられた開閉弁用配線口4cを介して連結されている。
隔室内送電線22aは、一端が開閉弁28に接続され、他端が防水コネクター等の接続具にて隔壁配線口9bに接続されている。
開閉弁用鋼管内電線22bは、一端が防水コネクター等の接続具にて隔壁配線口9bに接続され、他端が防水コネクター等の接続具にて開閉弁用配線口4cに接続されている。開閉弁用鋼管内電線22bは、内部鋼管6の昇降に追随できるように蛇腹状の構成を有しており、変形自在である。
開閉弁用埋設電線22cは、一端が防水コネクター等の接続具にて開閉弁用配線口4cに接続され、他端が操作部24に接続されている。
給気装置11の駆動及び停止、並びに開閉弁28、給気弁13cの開閉は、操作部24により行われる。
図14〜図19は、本実施形態に係る可動式防波堤21の昇降状態を示す図である。
図14に示すように、凪の時は内部鋼管6を外部鋼管4の内部に格納している状態においては、開閉弁28は常時閉止した状態で、内部鋼管6内と海中との連通は遮断されている。また、給気弁13c(図12参照)も閉止し、給気装置11は停止した状態である。
図15に示すように、凪の状態から荒天時期に移行し、海上のうねりが強くなった場合においては、操作部24(図12参照)にて給気装置11を駆動させるとともに、給気装置11からの圧縮空気を内部鋼管6内に供給できるように給気弁13cを開放して、圧縮空気を内部鋼管6内に注入する。この状態においては、開閉弁28は閉止した状態で、内部鋼管6内と海中との連通は遮断されている。
そして、空気注入を続けると、図16に示すように、内部鋼管6は浮力を得て上昇する。内部鋼管6が上昇するとともに、開閉弁用鋼管内電線22bも伸張して追随する。
図17に示すように、内部鋼管6が完全に上昇すると、第一実施形態と同様に、給気弁13c(図12参照)を閉止するとともに、給気装置11を停止し、内部鋼管6内への給気を停止する。この状態においては、開閉弁28は閉止した状態で、内部鋼管6内と大気との連通は遮断されている。
荒天状態が治まり、海上が凪いだと判断された場合は、操作部24にて開閉弁28を開放すると、図18に示すように、内部鋼管6内と大気とが連通する。すると、内部鋼管6内の空気が大気中に排出され、内部鋼管6の柱列は浮力を失い、外部鋼管4内に下降を始める。この状態においては、給気弁13cは閉止し、給気装置11は停止した状態である。
それから、図19に示すように、内部鋼管6が完全に下降して外部鋼管4内に格納されると、操作部24にて開閉弁28を閉止し、内部鋼管6内と海中との連通を遮断する。この状態においては、給気弁13cは閉止し、給気装置11も停止した状態を保持している。
以上説明した本実施形態における可動式防波堤21によれば、開閉弁28が密閉された隔室7内に設けられるので、開閉弁28が海水に接触するのを防止できる。したがって、開閉弁28は劣化することなく、長期間にわたって確実に開閉動作を行うので、内部鋼管6の昇降動作の信頼性を向上させることが可能となる。
また、開閉弁用電線22は、開閉弁28を開閉するためのものを1本用いればよいので、開閉弁用電線22の径を小さくすることができる。小さい径の開閉弁用電線22は、取り扱いが容易なので、短時間で内部鋼管6内や地盤E内に設置することが可能になる。
次に、本発明の第三の実施形態について説明する。
第三実施形態における可動式防波堤31は、隔室37を内部鋼管6の上端面に突出するように設けるものである。
図20は、本発明の第三実施形態に係る内部鋼管6に隔室37を取り付けた状態を示す縦断面図である。図20に示すように、隔室37は、筒状で一端を蓋した形状を有する隔壁39を内部鋼管6の端面6aに溶接等にて内部に海水が流入しないように取り付けることにより設けられる。
この隔室37内には開閉弁8が設置されており、開閉弁8の図中下側のポート8aには、隔室37を構成する内部鋼管6の端面6aを貫通して内部鋼管6内と連通するパイプ10aが接続され、図中上側のポート8bには、隔室37の隔壁39を貫通して外部と連通するパイプ10bが接続されている。したがって、開閉弁8を開放すると内部鋼管6内と外部とが連通し、空気の出入りが可能となる、一方、開閉弁8を閉止すると内部鋼管6内と外部との連通は遮断される。
以上説明した本実施形態における可動式防波堤31によれば、開閉弁8が密閉された隔室37内に設けられるので、開閉弁8が海水に接触するのを防止できる。したがって、開閉弁8は劣化することなく、長期間にわたって確実に開閉動作を行うので、内部鋼管6の昇降動作の信頼性を向上させることが可能となる。
また、隔室37は、内部鋼管6の上端側に突出して設けられるので、既設の可動式防波堤の内部鋼管6に溶接等にて取り付けることが可能である。そして、溶接によるひずみ変位が生じても溶接部分は内部鋼管6の上端部なので内部鋼管6の外径への影響は少なく、ひずみの程度は予め設計等により算出していた内部鋼管6の外径と外部鋼管4の内径との隙間の範囲内であり、容易に外部鋼管4に挿通することが可能である。
本発明の第一実施形態に係る可動式防波堤の平面図である。 本発明の第一実施形態に係る可動式防波堤の正面図である。 本実施形態に係る可動式防波堤の側断面図である。 本実施形態に係る可動式防波堤を構成する内部鋼管の縦断面図である。 本実施形態に係る可動式防波堤の昇降状態を示す図である。 本実施形態に係る可動式防波堤の昇降状態を示す図である。 本実施形態に係る可動式防波堤の昇降状態を示す図である。 本実施形態に係る可動式防波堤の昇降状態を示す図である。 本実施形態に係る可動式防波堤の昇降状態を示す図である。 本実施形態に係る可動式防波堤の昇降状態を示す図である。 本実施形態に係る可動式防波堤の昇降状態を示す図である。 本発明の第二実施形態に係る可動式防波堤の側断面図である。 本発明の第二実施形態に係る可動式防波堤を構成する内部鋼管の縦断面図である。 本実施形態に係る可動式防波堤の昇降状態を示す図である。 本実施形態に係る可動式防波堤の昇降状態を示す図である。 本実施形態に係る可動式防波堤の昇降状態を示す図である。 本実施形態に係る可動式防波堤の昇降状態を示す図である。 本実施形態に係る可動式防波堤の昇降状態を示す図である。 本実施形態に係る可動式防波堤の昇降状態を示す図である。 本発明の第三実施形態に係る内部鋼管に隔室を取り付けた状態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 可動式防波堤 2 基礎コンクリート 3 根固め石
4 外部鋼管 4a 開閉弁用給気口 4b 浮上用給気口
4c 開閉弁用配線口 5 水中コンクリート 6 内部鋼管
6a 内部鋼管の端面 7 隔室 8 開閉弁
8a、8b ポート 9 隔壁 9a 隔壁給気口
9b 隔壁配線口 10a、10b パイプ 11 給気装置
12 開閉弁用送通管 12a 隔室内送通管
12b 開閉弁用鋼管内送通管 12c 開閉弁用埋設送通管 12d 給気弁
12e 排気弁 13 浮上用送通管
13a 浮上用鋼管内送通管 13b 浮上用埋設送通管 13c 給気弁
14 操作部 21 可動式防波堤 22 開閉弁用電線
22a 隔室内電線 22b 開閉弁用鋼管内電線
22c 開閉弁用埋設電線 24 操作部 28 開閉弁
28a、28b ポート 31 可動式防波堤 37 隔室
39 隔壁 E 地盤 WL 海面
GL 海底面

Claims (5)

  1. 海底面に設けた基礎コンクリートを貫通して海底地盤内に鉛直に挿通され、前記基礎コンクリートの表面に上面を開口させて直線配列された複数の外部鋼管と、各外部鋼管に昇降可能に挿通され、かつ下面が開口した内部鋼管と、各内部鋼管内に圧縮空気を供給するための鋼管用給気装置とを備え、前記内部鋼管内への給気により生ずる浮力により前記内部鋼管を海面上に突出させる可動式防波堤において、
    前記内部鋼管の上部に設けられ、内部に海水が流入しないように隔壁で密閉された隔室と、
    該隔室内に設置され、開くことにより前記内部鋼管内の空気を前記内部鋼管外に排出する開閉弁とを備えることを特徴とする可動式防波堤。
  2. 前記開閉弁の一方のポートには、前記隔壁を貫通して前記内部鋼管内に連通するパイプが接続され、
    前記開閉弁の他方のポートには、前記内部鋼管を貫通して外部に連通するパイプが接続されていることを特徴とする請求項1に記載の可動式防波堤。
  3. 前記開閉弁は圧縮空気による空気圧により作動する空気式バルブであり、
    該空気式バルブに圧縮空気を供給するための開閉弁用給気装置と、
    前記内部鋼管内に配設され、一端が前記開閉弁用給気装置に、他端が前記開閉弁に接続された送通管とを更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の可動式防波堤。
  4. 前記開閉弁は電気により作動する電磁バルブであり、
    前記内部鋼管内に配設され、一端が前記開閉弁に接続された電線とを更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の可動式防波堤。
  5. 海底面に設けた基礎コンクリートを貫通して海底地盤内に鉛直に挿通され、前記基礎コンクリートの表面に上面を開口させて直線配列された複数の外部鋼管と、各外部鋼管に昇降可能に挿通され、かつ下面が開口した内部鋼管と、各内部鋼管内に圧縮空気を供給するための鋼管用給気装置と、前記内部鋼管の上部に設けられ、内部に海水が流入しないように隔壁で密閉された隔室と、該隔室内に設置され、弁を開放することにより前記内部鋼管内の空気を前記内部鋼管外に排出する開閉弁とを備えた可動式防波堤の作動方法において、
    前記隔室内の前記開閉弁を閉止し、前記鋼管用給気装置より前記内部鋼管内へ圧縮空気を供給して前記内部鋼管に浮力を生じさせることにより前記内部鋼管を上昇させ、
    前記開閉弁を開放し、前記内部鋼管内の空気を前記内部鋼管外へ排出することにより前記内部鋼管を降下させることを特徴とする可動式防波堤の作動方法。
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