JP2008254303A - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】所謂シリアルスキャン方式において、記録ヘッドにおけるインク吐出部の位置精度や記録ヘッドの取付け精度の如何に拘わらず、高品位の画像を記録することができるインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法を提供すること。
【解決手段】副走査方向に対する吐出口列の傾き角度θと、先の記録走査によるドットの形成位置と後の記録走査によるドットの形成位置の副走査方向における距離Lと、に基づいて、後の記録走査によって形成されるドットの形成位置を主走査方向にずらす。
【選択図】図4

Description

本発明は、インクを吐出可能な記録ヘッドの主走査方向における移動と、記録媒体の副走査方向における搬送と、を伴って画像を記録する、所謂シリアルスキャン方式のインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法に関するものである。本発明は、一般的なプリンターにおける記録方法の他、複写機、通信システムを有するファクシミリ、プリント部を有するワードプロセッサ等における記録方法として適用することができる。さらに本発明は、それらの装置を複合的に組み合わせた複合装置における多機能記録方法等としても適用することができる。
インクジェット記録方法は、いわゆるノンインパクト記録方式であり、高速な記録が可能であること、様々な記録媒体に対して記録することが可能であること、記録の際の騒音が殆ど生じないことなどの特徴を持つ。このようなことから、インクジェット記録方法は、プリンター、複写機、ファクシミリ、ワードプロセッサ等の記録機構を担う方法として、広く採用されている。
インクジェット記録方式の記録装置(インクジェット記録装置)に用いられる記録ヘッドの代表的なインク吐出方式としては、ピエゾ素子などの電気機械変換体を用いたものが知られている。また、レーザーなどの電磁波を照射して発熱させ、この発熱による作用でインク滴を吐出させるもの、さらに、発熱抵抗体を有する電気熱変換素子によってインクを加熱し、膜沸騰の作用によりインク滴を吐出させるものなども知られている。電気熱変換素子を用いたインクジェット記録ヘッドは、記録液室内に設けた電気熱変換素子に、記録信号となる電気パルスを供給して発熱させることにより、インクに熱エネルギーを与えるものである。そして、その熱エネルギーを与えたときのインクの相変化により生じるインク発泡時(沸騰時)の気泡圧力を利用して、微小な吐出口から微小なインク滴を吐出させて、記録媒体に対し記録を行う。このような記録ヘッドは、一般に、インク滴を吐出するためのノズルと、このノズルにインクを供給する供給系と、を有している。
このようなインクジェット記録ヘッドを備えた記録装置は、低コストで高品位な文字や画像を記録可能である。このようなプリンターは、黒系液体としてのブラックインクや、カラー系液体としてのシアン、マゼンタ、およびイエローのインクを記録に用いている。
一般に、記録ヘッドにおけるインクの吐出口の数は、記録画像の高画質化に対応するために、64個から128個、さらには256個等に増えている。また、1インチ当たりの吐出口数に対応するdpi(ドット/インチ)は、300dpi、600dpi等となり、吐出口が高密度に配置されるようになっている。これらの吐出口に対して配置される電気熱変換体としての発熱体は、数μsecオーダーから10μsecオーダーのパルスによって駆動されて、インク中に膜沸騰による気泡を形成する。つまり、発熱体を高周波パルスによって駆動することにより、高速かつ高画質な記録を実現している。
ところが近年ではより高品位な記録画像が望まれる。すなわち、銀塩写真と同等の高品位のカラー画像の記録を達成するためには、記録媒体上に形成されるインクのドットが見えない(粒状感が無い)程度にまで、インクのドットを小ドット化することが必要となる。その場合、カラーインクの液滴は、約5pl(ピコリットル、10−12リットル)、ドット径40〜50μm程度となり、解像度は600×1200〜1200×1200dpi(dpiは1インチ当たりのドット数を示す単位)程度となる。
その他に、高画質の画像を記録するためには、記録ヘッドにおけるインク吐出部の位置精度、および、記録装置に対する記録ヘッドの取付け精度が問題となる。例えば、シリアルスキャン方式のインクジェット記録装置においては、これら位置精度や取付け精度の低下に起因して、縦罫線が傾いて記録されてしまう問題がある。シリアルスキャン方式においては、記録ヘッドが主走査方向に移動しつつ複数の吐出口からインクを吐出する動作と、記録媒体を主走査方向と交差(例えば、直交)する副走査方向(例えば、直交)に搬送する動作と、を繰り返すことによって、画像が記録される。このようなシリアルスキャン方式において、記録ヘッドにおけるインク吐出部の位置精度や、記録装置に対する記録ヘッドの取付け精度が悪化した場合には、複数の吐出口が配列された吐出口列の方向と、副走査方向と、の成す角度が変化する。そのため、吐出口列を形成する複数の吐出口からインク滴を吐出して、記録媒体上に縦罫線を記録した場合に、その縦罫線が副走査方向に傾いて記録されて、記録品位の低下を招くおそれがある。
特許文献1には、テストパターンを記録させ罫線の傾きを視覚的に確認させる技術が開示されている。
特開平11−240143号公報
上述のようなインク滴の微小液滴化、および記録画像の高画質化に伴い、記録ヘッドのインク吐出部の位置精度、および、記録装置に対する記録ヘッドの取付け精度の要求がさらに厳しくなっている。また、マルチパス記録方式により画像を記録した場合、インク滴の重なり具合が変化して記録画像に粒状感が生じたり、さらには、記録画像に色味の濃いエリアと薄いエリアが発生して画像品位が著しく低下するおそれがあった。一般に、マルチパス記録方式においては、画像データを互いに補間関係にあるn種類のマスクで間引き、記録ヘッドのn回の主走査に分けて画像を記録し、それらの主走査の間に、記録媒体を通常の搬送量の1/nだけ副走査方向に搬送する。
本発明の目的は、所謂シリアルスキャン方式において、記録ヘッドにおけるインク吐出部の位置精度や記録ヘッドの取付け精度の如何に拘わらず、高品位の画像を記録することができるインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法を提供することにある。
本発明のインクジェット記録装置は、インクを吐出可能な複数の吐出口が配列された吐出口列を備えた記録ヘッドを用い、前記吐出口列と交差する主走査方向に前記記録ヘッドを移動させつつ前記吐出口からインクを吐出して記録媒体上にドットを形成する記録走査と、前記主走査方向と交差する副走査方向に前記記録媒体を搬送する搬送動作と、を繰り返すことにより、前記記録媒体上に画像を記録するインクジェット記録装置において、前記副走査方向に対する前記吐出口列の傾き角度と、先の記録走査によるドットの形成位置と後の記録走査によるドットの形成位置の前記副走査方向における距離と、に基づいて、前記後の記録走査によって形成されるドットの形成位置を前記主走査方向にずらす制御手段を備えることを特徴とする。
本発明のインクジェット記録方法は、インクを吐出可能な複数の吐出口が配列された吐出口列を備えた記録ヘッドを用い、前記吐出口列と交差する主走査方向に前記記録ヘッドを移動させつつ前記吐出口からインクを吐出して記録媒体上にドットを形成する記録走査と、前記主走査方向と交差する副走査方向に前記記録媒体を搬送する搬送動作と、を繰り返すことにより、前記記録媒体上に画像を記録するインクジェット記録方法において、前記副走査方向に対する前記吐出口列の傾き角度と、先の記録走査によるドットの形成位置と後の記録走査によるドットの形成位置の前記副走査方向における距離と、に基づいて、前記後の記録走査によって形成されるドットの形成位置を前記主走査方向にずらすことを特徴とする。
本発明によれば、所謂シリアルスキャン方式において、副走査方向に対する記録ヘッドの吐出口列の傾き角度に応じて、記録ヘッドから吐出されるインクによって形成されるドットの形成位置を主走査方向にずらす。この結果、記録ヘッドにおけるインク吐出部の位置精度や記録ヘッドの取付け精度の如何に拘わらず、高品位の画像を記録することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、以下の各実施形態で示される数値は一例であり、本発明はこれらに限定されるものではない。また、本発明は、各実施形態に限らず、これらをさらに組み合わせるものであってもよく、この明細書の特許請求の範囲に記載された本発明の概念に包含されるべき他の技術にも応用することができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明を適用可能なシリアルスキャンタイプのインクジェット記録装置の概略構成図である。
本例の記録装置のキャリッジ102には、ブラックインク吐出用の記録ヘッドH1000と、シアン、マゼンタ、およびイエローインク吐出用の記録ヘッドH1001と、が位置決めされて交換可能に搭載される。キャリッジ102には、記録ヘッドH1000およびH1001上の外部信号入力端子を介して、それらに駆動信号等を伝達するための電気接続部が設けられている。
キャリッジ102は、装置本体に設置されたガイドシャフト103に沿って、矢印Xの主走査方向に往復移動可能にガイドされている。キャリッジ102は、キャリッジモータ104のモータプーリ105と従動プーリ106との間に掛け渡されたタイミングベルト107が連結され、これらを含む駆動機構によって駆動される。キャリッジ102にはホームポジションセンサ130が設けられており、そのホームポジションセンサ130が、装置本体の定位置に備わる遮蔽板136の位置を通過した際に、キャリッジ102がホームポジションに位置したことが検出される。
記録ヘッドH1000およびH1001には、インクを吐出可能な複数の吐出口が形成されており、それらの吐出口は、矢印Xの主走査方向と交差する方向(本例の場合は、直交する方向)に配列されている。吐出口からインクを吐出するための吐出エネルギー発生手段としては、電気熱変換体(ヒータ)やピエゾ素子などを用いることができる。電気熱変換体を用いた場合には、その発熱によりインクを発泡させ、その発泡エネルギーを利用して吐出口からインクを吐出することができる。
記録用紙やプラスチック薄板等の記録媒体108は、給紙モータ135がギアを介してピックアップローラ131を回転させることにより、オートシートフィーダ(ASF)132から一枚ずつ分離して給紙される。さらに、この記録媒体108は、搬送ローラ109の回転(搬送動作)により、記録ヘッドH1000およびH1001の吐出口面(吐出口の形成面)と対向する位置(プリント部)を通って、矢印Yの副走査方向に搬送される。
搬送モータ134の駆動力は、ギアを介して搬送ローラ109に伝達される。記録媒体108が給紙されたか否かの判定と、その給紙時における記録媒体108の頭出し位置の確定は、記録媒体108が装置本体側の定位置に備わるペーパエンドセンサ133を通過した時点で行われる。ペーパエンドセンサ133は、記録媒体108の後端の位置、および、その後端の後端の位置に基づいて記録媒体108上における現在の記録位置を割り出すためにも使用される。
記録媒体108は、プリント部において平坦なプリント面を形成するように、その裏面がプラテン(不図示)により支持される。キャリッジ102に搭載される記録ヘッドH1000およびH1001は、それらの吐出口面がキャリッジ102から下方へ突出して、記録媒体108のプリント面と平行になるように保持される。
記録ヘッドH1000およびH1001は、複数の吐出口の並び方向が主走査方向に対して交差(本例の場合は、直交)するようにキャリッジ102に搭載され、これらの吐出口からインクを吐出することによって画像を記録する。記録ヘッドH1001の代わりに、ライトマゼンタ、ライトシアン、ブラックのインクを吐出可能な記録ヘッドを搭載することにより、高画質フォトプリンタとして使用することも可能である。
図2は、本発明を適用可能な記録装置の制御系の概略ブロック構成図である。CPU100は、後述する本記録装置の動作の制御処理やデータ処理等を実行する。ROM101は、それらの処理手順等のプログラムが格納され、またRAM102は、それらの処理を実行するためのワークエリアなどとして用いられる。記録ヘッドH1000,H1001(以下、これらを総括して「記録ヘッドH」ともいう)からのインクの吐出は、CPU100がインクの吐出エネルギー発生手段の駆動信号をヘッドドライバHAに供給することにより行われる。その駆動信号は、パーソナルコンピュータ形態などのホスト装置200から供給される画像データに基づいて生成される。CPU100は、キャリッジ102を主走査方向に駆動するためのキャリッジモータ104を、モータドライバ104Aを介して制御し、また記録媒体108を副走査方向に搬送するための搬送モータ134を、モータドライバ134Aを介して制御する。110は、記録ヘッドHの後部に配置されたスキャナであり、記録ヘッドHと共に主走査方向に移動することによって、記録媒体108上の記録画像を光学的に読み取ることができる。後述するように、このスキャナ110を用いて記録媒体108上に記録したパターンを読み取ることにより、そのパターンの寸法を測定することができる。
図7から図9は、記録ヘッドHにおける吐出口の配列方向が副走査方向に傾いた場合の記録結果の変化を説明するための図である。本例の記録ヘッドHには、吐出口列L1,L2上のそれぞれに吐出口hがピッチPの間隔で形成され、列L1上の吐出口hと列L2上の吐出口hは、P/2ピッチずつずらされている。本例における記録方式はマルチパス記録方式であり、記録装置の記録モードとして、記録ヘッドHを複数回走査させることによって画像の記録を完成させるマルチパス記録モードが選択される。以下においては、マルチパス記録モードとして、2パス記録モードを選択した場合を例にして説明する。2パス記録モード以外のマルチパス記録モードであっても同様の記録結果となる。
図7は、吐出口列L1,L2が矢印Yの副走査方向に対して傾いていない場合、つまり、記録ヘッドHのインク吐出部の位置精度、および、キャリッジ102に対する記録ヘッドHの取付け精度が確保されている場合の記録結果の説明図である。この場合、それらの吐出口列L1,L2は、矢印Xの主走査方向に対して直交している。
図中白丸は、記録ヘッドHの奇数番目の走査(1走査目,3走査目,5走査目・・・)時に、吐出口hから吐出されるインク滴によって形成される記録媒体108上のドットである。h1は、吐出口列L1上に位置する第1吐出口、h8は、吐出口列L2上に位置する第8吐出口である。図中ハッチングされた白丸は、記録ヘッドHの偶数番目の走査(2走査目,4走査目,6走査目・・・)時に、吐出口hから吐出されるインク滴によって形成される記録媒体108上のドットである。それらの走査の間における記録媒体108の搬送量は、記録ヘッドHにおける吐出口列の長さLの半分(=L/2)となる。
ラインLa上のドットD1−1、D1−2、D1−3、D1−4は、第1吐出口h1から吐出されるインク滴によって、1走査目、2走査目、3走査目、4走査目に形成される。ラインLb上のドットD8−1、D8−2、D8−3は、第8吐出口h8から吐出されるインク滴によって、1走査目、2走査目、3走査目に形成される。ラインLa,Lbは、いずれも矢印Yの副走査方向に沿うラインLa上に位置する。したがって、それらのラインLa,Lb上のドットは、主走査方向において等間隔d(本例の場合は、600dpi(ドット/インチ))に位置する。つまり、奇数番目の走査によって形成されるドットと、偶数番目の走査によって形成されるドットは、主走査方向において一定の間隔dで均等に整列しており、記録画像に粒状性が現れることがなく、また、色味の濃いエリアと薄いエリアとが発生することもない。以下においては、説明の便宜上、間隔dはドットが重ならない程度の一定の間隔とする。実際に形成されるドットdは、記録媒体108におけるインクの滲みなどによって互いに重なることもある。
図8は、吐出口列L1,L2が副走査方向に対して角度θだけ傾いた場合の記録結果の説明図である。この場合も図7と同様に、2パス記録モードによる記録例である。
記録媒体108上に形成されるドット列La−1は、吐出口列L1,L2の傾きに対応する角度θだけ傾き、その傾きによって、吐出口列の長さLに対する主走査方向のドットのずれ量は、L×sinθとなる。そのため、奇数番目の走査によって形成されるドットと、偶数番目の走査によって形成されるドットと、が主走査方向において互いに重なる記録領域と、それらが主走査方向において互いに重ならない記録領域と、が生じる。前者の記録領域におけるドット間隔d1は、d1=d+L/n×sinθとなり、後者の記録領域におけるドット間隔d2は、d2=d−L/n×sinθとなる。nはマルチパス数である。本例の場合は2パスであるため、n=2である。このように、ドット間隔がd1、d2のように不均一となるため、記録画像に粒状性が現れることになる。
図9は、図8と同様に吐出口列L1,L2が副走査方向に対して角度θだけ傾き、さらに、奇数番目の走査によって形成されるドットと、偶数番目の走査によって形成されるドットと、が主走査方向にずれた場合における記録結果の説明図である。この場合も図7および図8と同様に、2パス記録モードによる記録例である。
奇数番目の走査によって形成されるドットと、偶数番目の走査によって形成されるドットと、が主走査方向にずれる原因としては、双方向記録時における記録タイミングのずれが考えられる。すなわち、主走査方向における往路および復路方向(矢印X1,X2方向)の一方を奇数番目の走査、他方を偶数番目の走査として、双方向記録を行ったときに、両者の走査においてインクの吐出タイミングがずれた場合が考えられる。
角度θの傾きによって、吐出口列の長さLに対する主走査方向のドットのずれ量は、L×sinθとなり、かつ、奇数番目の走査によって形成されるドットと、偶数番目の走査によって形成されるドットは、主走査方向に間隔qだけずれる。その間隔qは、例えば1200dpiに対応する間隔である。これらのずれの影響により、奇数番目の走査によって形成されるドットと、偶数番目の走査によって形成されるドットと、が主走査方向において互いに重なる記録領域と、それらが主走査方向において互いに重ならない記録領域と、が生じる。そのため、色味の濃い記録エリアA1と、色味の薄い記録エリアA2と、が生じる。記録エリアA2におけるドット間隔d3は、d3=q+d+L/n×sinθとなる。これらの結果、記録画像上にスジやムラが生じて、画像品位が著しく低下する。
本実施形態は、このような図7から図8の記録状況の比較結果に基づいて、記録画像における色味の差(ムラ)の発生を防止するための対策を講じた。
次に、本実施形態におけるインクジェット記録方法について具体的に説明する。
前述したように、記録媒体上のドット列の方向と副走査方向とに傾きθが生じた場合には、奇数番目と偶数番目の走査によって形成されるドットが主走査方向において互いに重なる記録領域と、それらが主走査方向において互いに重ならない記録領域と、が生じる。この影響による色味の差(ムラ)の発生を防止するために、本実施形態においては、まず傾き角度θを測定する。
角度θの測定方法としては、図3に示すように、角度θを測定するためのパターンPaを記録媒体108上に記録する。本例のパターンPaは、1パス記録モードによって記録される縦罫線であり、記録ヘッドHの吐出口から吐出されたインク滴を記録媒体108上に着弾させることにより、ドット列として形成される。傾きθがある場合には、1走査目、2走査目、・・・によって記録される縦罫線が不連続となる。このパターンPaにおいて、それぞれの走査によって記録される縦罫線の先頭(または最後)のドットを結ぶ直線をZとし、この直線Zを基準として、寸法xおよびyを測る。寸法xは、主走査方向における縦径線の幅、寸法yは、副走査方方向における縦罫線の長さであり、それらの寸法xおよびyは、記録ヘッドHの後部に配置されたスキャナ110(図2参照)によって読み取ったパターンPaの画像に基づいて、検出することができる。そして、これらの寸法xおよびyから、角度θを算出することができる(tanθ=x/y)。また、t走査目とt+1走査目に形成されるドットが主走査方向にずれている場合には、パターンPaの読み取り画像に基づいて、そのずれ量を検出することもできる。
図4は、第1走査後における記録媒体108の搬送量Aと、上述のように検知した角度θと、に基づいて、記録ヘッドHによる主走査方向の記録位置を調整する。すなわち、既に記録された縦罫線の延長線Lc上に縦罫線を記録するように、インクの吐出タイミングつまり記録タイミングを制御する。記録タイミングのずらし量Bは、A×tanθとなる。
図5は、前述した図8および図9のようにドットの形成位置がずれる場合において、図4のように記録タイミングを制御したときのドットの形成位置の説明図である。画像は、記録媒体108に対して角度θ傾いて記録されることになる。しかし、t走査目に形成されるドットの列La−1の延長線上にt+1走査目のドットが形成されることになり、それらのドットが互いに重なることはない。よって、図8および図9の場合と比較して、ドットが互いに均等の間隔dに整列され、記録画像の粒状性が現れることなく、また、色味の濃いエリアと薄いエリアが発生することもない。図9のように、t走査目とt+1走査目(奇数番目および偶数番目の走査)に形成されるドットが主走査方向にずれる場合には、そのときのずれ量qも記録タイミングを制御することにより補正する。
例えば、図6に示すように、吐出口列の長さLが0.43インチのときに、角度θが0.05°の場合には、その吐出口列の長さLに対して主走査方向におけるドットのずれ量は10μmとなる。この場合、記録媒体108がA4サイズのときには、その記録媒体108の後端における主走査方向のドットのずれ量Cは約0.27mmとなり、それは実使用上問題のない程度である。同様に、吐出口列の長さLが0.43インチのときに、角度θが0.21°の場合には、その吐出口列の長さLに対して主走査方向におけるドットのずれ量は40μmとなる。この場合、記録媒体108がA4サイズのときには、その記録媒体108の後端における主走査方向のドットのずれ量Cは約1.08mmとなり、それも実使用上問題のない程度である。
(第2の実施形態)
図10から図12は、本発明の第2の実施形態を説明するための図である。本実施形態においては、t走査目とt+1走査目(奇数番目と偶数番目の走査)に形成されるドットが主走査方向にqだけずれる場合に、記録タイミングを制御する。本実施形態も前述した実施形態と同様に、任意の長さの画像に対して、記録ヘッドHを複数回走査(スキャン)させるマルチパス記録モードによって画像を完成させるものであり、そのマルチパス記録モードとして2パス記録モードを採用している。ただし、3パス記録モード以上であってもよい。要は、記録媒体上の単位記録領域当たりの画像を複数回の記録走査によって記録するためのマルチパス記録モードであればよい。
図10において、白丸によって現されるt走査目のドット、および、ハッチングされた白丸によって現されるt+1走査目のドットは、1200dpiに相当する量qだけ走査方向に意図的にずらされている。その理由は、主走査方向の画像解像度が高密度であるときに、記録媒体108におけるインクのにじみを考慮したためである。この場合の記録画像は、ドットが互いに均等に整列するために、粒状性が出現することがなく、また、色味の濃いエリアと薄いエリアとが発生することもない。
図11は、図10のようにt走査目とt+1走査目に形成されるドットが主走査方向に量qだけずらされる場合に、前述した図8と同様に、ドット列La−1が副走査方向に角度θだけ傾いたときの記録結果の説明図である。ドットの形成位置は、t走査目とt+1走査目に形成されるドットが主走査方向に量qだけずれると共に、吐出口列の長さLに対して主走査方向にL×tanθだけずれる。そのため、t走査目とt+1走査目のドットが互いに重なる領域A1と、それらが重ならない領域A2と、が現れ、図10の場合と比較して、色味の濃いエリアと薄いエリアとが発生することになる。この結果、記録画像上にスジやムラなどの欠陥が出現して、画像品位が著しく低下する。
本実施形態においては、このような画像品位の低下を抑えるために、まずは、前述した第1の実施形態の場合と同様に角度θを測定する。そして、第1の実施形態の場合と同様に、第1走査後における記録媒体108の搬送量Aと、測定した角度θと、に基づいて、記録ヘッドHによる主走査方向の記録位置を調整する。すなわち、既に記録されたドット列La−1の延長線Lc上にドットを形成するように、インクの吐出タイミングつまり記録タイミングを制御する。記録タイミングのずらし量は、A×tanθとなる。
図12は、図11のようにドットの形成位置がずれる場合において、上述したように記録タイミングを制御したときのドットの形成位置の説明図である。画像は、記録媒体108に対して角度θ傾いて記録されることになる。しかし、t走査目とt+1走査目に形成されるドットが互いに重なることはない。よって、図11の場合と比較して、ドットが互いに均等の間隔dに整列され、記録画像の粒状性が現れることなく、また、色味の濃いエリアと薄いエリアが発生することもない。
例えば、吐出口列の長さLが0.43インチのときに、角度θが0.05°の場合には、その吐出口列の長さLに対して主走査方向におけるドットのずれ量は10μmとなる。この場合、記録媒体108がA4サイズのときには、その記録媒体108の後端における主走査方向のドットのずれ量は約0.27mmとなり、それは実使用上問題のない程度である。同様に、吐出口列の長さLが0.43インチのときに、角度θが0.21°の場合には、その吐出口列の長さLに対して主走査方向におけるドットのずれ量は40μmとなる。この場合、記録媒体108がA4サイズのときには、その記録媒体108の後端における主走査方向のドットのずれ量は約1.08mmとなり、それも実使用上問題のない程度である。
このように本実施形態は、単位記録領域当たりの画像を複数回の記録走査によって記録するマルチパス記録モードにおいて、それら複数回の記録走査の内の少なくとも1回の記録走査によって形成されるドットの形成位置を主走査方向に規定量qだけずらす。そして、その規定量qに対して、記録タイミングのずらし量A×tanθを加える。
また、記録媒体108の左右両端からはみ出した領域にまでインクを吐出して、いわゆる余白無しの記録(ふち無し記録)を行った場合、上記のように実使用上問題とならない程度のドットのずれ量は、視覚的により認識しづらくなり効果的である。このように、記録媒体108の左右両端に対して余白無しの記録を行う場合には、ふち無し記録モードが選択されて、記録ヘッドは記録媒体108の両端からはみ出した領域に対してもインクを吐出することになる。その記録媒体108の両端からのはみ出し量は、角度θに応じて設定して、記録媒体108の両端に余白が現れないようにする。そのはみ出し量は、記録媒体108の両端に余白が現れない範囲内の下限値に設定することにより、より効果なふち無し記録が可能となる。また、主走査方向における記録媒体108の両方の縁部に対してのみならず、それらの一方の縁部に対してふち無し記録を行う場合も同様である。要は、主走査方向に対する吐出口列の傾き角度に応じて、記録媒体108の縁部からはみ出すはみ出し領域を制限することにより、そのはみ出し領域を必要最小限に抑えることができる。
(他の実施形態)
前述した実施形態においては、記録ヘッドを複数回走査(スキャン)させることによって、副走査方向における任意の長さの画像の記録を完成させるマルチパス記録モードを採用し、記録媒体の搬送量は一定であった。しかし、記録媒体の搬送量は必ずしも一定である必要はない。例えば、記録画像の品位を向上させるために、記録媒体の記録始めおよび記録終わりのときの搬送量を少なくしてもよく、この場合であっても本発明の記録方法は有効である。
本発明において、副走査方向に対する記録ヘッドの吐出口列の傾き角度は、前述したように、縦罫線の記録結果をスキャナによって読み取って検出する他、種々の方法によって取得することができる。例えば、その傾き角度に関する情報を記録装置の外部から入力することもできる。本発明は、このような吐出口列の傾き角度と、先の記録走査によるドットの形成位置と後の記録走査によるドットの形成位置の副走査方向における距離と、に基づいて、後の記録走査によって形成されるドットの形成位置を主走査方向にずらすことができればよい。前者の傾き角度をθ、後者の距離をAとしたときには、後の記録走査によって形成されるドットの形成位置を主走査方向にA×tanθずらすことになる。前述した実施形態において、先の記録走査によるドットの形成位置は、記録媒体に対する1回目の記録走査によって形成されるドットの形成位置とした。
本発明を適用可能なインクジェット記録装置の概略平面図である。 図1のインクジェット記録装置の制御系のブロック構成図である。 本発明の第1の実施形態における傾き角度測定用パターンの記録例の説明図である。 本発明の第1の実施形態における記録ヘッドの駆動タイミングのずらし量の説明図である。 本発明の第1の実施形態による記録例の説明図である。 本発明の第1の実施形態による記録画像と記録媒体との関係の説明図である。 記録ヘッドの吐出口の配列方向が傾いていないときにおける記録例の説明図である。 記録ヘッドの吐出口の配列方向が傾いたときにおける記録例の説明図である。 記録ヘッドの吐出口の配列方向が傾き、かつ奇数番目と偶数番目の走査によって形成されるドットがずれたときにおける記録例の説明図である。 記録ヘッドの吐出口の配列方向が傾いていない場合に、奇数番目と偶数番目の走査によって形成されるドットを意図的にずらしたときにおける記録例の説明図である。 記録ヘッドの吐出口の配列方向が傾いている場合に、奇数番目と偶数番目の走査によって形成されるドットを意図的にずらしたときにおける記録例の説明図である。 本発明の第2の実施形態における記録例の説明図である。
符号の説明
102 キャリッジ
108 記録媒体
110 スキャナ
H(H1001、H1000) 記録ヘッド
L1,L2 吐出口列
θ 傾き角度
B ずらし量
La−1 ドット列
Lc 延長線

Claims (8)

  1. インクを吐出可能な複数の吐出口が配列された吐出口列を備えた記録ヘッドを用い、前記吐出口列と交差する主走査方向に前記記録ヘッドを移動させつつ前記吐出口からインクを吐出して記録媒体上にドットを形成する記録走査と、前記主走査方向と交差する副走査方向に前記記録媒体を搬送する搬送動作と、を繰り返すことにより、前記記録媒体上に画像を記録するインクジェット記録装置において、
    前記副走査方向に対する前記吐出口列の傾き角度と、先の記録走査によるドットの形成位置と後の記録走査によるドットの形成位置の前記副走査方向における距離と、に基づいて、前記後の記録走査によって形成されるドットの形成位置を前記主走査方向にずらす制御手段を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記制御手段は、前記ドットの形成位置を前記主走査方向にずらすために、前記記録ヘッドからのインクの吐出タイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記先の記録走査によるドットの形成位置は、前記記録媒体に対する1回目の記録走査によって形成されるドットの形成位置であることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記傾き角度をθ、前記距離をAとしたときに、前記後の記録走査によって形成されるドットの形成位置を前記主走査方向にA×tanθずらすことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記インクジェット記録装置は、前記記録媒体上の単位記録領域当たりの画像を複数回の前記記録走査によって記録するためのマルチパス記録モードを有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記マルチパス記録モードは、前記複数回の記録走査の内の少なくとも1回の記録走査によって形成されるドットの形成位置を前記主走査方向に規定量ずらし、
    前記制御手段は、当該制御手段による前記ドットの形成位置のずらす量を前記マルチパス記録モードにおける前記規定量に加える
    ことを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記インクジェット記録装置は、前記主走査方向における前記記録媒体の少なくとも一方の縁部からはみ出たはみ出し領域に対しても前記記録ヘッドからインクを吐出させることによって、前記記録媒体上に余白を設けないふち無し記録を行うためのふち無し記録モードを有し、
    前記ふち無し記録モードは、前記傾き角度に応じて前記はみ出し領域を制限することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. インクを吐出可能な複数の吐出口が配列された吐出口列を備えた記録ヘッドを用い、前記吐出口列と交差する主走査方向に前記記録ヘッドを移動させつつ前記吐出口からインクを吐出して記録媒体上にドットを形成する記録走査と、前記主走査方向と交差する副走査方向に前記記録媒体を搬送する搬送動作と、を繰り返すことにより、前記記録媒体上に画像を記録するインクジェット記録方法において、
    前記副走査方向に対する前記吐出口列の傾き角度と、先の記録走査によるドットの形成位置と後の記録走査によるドットの形成位置の前記副走査方向における距離と、に基づいて、前記後の記録走査によって形成されるドットの形成位置を前記主走査方向にずらすことを特徴とするインクジェット記録方法。
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