JP2008253640A - 飲料保存容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器内にジュース類等を投入した後に容器内の空気を一滴残らず容器外に排気するので、その味が変化しないこと。
【解決手段】蓋体の取付け基板に筒状体の上端部を密閉状態に取付け、この筒状体を基準として、容器本体に備えた窒素発生手段の窒素ガスの加圧により変動する筒状体の液面の位置と筒状体外の液面の位置をそれぞれ検出する検出手段を設け、また窒素ガスを筒状体内と該筒状体外の容器本体にそれぞれ導く第1分岐管と第2分岐管を前記取付け基板に所定間隔離間して接続し、さらに、操作手段の信号に基づいて吐出手段の流量制御弁の開閉を制御すると共に、検出手段の検出信号に基づいて分岐管に配設した複数個の自動弁を制御する制御手段を容器に設けた飲料保存容器。
【選択図】図1

Description

本発明は、コーヒー、紅茶、ジュース、スープ類、ワイン等の被保存飲料の品質を一定に保つための飲料保存容器に関する。
特許文献1の図1には、「窒素ガス容器の吐出口と容器本体の排気兼用吸引口に二股方式の弁部材を取付け、前記容器本体内の空気を外に排出した後、前記窒素ガス容器内の窒素ガスを容器本体内に充填して、該容器本体内の果物等の生鮮食品を保存する窒素ガス流通容器」が記載されている。したがって、この特許文献1には、容器に設けたポンプ手段を介して容器内の空気を排出する事項、このポンプ手段で容器内の空気を排出した後に、窒素ガス用の貯留容器を介して容器内に窒素ガスを吸気する事項がそれぞれ記載されていることになる。
また、特許文献2には、家庭、事務所、学校、レストラン等に設置され、簡単な操作でコーヒー等の飲料をカップに供給することができる飲料供給装置が提案され、該飲料供給装置は、濃縮飲料と加圧窒素ガスとを缶内に充填してなる濃縮飲料カートリッジを保持するカートリッジ保持部と、湯を収容する湯容器と、該湯容器内の湯を送出する送出手段と、カートリッジの吐出口に接続される飲料用配管と、湯容器に接続された湯用配管と、これら飲料用配管と湯用配管が接続される共通のノズルと、飲料用配管に設けられたバルブと、バルブの開閉を制御する制御装置を備え、ノズルの下側に配置されたカップ内に濃縮飲料と湯を注入して、適度に薄められた飲料を供給するように構成されている。
上記特許文献1及び特許文献2は、いずれもカートリッジ式のポンプ手段を利用したものであって、容器自体に窒素発生手段を設けていない。
さらに、特許文献3には、ポンプ手段、窒素ガスを得る手段、窒素ガスの流量を制御する流量制御器、窒素ガス貯留タンク、圧力センサーを備えた圧力制御器及び制御手段を備えた窒素ガス直結飲料自動供給装置が記載されている。この特許文献3にはポンプ手段と窒素ガスを得る手段から成る窒素発生手段が記載されているものの、基本的には、特許文献1及び特許文献2と同様にカートリッジ式の窒素発生手段を複数個の飲料容器にダイレクトに順次充填するものであり、飲料容器そのものに窒素発生手段が設けられているものではない。
また、特許文献4には、飲料容器内の被保存飲料を蓋体の操作パネルに設けられた操作ボタンを操作すると、前記操作パネルに設けられた制御手段の制御により被保存飲料が吐出手段の揚水管等を介して吐出される事項が記載されているものの、飲料容器内の空気を完璧に取り除く事項は記載されていない。
特開平11−225722号公報 特開2003−159002号公報 特開平9−81854号公報 特開2007−20715号公報
本発明の所期の目的は、特許文献1、特許文献2等のように、必要な時、容器にポンプ手段、窒素発生手段、窒素充填容器等を取り付けなくても良い飲料保存容器を提供することである。第2の目的は、容器内に入れた飲料が酸化しないように容器内の空気を完璧状態に取り除くことである。第3の目的は、特許文献4に記載されているような電気ポット型の容器に適用することもできることである。第4の目的は、蓋体の取付け基板に設けた筒状体や揚水管を容易に洗浄することができることである。
本発明の飲料保存容器は、容器本体の開口部を密閉する蓋体を有する容器と、この容器に設けたポンプ手段を介して容器内の空気を排出する排気弁と、一方、この排気弁で容器内の空気を排出した後に、窒素ガス用の貯留タンクを介して容器内に窒素ガスを吸気する吸気弁と、容器に設けられ、かつ該容器に追加収納された被保存飲料を容器外に吐出する吐出手段とを備えた飲料保存容器であって、前記蓋体の底板部に相当する取付け基板に筒状体の上端部を密閉状態に取付け、この筒状体を基準として、容器本体に備えた窒素発生手段の窒素ガスの加圧により変動する該筒状体の液面の位置と筒状体外の液面の位置をそれぞれ検出する複数個の検出手段を蓋体に設け、また、前記窒素ガスを筒状体内と該筒状体外の容器本体にそれぞれ導く第1分岐管と第2分岐管を前記取付け基板に所定間隔離間して接続し、さらに、操作手段の信号に基づいて吐出手段の流量制御弁の開閉を制御すると共に、検出手段の検出信号に基づいて前記第1分岐管側の吸気弁や排気弁並びに第2分岐管側の吸気弁や排気弁をそれぞれ同時に制御する制御手段を容器に設けたことを特徴とする。
上記構成に於いて、まず、容器内に被保存飲料を密閉状態に入れた状態で、第1吸気弁及び第1排気弁が開になると、筒状体内の被保存飲料の液面は、筒状体の上端開口側から入り込む窒素ガスの加圧により下がり、これに連れて筒状体の下端側から筒状体内の被保存飲料が筒状体外の容器内の被保存飲料に流れ込み、同時に、容器内の被保存飲料の液面上昇に伴い第1排気弁から筒状体外の容器内の空気が排出され、次に、第2吸気弁及び第2排気弁が開になると、筒状体外の容器内の被保存飲料は第2吸気弁側からの窒素ガスの加圧により下がり、これに連れて筒状体の下端側から筒状体内へと被保存飲料が筒状体内の被保存飲料に流れ込むと共に、これに連動して筒状体内の被保存飲料の液面上昇し、かつ第2排気弁から筒状体内に残留している空気と窒素ガスの混合ガスが排出されることを特徴とする。
(1)必要な時、容器にポンプ手段、窒素発生手段、窒素充填容器等を取り付けなくても良い。容器に飲料を投入し、かつ容器内の空気と窒素ガスとを置換すると、直ちに使用することができる。
(2)容器内に入れた飲料が酸化しないように容器内の空気を完璧状態に取り除くことができる。容器内に空気が少量でも残留すると、例えばジュース類は酸化し易くなるが、本発明では、筒状体、空気と窒素ガスを置換する自動弁等を備えているので、容器内にジュース類等を投入した後に容器内の空気を一滴残らず容器外に排気するので、その味が変化しない。
(3)特許文献4に記載されているような電気ポット型の容器に適用することができるので、一般の家庭のみならず、例えばマクドナルド(登録商標)のような外食産業のお店でも利用することができる。
(4)その他、筒状体や揚水管が取り外し自在の実施例の場合には、筒状体、揚水管及容器を簡単に洗浄することができる。
以下、図1乃至図9に示す本発明を実施するための最良の形態により説明する。
(1)容器X
Xは、容器本体1と、この容器本体1の開口部を密閉する蓋体2とから成る飲料保存容器(以下、「容器」という)で、この容器Xは、コーヒー、紅茶、ジュース、スープ類、ワイン等の被保存飲料3の品質を一定に保つために、容器X内の空気を完璧状態に排出し、かつ常に窒素ガスを圧力媒体にして被保存飲料3に加圧を与えるために用いられる。
本実施例の容器Xは、例えばポット型に形成されて、容器X内に窒素ガスを注入して、容器内に収納(追加も含む)した被保存飲料3を加圧し、密閉状の容器X内の空気を自動的に容器内部から外部へ排気し、空気と圧力媒体としての窒素ガスとを置換する。付言すると、容器X内に所望量投入されたコーヒー、スープ類などの被保存飲料を、初回投入量の大小に拘らず、容器Xに設けた窒素ガス吸気用の複数個の自動弁と、内部空気排気用の複数個の自動弁をそれぞれ介して、容器内部の空気を一滴残さず外部に吐き出すことができると共に、容器内の被保存飲料を、例えば商業用カップに対して、所望の都度吐出した場合であっても、常に、容器内に窒素ガスが充填される状態となる持ち運び型の容器である。
本実施例では、この飲料保存容器Xは、被保存飲料3をコップ、カップ等飲料容器に供給する吐出手段を有するポットであることから、まず、図1で示すように、蓋体2を開け、次に、飲料持ち運び容器Yから容器本体1の凹所状収納部に被保存飲料3を、例えば6〜9分目程度移し換える。つまり、容器本体1に被保存飲料3を所望量投入し、しかる後に、蓋体2を閉じる。次に、操作パネルの自動弁用操作手段を操作すると、制御手段の制御信号により、複数個の自動弁が記憶手段に格納されているプログラムの順番に開閉して、容器内の全ての空気が自動的に窒素に置換され、使用(吐出)可能な状態となる。そこで、所望するとき、吐出用の操作手段を操作すると、制御手段の制御信号により、吐出手段の流量制御弁が作動して、所定量の被保存飲料3を商業用容器Zに入れることができる。
本実施例の容器本体1の凹所は、大きく区分けすると、下部側の下向き凹所4と、上部側の上向き凹所5から成る。容器本体1は、例えば被保存飲料3を収納する部分は二重構造に構成され、一方、蓋体2は、底壁部分に相当する取付け基板25の螺合部分に複数個のシール手段或はパッキン39が配設されている。ここでは、まず、容器本体1の具体的構成を説明し、次に、蓋体の具体的構成を説明する。
(2)容器本体1の具体的構成
容器本体1は、下向き凹所4と上向き凹所5を有している。下向き凹所4には、窒素発生装置等を装備した嵌合箱が嵌め込まれ、一方、前記上向き凹所5には、前述したように被保存飲料3が6〜9分目収納される。なお、6〜9分目は、あくまでも目安であり、満タン状態に入れることも可能である。
さて、被保存飲料3を収納する上向き凹所5は、図4及び図5で示すように、有底円筒形状をなす。もちろん、容器本体1の上向き凹所5を形成する部分は、例えば内筒部分と、この内筒部分の外周を、断熱空間を介して包む外筒部分とから成る二重構造にしても良い。
一方、下向き凹所4は、完全なる凹所形状ではないが、この下向き凹所4には、少なくとも窒素発生装置を装備した有底筒状の嵌合箱6が取り外し可能に装着される。図4で示すように、嵌合箱6には窒素発生装置7が組み込まれている。この窒素発生装置7は、ポンプ手段8と、ポンプ手段8に接続する窒素ガス取得手段9とから成る。
しかして、前記ポンプ手段8は、例えばコンプレッサーや減圧弁を有している。また、窒素発生装置7は、中空糸を含む膜分離法と吸着剤を含む分子し炭方式(例えば特開平9−81854号公報)とがあるが、炭素特有の吸着性、臭気排除性、殺菌除去性等を考慮して、後者を採用している。もちろん、前者を採用しても良く、膜分離法を採用するか、それとも分子し炭方式を採用するかは任意事項である。
本実施例では、有底円筒形状の嵌合箱6には、窒素発生装置7以外にも関連部材が任意に組み込まれている。すなわち、符号11はポンプ手段8、吐出手段の流量制御弁、複数個の吸気弁及び排気弁、窒素発生装置7の窒素量を制御する流量制御器12等を制御する制御手段である。この制御手段11は、記憶部に格納されたフアイル装置(プログラム)に基づき、前記自動弁を制御するマイコンであることから、蓋体2の外壁部分に配設することもできる。
また、符号12は窒素発生装置7の窒素ガス取得手段9に接続し、かつ、窒素発生装置7の窒素量を制御する流量制御器で、この流量制御器12の開閉は前記制御手段11によって制御される。流量制御器12は、特に図示しないが、例えば自動弁を備えている。
さらに、符号13は流量制御器12に接続する窒素用貯留タンクで、この貯留タンク13には、蓋体2の方向へ延在する窒素供給管路14が接続する。加えて、本実施例の容器Xは、ポット型であることから、上向き凹所5の底部には、コーヒー、スープ類などの被保存飲料3を加熱する加熱手段15が装着されていると共に、上向き凹所5内の被保存飲料3の温度を検出する温度検出手段16が配設されている。
なお、制御手段11には、後述する液面位置用の複数個の検出手段、蓋体2の外壁部分に設けた操作手段用の操作パネルの基板、第1分岐管と第2分岐管にそれぞれ設けた複数個の吸気弁や排気弁、前記加熱手段15、温度検出手段16等に電気的に接続している。また、流量制御弁12や貯留タンク13を嵌合箱6内に組み込むか否かも任意事項であると共に、嵌合箱6の具体的事項の説明は割愛する。
(3)蓋体2の具体的構成
蓋体2は、普通一般のポットの如く、軸受け部分、枢軸等から成る枢着部21を介して、容器本体1の開口22に対して開閉自在に設けられている。また、蓋体2の先端部には、普通一般のポットの如く、係合手段23が設けられている。この係合手段23や枢着部21の構成は周知事項なので、詳細な図面は割愛する。
さて、本実施例の蓋体2は、底板部に相当する取付け基板25と、この取付け基板25に周端部が固定され、かつ、所定の内部空間27を形成する外周壁部分26とから成る。
しかして、前記取付け基板25の一端部側(蓋体2の鼻部側)には、吐出手段31が設けられている。吐出手段31は、蓋体の取付け基板25側に設けられ、かつ流量制御弁33を備えた吐出管32と、前記取付け基板25から多少突出する該吐出管32の連結部に取外し自在に連結される揚水管34とから成り、前記揚水管34はフレキシブルな金属管である。
揚水管34と吐出管32の突出連結部との連結構造は、例えば螺合手段35が採用されている。付言すると、突出連結部の外周にメネジが形成され、一方、揚水管34の上端部にはオネジが形成されている。また、揚水管34の下端面34aは、容器本体1の上向き凹所5の底壁部分の内面5a付近まで至っている。なお、吐出手段31の吐出管32は、取付け基板25に密閉状態に設けられている。
一方、取付け基板25の他端部側(蓋体2の取付け基端部側)には、所定長さの筒状体37の上端部37aが密閉状態に取付けられている。本実施例の筒状体37は、筒状体の上端部ないし取付け基板の所定箇所に設けられた螺合手段38を介して取付け基板に螺着自在である。
付言すると、蓋体の取付け基板25の外面に容器本体1側に突出する環状部分25aが設けられ、この環状部分25aの内周にメネジが形成されている。一方、前記環状部分25aのメネジに螺合するオネジが筒状体の上端部外周に形成されている。そして、取付け基板25と筒状体37の上端部37aの端面との気密性を得るために、前記上端部37aの端端が当たる箇所にリング状のパッキン39が適宜に配設される。
両端開口の筒状体37の長さは適宜に設定されるが、筒状体37の下端部37bの下端面と下向き凹所4の底壁部分の内面4aとの間に所要の間隙が形成される長さであることが必要である。
次に、蓋体2の取付け基板25には、貯留タンク13の窒素ガスを、フレキシブル14aを有する窒素供給管路14を介して筒状体37内と該筒状体外の容器本体1にそれぞれ導く第1分岐管41と第2分岐管42の各取付け端部が溶着等の手段によりそれぞれ接続されている。本実施例では、第1分岐管41と第2分岐管42は、蓋体2の内部空間27内で所定間隔離間して分岐している。付言すると、第1分岐管41と第2分岐管42は、容器本体1側から連続する一つの窒素供給管路14からそれぞれ分岐した状態で蓋体の内部空間27に配設されている。
しかして、前記第1分岐管41には、上流側の第1吸気弁V1と、該第1吸気弁よりも下流側に位置する第2排気弁V3がそれぞれ設けられ、一方、第2分岐管42には、上流側の第2吸気弁V2と、該第2吸気弁よりも下流側に位置する第1排気弁V4がそれぞれ設けられている。
さらに、取付け基板25には、筒状体37を基準として、窒素ガスの加圧により変動する筒状体外の液面の位置と筒状体37の液面の位置とをそれぞれ検出する複数個の検出手段S1、S2が設けられている。ここでは、筒状体37の外に位置する検出手段を第1検出手段S1とし、一方、筒状体37内に位置する検出手段を第2検出手段S2とする。なお、第1検出手段S1と第2検出手段S2は蓋体2の適宜箇所に配設すると良い。
(4)制御回路
次に、図6を参照にして、容器の制御回路を説明する。11は制御基板にマイコンを実装する制御手段、Mはフアイル装置を格納した記憶部、S1は筒状体外の液面の上昇位置を検出する第1検出手段、S2は筒状体内の液面の上昇位置を検出する第2検出手段、15は加熱手段、16は被保存飲料3の温度を検出する温度検出手段、V1〜V4は複数個の吸気弁と排気弁とから成る自動弁(例えば電磁弁)、12は窒素発生手段の流量を制御する流量制御器、33は吐出手段の吐出量を制御する流量制御弁、45は蓋体2の外周壁に設けられた操作パネル、a〜bは操作パネルに設けられた複数個の操作手段(例えば押し釦式スイッチ)、46は商業用電源48と接続する接続子47を有する電気コード、S3は圧力センサー等の検出手段である。
前述したように、制御手段11は、嵌合箱6側の基板又は操作パネル45側の基板に設けられ、検出手段S1、S2、16の検出値、操作手段の操作信号等に基づいて、かつ記憶部Mのフアイル装置の情報を参照しながら自動弁V1〜V4、流量制御弁33等の開閉を制御する。
付言すると、制御手段11は、ユーザが操作パネル45を操作すると、その操作した押し釦式スイッチa〜bに応じて、かつ予め設定されたプログラムに従って各負荷部品を制御し、容器X内の空気や混合ガスを排出するためにどの自動弁V1〜V4を開閉するか、吐出用の流量制御弁33を開閉するか否か、被保存飲料の所定温度に制御するかどうか、加熱手段15の加熱ヒータを加熱して沸騰制御すべきか、窒素発生手段7のコンプレッサーを起動或いは停止すべきか、その他容器に必要な制御を実行する。
特に、本実施例では、制御手段11は、容器X内の収納された被保存飲料3が酸化しないように、容器X内の空気を完璧状態に排出制御すると共に、被保存飲料3の吐出量に応じて貯留タンク13の窒素ガスを容器内に逐次充填し、前記被保存飲料3加圧する。したがって、窒素ガスは容器X内の被保存飲料3を容器外に出すための圧力媒体である。
(5)自動弁V1〜V4の制御
そこで、図7乃至図9を参照にして、主に自動弁V1〜V4の制御について説明する。前述したように制御手段11は、液面の位置を検出する検出手段S1、S2のそれぞれの検出信号に基づいて前記第1分岐管側の吸気弁や排気弁並びに第2分岐管側の吸気弁や排気弁をそれぞれ制御する。
まず、図7は、被保存飲料3を容器X内に投入した後、筒状体37外の容器内の空気を排出する場合に於いて、どの自動弁V1〜V4が開閉するかを示したものである。次に、図8は、図7で示すように筒状体37外の空気を排出した後、筒状体37内に残存する空気と窒素ガスの混合ガスを排出する場合に於いて、どの自動弁V1〜V4が開閉するかを示したものである。制御手段11は、図7及び図8の場合に於いて、各自動弁V1〜V4をそれぞれ制御して空気と窒素ガスとを置換するとき、当然のことながら、吐出手段31の流量制御弁33を閉の状態に制御する。
さて、図7の場合、第1分岐管41の第1吸気弁V1と第2分岐管42の第1排気弁V4はそれぞれ「開」の状態であるのに対して、第2分岐管42の第2吸気弁V2と第1分岐管41の第2排気弁V3はそれぞれ「閉」の状態である。
これに対して、図8の場合は、その逆であり、第2分岐管42の第2吸気弁V2と第1分岐管41の第2排気弁V3はそれぞれ「開」の状態であるのに対して、第1分岐管41の第1吸気弁V1と第2分岐管42の第1排気弁V4はそれぞれ「閉」の状態である。
したがって、図7及び図9のStep1及びStep2で示すように、まず、容器X内に被保存飲料3を7分目程度密閉状態に入れた状態(Step1)で、第1吸気弁V1並びに第1排気弁V4がそれぞれ開になると、筒状体37内の被保存飲料3の液面3aは、第1分岐管41ないし筒状体37の上端開口側から入り込む窒素ガスGの加圧により下がり、これに連れて筒状体37の下端側から筒状体内の被保存飲料が筒状体外の容器内の被保存飲料に流れ込み、同時に、容器内の被保存飲料3の液面3b上昇に伴い第1排気弁V4から筒状体外の容器内の空気Aが排出される(Step2)。第1検出手段S1は、筒状体外の被保存飲料3の液面3bの上昇位置を検出する。制御手段11は、第1検出手段S1の検知信号を受けると、図8に示す工程に入るように自動弁V1〜V4を制御する。
次に、図8及び図9のStep3で示すように、第2吸気弁V2並びに第2排気弁V3がそれぞれ開になると、筒状体37外の容器内の被保存飲料3は、第2分岐管42ないし筒状体37外から入り込む窒素ガスGの加圧により、その液面3bが下がり、これに連れて今度は筒状体37外の被保存飲料3が、筒状体37の下端側から筒状体37内へと被保存飲料3に流れ込むと共に、これに連動して筒状体37内の被保存飲料3の液面3aを押し上げ、かつ第2排気弁V3から筒状体内に残留している空気と窒素ガスの混合ガスAGが排出される(Step3)。そして、筒状体37側の第2検出手段S2が、筒状体37内の被保存飲料3の液面3aの上昇位置を検出する段階では、容器内の混合ガスAGは全て排出された状態となることから、制御手段11は、第2吸気弁V2並びに第2排気弁V3を同時に「閉」にする。そうすると、筒状体37内の液面と筒状体37外の液面は同一面状態となる(Step4)。
このStep4の段階から容器X内の被保存飲料3を商業用コップZに供給することができる。Step5及びStep6は、吐出手段31の流量制御弁33を「開」の状態にした場合に於いて、揚水管34ないし吐出管32を介して容器X内の被保存飲料3を逐次吐出した場合の流れを示す。Step5及びStep6の場合には、第1吸気弁V1及び第2吸気弁V2を同時に「開」にして窒素ガスGを容器X内に自動充填する。容器X内の被保存飲料3は、圧力媒体としての窒素ガスGにより、容器外へ吐出される。
発明の実施の形態で示した実施例に於いて、本発明の制御回路には、特に図示しないが、容器本体、或は嵌合箱に適宜に設けた圧力センサーS3を含む圧力制御器を接続することができる。また、温度状況、充填容量、使用可能等を表示する表示手段を接続しても良い。さらに、普通一般の電気ポットのように、容器本体に充填容量を示す透明の耐熱ガラス部分を縦方向に設けても良い。
本発明は、主に飲食物を提供する業界で利用される。
図1乃至図9は本発明の最良の実施例を示す各説明図。
全体を示す概略説明図(蓋体を開き、飲料を入れている状態)。 要部(蓋体と筒状体等の関係)の概略説明図。 要部(筒状体と揚水管の螺合構造)の概略断面説明図。 容器本体を中心とする概略説明図。 蓋体を中心とする概略説明図。 制御手段を中心とするブロック図。 容器内の筒状体外の空気を排気する場合における自動弁の状態を示す概略説明図。 容器内の筒状体に残留している混合ガスを排気する場合における自動弁の状態を示す概略説明図。 容器内の空気及び混合ガスを排出し、かつ被保存飲料を吐出した場合のフローチャート的概略説明図。
符号の説明
X…容器、1…容器本体、2…蓋体、3…被保存飲料、3a、 3b…液面4…下向き凹所、4a…底壁部分の内面、5…上向き凹所、6…嵌合箱、7…窒素発生装置、8…ポンプ手段、9…窒素ガス取得手段、11…制御手段、12…流量制御器、13…貯留タンク、14…窒素供給管路、15…加熱手段、16…温度検出手段、21…枢着部、22…開口、23…係合手段、25…取付け基板、25a…環状部分、26…外周壁部分、27…内部空間、31…吐出手段、32…吐出管、33…流量制御弁、35…螺合手段、37…筒状体、37a…上端部、38…螺合手段、39…パッキン、41…第1分岐管、42…第2分岐管、45…操作パネル、a〜b…操作手段、47…接続子、Y…飲料持ち運び容器、S1…第1検出手段、S2…第2検出手段、V1〜V4…自動弁、V1…第1吸気弁、V2…第2吸気弁、V3…第2排気弁、V4…第1排気弁、M…記憶部、G…窒素ガス、A…空気、AG…混合ガス、Z…商業用コップ。

Claims (8)

  1. 容器本体の開口部を密閉する蓋体を有する容器と、この容器に設けたポンプ手段を介して容器内の空気を排出する排気弁と、一方、この排気弁で容器内の空気を排出した後に、窒素ガス用の貯留タンクを介して容器内に窒素ガスを吸気する吸気弁と、容器に設けられ、かつ該容器に追加収納された被保存飲料を容器外に吐出する吐出手段とを備えた飲料保存容器であって、前記蓋体の底板部に相当する取付け基板に筒状体の上端部を密閉状態に取付け、この筒状体を基準として、容器本体に備えた窒素発生手段の窒素ガスの加圧により変動する該筒状体の液面の位置と筒状体外の液面の位置をそれぞれ検出する複数個の検出手段を蓋体に設け、また、前記窒素ガスを筒状体内と該筒状体外の容器本体にそれぞれ導く第1分岐管と第2分岐管を前記取付け基板に所定間隔離間して接続し、さらに、操作手段の信号に基づいて吐出手段の流量制御弁の開閉を制御すると共に、検出手段の検出信号に基づいて前記第1分岐管側の吸気弁や排気弁並びに第2分岐管側の吸気弁や排気弁をそれぞれ制御する制御手段を容器に設けたことを特徴とする飲料保存容器。
  2. 請求項1に於いて、筒状体は、筒状体の上端部ないし取付け基板の所定箇所に設けられた螺合手段を介して取付け基板に螺着自在であることを特徴とする飲料保存容器。
  3. 請求項1に於いて、容器内の収納された被保存飲料は、容器内の空気が完璧状態に排出された後、窒素ガスを圧力媒体にして加圧されることを特徴とする飲料保存容器。
  4. 請求項1に於いて、第1分岐管と第2分岐管は、容器本体側から連続する一つの窒素供給管路からそれぞれ分岐した状態で蓋体の内部空間に配設されていることを特徴とする飲料保存容器。
  5. 請求項1に於いて、第1分岐管には、上流側の第1吸気弁と、該第1吸気弁よりも下流側に位置する第2排気弁がそれぞれ設けられ、一方、第2分岐管には、上流側の第2吸気弁と、該第2吸気弁よりも下流側に位置する第1排気弁がそれぞれ設けられていることを特徴とする飲料保存容器。
  6. 請求項1に於いて、まず、容器内に被保存飲料を密閉状態に入れた状態で、第1吸気弁及び第1排気弁が開になると、筒状体内の被保存飲料の液面は、筒状体の上端開口側から入り込む窒素ガスの加圧により下がり、これに連れて筒状体の下端側から筒状体内の被保存飲料が筒状体外の容器内の被保存飲料に流れ込み、同時に、容器内の被保存飲料の液面上昇に伴い第1排気弁から筒状体外の容器内の空気が排出され、次に、第2吸気弁及び第2排気弁が開になると、筒状体外の容器内の被保存飲料は第2吸気弁側からの窒素ガスの加圧により下がり、これに連れて筒状体の下端側から筒状体内へと被保存飲料が筒状体内の被保存飲料に流れ込むと共に、これに連動して筒状体内の被保存飲料の液面上昇し、かつ第2排気弁から筒状体内に残留している空気と窒素ガスの混合ガスが排出されることを特徴とする飲料保存容器。
  7. 容器本体の開口部を密閉する蓋体を有する容器と、この容器に設けたポンプ手段を介して容器内の空気を排出する排気弁と、一方、この排気弁で容器内の空気を排出した後に、窒素ガス用の貯留タンクを介して容器内に窒素ガスを吸気する吸気弁と、容器に設けられ、かつ該容器に追加収納された被保存飲料を容器外に吐出する吐出手段とを備えた飲料保存容器であって、前記吐出手段を構成する吐出管は、蓋体の取付け基板側に設けられた吐出管と、前記取付け基板から突出する該吐出管の連結部に取外し自在に連結される揚水管とから成り、また、前記蓋体の底板部に相当する取付け基板に筒状体の上端部を密閉状態に取付け、この筒状体を基準として、容器本体に備えた窒素発生手段の窒素ガスの加圧により変動する該筒状体の液面の位置と筒状体外の液面の位置をそれぞれ検出する複数個の検出手段を蓋体に設け、また、前記窒素ガスを筒状体内と該筒状体外の容器本体にそれぞれ導く第1分岐管と第2分岐管を前記取付け基板に所定間隔離間して接続し、さらに、操作手段の信号に基づいて吐出手段の流量制御弁の開閉を制御すると共に、検出手段の検出信号に基づいて前記第1分岐管側の吸気弁や排気弁並びに第2分岐管側の吸気弁や排気弁をそれぞれ同時に制御する制御手段を容器に設けたことを特徴とする飲料保存容器。
  8. 請求項7に於いて、容器本体は、被保存飲料3を収納する上向き凹所と、窒素発生手段を備えた嵌合箱を収納する下向き凹所を有することを特徴とする飲料保存容器。
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