JP2008253053A - 電力ケーブル支持用具及び電力ケーブル支持方法 - Google Patents

電力ケーブル支持用具及び電力ケーブル支持方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 架設された電力ケーブルの切断作業や分断した一次側及び二次側の電力ケーブルの連結作業を行うときに、作業対象となる電力ケーブルの支持と、電力ケーブルに対する切断作業又は連結作業とを一人の作業者で行うことのできる電力ケーブル支持用具を提供する。
【解決手段】 架設された電力ケーブルを切断する切断作業、及び分断した一次側及び二次側の電力ケーブルを連結する連結作業の少なくとも何れか一方を行う際に、その作業の対象となる電力ケーブルを支持する電力ケーブル支持用具であって、電力ケーブルに対して着脱可能に構成された一対の取付手段と、該一対の取付手段を連結する連結手段とを備え、該連結手段は、電気絶縁性を有するとともに、少なくとも一部に伸縮性を有して構成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、架設された電力ケーブルを切断する切断作業、及び分断した一次側及び二次側の電力ケーブルを連結する連結作業の少なくとも何れか一方を行う際に、その作業の対象となる電力ケーブルを支持するための電力ケーブル支持用具、及び、電力ケーブル支持方法に関する。
従来から、架設された電力ケーブルを切断する際、切断によって分断した一次側及び二次側の電力ケーブルが垂れ下がってしまい、周囲との接触で地絡事故が発生するのを防止するために、図7に示す如く、切断対象となる電力ケーブルCの切断位置Cpの両側を絶縁ヤットコY,Yで支持した上で電力ケーブルCを切断し、分断した電力ケーブルCの端部を絶縁テープ等で被覆して絶縁対策を行った後に停電作業が行われる。また、切断した電力ケーブルCを連結する場合(停電作業から復帰する場合)にも、分断した一次側及び二次側の電力ケーブルCを絶縁ヤットコY,Yで支持した上で、電力ケーブルC同士を連結するようにしている。
しかしながら、上記作業は、二つの絶縁ヤットコY,Yで電力ケーブルCを支持した上で電力ケーブルCに対する切断作業又は連結作業をしなければならないため、一人でこれらの作業を行うことができなかった。すなわち、電力ケーブルCの切断作業や、分断した一次側及び二次側の電力ケーブルCの連結作業は、電力ケーブルCを支持するための二つの絶縁ヤットコY,Yと電力ケーブルCを切断又は連結するための工具(切断具や圧着工具等の先端工具の取り付けられた間接活線操作棒)とを用いるため、二人の作業者が二つの絶縁ヤットコY,Yを操って電力ケーブルCを支持しつつ何れか一方の作業者が絶縁ヤットコY,Yの間で電力ケーブルCを切断又は連結しなければならず、一人で一連の作業を行うことができなかった。
特に、上下方向に架設された電力ケーブル(いわゆる、引き下げ線)Cを切断又は連結する場合、その電力ケーブルCの姿勢(配置)に対応するように、二人の作業者が互いに接近し或いは前後で重なり合うような姿勢で二つの絶縁ヤットコY,Yで電力ケーブルCの上下二カ所を支持しなければならず、作業効率の低下が顕著になる。
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、架設された電力ケーブルの切断作業や分断した一次側及び二次側の電力ケーブルの連結作業を行うときに、作業対象となる電力ケーブルの支持と、電力ケーブルに対する切断作業又は連結作業とを一人の作業者で行うことのできる電力ケーブル支持用具、及びケーブル切断方法を提供することを課題とする。
本発明に係る電力ケーブル支持用具は、架設された電力ケーブルを切断する切断作業、及び分断した一次側及び二次側の電力ケーブルを連結する連結作業の少なくとも何れか一方を行う際に、その作業の対象となる電力ケーブルを支持する電力ケーブル支持用具であって、電力ケーブルに対して着脱可能に構成された一対の取付手段と、該一対の取付手段を連結する連結手段とを備え、該連結手段は、少なくとも一部に電気絶縁性を有するとともに、少なくとも一部に伸縮性を有して構成されていることを特徴とする。
上記構成の電力ケーブル支持用具によれば、電力ケーブルに対して着脱可能に構成された一対の取付手段と、該一対の取付手段を連結する連結手段とを備え、該連結手段は、少なくとも一部に電気絶縁性を有するとともに、少なくとも一部に伸縮性を有して構成されているため、一対の取付手段を連結手段の全長よりも広い間隔をあけて電力ケーブルに取り付けると、一対の取付手段の間で連結手段に張力(収縮力)が作用する。
これにより、電力ケーブルは各取付手段の取り付けられた部分同士が引き寄せられることになる。従って、電力ケーブルを切断する場合には、一対の取付手段間の電力ケーブルが撓むことになり、一対の取付手段間で電力ケーブルを切断すると、その切断位置の両側(取付手段の取り付けられた部分)が連結手段を介して連結され、且つその連結手段の収縮力(張力)で互いに引き寄せられることになる。これにより、電力ケーブルを切断しても両側の電力ケーブルが連続して架設されたのと同様の態様で維持することになる。そして、このように電力ケーブルが切断され、連結手段を介して電力ケーブル同士が連結された状態で維持したとしても、前記連結手段が少なくとも一部に電気絶縁性を有するので、該電力ケーブル支持用具を介しての地絡事故の発生を防止することができる。
他方、切断されることで分断した一次側及び二次側の電力ケーブルを連結する場合には、上述のように切断したのと同様に、分断して二本になった電力ケーブルがそれぞれ連結手段によって引き寄せられることになる。これにより、作業者が分断した一次側及び二次側の電力ケーブルを支持する必要がなく、連結される電力ケーブルの端部同士を容易に連結することができる。なお、分断された電力ケーブルの端部同士の連結は、一般的な工法(例えば、圧着スリーブによる圧着)により行うことができる。
以上のように、本発明に係る電力ケーブル支持用具を用いれば、作業者が一人であっても、切断対象或いは連結対象となる電力ケーブルが切断(分断)位置の両側を確実に支持した状態にすることができ、電力ケーブルに対する切断作業又は連結作業を容易に行うことが可能である。
本発明の一態様として、前記連結手段は、電気絶縁性を有する絶縁体と、伸縮自在に構成された伸縮体とを連結した連結体を備えるとともに、該連結体の絶縁体と伸縮体との連結方向の両端部に各取付手段に接続される接続体を備えていることが好ましい。このようにすれば、一対の接続体間(連結体)の絶縁体で電気絶縁を確実にすることができる上に、伸縮体の収縮作用を電力ケーブルに取り付けた取付手段間に作用させることもできる。
この場合、前記連結体は、前記絶縁体が碍子で構成されるとともに前記伸縮体がゴム材で構成されていることが好ましい。このようにすれば、碍子で確実な電気絶縁を図ることができる上に、伸縮体にも絶縁性を付与することができ、地絡事故をより確実に防止することができる。その上、伸縮体をゴム材とすることで、取付手段間での張力もより確実に作用させることができる。
本発明の他態様として、各取付手段は、連結手段が接続される被接続部を備えるとともに、前記連結手段は、両端部に前記被接続部に接続する接続体を備え、少なくとも何れか一方の接続体がフック部を備えるとともに、該接続体が接続される取付手段の前記被接続部が前記フック部を掛止可能に構成されてもよい。このようにすれば、一対の取付手段を電力ケーブルに取り付けるときに、連結手段の張力が作用しないため、電力ケーブルに取付手段を容易に取り付けることができ、フックを被掛止部に掛止させたときに一対の取付手段間で張力を作用させることができる。
そして、各取付手段は、電力ケーブルをその軸線に対して直交方向から嵌め込み可能に構成された取付手段本体と、該取付手段本体に嵌め込まれた電力ケーブルの軸線と交差方向に延びる軸線周りで回転可能に設けられたレバーと、前記取付手段本体内に設けられるとともに前記レバーに連動して前記軸線周りで回転可能な押圧体とを備え、該レバーが前記連結手段に直接的又は間接的に連結され、該連結手段の張力の作用で回転したときに、押圧体が電力ケーブルを取付手段本体の内面に押し付けるように構成されてもよい。
このようにすれば、電力ケーブルを取付手段本体に嵌め込むだけで取付手段を電力ケーブルに取り付けることができる。すなわち、連結手段の張力が作用すると、各取付手段のレバーが回転し、レバーに連動して回転した押圧部が電力ケーブルを取付手段本体の内周面に押し付ける結果、電力ケーブルが押圧体と取付手段本体とに挟持された状態になる。
従って、取付手段に対する操作として電力ケーブルを取付手段本体に嵌め込むだけで、各取付手段を電力ケーブルに取り付けることができる。そして、レバーを反対方向(連結手段の張力による回転とは反対方向)に回転させれば、押圧部による電力ケーブルの押圧が解除されることになり、嵌め込んだときとは逆に電力ケーブルを取付手段本体から引き出せば、取付手段を取り外すことができる。
また、別の態様として、各取付手段は、互いに接離可能に構成されて電力ケーブルの挟持とその解除とが可能に構成された一対の挟持体を備えたクリップであってもよい。このようにすれば、一対の挟持体で電力ケーブルを容易且つ確実に支持できる一方で、取り外しも容易である。
本発明に係る電力ケーブル支持方法は、架設された電力ケーブルを切断する切断作業、及び分断した一次側及び二次側の電力ケーブルを連結する連結作業の少なくとも何れか一方を行うときに、作業対象の電力ケーブルを支持する電力ケーブル支持方法であって、少なくとも一部に電気絶縁性を有するとともに少なくとも一部に伸縮性を有する連結手段によって連結される一対の取付手段のそれぞれを電力ケーブルの切断位置又は連結位置を介在させるように作業対象となる電力ケーブルに対して取り付け、取付手段間で連結手段に張力を作用させることを特徴とする。
上記電力ケーブル支持方法によれば、電力ケーブルの切断位置又は連結端を介在させるように作業対象の電力ケーブルに対して取り付けた取付手段間で連結手段に張力(収縮力)を作用させるので、電力ケーブルは各取付手段の取り付けられた部分同士が引き寄せられることになる。
従って、電力ケーブルを切断する場合には、取付手段間の電力ケーブルが撓むことになり、一対の取付手段間で電力ケーブルを切断すると、その切断位置の両側(取付手段の取り付けられた部分)が連結手段を介して連結され、且つその連結手段の収縮力で互いに引き寄せられたままとなる。これにより、電力ケーブルを切断しても両側の電力ケーブルが架設されたのと同様の態様で維持することになる。
そして、このように電力ケーブルが切断され、連結手段を介して電力ケーブル同士が連結された状態で維持したとしても、前記連結手段が電気絶縁性を有するので、当該電力ケーブル支持用具(連結手段)を介しての地絡事故の発生を防止することができる。
他方、分断した一次側及び二次側の電力ケーブルを連結する場合には、上述のように切断したのと同様に、分断して二本になった電力ケーブルがそれぞれ連結手段によって引き寄せられることになるので、作業者が間接活線操作棒等の操作具で各電力ケーブルを引き寄せなる必要がなく、一次側及び二次側の電力ケーブルの端部同士を容易に連結することができる。なお、分断された電力ケーブルの端部同士の連結は、一般的な工法(例えば、圧着スリーブによる圧着)により行うことができる。
以上のように、本発明に係る電力ケーブル支持方法を採用すれば、作業者が一人であっても、切断対象或いは連結対象となる電力ケーブルが切断(分断)位置の両側を確実に支持した状態にすることができ、電力ケーブルに対する切断作業又は連結作業を容易に行うことが可能である。
この場合、連結手段の一端に固着された一方の取付手段を電力ケーブルに取り付けるとともに、フックを掛止可能な被接続部の形成された他方の取付手段を電力ケーブルに取り付け、連結手段の他端部に設けられフックを前記被接続部に掛止させることが好ましい。このようにすれば、一対の取付手段を電力ケーブルに取り付けるときに、連結手段の収縮力(張力)が作用しないため、容易に電力ケーブルに取付手段を取り付けることができ、フックを被接続部に掛止させたときに一対の取付手段間で張力を作用させることができる。
以上のように、本発明に係る電力ケーブル支持用具及び電力ケーブル支持方法によれば、架設された電力ケーブルの切断作業や分断した一次側及び二次側の電力ケーブルの連結作業を行うときに、作業対象となる電力ケーブルの支持と、電力ケーブルに対する切断作業又は連結作業とを一人の作業者で行うことができるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の一実施形態に係るについて添付図面を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る電力ケーブル支持用具は、図1(a)及び図1(b)に示す如く、電力ケーブルに対して着脱可能に構成された一対の取付手段10a,10bと、該一対の取付手段10a,10b同士を連結する連結手段20と、を備えている。
前記一対の取付手段10a,10bのそれぞれは、図2(a)〜(c)に示す如く、電力ケーブルCをその軸線に対して直交方向から嵌め込み可能に構成された取付手段本体100と、該取付手段本体100に嵌め込まれた電力ケーブルCの軸線と交差方向に延びる軸線周りで回転可能に設けられたレバー101と、前記取付手段本体100内に設けられるとともに前記レバー101に連動して前記軸線周りで回転可能な押圧体102とを備えている。なお、図2(a)〜(c)は、一方の取付手段10aを示しているが、他方の取付手段10bとは後述する被接続部106の構成を異にする以外は同一であるので、図2を参照して両取付手段10a,10bについて説明する。
前記取付手段本体100は、剛性のある成型品で、電力ケーブルCを嵌込可能で且つ収容可能に構成された本体部110と、該本体部110の外周に延設された延出部111とを備える。
前記本体部110は、電力ケーブルCの嵌め込み及び抜き取りを行う開口(以下、着脱用開口という)112が一方向(以下、この方向を長さ方向という)の全長に亘って形成されるとともに、該着脱用開口112に連通した内部空間113が長さ方向の全長に亘って形成されている。これにより、本体部110は長さ方向の両端が開口しており、着脱用開口112を介して内部空間113に嵌め込まれた電力ケーブルCが両端開口から延出する、すなわち、電力ケーブルCを挿通した状態になるように構成されている。本実施形態に係る本体部110は、上述のように着脱用開口112と内部空間113を形成することで、断面略C字状を呈している。
そして、該本体部110には、前記押圧体102の後述するアーム102aを内部空間113と外部とに跨るように挿通させるため開口(以下、アーム挿通用開口という)114が形成されている。該アーム挿通用開口114は、本体部110の長さ方向と直交する方向(周方向)に前記着脱用開口112からずれた位置に形成されている。すなわち、アーム挿通用開口114は、対向する領域に本体部110の内周面の存在する位置に設けられている。該アーム挿通用開口114は、本体部110の長さ方向に延びる長穴状に形成されており、本実施形態においては、本体部110の長さ方向に間隔をおいて二カ所に設けられている。
前記延出部111は、前記アーム挿通用開口114毎に設けられており、レバー101を枢着するピンPを挿通するための穴115が穿設されている。該延出部111は、本体部110の長さ方向と直交する方向で前記アーム挿通用開口114に隣接して設けられており、本実施形態においては、該アーム挿通用開口114の両側に設けられている。
前記レバー101は、一方向が長手になるように形成されており、その長手方向の一端部に前記延出部111の穴115に挿通される前記ピンPが固着されている。本実施形態に係るレバー101は、平面視V字状に形成されている。すなわち、本実施形態に係るレバー101は、屈曲した領域(屈曲領域)と、その屈曲領域の両端から延出した一対の延出領域とで構成されている。そして、本実施形態に係るレバー101は、前記屈曲領域及び一対の延出領域を形成した二枚のレバー板材101a,101bで構成されており、該レバー板材101a,101bの一端部(一方の延出領域の先端部)でアーム挿通用開口114の両側にある二つの延出部111,111を挟み込むように配置され、二つの延出部111,111の穴115に挿通したピンPの両端が各レバー板材101a,101bに固着されている。そして、本実施形態においては、上述の如く、アーム挿通用開口114が二つ設けられ、延出部111,111が各アーム挿通用開口114に対応して設けられているため、上記構成のレバー101が延出部111,111の配置に対応して二つ設けられている。
なお、本実施形態に係るレバー101は、二枚のレバー板材101a,101bを一体化させるべく、二枚のレバー板材101a,101bの屈曲領域同士がピン結合されている。
上記構成のレバー101は、他端部が連結手段20に連結されるようになっている。本実施形態においては、上述の如くレバー101が二つ設けられているため、これらを連動してピンP周りで回転させるべく、各レバー101の他端部が、共通のベース体105に枢着されている。該ベース体105は、帯板状に形成されており、一端部に連結手段20が連結される被接続部106が設けられている。そして、上記二つのレバー101は、それぞれ長手方向の他端部がピン107を介してベース体105に枢着されている。具体的には、上述の如く、レバー101は、二枚のレバー板材101a,101bで構成されているので、二枚のレバー板材101a,101bの他端部でベース体105を挟み込み、これらにピン107を挿通することで、レバー101がそのピン107周りで回転できるようになっている。これにより、取付手段本体100、二本のレバー101,101及びベース体105によって四節リンクが形成されている。
前記押圧体102は、レバー101の一端に固着されたピンPに固着されたアーム102aと、該アーム102aの先端に設けられた押圧部102bとで構成されている。前記アーム102aは、アーム挿通用開口114に挿通されており、一端部が二つの延出部111,111の間で前記ピンPに固定され、他端側が本体部110の内部(内部空間113)内に臨出している。そして、図示しないが、押圧部102bには電力ケーブルCに対する滑り止めが施されている。
このようにアーム102aをレバー101に固着されたピンPに固定することで、レバー101,101がピンP周りで回転したときに、アーム102a(押圧体102)が回転し、押圧部102bが内部空間113の中心側に向けて移動できるようになっている。すなわち、レバー101の回転に連動して押圧体102が回転し、取付手段本体100(内部空間113)に嵌め込んだ電力ケーブルCを押圧部102bが押圧して該押圧部102bと取付手段本体100の内面とに電力ケーブルCを挟み込むようになっている。
一対の取付手段10a,10bは、以上の構成が基本構成とされており、一方の取付手段10aが連結手段20の一端に連結され、他方の取付手段10bが連結手段20の他端に連結される。本実施形態では、連結手段20の構成に対応して、各取付手段10a,10bの被接続部106,106の態様が異なる。すなわち、連結手段20の一端に連結される一方の取付手段10aの被接続部106は、連結手段20の後述する一方の連結体(リング体)204を介設できるように、互いに対向してベース体105から延出する一対の対向プレート108,108で構成されている。
この一対の対向プレート108,108には、ボルトを挿通させるボルト穴108aが穿設されており、後述する一方の接続体(リング体)204を介装した状態で、ボルト穴108aに挿通したボルトBにナットNをねじ込むことで連結手段20の一端(連結体としてのリング体204)と取付手段10aとを接続できるようになっている。
他方、連結手段20の他端(後述する他方の接続体205)が接続される取付手段10bの被接続部106は、図1(a)及び図1(b)に示す如く、ベース体105から延出した単一のプレートで構成されており、連結手段20の後述するフック部(フック)205aを掛止させる掛止穴109が穿設されている。
そして、本実施形態に係る連結手段20は、少なくとも一部に電気絶縁性を有するとともに、少なくとも一部に伸縮性を有して構成されている。この連結手段20の伸縮性は、連結手段20の全体を伸縮性の有するもので構成したり、連結手段20の少なくとも一部を伸縮性の有する素材で構成したりすること付与されるものであり、本実施形態においては、連結手段20の一部に伸縮性の有するものを採用することで該連結手段20に伸縮性を付与している。
より具体的には、前記連結手段20は、電気絶縁性を有する絶縁体201と、伸縮自在に構成された伸縮体202とを連結した連結体203を備えるとともに、該連結体203の絶縁体201と伸縮体202との連結方向の両端部に各取付手段10a,10bに接続する接続体204、205を備えている。
前記絶縁体201は、電気絶縁性に優れた碍子で構成される一方、前記伸縮体202は、絶縁体201に連設された紐状のゴム材で構成されている。
前記絶縁体(碍子)201には、両端にリング体204,206が取り付けられており、そのうちの一方のリング体204は、上述の如く、ボルトBとナットNとの螺合により直接的に一方の取付手段10aの被接続部106に接続する一方の接続体として機能する。そして、前記伸縮体202は、絶縁体(碍子)201に取り付けられた他方のリング体206に一端側が連結されており、その他端に他方の接続体205が連結されている。
該他方の接続体205は、他方の取付手段10bの前記被接続部106に掛止させるフック部(フック)205aと、該フック部205aの基端部に連設されたプレート部205bとで構成されており、該プレート部205bには、伸縮体202の他端部を挿通する挿通穴207が穿設されている。そして、該他方の接続体205は、挿通穴207に挿通した伸縮体202の他端部を折り返し、その伸縮体202の他端部とそれに対向する部分(伸縮体202)とが結束されることにより、伸縮体202の他端側が連結されている。なお、伸縮体202の一端側においては、リング体206の穴に挿通した一端部を折り返し、これに対向する部分とを結束することにより、絶縁体201に連結されている。
本実施形態係る電力ケーブル支持用具1は、以上の構成からなり、次に、該電力ケーブル支持用具1の作用について説明する。なお、本実施形態に係る電力ケーブル支持用具1は、架設された電力ケーブルCを切断する切断作業、及び切断によって分断した一次側及び二次側の電力ケーブルCを連結する連結作業の少なくとも何れか一方を行う際に、その作業の対象となる電力ケーブルを支持するもので、電力ケーブルCの姿勢を問わないが、以下の説明においては、図3に示す如く、上下方向に架設された電力ケーブル、いわゆる引き下げ線Cを切断する場合を一例に説明することとする。
まず、図4(a)に示す如く、切断の対象となる架設された電力ケーブルC(図においては、上下方向に延びる引き下げ線)に対して切断位置を挟んで一対の取付手段10a,10bを取り付ける。本実施形態に係る電力ケーブル支持用具1は、一方の接続体204が取付手段10a,10bに固着されているので、上述のように電力ケーブルCに取付手段10a,10bを取り付けるときには、該一方の接続体204の接続された一方の取付手段10aが上方側に位置するように電力ケーブルCに取り付ける。
この際、取付手段10a,10bのレバー101を連結手段20側に回転させるようにすることで、押圧体102が回転し押圧部102bが電力ケーブルCを押圧した状態となり脱落が防止された状態になる。この状態で、一方の取付手段10aに固着された連結手段20の下端(フック部205a)側が自由端となってフリーな状態になる。そして、他方の取付手段10bは、フック部205aを掛止させる被接続部106が垂下状態にあるフック部205aよりも下方に位置するように電力ケーブルCに取り付ける。すなわち、一対の取付手段10a,10bの間隔が、連結手段20の全長よりもやや広くなるように、他方の取付手段10bを電力ケーブルCに取り付ける。
しかる後、図4(b)に示す如く、フリーな状態にある連結手段20の接続体205(フック部205aを他方の取付手段10bの被接続部106に掛止させる。この際、他方の取付手段10bの被接続部106は、フック部205aよりも下方に位置するため、伸縮体202を長手方向に伸ばした上でフック部205aを被接続部106に掛止させる。
そうすると、伸縮体202が長手方向(線方向)に伸長(弾性変形)し、その伸長に伴って一対の取付手段10a,10b間で張力(収縮力)が作用することになる。そうすると、図5に示す如く、連結手段20(伸縮体202)による張力で、各取付手段10a,10bのレバー101が積極的に回転しようとして、それぞれの押圧体102が電力ケーブルCを押圧し、取付手段本体100と押圧体102とで電力ケーブルCを挟んだ状態(支持した状態)になる。
また、これに併せて、図4(b)に示す如く、電力ケーブルCは、各取付手段10a,10bの取り付けられた部分が互いに引き寄せられることになる。従って、架設されて連続する電力ケーブルCに一対の取付手段10a,10bと取り付けるとともに、その一対の取付手段10a,10bを連結手段20で連結すると、電力ケーブルCが一対の取付手段10a,10b間で撓んだ状態になる。すなわち、連結手段20が収縮力を作用させつつ一対の取付手段10a,10bの取り付け位置に対応して伸長した状態になり、一対の取付手段10a,10b間の電力ケーブルCにおいて、架設に伴う張力(電力ケーブルCの自重による張力)が作用しなくなる。
そして、図4(c)に示す如く、電力ケーブルCの撓んだ部位をカッター等の切断手段(図示しない)で切断する。そうすると、上述の如く、電力ケーブルCが取付手段10a,10b間で撓んでいた(引っ張り作用が生じていない)ため、連結手段20(伸縮体202)が現状の伸長状態で維持し、切断された電力ケーブルC(分断した一次側及び二次側の電力ケーブルC)が定位置で維持することになる。
そして、切断された端部を絶縁材料(絶縁テープ等)で端部処理を行った上で、各種の停電作業を行うことができる。以上のように架設された電力ケーブルCの切断作業を一人の作業者で円滑に行うことができる。
そして、切断することで分断した一次側及び二次側の電力ケーブルCを連結する場合、図4(c)に示した状態(電力ケーブル支持用具1を取り付けて電力ケーブルCを切断した状態)が維持され、上述のように分断した一次側及び二次側の電力ケーブルCが引き寄せられた状態になっているので、例えば、筒状の圧着スリーブの両端部に分断した各電力ケーブルCの端部を挿入した上でカシメ処理すれば、分断した電力ケーブルCを連結することができる。なお、電力ケーブルCを切断した後(切断端部を絶縁処理した後)に当該電力ケーブル支持用具1を取り外してしまった場合であって、その電力ケーブルCを連結する場合には、その分断位置を介在させるように各取付手段10a,10bを分断された一次側の電力ケーブルCと二次側の電力ケーブルCに取り付けて、これらを連結手段20で連結すれば、図4(c)に示す状態に戻すことができ、この場合においても、分断した電力ケーブルCを容易に連結することができる。
そして、圧着スリーブを絶縁材料(例えば、絶縁テープ)で被覆した上で、電力ケーブルCから各取付手段10a,10bを取り外すことで、一連の作業が完了する。本実施形態においては、他方の接続体204がフック部205aを備えているので、取り付けた場合とは逆の作業手順、すなわち、フック部205aを被接続部106から外して張力の作用を解除した上で、各取付手段10a,10bを取り外せば円滑に取り外すことができる。なお、各取付手段10a,10bを電力ケーブルCから取り外す場合、レバー101を取り付けの場合と逆方向に回転させることで、電力ケーブルCを押圧していた押圧体102が電力ケーブルCから離間させることができ、着脱用開口112から電力ケーブルCを抜き出せばよい。
以上のように、本実施形態に係る電力ケーブル支持用具1及び電力ケーブル支持方法によれば、電力ケーブルCの各取付手段10a,10bの取り付けられた部分同士を引き寄せることができるので、作業者が一人であっても、切断対象或いは連結対象となる電力ケーブルCが切断(分断)位置の両側で確実に支持した状態にすることができ、電力ケーブルCを切断又は連結することが可能である。
また、前記連結手段20が、電気絶縁性を有する絶縁体201と、伸縮自在に構成された紐状の伸縮体202とを連結した連結体203を備えるとともに、該連結体203の絶縁体201体と伸縮体202との連結方向の両端部に各取付手段10a,10bに接続される接続体204,205を備えているので、一対(二つ)の接続体204,205間(連結手段20)の絶縁体201で電気絶縁を確実にすることができる上に、伸縮体202の張力(収縮作用)を電力ケーブルCに取り付けた取付手段10a,10b間に作用させることもできる。
特に、前記絶縁体201が碍子で構成されるとともに前記伸縮体202がゴム材で構成されているので、碍子201で確実な電気絶縁を図ることができる上に、伸縮体202にも電気絶縁性を付与することができ、地絡事故の発生をより確実に防止することができる。その上、伸縮体202をゴム材とすることで、取付手段10a,10b間での張力もより確実に作用させることができる。
また、前記連結手段20の一方の接続体205がフック部205aを備え、該接続体205を接続する他方の取付手段10bが、フック部205aを掛止可能に構成された被接続部106を備えているので、一対の取付手段10a,10bを電力ケーブルCに取り付けるときに、伸縮体202の伸縮力(張力)が作用せず、電力ケーブルCに容易に取り付けることができる。そして、フック部205aを被接続部106に掛止させたときに一対の取付手段10a,10b間に必要且つ十分な張力を作用させることができる。
そして、各取付手段10a,10bは、電力ケーブルCをその軸線に対して直交方向から嵌め込み可能に構成された取付手段本体100と、該取付手段本体100に前記電力ケーブルCの軸線と交差方向に延びる軸線周りで回転可能に設けられたレバー101と、前記取付手段本体100内に設けられるとともに前記レバー101に連動して前記軸線周りで回転可能な押圧体102とを備え、該レバー101が前記連結手段20に直接的又は間接的に連結され、該連結手段20の張力の作用で回転したときに、押圧体102が電力ケーブルCを取付手段本体100の内面に押し付けるように構成したので、電力ケーブルCに対する取付手段10a,10bの着脱が容易である。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態において、上下方向に架設した電力ケーブルCを対象に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、横方向又は斜め方法に架設された電力ケーブルCを切断又は連結する場合であっても、当然に同様の作用及び効果を奏する。
上記実施形態において、レバー101の回転で押圧体102が電力ケーブルCを押圧するように取付手段10a,10bを構成したが、これに限定されるものではなく、例えば、図6(a)に示す如く、各取付手段10a,10bは、互いに接離可能に構成されて電力ケーブルCの挟持とその解除とを可能に構成された一対の挟持体300a,300bを備えたものであってもよい。具体的には、一対の挟持体300a,300b同士を枢着し、その枢着軸301周りで相対的に回転することで互いに接離できるように構成し、常態において、一対の挟持体300a,300bが互いに密接するように付勢する付勢手段303を設けるとともに、その付勢手段303の付勢力に抗して一対の挟持体300a,300bを離間させる把持片302a,302bを、各挟持体300a,300bに延設するようにしてもよい。この場合、挟持体300a,300bの互いに密接する部分に滑り止めを設けたり、電力ケーブルCが嵌め合わされる凹部を設けたりすることが好ましい。このようにすれば、電力ケーブルCを挟持体300a,300bに挟持させるだけで、電力ケーブルCに取り付けることができる。
また、図6(b)に示す如く、上記実施形態と同様に、電力ケーブルCの嵌め込み及び抜き取りを行う着脱用開口351が長さ方向の全長に亘って形成されるとともに、該着脱用開口351に連通した内部空間352が長さ方向の全長に亘って形成された取付手段本体(上記実施形態の本体部)350に対し、内部空間352に対して出退する出退部材353を取付手段本体350に設け、該出退部材353が内部空間352内に突出したときに電力ケーブルCが該出退部材352と取付手段本体100の内面とに挟まれて支持されるようなものであってもよい。この場合、出退部材352の構成を簡素化するには、該出体部材352をボルトで構成し、該ボルトを軸線周りで回転させることで電力ケーブルCを挟むようにしてもよい。但し、操作性の観点においては、上記実施形態の取付手段10a,10bや、上述した一対の挟持体300a,300bを備えたクリップの如き態様の取付手段10a,10bを採用することが好ましい。また、取付手段10a,10bを電力ケーブルCの被覆を挟む構成にする場合、対向する挟持面に凹凸等を設けて滑り止めを設けることが好ましい。
上記実施形態において、一方の取付手段10aを絶縁体201に直接連結する一方で、伸縮体202を介して他方の取付手段10bを絶縁体201に連結するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、一方の取付手段10aも伸縮体202を介して絶縁体201に連結してもよいし、或いは、各取付手段10a,10bを絶縁体201に直接取り付けるとともに、該絶縁体201を分割しつつも伸縮材を介して連結するようにしたりしてもよい。
上記実施形態において、絶縁体201に碍子を採用し、伸縮体202にゴム材を採用したが、例えば、絶縁体201を設けることを前提に、伸縮体202をゴム材に代えてコイルバネで構成しても連結手段20に伸縮性を持たせることができ、上記実施形態と同様に取付手段10a,10bの取り付け位置を引き寄せるようにして電力ケーブルCを支持することができる。但し、連結手段20電気絶縁性を高めるには、コイルバネを非金属(絶縁材料)で構成したり、上記実施形態と同様に電気絶縁性に優れたゴム材で伸縮体202を構成したりすることが好ましいことは言うまでもない。
上記実施形態において、絶縁体201と伸縮体202との連結体203の両端部に接続体204,205を取り付けて連結手段20としたが、これに限定されるものではなく、例えば、連結手段20全体(実際には上記実施形態における連結体203)を単一なゴム材で構成し、該ゴム材で一対の取付手段10a,10bを連結するようにしてもよい。すなわち、一対の取付手段10a,10bを連結する連結手段20は、電気絶縁性と伸縮性とを備えていればよく、必ずしも絶縁体201を備えている必要はない。但し、地絡事故防止の観点において、確実な電気絶縁を図るには、一対の取付手段10a,10bの間に碍子のような絶縁体210を設けることが好ましい。
また、連結手段20に絶縁体201を設ける場合、上記実施形態の態様に限定されるものではなく、例えば、伸縮体202を介して複数の絶縁体201…を連結して連結体203としたり、単一の絶縁体201の両側に伸縮体202,202を連結して連結体203としたりしても勿論よい。
上記伸縮体202に、ゴム材を採用したが、ゴム材を繊維で被覆したゴム紐や、複数のゴム紐を編み込んだもの、紐状のゴム材を複数編み込んだもの等、種々採用することができる。
上記実施形態において、連結手段20の一方の接続体204を取付部材10aに対して固着したが、これに限定されるものではなく、例えば、他方の接続体205と同様に、一方の接続体204にフック部を設けるとともに、該フック部を掛止可能に一方の取付手段10bの被接続部106を構成し、フック部を被接続部106に掛止させるように構成してもよい。
また、これとは逆に、例えば、一方の取付手段10aと同様に、他方の接続体205を他方の取付手段10bに固着させるようにしても勿論よい。但し、電力ケーブルCに対する一対の取付手段10a,10bの取り付けを考慮すれば、少なくとも何れか一方の接続体204,205にフック部205aを設け、その接続体204,205を接続する取付手段10a,10bの被接続部106,106がフック部205aを掛止可能に構成することが好ましい。
本発明の一実施形態に係る電力ケーブル支持用具の全体図であって、(a)は平面図を示し、(b)は正面図を示す。 同実施形態に係る電力ケーブル支持用具の取付手段の全体図であって、(a)は、拡大正面図を示し、(b)は、拡大縦断面図を示し、(c)は、(a)のI−I断面図を示す。 同実施形態に係る電力ケーブル支持用具を用いて切断及び連結する対象となる電力ケーブルの配置を表す斜視図を示す。 同実施形態に係る電力ケーブル支持用具を用いて電力ケーブルを切断するときの作業状態図であって、(a)は、取付部材を電力ケーブルに取り付けた状態を示し、(b)は、フックを他方の取付手段の被接続部に掛止させた状態を示し、(c)は、取付手段間の電力ケーブルを切断した状態を示す。 同実施形態に係る電力ケーブル支持用具の各取付手段を電力ケーブルに取り付けたときの状態の連結手段を省略した縦断面図を示す。 本発明の他実施形態に係る電力ケーブル支持用具の取付手段の説明図であって、(a)はクリップタイプの取付手段を示し、(b)は、出退部材を備えた取付手段を示す。 従来の作業状況を説明するための作業者を省略した斜視図であって、架設された電力ケーブルを絶縁ヤットコで支持した状態を示す。
符号の説明
1…電力ケーブル支持用具、10…取付手段、20…連結手段、100…取付手段本体、101…レバー、101a,101b…レバー板材、102…押圧体、102a…アーム、102b…押圧部、105…ベース体、106…被接続部、107…ピン、108…対向プレート、108a…ボルト穴、109…掛止穴、110…本体部、111…延出部、112…着脱用開口、113…内部空間、114…アーム挿通用開口、115…穴、201…絶縁体(碍子)、202…伸縮体(ゴム材)、203…連結体、204…接続体(リング体)、205…接続体、205a…フック部、205b…プレート部、206…リング体、207…挿通穴、210…絶縁体、B…ボルト、C…電力ケーブル、N…ナット、P…ピン
本発明に係る電力ケーブル支持用具は、架設された電力ケーブルを切断する切断作業、及び分断した一次側及び二次側の電力ケーブルを連結する連結作業の少なくとも何れか一方を行う際に、その作業の対象となる電力ケーブルを支持する電力ケーブル支持用具であって、電力ケーブルに対して着脱可能に構成された一対の取付手段と、該一対の取付手段を連結する連結手段とを備え、該連結手段は、少なくとも一部電気絶縁性を有するとともに、少なくとも一部が弾性によって伸縮性を有していることを特徴とする。
上記構成の電力ケーブル支持用具によれば、電力ケーブルに対して着脱可能に構成された一対の取付手段と、該一対の取付手段を連結する連結手段とを備え、該連結手段は、少なくとも一部電気絶縁性を有するとともに、少なくとも一部が弾性によって伸縮性を有しているため、一対の取付手段を連結手段の全長よりも広い間隔をあけて電力ケーブルに取り付けると、一対の取付手段の間で連結手段に張力(収縮力)が作用する。
本発明の一態様として、前記連結手段は、電気絶縁性を有する絶縁体と、弾性によって伸縮自在に構成された伸縮体とを連結した連結体を備えるとともに、該連結体の絶縁体と伸縮体との連結方向の両端部に各取付手段に接続される接続体を備えていることが好ましい。このようにすれば、一対の接続体間(連結体)の絶縁体で電気絶縁を確実にすることができる上に、伸縮体の収縮作用を電力ケーブルに取り付けた取付手段間に作用させることもできる。
本発明に係る電力ケーブル支持方法は、架設された電力ケーブルを切断する切断作業、及び分断した一次側及び二次側の電力ケーブルを連結する連結作業の少なくとも何れか一方を行うときに、作業対象の電力ケーブルを支持する電力ケーブル支持方法であって、少なくとも一部電気絶縁性を有するとともに少なくとも一部が弾性によって伸縮性を有する連結手段によって連結される一対の取付手段のそれぞれを電力ケーブルの切断位置又は連結位置を介在させるように作業対象となる電力ケーブルに対して取り付け、取付手段間で連結手段に張力を作用させることを特徴とする。
この場合、連結手段の一端に固着された一方の取付手段を電力ケーブルに取り付けるとともに、フックを掛止可能な被接続部の形成された他方の取付手段を電力ケーブルに取り付け、連結手段の他端部に設けられフックを前記被接続部に掛止させることが好ましい。このようにすれば、一対の取付手段を電力ケーブルに取り付けるときに、連結手段の収縮力(張力)が作用しないため、容易に電力ケーブルに取付手段を取り付けることができ、フックを被接続部に掛止させたときに一対の取付手段間で張力を作用させることができる。
本発明に係る電力ケーブル支持用具は、架設された電力ケーブルを切断する切断作業、及び分断した一次側及び二次側の電力ケーブルを連結する連結作業の少なくとも何れか一方を行う際に、その作業の対象となる電力ケーブルを支持する電力ケーブル支持用具であって、電力ケーブルに対して着脱可能に構成された一対の取付手段と、該一対の取付手段を連結する連結手段とを備え、該連結手段は、電気絶縁性を有する絶縁体と、弾性によって伸縮自在に構成された伸縮体とを連結した連結体を備えるとともに、該連結体の絶縁体と伸縮体との連結方向の両端部に各取付手段に接続される接続体を備え、前記切断作業、及び連結作業の少なくとも何れか一方を行う際に、電力ケーブルの切断位置又は連結位置を介在させ、且つ、伸縮体を前記連結方向に伸ばすべく、一対の取付手段を連結手段の全長よりも広い間隔で電力ケーブルに取り付けるように構成されていることを特徴とする。
上記構成の電力ケーブル支持用具によれば、電力ケーブルに対して着脱可能に構成された一対の取付手段と、該一対の取付手段を連結する連結手段とを備え、該連結手段は、電気絶縁性を有する絶縁体と、弾性によって伸縮自在に構成された伸縮体とを連結した連結体を備えるとともに、該連結体の絶縁体と伸縮体との連結方向の両端部に各取付手段に接続される接続体を備え、前記切断作業、及び連結作業の少なくとも何れか一方を行う際に、電力ケーブルの切断位置又は連結位置を介在させ、且つ、伸縮体を前記連結方向に伸ばすべく、一対の取付手段を連結手段の全長よりも広い間隔で電力ケーブルに取り付けるように構成されているので一対の接続体間(連結体)の絶縁体で電気絶縁を確実にすることができる上に、伸縮体の収縮作用を電力ケーブルに取り付けた取付手段間に作用させることもできる。
これにより、電力ケーブルは各取付手段の取り付けられた部分同士を引き寄せられることになる。従って、電力ケーブルを切断する場合には、一対の取付手段間の電力ケーブルが撓むことになり、一対の取付手段間で電力ケーブルを切断すると、その切断位置の両側(取付手段の取り付けられた部分)が連結手段を介して連結され、且つその連結手段の収縮力(張力)で互いに引き寄せられることになる。これにより、電力ケーブルを切断しても両側の電力ケーブルが連続して架設されたのと同様の態様で維持することになる。そして、このように電力ケーブルが切断され、連結手段を介して電力ケーブル同士が連結された状態で維持したとしても、前記連結手段が電気絶縁性を有する絶縁体を備えているので、該電力ケーブル支持用具を介しての地絡事故の発生を防止することができる。
本発明に係る電力ケーブル支持方法は、架設された電力ケーブルを切断する切断作業、及び分断した一次側及び二次側の電力ケーブルを連結する連結作業の少なくとも何れか一方を行うときに、作業対象の電力ケーブルを支持する電力ケーブル支持方法であって、電気絶縁性を有する絶縁体と、弾性によって伸縮自在に構成された伸縮体とを連結した連結体を備えた連結手段の絶縁体と伸縮体との連結方向の両端部に設けられた接続体に接続される一対の取付手段のそれぞれを、電力ケーブルの切断位置又は連結位置を介在させ、且つ、伸縮体を前記連結方向に伸ばすべく、連結手段の全長よりも広い間隔で作業対象となる電力ケーブルに対して取り付け、一対の取付手段を連結した連結手段の伸縮体に張力を作用させることを特徴とする。
上記電力ケーブル支持方法によれば、電力ケーブルの切断位置又は連結位置を介在させ、且つ、伸縮体を前記連結方向に伸ばすべく、連結手段の全長よりも広い間隔で作業対象となる電力ケーブルに対して取り付け、一対の取付手段を連結した連結手段の伸縮体に張力(収縮力)を作用させるので、電力ケーブルは各取付手段の取り付けられた部分同士が引き寄せられることになる。
この場合、連結手段の一端部に設けられた一方の接続体に固着された一方の取付手段を電力ケーブルに取り付けるとともに、連結手段の他端部に設けられた他方の接続体としてのフックを掛止可能な被接続部の形成された他方の取付手段を電力ケーブルに取り付け、前記フックを前記被接続部に掛止させることが好ましい。このようにすれば、一対の取付手段を電力ケーブルに取り付けるときに、連結手段の収縮力(張力)が作用しないため、容易に電力ケーブルに取付手段を取り付けることができ、フックを被接続部に掛止させたときに一対の取付手段間で張力を作用させることができる。
そして、本実施形態に係る連結手段20は、少なくとも一部に電気絶縁性を有するとともに、少なくとも一部に伸縮性を有して構成されている。この連結手段20の伸縮性は、連結手段20の全体を伸縮性の有するもので構成したり、連結手段20の少なくとも一部を伸縮性の有する素材で構成したりすること付与されるものであり、本実施形態においては、連結手段20の一部に伸縮性の有するものを採用することで該連結手段20に伸縮性を付与している。
しかる後、図4(b)に示す如く、フリーな状態にある連結手段20の接続体205(フック部205aを他方の取付手段10bの被接続部106に掛止させる。この際、他方の取付手段10bの被接続部106は、フック部205aよりも下方に位置するため、伸縮体202を長手方向に伸ばした上でフック部205aを被接続部106に掛止させる。

Claims (8)

  1. 架設された電力ケーブルを切断する切断作業、及び分断した一次側及び二次側の電力ケーブルを連結する連結作業の少なくとも何れか一方を行う際に、その作業の対象となる電力ケーブルを支持する電力ケーブル支持用具であって、電力ケーブルに対して着脱可能に構成された一対の取付手段と、該一対の取付手段を連結する連結手段とを備え、該連結手段は、少なくとも一部に電気絶縁性を有するとともに、少なくとも一部に伸縮性を有して構成されていることを特徴とする電力ケーブル支持用具。
  2. 前記連結手段は、電気絶縁性を有する絶縁体と、伸縮自在に構成された伸縮体とを連結した連結体を備えるとともに、該連結体の絶縁体と伸縮体との連結方向の両端部に各取付手段に接続される接続体を備えている請求項1記載の電力ケーブル支持用具。
  3. 前記連結体は、前記絶縁体が碍子で構成されるとともに前記伸縮体がゴム材で構成されている請求項2記載の電力ケーブル支持用具。
  4. 各取付手段は、連結手段が接続される被接続部を備えるとともに、前記連結手段は、両端部に前記被接続部に接続する接続体を備え、少なくとも何れか一方の接続体がフック部を備えるとともに、該接続体が接続される取付手段の前記被接続部が前記フック部を掛止可能に構成されている請求項1乃至3の何れか1項に記載の電力ケーブル支持用具。
  5. 各取付手段は、電力ケーブルをその軸線に対して直交方向から嵌め込み可能に構成された取付手段本体と、該取付手段本体に嵌め込まれた電力ケーブルの軸線と交差方向に延びる軸線周りで回転可能に設けられたレバーと、前記取付手段本体内に設けられるとともに前記レバーに連動して前記軸線周りで回転可能な押圧体とを備え、該レバーが前記連結手段に直接的又は間接的に連結され、該連結手段の張力の作用で回転したときに、押圧体が電力ケーブルを取付手段本体の内面に押し付けるように構成されている請求項1乃至4の何れか1項に記載の電力ケーブル支持用具。
  6. 各取付手段は、互いに接離可能に構成されて電力ケーブルの挟持とその解除とが可能に構成された一対の挟持体を備えたクリップである請求項1乃至4の何れか1項に記載の電
    力ケーブル支持用具。
  7. 架設された電力ケーブルを切断する切断作業、及び分断した一次側及び二次側の電力ケーブルを連結する連結作業の少なくとも何れか一方を行うときに、作業対象の電力ケーブルを支持する電力ケーブル支持方法であって、少なくとも一部に電気絶縁性を有するとともに少なくとも一部に伸縮性を有する連結手段によって連結される一対の取付手段のそれぞれを電力ケーブルの切断位置又は連結位置を介在させるように作業対象となる電力ケーブルに対して取り付け、取付手段間で連結手段に張力を作用させることを特徴とする電力ケーブル支持方法。
  8. 連結手段の一端に固着された一方の取付手段を電力ケーブルに取り付けるとともに、フックを掛止可能な被接続部の形成された他方の取付手段を電力ケーブルに取り付け、連結手段の他端部に設けられフックを前記被接続部に掛止させる請求項7記載の電力ケーブル支持方法。
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