JP2008253045A - 電動パワーステアリング装置のモータ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 メインCPUの電源とサブCPUの電源を別系統にしても、サブCPUによるメインCPUの異常監視機能精度を確保すること。
【解決手段】 電動パワーステアリング装置10のモータ制御装置20Aにおいて、メインCPU30にて取り扱われる情報を監視用情報として用い、この監視用情報と同じ情報を監視対比情報としてサブCPU40に入力し、メインCPU30の電源電圧を基準値とした監視用情報のメインデジタル変換値を演算し、サブCPU40の電源電圧を基準値とした監視対比情報のサブデジタル変換値を、メインCPU30の電源電圧に対してサブCPU40の電源電圧がなす電圧比に基づいて補正した補正サブデジタル変換値を演算し、メインデジタル変換値と補正サブデジタル変換値の比較結果により、メインCPU30の出力異常を監視するもの。
【選択図】 図2
【解決手段】 電動パワーステアリング装置10のモータ制御装置20Aにおいて、メインCPU30にて取り扱われる情報を監視用情報として用い、この監視用情報と同じ情報を監視対比情報としてサブCPU40に入力し、メインCPU30の電源電圧を基準値とした監視用情報のメインデジタル変換値を演算し、サブCPU40の電源電圧を基準値とした監視対比情報のサブデジタル変換値を、メインCPU30の電源電圧に対してサブCPU40の電源電圧がなす電圧比に基づいて補正した補正サブデジタル変換値を演算し、メインデジタル変換値と補正サブデジタル変換値の比較結果により、メインCPU30の出力異常を監視するもの。
【選択図】 図2
Description
本発明は電動パワーステアリング装置のモータ制御装置に関する。
電動パワーステアリング装置のモータ制御装置として、特許文献1に記載の如く、車両の駆動情報、例えば操舵トルク信号に基づいて電動モータの目標電流を出力するとともに、電動モータの目標電流と実際の検出電流に基づいて電動モータの駆動制御情報を出力するメインCPUと、メインCPUの出力異常を監視するサブCPUとを有してなるものがある。
従来技術では、メインCPUにて取り扱われる情報、例えば操舵トルク信号(又は電動モータの検出電流信号)を監視用情報として用い、この監視用情報と同じ情報を監視対比情報としてサブCPUに入力し、メインCPUの電源電圧VCCMを基準値とした監視用情報のメインデジタル変換値ADVTMと、サブCPUの電源電圧VCCSを基準値とした監視対比情報のサブデジタル変換値ADVTSとの比較結果により、メインCPUの出力異常を監視する。
特開平6-239261
従来の電動パワーステアリング装置のモータ制御装置において、単一の電源で、電動モータを制御するメインCPUと、メインCPUの出力異常を監視するサブCPUの両方を動作させる構成では、その唯一の電源回路が故障すると、監視役であるサブCPUにまで影響して、サブCPUの独自の監視機能が十分に果たせないおそれがある。そこで、監視役であるサブCPUの電源を、電動モータを制御するメインCPUの電源と別系統にし、メインCPUの電源回路が故障しても、サブCPUの監視機能が果たせるようにすることが求められる。
ところが、電動パワーステアリング装置のモータ制御装置では、メインCPUとサブCPUがそれぞれのモータ制御機能と監視機能に用いる、例えば操舵トルク信号のアナログ電圧ADSIGを、各CPUの電源電圧VCCM、VCCSに基づいてデジタル変換処理したデジタル変換値ADVTM、ADVTSとして読み込む。
従って、メインCPUとサブCPUの電源電圧VCCM、VCCSに差異を生ずると、メインCPUとサブCPUがそれらのモータ制御機能と監視機能に用いる、例えば操舵トルク信号のアナログ電圧ADSIGが互いに同一値であるにもかかわらず、それらのデジタル変換値ADVTM、ADVTSの間に変換誤差が生じ、結果としてサブCPUによるメインCPUの監視機能精度が低下してしまう。
例えば、メインCPUとサブCPUに入力される操舵トルク信号のアナログ電圧ADSIGが所定の2.5Vのとき、メインCPUの電源電圧VCCMが基準値5.0V、サブCPUの電源電圧VCCSが基準値5.0Vから低下し4.9Vであると仮定すると、メインデジタル変換値ADVTMは2.5V/5.0V=0.50(メインCPUの認識値がフルスケールの50%であることを意味する)であるのに対し、サブデジタル変換値ADVTSは2.5V/4.9V=0.51(サブCPUの認識値がフルスケールの51%であることを意味する)になってしまう。即ち、メインCPUのADVTMとサブCPUのADVTSが、メインCPU自体のモータ制御機能の故障に起因するものでないところの、それらの電源電圧値の差異に起因する相対誤差が生じ、サブCPUによるメインCPUの監視機能精度が低下する。
本発明の課題は、電動パワーステアリング装置のモータ制御装置において、メインCPUとサブCPUの電源電圧差に起因するそれらの監視用情報と監視対比情報のデジタル変換値の相対変換誤差を削減し、メインCPUの電源とサブCPUの電源を別系統にしても、サブCPUによるメインCPUの異常監視機能精度を確保することにある。
請求項1の発明は、車両の駆動情報に基づいて電動モータの目標電流を出力するとともに、電動モータの目標電流と実際の検出電流に基づいて電動モータの駆動制御情報を出力するメインCPUと、メインCPUの出力異常を監視するサブCPUとを有し、メインCPUの電源とサブCPUの電源を別系統にする電動パワーステアリング装置のモータ制御装置において、メインCPUにて取り扱われる情報を監視用情報として用い、この監視用情報と同じ情報を監視対比情報としてサブCPUに入力し、メインCPUの電源電圧を基準値とした監視用情報のメインデジタル変換値を演算し、サブCPUの電源電圧を基準値とした監視対比情報のサブデジタル変換値を、メインCPUの電源電圧に対してサブCPUの電源電圧がなす電圧比に基づいて補正した補正サブデジタル変換値を演算し、メインデジタル変換値と補正サブデジタル変換値の比較結果により、メインCPUの出力異常を監視するようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記監視用情報と監視対比情報を、車両の操舵トルク信号とするようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1の発明において更に、前記監視用情報と監視対比情報を、電動モータの検出電流信号とするようにしたものである。
メインCPUにて取り扱われる情報(例えば車両の操舵トルク信号、又は電動モータの検出電流信号)を監視用情報として用い、この監視用情報と同じ情報を監視対比情報としてサブCPUに入力し、メインCPUの電源電圧を基準値とした監視用情報のメインデジタル変換値を演算し、サブCPUの電源電圧を基準値とした監視対比情報のサブデジタル変換値を、メインCPUの電源電圧に対してサブCPUの電源電圧がなす電圧比に基づいて補正した補正サブデジタル変換値を演算し、メインデジタル変換値と補正サブデジタル変換値の比較結果により、メインCPUの出力異常を監視することとした。即ち、メインCPUとサブCPUの電源電圧の差を認識し、それらの電圧比に基づいて補正した補正サブデジタル変換値を、メインデジタル変換値と比較してメインCPUの出力異常を監視するものであり、メインCPUとサブCPUの電源電圧差に起因するそれらの監視用情報と監視対比情報のデジタル変換値の相対変換誤差を容易に補正し、メインCPUの電源とサブCPUの電源を別系統にしても、サブCPUによるメインCPUの異常監視機能精度を確保できる。
図1は電動パワーステアリング装置を示す模式図、図2はモータ制御装置を示すブロック図、図3はメインCPUとサブCPUの電源接続系統を示すブロック図、図4はサブCPUによるメインCPUの出力異常監視フローを示す流れ図、図5はサブCPUにおけるデジタル変換値の補正処理フローを示す流れ図である。
電動パワーステアリング装置10は、図1に示す如く、ギヤハウジング11にステアリングホイールが連結された入力軸12を支持し、入力軸12にトーションバー13を介して出力軸(不図示)を連結し、この出力軸にピニオン(不図示)を設け、このピニオンに噛合うラック軸14をギヤハウジング11に左右方向に直線移動可能に支持している。入力軸12と出力軸の間には、操舵トルクセンサ15を設けている。操舵トルクセンサ15は、ステアリングホイールに加えた手動操舵の操舵トルクに起因するトーションバーの弾性ねじり変形により、入力軸12と出力軸の間に生ずる相対回転変位量に基づき、操舵トルクを検出し、操舵トルク信号Tsを出力する。
電動パワーステアリング装置10は、ラック軸14の両端部をギヤハウジング11の両側に突出し、それらの端部にタイロッド14A、14Bを連結し、ラック軸14の直線移動に連動するタイロッド14A、14Bを介して、左右の車輪を転舵可能にする。
電動パワーステアリング装置10は、ギヤハウジング11に電動モータ20を取付け、操舵トルクセンサ15等の検出結果に基づいて制御される電動モータ20の回転力をラック軸14に伝えて該ラック軸14を直線移動させる。これにより、電動モータ20はステアリング系に操舵アシスト力を付与するものである。電動パワーステアリング装置10は、電動モータ20のための制御装置20Aを以下の如くに有する。
制御装置20Aは、図2に示す如く、メインCPU30、モータ駆動回路21、モータ電流検出回路22を備える。メインCPU30は、車両の駆動情報、具体的には操舵トルクセンサ15の操舵トルク信号Tsと車速センサ16の車速信号Vsに基づいて、電動モータ20の目標電流Imsを出力する。メインCPU30には、モータ電流検出回路22が検出した電動モータ20に実際に流れている検出電流Imが入力され、電動モータ20の目標電流Imsと実際の検出電流Imに基づいて電動モータ20の駆動制御情報V0(PWM信号)をモータ駆動回路21に向けて出力する。
制御装置20Aは、図2に示す如く、メインCPU30の出力異常を監視するサブCPU40を備える。制御装置20Aは、メインCPU30にて取り扱われる情報、本実施例では操舵トルク信号Ts、電動モータ20に実際に流れている検出モータ電流Imを監視用情報として用い、この監視用情報と同じ情報(Ts,Im)を監視対比情報としてサブCPU40に入力する。
サブCPU40は、メインCPU30に認識された監視用情報を該メインCPU30から転送され、このメインCPU30に認識された監視用情報とサブCPU40に認識された監視対比情報とを比較し、それらの差が一定値以内であるときメインCPU30の出力(動作)を正常と判断し、それらの差が一定値を超えるときメインCPU30の何らかの出力異常と判定する。サブCPU40はメインCPU30の出力異常と判定したとき、モータ駆動回路21に電動モータ20への出力禁止信号を出力する。
制御装置20Aは、サブCPU40によるメインCPU30の監視機能を十分に果たせるようにするため、図3に示す如く、メインCPU30のためのメイン電源回路31と、サブCPU40のためのサブ電源回路41を別系統にする。
しかるに、制御装置20Aは、メインCPU30のメイン電源回路31とサブCPU40のサブ電源回路41を別系統にしても、サブCPU40によるメインCPU30の監視機能精度を確保するため、以下の構成を具備する(図4、図5)。
(1)メインCPU30では、監視用情報たる操舵トルク信号Ts(アナログ信号ADSIG)を読込み処理するとともに、メイン電源回路31の電源電圧VCCMを基準値とし、監視用情報たる操舵トルク信号Ts(アナログ信号ADSIG)をデジタル変換し、メインデジタル変換値ADVTMを演算する。例えば、ADSIG=2.5V、VCCM=5.0Vとするとき、ADVTM=2.5V/5.0V=0.50である。
メインCPU30は、他の監視用情報たる検出モータ電流Imについても読込み処理するとともに、デジタル変換し、メインデジタル変換値ADIMMも演算する。
メインCPU30は、演算したADVTM、ADIMMをサブCPU40に転送する。
メインCPU30は、演算したADVTM、ADIMMをサブCPU40に転送する。
(2)サブCPU40は、メインCPU30のメイン電源回路31から分圧回路32を介して、メイン電源回路31の電源電圧VCCMを読込むとともに、サブCPU40のサブ電源回路41から分圧回路42を介して、サブ電源回路41の電源電圧VCCSを読込む。
サブCPU40は、メインCPU30の電源電圧VCCMに対してサブCPU40の電源電圧VCCSがなす電圧比(A/D変換補正係数になる)ADK=VCCS/VCCMを演算する。例えば、VCCS=4.9V、VCCM=5.0Vとするとき、ADK=4.9V/5.0Vである。
(3)サブCPU40は、監視対比情報たる操舵トルク信号Ts(アナログ信号ADSIG)を読込み処理するとともに、サブ電源回路41の電源電圧VCCSを基準値とし、監視対比情報たる操舵トルク信号Ts(アナログ信号ADSIG)をデジタル変換し、サブデジタル変換値ADVTSを演算する。例えば、ADSIG=2.5V、VCCS=4.9Vとするとき、ADVTS=2.5V/4.9V=0.51である。
サブCPU40は、監視対比情報たる操舵トルク信号Tsのサブデジタル変換値ADVTSを、前述のメインCPU30の電源電圧VCCMに対してサブCPU40の電源電圧VCCSがなす電圧比ADKに基づいて電圧比補正処理し、補正サブデジタル変換値ADVTS´を演算する。ADVTS´=ADVTS×ADK、例えばADVTS´=(2.5V/4.9V)×(4.9V/5.0V)=2.5V/5.0V=0.50である。この例のADVTS´は前述の例のADVTSと一致するものになる。
サブCPU40の出力異常判定部43は、上述の演算結果である監視対比情報たる操舵トルク信号Tsの補正サブデジタル変換値ADVTS´と、前述(1)でメインCPU30から転送される監視用情報たる操舵トルク信号Tsのメインデジタル変換値ADVTMを比較し、それらの差が一定値以内であるときメインCPU30の出力を正常とし、それらの差が一定値を超えるときメインCPU30の出力異常を判定する。サブCPU40はメインCPU30の出力異常を判定したとき、モータ駆動回路21に電動モータ20への出力禁止信号を出力する。例えばADVTM=0.50のとき、ADVTS=0.51であっても、ADVTS´=0.50であれば、メインCPU30の出力は正常であるものと判定される。
(4)サブCPU40は、他の監視対比情報たる検出モータ電流Imについても読込み処理するとともに、デジタル変換し、サブデジタル変換値ADIMSを演算する。更に、サブCPU40は、このADIMSをメインCPUの電源電圧VCCMに対してサブCPU40の電源電圧VCCSがなす電圧比ADKに基づいて電圧比補正処理し、補正サブデジタル変換値ADIMS´を演算する。そして、サブCPU40の出力異常判定部43は、上述の演算結果である監視対比情報たる検出モータ電流Imの補正サブデジタル変換値ADIMS´と、前述(1)でメインCPU30から転送される監視用情報たる検出モータ電流Imのメインデジタル変換値ADIMMを比較し、それらの差が一定値以内であるときメインCPU30の出力を正常とし、それらの差が一定値を超えるときメインCPU30の出力異常を判定する。サブCPU40はメインCPU30の出力異常を判定したとき、モータ駆動回路21に電動モータ20への出力禁止信号を出力する。
尚、前述(1)のメインデジタル変換値ADVTM、ADIMMは、メインCPU30で演算したものをサブCPU40に転送して用いることなく、サブCPU40で初めから演算して得るものでも良いし、メインデジタル変換値にADVTM、ADIMMに(A/D変換補正係数になる)ADK´=1/ADKを乗算し、補正メインデジタル変換値ADVTM´、ADIMM´として、サブデジタル変換値ADVTS、ADIMSとの差が一定値以内であるときメインCPU30の出力を正常とし、それらの差が一定値を超えるときメインCPU30の出力異常を判定するようにしても良い。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
メインCPU30にて取り扱われる情報(例えば車両の操舵トルク信号、又は電動モータの検出電流信号)を監視用情報として用い、この監視用情報と同じ情報を監視対比情報としてサブCPU40に入力し、メインCPU30の電源電圧VCCMを基準値とした監視用情報のメインデジタル変換値ADVTM、ADIMMを演算し、サブCPU40の電源電圧VCCSを基準値とした監視対比情報のサブデジタル変換値ADVTS、ADIMSを、メインCPU30の電源電圧VCCMに対してサブCPU40の電源電圧VCCSがなす電圧比ADKに基づいて補正した補正サブデジタル変換値ADVTS´、ADIMS´を演算し、メインデジタル変換値ADVTM、ADIMMと補正サブデジタル変換値ADVTS´、ADIMS´の比較結果により、メインCPU30の出力異常を監視することとした。即ち、メインCPU30とサブCPU40の電源電圧VCCM、VCCSの差を認識し、それらの電圧比ADKに基づいて補正した補正サブデジタル変換値ADVTS´、ADIMS´を、メインデジタル変換値ADVTM、ADIMMと比較してメインCPU30の出力異常を監視するものであり、メインCPU30とサブCPU40の電源電圧差に起因するそれらの監視用情報と監視対比情報のデジタル変換値の相対変換誤差を容易に補正し、メインCPU30の電源とサブCPU40の電源を別系統にしても、サブCPU40によるメインCPU30の異常監視機能精度を確保できる。
メインCPU30にて取り扱われる情報(例えば車両の操舵トルク信号、又は電動モータの検出電流信号)を監視用情報として用い、この監視用情報と同じ情報を監視対比情報としてサブCPU40に入力し、メインCPU30の電源電圧VCCMを基準値とした監視用情報のメインデジタル変換値ADVTM、ADIMMを演算し、サブCPU40の電源電圧VCCSを基準値とした監視対比情報のサブデジタル変換値ADVTS、ADIMSを、メインCPU30の電源電圧VCCMに対してサブCPU40の電源電圧VCCSがなす電圧比ADKに基づいて補正した補正サブデジタル変換値ADVTS´、ADIMS´を演算し、メインデジタル変換値ADVTM、ADIMMと補正サブデジタル変換値ADVTS´、ADIMS´の比較結果により、メインCPU30の出力異常を監視することとした。即ち、メインCPU30とサブCPU40の電源電圧VCCM、VCCSの差を認識し、それらの電圧比ADKに基づいて補正した補正サブデジタル変換値ADVTS´、ADIMS´を、メインデジタル変換値ADVTM、ADIMMと比較してメインCPU30の出力異常を監視するものであり、メインCPU30とサブCPU40の電源電圧差に起因するそれらの監視用情報と監視対比情報のデジタル変換値の相対変換誤差を容易に補正し、メインCPU30の電源とサブCPU40の電源を別系統にしても、サブCPU40によるメインCPU30の異常監視機能精度を確保できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
10 電動パワーステアリング装置
20 電動モータ
20A モータ制御装置
30 メインCPU
40 サブCPU
20 電動モータ
20A モータ制御装置
30 メインCPU
40 サブCPU
Claims (3)
- 車両の駆動情報に基づいて電動モータの目標電流を出力するとともに、電動モータの目標電流と実際の検出電流に基づいて電動モータの駆動制御情報を出力するメインCPUと、
メインCPUの出力異常を監視するサブCPUとを有し、
メインCPUの電源とサブCPUの電源を別系統にする電動パワーステアリング装置のモータ制御装置において、
メインCPUにて取り扱われる情報を監視用情報として用い、この監視用情報と同じ情報を監視対比情報としてサブCPUに入力し、
メインCPUの電源電圧を基準値とした監視用情報のメインデジタル変換値を演算し、
サブCPUの電源電圧を基準値とした監視対比情報のサブデジタル変換値を、メインCPUの電源電圧に対してサブCPUの電源電圧がなす電圧比に基づいて補正した補正サブデジタル変換値を演算し、
メインデジタル変換値と補正サブデジタル変換値の比較結果により、メインCPUの出力異常を監視することを特徴とする電動パワーステアリング装置のモータ制御装置。 - 前記監視用情報と監視対比情報を、車両の操舵トルク信号とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置のモータ制御装置。
- 前記監視用情報と監視対比情報を、電動モータの検出電流信号とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置のモータ制御装置。
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JP2007090766A JP2008253045A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | 電動パワーステアリング装置のモータ制御装置 |
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2007
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