JP2008252444A - 光通信システム、光通信装置、及び光通信方法 - Google Patents

光通信システム、光通信装置、及び光通信方法 Download PDF

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    • H04B10/114Indoor or close-range type systems
    • H04B10/1141One-way transmission

Abstract

【課題】複数の発光素子から発光された光の干渉による影響を除去することが可能な光通信システム、光通信装置、及び光通信方法を提供すること。
【解決手段】複数の発光素子を有する送信装置と、複数の受光素子を有する受信装置とを含む光通信システムであり、送信装置は、データを直並列変換して複数の並列データを出力する直並列変換部と、複数の並列データを変調して複数の第1信号を出力する変調部と、複数の第1信号を逆離散フーリエ変換し、複数の発光素子の発光強度に対応する複数の第2信号を導出するIDFT部とを備え、受信装置は、複数の受光素子の受光量に応じて出力される複数の第3信号を離散フーリエ変換して複数の第4信号を導出するDFT部と、複数の第4信号を復調して複数の並列データを検出する復調部と、複数の並列データを並直列変換してデータを復元する並直列変換部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光通信システム、光通信装置、及び光通信方法に関する。
近年、可視光領域の光を利用した光通信技術に大変注目が集まっている。特に、発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)等の発光素子を利用した照明装置の普及が急速に進んでいる状況を背景にし、屋内外に設置された照明装置等のインフラを活用して、より利便性の高い高速なデータ通信を実現させるための技術開発が進められている。
一般に、高速な光データ通信に利用される発光手段としては、人体や医療機器等に対する影響を考慮するとLEDが最も有力な候補になるが、より高速な応答性能を有するレーザーダイオード(LD;Laser Diode)やスーパールミネッセントダイオード(SLD;Super luminescent Diode)といった他の半導体発光素子の利用も想定されている。これは、光通信を用いる際のデータ伝送速度が発光素子の応答速度により制約を受けるからである。そのため、光通信によるデータ伝送速度を向上させるには、発光素子が発する1シグナルの間により多くのデータを伝送する仕組みが必要になる。
この問題に鑑み、例えば、下記の特許文献1には、データを多重化した上で複数の発光素子を用いてデータ伝送する並列伝送方式が開示されている。この方式は、複数の発光素子と複数の受光素子との間で光通信する方式であるため、1つ発光素子と1つ受光素子とを利用する場合に比べて、より高速なデータ伝送が可能になる。
特開2002−353900号公報
しかし、上記の並列伝送方式を用いると、複数の発光素子が並列発光する光が相互に干渉するため、各発光素子が光を介して送信したデータを分離することが困難になる。この問題に対し、上記の特許文献1には、レンズを利用して、複数の発光素子が発する光をそれぞれ対応する受光素子に集光する光通信装置の構成が開示されている。しかし、上記のレンズを利用する構成を採用したとしても、複数の発光素子と複数の受光素子との間の距離が変化するにつれて焦点が変化するため、所定の間隔で配列された複数の受光素子の各々に対して適切に光を集光させることが難しいという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、複数の発光素子が並列に発光した光が干渉して生じるノイズを低減することが可能な、新規かつ改良された光通信システム、光通信装置、及び光通信方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、複数の発光素子を利用してデータを並列伝送する送信装置と、複数の受光素子を利用して前記データを復調する受信装置とを有する光通信システムが提供される。
また、前記送信装置は、前記データを直並列変換して複数の並列データを出力する直並列変換部と、前記複数の並列データを変調して複数の第1信号を出力する変調部と、前記複数の第1信号を逆離散フーリエ変換し、前記複数の発光素子の発光強度に対応する複数の第2信号を導出するIDFT部と、を備えることを特徴とする。
また、前記受信装置は、前記複数の受光素子の受光量に応じて出力される複数の第3信号を離散フーリエ変換して複数の第4信号を導出するDFT部と、前記複数の第4信号を復調して前記複数の並列データを検出する復調部と、前記複数の並列データを並直列変換して前記データを復元する並直列変換部と、を備えることを特徴とする。
また、前記IDFT部は、逆離散フーリエ変換して導出されるn番目の前記第2信号をm番目に位置する前記発光素子に入力して発光させ、前記DFT部は、m番目に位置する前記受光素子の出力をn番目の前記第3信号として離散フーリエ変換するように構成することもできる。
また、前記IDFT部は、M個の前記第1信号を逆離散フーリエ変換して(2*M+1)個以上の前記第2信号を導出し、当該(2*M+1)個以上の第2信号に応じて前記複数の発光素子が発光するように構成することもできる。
また、前記複数の第4信号の中で、同じ前記第1信号に対応する少なくとも2つの前記第4信号を合成する合成部をさらに備えるように構成することもできる。
また、前記複数の第2信号の一部又は全部を複製して少なくとも1つのコピー信号を生成し、前記複数の第2信号と共に前記少なくとも1つのコピー信号を各前記発光素子に入力して並列に発光させるGI挿入部をさらに備えるように構成することもできる。
また、前記複数の発光素子は、2次元的に配置され、前記IDFT部は、前記複数の第1信号を2次元逆離散フーリエ変換して前記第2信号を導出し、前記複数の受光素子は、前記複数の発光素子に対応する位置に2次元的に配置され、前記DFT部は、前記複数の第3信号を2次元離散フーリエ変換して前記第4信号を導出するように構成することもできる。
また、各前記発光素子の出力部分に設置され、前記各発光素子が発する光を当該各発光素子に対応する各前記受光素子に集光させるレンズをさらに備えるように構成することもできる。
また、前記複数の受光素子に入射する光の経路上に設置され、各前記発光素子が発する光を当該各発光素子に対応する各前記受光素子に集光させるレンズをさらに備えるように構成することもできる。
また、前記複数の発光素子は、互いに異なる色で発光する2種類以上の発光素子を含むように構成することもできる。
また、前記DFT部は、一定の光強度を有する前記第3信号を除去した上で離散フーリエ変換するように構成することもできる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、複数の発光素子を有する光通信装置が提供される。当該光通信装置は、所定のデータを直並列変換して複数の並列データを出力する直並列変換部と、前記複数の並列データを変調して複数の第1信号を出力する変調部と、前記複数の第1信号を逆離散フーリエ変換し、前記複数の発光素子の発光強度に対応する複数の第2信号を導出するIDFT部と、を備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、多重化されたデータを受信するための複数の受光素子を有する光通信装置が提供される。当該光通信装置は、前記複数の受光素子の受光量に応じて出力される複数の第3信号を離散フーリエ変換して複数の第4信号を導出するDFT部と、前記複数の第4信号を復調して前記多重化されたデータを検出する復調部と、前記複数の並列データを並直列変換して元のデータを復元する並直列変換部と、を備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、複数の発光素子を利用してデータを並列伝送し、複数の受光素子を利用して前記データを復調することが可能な光通信方法が提供される。当該光通信方法は、前記データを直並列変換して複数の並列データを出力する直並列変換ステップと、前記複数の並列データを変調して複数の第1信号を出力する変調ステップと、前記複数の第1信号を逆離散フーリエ変換し、前記複数の発光素子の発光強度に対応する複数の第2信号を導出するIDFTステップと、前記複数の第2信号に応じて前記複数の発光素子が発光するステップと、前記複数の発光素子が発光した光を前記複数の受光素子が受光するステップと、前記複数の受光素子の受光量に応じて出力される複数の第3信号を離散フーリエ変換して複数の第4信号を導出するDFTステップと、前記複数の第4信号を復調して前記複数の並列データを検出する復調ステップと、前記複数の並列データを並直列変換して前記データを復元する並直列変換ステップと、を含むことを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、複数の発光素子が並列に発光した光の干渉によるノイズを低減することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[技術的課題]
本発明に係る実施形態について説明するに先立ち、複数の発光素子を用いて並列的にデータ伝送するための光通信システムが抱える技術的課題について、図11及び図12を参照しながら簡単に説明する。図11は、並列伝送型の光通信システム70における課題を説明するための説明図である。図12は、レンズを備える並列伝送型の光通信システム90の構成を示す説明図である。
(光通信システム70の構成)
まず、図11を参照しながら、光通信システム70の構成について簡単に説明する。図11に示すように、光通信システム70は、主に、送信装置10と、受信装置20とにより構成されている。
(送信装置10)
送信装置10は、主に、直列/並列変換部12と、変調部14と、複数の発光素子16とにより構成されている。直列/並列変換部12は、入力されるデータ(以下、入力データ)を蓄積して直並列変換することにより入力データを多重化する。例えば、直列/並列変換部12は、時間的に連続して入力される入力データを所定のビット毎に蓄積して複数の並列データを出力する。
変調部14は、直列/並列変換部12により多重化された入力データ(以下、並列データ)を所定の変調方式に基づいて変調する。例えば、変調部14は、各並列データを2値変調又は多値変調することで変調信号を生成する。このとき、変調部14は、ASK、PSK、BPSK、QPSK、QAM等の変調方式に基づいて各並列データを所定のコンステレーション上の信号点にマッピングする。言い換えると、変調部14は、各並列データを変調信号に変換する。複数の発光素子16は、それぞれが所定の位置に配置されており、変調部14から出力される変調信号に対応する強度で発光する。
(受信装置20)
受信装置20は、主に、複数の受光素子24と、復調部26と、並列/直列変換部28とにより構成されている。複数の受光素子24は、それぞれが所定の位置に配置されており、送信装置10が備える複数の発光素子16が発する光を受光して変調信号を生成することができる。例えば、各受光素子24は、各種のフォトダイオード(PD;Photo Diode、pn型PD、pin型PD、APD;Avalanche Photodiode)等の光電素子により構成されている。そのため、光が入射すると、各受光素子24には、その受光量に比例する量の電流が発生するため、その電流量に基づいて変調信号を出力することができる。
復調部26は、受光素子24から出力された変調信号から並列データを復調する。このとき、復調部26は、上記の変調部14が用いた所定の変調方式に基づいて並列データを復調する。並列/直列変換部28は、復調部26により復調された複数の並列データを並直列変換することで上記の入力データを復元することができる。
(効果と課題)
以上説明したように、複数の発光素子16と複数の受光素子24とを利用してデータを並列伝送するため、1つ発光素子と1つ受光素子とを利用してデータ伝送する場合の伝送速度に比べて高速なデータ伝送が可能になる。しかし、複数の発光素子16が発する光の干渉効果により、各受光素子24を介して受信されるデータを正確に復元することが難しい。そこで、図12に示すようなレンズ22を備える光通信システム90の構成が考案された。
(光通信システム90の構成)
図12に示すように、光通信システム90の構成は、上記の光通信システム70の構成に加えて、受信装置20がレンズ22を備える点に特徴を有している。レンズ22は、複数の発光素子16と複数の受光素子24との間に設置され、各発光素子16が発する光をそれぞれ対応する各受光素子24に集光させる。その結果、各発光素子16と各受信素子24との間の伝送経路が明確に区別され、複数の発光素子16が並列発光して出力される光が互いに干渉してデータが分離できなくなるという問題を低減させることが可能になる。しかし、レンズ22を利用したとしても、複数の発光素子16と複数の受光素子24との間の距離が変化するにつれて焦点が変化するため、所定の間隔で配列された複数の受光素子24の各々に対して適切に光を集光させることが難しいという問題が依然として残存している。
以上説明した問題点を解決することが可能な本発明の好適な実施形態について、以下で詳細に説明する。
<第1実施形態>
まず、図1及び図2を参照しながら、本発明の第1実施形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る光通信システム1000の構成を説明する説明図である。図2は、光通信システム1000によるシミュレーション結果を示す説明図である。
[本実施形態の特徴]
まず、本実施形態の特徴について、その概要を説明する。以下に示す他の実施形態においても、ここで説明する基本的なコンセプトは共通である。
本実施形態に係る光通信システム1000は、光による高速伝送を実現するために並列伝送方式を採用する。まず、送信側では、直列の送信データを複数の並列データに変換する。次いで、所定の変調方式に基づいて各並列データを変調信号の周波数成分にマッピングする。並列データ毎にマッピングして得られた複数の変調信号を逆離散フーリエ変換して時間領域の変調信号に変換する。次いで、時間領域の変調信号に平均電力(直流成分)を付加する。次いで、時間領域の変調信号に対応する光強度で複数の発光素子を並列して発光させる。このとき、時間領域の変調信号をそれぞれ発光素子の位置に対応付けている点に一つの特徴がある。
電波領域のデータ伝送に利用されるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式の変調器でも上記の一部ステップと同様のステップを含んでいるが、時間(例えば、所定数に分割されたシンボル長)毎に、時間領域の変調信号を空間的に配列された複数の発光素子の位置に対応付けて送信する構成は、光通信を用いる本実施形態に固有の特徴である。なお、上記の変調信号の周波数成分とは、所謂、複素シンボルに対応する。また、上記の時間領域の変調信号とは、複数の複素シンボルを要素として逆離散フーリエ変換して得られる変調信号に対応する。もちろん、送信される変調信号は、複素形式で表現される変調信号の実数成分である。
一方、受信側では、複数の受光素子を用いて複数の発光素子が発する光を受光し、各受光素子が受光した光の強度に応じて変調信号を出力する。この変調信号は、上記の時間領域の変調信号に対応するものであり、受光素子の位置に対応する時間を指標として検出される。次いで、各受光素子から出力される変調信号から平均電力(直流成分)を除去する。次いで、複数の変調信号を要素として離散フーリエ変換することにより変調信号の周波数成分を生成する。次いで、各変調信号の周波数成分を所定の変調方式に基づいて復調し、復調された複数の並列データから送信元のデータを復元することができる。
以上簡単に説明した通り、本実施形態は、送信側において、逆離散フーリエ変換を利用して時間領域の変調信号に変換した上で、その時間を各発光素子の位置に対応付けてデータ伝送する構成に特徴と有する。また、受信側において、各受光素子の位置を時間に対応付けて変調信号を検出する点に特徴を有する。その結果、送信側で2値又は多値変調された複数の並列データを並列して受信側に伝送する際に、光の干渉によるノイズを低減させることができるため、より高速なデータ伝送を実現することが可能になる。以下、本実施形態に係る光通信システム1000の具体的な構成について説明する。
[光通信システム1000の構成]
ここで、図1を参照しながら、本実施形態に係る光通信システム1000の構成について説明する。図1に示すように、光通信システム1000は、主に、送信装置100と、受信装置110とにより構成される。
[送信装置100]
まず、送信装置100の構成について説明する。送信装置100は、主に、直列/並列変換部102と、変調部104と、IDFT部106と、複数の発光素子108とにより構成される。
(直列/並列変換部102)
直列/並列変換部102は、直列に入力される入力データを蓄積して直並列変換することにより、入力データを複数の並列データに変換することができる。例えば、直列/並列変換部102は、入力データをM個の並列データに多重化して変調部104に入力する。
(変調部104)
変調部104は、所定の変調方式に基づいて、直列/並列変換部102から入力される複数の並列データをそれぞれ2値又は多値に変調する。例えば、変調部104は、各並列データをASK、PSK、BPSK、QPSK、又はQAM等のコンステレーション上にマッピングして、その複素シンボルを表す変調信号の周波数成分d(i=1〜M)を生成する。なお、図1には、並列データ毎に変調部104が描画されているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、複数の並列データを変調することが可能な1つの変調部104により構成することも可能である。また、変調信号の周波数成分dは、上記の第1信号の一例である。
(IDFT部106)
IDFT部106には、変調部104から出力された変調信号の周波数成分d(i=1〜M)に加え、後述する発光素子108から出力される光の平均強度(直流成分)に対応する固定値dが入力される。これ以降、説明の都合上、変調信号の周波数成分d(i=1〜M)と固定値dとを纏めて変調信号の周波数成分d(i=0〜M)と表記する場合がある。IDFT部106は、変調信号の周波数成分d(i=0〜M)を入力として、下式(1)に示す逆離散フーリエ変換(IDFT;Inverse Discrete Fourier Transform)を実行し、N個の時間領域の変調信号D(k=0〜N−1)を出力する。但し、jは虚数単位であり、N>2*Mである。このNとMとの関係については後述する。また、係数Cは任意又は設計上の理由により決定されるパラメータであるが、後述する離散フーリエ変換における係数Cとの間でおよそC*C=1/Nの関係を有する。なお、時間領域の変調信号Dは、上記の第2信号の一例である。
Figure 2008252444
(発光素子108)
送信装置100には、複数の発光素子108が設けられている。各発光素子108は、例えば、LED、SLD、又はLD等の半導体発光素子により構成される。もちろん、各発光素子108は、これに限定されず、蛍光灯や他の発光手段を用いて構成することも可能である。複数の発光素子108は、各々が所定の位置x(k=0〜N−1)に配置されており、各位置xに対応する時間領域の変調信号Dに応じた光強度で発光する。なお、送信装置100は、発光素子108の位置xとIDFT部106の出力する時間領域の変調信号Dとを対応付ける出力制御部(図示せず)を別途備えるか、又はIDFT部106によってその機能を実現するように構成することも可能である。なお、送信装置100が備える複数の発光素子108は、例えば、図6の(A−1)に示すように一次元的に配列されている。
[受信装置110]
次に、受信装置110の構成について説明する。受信装置110は、主に、複数の受光素子112と、DFT部114と、復調部116と、並列/直列変換部118とにより構成される。
(受光素子112)
受信装置110には、複数の受光素子112が設けられている。各受光素子112は、例えば、各種PD等の光電素子により構成されている。そのため、各受光素子112は、光の受光量に応じて発生する電流量に基づいて信号を出力することができる。もちろん、各受光素子112は、これに限定されず、他の光/信号変換手段を用いて構成することも可能である。また、複数の受光素子112は、各々が所定の位置X(k=0〜N−1)に配置されており、発光素子108の位置関係に対応するように配列されている。さらに、位置Xに位置する受光素子112は、時間領域の変調信号Dに対応する変調信号DDを出力する。なお、時間領域の変調信号Dとの対応関係を考慮して、受光素子112の出力信号を変調信号DDと表記している。なお、受信装置110が備える複数の受光素子112は、例えば、図6の(A−2)に示すように一次元的に配列されている。また、変調信号DDは、上記の第3信号の一例である。
(DFT部114)
DFT部114は、複数の受光素子112により出力された変調信号DD(k=0〜N−1)を入力として、下式(2)に示す離散フーリエ変換(DFT;Discrete Fourier Transform)を実行する。このとき、DFT部114は、受光素子112の位置Xを時間に対応付けた変調信号DDを入力として用いる。その結果、DFT部114は、変調信号の周波数成分d(i=0〜M)に対応する信号dd(i=0〜M)を出力することができる。さらに、DFT部114は、直流成分に対応する信号ddを除外する。以降、変調信号の周波数成分d(i=0〜M)との対応関係を考慮して、直流成分ddを除外した出力信号dd(i=1〜M)を変調信号の周波数成分dd(i=1〜M)と表記する場合がある。なお、変調信号の周波数成分ddは、上記の第4信号の一例である。
Figure 2008252444
(復調部116)
復調部116は、DFT部114から出力される変調信号の周波数成分dd(i=1〜M)をそれぞれ復調してM個の並列データを出力する。このとき、復調部116は、送信装置100の変調部104がマッピングに用いた所定の変調方式に基づいて変調信号の周波数成分ddを並列データに対応付ける。なお、図1には、変調信号の周波数成分毎に復調部116が描画されているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、複数の変調信号の周波数成分から複数の並列データを復調することが可能な1つの復調部116により構成することも可能である。
(並列/直列変換部118)
並列/直列変換部118は、復調部116から出力されたM個の並列データを並直列変換して直列のデータを出力する。その結果、送信装置100の直列/並列変換部102に入力されたデータを復元することができる。
以上説明した構成により、光通信システム1000は、複数の発光素子を利用したデータの並列伝送を実現する上で問題となる光の干渉効果を十分に除去することが可能になる。また、直流成分を除去することにより、一定振幅の光源や太陽光のように外部から入射される固定強度の干渉光を十分に除去することも可能になる。
[シミュレーション結果]
ここで、図2に示すシミュレーション結果を参照しながら、より伝送効率を向上させる手段について考察する。なお、図2に示すシミュレーション結果は、C1=1、C2=1/16の条件において得られたものである。
図2を参照すると、送信側の変調出力d,d、及びIDFT出力D,Dと、受信側の受光素子出力DD,DD、DFT出力dd,ddとが示されている。各出力信号に付された添字I及びQは、出力信号のI成分(実数部)とQ成分(虚数部)とを表している。また、上記の説明における表記との対応関係は、d=d(i)+j*d(i)、D=D(k)+j*D(k)、dd=dd(i)+j*dd(i)、DD=DD(k)+j*DD(k)である。但し、i=0〜M、k=0〜N−1であり、jは虚数単位を示し、表記(i)又は(k)は最左欄のNo.に対応する。
図2には、M=7、N=16の場合(N>2*Mであることに注意されたい)についてシミュレーションした結果が示されている。図2を参照すると、時間領域の変調信号dとして、符号aで示した範囲にサンプル値が入力されている。このサンプル値を入力値として上式(1)により逆離散フーリエ変換するとIDFT出力D,Dが得られる。そして、時間領域の変調信号Dの実数部分に対応するIDFT出力Dだけが受信側に送信される。そのため、受信側でM個の変調信号ddを正しく復調する際に必要なN(N>2*M)個の変調信号Dが送信されるのである。
受信側では、変調信号DDの実数部分である受光素子出力DDだけが得られるため、複素数成分DDに0を入力する。こうして得られる受光素子出力DD,DDを入力として離散フーリエ変換することにより、DFT出力dd,ddが得られる。図2を参照すると、DFT出力ddには、符号bで示した範囲に送信側の変調出力dの復元結果が示されていると同時に、符号cで示した範囲に符号bで示した復元結果を反転コピーした結果(以下、反転成分)が示されている。このように、上記の構成を適用すると、送信側の変調出力dの復元出力が冗長に検出される。そこで、この特性を利用して伝送効率を高めることが可能な構成について次に説明する。
<第2実施形態>
次に、図3を参照しながら、本発明の第2実施形態に係る光通信システム2000の構成について説明する。但し、上記の第1実施形態に係る光通信システム1000と実質的に同一の機能を有する構成要素については同一の符号を付することにより詳細な説明を省略する。図3は、本実施形態に係る光通信システム2000の構成を示す説明図である。
本実施形態は、上記の第1実施形態のシミュレーション結果を受けて考案されたものであり、その基本コンセプトは、冗長に出力されるDFT出力ddを合成して信号強度を向上させ、高い信号対雑音比(S/N比;Signal to Noise ratio)を実現させることにある。S/N比を高めることにより、さらに変調多値数を高める構成が可能になるため、より高速なデータ伝送を実現させることができる。
[光通信システム2000の構成]
図3に示すように、本実施形態に係る光通信システム2000は、主に、送信装置100と、受信装置210とにより構成される。送信装置100は、上記の第1実施形態に係る送信装置100と実質的に同一の構成であるため詳細な説明を省略する。そこで、受信装置210の構成について詳細に説明する。
[受信装置210]
受信装置210は、主に、複数の受光素子112と、DFT部114と、復調部116と、合成部212と、並列/直列変換部118とにより構成される。特に、受信装置210は、合成部212の機能構成に特徴を有する。そこで、合成部212の機能構成について詳細に説明する。
(合成部212)
合成部212は、復調部116から出力される複数の並列データsのうち、相互に対応する並列データを合成する。例えば、合成部212は、DFT部114から出力される2つの変調信号ddとddN−M−1とを合成する。図2を参照して、さらに具体的な例を示すと、合成部212は、対応関係を有するDFT出力dd(i)とdd(15−i−1)とを合成する(i=1〜7)。その結果、得られた変調信号の信号強度が増大できるため、復調部116において変調デマッピングする際の誤り率が低下し、並列/直列変換部118から出力される信号のS/N比は、合成部212を有しない構成に比べて大きく向上される。
以上説明した通り、本実施形態に係る光通信システム2000は、DFT部114から出力される変調信号DDについて、その対応関係を考慮して冗長出力される変調信号の反転成分を合成することによって、より高い伝送性能を実現することが可能になる。
<第3実施形態>
次に、図4を参照しながら、本発明の第3実施形態に係る光通信システム3000の構成について説明する。但し、上記の第1実施形態に係る光通信システム1000と実質的に同一の機能を有する構成要素については同一の符号を付することにより詳細な説明を省略する。図4は、本実施形態に係る光通信システム3000の構成を示す説明図である。
[光通信システム3000の構成]
図4に示すように、本実施形態に係る光通信システム3000は、主に、送信装置300と、受信装置110とにより構成される。受信装置110は、上記の第1実施形態に係る受信装置110と実質的に同一の構成であるため詳細な説明を省略する。そこで、送信装置300の構成について詳細に説明する。
[送信装置300]
送信装置300は、主に、直列/並列変換部102と、変調部104と、IDFT部106と、GI挿入部302と、複数の発光素子108とにより構成される。特に、送信装置300は、GI挿入部302の機能構成に特徴を有する。また、送信装置300は、後述するガードインターバルを付加するため、上記の第1実施形態よりも多くの発光素子108を備えることも一つの特徴である。
上記の第1実施形態と本実施形態との相違点は、IDFT部106により逆離散フーリエ変換して得られる時間領域の変調信号D(i=0〜N−1)にガードインターバル(GI;Guard Interval)を挿入する構成にある。ここで言うガードインターバルは、電波領域のOFDM変調器において、マルチパスの影響を除去するために時間領域信号に付加されるガードインターバルと実質的に同一のものである。しかし、既に説明した通り、本発明の各実施形態に係る時間領域の変調信号Dは、その時間を示すパラメータ値に応じて各発光素子108の位置に対応付けられている。そのため、OFDM変調器等に用いられるガードインターバルのように、時間領域信号の先端又は後端に当該時間領域信号の後端又は先端の一部をサイクリックに付加する構成とはやや異なる。
(GI挿入部302)
GI挿入部302は、IDFT部106から入力された時間領域の変調信号D(k=0〜N−1)の一部をコピーして対応する発光素子108に入力する。このとき、各変調信号Dは、上記のOFDM変調器におけるガードインターバルと同様、変調信号Dの時間的関係がサイクリックになるように各発光素子108に対して入力される。
例えば、M個のガードインターバルを挿入する場合、送信装置300は、上記の第1実施形態に係る送信装置100に比べてM個の発光素子108を余分に備える必要がある。その上で、GI挿入部302は、N−M−1番目からN−1番目の発光素子108に入力される時間領域の変調信号D(k=N−M−1〜N−1)を複製して、余分に配置されたM個の発光素子108に対して複製された変調信号Dを入力する。このとき、GI挿入部302は、時間領域の変調信号D(k=N−M−1〜N−1)を位置x(m=−1〜−M−1)にある発光素子108に入力する。但し、位置xは、例えば、位置xの下位にパラメータmが大きい順番で配列された位置を表している。なお、送信装置300が備えるN+M個の発光素子108は、例えば、図7の(B−1)に示すように一次元的に配列されている。一方、受信装置110が備える受光素子112の数は、例えば、図7の(B−2)に示すようにN個のままである。
上記のように、GI挿入部302を備えると、複数の発光素子108が発する光が到達する範囲に複数の受光素子112が位置している限り、OFDM復調器と同様の方法を用いて変調信号を正しく復調することができる。その結果、受信装置110の位置を図4に示すx方向に移動したとしても、正しくデータを復元することが可能になる。
<第4実施形態>
次に、図5を参照しながら、本発明の第4実施形態に係る光通信システム4000の構成について説明する。但し、上記の第1実施形態に係る光通信システム1000と実質的に同一の機能を有する構成要素については同一の符号を付することにより詳細な説明を省略する。図5は、本実施形態に係る光通信システム4000の構成を示す説明図である。
[光通信システム4000の構成]
図5に示すように、本実施形態に係る光通信システム4000は、主に、送信装置400と、受信装置410とにより構成される。本実施形態は、複数の発光素子108と複数の受光素子112とが2次元的に配置され、2次元的な発光を利用してデータを伝送する構成に特徴を有する。
[送信装置400]
まず、送信装置400の構成について説明する。送信装置400は、主に、直列/並列変換部102と、変調部104と、2次元IDFT部402と、複数の発光素子108とにより構成される。上記の通り、送信装置400は、複数の発光素子108が2次元的に配列されている点に特徴を有する。そのため、送信装置400は、複数の変調信号を2次元的に処理するための2次元IDFT部402を備えている。
(2次元IDFT部402)
2次元IDFT部402は、変調部104から入力された変調信号の周波数成分d(i=0〜M)を入力として2次元逆離散フーリエ変換を実行する。そして、2次元IDFT部402は、時間領域の変調信号D(k=0〜N−1)を2次元配列されたN個の発光素子108に入力する。但し、N>2*Mである。なお、送信装置400が備えるN個の発光素子108は、例えば、図8の(C−1)に示すように2次元的に配列されている。
[受信装置410]
次に、受信装置410の構成について説明する。受信装置410は、主に、複数の受光素子112と、2次元DFT部412と、復調部116と、並列/直列変換部118とにより構成される。上記の通り、受信装置410は、複数の受光素子112が2次元的に配列されている点に特徴を有する。そのため、受信装置410は、複数の変調信号を2次元的に処理するための2次元DFT部412を備えている。
(2次元DFT部412)
2次元DFT部412は、2次元的に配列されたN個の受光素子112から出力された時間領域の変調信号DD(k=0〜N−1)を入力として2次元離散フーリエ変換を実行する。但し、N>2*Mである。そして、2次元DFT部412は、変調信号の周波数成分dd(i=0〜M)を復調部116に入力する。なお、受信装置410が備えるN個の受光素子112は、例えば、図8の(C−2)に示すように2次元的に配列されている。
上記の構成を適用すると、2次元的に配列された複数の発光素子108により並列伝送することが可能になるため、より高速なデータ伝送を実現することができる。
<第5実施形態>
次に、図9を参照しながら、本発明の第5実施形態に係る光通信システム5000の構成について説明する。但し、上記の第1実施形態に係る光通信システム1000と実質的に同一の機能を有する構成要素については同一の符号を付することにより詳細な説明を省略する。図9は、本実施形態に係る光通信システム5000の構成を示す説明図である。
[光通信システム5000の構成]
図9に示すように、本実施形態に係る光通信システム5000は、主に、送信装置500と、受信装置110とにより構成される。受信装置110は、上記の第1実施形態に係る受信装置110と実質的に同一の構成であるため詳細な説明を省略する。そこで、送信装置500の構成について詳細に説明する。
[送信装置500]
送信装置500は、主に、直列/並列変換部102と、変調部104と、IDFT部106と、複数の発光素子108と、レンズ502とにより構成される。特に、送信装置500は、各発光素子108の出力部分にレンズ502を備える構成に特徴を有する。
(レンズ502)
レンズ502は、各発光素子108が発する光を受信装置110の各受光素子112に集光させるためのレンズである。既に述べた通り、本発明の技術的特徴は、光の干渉による影響を低減させるための構成にあるが、光の干渉を予め抑制することによって、より高い効果が得られる。また、レンズ502を備えることによって、送信装置500と受信装置110との間の通信距離を伸ばすことが可能になる。
<第6実施形態>
次に、図10を参照しながら、本発明の第6実施形態に係る光通信システム6000の構成について説明する。但し、上記の第1実施形態に係る光通信システム1000と実質的に同一の機能を有する構成要素については同一の符号を付することにより詳細な説明を省略する。図10は、本実施形態に係る光通信システム6000の構成を示す説明図である。
[光通信システム6000の構成]
図10に示すように、本実施形態に係る光通信システム6000は、主に、送信装置100と、受信装置610とにより構成される。送信装置100は、上記の第1実施形態に係る送信装置100と実質的に同一の構成であるため詳細な説明を省略する。そこで、受信装置610の構成について詳細に説明する。
[受信装置610]
受信装置610は、主に、レンズ612と、複数の受光素子112と、DFT部114と、復調部116と、並列/直列変換部118とにより構成される。特に、受信装置610は、複数の受光素子112の前段にレンズ612を備える構成が特徴的である。
(レンズ612)
レンズ612は、複数の受光素子112の前段に設けられ、送信装置100が備える各発光素子108が発する光の伝送経路を所定の受光素子112に導く役割を有する。つまり、レンズ612を備えることによって、より効果的に光の干渉による影響を除去することができる。
<変形例>
上記の各実施形態に係る光通信システムの構成を適用することにより複数の発光素子108が発する光の干渉による影響を十分に除去することが可能になるため、より高速な光データ伝送を実現することができる。さらに、上記の各実施形態の構成において、互いに異なる色の複数の発光素子108を組み合わせることにより、より高速なデータ伝送を実現することができる。例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)を発色可能な3種類の発光素子108を組み合わせて3色独立でデータを並列伝送することにより、さらに高速なデータ伝送速度を実現可能である。もちろん、2色の発光素子108の組合せや4色以上の発光素子108の組合せを適用することも可能である。
以上、本発明の好適な実施形態に係る光通信システムの構成について説明した。上記の各実施形態に共通する特徴は、複数の発光素子が発する光の干渉による影響を十分に抑制するために、逆離散フーリエ変換して得られる時間領域の変調信号の時間情報を各発光素子の位置情報に対応付けて送信する構成と、複数の受光素子から出力される変調信号と各受光素子の位置情報とに基づいて当該変調信号を離散フーリエ変換する構成とにある。かかる構成により、光の干渉による影響を低減させ、より高速なデータ伝送を実現することが可能になる。なお、上記の各実施形態は、可視光領域の光を利用する可視光通信において好適であるが、赤外領域や紫外領域の光にも応用が可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の第1実施形態に係る光通信システムの構成を示す説明図である。 同実施形態に係るシミュレーション結果を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る光通信システムの構成を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る光通信システムの構成を示す説明図である。 本発明の第4実施形態に係る光通信システムの構成を示す説明図である。 本発明の第1及び第2実施形態に係る発光素子、及び受光素子の配置を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る発光素子、及び受光素子の配置を示す説明図である。 本発明の第4実施形態に係る発光素子、及び受光素子の配置を示す説明図である。 本発明の第5実施形態に係る光通信システムの構成を示す説明図である。 本発明の第6実施形態に係る光通信システムの構成を示す説明図である。 並列伝送する光通信システムの構成を示す説明図である。 並列伝送する光通信システムの問題点を示す説明図である。
符号の説明
1000 光通信システム
100 送信装置
102 直列/並列変換部
104 変調部
106 IDFT部
108 発光素子
110 受信装置
112 受光素子
114 DFT部
116 復調部
118 並列/直列変換部
2000 光通信システム
210 受信装置
212 合成部
3000 光通信システム
300 送信装置
302 GI挿入部
4000 光通信システム
400 送信装置
402 2次元IDFT部
410 受信装置
412 2次元DFT部
5000 光通信システム
500 送信装置
502 レンズ
6000 光通信システム
610 受信装置
612 レンズ

Claims (13)

  1. 複数の発光素子を利用してデータを並列伝送する送信装置と、複数の受光素子を利用して前記データを復調する受信装置とを有する光通信システムであって、
    前記送信装置は、
    前記データを直並列変換して複数の並列データを出力する直並列変換部と、
    前記複数の並列データを変調して複数の第1信号を出力する変調部と、
    前記複数の第1信号を逆離散フーリエ変換し、前記複数の発光素子の発光強度に対応する複数の第2信号を導出するIDFT部と、
    を備え、
    前記受信装置は、
    前記複数の受光素子の受光量に応じて出力される複数の第3信号を離散フーリエ変換して複数の第4信号を導出するDFT部と、
    前記複数の第4信号を復調して前記複数の並列データを検出する復調部と、
    前記複数の並列データを並直列変換して前記データを復元する並直列変換部と、
    を備えることを特徴とする、光通信システム。
  2. 前記IDFT部は、逆離散フーリエ変換して導出されるn番目の前記第2信号をm番目に位置する前記発光素子に入力して発光させ、
    前記DFT部は、m番目に位置する前記受光素子の出力をn番目の前記第3信号として離散フーリエ変換することを特徴とする、請求項1に記載の光通信システム。
  3. 前記IDFT部は、M個の前記第1信号を逆離散フーリエ変換して(2*M+1)個以上の前記第2信号を導出し、当該(2*M+1)個以上の第2信号に応じて前記複数の発光素子が発光することを特徴とする、請求項1又は2に記載の光通信システム。
  4. 前記複数の第4信号の中で、同じ前記第1信号に対応する少なくとも2つの前記第4信号を合成する合成部をさらに備えることを特徴とする、請求項3に記載の光通信システム。
  5. 前記複数の第2信号の一部又は全部を複製して少なくとも1つのコピー信号を生成し、前記複数の第2信号と共に前記少なくとも1つのコピー信号を各前記発光素子に入力して並列に発光させるGI挿入部をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の光通信システム。
  6. 前記複数の発光素子は、2次元的に配置され、
    前記IDFT部は、前記複数の第1信号を2次元逆離散フーリエ変換して前記第2信号を導出し、
    前記複数の受光素子は、前記複数の発光素子に対応する位置に2次元的に配置され、
    前記DFT部は、前記複数の第3信号を2次元離散フーリエ変換して前記第4信号を導出することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の光通信システム。
  7. 各前記発光素子の出力部分に設置され、前記各発光素子が発する光を当該各発光素子に対応する各前記受光素子に集光させるレンズをさらに備えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の光通信システム。
  8. 前記複数の受光素子に入射する光の経路上に設置され、各前記発光素子が発する光を当該各発光素子に対応する各前記受光素子に集光させるレンズをさらに備えることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の光通信システム。
  9. 前記複数の発光素子は、互いに異なる色で発光する2種類以上の発光素子を含んでいることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の光通信システム。
  10. 前記DFT部は、一定の光強度を有する前記第3信号を除去した上で離散フーリエ変換することを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の光通信システム。
  11. 複数の発光素子を有する光通信装置であって、
    所定のデータを直並列変換して複数の並列データを出力する直並列変換部と、
    前記複数の並列データを変調して複数の第1信号を出力する変調部と、
    前記複数の第1信号を逆離散フーリエ変換し、前記複数の発光素子の発光強度に対応する複数の第2信号を導出するIDFT部と、
    を備えることを特徴とする、光通信装置。
  12. 多重化されたデータを受信するための複数の受光素子を有する光通信装置であって、
    前記複数の受光素子の受光量に応じて出力される複数の第3信号を離散フーリエ変換して複数の第4信号を導出するDFT部と、
    前記複数の第4信号を復調して前記多重化されたデータを検出する復調部と、
    前記複数の並列データを並直列変換して元のデータを復元する並直列変換部と、
    を備えることを特徴とする、光通信装置。
  13. 複数の発光素子を利用してデータを並列伝送し、複数の受光素子を利用して前記データを復調することが可能な光通信方法であって、
    前記データを直並列変換して複数の並列データを出力する直並列変換ステップと、
    前記複数の並列データを変調して複数の第1信号を出力する変調ステップと、
    前記複数の第1信号を逆離散フーリエ変換し、前記複数の発光素子の発光強度に対応する複数の第2信号を導出するIDFTステップと、
    前記複数の第2信号に応じて前記複数の発光素子が発光するステップと、
    前記複数の発光素子が発光した光を前記複数の受光素子が受光するステップと、
    前記複数の受光素子の受光量に応じて出力される複数の第3信号を離散フーリエ変換して複数の第4信号を導出するDFTステップと、
    前記複数の第4信号を復調して前記複数の並列データを検出する復調ステップと、
    前記複数の並列データを並直列変換して前記データを復元する並直列変換ステップと、
    を含むことを特徴とする、光通信方法。
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