JP2008251669A - 圧電素子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】圧電素子1は、基板2a,2bと、基板2a,2bに設けられたセラミック板3a,3bと、基板2a,2bを保持する上狭持部材5、間隙保持部材4及び下狭持部材6と、上狭持部材5に電気的に接続される電線7と、を備える。
【選択図】図1
Description
ところで、従来、自動二輪車などのヘルメット装着が義務付けられている状況下で音楽鑑賞を行うためには、通常のイヤホンやヘッドホンを装着したり、バイクの車両にスピーカを設置したりするなどの方法が行われている。しかしながら、通常のイヤホンやヘッドホンを装着する場合には、ヘルメット脱着時に耳に装着したイヤホンが引っかかったりして使い勝手が悪いことがあった。また、バイクの車両にスピーカを設置した場合には、ヘルメット装着時に搭乗者にとって適正な音量にすると音量が外部に漏れてしまうことがあり、停車時には大音量となって周囲に騒音被害をもたらす可能性があった。
そこで、このような問題を解決するため自動二輪車のカウル等に装着するための加振器が知られている。
また、大きな信号が入力されたり連続して運転を行った場合には、配線材が大きな振幅に耐えきれずに断線してしまったり半田剥離を起こすなどの問題がある。
その対策として、屈曲に強いスピーカに使用される錦糸線を使用した場合には、錦糸線に弾力があり、突部にからげてもほどけてしまうことがある。
さらに、基板に突部を設けずに配線材を基板側面に点付けで半田付けを行った場合にも、点付けであるため振幅等の応力に対して半田付け部分の耐性が弱く、断線や半田剥離が起こりやすいという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、断線や半田剥離を抑制でき、小型化を図ることのできる圧電素子を提供することを目的としている。
基板と、
前記基板に設けられたセラミック板と、
前記基板を保持し、導通性を有する保持部と、
前記保持部に電気的に接続される電線と、を備えたことを特徴とする。
前記基板と前記保持部とは、導通性を有する止着材によって締結されていることを特徴とする。
前記保持部と前記電線とは半田付けされていることを特徴とする。
図1は、本発明に係る圧電素子1を示す斜視図である。
図1に示すように、圧電素子1は、一定間隔を有し上下平行に配設された長方形状の金属板からなる2枚の基板2a,2bを有している。
各基板2a,2bには、基板2a,2bよりやや小さい長方形状のセラミック板3a,3bがそれぞれ搭載されている。
セラミック板3bの上面にはクッション材8が貼着されている。このクッション材8は、二枚の基板2a、基板2bとの距離を保つために設けられるものであり、クッション材8の上面は基板2aの裏面側に当接し、クッション材8の下面側は基板2b上のセラミック板3bに当接するように寸法設計される。また、クッション材8は、セラミック板よりもさらに小さい長方形状をなし、発泡ゴム系からなるものが好ましい。なお、この例では、基板2a,2bの片面(上面)のみにセラミック板を貼着しているが、基板2a,2bの上下面に計四枚のセラミック板を貼着するバイモルフとしても良い。
間隙保持部材4、上狭持部材5及び下狭持部材5は、略矩形板状をなし、上狭持部材5、間隙保持部材4、下狭持部材6の順に厚さが厚くなっており、その幅及び長さは略等しい。これら間隙保持部材4、上狭持部材5及び下狭持部材6は、いずれも導通性を有する材料によって形成されている。具体的には、鉄、真鍮、アルミ、銅等が挙げられる。そして、上狭持部材5、下狭持部材6、間隙保持部材4及び基板2a,2bは、これらを貫く2本のネジ(止着材)N,Nによって締結されており、基板2aと基板2bとは一定間隔を有する片持梁状に支持されている。
なお、ここでは電線7を上挟持部材5の上面に接続する構成としているが、これに限るものではない。上述したように、上挟持部材5、間隙保持部材4、下挟持部材6は全て導通性を有する材料によって形成されているため、これらの部材に電線7を接続することで同様の効果が得られる。例えば、間隙保持部材4や下挟持部材6に半田付けするような構成でも良い。また、このような圧電素子は図示しない底板に下挟持部材6を固定するが、この下挟持部材6と底板とを一体成型し、底板部分に電線7を半田付けすることでも同様の効果が得られる。
図2は、図1の圧電素子1を装着した加振器10の斜視図であり、図3は、加振器10
の底面図、図4は、図2の加振器10の透過斜視図である。
図2〜図4に示すように、加振器10は、圧電素子1と、圧電素子1を収容するためのドーム状のケース11と、ケース11を例えば自動二輪車のカウルや、フルフェイス型ヘルメットのシールド等の曲面形状を有する設置面に接離可能に設けるためのバネ状のクリップ12と、から構成されている。
クリップ12の左右一対の基部15,15の一端は、キャップ14の表面側からキャップ14内部に挿入され、キャップ14内部で固定されている。基部15,15の他端は下方に向かってL字状に曲折して延設され、狭持部16,16の一端と連結している。狭持部16,16は底板13の下方を底板13に沿って延設されており、この狭持部16,16の他端はそれぞれ押さえ部17の両端に連結されている。このような形状によって、押さえ部17と底板13との間に設置面を差し込めるようになっている。そして、狭持部16,16と底板13との間に設置面を挟み込み、押さえ部17で設置面を押さえることによって、加振器10は設置面上に固定されるようになっている。
加振器10を、クリップ12により設置面を挟み込むことで設置面上に接離可能に設置する。加振器10の底面13は、設置面に沿うような凹面とされているため曲面形状を有する設置面に密着する。
加振器10に収容された圧電素子1は、先に述べたように、セラミック板に接続される図示しないプラス側の電線と上挟持部材5に接続されるマイナス側の電線7から入力される音楽信号や音声信号等に応じて振動する。圧電素子1の下面である下狭持部材6は、加振器10の底板13の上面に固着されているため、圧電素子1の振動は底板13を介して設置面に伝達されて音楽や音声が再生される。
また、基板2a,2b、上狭持部材5、間隙保持部材4及び下狭持部材6はネジN,Nによって締結されているので、簡単に固定することができる。また、ネジN,Nを使用することで導通性にも優れる。
さらに、上狭持部材5と電線7とは半田付けされているので、簡単に製造することができる。また、この点においても導通性にも優れる。
図5は、基板2aA,2bA,2cAが三枚の場合であり、その他は図1に示す圧電素子1と同様のため、同様の構成部分については、同様の数字に英字Aを付してその説明を省略する。
例えば、上記実施の形態における基板2a,2bは上述したように一枚〜三枚に限らず、四枚以上であっても良い。
また、電線7と上狭持部材5とは半田付けによって接続するとしたが、その他に例えば、カシメやネジに巻きつけてねじ込むことによって接続しても良い。
2a,2b 基板
3a,3b セラミック板
4 間隙保持部材(保持部)
5 上狭持部材(保持部)
6 下狭持部材(保持部)
7 電線
N ネジ(止着材)
Claims (3)
- 基板と、
前記基板に設けられたセラミック板と、
前記基板を保持し、導通性を有する保持部と、
前記保持部に電気的に接続される電線と、を備えたことを特徴とする圧電素子。 - 前記基板と前記保持部とは、導通性を有する止着材によって締結されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電素子。
- 前記保持部と前記電線とは半田付けされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の圧電素子。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007088526A JP2008251669A (ja) | 2007-03-29 | 2007-03-29 | 圧電素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007088526A JP2008251669A (ja) | 2007-03-29 | 2007-03-29 | 圧電素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008251669A true JP2008251669A (ja) | 2008-10-16 |
Family
ID=39976307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007088526A Pending JP2008251669A (ja) | 2007-03-29 | 2007-03-29 | 圧電素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008251669A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015064421A1 (ja) | 2013-10-28 | 2015-05-07 | Necトーキン株式会社 | 音響を発生させる装置 |
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-
2007
- 2007-03-29 JP JP2007088526A patent/JP2008251669A/ja active Pending
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