JP2008250933A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電力供給状態や使用環境に応じたパスワード入力を要求することで利便性およびセキュリティ強度をより高めることの可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 シャットダウン処理が完了した後、コンピュータ1を起動する時に、電力供給状態に応じてレジスタ20aにセットされたフラグの内容を参照する。フラグが"0"にセットされている時は、シャットダウン処理中あるいはシャットダウン処理後に電力供給状態に変化があったということなので、ユーザに対してBIOSパスワードの入力を要求する。一方、フラグが"1"である時は、シャットダウン処理中およびシャットダウン処理後に電力供給状態に変化がなかったということなので、ユーザに対してBIOSパスワードの入力を要求せずにコンピュータ1の起動処理を行うことができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、情報処理装置に関し、特にパスワードを利用したセキュリティ方法に関する。
近年、不正なアクセスによる情報漏えい防止の観点から、情報処理装置に関するセキュリティに関心が高まっている。ノート型パーソナルコンピュータ(以下、単にコンピュータという)等の情報処理装置は、所有者以外の者が不正に使用することのできないように、予めパスワードを設定されることが多い。コンピュータは一般に、オペレーティングシステム(Operating System)と呼ばれる、コンピュータシステム全体を管理する基本ソフトウェアの制御下で動作される。また、BIOS(Basic Input Output System)と呼ばれるプログラム群により、コンピュータに接続されたディスクドライブ、キーボード、などの周辺機器に対する基本的な入出力手段をオペレーティングシステムやアプリケーションソフトに対して提供される。
ユーザはオペレーティングシステムにログインするためのパスワードに加えて、BIOSパスワードを設定することができる。BIOSパスワードは、コンピュータのハードウェア自体が備えている機能を利用する。そのため、オペレーティングシステムに依存することなく利用でき、紛失、盗難などの場合にも、このパスワードを解除しなければ、オペレーティングシステムが起動できないことから、有効なセキュリティ手段の一つと考えられている。
ただし、情報処理装置の使用に際してユーザに入力を要求するパスワードの種類を増やすとセキュリティ強度は向上するが、利便性が損なわれるという問題もある。そこで、特許文献1には、ACアダプタの接続状態に応じてパスワード入力を要求するか要求しないかを変える方法が開示されている。情報処理装置の所有者が自宅で使用する場合などのように、ACアダプタが接続されている時はパスワード入力を要求せずに起動させることができ、外出している場合などのようにACアダプタが接続されていない時は、パスワード入力を要求する。パスワード入力を要求したにも関わらずパスワードが入力されない時は、システムが起動することなく、情報処理装置の持ち主の情報のみが表示装置に表示される。このような方式を採用することで、外出時のセキュリティを損なうことなく、自宅等での使い勝手の向上を図っている。
特開2002−91601号公報
しかし、上記の方式では、ACアダプタの接続の有無のみをもってパスワード入力を要求するか要求しないかを設定している。したがって、第三者が不正に持ち出したPCにACアダプタを接続すれば、パスワード入力を要求されることなく、システムを起動することができてしまうため、セキュリティ上、十分な対策が講じられているとは言い難い。
そこで本発明の目的は、電力供給状態や使用環境に応じたパスワード入力を要求することで利便性およびセキュリティ強度をより高めることの可能な情報処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明に係る情報処理装置は、ACアダプタおよびバッテリにより電力供給を受けて駆動可能な情報処理装置において、本体と、前記本体の電源をオン/オフする電源スイッチと、前記本体の電源がオンされた後にパスワード入力により認証を行う認証手段と、前記本体の電源がオフされている時の前記本体への電力供給状態を検出する手段と、検出される前記電源オフ時の電力供給状態に応じてレジスタに第1の値をセットするとともに、前記本体の電源オフ中に前記本体への電力供給状態に変化が生じると、前記レジスタに第2の値をセットする手段と、前記本体の電源オン時に、前記レジスタにセットされた値に応じて前記パスワードの入力を要求するか否かを設定する手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、電力供給状態や使用環境に応じたパスワード入力を要求することで利便性およびセキュリティ強度をより高めることの可能な情報処理装置を提供することができる。
以下本発明に係る実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態に係る情報処理装置を示す外観斜視図である。本実施形態では情報処理装置としてノート型のコンピュータ1を例に説明する。コンピュータ1は本体2を備え、本体2にはディスプレイユニット3がヒンジ部4を介して回動可能に取り付けられている。また、ディスプレイユニット3内にはLCD(Liquid Crystal Display)5から構成される表示装置が組み込まれる。本体2内には複数の電子部品を搭載した回路基板が収容されている。本体2の前上面2aにはタッチパッド6が取り付けられ、本体2の後上面2bにはキーボード7が取り付けられている。本体2の後上面2bにはコンピュータ1の電源をオン/オフするための電源スイッチ8も設けられている。
図2は本発明の実施形態に係るコンピュータの構成を示すブロック図である。コンピュータ1には、CPU10、ノースブリッジ11、主メモリ(RAM)12、グラフィックスコントローラ13、VRAM14、サウスブリッジ15、ハードディスクドライブ(HDD)16、BIOS−ROM17、RTC18、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)20、およびLCD5、タッチパッド6、キーボード7、電源スイッチ8等が設けられている。
CPU10は、コンピュータ1の各コンポーネントの動作を制御するプロセッサである。このCPU10は、HDD16から主メモリ(RAM)12にロードされるオペレーティングシステム(以下、OSという)および各種アプリケーションプログラム/ユーティリティプログラムを実行する。主メモリ(RAM)12は、各種データバッファの格納にも用いられる。また、CPU10は、BIOS−ROM17に格納されたBIOS(Basic Input Output System)も実行する。BIOSはハードウェア制御のためのプログラムである。BIOSの機能を利用することで、OSへログインするためのパスワードとは別に、BIOSパスワードを設定することができる。BIOSパスワードは、PCのハードウェア自体が備えている機能を利用するため、オペレーティングシステムに依存することなく利用することができる。
ノースブリッジ11は、CPU10のローカルバスとサウスブリッジ15との間を接続するブリッジデバイスである。また、ノースブリッジ11は、AGP(Accelerated Graphics Port)バスなどを介してグラフィックスコントローラ13との通信を実行する機能も有している。さらに、ノースブリッジ11には、主メモリ(RAM)12を制御するメモリコントローラも内蔵されている。
グラフィクスコントローラ13は本コンピュータ10のディスプレイモニタとして使用されるLCD5を制御する表示コントローラである。このグラフィクスコントローラ13は、OSまたはアプリケーションプログラムによってビデオメモリ(VRAM)14に書き込まれた表示データに対応する映像信号をLCD5に送出する。
サウスブリッジ15は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスおよびLPC(Low Pin Count)バスにそれぞれ接続されている。HDD16は、OSや各種のアプリケーションプログラムを格納する。
RTC(Real Time Clock)18は計時専用のチップである。RTC18は、コンピュータ1の電源が切られている間も、RTC18に内蔵された電池18aから電力の供給を受けて動作している。コンピュータ1の電源が入っている間は外部電源から電力供給を受ける。コンピュータ1は、BIOSがRTC18にアクセスすることで日時を取得することができる。
エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラ(EC/KBC)20は、電源管理のためのエンベデッドコントローラと、タッチパッド6およびキーボード7などを制御するキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。EC/KBC20には、専用の電池21が内蔵されているため、コンピュータ1の電源が切られている時も、内蔵された電池21から電力供給を受け駆動し続けることができる。EC/KBC20は、電源回路22と協働して、ユーザによる電源スイッチ8の操作に応答してコンピュータ1をパワーオン/パワーオフする処理を実行する。電源回路22は、ACアダプタ23を介して外部から供給される電力または内蔵されたバッテリ24からの電力を用いて、コンピュータ1内の各コンポーネントに供給すべき電力を生成する。
EC/KBC20内には、レジスタ20a、レジスタ20bが設けられる。このレジスタ20aには、電力供給状態に応じたフラグが記憶される。後述するように、BIOSがこのレジスタ20aに記憶されたフラグの内容を参照することで、フラグに応じた処理を行う。また、EC/KBC20には専用のRTC25が内蔵される。レジスタ20bには、RTC25から取得した時刻が記憶される。
図3は本実施形態に係る情報処理装置の各構成要素の機能の概略を示す図である。EC/KBC20は(以下、単にEC20という)、電源を管理するとともに、コンピュータ1への電力給状態を監視する。BIOS−ROM17に格納されたBIOSは、要求する特定のコマンドをEC20へ発行するとともに、OSへのイベント通知を行う。また、設定されたBIOSパスワード入力をユーザに対して要求する。OSはシステムの起動/終了を行うとともに、BIOSへのイベント通知を行う。また、設定されたOSログインパスワード入力をユーザに対して要求する。
EC20は内部にレジスタ20aを有し、レジスタ20aには、ACアダプタ23の接続の有無や、内蔵バッテリ24の有無に応じたフラグが書き込まれる。ここで、レジスタ20aに保持したフラグはコンピュータ1の起動時にBIOSに通知される。PCのシャットダウン処理中に、BIOSはEC20に特定のコマンド(第1のコマンド)を発行する。BIOSから第1のコマンドを受けると、EC20はACアダプタ23及びバッテリ24が接続されている場合にはレジスタ20aのフラグを"1"にセットし、その後コンピュータ1はパワーオフ状態となる。このフラグ(フラグ"1")はコンピュータ1のパワーオフ状態でも保持されるが、コンピュータ1への電力供給状態の変化に応じて、このフラグがリセットされフラグが"0"となる。
このフラグがリセットされる場合としては、例えば、パワーオフ中にコンピュータ1のACアダプタ22が一度でも非接続となった場合、パワーオフ中にコンピュータ1のバッテリ24が一度でも非接続となった場合、パワーオフ中にEC20の電源が切れた場合等が挙げられる。
次回のコンピュータ1のパワーオン時に、BIOSはEC20に特定のコマンド(第2のコマンド)を発行する。BIOSから第2のコマンドを受けると、EC20はレジスタ20aのフラグの状態をBIOSに返却する。レジスタ20aのフラグが"1"の場合、BIOSはパスワードの入力を要求しない。このフラグが"0"の場合、BIOSはパスワードの入力を要求する。
図4は本実施形態に係る情報処理装置を起動する際の動作を示すフローチャートである。ユーザは、コンピュータ1の使用を開始する時、電源ボタン8を押下することにより、EC20を通じてコンピュータ1に電源を投入する(ステップ1−1)。コンピュータ1に電源が投入されると、BIOS−ROM17に格納されたBIOSが起動し、BIOSはEC20に対してコマンドを発行し、EC20のレジスタ20aのフラグの状態を問い合わせる(ステップ1−2)。EC20はBIOSからの問い合わせに対して、レジスタ20aのフラグの状態をBIOSへ通知する(ステップ1−3)。BIOSはEC20から通知されたフラグの内容を確認し、例えばフラグの状態が"0"であるならば(ステップ1−4のNo)、ユーザに対してBIOSパスワードの入力を要求する(ステップ1−5)。この時、LCD5の画面上にはBIOSパスワード入力画面が表示され、ユーザはキーボード7により、予め設定されたBIOSパスワードの入力を行う。BIOSパスワードの認証に失敗した時は(ステップ1−6のNo)、引き続きユーザに対してBIOSパスワードの入力を要求する。BIOSパスワードの認証に成功した時は(ステップ1−6のYes)、コンピュータ1の起動処理を続行する(ステップ1−7)。
BIOSがEC20から通知されたフラグの内容を確認し、フラグの状態が"1"であるならば(ステップ1−4のNo)、BIOSパスワードの入力をユーザに要求することなく、コンピュータ1の起動処理を続行する(ステップ1−7)。コンピュータ1の起動処理を続行する上で、OSへログインするためのOSログインパスワードが予め設定されている場合は、ユーザがOSログインパスワードを入力することでコンピュータ1を使用することが出来るようになる。
図5は本実施形態に係る情報処理装置を終了する際の動作を示すフローチャートである。ユーザは、コンピュータ1の使用を終了する時、安全にシステムを終了させるために、OS上でシャットダウン処理を行う(ステップ2−1)。OSからシャットダウン処理を行ったという通知を受けたBIOSは、EC20に対してコマンドを発行し、バッテリ22が内蔵されているか否か、ACアダプタ23が接続されているか否か等システムへの電力供給状態をチェックする(ステップ2−2)。
電源回路22およびEC20を通じて、コンピュータ1へACアダプタ23が接続されているか否かを判断する(ステップ2−3)。ACアダプタ23が接続されている時は(ステップ2−3のYes)、引き続いてバッテリ24が内蔵されているかどうかを判断する(ステップ2−4)。バッテリ24がコンピュータ1に内蔵されている時は(ステップ2−4のYes)、EC20のレジスタ20aにフラグ"1"をセットする(ステップ2−5)。
ACアダプタ23が接続されていない時(ステップ2−3のNo)、バッテリ22が内蔵されていない時(ステップ2−4のNo)は、EC20のレジスタ20aの内容を"0"にセットする(ステップ2−6)。コンピュータ1への電力供給状態に応じて、EC20のレジスタ20aにフラグ"1"あるいは"0"をセットしたら、シャットダウン処理を続行する(ステップ2−7)。シャットダウン処理を完了させて、コンピュータ1の電源がオフとなった後も、EC20は内蔵された電池21で駆動しているため、電力供給状態の変化を監視する。シャットダウン処理後に、コンピュータ1のACアダプタ22が一度でも非接続となった場合、パワーオフ中にコンピュータ1のバッテリ24が一度でも非接続となった場合、パワーオフ中にEC20の電源が切れた場合等は、EC20のレジスタ20aにセットされていたフラグ"1"をフラグ"0"にセットする。
シャットダウン処理が完了した後、コンピュータ1を起動する時にレジスタ20aにセットされたフラグの内容を参照し、フラグが"0"にセットされている時は、シャットダウン処理中あるいはシャットダウン処理後に電力供給状態に変化があったということなので、第三者がコンピュータ1を不正に持ち出した可能性もあるため、ユーザに対してBIOSパスワードの入力を要求する。
一方、フラグが"1"である時は、シャットダウン処理中およびシャットダウン処理後に電力供給状態に変化がなかったということなので、ユーザに対してBIOSパスワードの入力を要求せずにコンピュータ1の起動処理を行うことができる。
EC20のレジスタ20aにセットされたフラグの内容はコンピュータ1の電源が切られても消失せず、保持することができるため、再びコンピュータ1を起動する時にレジスタ20aのフラグを参照して、フラグの内容に応じた起動処理を行うことが出来る。
このような起動処理および終了処理を行うようにすることで、ユーザにとっても利便性を損なうことなくセキュリティ強度を維持することができる。
図6は第2の実施形態に係る情報処理装置を起動する際の動作を示すフローチャートである。ユーザは、コンピュータ1の使用を開始する時、電源ボタン8を押下することにより、EC20を通じてコンピュータ1に電源を投入する(ステップ3−1)。コンピュータ1に電源が投入されると、BIOS−ROM17に格納されたBIOSが起動し、BIOSはEC20に対してコマンドを発行し、EC20のレジスタ20aのフラグの状態を問い合わせる(ステップ3−2)。EC20はBIOSからの問い合わせに対して、レジスタ20aのフラグの状態をBIOSへ通知する(ステップ3−3)。
BIOSはEC20から通知されたフラグの内容を確認し、例えばフラグの状態が"1"であるならば(ステップ3−4のYes)、ユーザに対して第1のBIOSパスワードの入力を要求する(ステップ3−5)。この時、LCD5の画面上にはBIOSパスワード入力画面が表示され、ユーザはキーボード7により、予め設定された第1のBIOSパスワードの入力を行う。第1のBIOSパスワードの認証に失敗した時は(ステップ3−6のNo)、引き続きユーザに対して第1のBIOSパスワードの入力を要求する。
BIOSがEC20から通知されたフラグの内容を確認し、フラグの状態が"0"であるならば(ステップ3−4のNo)、第1のBIOSパスワードの入力を要求する代わりに、第2のBIOSパスワードの入力を要求する(ステップ3−7)。この時、LCD5の画面上にはBIOSパスワード入力画面が表示され、ユーザはキーボード7により、第1のBIOSパスワードとは異なる第2のBIOSパスワードの入力を行う。第2のBIOSパスワードの認証に失敗した時は(ステップ3−8のNo)、引き続きユーザに対して第2のBIOSパスワードの入力を要求する。
第1のBIOSパスワードの認証に成功した時(ステップ3−6のYes)、または第2のBIOSパスワードの認証に成功した時(ステップ3−8のYes)は、コンピュータ1の起動処理を続行する(ステップ3−9)。コンピュータ1の起動処理を続行する上で、OSへログインするためのOSログインパスワードが予め設定されている場合は、ユーザがOSログインパスワードを入力することでシステムを使用することが出来るようになる。
上記の説明に示すように、電力供給状態に変化がなくレジスタ20aにセットされたフラグが"1"のままである時は、第1のBIOSパスワードの入力を要求し、電力供給状態に変化がありレジスタ20aのフラグが"0"となった時に、第1のBIOSパスワードとは異なる第2のBIOSパスワードを要求するようにしても良い。電力供給状態に変化があった時は、第三者に持ち出されたなどの可能性があるため、コンピュータ1の起動の際に、第1のBIOSパスワードとは異なる第2のBIOSパスワードを要求することで、セキュリティ強度を高めることができる。
なお、コンピュータ1を終了し、電力供給状態に応じたフラグを設定する時の処理については、第1の実施形態において説明した図5に示したものと同様のものとすることができる。
図7は第3の実施形態に係る情報処理装置の終了時の動作を示すフローチャートである。図8は第3の実施形態に係る情報処理装置の起動時の動作を示すフローチャートである。コンピュータ1を終了した時刻からの経過時間に応じて、次に起動する時にBIOSパスワードを要求するか否かを変更するように設定しても良い。以下、情報処理装置の終了時の動作および起動時の動作について説明する。
コンピュータ1の使用を終了する時、安全にシステムを終了させるために、OS上でシャットダウン処理を行う(ステップ4−1)。OSからシャットダウン処理を行ったという通知を受けたBIOSは、EC20に対してコマンドを発行し、バッテリ24が内蔵されているか否か、ACアダプタ23が接続されているか否か等システムへの電力供給状態をチェックする(ステップ4−2)。
電源回路22およびEC20を通じて、コンピュータ1へACアダプタ23が接続されているか否か、バッテリ24が内蔵されているか否かを判断し、電力供給状態に応じたフラグをレジスタ20aにセットする。EC20のレジスタ20aにフラグ"1"あるいはフラグ"0"をセットしたら、シャットダウン処理を続行し、シャットダウン処理を完了させる(ステップ4−4)。シャットダウン処理を完了させて、コンピュータ1の電源がオフとなった後も、EC20は内蔵された電池21で駆動しているため、電力供給状態の変化を監視することができる。また、コンピュータ1の電源がオフとなった後も、EC20によって時刻を取得することができるように、EC20専用にRTC25を内蔵しても良い。電力供給状態の変化があった時は(ステップ4−5のYes)、EC20に内蔵されたRTC25から時刻を取得し、電力供給状態に変化が生じた時の時刻をEC20のレジスタ20bに記憶する(ステップ4−6)。
続いて図8を参照して情報処理装置を起動する際の処理について説明する。ユーザは、コンピュータ1の使用を開始する時、電源ボタン8を押下することにより、EC20を通じてシステムに電源を投入する(ステップ5−1)。システムに電源が投入されると、BIOS−ROM17に格納されたBIOSが起動し、BIOSはEC20に対してコマンドを発行し、EC20のレジスタ20aのフラグの状態を問い合わせる(ステップ5−2)。EC20はBIOSからの問い合わせに対して、レジスタ20aのフラグの状態をBIOSへ通知する(ステップ5−3)。
BIOSはEC20から通知されたフラグの内容を確認し、例えばフラグの状態が"1"であるならば(ステップ5−4のYes)、シャットダウン処理中およびシャットダウン処理後に電力供給状態に変化がなかったということなので、ユーザに対してBIOSパスワードの入力を要求せずにコンピュータ1の起動処理を行うことができる。
一方、シャットダウン処理中あるいはシャットダウン処理後に電力供給状態に変化があり、フラグの状態が"0"であるならば、BIOSはEC20のレジスタ20bに保持された電力供給状態に変化のあった時刻を参照する(ステップ5−5)。BIOSはRTC18から、電源スイッチ8をオンした時の時刻を取得し、レジスタ20bに保持された電力供給状態に変化が生じた時の時刻と比較をする。電力供給状態が変化してから所定の時間が経過している時は(ステップ5−6のYes)、ユーザに対してBIOSパスワードの入力を要求する(ステップ5−7)。
この時、LCD5の画面上にはBIOSパスワード入力画面が表示され、ユーザはキーボード7により、予め設定されたBIOSパスワードの入力を行う。BIOSパスワードの認証に失敗した時は(ステップ5−8のNo)、引き続きユーザに対してBIOSパスワードの入力を要求する。BIOSパスワードの認証に成功した時は(ステップ5−8のYes)、コンピュータ1の起動処理を続行する(ステップ5−9)。
例えば図9に示すような設定画面により、コンピュータ1に電源を投入する時に、コンピュータ1をシャットダウンした後に電力供給状態に変化があった時点から経過した時間に応じて、BIOSパスワードを要求するか否かを設定することができる。
このような起動処理および終了処理を行うようにすると、ユーザにとっても利便性を損なうことなくセキュリティ強度を維持することができる。例えば、ユーザが机上でACアダプタ23を接続していた状態で、コンピュータ1を終了した直後に、ACアダプタ23を外して外出し、他の場所に移動して使用を再開する場合には、所定の時間が経過していなければ、コンピュータ1の起動の際にBIOSパスワードが要求されないため、ユーザにとっては利便性を損なうことがない。
以上の説明のように本発明の実施形態に係る情報処理装置によれば、電力供給状態や使用環境に応じたパスワード入力を要求することで利便性およびセキュリティ強度をより高めることができる。
本発明ではその主旨を逸脱しない範囲であれば、上記の実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。
本発明の実施形態に係る情報処理装置を示す外観斜視図。 本発明の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る情報処理装置の各構成要素の機能の概略を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置を起動する際の動作を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置を終了する際の動作を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る情報処理装置を起動する際の動作を示すフローチャート。 本発明の第3の実施形態に係る情報処理装置の終了時の動作を示すフローチャート。 本発明の第3の実施形態に係る情報処理装置の起動時の動作を示すフローチャート。 本発明の第3の実施形態に係るパスワード設定画面を示す模式図。
符号の説明
1…コンピュータ、3…ディスプレイユニット、6…タッチパッド、7…キーボード、8…電源スイッチ、10…CPU、11…ノースブリッジ、12…主メモリ、13…グラフィクスコントローラ、15…サウスブリッジ、16…HDD、17…BIOS−ROM、20…EC/KBC、20a…レジスタ、20b…レジスタ、21…電池、22…電源回路、23…ACアダプタ、24…バッテリ、25…RTC

Claims (6)

  1. ACアダプタおよびバッテリにより電力供給を受けて駆動可能な情報処理装置において、
    本体と、
    前記本体の電源をオン/オフする電源スイッチと、
    前記本体の電源がオンされた後にパスワード入力により認証を行う認証手段と、
    前記本体の電源がオフされている時の前記本体への電力供給状態を検出する手段と、
    検出される前記電源オフ時の電力供給状態に応じてレジスタに第1の値をセットするとともに、前記本体の電源オフ中に前記本体への電力供給状態に変化が生じると、前記レジスタに第2の値をセットする手段と、
    前記本体の電源オン時に、前記レジスタにセットされた値に応じて前記パスワードの入力を要求するか否かを設定する手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記レジスタに前記第1の値がセットされている時は、前記電源オン時に前記パスワードの入力を要求せず、前記レジスタに前記第2の値がセットされている時は、前記電源オン時に前記パスワードの入力を要求することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. バッテリを有する計時装置と、
    前記計時装置を参照して、前記電力供給状態に変化があり前記レジスタに第2の値がセットされた時の時刻を取得する手段と、
    前記取得した時刻と、前記電源オン時の時刻とを比較する手段と、を備え、
    前記電源オン時の時刻と前記取得した時刻とを比較した結果に基づいて、前記パスワードの入力を要求するか否かを設定することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記電源オン時の時刻と前記取得した時刻とを比較し、前記レジスタに第2の値がセットされた時から前記電源オンまでの間に、所定の時間以上経過している時は、前記パスワードの入力を要求することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. ACアダプタおよびバッテリにより電力供給を受けて駆動可能な情報処理装置において、
    本体と、
    前記本体の電源をオン/オフする電源スイッチと、
    前記本体の電源がオンされた後に第1のパスワードまたは第2のパスワード入力により認証を行う認証手段と、
    前記本体の電源がオフされている時の前記本体への電力供給状態を検出する手段と、
    検出される前記電源オフ時の電力供給状態に応じてレジスタに第1の値をセットするとともに、前記本体の電源オフ中に前記本体への電力供給状態に変化が生じると、前記レジスタに第2の値をセットする手段と、
    前記本体の電源オン時に、前記レジスタにセットされた値に応じて前記第1のパスワードの入力を要求するか前記第2のパスワードの入力を要求するかを設定する手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記レジスタに前記第1の値がセットされている時は、前記電源オン時に前記第1のパスワードの入力を要求し、前記レジスタに前記第2の値がセットされている時は、前記電源オン時に前記第2のパスワードの入力を要求することを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
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