JP2008250682A - 煙感知システム及び煙感知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】火災位置を特定できる様にする。
【解決手段】監視空間32に敷設され、吸引孔を備えたサンプリング管1と、該サンプリング管の両端に接続する切替弁30と、該切替弁に接続し、前記サンプリングエアSAを吸引する検煙部25と、前記切替弁の切り替えを制御し、前記検煙部の煙検出レベルを判別する制御部と、を備えている煙感知システムにおいて;監視時、前記切替弁と前記サンプリング管の一端を開状態とし、前記検煙部が煙検出時に、前記切替弁と前記サンプリング管の他端を開状態に切り替え、前記検煙部が再び煙検出するまでの時間を測定して火災発生位置を特定する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、空気中に浮遊する煙等の汚染物資を光学的に検知する、煙感知システム及び煙感知方法に関するものであり、特に、超高感度煙感知器を用いる煙感知システム及び煙感知方法に関するものである。
火災予防や煙発生時の検知システムとして、或いは、一定の環境保全を必要とする半導体製造工場や食品工場において煙検知器が使用されている。
この煙検知器は、次のように構成されている(例えば、特許文献1、参照)。空気の吸引孔が適宜の位置に複数配設されている、ネットワーク状に敷設されているサンプリング管と、このサンプリング管へ空気を吸引させる空気吸引装置と、上記サンプリング管の内部に分散配置された複数の煙検知器と、いずれかの上記煙検知器からの検知信号を受信して表示する表示装置と、上記空気吸引装置に近接して設けられた、分散配置された上記煙検知器より感度能力が高い煙検知器と、を備えた煙検知システム。
特許第3648307号
従来例は、ネットワーク状に敷設されているサンプリング管と、このサンプリング管へ空気を吸引させる空気吸引装置と、上記サンプリング管の内部に分散配置された複数の煙検知器と、いずれかの上記煙検知器からの検知信号を受信して表示する表示装置と、を設けているが、サンプリング管は共通化していないため、火災発生は検知できるが、該火災発生位置までは特定することが出来なかった。そのため、初期消火を効果的に行うことが困難であった。
この発明は、上記事情に鑑み、火災位置を特定できる様にすることを目的とする。
この発明は、監視空間に敷設され、吸引孔を備えたサンプリング管と、該サンプリング管の両端に接続する切替弁と、該切替弁に接続し、前記サンプリング管からのサンプリングエアを吸引する検煙部と、前記切替弁の切り替えを制御し、前記検煙部の煙検出レベルを判別する制御部と、を備えている煙感知システムにおいて;監視時、前記切替弁と前記サンプリング管の一端を開状態とし、前記検煙部が煙検出時に、前記切替弁と前記サンプリング管の他端を開状態に切り替え、前記検煙部が再び煙検出するまでの時間を測定して火災発生位置を特定させることを特徴とする煙感知システム、である。
この発明は、監視空間に敷設され、吸引孔を備えたサンプリング管と、該サンプリング管の両端に、それぞれサンプリングエアを吸引する検煙部と、該検煙部の煙検出レベルを判別する制御部と、からなる煙感知器を設置して受信装置と接続した煙感知システムにおいて、いずれか1台の煙感知器が火災検出すると、前記受信装置は火災検出した煙感知器の吸引量を監視時以下とする一方で、他の煙感知器の吸引量を監視時より増加させ、火災発生位置を特定させることを特徴とする煙感知システム、である。
この発明は、監視空間に敷設され、吸引孔を備えたループ状のサンプリング管と、該サンプリング管に所定間隔をおいて2個以上配置された、検煙部を有する煙感知器と、前記サンプリング管から前記検煙部に吸引されるサンプリングエアの吸引力を制御するとともに、前記検煙部の煙検出レベルを判別する制御部と、を備えた煙感知システムにおいて、前記各煙感知器の検煙部の吸引力を所定値にして火災監視し、前記煙感知器中の1個が火災検出したときには、該煙を検出した煙感知器の直近、又は、両側の煙感知器の吸引力を、前記煙を検出した煙感知器の吸引力よりも大きくするとともに、前記直近、又は、両側の煙感知器のうち、いずれか1台の煙感知器が煙を感知した時には、前記直近、又は、両側の煙感知器の吸引力を大きくした時から前記直近、又は、両側の煙感知器のうち、いずれか1台の煙感知器が煙を感知するまでに要した時間に基いて、火災発生位置を特定することを特徴とする煙検知システム、である。
この発明は、サンプリングエアが吸引される検煙部を備えた1台の煙感知器と、吸引孔が設けられ、ループ状に形成されたサンプリング管であって、監視空間に配置され、前記検煙部の入口に弁手段を介して連結されているサンプリング配管と、前記弁手段を制御する制御部と、を備えた煙感知システムの煙感知方法において、火災監視時には、前記サンプリング管の接続部の一端部を開、他端部を閉にして前記一端部側からのみサンプリングエアを検煙部内に供給する行程と、煙検出時には、前記制御部が火災監視時と逆に弁手段の開閉を行わせ、他端部側からのみ前記サンプリングエアを前記検煙部内に供給させる行程と、前記制御部が、前記弁手段を切り替えた時から煙を検出するまでの時間を測定し、火災発生位置を特定する行程と、を備えていることを特徴とする煙感知システムを用いる煙感知方法、である。
この発明は、監視空間に敷設され、吸引孔を備えた1本のサンプリング管と、該サンプリング管の両端にそれぞれ接続された煙感知器の検煙部と、前記サンプリング管から前記検煙部に吸引されるサンプリングエアの吸引力を制御するとともに、前記検煙部の煙検出レベルを判別する制御部と、を備えた煙感知システムの煙感知方法において、前記両煙感知器の検煙部の吸引力を所定値にして火災監視する行程と、いずれか一方の煙感知器が煙検出したときには、該煙感知器の吸引力を監視時以下として他方の煙感知器の吸引力を監視時より大きくする行程と、前記他方の煙感知器が煙感知したときには、前記制御部が該他方の煙感知器の吸引力に基づいて、火災発生位置を特定する行程と、を備えていることを特徴とする煙検知システムの煙感知方法、である。
この発明は、監視空間に敷設され、吸引孔を備えたループ状のサンプリング管と、該サンプリング管に所定間隔をおいて2個以上配置された、検煙部を有する煙感知器と、前記サンプリング管から前記検煙部に吸引されるサンプリングエアの吸引力を制御するとともに、前記検煙部の煙検出レベルを判別する制御部と、を備えた煙感知システムの煙感知方法において、前記各煙感知器の検煙部の吸引力を所定値にして火災監視する行程と、前記煙感知器中の1個が火災検出したときには、該煙を検出した煙感知器の直近、又は、両側の煙感知器の吸引力を、前記煙を検出した煙感知器の吸引力よりも大きくする行程と、前記直近、又は、両側の煙感知器のうち、いずれか1台の煙感知器が煙を感知する行程と、前記直近、又は、両側の煙感知器の吸引力を大きくした時から前記直近、又は、両側の煙感知器のうち、いずれか1台の煙感知器が煙を感知するまでに要した時間に基いて、火災発生位置を特定する行程と、を備えていることを特徴とする煙検知システムの煙感知方法、である。
この発明は、サンプリングエアが吸引される検煙部を備えた1台の煙感知器と、吸引孔が設けられ、ループ状に形成されたサンプリング管であって、監視空間に配置され、前記検煙部の入口に弁手段を介して連結されているサンプリング配管と、前記弁手段を制御する制御部とを備えているので、前記弁手段を切り替えることにより、前記弁手段を切り替えた時から煙を検出するまでに要した時間を測定し、該計測時間とサンプリング管内に吸引されるサンプリングエアの流速とに基づいて、火災発生位置を特定することができる。
この発明は、監視空間に敷設され、吸引孔を備えた1本のサンプリング管と、該サンプリング管の両端にそれぞれ接続された煙感知器の検煙部と、前記サンプリング管から前記検煙部に吸引されるサンプリングエアの吸引力を制御するとともに、前記検煙部の煙検出レベルを判別する制御部と、を備えているので、前記煙感知器の検煙部の吸引力のバランスを変化させることにより、サンプリングエアの境界(分岐点)を求め、この分岐点に基づいて火災発生位置を特定することができる。
この発明は、監視空間に敷設され、吸引孔を備えたループ状のサンプリング管と、該サンプリング管に間隔をおいて2個以上配置された、検煙部を有する煙感知器と、前記サンプリング管から前記検煙部に吸引されるサンプリングエアの吸引力を制御するとともに、前記検煙部の煙検出レベルを判別する制御部と、を備えているので、最初に煙を検出した煙感知器の吸引力を小さくするとともに、該煙感知器の直近、又は、両側の煙感知器の吸引力を大きし、前記吸引力を大きくした時から前記直近、又は、両側の煙感知器のうち、いずれか1台の煙感知器が煙を感知するまでに要した時間を計測し、該計測時間と吸引力、即ち、サンプリング管内に吸引されるサンプリングエアの流速とに基づいて、火災発生位置を特定することができる。
この発明の第1実施の形態を図1〜図5により説明する。
図1に示す様に、煙感知器2の暗箱21内には、発光素子11と、フォトダイオード等の受光素子12と、が配置されている。前記暗箱21の中央部には、検煙部25が設けられ、該検煙部25の入口4は三方弁30を介してループ状のサンプリング管1に連結されている。
前記サンプリング管1は、火災が発生したか否かが監視されている空間、即ち、監視空間32に、例えば、約50mにわたって配設されており、適宜の間隔(例えば、50cmピッチ)で複数の吸引孔34が設けられている。このサンプリング管1の両端部は第1接続口30a、及び第2接続口30bとなっており、前記検煙部25へ導く接続口30a,30bは、前記三方弁(切替弁)30が選択的に切替わることにより開閉される。
前記三方弁30の開閉操作は、制御部(図示省略)により行われる。この制御部は、前記受光素子12に連結されており、該受光素子12の検出信号Sの出力により火災を判断し、警報装置を作動させる。
図1において、23は遮光部22に設けた光トラップ、24は集光レンズ、26はアパーチャ、をそれぞれ示す。
次に、本実施例の作動について説明する。
火災監視時:
図2に示すように、三方弁30を操作し、サンプリング管1の第1接続口30aを開、第2接続口30bを閉にする。この状態で、ファン(図示省略)を駆動すると、監視空間32内の空気Aは、吸引孔34からサンプリング管1内に吸引され、第1接続口30aを通って検煙部25に導入され、その後、該検煙部25から排気A1される。
煙検出時:
図3に示すように、火災が発生し、火源36から煙が発生すると、この煙SMは空気Aとともに、前記火源36の真上に位置する吸引孔34pからサンプリング管1内に吸引され、サンプリングエアSAとなって第1接続口30aを通り、検煙部25内に吸引される。そのため、前記サンプリングエアSA中の煙粒子は、検煙部25内を通る発光素子11から照射されるビームに当たり、それにより発生した散乱光は受光素子12により受光される。
前記散乱光を受光した受光素子12は、検知出力を制御部に出力する。そうすると、前記制御部は検出レベルが火災レベルか否かを判断し、火災と判断したときには、前記三方弁30を火災監視時と逆に切り替え、第1接続口30aを閉、第2接続口30bを開にする(図4参照)。
なお、前記三方弁30の切り替え前は、第2接続口30b側のサンプリング管1B内には監視空間32内の空気は吸引されないので、ここに溜っている空気は、煙の混入しない清浄な状態の空気である。
図4に示す様に、三方弁30を切り替えると、監視空間32内の空気Aは、同じ吸引孔34pから吸引されて火災監視時と逆方向、即ち、吸引孔34pを通ってサンプリング管1内に吸引され、第2接続口30bを通って検煙部25に流入する(図5参照)。
この時、検煙部25には、最初に前記サンプリング管1B内に滞留していた空気Aが供給され、その後、煙の混じったサンプリングエアSAが供給される。そのため、検煙部(煙感知器)25は、三方弁30の切り替え後、暫くしてから煙を検出し警報を発する。
前記制御部は、三方弁30を切り替えてから煙感知器2が煙を検出するまでに要する時間、即ち、煙の無い状態の時間、を計測し、この計測時間に基づいて、サンプリング管1の煙を吸い込んだ吸引孔34pの位置、即ち、火源36の真上の位置、を算出して特定する。
例えば、サンプリングエアSAの吸引速度がv(m/s)とし、三方弁30を切り替えてから煙を検出するまでに要した時間をt(秒)とすると、前記検煙部25から、v×t(m) 離れた位置が、火源36の真上にある吸引孔34pとなる。
なお、この実施形態において、三方弁30は常時両端を開いていてもよく、火災検出時に一端から吸引し、その後で他端から吸引しても良い。
この発明の第2実施の形態を図6〜図9により説明するが、図1〜図5と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。なお、煙感知器25A、25Bの制御部は、受信装置に連結されている。
この実施の形態と第1実施の形態との相違点は、(1)サンプリング管1がループ状の代わりに、一本の直筒状となっていること、(2)煙感知器(検煙部)が、サンプリング管1の両端部にそれぞれ配置されていること、である。
この実施の形態の作動について説明する。
火災監視時:
制御部(図示しない)は、煙感知器の検煙部25A、25Bの吸引力を同一の強さに制御する。そうすると、監視空間32内の空気Aは、吸引孔34を通ってサンプリング管1内に吸引されるが、サンプリング管1の中間位置Cを境界(分岐点)にして監視空間32から吸引される空気Aが、左右に分けられ、各検煙部25A、25B側に流れ込む。
前記中間位置(分岐点)Cは、サンプリング管1の長さ方向の真ん中なので、検煙部25Aから分岐点Cまでの距離Lと、検煙部25Bから分岐点Cまでの距離Lとは等しくなっている(図6参照)。
煙検出時:
火災が発生し、火源36から煙SMが発生すると、前記煙SMは空気Aと共に、サンプリング管1内に吸引されるが、火源36が検煙部25A寄りなので、前記空気Aは中間位置Cより検煙部25A寄りの吸引孔34からサンプリング管1内に吸引される。前記サンプリング管1に流入したサンプリングエアSAは、煙感知器の検煙部25Aに入り、煙が検出される(図7参照)。
検煙部25Aが煙を検出すると、該煙感知器は、図示しない制御部に煙検出信号を送出する。前記制御部はその煙検出信号の検出レベルに基づいて火災か否かを判断し、火災と判断したときには、検煙部25Aの吸引力Pを下げるか、又はそのままとし、検煙部25Bの吸引力Pは上昇させる。例えば、検煙部25Aの吸引力は、P−ΔP1、検煙部25Bの吸引力は、P+ΔP1、に設定される(図8参照)。
なお、検煙部25Aが煙を検出した段階では、火災が中間位置Cより検煙部25A側で発生したことはわかるが、その具体的位置はわからない。
前記のようにして両検煙部25A、25Bの吸引力のバランスを変化させると、分岐点C1の位置が吸引孔34aの位置に変化する(図8参照)。このとき、例えば、分岐点C1から検煙部25Aまでの距離は、L−ΔL1となり、又、分岐点C1から検煙部25Bまでの距離は、L+ΔL1、となる。この時点では、煙SMは分岐部C1より検煙部25A側の吸引孔34から吸引され、前記検煙部25B側には流入しない。
次に、前記検煙部25A、25Bの吸引力のバランスを更に変化させ、前記検煙部25Aの吸引力を更に小さくするか、又は、そのままとし、検煙部25Bの吸引力を更に大きくする。例えば、検煙部25Aの吸引力は、P−ΔP2、検煙部25Bの吸引力は、P+ΔP2、に設定する。
前記のようにして検煙部25Bの吸引力を検煙部25Aより強くすると、分岐点C2の位置が吸引孔34bの位置に変化する(図9参照)。このとき、例えば、分岐点C2から検煙部25Aまでの距離は、L−ΔL2となり、又、分岐点C2から検煙部25Bまでの距離は、L+ΔL2、となる。この時点では、煙SMは分岐部C2の吸引孔34bから吸引され、前記検煙部25B側に流入するので、該検出部25Bの煙感知器が煙を検出し、検出信号を制御部に送出する。
前記制御部は、検煙部25Bの煙感知器が煙を検出したときの分岐点C2の位置を計算し、火源36の位置を特定する。この実施の形態では、検煙部25Aから距離L−ΔL2の位置、又は、検煙部25Bから距離L+ΔL2の位置、の真下に火源36が存在することがわかる。
図6〜図9においては、サンプリング管1は1系統であるが、サンプリング管1を複数系統として並列配置させても良い。また、検煙部を3台以上設け、互いに両側の検煙部との間にサンプリング管1を配置しても良い。
この発明の第3実施の形態を図10、図11により説明するが、図1〜図5と同一図面符号はその名称も機能も同一である。なお、検煙部(煙感知器)25A〜25Dの制御部は、図示しない受信装置に設けられている。
この実施の形態と第1実施の形態との相違は、検煙部(煙感知器)が所定間隔をおいて2台以上、例えば、4台設けられ、又、サンプリング管1Lがループ状に設けられるとともに、そのサンプリング管1Lから分岐した各分岐管1Sに各煙感知器の検煙部25A、25B、25C、25Dが設けられていることである。
この実施例の作動について説明する。
火災監視時:
各検煙部(煙感知器)25A、25B、25C、25Dの吸引力Pは、同一に調整されている。そのため、各検煙部25A、25B、25C、25Dのそれぞれの中間位置に境界(分岐点)が存在する。
煙検出時:
火災が発生し、火源36から煙SMが発生すると、前記火源36に最も近い検煙部25B(煙感知器)が煙を検出し、制御部に煙検出信号を送出する。前記制御部は、受信した前記煙検出信号が火災レベルか否かを判断する。
前記制御部が火災と判断したときには、煙を検出した検煙部25Bの吸引力を下げて、該検煙部25Bの両側の検煙部25A、25Cの吸引力を強くする。例えば、検煙部25Bの吸引力は、P−ΔP、又は、零とし、前記検煙部25A、25Cの吸引力は、P+ΔPにする。
そうすると、第2実施の形態と同様に、火源36に近い方の検煙部25Aが速く煙を検出し、前記制御部に煙検出信号を送出する。前記制御部は吸引力P+ΔPに変えた時から煙検出部25Aが煙を検出するまでの時間を計測し、該計測時間から火源36の位置を計算する。
即ち、吸引力P+ΔPにおけるサンプリングエアSAの流速をv(m/s)とし、前記計測時間をt(秒)とすると、検煙部25Aから、v×t(m)離れた位置の吸引孔34cの真下に火源36が存在することになる。なお、第2実施の形態のように境界(分岐点)の移動量を計算しても良い。
第2実施の形態及び第3実施の形態においては、火災監視時の各煙感知器の検煙部25A、25B、25C、25Dの吸引力Pは同一に調整されている例を示したが、各吸引力は同一としなくてもよい。これにより、サンプリング管1における分岐点Cを自由に設定できる。
この発明の実施形態は、上記に限定されるものではなく、例えば、次のようにすることも出来る。
煙感知システムは、監視空間に敷設され、吸引孔を備えたループ状のサンプリング管と、該サンプリング管に所定間隔をおいて2個配置された、検煙部を有する煙感知器と、前記サンプリング管から前記検煙部に吸引されるサンプリングエアの吸引力を制御するとともに、前記検煙部の煙検出レベルを判別する制御部と、を備えている。
前記各煙感知器の検煙部の吸引力を所定値にして火災監視し、前記煙感知器中の1個(一方の煙感知器)が火災検出したときには、該煙を検出した煙感知器の直近の煙感知器(他方の煙感知器)の吸引力を、前記煙を検出した煙感知器(他方の煙感知器)の吸引力よりも大きくする。
そして、前記直近の煙感知器(他方の煙感知器)が煙を感知した時には、該煙感知器の吸引力を大きくした時から該煙感知器が煙を感知するまでに要した時間に基いて、火災発生位置を特定する。
本発明の第1実施の形態の煙感知器を示す拡大縦断面図である。 本発明の第1実施の形態を示す平面図である。 図2の他の状態を示す平面図である。 図2の他の状態を示す平面図である。 図2の他の状態を示す平面図である。 本発明の第2実施の形態を示す平面図である。 図6の他の状態を示す平面図である。 図6の他の状態を示す平面図である。 図6の他の状態を示す平面図である。 本発明の第3実施の形態を示す平面図である。 図10の他の状態を示す平面図である。
符号の説明
1 サンプリング管
1L サンプリング管
2 煙感知器
21 暗箱
25 検煙部
30 三方弁
34 吸引孔
SA サンプリングエア

Claims (6)

  1. 監視空間に敷設され、吸引孔を備えたサンプリング管と、該サンプリング管の両端に接続する切替弁と、該切替弁に接続し、前記サンプリング管のサンプリングエアを吸引する検煙部と、前記切替弁の切り替えを制御し、前記検煙部の煙検出レベルを判別する制御部と、を備えている煙感知システムにおいて;
    監視時、前記切替弁と前記サンプリング管の一端を開状態とし、前記検煙部が煙検出時に、前記切替弁と前記サンプリング管の他端を開状態に切り替え、前記検煙部が再び煙検出するまでの時間を測定して火災発生位置を特定させることを特徴とする煙感知システム。
  2. 監視空間に敷設され、吸引孔を備えたサンプリング管と、該サンプリング管の両端に、それぞれサンプリングエアを吸引する検煙部と、該検煙部の煙検出レベルを判別する制御部と、からなる煙感知器を設置して受信装置と接続した煙感知システムにおいて、
    いずれか1台の煙感知器が火災検出すると、前記受信装置は火災検出した煙感知器の吸引量を監視時以下とする一方で、他の煙感知器の吸引量を監視時より増加させ、火災発生位置を特定させることを特徴とする煙感知システム。
  3. 監視空間に敷設され、吸引孔を備えたループ状のサンプリング管と、該サンプリング管に所定間隔をおいて2個以上配置された、検煙部を有する煙感知器と、前記サンプリング管から前記検煙部に吸引されるサンプリングエアの吸引力を制御するとともに、前記検煙部の煙検出レベルを判別する制御部と、を備えた煙感知システムにおいて、
    前記各煙感知器の検煙部の吸引力を所定値にして火災監視し、前記煙感知器中の1個が火災検出したときには、該煙を検出した煙感知器の直近、又は、両側の煙感知器の吸引力を、前記煙を検出した煙感知器の吸引力よりも大きくするとともに、
    前記直近、又は、両側の煙感知器のうち、いずれか1台の煙感知器が煙を感知した時には、前記直近、又は、両側の煙感知器の吸引力を大きくした時から前記直近、又は、両側の煙感知器のうち、いずれか1台の煙感知器が煙を感知するまでに要した時間に基いて、火災発生位置を特定することを特徴とする煙感知システム。
  4. サンプリングエアが吸引される検煙部を備えた1台の煙感知器と、吸引孔が設けられ、ループ状に形成されたサンプリング管であって、監視空間に配置され、前記検煙部の入口に弁手段を介して連結されているサンプリング配管と、前記弁手段を制御する制御部と、を備えた煙感知システムの煙感知方法において、
    火災監視時には、前記サンプリング管の接続部の一端部を開、他端部を閉にして前記一端部側からのみサンプリングエアを検煙部内に供給する行程と、
    煙検出時には、前記制御部が火災監視時と逆に弁手段の開閉を行わせ、他端部側からのみ前記サンプリングエアを前記検煙部内に供給させる行程と、
    前記制御部が、前記弁手段を切り替えた時から煙を検出するまでの時間を測定し、火災発生位置を特定する行程と、
    を備えていることを特徴とする煙感知システムの煙感知方法。
  5. 監視空間に敷設され、吸引孔を備えた1本のサンプリング管と、該サンプリング管の両端にそれぞれ接続された煙感知器の検煙部と、前記サンプリング管から前記検煙部に吸引されるサンプリングエアの吸引力を制御するとともに、前記検煙部の煙検出レベルを判別する制御部と、を備えた煙感知システムの煙感知方法において、
    前記両煙感知器の検煙部の吸引力を所定値にして火災監視する行程と、
    いずれか一方の煙感知器が煙検出したときには、該煙感知器の吸引力を監視時以下として他方の煙感知器の吸引力を監視時より大きくする行程と、
    前記他方の煙感知器が煙感知したときには、前記制御部が該他方の煙感知器の吸引力に基づいて、火災発生位置を特定する行程と、
    を備えていることを特徴とする煙検知システムの煙感知方法。
  6. 監視空間に敷設され、吸引孔を備えたループ状のサンプリング管と、該サンプリング管に所定間隔をおいて2個以上配置された、検煙部を有する煙感知器と、前記サンプリング管から前記検煙部に吸引されるサンプリングエアの吸引力を制御するとともに、前記検煙部の煙検出レベルを判別する制御部と、を備えた煙感知システムの煙感知方法において、
    前記各煙感知器の検煙部の吸引力を所定値にして火災監視する行程と、
    前記煙感知器中の1個が火災検出したときには、該煙を検出した煙感知器の直近、又は、両側の煙感知器の吸引力を、前記煙を検出した煙感知器の吸引力よりも大きくする行程と、
    前記直近、又は、両側の煙感知器のうち、いずれか1台の煙感知器が煙を感知する行程と、
    前記直近、又は、両側の煙感知器の吸引力を大きくした時から直近、又は、両側の煙感知器のうち、いずれか1台の煙感知器が煙を感知するまでに要した時間に基いて、火災発生位置を特定する行程と、
    を備えていることを特徴とする煙検知システムの煙感知方法。
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