JP2008247057A - ステアリング装置のタイロッド取付構造 - Google Patents

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巧英 小原
Masaaki Hashimoto
昌明 橋本
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Abstract

【課題】 タイロッドの内方端に設けられた左右一対のボールボールの中心間距離を短縮し、ステアリングの応答性、かつ操縦安定性の向上と、取付作業が容易となるタイロッド取付構造を提供する。
【解決手段】 タイロッド5,5の内方端に設けられたボールジョイント6,6は、ボールハウジング6a,6aと、ボール6b,6bとを有している。ボールハウジング6a,6aは、ハウジング本体部6d,6dと取付片6c,6cとを備えており、この取付片6c,6cは、ボルト挿通孔を有している。ボールジョイント6,6と取付ブラケット7の締結では、取付片6c,6cはお互いに重ね合わされ、この重合状態の取付片6c,6cのボルト挿通孔を貫通したボルト22が、取付ブラケット7の取付突部7bに螺合されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、センターテイクオフ型ステアリング装置におけるタイロッドの取付構造に関する。
自動車のステアリング装置の一形式として、ラックアンドピニオン機構のステアリング装置がある。このステアリング装置では、舵輪(ステアリングホイール)がピニオンに連動連結され、このピニオンが車両の左右方向に延設されたラックの中途部に噛合されている。これによって、舵輪の回転操作がラックの車両左右方向の左右動に変換され、このラックの左右動が操向車輪に伝達されて舵取りが可能となる。
このようなラックアンドピニオン機構のステアリング装置は、更に、左右の操向車輪に舵角を与えるための左右一対のタイロッドをラックの両端部に各別に連結するエンドテイクオフ型と、左右一対のタイロッドをラックの中途部に一括して連結するセンターテイクオフ型とに大別される。
センターテイクオフ型のステアリング装置では、エンドテイクオフ型と比べて左右の操向車輪に至るタイロッドの長さが長くなり、タイロッドの車両左右方向に対する傾斜角度(図2のθ:以下、単に傾斜角度という。)が小さくなる。
このようにセンターテイクオフ型のステアリング装置では、タイロッドの傾斜角度がより小さくなるので、タイロッドの移動方向が車両左右方向に近づき、ラックの車両左右方向の左右動をより効率的に操向車輪に伝えることができる。これによって、舵輪の回転操作に対する応答性が向上され、かつ操縦安定性が高められる。また、ラックおよびこれを支承するラックハウジングの長さは短くすることができる。更に、タイロッドを長くすることが可能となるので、タイヤストローク時のトー変化を小さくできて、操縦安定性や車両の高速走行時の安定性を向上できる。また、この場合、ラックハウジングと車輪との相対的な位置関係では、設定の自由度が大きいという利点も有している。
かかるセンターテイクオフ型のステアリング装置における左右一対のタイロッドの取付構造として、それらのタイロッドのボールジョイントを単一の取付ブラケットを介してラックに取り付けるようにしたものがある。図6は、この従来のタイロッドの取付構造を示している。
図6に示すように、この従来の取付構造は、車両の左右方向に延びるラックハウジング4と、このラックハウジング4内に左右方向に移動自在に収納されたラック軸2と、このラック軸2の長手方向中途部に取り付けられた取付ブラケット33と、左右一対のタイロッド31,31の先端部にそれぞれ設けられたボールジョイント32,32とを備えている。
上記取付ブラケット33の中央部には、ラックハウジング4の径外方向に突出する取付突部33aが一体に形成され、ボールジョイント32,32のボールハウジング32a,32aの先端面から、ラック軸2の長手方向に延びる工具係合部32c,32cと取付ねじ32d,32dとが一体に突設されている。
そして、従来の取付構造では、左右一体のボールハウジング32a,32aの取付ねじ32d,32dをそれぞれ取付ブラケットの取付突部33aの左右両側面にねじ込むことにより、タイロッド31,31を取付ブラケット33に取り付けるようになっている(特許文献1参照)。
特開2001−151140号公報
上記従来のタイロッド取付構造では、ボールハウジング32a,32aの先端面から工具係合部32c,32cと取付ねじ32d,32dが一体に突設され、この取付ねじ32d,32dを取付ブラケット33の取付突部33aの左右両側面にねじ込んでいるので、図6に示す取付完了状態において、ボールジョイント32,32の中心間距離(S−S距離)に必ずボールハウジング32a,32aの工具係合部32c,32cの軸方向の長さが含まれることになり、その中心間距離の短縮化に限界がある。
また、従来のタイロッドの取付構造では、取付ブラケット33の取付突部33aの左右両側面に対してボールハウジング32a,32aの取付ねじ32d,32dをそれぞれねじ込む作業が必要となるので、ボールハウジング32a,32aを取付ブラケット33に取り付けるためのねじ込み作業が多く、作業スペースが狭い車体内でのタイロッドの組み付け作業が煩雑化するという欠点もある。
本発明は、このような実情に鑑み、ボールジョイントの中心間距離をより短縮化することでステアリングの応答性を更に向上でき、車体内でのタイロッドの組み付け作業を容易に行えるセンターテイクオフ型ステアリング装置のタイロッドの取付構造を提供することを目的とする。
本発明は、車両の左右方向に延びるラックハウジングと、このハウジング内に左右方向に移動自在に収納されたラックと、このラックの長手方向中途部に取り付けられた取付ブラケットと、左右一対のタイロッドの先端部にそれぞれ設けられたボールジョイントとを備え、この各ボールジョイントがともに前記取付ブラケットに連結されているセンターテイクオフ型ステアリング装置のタイロッドの取付構造において、
前記ラックの長手方向に延びる取付片が前記各ボールジョイントのボールハウジングから突設され、一方の前記取付片が前記取付ブラケットに当接しかつ他方の前記取付片が一方の前記取付片に当接するようにその両取付片が重ね合わせられ、この重合状態の各取付片を前記ラックハウジングの径外側から径内側に向かって貫通して前記取付ブラケットに螺合する1本の締結ボルトにより、当該各取付片が前記取付ブラケットに締結されていることを特徴とする。
本発明によれば、各ボールハウジングから突設された取付片が取付ブラケットに重ね合わせられ、この重合状態の各取付片をラックハウジングの径外側から径内側に向かって貫通して前記取付ブラケットに螺合する1本の締結ボルトにより、当該各取付片を前記取付ブラケットに締結するようにしたので、各ボールハウジングからラックの長手方向に延びる工具係合部を形成する必要がない。このため、上記工具係合部が不要な分だけ、ボールジョイントの中心間距離を従来構造よりも更に短縮化することができる。
また、本発明によれば、取付片が取付ブラケットに重ね合わせられ、ラックハウジングの径外側から径内側に向かって取付ブラケットに螺合する1本の締結ボルトのみで、各取付片を取付ブラケットに締結するので、取付ブラケットに対して1回のねじ込み作業を行うだけで各ボールハウジングを当該取付ブラケットに取り付けることができる。このため、取付ブラケットの取付突部の左右両側面に対して2回のねじ込み作業を要する従来構造に比べて、タイロッドの組み付け作業が容易になる。
また、本発明は、車両の左右方向に延びるラックハウジングと、このハウジング内に左右方向に移動自在に収納されたラックと、このラックの長手方向中途部に取り付けられた取付ブラケットと、左右一対のタイロッドの先端部にそれぞれ設けられたボールジョイントとを備え、この各ボールジョイントがともに前記取付ブラケットに連結されているセンターテイクオフ型ステアリング装置のタイロッドの取付構造において、
左右一対の前記各ボールジョイントのボールハウジングを一体に連結する連結部が設けられ、この連結部が前記取付ブラケットに当接され、前記連結部を前記ラックハウジングの径外側から径内側に向かって貫通して前記取付ブラケットに螺合する一本の締結ボルトにより、当該連結部が前記取付ブラケットに締結されていることを特徴とする。
本発明によれば、各ボールハウジングを一体に連結する連結部が設けられており、この連結部をラックハウジングの径外側から径内側に向かって貫通して前記取付ブラケットに螺合する1本の締結ボルトにより、当該連結部を前記取付ブラケットに締結するようにしたので、各ボールハウジングからラックの長手方向に延びる工具係合部を形成する必要がない。このため、上記工具係合部が不要な分だけ、ボールジョイントの中心間距離を従来構造よりも更に短縮化することができる。
また、本発明によれば、ラックハウジングの径外側から径内側に向かって取付ブラケットに螺合する1本の締結ボルトのみで、連結部を取付ブラケットに締結するので、取付ブラケットに対して1回のねじ込み作業を行うことだけで各ボールハウジングを当該取付ブラケットに取り付けることができる。このため、取付ブラケットの取付突部の左右両側面に対して2回のねじ込み作業を要する従来構造に比べて、タイロッドの組み付け作業が容易になる。また、このとき、左右一対のタイロッドは、各ボールジョイントのボールハウジングと連結部を介して一体化しているので、左右一対のタイロッドがそれぞれ分離された部品となる従来構造に比べて、部品点数は削減される。これによって、部品の管理が容易になる。
以上の通り、本発明によれば、ボールジョイントの中心間距離を従来構造よりも短縮化できるので、ステアリングの応答性をより向上できるとともに、1回のねじ込み作業を行うだけで各ボールハウジングを取付ブラケットに取り付けられるので、車体内でのタイロッドの取付作業が容易になる。
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態(第1実施形態)を説明する。図1は、本実施形態に係る取付構造を備えたセンターテイクオフ型ステアリング装置の要部を示す一部破断正面図であり、図2は、図1の要部拡大図である。また、図3は、取付ブラケットへのタイロッドの取付構造分解図であり、図4は、図2の車体前後方向の前から見た(図2のC方向)側面図である。
図1において、本実施形態のステアリング装置1は、車両の左右方向に延設されたラックハウジング4と、ラックハウジング4に連結されたピニオンハウジング13と、舵輪の操舵軸9に連結されたピニオン軸と、ラックハウジング4に支持され軸方向に左右動自在なラック軸(ラック)2と、ラック軸2と連動され操行車輪に舵角を与える左右一対のタイロッド5,5と、ラック軸2の左右動をアシストする電動モータ11と、電動モータ11の駆動をラック軸2に伝達する減速機構10と、伸縮自在なダストブーツ8と、タイロッド5,5とラック軸2を連結するための取付ブラケット7とを備えている。
ラックハウジング4の内部には、ラック軸2が収容されており、ラックハウジング4は伸縮自在なダストブーツ8に覆われている。
ピニオンハウジング13の内部には、ピニオン軸12が挿通されており、このピニオン軸12の下端に、図示していないラック歯と噛合しピニオン軸12の回転をラック軸2の左右動に変換するピニオンギア3が連結されている。また、ピニオンハウジング13には、操舵トルクを検出するトルクセンサ14と、ピニオンギア3と当該ラック歯との噛合部に予圧を与えるサポートヨーク15と、図示していないが、ピニオン軸12と操舵軸9を互いに相対角変位可能に連結するトーションバーとが設けられている。更に、ピニオンハウジング13には、電動モータ11の操舵補助力をピニオン軸12に伝達する減速機構10が収容されている。
トルクセンサ14は、ピニオン軸12と操舵軸9間の相対角変位に基づいた操舵トルクを検出して、この検出結果に応じた信号を電動モータ11の駆動制御のための図示しない電子制御装置(Electronic Control Unit)に伝達するものである。
減速機構10は、電動モータ11の図示していない回動軸に形成された駆動ギア17と、駆動ギア17と噛み合う大径の従動ギア18とを備えている。
電動モータ11は、トルクセンサ14の信号を受けた前記電子制御装置によって算出された駆動信号により駆動され、減速機構10の駆動ギア17と従動ギア18とを介してピニオン軸12に操舵補助力を与えている。つまり、電動モータ11は、ピニオン軸12の回転をアシストしている。この場合、ピニオン軸12の回転はラック軸2の左右動に変換されるので、電動モータ11はラック軸2の左右動をアシストしていることになる。
ダストブーツ8は、ラック軸2の左右動の可動域を含む領域において、ラックハウジング4を覆う蛇腹状のカバーよりなる。このダストブーツ8は、その一部をラック軸2と取付ブラケット7に挟着することにより、ラック軸2の左右動と一体となる取付ブラケット7の左右の往復動にも伸縮自在に対応可能となっている。
タイロッド5,5は、各内方端に設けられたボールジョイント6,6と取付ブラケット7とを介してラック軸2に連結されている。
図1は車両が直進走行している状態のステアリング装置1を示しており、このとき、取付ブラケット7は車両左右方向の中央位置にある。
図2に示すように、タイロッド5,5の内方端に設けられたボールジョイント6,6は、ボールハウジング6a,6aとボール6b,6bを備えている。ボール6b,6bは、ボールハウジング6a,6aに揺動自在にかつ離脱不能に挿入されている。ボールハウジング6a,6aは、ボール6b,6bを収容しているハウジング本体部6d,6dと、ボール6b,6bの挿入口とは反対側にラック軸2の長手方向に突設させた取付片6c,6cとを備えている。取付片6c,6cは、ボルト挿通孔を有している。
取付ブラケット7は、平面視でT字状に形成され、左右一対の取付基部7a,7aと取付突部7bとを有している。ボールジョイント6,6の一方の取付片6cは、取付ブラケット7の取付突部7bにラックハウジング4の径外側から径内側に向かって当接され、この取付片6cに他方の取付片6cが重ね合わされている。この重合状態の取付片6c,6cのボルト挿通孔を貫通したボルト22が、取付ブラケット7の取付突部7bに螺合され、ボールジョイント6,6が取付ブラケット7に締結されている。
この場合、ボールハウジング6a,6aのハウジング本体部6d,6dは、取付片6c,6cのボルト挿通孔の中心線で左右対称に取り付けられている。
取付ブラケット7の取付基部7a,7aにはボルト21,21が貫通しており、このボルト21,21がラック軸2に螺合されている。これによって、タイロッド5,5の内方端に設けられたボールジョイント6,6は、取付ブラケット7を介してラック軸2に連結されている。
図3は図2に示す取付構造の分解図である。図3に示すように、タイロッド5,5の内方端に設けられたボールジョイント6,6と取付ブラケット7との取付作業は、次のようにして行うことができる。
先ず、取付作業者は、図3の矢印Aに示すように、ボールジョイント6,6の一方の取付片6cに他方の取付片6cを重ね合わせ、この重合状態の取付片6c,6cを取付ブラケット7の取付突部7bにラックハウジング4の径外側から径内側に向かって当接させる。
次に、取付作業者は、図3の矢印Bに示すように、ボルト22を重合状態の取付片6c,6cのボルト挿通孔にラックハウジング4の径外側から径内側に向かって貫通させ、このボルト22を取付ブラケット7の取付突部7bに螺合させ、同ボルト22を図示しない工具で締め付ける。
このようにして、タイロッド5,5の内方端に設けられたボールジョイント6,6は、取付ブラケット7に締結される。
上記構成を有する本実施形態のステアリング装置1によれば、重合状態の取付片6c,6cをラックハウジング4の径外側から径内側に向かって貫通して取付ブラケット7に螺合する1本の締結ボルト22により、取付片6c,6cを取付ブラケット7に締結するようにしたので、左右一対のボールジョイント6,6のボール6b,6bの中心間において、工具係合部の確保が不要となり、左右一対のボールジョイントのボールの中心間距離が短縮できる。また、1回のねじ込み作業を行うだけで、左右一対のボールジョイント6,6が取付ブラケット7に取り付けられるので、タイロッドの組み付けが容易にできる。
図5は、本発明の第2実施形態を示している。本実施形態では、左右一対のボールジョイント23は、お互いのボールハウジング23a,23aを一体に連結するための連結部23cが設けられており、この連結部23cが取付ブラケット7の取付突部7bに締結されている。
すなわち、第1実施形態における左右一対のボールジョイント6,6は、それぞれが取付片6c,6cを有する分離型であるのに対して、本実施形態においては、図5に示すように、ボールジョイント23は、左右一対のボールハウジング23a,23aと、この左右一対のボールハウジング23a,23aを一体化する連結部23cとを備える一体型である。
本実施形態の、タイロッドの取付構造では、左右一対のタイロッド5,5が各ボールジョイントのボールハウジングと連結部を介して一体化しているので、左右一対のタイロッドがそれぞれ分離された部品となる第1実施形態と比べて、部品点数が削減され、部品の管理が容易となる。
その他の点については、第1実施形態と異なるところは無いので詳細な説明は省略する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
第1実施形態に係る取付構造を備えたセンターテイクオフ型ステアリング装置の要部を示す一部破断正面図である。 図1の要部拡大図である。 取付ブラケットへのタイロッドの取付構造分解図である。 図2の車体前後方向の前から見た側面図である。 第2実施形態に係る取付構造を備えたセンターテイクオフ型ステアリング装置の要部拡大図である。 従来のタイロッド取付構造を備えたセンターテイクオフ型ステアリング装置の要部拡大図である。
符号の説明
1 ステアリング装置
2 ラック軸(ラック)
3 ピニオンギア
4 ラックハウジング
5 タイロッド
6 ボールジョイント
7 取付ブラケット
8 ダストブーツ
10 減速機構
11 電動モーター
13 ピニオンハウジング
21 ボルト(取付ブラケットとラック軸の連結)
22 ボルト(ボールジョイントと取付ブラケットの連結)
23 一体型ボールジョイント
31 タイロッド
32 ボールジョイント
33 取付ブラケット

Claims (2)

  1. 車両の左右方向に延びるラックハウジングと、このハウジング内に左右方向に移動自在に収納されたラックと、このラックの長手方向中途部に取り付けられた取付ブラケットと、左右一対のタイロッドの先端部にそれぞれ設けられたボールジョイントとを備え、この各ボールジョイントがともに前記取付ブラケットに連結されているセンターテイクオフ型ステアリング装置のタイロッドの取付構造において、
    前記ラックの長手方向に延びる取付片が前記各ボールジョイントのボールハウジングから突設され、一方の前記取付片が前記取付ブラケットに当接しかつ他方の前記取付片が一方の前記取付片に当接するようにその両取付片が重ね合わせられ、この重合状態の各取付片を前記ラックハウジングの径外側から径内側に向かって貫通して前記取付ブラケットに螺合する一本の締結ボルトにより、当該各取付片が前記取付ブラケットに締結されていることを特徴とするタイロッド取付構造。
  2. 車両の左右方向に延びるラックハウジングと、このハウジング内に左右方向に移動自在に収納されたラックと、このラックの長手方向中途部に取り付けられた取付ブラケットと、左右一対のタイロッドの先端部にそれぞれ設けられたボールジョイントとを備え、この各ボールジョイントがともに前記取付ブラケットに連結されているセンターテイクオフ型ステアリング装置のタイロッドの取付構造において、
    左右一対の前記各ボールジョイントのボールハウジングを一体に連結する連結部が設けられ、この連結部が前記取付ブラケットに当接され、前記連結部を前記ラックハウジングの径外側から径内側に向かって貫通して前記取付ブラケットに螺合する一本の締結ボルトにより、当該連結部が前記取付ブラケットに締結されていることを特徴とするタイロッドの取付構造。
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