JP2008245252A - マイクロストリップアレーアンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 発生が必要となる位相遅延量が低減されて位相調整手段が小型化され、また、位相調整手段の数が削減された、所定の間隔で線状に配列された複数個の放射素子を同相で励振できるマイクロストリップアレーアンテナを提供すること。
【解決手段】 線状に配列した複数の放射素子の隣接する2個を互いに点対称に配置し、隣接する2個の放射素子を組にしてサブアレーと成し、前記サブアレーに対して位相調整手段で位相遅延を与えるもので、例えば、マイクロストリップ線路の片側の誘電体基板2の上面に、放射素子4を入出力端子9側から所定の間隔で直線状に配列し、それぞれ隣接する2個の放射素子4を互いに点対称配置で配列し、隣接する2個の放射素子4を組にして4つのサブアレーと成し、サブアレー間を接続するマイクロストリップ線路に位相調整回路7を設けて8個の放射素子4を同相で励振する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、マイクロ波やミリ波などの送信または受信アンテナに用いることができるマイクロストリップアレーアンテナに関し、より詳細には、複数の放射素子を同相励振するマイクロストリップアレーアンテナに関する。
マイクロストリップアレーアンテナは鋭いアンテナ指向性を実現するために広く用いられる。各放射素子を直列給電で励振するマイクロストリップアレーアンテナの構成としてはマイクロストリップ線路に、放射素子を接続して個々に励振する構成が報告されている(例えば、特許文献1参照)。
この文献に記載のマイクロストリップアレーアンテナでは、複数の放射素子を給電マイクロストリップ線路の両側辺のうち少なくとも一方の第1側辺に沿って所定の間隔で、電界放射エッジ線が給電マイクロストリップ線路の長さ方向に対して0度(平行)でない角度を成すようにその側辺に接続して配列している。
特開平13−3306592号公報(第2図など)
しかし、上記のような従来のマイクロストリップアレーアンテナでは、一定の間隔で並べられた放射素子に対して同相で励振しようとすると、隣り合う放射素子間の給電マイクロストリップ線路に位相調整手段を装荷するなどして位相を遅らせるなどの調整が必要となるが、隣り合う放射素子の間隔をグレーティングローブ発生回避のために狭くしている場合など、放射素子が給電マイクロストリップ線路に直接接続されているために位相調整手段の設置余地がなく、隣り合う放射素子の間に位相調整手段として給電マイクロストリップ線路を蛇行させた位相調整回路を設けることが困難であるという問題があった。
ここで、一般的な比誘電率が3、基板厚が0.13mmの誘電体基板にマイクロストリップアレーアンテナを形成し、上記位相調整回路を形成する場合の所要線路長の試算を示す。放射素子の間隔を、主ビームがアンテナ正面方向となるアレーアンテナにおいて、グレーティングローブを発生させない間隔として自由空間における波長λの0.9倍程度とすると、波長短縮効果により給電マイクロストリップ線路における伝搬波長λgに対しては1波長を超える1.35λg程度の間隔となり、隣り合う放射素子を同相で励振するためには、さらに位相を遅延させて位相差を波長λgの整数倍の2倍(4π)とすることになり、その差の0.65λgの位相遅延量を発生させる線路長の位相調整回路の装荷が必要となる。また、例えば8個の放射素子を同相励振するためには、7ヶ所の放射素子間それぞれに位相調整回路の装荷が必要となる。
以上のように、従来のマイクロストリップアレーアンテナでは、大きな位相遅延量を発生させる必要があり、所要線路長が長くなるため位相調整回路が大きくなるという問題があった。
また、従来のマイクロストリップアレーアンテナでは、放射素子間それぞれに位相調整回路の装荷が必要であり、放射素子の増加にともない位相調整回路の数も増加するという問題があった。
また、位相調整手段とする給電マイクロストリップ線路が長くなるため蛇行させた場合には、蛇行部分からの不要放射によってマイクロストリップアンテナの放射パターンが劣化するという問題もあった。
さらに、製造ばらつき等により各放射素子に対する励振位相分布に誤差が生じた場合、マイクロストリップアレーアンテナの放射パターンにおける主ビーム方向が設計値に対してずれるという問題もあった。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とする。具体的には、この発明は、発生が必要となる位相遅延量が低減されて位相調整手段が小型化された、所定の間隔で線状に配列された複数個の放射素子を同相で励振できるマイクロストリップアレーアンテナを提供することを課題とする。
また、この発明は、装荷が必要となる位相調整手段の数が削減された、所定の間隔で線状に配列された複数個の放射素子を同相で励振できるマイクロストリップアレーアンテナを提供することを課題とする。
また、この発明は、位相調整手段からの不要放射が低減された、所定の間隔で線状に配列された複数個の放射素子を同相で励振できるマイクロストリップアレーアンテナを提供することを課題とする。
さらに、この発明は、製造ばらつき等による放射特性変動(放射パターンにおける主ビーム方向のずれ)が低減された、所定の間隔で線状に配列された複数個の放射素子を同相で励振できるマイクロストリップアレーアンテナを提供することを課題とする。
この発明に係わるマイクロストリップアレーアンテナは、線状に配列した複数の放射素子の隣接する2個を互いに点対称に配置し、隣接する2個の放射素子を組にしてサブアレーと成し、前記サブアレーに対して位相調整手段で位相遅延を与えることにより、位相調整手段で発生が必要となる位相遅延量を低減したものである。また、給電マイクロストリップ線路へ設ける位相調整手段の数を削減したものである。
すなわち、この発明に係わるマイクロストリップアレーアンテナは、一方の面に地導体が設けられた誘電体基板の他方の面に形成されたストリップ導体から成るマイクロストリップアレーアンテナにおいて、前記誘電体基板の入出力端から延在するマイクロストリップ線路と、前記マイクロストリップ線路の片側の前記誘電体基板上に所定の間隔で線状に配列すると共に、隣接する2個を互いに点対称配置で配列した複数個の放射素子と、前記放射素子の隣接配置された2個ずつを組にして形成され、前記2個の放射素子間に180度の位相差を付けて励振するための位相差発生手段を有して成された複数のサブアレーと、を備え、前記マイクロストリップ線路で少なくとも前記サブアレーを前記入出力端側から順に直列に接続すると共に少なくとも前記サブアレー間を接続する前記マイクロストリップ線路に位相調整手段を設けたものである。
この発明は、前記のように、複数の放射素子を入出力端側から所定の間隔で線状に配列すると共に、隣接する2個を互いに点対称配置で配列し、前記放射素子の隣接配置された2個ずつを組にしてサブアレーを形成し、前記マイクロストリップ線路で少なくとも前記サブアレーを前記入力端側から順に直列に接続すると共に少なくとも前記サブアレー間を接続する前記マイクロストリップ線路に位相調整手段を設けたので、位相調整手段で発生が必要な位相遅延量が低減されて小型化され、また、必要な位相調整手段の数が削減された、所定の間隔で線状に配列された複数個の放射素子を同相で励振できるマイクロストリップアレーアンテナを得られる効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係わるマイクロストリップアレーアンテナを示す上面図である。また、図2は図1におけるA−A’断面図である。図1及び図2において、1は誘電体基板2の上面に形成されたストリップ導体、3は誘電体基板2の裏面に設けられた地板導体であり、ストリップ導体1は図1のように形成され、マイクロストリップアレーアンテナを構成している。
なお、この発明の実施の形態1に係わるマイクロストリップアレーアンテナでは、説明を簡潔にするため、マイクロストリップ線路の片側の誘電体基板2の上面に、放射素子4を入出力端子9側から所定の1波長未満の一定間隔で直線状に配列し、それぞれ隣接する2個の放射素子4を互いに点対称配置で配列した8個の矩形の同一形状の放射素子4で構成した場合を例示して説明する。
また、ここでは、送信アンテナとして説明するが、一般にアンテナは送受可逆性があり、この発明は、受信アンテナとしても同様に成り立つものである。
次に構成の細部を説明する。
図1におけるストリップ導体1によるパターンについて、4a〜4hは所定の間隔で線状に配列すると共に、隣接する2個を互いに点対称配置で配列した放射素子、5はインピーダンス変成器、6a〜6cは分配器、7a〜7cは放射素子4aと4b、4cと4d、4eと4f、4gと4hからそれぞれ構成される2素子サブアレー8a〜8d間を接続するマイクロストリップ線路に位相調整手段として設けられた位相調整回路、9はマイクロストリップアレーアンテナの入出力端子である。
ここで、位相調整回路7a〜7cを従来技術で示した位相調整回路と同様に形成する場合について説明する。この発明の位相調整回路7a〜7cについて、前記従来技術における位相調整回路の所要線路長の試算で示したことと同様にして、一般的な比誘電率が3、基板厚が0.13mmの誘電体基板にマイクロストリップアレーアンテナを形成し、上記位相調整回路を給電マイクロストリップ線路で形成する場合の所要線路長の試算を示す。なお、放射素子の間隔も前記従来技術同様に自由空間における波長λの0.9倍程度とする。
この発明に係わるマイクロストリップアレーアンテナでは、2個ずつ放射素子を組にしてサブアレーと成し、このサブアレーを給電マイクロストリップ線路で直列給電する構成であり、8個の放射素子で成る4つのサブアレーの隣り合う2つのサブアレーの間隔は自由空間での波長λでの放射素子の間隔0.9λの2倍となり、自由空間における波長λの1.8倍となる。これは波長短縮効果によりマイクロストリップ線路における伝搬波長λgに対しては2.7λg程度の間隔となり、隣り合うサブアレーを同相で励振するためには、さらに位相を遅延させて位相差を波長λgの整数倍の3倍(6π)とすることになるが、その差の0.3λgの位相遅延を発生させる線路長の位相調整回路を装荷すればよいことになる。
したがって、所要線路長は前記従来技術での0.65λgの半分以下となり、位相調整回路7a〜7cを小型化できる効果がある。また、位相調整回路の数も3つ装荷すればよいことになり、従来技術では7つ必要となるのに比べ半分以下に削減できる。さらに、放射素子の個数が増加すると、削減の効果も増大する。
また、上記同様に基板厚が0.13mmの誘電体基板にマイクロストリップアレーアンテナを形成する場合には、放射素子の間隔が自由空間における波長λの0.9倍程度の場合に、2素子サブアレーの間隔をマイクロストリップ線路における伝搬波長λgの3倍以下とするには、比誘電率が3.9よりも小さい誘電体基板を用いればよいことになる。
以上のことから、この発明の実施の形態1に係わるマイクロストリップアレーアンテナでは、位相調整回路で発生が必要な位相遅延量が低減されて小型化され、また、必要な位相調整回路の数が削減される効果がある。
次に位相調整回路7a〜7cを図6に示すW字形に形成した場合について説明する。
図3は図1における分配器6aを拡大した上面図である。図3における10a〜10cはそれぞれ分配器6aの有するインピーダンス変成器であり、11aはインピーダンス変成器10a〜10cが互いに接続される部位である分岐部、12a、12bはそれぞれ放射素子4b、4aへの給電部である。また、図3に示すように、ここでは分岐部11bから給電部12aまでの線路長(線路の電気長)よりも、分岐部11bから給電部12bまでの線路長(線路の電気長)の方を長く、即ち、図1に示すように、2素子サブアレー8a〜8dを構成するそれぞれの放射素子への分岐部から給電部までの線路長(線路の電気長)は、入出力端子9に近い側に配置された放射素子の方を入出力端子9から遠い側に配置された放射素子より長く設定する。なお、ここでは矩形の放射素子4a、4bの一角から給電して45度偏波を励振する場合を例示しているが、放射素子4への給電位置はこれに限るものではなく、励振する偏波などにより適宜設定する。インピーダンス変成器10aは、入出力端子9側とのインピーダンス整合をとるために設けられている。インピーダンス変成器10bは、位相調整回路7aとのインピーダンス整合をとるために設けられている。インピーダンス変成器10cは、2素子サブアレー8aとのインピーダンス整合をとるために設けられている。また、インピーダンス変成器10a、10b、10cのインピーダンス比を変えることで、各放射素子4に対して励振振幅の分布を持たせることができる。
図4は放射素子4aの上面図である。図4において、13は放射素子4aの給電部12bに設けられたスリットである。放射素子4aには2つのスリット13が設けられており、スリットの長さおよび幅の少なくとも一方を調整することで放射素子4aとマイクロストリップ線路とのインピーダンス整合を図っている。なお、図5にスリットがない場合とスリットを設けた場合の給電部12bからみた放射素子4aのインピーダンス特性(スミスチャート)の計算結果を示す。図5において、101はスリットがない場合の特性であり、102はスリットを設けた場合の特性である。図5において、特性102ではスミスチャート上において中心付近となっており、スリット13を設けることにより、給電部12bからみた放射素子4aのインピーダンスが変化し、整合がとれていることがわかる。
図6は図1における位相調整回路7a付近を拡大した上面図である。この実施の形態1のマイクロストリップアレーアンテナの位相調整回路7aは2素子サブアレー8a、8b間を接続するマイクロストリップ線路に設けられており、マイクロストリップ線路に対して放射素子4b、4cが形成されている側と反対側に開口させたW字形に形成されている。また、14a、14bは位相調整回路7aのマイクロストリップ線路への接続端、15a〜15eはマイクロストリップ線路のベンド部であり、ベンド部15a〜15eのそれぞれの間を、それぞれマイクロストリップ線路における伝搬波長λgのおよそ1/4倍の間隔でW形に接続して信号を伝搬波長λgの経路に迂回させ、位相調整回路7aの接続端14aと接続端14bの間の直線的間隔である、W字形の開口間隔を調整して必要な位相遅延量を発生させる。
以上のように、位相調整回路7aは放射素子4b、4cの間においてベンド部15a、15c、15eよりもベンド部15b、15dが放射素子4b、4c側に配置されるように、放射素子4b、4cの反対側に開口させたW字形に形成することで、2素子サブアレー8a、8b間の誘電体基板2のスペース専有効率を向上でき、位相調整回路7aの設置余地の確保に有利になる。また、2素子サブアレー8a、8b間を接続するマイクロストリップ線路に位相調整回路7aを設けても、マイクロストリップアレーアンテナの延在するマイクロストリップ線路を横切る方向の幅を狭く構成することができる。
また、位相調整回路7aのそれぞれのベンド部15a〜15eは、ベンド部15aとベンド部15c、ベンド部15cとベンド部15e間隔が、マイクロストリップ線路における伝搬波長λgでのおよそ1/4倍の間隔で設けられており、各ベンド部15a〜15eにおける反射が位相調整回路7aの接続端14aにおいて打ち消され、良好な反射特性が得られるという効果がある。
また、図7はベンド部15cでの電流が0となる瞬間の位相調整回路7aを流れる電流の向きを表したものである。B1〜B4はそれぞれベンド部15a〜15eの間を流れる電流の向きを表し、C1、C2はそれぞれ2つの電流B1と電流B2、電流B3と電流B4を合成した電流の大きさと向きを表す。合成された電流C1、C2の大きさは同じで方向は逆向きとなるため、アレーアンテナの正面方向への放射は打ち消し合う。このことは時間が経過しても常に成り立つことから、位相調整回路7aを流れる電流からのアレーアンテナの正面方向への放射は常に打ち消され、不要放射を抑えられるという効果もある。
次に、実施の形態1の動作について説明する。
図1において、入出力端子9からマイクロストリップアレーアンテナに入力された高周波信号は、マイクロストリップ線路を伝搬して分配器6aに入力される。ここで、図3に示す通り、分配器6aの入力部にはインピーダンス変成器10aが設けられており、入出力端子9側とインピーダンス整合がとられているため、反射を生じることなく分配器6aに入力される。分配器6aでは、後段に接続されるサブアレーが3個あるため、インピーダンス変成器10a〜10cが互いに接続される部位からインピーダンス変成器10bおよび10c側を見たインピーダンス比がおよそ1:3となるようにインピーダンス変成器10bおよび10cが設計されているため、分配器6aに入力された信号は上記インピーダンス比に応じたおよそ1:3の電力比で2素子サブアレー8aと位相調整回路7aにそれぞれ分配される。
このうち、位相調整回路7aに分配された高周波信号は、位相調整回路7aを通って所定の位相遅れを生じた後、分配器6bに入力される。分配器6bでは、後段に接続されるサブアレーが2個あるため、分配器6aと同様にインピーダンス比に応じておよそ1:2の電力比で2素子サブアレー8bと位相調整回路7bにそれぞれ分配される。以下同様にして、位相調整回路7bに分配された信号は、位相調整回路7bを介して所定の位相遅れを生じた後に、分配器6cにおいておよそ1:1の電力比で2素子サブアレー8cと位相調整回路7cにそれぞれ分配される。さらに、位相調整回路7cに分配された信号は位相調整回路7cにて所定の位相遅れを生じた後に2素子サブアレー8dに入力される。
このように分配器6a〜6cでは上記した電力比で順に分配されるため、2素子サブアレー8a〜8dに入力される信号の振幅はすべて等しくなる。さらに、前記したように、位相調整回路7a〜7cにおいて、それぞれ必要な所定の位相遅れを発生させるため、2素子サブアレー8a〜8dへ入力される信号の位相はすべて同相となる。
また、図3において、2素子サブアレー8aに入力された高周波信号は分岐部11bで等分配される。ここでは、放射素子4aと放射素子4b間に180度の位相差を付ける位相差発生手段として、分岐部11bから給電部12aまでの線路長と分岐部11bから給電部12bまでの線路長に伝搬波長の約1/2の差を付けており、放射素子4a、4bには等振幅かつ逆相で入力される。ここで、放射素子4a、4bは点対称配置で配列しており、互いに180度異なる逆方向から給電されるため、結局2素子サブアレー8aの放射素子4a、4bから放射される電波は等振幅かつ同相となる。また、他の2素子サブアレー8b〜8dそれぞれの動作も2素子サブアレー8aと同様であり、放射素子4a〜4hから放射される電波はすべて等振幅かつ同相となる。
前記動作の説明では、全ての放射素子が同相で励振されるような設計など、マイクロストリップアレーアンテナの主要諸元が設計どおりに製作された場合の通常の動作について述べた。ここではさらに、実施の形態1に係わるマイクロストリップアレーアンテナにおいて、製作誤差などでマイクロストリップ線路幅が設計値からずれた場合の動作について説明する。
まず、マイクロストリップ線路幅が設計値よりも細く製作された場合には、マイクロストリップ線路の実効比誘電率は小さくなるため、マイクロストリップアレーアンテナ内のマイクロストリップ線路を通過する信号の位相遅延量が設計よりも小さくなる。
このとき、前述のように、2素子サブアレー8a〜8dを構成するそれぞれの放射素子への分岐部から給電部までの線路長(線路の電気長)は、入出力端子9に近い側に配置された放射素子の方を入出力端子9から遠い側に配置された放射素子より長く設定しているため、それぞれの2素子サブアレー8a〜8d内の放射素子は、入出力端子9から遠い側に配置された放射素子よりも入出力端子9に近い側に配置された放射素子の方が位相が進んで励振され、それぞれの2素子サブアレー8a〜8dの放射パターンの主ビーム方向は入出力端子9と反対側に傾くような影響を受ける。一方、入出力端子9から位相調整回路7a〜7cなどのマイクロストリップ線路を介して配置されている2素子サブアレー8a〜8dは、入出力端子9から遠い側に配置された2素子サブアレーよりも入出力端子9に近い側に配置された2素子サブアレーの方が位相が遅れて励振されるため、それぞれの2素子サブアレー8a〜8dの合成された放射パターンの主ビーム方向は入出力端子9の側に傾くような影響を受ける。
以上のように、2素子サブアレー内の放射素子の励振位相誤差と各2素子サブアレーの励振位相誤差の影響が打ち消し合うため、マイクロストリップアレーアンテナの放射パターンの主ビーム方向はほぼ正面となる。
なお、マイクロストリップ線路幅が設計値よりも太く製作された場合には、前記と逆の状態となり、前記同様にして2素子サブアレー内の放射素子の励振位相誤差と各2素子サブアレーの励振位相誤差の影響が打ち消し合うため、マイクロストリップアレーアンテナの放射パターンの主ビーム方向はほぼ正面となる。
また、同様に、高周波信号の周波数が変化した場合でも、それぞれのマイクロストリップアレーアンテナの放射パターンの主ビーム方向が設計に対して傾くが、2素子サブアレー内の放射素子の励振位相誤差と各2素子サブアレーの励振位相誤差の影響が打ち消し合うため、マイクロストリップアレーアンテナの放射パターンの主ビーム方向はほぼ正面となり、主ビームの方向がほぼ正面となる周波数帯域が広くなる。
さらに、温度変動、経時変化などによる放射特性の変化を低減できる。
なお、分岐部11bから給電部12aまでの線路長と分岐部11bから給電部12bまでの線路長の差は大きい方が効果的であり、差は伝搬波長の約1/2倍の奇数倍としても良い。
なお、分配器6a〜6cでの分配比を適宜設定することにより、2素子サブアレー8a〜8dに入力される信号の振幅を変えることもでき、放射素子4a〜4hに対して励振振幅の分布を持たせることができる。
以上のように、この発明の実施の形態1に係わるマイクロストリップアレーアンテナによれば、所定の間隔で線状に配列された複数個の放射素子を同相で励振するために給電マイクロストリップ線路に装荷が必要な位相調整手段で発生が必要な位相遅延量を低減できると共に必要な位相調整手段の数を削減でき、所定の間隔で線状に配列された複数個の放射素子を同相で励振できるマイクロストリップアレーアンテナを得られる効果がある。なお、インピーダンス変成器10a、10b、10cのインピーダンス比の設定、または、分配器6a〜6cでの分配比の設定を適宜行うことにより、所定の間隔で線状に配列された複数個の放射素子を等振幅かつ同相で励振できるマイクロストリップアレーアンテナを得られる効果がある。
さらに、製作誤差や周波数変動による励振位相誤差にともなう放射パターンの主ビーム方向の変化が低減されたマイクロストリップアレーアンテナを得られる効果がある。
また、位相遅延量を発生させる位相調整手段である位相調整回路の各ベンド部からの反射が打ち消され、良好な反射特性が得られる効果がある。
さらに、位相遅延量を発生させる位相調整手段である位相調整回路からの不要放射を抑えられる効果がある。
なお、前記説明では、位相調整回路7a〜7cをすべて同じ線路幅で構成した場合を例示して説明したが、図8に示すように、ベンド部の間に設けられたマイクロストリップ線路の線路幅を狭くするなど、線路幅を変化させても良い。マイクロストリップ線路の線路幅を狭くすることで線路のインピーダンスが高められ、高インピーダンス線路16となるため、ベンド部15a〜15eに存在する寄生容量を打ち消すことができる。したがって、位相調整回路7a〜7cを高インピーダンス線路16で構成することにより、ベンド部15a〜15e間を接続しているマイクロストリップ線路の長さを短縮することができる。
以上のように、位相調整回路7a〜7cにおけるベンド部15a〜15e間のマイクロストリップ線路の線路幅を狭くすることで位相調整回路7a〜7cを更に小形に構成でき、マイクロストリップアレーアンテナを更に小型化できる効果がある。
以上では、マイクロストリップアレーアンテナが偶数個の放射素子4a〜4hで成り、それぞれの放射素子4a〜4hは矩形の同一形状で、矩形の一角から斜め45度で給電され、所定の1波長未満の一定間隔で線状に配列された場合を例示したが、この発明に係るマイクロストリップアレーアンテナはこれに限るものではなく、次のような場合にもこの発明は同様に成り立ち、前記説明と同様の理由で効果を奏する。すなわち、2素子サブアレーを形成しない放射素子を有する場合、放射素子が矩形以外の同一形状の場合、異なる形状の放射素子を含む場合、放射素子の給電位置が上記と異なる場合、一定間隔で配列されていない放射素子を含む場合、などである。
また、後述の実施の形態2のマイクロストリップアレーアンテナに適用する場合などには、実施の形態1のマイクロストリップアレーアンテナにおいて、必ずしも前記2素子サブアレー8a〜8dを構成するそれぞれの放射素子への分岐部から給電部までの線路長(線路の電気長)は、入出力端子9に近い側に配置された放射素子の方を入出力端子9から遠い側に配置された放射素子より長く設定されている、に限るものではない。
なお、以上の説明で、送信アンテナとして説明したものについて、アンテナの送受可逆性から、受信アンテナとしても同様に機能し、効果を得られることは言うまでもない。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係わるマイクロストリップアレーアンテナは、例えば、この発明の実施の形態1に係わるマイクロストリップアレーアンテナのような各放射素子から放射される電波が同相となるマイクロストリップアレーアンテナ2台を、それぞれの給電方向が逆方向になるような点対称配置で線状に配置し、それぞれの入出力端子から逆相で給電する構成である。
図9はこの発明の実施の形態2に係わるマイクロストリップアレーアンテナを示す上面図であり、誘電体基板2の上面にストリップ導体1が設けられ、誘電体基板2の裏面に地板導体が設けられ、実施の形態1の図1に示した構成のマイクロストリップアレーアンテナ2台を、それぞれのマイクロストリップアレーアンテナの入出力端子9aと入出力端子9bを外側にして点対称配置で線状に配置して構成した場合を示している。また、この例では、逆相電力分配器(図示省略)を介して入出力端子9aと入出力端子9bからトーナメント方式により給電するものとして説明する。
なお、それぞれのマイクロストリップアレーアンテナの細部の構成および動作の説明は、前記実施の形態1での説明と同様であり省略する。
次に、実施の形態2の動作について説明する。
図9において、入出力端子9a、9bから各マイクロストリップアレーアンテナに逆相電力分配器により1つの高周波信号を等振幅かつ逆相に分岐して入力する。一方の入出力端子9aからマイクロストリップアレーアンテナに入力された高周波信号は、実施の形態1で説明したと同様に、マイクロストリップアレーアンテナの各放射素子から等振幅かつ同相で放射される。また、同様に、他方の入出力端子9bから入力された高周波信号もマイクロストリップアレーアンテナの各放射素子から等振幅かつ同相で放射される。
ここで、それぞれのマイクロストリップアレーアンテナは給電方向が逆方向になるような点対称配置で配置されているため、それぞれのマイクロストリップアレーアンテナの入出力端子9a、9bへの入力を予め逆相としており、それぞれのマイクロストリップアレーアンテナの全ての放射素子から放射される電波は等振幅かつ同相となる。
以上のことから、この発明の実施の形態2に係わるマイクロストリップアレーアンテナでは、例えばこの発明の実施の形態1に係わるマイクロストリップアレーアンテナのような、すべての放射素子が同相で励振されるように設計されたマイクロストリップアレーアンテナにおいて、製作誤差などによりマイクロストリップアレーアンテナ内の位相調整回路の位相遅延量が設計よりも小さかった場合、図9においてマイクロストリップアレーアンテナのサブアレーを成す隣り合う放射素子は、左側の放射素子よりも右側の放射素子の方が位相が遅れて励振されることになる。その結果、マイクロストリップアレーアンテナの放射パターンの主ビーム方向は入出力端子9a側に傾くことになる。一方、マイクロストリップアレーアンテナの放射パターンの主ビーム方向は入出力端子9b側に傾くことになる。このように、それぞれのマイクロストリップアレーアンテナの主ビームは逆方向にずれることになるが、互いの放射パターンが合成されるため、互いの主ビームの傾きが相殺され、正面方向に主ビームが形成される。
同様に、高周波信号の周波数が変化した場合でも、それぞれのマイクロストリップアレーアンテナの放射パターンの主ビーム方向が設計に対して傾くが、それぞれ反対方向への傾きとなって相殺されるため、実施の形態1のようにマイクロストリップアレーアンテナを単体で用いる場合よりも、主ビームの方向がほぼ正面となる周波数帯域が広くなる。
以上のことから、この発明の実施の形態2に係わるマイクロストリップアレーアンテナによれば、製造誤差などにより各放射素子の励振位相分布が設計からずれた場合でも、放射パターンの主ビーム方向のずれを低減でき、また、主ビームの方向がほぼ正面となる周波数が広帯域になるという効果がある。
さらに、温度変動、経時変化などによる放射特性の変化を低減できる。
なお、以上の説明で、送信アンテナとして説明したものについて、アンテナの送受可逆性から、受信アンテナとしても同様に機能し、効果を得られることは言うまでもない。
また、この発明の実施の形態2に係わるマイクロストリップアレーアンテナは、実施の形態1のマイクロストリップアレーアンテナに限らず、所定の間隔で線状に配列された複数個の放射素子を同相で励振できるマイクロストリップアレーアンテナ2台の組み合わせにより実現でき、上記同様の効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係わるマイクロストリップアレーアンテナを示す上面図である。 図1におけるA−A’断面図である。 図1における分配器6aを拡大した上面図である。 放射素子4aの上面図である。 スリットがない場合とスリットを設けた場合の給電部12bからみた放射素子4aのインピーダンス特性(スミスチャート)の計算結果を示す図である。 図1における位相調整回路7a付近を拡大した上面図である。 ベンド部15cでの電流が0となる瞬間の位相調整回路7aを流れる電流の向きを表した説明図である。 ベンド部の間に設けられたマイクロストリップ線路の線路幅を狭くするなど、線路幅を変化させた場合の位相調整回路7aの説明図である。 この発明の実施の形態2に係わるマイクロストリップアレーアンテナを示す上面図である。
符号の説明
1 ストリップ導体、2 誘電体基板、3 地板導体、4a〜4h 放射素子、5 インピーダンス変成器、6a〜6c 分配器、7a〜7c 位相調整回路、8a〜8d 2素子サブアレー、9 入出力端子、10a〜10c インピーダンス変成器、11a、11b 分岐部、12a、12b 給電部、13 スリット、14a、14b 接続端、15a〜15e ベンド部、16 高インピーダンス線路。

Claims (10)

  1. 一方の面に地導体が設けられた誘電体基板の他方の面に形成されたストリップ導体から成るマイクロストリップアレーアンテナにおいて、前記誘電体基板の入出力端から延在するマイクロストリップ線路と、前記マイクロストリップ線路の片側の前記誘電体基板上に前記入出力端側から線状に配列すると共に、隣接する2個を互いに点対称配置で配列した複数個の放射素子と、前記放射素子の隣接配置された2個ずつを組にして形成され、前記組にした2個の放射素子間に180度の位相差を付けて励振するための位相差発生手段を有して成された複数のサブアレーと、を備え、前記マイクロストリップ線路で少なくとも前記サブアレーを前記入力端側から順に直列に接続すると共に少なくとも前記サブアレー間を接続する前記マイクロストリップ線路に位相調整手段を設けたことを特徴とするマイクロストリップアレーアンテナ。
  2. 前記位相調整手段は、前記誘電体基板および前記ストリップ導体の諸元並びに前記組にした2個の放射素子間隔の2倍の間隔に基づいて決まる線路長のマイクロストリップ線路で形成したことを特徴とする請求項1記載のマイクロストリップアレーアンテナ。
  3. 前記位相調整手段は、W字形の線対称形状にマイクロストリップ線路で形成し、前記W字形の各部の線路長をそれぞれ伝搬波長の約1/4倍とすると共に前記W字形の開口間隔を前記誘電体基板および前記ストリップ導体の諸元並びに前記組にした2個の放射素子間隔の2倍の間隔に基づいて決まる線路長に基づいて設定した間隔としたことを特徴とする請求項1記載のマイクロストリップアレーアンテナ。
  4. 前記マイクロストリップ線路は、前記サブアレー間を接続する前記マイクロストリップ線路に比べて線路幅の狭い高インピーダンス線路であることを特徴とする請求項2又は3記載のマイクロストリップアレーアンテナ。
  5. 前記サブアレー間を接続する前記マイクロストリップ線路に対して前記放射素子が形成されている側の前記誘電体基板上に、前記W字形の開口を前記マイクロストリップ線路側に向けて設けたことを特徴とする請求項3又は4記載のマイクロストリップアレーアンテナ。
  6. 前記位相差発生手段は、前記マイクロストリップ線路から引き続き形成したマイクロストリップ線路を2つに分岐して前記組にした2個の放射素子にそれぞれ接続すると共に前記分岐部から前記放射素子への接続部までの線路長の差を伝搬波長の約1/2倍として形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のマイクロストリップアレーアンテナ。
  7. 前記位相差発生手段は、前記マイクロストリップ線路から引き続き形成したマイクロストリップ線路を2つに分岐して前記組にした2個の放射素子にそれぞれ接続すると共に前記分岐部から前記放射素子への接続部までの線路長の差を伝搬波長の約1/2倍の奇数倍とし、かつ、前記分岐部から前記入出力端側に配置された放射素子への接続部までの線路長の方を長く形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のマイクロストリップアレーアンテナ。
  8. 前記放射素子は、前記放射素子への接続部の前記マイクロストリップ線路の傍らに、前記接続部からみた前記放射素子のインピーダンス整合に供する所定の幅と長さで形成されたスリットを有することを特徴とする請求項6、又は7記載のマイクロストリップアレーアンテナ。
  9. 一方の面に地導体が設けられた誘電体基板の他方の面に形成されたストリップ導体から成るマイクロストリップアレーアンテナであって、所定の間隔で線状に配列された複数個の放射素子を同相で励振できるマイクロストリップアレーアンテナの2台をそれぞれ点対称配置で線状に配置した構成を備え、前記2台のマイクロストリップアレーアンテナのそれぞれの入出力端への入出力信号を互いに逆相として駆動することを特徴とするマイクロストリップアレーアンテナ。
  10. 前記マイクロストリップアレーアンテナの2台は、請求項1〜8のいずれか1項に記載のマイクロストリップアレーアンテナであることを特徴とする請求項9記載のマイクロストリップアレーアンテナ。
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