JP2008244638A - ネットワークサービスシステム、輻輳制御装置、輻輳制御方法及び輻輳制御プログラム - Google Patents

ネットワークサービスシステム、輻輳制御装置、輻輳制御方法及び輻輳制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特定のネットワークサービスが輻輳状態になり、あるいは特定のネットワークサービスに障害が発生しても、その影響を局所化し、ネットワークサービスの稼動率を向上させるネットワークシステムを提供する。
【解決手段】加入者端末1に対し所定のサービスを提供するコアネットワーク3上のサービス提供装置4と、コアネットワーク3と加入者端末1間でパケット転送を処理するパケット処理装置2と、パケット処理装置2とサービス提供装置4間で加入者端末1からのサービス開始要求によってサービスを設定するサービス提供装置4を選択するサービス制御装置5とを有するネットワークサービスシステムにおいて、サービス制御装置5の輻輳発生時に、パケット処理装置2に加入者端末1からのサービス開始要求を廃棄させ、サービス提供装置4の輻輳発生時に、サービス制御装置5にパケット処理装置2からのサービス開始要求を拒否させる輻輳制御装置を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、加入者端末からのサービス開始要求によってサービスを設定するサービス提供装置を選択するサービス制御装置を有するネットワークサービスシステム、輻輳制御装置、輻輳制御方法及び輻輳制御プログラムに関するものである。
従来、一例として特許文献1(特開2002−374286号公報)にも開示されているように、IP(Internet Protocol)ネットワークの普及に伴い、IPネットワーク上でIP電話サービスや映像配信サービス等のあらゆるサービスが提供されるようになっている。そのため、従来以上に安定した運用が求められるようになっている。
しかし、IPは、コネクションレスかつベストエフォートによる通信であるため、パケットロスの可能性が極めて高く、またパケット廃棄時に原因を特定することが困難である。そのため、IPネットワークを使用した通信では、通信の信頼性を確保するために、上位レイヤで再送のメカニズムを実装し、パケットロスに対応している。
また、IPネットワークを使用した通信では、パケットロスが発生すると、パケットロス発生の原因が特定できないため、パケットの再送を繰り返し、それがさらにネットワークのトラヒックを増大させるという問題がある。
これに対し、従来のIPネットワークを使用した通信では、IPレイヤの転送容量を増大させることによって、IPレイヤで発生するパケット廃棄を抑制している。
特開2002−374286号公報
しかし、従来のIPネットワークを使用した通信では、以下のような課題があった。
第1に、IPネットワーク上で提供されるサービスにおいて、ネットワークの一部やサーバの一部が輻輳状態に陥った場合、輻輳状態が助長されるという課題があった。すなわち、サーバ輻輳時は、サーバが何らかのエラー応答を返すことができれば、原因を特定できるが、サービスを受給できない原因をサービス受給者や加入者収容の装置が検知できず応答を返せない場合、IPネットワークは信頼性が低く上位レイヤでIPパケットの再送を繰り返すため、サーバが再送パケットを大量に受信するという問題があった。
第2に、例えば、IP電話システムのように複数のSIPサーバを経由してサービスを提供するようなサービスの場合、特定のSIPサーバが輻輳すると、その前段のSIPサーバが輻輳し、その結果、サービス全体が輻輳状態に陥るという課題がある。
(目的)
本発明の目的は、特定のネットワークサービスが輻輳状態になり、あるいは特定のネットワークサービスに障害が発生しても、その影響を局所化し、ネットワークサービスの稼動率を向上させるネットワークシステムを提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、加入者端末に対して所定のサービスを提供するネットワーク上のサービス提供装置と、前記ネットワークと前記加入者端末間でパケット転送を処理するパケット処理装置と、前記パケット処理装置と前記サービス提供装置間で前記加入者端末からのサービス開始要求によってサービスを設定する前記サービス提供装置を選択するサービス制御装置とを有するネットワークサービスシステムにおいて、前記サービス制御装置の輻輳発生時に、前記パケット処理装置に前記加入者端末からのサービス開始要求を廃棄させ、前記サービス提供装置の輻輳発生時に、前記サービス制御装置に前記パケット処理装置からのサービス開始要求を拒否させる輻輳制御装置を備えることを特徴とする。
(作用)
上記構成により、パケット処理装置は、サービス制御装置の輻輳発生時に、コアネットワーク内に流入するパケット及びサービス制御装置に転送するパケットを規制し、サービス制御装置は、サービス提供装置の輻輳発生時に、サービス提供装置への要求を制限する。
本発明によれば、以下のような効果が達成される。
第1に、加入者端末を収容するパケット処理装置においてサービス制御装置へのパケットを制限するため、サービス制御装置が輻輳を起こしにくい。
第2に、サービス制御装置の先のサービス提供装置の輻輳発生時に、その前段のサービス制御装置でサービス提供装置へのパケットを折り返すことが可能となり、輻輳が助長されるのを防止できる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について図を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態の構成)
図1は、本実施の形態によるネットワークサービス提供システムの構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、本実施の形態によるネットワークサービス提供システムは、加入者端末1と、パケット処理装置2と、加入者収容ネットワークと通信事業者等が提供するコアネットワーク3と、サービス提供装置4と、サービス制御装置5と、帯域制御装置6とを備える。
加入者端末1は、例えば、IP電話やIP TVなどであり、ネットワークサービスを受給するユーザ側に配備される端末である。
また、加入者端末1は、新規のサービスを開始する場合、パケット処理装置2に対してサービス開始要求信号8を送信する。サービス開始要求は、SIPを使用した場合、INVITEリクエストがこれに相当する。
パケット処理装置2は、コアネットワーク3の境界に配備され、IPパケットのTCPやUDPのポート番号といったレイヤ4の情報までを識別し、コアネットワーク3に送信されるパケットの送信レートを規制する機能を具備する。パケット処理装置2は、コアネットワーク3に転送されるすべてのパケットを処理する必要があることから、高速なパケット処理が要求されるため、サービスの内容を意識した制御を行わず、あくまでレイヤ4までの識別情報に基づいてパケットの転送レートの制御のみを行う。なお、パケット処理装置2は、一般的なルータ等のパケット転送装置が通常具備しているパケットのポリシング機能を実行するだけであるので、特別なハードウェアを具備する必要がない。
また、パケット処理装置2は、加入者端末1からサービス開始要求信号8を受信すると、サービス開始要求と関連付けを行う情報が付与されたサービス帯域予約要求17を帯域制御装置6から受信しているか否かに基づいて、それが新規のサービス開始要求かどうかを調べる機能と、新規のサービス開始要求の場合、帯域制御装置6からのパケット転送レート制御信号7によって通知された転送レートに基づいて、サービス開始要求信号8の送信前にサービス制御装置5宛ての転送レートをチェックし、一定の転送レートを超える場合に、そのパケットを廃棄する機能とを具備する。
サービス提供装置4は、例えば、IP電話システムの中継サーバや着信端末、映像配信サービスの配信サーバ等であり、サービスを実際に提供する機能を具備する装置である。
また、サービス提供装置4は、サービス提供装置4の輻輳時に、サービス提供装置4が輻輳状態であることを輻輳通知信号10によって帯域制御装置6に対して通知する機能を具備する。なお、輻輳検出の仕組みは、CPU使用率の監視やメモリ使用量の監視等、一般的な方法で可能であるため、詳細な説明を省略する。
サービス制御装置5は、サービス加入者のサービス開始要求を示すサービス開始要求信号8を、パケット処理装置2を介して加入者端末1から受信し、サービス提供装置を選択し、サービス設定要求信号9によってサービス提供装置4に対してサービスの設定を行い、リソース獲得要求信号11によって帯域制御装置6に対してサービスに必要なネットワークのリソースの獲得を要求する機能を具備する。
より詳細には、サービス制御装置5は、パケット処理装置2から新規のサービス開始要求信号8を受信すると、帯域制御装置6から通知された輻輳通知信号13に基づいてサービス提供装置4の状態をチェックし、サービス提供が不可の場合、パケット処理装置2に対してエラー応答を返信したり、サービス設定要求信号9によってサービスの設定を行うサービス提供装置を別のサービス提供装置に切り替える処理を行う機能を具備する。すなわち、サービス制御装置5は、この機能により、輻輳状態に陥っているサービス提供装置に対して大量の信号が送信され、輻輳状態が助長されることを防止できる。なお、輻輳通知信号13には、輻輳したサービス提供装置4を識別する識別情報と規制の内容が格納される。規制の内容は、サービス提供装置4の輻輳状態に依存する。
また、サービス制御装置5は、サービス制御装置5の輻輳時に、サービス制御装置5が輻輳状態であることを輻輳通知信号12によって帯域制御装置6に対して通知する機能と、サービス制御装置5の輻輳解消時に、帯域制御装置6に対して輻輳解消通知15を送信する機能とを具備する。
帯域制御装置6は、本実施の形態によるネットワークサービス提供システムの中核機能を具備する。帯域制御装置6が具備する機能は、主に2つある。1つ目は、コアネットワーク3の使用状況を管理し、パケット処理装置2のパケット転送レートをパケット転送レート制御信号7によって制御する機能である。すなわち、帯域制御装置6は、パケット処理装置2からのパケット転送レートを制御するパケット転送レート制御信号7をパケット処理装置2に対して通知し、この機能により、コアネットワーク上で高品質なネットワークサービスを提供することが可能となる。2つ目は、サービス制御装置5およびサービス提供装置4のリソース状態を管理し、問題発生時にパケット処理装置2あるいはサービス制御装置5を制御する機能である。帯域制御装置6は、この機能により、加入者端末1に近いところでサービスの一時停止あるいは迂回をすることを可能とし、本システムのネットワーク全体への影響を小さくすることが可能となる。
例えば、帯域制御装置6は、パケット転送レート制御信号7によって、パケット処理装置2に対してサービス制御装置5宛ての新規のサービス開始要求を規制するように指示を出す機能を具備する。すなわち、帯域制御装置6は、本機能により、サービス制御装置5の輻輳時には、加入者に極めて近い部分でサービスを中断することで、輻輳状態のサービス制御装置5に対して再送を含めた大量のサービス開始要求信号8が送信され、輻輳状態が助長されるといった負のサイクルを防止することができる。
また、帯域制御装置6は、サービス提供装置4から受信した輻輳通知信号10に基づいて、サービス提供装置4が輻輳状態であることを輻輳通知信号13によってサービス制御装置5に対して通知する機能と、サービス制御装置5から送信された輻輳解消通知15を受信する機能とを具備する。
ここで、帯域制御装置6のハードウェア構成の説明をする。
図2は、本実施の形態によるネットワークサービス提供システムの帯域制御装置6のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図2を参照すると、本発明による帯域制御装置6は、一般的なコンピュータ装置と同様のハードウェア構成によって実現することができ、CPU(Central Processing Unit)1001、RAM(Random Access Memory)等のメインメモリであり、データの作業領域やデータの一時退避領域に用いられる主記憶部1002、通信網2000を介してデータの送受信を行う通信制御部1003、周辺機器と接続してデータの送受信を行うインタフェース部1004、ROM(Read Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成されるハードディスク装置である補助記憶部1005、本情報処理装置の上記各構成要素を相互に接続するシステムバス1006等を備えている。
本発明による帯域制御装置6は、その動作を、帯域制御装置6内部にそのような機能を実現するプログラムを組み込んだ、LSI(Large Scale Integration)等のハードウェア部品からなる回路部品を実装してハードウェア的に実現することは勿論として、上述した各構成要素の各機能を提供するプログラムを、コンピュータ処理装置上のCPU1001で実行することにより、ソフトウェア的に実現することができる。
すなわち、CPU1001は、補助記憶部1005に格納されているプログラムを、主記憶部1002にロードして実行し、帯域制御装置6の動作を制御することにより、上述した各機能をソフトウェア的に実現する。
なお、パケット処理装置2、サービス提供装置4、サービス制御装置5若しくは後述するサービス制御リダイレクト装置21が上述のような構成を有し、上述した各機能をハードウェア的又はソフトウェア的に実現してもよい。
(第1の実施の形態の動作)
図3は、本実施の形態によるネットワークサービス提供システムの基本動作を示すシーケンス図である。
図3を参照すると、加入者端末1は、新規のサービスを開始する場合、パケット処理装置2に対してサービス開始要求信号8を送信する(ステップS101)。サービス開始要求は、SIPを使用した場合、INVITEリクエストがこれに相当する。
パケット処理装置2は、サービス開始要求信号8を受信すると、そのパケットがサービス制御装置5宛パケットであることがわかり、さらにそのパケットが、新規のサービス開始要求かどうかを調べる(ステップS102)。新規のサービス開始要求かどうかの判断は、図3のサービス帯域予約要求17を受信しているかどうかで判断する。サービス帯域予約要求17には、サービス開始要求と関連付けを行う情報が付与される。これは、例えば、サービス帯域予約要求15にH.248プロトコルを使用した場合、サービス開始要求信号8とサービストラヒック20を同一コンテキストに挿入する方法で実現可能である。
新規のサービス開始要求の場合、パケット処理装置2は、サービス制御装置5宛の転送レートがあらかじめ設定された転送レートを超えていないかのチェックを行い、転送レートを超えていた場合、廃棄する。このようにすることで、サービス制御装置5の輻輳を予防する。転送レートを超えていない場合、サービス開始要求信号8をサービス制御装置5に対して送信する(ステップS103)。
サービス制御装置5は、サービス開始要求信号8を受信すると、サービス提供装置4が輻輳していないかどうかのチェックを行い(ステップS104)、サービス提供装置4が輻輳していない場合、サービス設定要求信号9をサービス提供装置4に対して送信する(ステップS105)。
サービス提供装置4は、サービス設定要求信号9を受信すると、サービスの設定を行い(ステップS106)、サービス設定応答16をサービス制御装置5に対して返信する(ステップS107)。
サービス制御装置5は、サービス設定応答16を受信すると、例えばIP電話サービスの音声データや映像配信サービスの映像データのようなサービストラヒックがネットワーク内で優先して処理されるように、帯域制御装置6に対してサービス帯域予約要求17を送信する(ステップS108)。
帯域制御装置6は、サービス帯域予約要求17を受信すると、ネットワーク内の予約帯域をチェックし(ステップS109)、予約可能な場合、サービス帯域予約要求17をパケット処理装置2に対して送信し、サービストラヒックを優先して処理するよう指示を出す(ステップS110)。
パケット処理装置2は、サービス帯域予約要求17を受信すると、加入者端末1の状態をサービス提供中にする(ステップS111)。以降、この加入者端末1からのサービス制御装置5宛てのパケットは、優先的に処理される。このようにすることで、ネットワークの輻輳発生時でも、現在の提供中のサービスが開始しているサービスに対する影響を小さくする。さらに、加入者端末1から送信されるサービストラヒックに対する処理の優先度を高くし、サービス帯域予約応答18を帯域制御装置6に対して返信する(ステップS112)。
帯域制御装置6は、サービス帯域予約応答18を受信すると、サービス帯域予約応答18をサービス制御装置5に対して返信する(ステップS113)。
サービス制御装置5は、サービス帯域予約応答18を受信すると、パケット処理装置2に対してサービス開始応答19を返信する(ステップS114)。
サービス加入受給者1は、パケット処理装置2からサービス開始応答19を受信すると(ステップS115)、パケット処理装置2及びコアネットワーク3を介してサービス提供装置4との間においてサービストラヒック20の送受信を行う(ステップS116)。
図4は、本実施の形態によるサービス制御装置5の輻輳時及び輻輳回復時の動作を示すシーケンス図である。
図4を参照すると、サービス制御装置5は、輻輳を検出した場合に(ステップS201)、帯域制御装置6に対して輻輳通知信号12を送信する(ステップS202)。輻輳検出の仕組みは、CPU使用率の監視やメモリ使用量の監視等、一般的な方法で可能である。
帯域制御装置6は、輻輳通知信号12を受信すると、パケット処理装置2に対して、サービス制御装置5が輻輳状態であることを示し、又、サービス制御装置5宛ての転送レートを示すパケット転送レート制御信号7を送信する(ステップS203)。パケット転送レート制御信号7には、輻輳したサービス制御装置を識別する識別情報と規制の内容が格納される。規制の内容は、サービス制御装置5の輻輳状態に依存する。
パケット処理装置2は、パケット転送レート制御信号7を受信すると、サービス制御装置5に対する新規のサービス開始要求信号8の送信を規制する(ステップS204)。
パケット処理装置2は、新規のサービス開始要求信号8を受信すると(ステップS205)、その要求が新規のサービス開始要求かどうかのチェックを行い(ステップS206)、新規のサービス開始要求の場合、帯域制御装置6から指示された規制を実施する(ステップS207)。パケット処理装置2が実施する規制の内容は、パケットの送信レート制御後に、特定の比率で新規のサービス開始要求をランダムに廃棄するものである。そうすることで、パケット処理装置2からサービス制御装置5に対して送信される新規のサービス開始要求数が少なくなるため、サービス制御装置5の輻輳状態が助長されることを防止する。
サービス制御装置5は、輻輳が解消すると(ステップS208)、帯域制御装置6に対して輻輳解消通知15を送信する(ステップS209)。
帯域制御装置6は、輻輳解消通知15を受信すると、パケット処理装置2に対して輻輳解消通知15を送信する(ステップS210)。
パケット処理装置2は、輻輳解消通知15を受信すると、規制を解除する(ステップS211)。
図5は、本実施の形態によるサービス提供装置4の輻輳時の動作を示すシーケンス図である。
図5を参照すると、サービス提供装置4は、輻輳を検出した場合に(ステップS301)、帯域制御装置6に対して輻輳通知信号10を送信する(ステップS302)。
帯域制御装置6は、輻輳通知信号10を受信すると、サービス提供装置4が輻輳状態であることを示す輻輳通知信号13をサービス制御装置5に対して送信する(ステップS303)。輻輳通知信号13には、輻輳したサービス提供装置4を識別する識別情報と規制の内容が格納される。規制の内容は、サービス提供装置4の輻輳状態に依存する。
サービス制御装置5は、輻輳通知信号13を受信すると、新規のサービス要求の規制を開始する(ステップS304)。
加入者端末1は、新規のサービスを開始する場合、パケット処理装置2に対してサービス開始要求信号8を送信する(ステップS305)。
パケット処理装置2は、サービス開始要求信号8を受信すると、サービス制御装置5が輻輳しているか否かチェックし(サービス制御装置5の帯域をチェックし)(ステップS306)、本実施の形態ではサービス制御装置5が輻輳していないため、サービス開始要求信号8をサービス制御装置5に対して送信する(ステップS307)。
サービス制御装置5は、サービス開始要求信号8を受信すると、その対象となるサービス提供装置を見つけだしてその状態をチェックし(ステップS308)、本実施の形態では現在輻輳規制中であることがわかるため、サービスが現在輻輳中であることを示すエラー応答信号14をパケット処理装置2に対して返信する(ステップS309)。
加入者端末1は、パケット処理装置2からエラー応答信号14を受信すると(ステップS310)、サービスが輻輳していることがわかるので、サービスの開始を一時的に停止する(ステップS311)。従って、本実施の形態によるネットワークサービス提供システムは、輻輳状態が助長されることを防止することができる。
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、以下の効果を達成することができる。
第1に、一般的に処理が重く輻輳を起こしやすいサービス制御装置5について、輻輳を抑制できる。
その理由は、加入者端末1を直接収容するパケット処理装置2において、サービス制御装置5宛パケットの制限を行うからである。
第2に、サービス制御装置5の先のサービス提供装置4で輻輳が起こっても、輻輳を助長する可能性が低くなる。
その理由は、サービス制御装置5の先のサービス提供装置4で輻輳が起こっても、その前段のサービス制御装置5でサービス提供装置4宛パケットを折り返すことが可能となるからである。
第3に、パケット処理装置2の処理を単純かつ低コストで実現できる。
その理由は、単純な仕組みで新規のサービス開始要求かどうかの判断を行うからである。
第4に、輻輳状態に陥った場合でも、提供中のサービスへの影響をなくすことが可能である。
その理由は、サービス提供状態を管理し、サービスの規制を行うからである。
このように本実施の形態では、輻輳する部位別に適切な輻輳対策を行うことで、ネットワークシステムの安定稼動と低コスト化を実現した。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態について図を参照して詳細に説明する。
本実施の形態は、その基本的構成は上記第1の実施の形態の通りであるが、サービス制御装置5の輻輳時に、新規のサービス開始要求がパケット処理装置2で単純に廃棄されずに、サービス制御装置5が輻輳していることが加入者端末1に対して通知されるように工夫している。
(第2の実施の形態の構成)
図6は、本実施の形態によるネットワークサービス提供システムの構成を示すブロック図である。
図6を参照すると、パケット処理装置と接続するサービス制御リダイレクト装置21を新たに備える点で第1の実施の形態と相違するため、相違する点を中心に以下説明する。
サービス制御リダイレクト装置21は、サービス制御装置5が輻輳時に、サービス制御装置5に代わってサービスを制御する、あるいは単純にエラー応答を返す機能を具備する。サービス開始要求に対するエラー応答返信処理は、サービスの開始処理と比べて処理の負荷が軽いため、サービス制御リダイレクト装置21が輻輳する可能性は低くなる。
(第2の実施の形態の動作)
図7は、本実施の形態によるネットワークサービス提供システムの動作を示すシーケンス図である。
図7において、パケット処理装置2がパケット転送レート制御信号7を受信するまでは(ステップS401〜S403)、図4のパケット転送レート制御信号7を送信するまでの処理(ステップS201〜S203)の処理と同じである。
図7において、パケット処理装置2は、パケット転送レート制御信号7を受信すると、新規のサービス開始要求をサービス制御リダイレクト装置21に転送するように設定を変更する(ステップS404)。転送処理は、IP宛先アドレスをサービス制御リダイレクト装置21のIPアドレスに変換することで実現する。
パケット処理装置2は、新規のサービス開始要求信号8を受信すると(ステップS405)、そのパケットのIPアドレスをサービス制御リダイレクト装置21のIPアドレスに変換し、そのパケットをサービス制御リダイレクト装置21に対して送信する(ステップS406)。
サービス制御リダイレクト装置21は、新規のサービス開始要求信号8を受信すると(ステップS407)、現在ネットワークが輻輳中を示すエラー応答を返信する(ステップS408)。
(第2の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、加入者端末1は、パケット処理装置2を介してエラー応答を受信することで、ネットワークが輻輳中であることがわかりサービスの開始を一時的に停止するため、輻輳状態が助長されることを防止できる。
(第3の実施の形態)
以下、本発明の第3の実施の形態について図を参照して詳細に説明する。
(第3の実施の形態の構成)
図8は、本実施の形態によるネットワークサービス提供システムの構成を示すブロック図である。
図8を参照すると、サービス制御装置5経由で制御が行われるサービス提供装置4が複数存在する点(サービス提供装置4#1、4#2)で第1の実施の形態と相違するため、相違する点を中心に以下説明する。
サービス提供装置4#1及びサービス提供装置4#2は、加入者端末1から見るとサービス制御装置5経由で制御が行われるが、別々のサービスを提供するのもとする。例えば、IP電話システムの場合、サービス制御装置5が発信側の加入者収容SIPサーバで、サービス提供装置4#1およびサービス提供装置4#2が着信側のSIPサーバに相当する。また、映像配信サービスの場合、配信映像が別々のサーバに格納されているような場合がこれに相当する。
(第3の実施の形態の動作)
図9は、本実施の形態によるネットワークサービス提供システムの動作を示すシーケンス図である。なお、図9は、サービス提供装置4#1が輻輳し、サービス提供装置4#2が正常状態の場合のシーケンス図であるとする。
サービス提供装置4#1が輻輳すると(ステップS501)、図5で説明したように、輻輳通知信号13が帯域制御装置6経由でサービス制御装置5に通知される(ステップS502、S503)。
サービス制御装置5は、新規のサービス開始要求信号8を受信すると(ステップS507)、サービス提供装置4を選択し、選択したサービス提供装置4が輻輳状態の場合はエラー応答を返し(ステップS508)、正常な場合はサービスの接続を行う(ステップS514、S515)。
さらに、図10に、図9の別の動作例を示す。図10では、サービス提供装置4が複数配備されているが、それぞれのサービス提供装置4が同等のサービスを提供する例である。この例では、サービス提供装置4#3が輻輳した場合(ステップS601)、サービス制御装置5で別のサービス提供装置4#4に切り替える処理を行う(ステップS608)。
(第3の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、一部のサービス提供装置が障害や輻輳状態に陥ったとしても、そのサービス提供装置を使用しないサービスには影響がなく、サービスへの影響を小さくすることが可能となる。
その理由は、サービス提供装置4#1が輻輳すると、輻輳通知信号13が帯域制御装置6経由でサービス制御装置5に通知され、サービス制御装置5は、新規のサービス開始要求信号8を受信すると、サービス提供装置4を選択し、選択したサービス提供装置4が輻輳状態の場合はエラー応答を返し、正常な場合はサービスの接続を行うからである。
また、本実施の形態によれば、いずれかのサービス提供装置4が輻輳状態となった場合、サービス制御装置5において別のサービス提供装置4に切り替える処理を行うため、ネットワークの信頼性が向上する。
以上好ましい実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも、上記実施の形態に限定されるものでなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
本発明の第1の実施の形態によるネットワークサービス提供システムの構成を示すブロック図である。 本実施の形態によるネットワークサービス提供システムの帯域制御装置6のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本実施の形態によるネットワークサービス提供システムの基本動作を示すシーケンス図である。 本実施の形態によるサービス制御装置5の輻輳時及び輻輳回復時の動作を示すシーケンス図である。 本実施の形態によるサービス提供装置4の輻輳時の動作を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態によるネットワークサービス提供システムの構成を示すブロック図である。 本実施の形態によるネットワークサービス提供システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施の形態によるネットワークサービス提供システムの構成を示すブロック図である。 本実施の形態によるネットワークサービス提供システムの動作を示すシーケンス図である。 本実施の形態によるネットワークサービス提供システムの別の動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
1:加入者端末
2:パケット処理装置
3:コアネットワーク
4、4#1、4#2、4#3、4#4:サービス提供装置
5:サービス制御装置
6:帯域制御装置
21:サービス制御リダイレクト装置
7:パケット転送レート制御信号
8:サービス開始要求信号
9:サービス設定要求信号
10:輻輳通知信号
11:リソース獲得要求信号
12:対応情報
13:輻輳通知信号
14:エラー応答信号
15:輻輳解消通知
16:サービス設定応答
17:サービス帯域予約要求
18:サービス帯域予約応答
19:サービス開始応答
20:サービストラヒック
1001:CPU
1002:主記憶部
1003:通信制御部
1004:インタフェース部
1005:補助記憶部
1006:システムバス
2000:通信網

Claims (20)

  1. 加入者端末に対して所定のサービスを提供するネットワーク上のサービス提供装置と、前記ネットワークと前記加入者端末間でパケット転送を処理するパケット処理装置と、前記パケット処理装置と前記サービス提供装置間で前記加入者端末からのサービス開始要求によってサービスを設定する前記サービス提供装置を選択するサービス制御装置とを有するネットワークサービスシステムにおいて、
    前記サービス制御装置の輻輳発生時に、前記パケット処理装置に前記加入者端末からのサービス開始要求を廃棄させ、前記サービス提供装置の輻輳発生時に、前記サービス制御装置に前記パケット処理装置からのサービス開始要求を拒否させる輻輳制御装置を備えることを特徴とするネットワークサービスシステム。
  2. 前記輻輳制御装置は、
    前記サービス制御装置における輻輳検出の通知を受けて、前記パケット処理装置に通知することにより、前記パケット処理装置に前記加入者端末からのサービス開始要求を廃棄させ、
    前記サービス提供装置における輻輳検出の通知を受けて、前記サービス制御装置に通知することにより、前記サービス制御装置に前記パケット処理装置からのサービス開始要求を拒否させることを特徴とする請求項1に記載のネットワークサービスシステム。
  3. 前記輻輳制御装置は、前記サービス制御装置からの送信される前記サービス開始要求に基づくサービス帯域予約要求により、当該サービス帯域が前記ネットワークに予約可能であるかどうかを判定し、予約可能である場合に、前記サービス帯域を前記パケット処理装置に通知することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のネットワークサービスシステム。
  4. 前記サービス制御装置の輻輳発生時に、前記サービス制御装置に代わり、前記パケット処理装置から前記加入者端末によるサービス開始要求を受信し、前記サービス開始要求に対するエラー応答を前記パケット処理装置を経由して前記加入者端末に通知するリダイレクト装置を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のネットワークサービスシステム。
  5. 前記輻輳制御装置は、
    いずれかの前記サービス提供装置における輻輳検出の通知を受けて、前記サービス制御装置に通知することにより、前記サービス制御装置に輻輳状態の前記サービス制御装置への前記パケット処理装置からのサービス開始要求を拒否させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のネットワークサービスシステム。
  6. 加入者端末に対して所定のサービスを提供するネットワーク上のサービス提供装置と、前記ネットワークと前記加入者端末間でパケット転送を処理するパケット処理装置と、前記パケット処理装置と前記サービス提供装置間で前記加入者端末からのサービス開始要求によってサービスを設定する前記サービス提供装置を選択するサービス制御装置とを有するネットワークサービスシステム内で輻輳の制御を行う輻輳制御装置において、
    前記サービス制御装置の輻輳発生時に、前記パケット処理装置に前記加入者端末からのサービス開始要求を廃棄させ、前記サービス提供装置の輻輳発生時に、前記サービス制御装置に前記パケット処理装置からのサービス開始要求を拒否させることを特徴とする輻輳制御装置。
  7. 前記サービス制御装置における輻輳検出の通知を受けて、前記パケット処理装置に通知することにより、前記パケット処理装置に前記加入者端末からのサービス開始要求を廃棄させ、
    前記サービス提供装置における輻輳検出の通知を受けて、前記サービス制御装置に通知することにより、前記サービス制御装置に前記パケット処理装置からのサービス開始要求を拒否させることを特徴とする請求項6に記載の輻輳制御装置。
  8. 前記サービス制御装置からの送信される前記サービス開始要求に基づくサービス帯域予約要求により、当該サービス帯域が前記ネットワークに予約可能であるかどうかを判定し、予約可能である場合に、前記サービス帯域を前記パケット処理装置に通知することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の輻輳制御装置。
  9. 前記サービス制御装置の輻輳発生時に、前記サービス制御装置に代わり、リダイレクト機能を有するリダイレクト装置に対し、前記パケット処理装置から前記加入者端末によるサービス開始要求を受信させ、前記サービス開始要求に対するエラー応答を前記パケット処理装置を経由して前記加入者端末に通知させることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の輻輳制御装置。
  10. いずれかの前記サービス提供装置における輻輳検出の通知を受けて、前記サービス制御装置に通知することにより、前記サービス制御装置に輻輳状態の前記サービス制御装置への前記パケット処理装置からのサービス開始要求を拒否させることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の輻輳制御装置。
  11. 加入者端末に対して所定のサービスを提供するネットワーク上のサービス提供装置と、前記ネットワークと前記加入者端末間でパケット転送を処理するパケット処理装置と、前記パケット処理装置と前記サービス提供装置間で前記加入者端末からのサービス開始要求によってサービスを設定する前記サービス提供装置を選択するサービス制御装置とを有するネットワークサービスシステムの輻輳制御方法であって、
    前記サービス制御装置の輻輳発生時に、前記パケット処理装置に前記加入者端末からのサービス開始要求を廃棄させ、前記サービス提供装置の輻輳発生時に、前記サービス制御装置に前記パケット処理装置からのサービス開始要求を拒否させる輻輳制御ステップを有することを特徴とする輻輳制御方法。
  12. 前記輻輳制御ステップにおいて、
    前記サービス制御装置における輻輳検出の通知を受けて、前記パケット処理装置に通知することにより、前記パケット処理装置に前記加入者端末からのサービス開始要求を廃棄させ、
    前記サービス提供装置における輻輳検出の通知を受けて、前記サービス制御装置に通知することにより、前記サービス制御装置に前記パケット処理装置からのサービス開始要求を拒否させることを特徴とする請求項11に記載の輻輳制御方法。
  13. 前記輻輳制御ステップにおいて、
    前記サービス制御装置からの送信される前記サービス開始要求に基づくサービス帯域予約要求により、当該サービス帯域が前記ネットワークに予約可能であるかどうかを判定し、予約可能である場合に、前記サービス帯域を前記パケット処理装置に通知することを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の輻輳制御方法。
  14. 前記サービス制御装置の輻輳発生時に、前記サービス制御装置に代わり、前記パケット処理装置から前記加入者端末によるサービス開始要求を受信し、前記サービス開始要求に対するエラー応答を前記パケット処理装置を経由して前記加入者端末に通知するリダイレクトステップを有することを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の輻輳制御方法。
  15. 前記輻輳制御ステップにおいて、
    いずれかの前記サービス提供装置における輻輳検出の通知を受けて、前記サービス制御装置に通知することにより、前記サービス制御装置に輻輳状態の前記サービス制御装置への前記パケット処理装置からのサービス開始要求を拒否させることを特徴とする請求項11から請求項14のいずれか1項に記載の輻輳制御方法。
  16. 加入者端末に対して所定のサービスを提供するネットワーク上のサービス提供装置と、前記ネットワークと前記加入者端末間でパケット転送を処理するパケット処理装置と、前記パケット処理装置と前記サービス提供装置間で前記加入者端末からのサービス開始要求によってサービスを設定する前記サービス提供装置を選択するサービス制御装置とを有するネットワークサービスシステム内で輻輳の制御を行う輻輳制御装置上で実行される輻輳制御プログラムであって、
    前記輻輳制御装置に、
    前記サービス制御装置の輻輳発生時に、前記パケット処理装置に前記加入者端末からのサービス開始要求を廃棄させ、前記サービス提供装置の輻輳発生時に、前記サービス制御装置に前記パケット処理装置からのサービス開始要求を拒否させる機能を実現させることを特徴とする輻輳制御プログラム。
  17. 前記輻輳制御装置に、
    前記サービス制御装置における輻輳検出の通知を受けて、前記パケット処理装置に通知することにより、前記パケット処理装置に前記加入者端末からのサービス開始要求を廃棄させる機能と、
    前記サービス提供装置における輻輳検出の通知を受けて、前記サービス制御装置に通知することにより、前記サービス制御装置に前記パケット処理装置からのサービス開始要求を拒否させる機能とを実現させることを特徴とする請求項16に記載の輻輳制御プログラム。
  18. 前記輻輳制御装置に、
    前記サービス制御装置からの送信される前記サービス開始要求に基づくサービス帯域予約要求により、当該サービス帯域が前記ネットワークに予約可能であるかどうかを判定し、予約可能である場合に、前記サービス帯域を前記パケット処理装置に通知する機能を実現させることを特徴とする請求項16又は請求項17に記載の輻輳制御プログラム。
  19. 前記輻輳制御装置に、
    前記サービス制御装置の輻輳発生時に、前記サービス制御装置に代わり、リダイレクト機能を有するリダイレクト装置に対し、前記パケット処理装置から前記加入者端末によるサービス開始要求を受信させ、前記サービス開始要求に対するエラー応答を前記パケット処理装置を経由して前記加入者端末に通知させる機能を実現させることを特徴とする請求項16から請求項18のいずれか1項に記載の輻輳制御プログラム。
  20. 前記輻輳制御装置に、
    いずれかの前記サービス提供装置における輻輳検出の通知を受けて、前記サービス制御装置に通知することにより、前記サービス制御装置に輻輳状態の前記サービス制御装置への前記パケット処理装置からのサービス開始要求を拒否させる機能を実現させることを特徴とする請求項16から請求項19のいずれか1項に記載の輻輳制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010278756A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> フォールバック制御方法、フォールバック制御システム、呼制御装置及び呼制御プログラム
JP2017046032A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 日本電信電話株式会社 トラフィック制御システムおよびトラフィック制御方法

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