JP2008240671A - 組立式エンジン弁 - Google Patents

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Isao Shirayanagi
伊佐雄 白柳
Yosuke Shirayanagi
洋介 白柳
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Abstract

【課題】
中空のステムをもつエンジン弁では、効率よく生産するため、弁部とステム部とに分けて予備成形する製法が採用されるが、ステム部の肉抜きを大きくし軽量化を進めると、弁部とステム部との結合に際して、結合部の強度が上がらなくなる。
【解決手段】
略円錐状の着座面を設けた弁部と、その中央部から前記着座面の頂部方向へ伸びるステム部とを有し、前記弁部の中央部に設けた軸孔へステム部を嵌合させ、ステム部に設けた肉抜き孔の開口側をピン形の埋め栓によって閉じるとともに、ステム部の端部外面と前記軸孔内面とを密着させたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、4工程エンジンにおいて、吸気弁あるいは排気弁として使用されるポペット形のエンジン弁に関するもので、とくに、弁座に着座する弁部と、弁ガイドに嵌合するステム部とを別体に形成した後に結合して、一体化させた組立式のエンジン弁に関する。
一般に、エンジン弁は鍛造法によって前記弁部とステム部とを一体に成形して作られるが、近年、エンジンの燃料消費を削減するため、ステム部を肉抜きし中空にして軽量化を図る技術が多用されるに至っている。
しかし、軽量化を一層進めようとすると、肉抜き孔を大きくし、一層、肉薄にすることが求められるものの、従来のように、大径の肉抜き孔を機械的に穿孔する製造方法では限度があった。そこで、最近はエンジン弁を弁部とステム部とに分け、ステム部をプレス加工によって、一端が開口した有底の筒状に予備成形した後に、弁部と結合して一体化する技術が提案されている(特許文献1参照)。
その別途に製作した弁部とステム部とを結合する方法として、従来、ステム部の開口側の端部と弁部とを摩擦溶接を用いる方法(特許文献2参照)が提案されている。また、前記弁部の軸芯に軸孔を設け、その軸孔にステム部を圧入したり、緩く嵌合させた後に金属ろうによって接合すること(特許文献3参照)も考慮された。さらに、ステム部を軸孔に嵌合させた後に、弁部の一部でステム部外面を挟圧し内面を収縮させて緊縛する、いわゆる、かしめ法によって結合する方法(特許文献4参照)などが提案されている。
特開2001−193422号公報 特開2001−221348号公報 特開2000−45730号公報 特開2004−308607号公報
解決しようとする問題点は、別途に作られた弁部とステム部とを結合するに際して、摩擦溶接や圧入のように、ステム部に強い外力を作用させて結合すれば、ステム部に変形や歪が発生し、エンジン弁の精度を低下させるおそれがあった。しかも、その問題はステム部の肉抜きを大きくし、肉厚を薄くして軽量化を強く進める程、一層顕著となる。
また、連結に際して大きな外力を要しない溶接やろう付のような冶金的結合においても、溶接のように接合に際して弁部やステム部を溶かす方法では、材質の劣化を招くばかりか生産性がよくない不具合があった。
本発明は、外周に円錐状の着座面を設けた略円板形の弁部と、その弁部の中央部から弁部の軸線方向へと伸びるステム部を結合してなり、前記ステム部の一端に外面と同軸に穿設された肉抜き孔を設け、その肉抜き孔の開口側を埋め栓によって閉じるとともに、前記弁部の中央部に設けた軸孔へ前記ステム部の開口側端部を嵌合させ、ステム部の端部外面と前記軸孔内面とを焼き嵌めによって結合させることもしくは銅ろう付けすることを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、エンジン弁は弁部とステム部とを別々に成形した後に、それらを結合して一体化する方式を採っているにも拘わらず、その一体化する手法として、焼き嵌め法もしくは銅ろう付け法を用い、弁部と肉抜き孔を埋める埋め栓との間に、ステム部の薄肉の端部を全周に亘って挟圧して固定するから、結合に際してステム部の端部に変形を与えるような大きな外力が作用しないから、精度よく、かつ、強固に連結できる。
また、ステム部は開口側の端部外面を大径にして端部の肉厚を増せば、肉抜き孔の開口部を狭窄させることなく、ステム部の弁部との連結部近傍の剛性を増すことができる、などの効果がある。
図1は、本発明に係るエンジン弁10の一部を破断して示す正面図である。エンジン弁10は具体的には自動二輪車用の排気弁である。エンジン弁10は弁座に着座するチタン合金で作られた弁部12と、弁ガイドに嵌合するステム部15とを有し、それらはそれぞれ、別体に予備成形した後に結合して一体化する、いわゆる組立式である。
前記弁部12とステム部15とは、弁部12の軸芯に設けた軸孔12dへステム部15を嵌挿して、焼き嵌めによって分離不能に結合されている。図中、弁部12とステム部15とを結ぶ曲線Fは、従来のエンジン弁の一般的なシルエットである。
弁部12は図1で示すように、比較的厚肉に形成された中央部12aと、薄肉に形成された周縁部12bとを有する略円板状をなしている。前記周縁部12bには、円錐状をなす周知の着座面12cが削成される一方、前記中央部12aには、着座面12cの軸芯と同軸に精密な円形に成形された軸孔12dが貫通して設けられている。
ステム部15は鋼板をプレス機を用いて扱き加工し、肉抜き孔15aとその肉抜き孔15aの一端に底部15bを有する薄肉の筒状に成形されている。なお、その底部15b近傍の外周面には、図示してない弁ばねの弾力を、ステム部15へ作用させるための、周知のコッタ溝15cが設けてある。
また、ステム部15の開口端は、外径がやや大径に作られており、その結果、前記開口端は肉抜き孔15aの内径を一定に保ったまま、残部に比してやや肉厚となって剛性を増している。
16は前記ステム部15の開口端に嵌挿された埋め栓である。埋め栓16は燃焼ガスがステム部15に設けた肉抜き孔15aへ進入しないように設けられるが、後述するように、弁部12とステム部15との結合を強化する手段ともなっている。
前記弁部12とステム部15とは、焼き嵌めによって結合するよう各部の寸法が設定されている。すなわち、エンジンが運転されエンジン弁10が最高に昇温したとき、一般に400℃程度に達するとされるが、その温度に熱せられた状態においても、弁部12の軸芯に設けた軸孔12dの内径は、前記ステム部15の外径より小さくなるよう設定されており、エンジンの運転時にあっても所要の結合力が維持できる。
弁部12とステム部15とを焼き嵌めするに際しては、予め弁部12を約600℃から1200℃の範囲で加熱しておき、その弁部12の軸孔12dへステム部15の大径部15dを適度の締め代をもって圧入し、その後に自然放冷する。その放冷の過程で弁部12が収縮し、その収縮力によって軸孔12dの内面がステム部15の大径部15dを緊縛し、不動かつ不離に結合される。なお、弁部12の中央部12aは肉厚が大きくなっているので、結合される面積が大きくとれ、結合強度が一層大きくなる。
なお、図3で示すように、前記収縮力aは大径部15dの外周面を収縮方向に強く作用するが、大径部15dの内径部には前記埋め栓16が嵌挿されているので、埋め栓16の抗力rによって内面が支承される。よって、前記大径部15dは弁部12と埋め栓16との間で挟まれて強固な結合がなされる。
また、軸孔12dへステム部15の大径部15dを嵌挿させる工程の終期に、大径部15dの外周部に銅ろう17を供給すると、弁部12の熱によって前記銅ろう17が溶け、大径部15dの周面と軸孔12dとの間に入り込んで、弁部12とを一層強く結合する。
本願発明の一実施例である組立式エンジン弁の、一部を破断して示す正面図である。 図1中のII−II断面図である。 図2中の要部を拡大して示す拡大断面図である。
符号の説明
10 (組立式)エンジン弁
12 弁部
12a 中央部
12b 周縁部
12c 着座面
12d 軸孔
15 ステム部
15a 肉抜き孔
15b 底部
15c コッタ溝
15d 大径部
16 埋め栓
17 銅ろう

Claims (2)

  1. 外周に円錐状の着座面を設けた略円板形の弁部と、その弁部の中央部から弁部の軸線方向へと伸びるステム部を結合してなり、前記ステム部の一端に外面と同軸に穿設された肉抜き孔を設け、その肉抜き孔の開口側を埋め栓によって閉じるとともに、前記弁部の中央部に設けた軸孔へ前記ステム部の開口側端部を嵌合させ、ステム部の端部外面と前記軸孔内面とを焼き嵌めによって結合させてなる組立式エンジン弁。
  2. 外周に円錐状の着座面を設けた略円板形の弁部と、その弁部の中央部から弁部の軸線方向へと伸びるステム部を結合してなり、前記ステム部の一端に外面と同軸に穿設された肉抜き孔を設け、その肉抜き孔の開口側を埋め栓によって閉じるとともに、前記弁部の中央部に設けた軸孔へ前記ステム部の開口側端部を嵌合させ、前記ステム部の端部外面と前記軸孔内面との間に、銅ろうを介在させてなる組立式エンジン弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012149589A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Toyota Motor Corp エキゾーストバルブ
JP2019211022A (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 愛三工業株式会社 流体制御弁

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