JP2008240283A - 上げ下げ窓の指挟み防止機構 - Google Patents

上げ下げ窓の指挟み防止機構 Download PDF

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Abstract

【課題】万が一可動窓が落下した場合であっても手指を挟むことのない上げ下げ窓の指挟み防止機構を得、上げ下げ窓の安全性をより向上させる。
【解決手段】縦の窓枠27の溝33に沿って少なくとも一つの可動窓15を上げ下げ自在に備えた上げ下げ窓の指挟み防止機構100であって、可動窓15の室内側の面に吸着部材を介して着脱自在に固定されるブラケットと、上げ下げ方向に直交し且つ室内側の面に平行な方向の軸を介してブラケットに基端が回動自在に固定され下向きの回動姿勢で可動窓の下端から先端が突出して下の窓枠37に先端が当接可能となった衝接杆と、衝接杆に突設され衝接杆が下向きの回動姿勢となったときに可動窓15の下端面に接する凸部とを具備した。また、衝接杆を下向きの回動姿勢又は上向きの回転姿勢に保持するクリック機構を、衝接杆とブラケットとの間に亘って設けることが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、縦の窓枠の溝に沿って少なくとも一つの可動窓を上げ下げ自在に備えた上げ下げ窓の指挟み防止機構に関し、特に、可動窓の急落下における指挟みを防止する改良技術に関する。
上下方向に開閉操作される可動窓を備えた上げ下げ窓は、窓重量と釣り合う引き上げ力を作用させて、可動窓を任意の位置に静止させたり、可動窓を小さな力で上下させたりするバランサーを備えるものがある。この種のバランサーとしては、窓枠の上部に取付けた渦巻きバネから繰り出されるワイヤで可動窓を吊持して窓重量と釣り合う平衡力を作用させるようにしたものや、室内側窓と室外側窓とを上部に配設した滑車を介してワイヤで吊持し窓重量をバランスさせたものなどが知られている。
ところが、ワイヤにて可動窓を吊持するバランサーでは、何らかの原因でワイヤが切断した場合には可動窓が落下してしまう問題があった。このような不具合を解消したものに、例えば特許文献1に開示される上げ下げ窓がある。この上げ下げ窓は、バランサーを一つの可動窓につき左右二つ設け、左右のバランサーから垂下された一対のワイヤを可動窓に移動可能に設けた連結部材の左右に接続する。通常時は左右のワイヤの張力が平衡状態を保っており、この平衡状態が崩れた時に連結部材が張力の大きいワイヤ側に引っ張られ、縦の窓枠に圧接するように構成し、バランサーの平衡状態が崩れた時に可動窓の急激な落下を防止し、安全性の向上が図られるようになされていた。
特開2001−207722公報 特開2002−242527公報
しかしながら、上記した上げ下げ窓は、平衡状態が崩れた時に張力の大きいワイヤ側に連結部材を引っ張り、縦の窓枠に圧接するように構成するため、例えば、経年劣化したワイヤでは一方のワイヤ切断による衝撃で他方のワイヤも切断し、左右のワイヤの張力が同時に消失し、可動窓が急激に落下する虞があった。また、バランサー内の渦巻きバネが破損したり、平衡力を出力する軸部が脱落、或いは折れた場合にも、同様の事態が想定された。さらに、特許文献2に開示される上げ下げ窓の窓吊り係止具においても、ワイヤが可動窓を吊持している状態では、揺動ブレーキ片を付勢手段に抗しながら縦の窓枠から離間する位置に保持し、ワイヤが切断したときには、ワイヤの張力消失で揺動ブレーキ片を付勢手段により突出し、縦の窓枠に接触させることにより可動窓の落下を防止するようにされるが、バランサー内の渦巻きバネ等が破損したときにはワイヤに或る程度の張力が作用するため、揺動ブレーキ片が突出せずに、可動窓が急激に落下する虞があった。このような事情から、上げ下げ窓には可動窓の急落下に伴う指挟みが生じないようにするため、さらなる安全対策の採られることが望ましい。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、万が一可動窓が落下した場合であっても手指を挟むことのない上げ下げ窓の指挟み防止機構を提供し、もって、上げ下げ窓の安全性向上を図ることを目的とする。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の上げ下げ窓の指挟み防止機構は、縦の窓枠27の溝33に沿って少なくとも一つの可動窓15を上げ下げ自在に備えた上げ下げ窓の指挟み防止機構100であって、
前記可動窓15の室内側の面に吸着部材41を介して着脱自在に固定されるブラケット35と、
上げ下げ方向に直交し且つ前記室内側の面に平行な方向の軸43を介して該ブラケット35に基端が回動自在に固定され下向きの回動姿勢で前記可動窓15の下端から先端が突出して下の窓枠37に該先端が当接可能となった衝接杆45と、
該衝接杆45に突設され該衝接杆45が前記下向きの回動姿勢となったときに前記可動窓15の下端面に接する凸部47と、
を具備したことを特徴とする。
この上げ下げ窓の指挟み防止機構では、可動窓15の開放状態において、衝接杆45が下向きに回動されていると、万が一バランサー19のワイヤ23が切れる等、可動窓15が落下した場合であっても、衝接杆45の先端が下の窓枠37に当接し、可動窓15の下框31と下の窓枠37との間に間隙Dが形成される。これに加え、衝接杆45の先端が当接した際、凸部47が可動窓15の下端面に接していることで、下の窓枠37から受ける反力が可動窓15の下端面で受けられ、吸着部材41に作用することがない。
請求項2記載の上げ下げ窓の指挟み防止機構は、前記衝接杆45を前記下向きの回動姿勢又は上向きの回転姿勢に保持するクリック機構51が該衝接杆45と前記ブラケット35との間に亘って設けられたことを特徴とする。
この上げ下げ窓の指挟み防止機構では、衝接杆45がクリック機構51によって下向きの回動姿勢に保持されることで、可動窓15の落下時、衝接杆45が下の窓枠37に対して垂直な方向で当たり、斜め方向での衝突により衝接杆45が回動しない。また、衝接杆45がクリック機構51によって上向きの回動姿勢に保持されることで、可動窓15の通常の閉鎖時において、衝接杆45の先端が下の窓枠37に干渉しない。
請求項3記載の上げ下げ窓の指挟み防止機構は、前記吸着部材41が、吸盤であることを特徴とする。
この上げ下げ窓の指挟み防止機構では、吸着部材41が吸盤であることにより、可動窓15の平坦な室内側の面、例えば下框31、縦框25、或いは窓ガラス39等の表面に、材質を問わず真空吸着固定可能となる。
請求項4記載の上げ下げ窓の指挟み防止機構は、前記吸着部材41が、マグネットであることを特徴とする。
この上げ下げ窓の指挟み防止機構では、吸着部材41がマグネットであることにより、可動窓15の磁性体材料、例えば鉄製の下框31、縦框25、或いはサッシュ内部部品等に、表面平坦度を問わず磁気吸着固定可能となる。
本発明に係る請求項1記載の上げ下げ窓の指挟み防止機構によれば、可動窓の室内側の面に吸着部材を介してブラケットを着脱自在に固定し、下向きの回動姿勢で可動窓の下端から突出した先端が下の窓枠に当接する衝接杆をブラケットに回動自在に固定し、衝接杆が下向きの回動姿勢となったときに可動窓の下端面に接する凸部を衝接杆に突設したので、可動窓の開放状態において、衝接杆を下向きの回動姿勢としておくことで、万が一バランサーのワイヤが切れる等、可動窓が落下した場合であっても、衝接杆の先端が下の窓枠に当接し、可動窓の下框と下の窓枠との間に間隙を形成することができる。この結果、手指を挟む危険性を無くして、上げ下げ窓の安全性を一層向上させることができる。これに加え、衝接杆の先端が当接した際、凸部が可動窓の下端面に接しているので、下の窓枠から受ける反力が可動窓の下端面で受けられ、吸着部材に作用することがない。これにより、衝接杆の先端が受ける衝撃によって、吸着部材が外れることがない。
請求項2記載の上げ下げ窓の指挟み防止機構によれば、衝接杆を下向きの回動姿勢又は上向きの回転姿勢に保持するクリック機構を、衝接杆とブラケットとの間に亘って設けたので、衝接杆を下向きの回動姿勢に保持することで、可動窓の落下時、衝接杆を下の窓枠に対して垂直な方向で当てることができ、斜め方向での衝突により衝接杆が回動することを防止して、衝接杆による間隙形成作用を確実にできる。また、衝接杆を上向きの回動姿勢に保持することで、可動窓の通常の閉鎖時において、衝接杆の先端が下の窓枠に干渉することを防止できる。
請求項3記載の上げ下げ窓の指挟み防止機構によれば、吸着部材が、吸盤であるので、可動窓の平坦な室内側の面、例えば下框、縦框、或いは窓ガラス等の表面に、接着剤やネジ等の固定手段を用いることなく簡単に取り付けられ、且つ材質を問わず真空吸着固定することができる。
請求項4記載の上げ下げ窓の指挟み防止機構によれば、吸着部材が、マグネットであるので、可動窓の磁性体材料、例えば鉄製の下框、縦框、或いはサッシュ内部部品等に、接着剤やネジ等の固定手段を用いることなく簡単に取り付けられ、且つ表面平坦度を問わず磁気吸着固定することができる。
以下、本発明に係る上げ下げ窓の指挟み防止機構の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る指挟み防止機構を備えた上げ下げ窓の室内側から見た正面図である。
上げ下げ窓10は、四角枠状に構成された窓枠11の内部に、外窓13と、内窓15とを設け、少なくとも一方の内窓15が可動窓となって縦の窓枠27,27の溝33に沿って昇降自在とされる。内窓15は室内側下方に、外窓13は室外側上方にそれぞれ配置されて閉鎖状態となる。
上部横の窓枠17の左右両端には荷重平衡手段である渦巻きバネ式等のバランサー装置19,19が配設され、バランサー装置19,19は繰り出された吊りワイヤ23,23が内窓15の縦框25,25の下部に設けられたプーリー21,21に張架された後、内窓15に固定されている。
図示は省略するが、渦巻きバネ式バランサー装置19は、内設された渦巻きバネにより内窓15の重量と平衡を保ち、内窓15を小さな力で開閉できるようにするとともに、任意の高さ位置で停止可能として、開放位置で保持できる。すなわち、内窓15の閉鎖時には下降方向への閉鎖操作力が必要となる。なお、図中、31は内窓15の下框、37は下の窓枠、39は内窓15に嵌められたガラスを表す。
図2は図1に示した指挟み防止機構の要部拡大正面図、図3は図2の側面図、図4は衝接杆が上向き回動姿勢となった可動窓開放状態の側面図、図5は衝接杆が下向き回動姿勢となった可動窓開放状態の側面図である。
内窓15の下框31には指挟み防止機構100が設けられ、指挟み防止機構100は本実施の形態では下框31の室内面に左右一対のものが配設される。図2に示すように、指挟み防止機構100は、吸着部材41と、ブラケット35と、衝接杆45とを有する。本実施の形態において、吸着部材41は、吸盤からなる。すなわち、吸着部材41は、弾性材料からなる円形状本体の吸着面がすり鉢状の凹曲面に形成され、被吸着面に押し付けられることで、凹部内空間の空気が周縁より排出され、被吸着面に真空吸着する。本実施の形態では、吸着部材41が、吸盤であるので、内窓15の平坦な室内側の面、例えば下框31、縦框25、或いは窓ガラス39等の表面に、接着剤やネジ等の固定手段を用いず、且つ材質を問わず真空吸着固定することができる。
なお、吸着部材41は、この他、マグネットであっても良い。吸着部材を、マグネットとすることにより、内窓15の磁性体材料、例えば鉄製の下框、縦框、或いはサッシュ内部部品等に、接着剤やネジ等の固定手段を用いず、且つ表面平坦度を問わず磁気吸着固定することができる。さらに、吸着部材41は、上記した吸盤とマグネットとの双方を備えるものであってもよい。
吸着部材41にはブラケット35が固定され、ブラケット35は平行な一対の側板35a,35bを有するコ字形状に形成される。本実施の形態において、それぞれの側板35a,35bは、図3に示すように、側面視で上下部が突出し且つ中央部が凹んだ略凹形状に形成されている。この上部には後述のクリック機構51が配設され、下部には軸43が配設される。ブラケット35は、吸着部材41を介して内窓15の室内側の面である下框31に吸着固定される。
側板35a,35bの間には衝接杆45が挟入され、衝接杆45は基端が軸43によって回動自在にブラケット35に固定される。軸43は、上げ下げ方向に直交し且つ室内側の面に平行な方向に軸芯が一致する。図4に示すように、衝接杆45は、上向きの回動姿勢で、上端が上方に位置して側板35a,35bの間に収容される。一方、図5に示すように、衝接杆45は、軸43を中心に図5の矢印a方向に回転し、下向きの回動姿勢とすることで、内窓15の下端から先端が突出して下の窓枠37に先端が当接可能となる。なお、図中、49は内窓15の下端面に設けられたパッキンを表す。
衝接杆45とブラケット35との間にはクリック機構51が設けられ、本実施の形態において、クリック機構51は側板35a,35bの上部に設けられた突起51a,51aと、衝接杆45の両側面に設けられてこの突起51a,51aが嵌入する凹部51b,51bとからなる。つまり、クリック機構51は、衝接杆45を図4に示す上向きの回転姿勢に保持可能としている。なお、クリック機構51は、側板35a,35bの下部にも増設することで、下向きの回転姿勢に保持可能とさせてもよい。
クリック機構51は、衝接杆45を上向きの回動姿勢に保持することで、内窓15の通常の閉鎖時において、衝接杆45の先端が下の窓枠37に干渉することを防止できる。また、衝接杆45を下向きの回動姿勢に保持することで、内窓15の落下時、衝接杆45を下の窓枠37に対して垂直な方向で当てることができ、斜め方向での衝突により衝接杆45が回動することを防止して、衝接杆45による間隙形成作用を確実にできる。
下の窓枠37は、例えばアルミ押出成形材料からなるサッシュによって構成される。下の窓枠37は、段部となった水切部を境に室外側が低い下段面37b、室内側が高い上段面37aとなる。内窓15は、閉鎖時、下端面に設けられたパッキン49が下段面37bへ水密状態で密接する。したがって、吸着部材41は、内窓15の閉鎖状態において、上段面37aと干渉しない位置で下框31に固定される。
上向きの回動姿勢となった衝接杆45の室内側の面には凸部47が突設され、凸部47は衝接杆45が図5に示す下向きの回動姿勢となったときに、内窓15の下端面に下方から接する。本実施の形態では、段部状となった凸部47が、内窓15の下端面の室内側角部53に嵌るようになっている。これにより、側板35a,35bの下部にクリック機構51を設けない場合であっても、凸部47を角部53に嵌合して、衝接杆45を下向きの回動姿勢に保持することが可能となる。
次に、上記した指挟み防止機構100の取付手順を説明する。
図6は指挟み防止機構の取り付け方法を説明する側面図である。
指挟み防止機構100を内窓15に固定するには、先ず、内窓15を所定高さに開放する。所定高さとは、衝接杆45が下向きの回転姿勢となった状態で先端が下の窓枠37に干渉しない高さを言う。次いで、指挟み防止機構100の衝接杆45を下向きの回転姿勢に回転する。回転によって内窓15と対向配置された凸部47を、内窓15の角部53に突き合わせる。この突き合わせ状態を維持したまま、吸着部材41を下框31に吸着固定する。次いで、衝接杆45を上向きの回動姿勢にしてクリック機構51にて保持し、内窓15を閉鎖する。これにより、内窓15への指挟み防止機構100の取り付けが完了する。
次に、上記した指挟み防止機構100の作用を説明する。
図7は衝接杆が上向き回動姿勢となった可動窓通常閉動状態の要部拡大正面図、図8は衝接杆が下向き回動姿勢となった可動窓落下状態の要部拡大正面図、図9は衝接杆が当接して間隙の形成された可動窓の要部拡大正面図、図10は図9の側面図、図11は衝接杆が当接して間隙の形成された可動窓の下部正面図である。
指挟み防止機構100を使用しない通常の内窓15の閉動時、指挟み防止機構100は、図7に示すように、衝接杆45がクリック機構51によって上向きの回動姿勢に保持される。これにより、内窓15が下降しても、衝接杆45が下の窓枠37に干渉することがない。
一方、指挟み防止機構100を使用時、図8に示すように、衝接杆45が下向きの回転姿勢に配置される。この際、凸部47が下框31の角部53に嵌合して、衝接杆45は下向きの回転姿勢に保持される。つまり、ぶらつかないようになっている。この状態で、ワイヤ23が切断する等の原因で内窓15が落下すると、衝接杆45の先端が下の窓枠37の上段面37aに衝接し、内窓15の落下が停止する。これにより、内窓15の下框31と下の窓枠37の上段面37aとの間には図9,図11に示す間隙Dが形成される。
このように、指挟み防止機構100では、内窓15の開放状態において、衝接杆45が下向きに回動されていると、万が一バランサー装置19,19のワイヤ23が切れる等して、内窓15が落下した場合であっても、衝接杆45の先端が下の窓枠37に当接し、内窓15の下框31と下の窓枠37との間に間隙Dが形成される。これに加え、衝接杆45の先端が当接した際、凸部47が内窓15の下端面に接していることで、下の窓枠37から受ける反力が内窓15の下端面で受けられ、吸着部材41に作用することがない。
従って、上記の指挟み防止機構100によれば、内窓15の室内側の面に吸着部材41を介してブラケット35を着脱自在に固定し、下向きの回動姿勢で内窓15の下端から突出した先端が下の窓枠37に当接する衝接杆45をブラケット35に回動自在に固定し、衝接杆45が下向きの回動姿勢となったときに内窓15の下端面に接する凸部47を衝接杆45に突設したので、内窓15の開放状態において、衝接杆45を下向きの回動姿勢としておくことで、万が一バランサー装置19,19のワイヤ23が切れる等、内窓15が落下した場合であっても、衝接杆45の先端が下の窓枠37に当接し、内窓15の下框31と下の窓枠37との間に間隙Dを形成することができる。
この結果、手指を挟む危険性を無くして、上げ下げ窓10の安全性を一層向上させることができる。これに加え、衝接杆45の先端が当接した際、凸部47が内窓15の下端面に接しているので、下の窓枠37から受ける反力が内窓15の下端面で受けられ、吸着部材41に作用することがない。これにより、衝接杆45の先端が受ける衝撃によって、吸着部材41が外れることがない。
本発明に係る指挟み防止機構を備えた上げ下げ窓の室内側から見た正面図である。 図1に示した指挟み防止機構の要部拡大正面図である。 図2の側面図である。 衝接杆が上向き回動姿勢となった可動窓開放状態の側面図である。 衝接杆が下向き回動姿勢となった可動窓開放状態の側面図である。 指挟み防止機構の取り付け方法を説明する側面図である。 衝接杆が上向き回動姿勢となった可動窓通常閉動状態の要部拡大正面図である。 衝接杆が下向き回動姿勢となった可動窓落下状態の要部拡大正面図である。 衝接杆が当接して間隙の形成された可動窓の要部拡大正面図である。 図9の側面図である。 衝接杆が当接して間隙の形成された可動窓の下部正面図である。
符号の説明
15…可動窓(内窓)
27…縦の窓枠
33…溝
35…ブラケット
37…下の窓枠
41…吸着部材
43…軸
45…衝接杆
47…凸部
51…クリック機構
100…上げ下げ窓の指挟み防止機構

Claims (4)

  1. 縦の窓枠の溝に沿って少なくとも一つの可動窓を上げ下げ自在に備えた上げ下げ窓の指挟み防止機構であって、
    前記可動窓の室内側の面に吸着部材を介して着脱自在に固定されるブラケットと、
    上げ下げ方向に直交し且つ前記室内側の面に平行な方向の軸を介して該ブラケットに基端が回動自在に固定され下向きの回動姿勢で前記可動窓の下端から先端が突出して下の窓枠に該先端が当接可能となった衝接杆と、
    該衝接杆に突設され該衝接杆が前記下向きの回動姿勢となったときに前記可動窓の下端面に接する凸部と、
    を具備したことを特徴とする上げ下げ窓の指挟み防止機構。
  2. 前記衝接杆を前記下向きの回動姿勢又は上向きの回転姿勢に保持するクリック機構が該衝接杆と前記ブラケットとの間に亘って設けられたことを特徴とする請求項1記載の上げ下げ窓の指挟み防止機構。
  3. 前記吸着部材が、吸盤であることを特徴とする請求項1又は2記載の上げ下げ窓の指挟み防止機構。
  4. 前記吸着部材が、マグネットであることを特徴とする請求項1又は2記載の上げ下げ窓の指挟み防止機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012012899A (ja) * 2010-07-05 2012-01-19 Fuji Metal Co Ltd ドア吊元側指挟み防止装置

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