JP2008239290A - 媒体位置管理システムおよび媒体位置管理方法、ならびにそのためのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】通常、返却(入庫)時は貸し出し(出庫)時と同じ場所に返却する必要があり煩雑であったが、これを解消し、ロケーションを意識することなく返却することが可能な媒体のロケーション情報を管理することができる安価な媒体位置管理技術を提供すること。
【解決手段】無線ICタグ(202・・)を貼り付けた媒体とロケーションタグ(208・・)を貼り付けた収納棚にリーダ201にかざすことで媒体IDとロケーションIDを一括して読み取り、その全ての組合せを生成し、その組合せを媒体IDとロケーションIDをキーにしてソートし、ソートした媒体IDとロケーションIDの組合せのうち、同じ組合せの回数が多く検出された組合せを確度が高い組合せと判断しロケーション情報と媒体情報を紐付け媒体の位置管理と棚卸しを行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線ICタグを利用して媒体とロケーション情報の管理を行なう技術に係り、特にリーダの照射結果の差分により媒体のロケーションを把握して管理する媒体位置管理システムおよび媒体位置管理方法、ならびにそのためのプログラムに関するものである。
無線ICタグとしてRFIDタグを用いて物品の位置を収集して物品を管理する技術としては、従来、様々な提案がなされており、例えば特開2006−36428号公報(特許文献1)や特開2006−010345号公報(特許文献2)に開示されたものが知られている。
a)特開2006−36428号公報(特許文献1)に記載されたものは、物品情報と棚位置情報とを自動的に収集することができる設備コストの安価な物品管理技術に係り、棚位置情報を記憶するRFIDを有する棚位置用タグと、物品に設け物品情報を記憶するRFIDを有する物品用タグと、棚位置用タグと物品用タグとの記憶情報を読み出す情報読出制御部と、情報読出制御部で読み出した情報を受信する物品管理装置とを設け、物品格納棚に設けた可動部に情報読出制御部を設置するようにしたものであり、特に、前記可動部を物品格納棚の支柱に設けたスライド溝に沿って移動させるようにしたことを特徴としている。
b)また、特開2006−010345号公報(特許文献2)に記載されたものは、電波を介してRFIDタグと無線通信を行うタグ通信装置において、簡単な構成により、各RFIDタグの位置を特定することが可能なタグ通信技術に係り、RFIDタグからの電波を受信する1つまたは複数のアンテナと、各アンテナにおいてRFIDタグからの電波が受信された場合に、各アンテナにおける該RFIDタグからの電波の到来方向を推定する方向推定手段と、該方向推定手段によって推定された方向に基づいて、RFIDタグの位置を算出する位置算出手段と、さらには前記位置算出手段によって算出されたRFIDタグの位置が、所定の空間領域内にあるか否かを判定する領域判定手段を備えるようにしたものである。
特開2006−36428号公報 特開2006−010345号公報
上述したように特開2006−36428号公報(特許文献1)に記載されたものは、物品格納棚の支柱に設けたスライド溝に沿って移動させる可動部を設け、該可動部に情報読出制御部を設置するものであるため、既存の格納棚をそのまま使用することはできず、既存の格納棚の支柱にスライド溝の加工を施す必要がある、または、新規に溝のある支柱を備えた格納棚を設置する必要があるなど、手間やコストがかかるという問題がある。
また特開2006−010345号公報(特許文献2)に記載されたものは、複数のアンテナでRFIDタグからの電波を受信し該電波の到来方向を推定してRFIDタグの位置を算出するようにしたものであるため、アンテナ部を固定しておく必要があるなどの問題がある。
本発明は、上記問題を解消し、媒体を返却する際の利用者への負担を軽減することができ、かつ既存の格納棚を加工したり新規な格納棚を設置したりする必要がなく、またアンテナ部を固定する必要がない媒体位置管理システムおよび媒体位置管理方法、ならびにそのためのプログラムを提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、無線ICタグを貼り付けた媒体と該媒体を収納する収納棚にリーダにかざすことで、可搬性のあるリーダを用いて一括して媒体IDとロケーションIDを読み取り、読み取ったIDの差分(照射角度の差分に相当)により、媒体と収納棚の位置関係を読み取り、媒体とロケーション情報を紐付けし、媒体の位置管理と棚卸しを行うようにしたものである。一括してIDを読み取り、照射角度の差分により、媒体と棚の位置関係を読み取り、媒体とロケーション情報を紐付けし、媒体の位置管理と棚卸しを行う。
本発明によれば、収納棚から媒体を持ち出して返却する際、必ずしも媒体を元あった場所へ戻すことを意識することなく、利用者への負担を大幅に軽減することができる。
また、本発明によれば、収納棚の保管場所1つ1つに無線ICタグを貼り付けるだけでよいので、保管場所に特別な装置を必要とすることなく、安価で保管場所管理を行うことができる。
以下、本発明の実施例を、図1−Aから図25を用いて詳細に説明する。
図1−Aは、本発明に係る無線ICタグを利用した媒体の位置管理システムを示す図である。
本発明に係る位置管理システムは、図1−Aに示すように、棚卸し表などを表示する表示装置101、媒体の個別情報やロケーション情報などを格納するデータベース102、処理装置103、無線ICタグの情報を読み取るクレードル接続されたリーダ104、無線ICタグ付き媒体を収納する無線ICタグ付き収納棚105から構成される。ここで、無線ICタグ付き媒体とは、図1−Bに示す如き無線ICタグを貼付した媒体(例えば磁気テープ)106である。
図2は、本発明に係る無線ICタグ付き収納棚105の構成図である。
本発明に係る無線ICタグ付き収納棚105は、図2に示すように、収納棚に収納してある無線ICタグ付きの媒体A 202、媒体B 203、媒体C 204、媒体D 205、媒体E 206、媒体F 207・・と、収納棚の各棚位置に貼付されたロケーションタグA 208、ロケーションタグB 209、ロケーションタグC 210、ロケーションタグD 211、ロケーションタグE 212、ロケーションタグF 213、ロケーションタグG 214・・などを有している。ここでは説明を簡単にするため、下から2段目の一列のみに参照符号を記した。
リーダ 201(図1のリーダ104に対応)は、収納棚の段毎に左から右に移動させながら、その段の収納棚に収納してある媒体に貼付された無線ICタグ(例えば、媒体A 202、媒体B 203、媒体C 204、媒体D 205、媒体E 206、媒体F 207)と該収納棚に貼付してあるロケーションタグ(例えば、ロケーションタグA 208、ロケーションタグB 209、ロケーションタグC 210、ロケーションタグD 211、ロケーションタグE 212、ロケーションタグF 213、ロケーションタグG 214)のIDを複数回に分けて読み込む。リーダを移動する速度としては、全ての媒体IDおよび全てのロケーションIDが読み落とされず、一度は必ず読み取られるような速度にする必要がある。
図3は、本発明に係る位置管理システムのブロック図である。
本発明に係る処理装置103は、図3に示すように、媒体のロケーション情報を確定するための情報を格納するワークエリア部(メモリ)303と、主にCPUやプログラムを格納したROMなどからなる制御部301を有している。
また制御部301は、無線ICタグのIDを読み込むリーダ部302(図1のリーダ104に対応)、媒体の個別情報やロケーション情報を記憶する記憶部305(図1のデータベース102に対応)、媒体の個別情報やロケーション情報を表示する表示部304(図1の表示装置101に対応)を制御する。
図4−A〜図4−Eは、ワークエリアAの内容の変化を示す図である。
ワークエリアAは、リーダ201(図1のリーダ104に相当)が読み込んだIDを一時的に格納するワークエリアであり、リーダ 201を収納棚の下から2段目位置で左から右にスライドさせたとき、リーダ201で最初に読み込んだIDを一時的に格納したワークエリアAの内容を図4−AにワークエリアA 401として示す。本例では、媒体A,BのIDと、ロケーションA,B,CのIDが一時的に格納された状態を示している。
その後、該ワークエリアA 401に格納されたIDの一部が処理された後に、新たに読み込まれたIDを格納したワークエリアAの内容を図4−BにワークエリアA 402として示す。本例では、媒体AとロケーションAのIDが処理され、新たに媒体CのIDが一時的に格納された状態を示している。
さらにその後、該ワークエリアA 402に格納されたIDの一部が処理された後に、新たに読み込まれたIDを格納したワークエリアAの内容を図4−CにワークエリアA 403として示す。本例では、媒体BとロケーションBのIDが処理され、新たに媒体D,EのIDとロケーションD,EのIDが一時的に格納された状態を示している。
さらにその後、該ワークエリアA 403に格納されたIDの一部が処理された後に、新たに読み込まれたIDを格納したワークエリアAの内容を図4−DにワークエリアA 404として示す。本例では、媒体C,DとロケーションC,DのIDが処理され、新たに媒体FのIDとロケーションF,GのIDが一時的に格納された状態を示している。
さらにその後、該ワークエリアA 404に格納されたIDの一部が処理された後のワークエリアAの内容を図4−EにワークエリアA 405として示す。本例では、媒体E,FとロケーションE,FのIDが処理された状態を示している。
図5−A〜図5−Fは、本処理において使用される媒体情報の例であり、媒体A〜媒体Fにおける各管理項目に対する媒体情報を示している。これらはデータベース102(図3の記憶部305)に記憶されている。
本例における管理項目は、媒体に貼付された無線ICタグのIDを格納する「媒体ID」と、媒体の名称を示す「媒体名」、収納棚に貼付された無線ICタグのIDを格納する「ロケーションID」、媒体の種類を示す「媒体種別」、使用するシステムや用途名を示す「システム名」、所属名や会社名を示す「会社名」、前回棚卸しを行った日時を示す「前回棚卸し日時」から構成されている。棚卸し終了時に、「ロケーションID」と「前回棚卸し日時」に、ロケーションIDと棚卸し日時が入力される。
次に、本例で用いた各媒体の媒体情報について説明する。
媒体Aの媒体情報は、図5−Aに示すように、「媒体ID」が「223456789」で、「媒体名」が「Media102」で、「媒体種別」が「LTO(Linear Tape-Open;IBM社、Hewlett-Packard社、Seagate Technology社の3社が共同で策定した大容量、高速読み書きを目指した磁気テープ記憶装置)」で、「システム名」が「給与計算システム」で、「会社名」が「株式会社ABC」であることを示している。
媒体Bの媒体情報は、図5−Bに示すように、「媒体ID」が「223456788」で、「媒体名」が「Media104」で、「媒体種別」が「LTO」で、「システム名」が「給与計算システム」で、「会社名」が「株式会社ABC」であることを示している。
媒体Cの媒体情報は、図5−Cに示すように、「媒体ID」が「223456787」で、「媒体名」が「Media105」で、「媒体種別」が「LTO」で、「システム名」が「給与計算システム」で、「会社名」が「株式会社ABC」であることを示している。
媒体Dの媒体情報は、図5−Dに示すように、「媒体ID」が「223456786」で、「媒体名」が「Media103」で、「媒体種別」が「LTO」で、「システム名」が「給与計算システム」で、「会社名」が「株式会社ABC」であることを示している。
媒体Eの媒体情報は、図5−Eに示すように、「媒体ID」が「223456785」で、「媒体名」が「Media101」で、「媒体種別」が「LTO」で、「システム名」が「給与計算システム」で、「会社名」が「株式会社ABC」であることを示している。
媒体Fの媒体情報は、図5−Fに示すように、「媒体ID」が「223456784」で、「媒体名」が「Media106」で、「媒体種別」が「LTO」で、「システム名」が「給与計算システム」で、「会社名」が「株式会社ABC」であることを示している。
図6−A〜図6−Gは、本処理において使用されるロケーションA〜Gのタグ情報の例であり、ロケーションA〜ロケーションGにおける各管理項目に対するタグ情報を示している。これらはデータベース102(図3の記憶部305)に記憶されている。
本例における管理項目は、収納棚に貼付された無線ICタグのIDを格納する「ロケーションID」と、ロケーションタグが貼付されている収納棚の設置場所を示す「ロケーション情報」から構成されている。さらに「ロケーション情報」は、収納棚が設置されている建物名や階数を示す「ロケーション1」、収納棚自体の管理番号を示す「ロケーション2」、収納棚の段数を示す「ロケーション3」、収納棚の左から数えたロケーションタグの番号を示す「ロケーション4」から構成されている。
次に、本例で用いた各ロケーションのタグ情報について説明する。
ロケーションAのタグ情報は、図6−Aに示すように、「ロケーションID」が「123456789」で、「ロケーション1(ビル名、階数)がABCビル5階」、「ロケーション2(棚番号)」が「101」で、「ロケーション3(段数)」が「2」で、「ロケーション4(番号)」が「1」であることを示している。
ロケーションBのタグ情報は、図6−Bに示すように、「ロケーションID」が「123456788」で、「ロケーション4(番号)」が「2」で、それ以外のタグ情報は図6−AのロケーションAと同じであることを示している。
ロケーションCのタグ情報は、図6−Cに示すように、「ロケーションID」が「123456787」で、「ロケーション4(番号)」が「3」で、それ以外のタグ情報は図6−AのロケーションAと同じであることを示している。
ロケーションDのタグ情報は、図6−Dに示すように、「ロケーションID」が「123456786」で、「ロケーション4(番号)」が「4」で、それ以外のタグ情報は図6−AのロケーションAと同じであることを示している。
ロケーションEのタグ情報は、図6−Eに示すように、「ロケーションID」が「123456785」で、「ロケーション4(番号)」が「5」で、それ以外のタグ情報は図6−AのロケーションAと同じであることを示している。
ロケーションFのタグ情報は、図6−Fに示すように、「ロケーションID」が「123456784」で、「ロケーション4(番号)」が「6」で、それ以外のタグ情報は図6−AのロケーションAと同じであることを示している。
ロケーションGのタグ情報は、図6−Gに示すように、「ロケーションID」が「123456783」で、「ロケーション4(番号)」が「7」で、それ以外のタグ情報は図6−AのロケーションAと同じであることを示している。
図7−A〜図7−Eは、図4−A〜図4−Eに示す如きリーダ201が読み込んだ無線ICタグのIDの内、媒体IDのみを取り出して一時保存したワークエリアB1〜B5のデータ構成例(701〜705)を示す図である。
本例は、図7−Aに示すワークエリアB1に、媒体Aの媒体ID「223456789」と媒体Bの媒体ID「223456788」が保存され、図7−Bに示すワークエリアB2に、媒体Bの媒体ID「223456788」と媒体Cの媒体ID「223456787」が保存され、図7−Cに示すワークエリアB3に、媒体Cの媒体ID「223456787」と媒体Dの媒体ID「223456786」と媒体Eの媒体ID「223456785」が保存され、図7−Dに示すワークエリアB4に、媒体Eの媒体ID「223456785」と媒体Fの媒体ID「223456784」が保存され、図7−Eに示すワークエリアB5に空欄が保存された場合のデータ構成例を示してある。
図8−A〜図8−Eは、図4−A〜図4−Eに示す如きリーダ201が読み込んだ無線ICタグのIDの内、ロケーションIDのみを取り出して一時保存したワークエリアC1〜C5のデータ構成例(801〜805)を示す図である。
本例は、図8−Aに示すワークエリアC1に、ロケーションAのロケーションID「123456789」とロケーションBのロケーションID「123456788」とロケーションCのロケーションID「123456787」が保存され、図8−Bに示すワークエリアC2に、ロケーションBのロケーションID「123456788」とロケーションCのロケーションID「123456787」が保存され、図8−Cに示すワークエリアC3に、ロケーションCのロケーションID「123456787」とロケーションDのロケーションID「123456786」とロケーションEのロケーションID「123456785」が保存され、図8−Dに示すワークエリアC4に、ロケーションEのロケーションID「123456785」とロケーションFのロケーションID「123456784」とロケーションGのロケーションID「123456783」が保存され、図8−Eに示すワークエリアC5に、ロケーションGのロケーションID「123456783」が保存された場合のデータ構成例を示してある。
図7−A〜図7−EにおけるワークエリアB1〜B5と図8−A〜図8−EのワークエリアC1〜C5のファイルの添え字の数字は、組になっている。つまり、ワークエリアB1とワークエリアC1、ワークエリアB2とワークエリアC2、・・などは対になっており、これらから、以下に説明するようにして図9のワークエリアD1、D2、・・・を生成する。
図9−A〜図9−Eは、ワークエリアD1、ワークエリアD2、ワークエリアD3、ワークエリアD4、ワークエリアD5のデータ構成例を示す図である。図9−AのワークエリアD1を例に挙げてデータ構成を説明すると、図7−Aの媒体IDと図8−AのロケーションIDを1IDずつ取り出して、組合せ(媒体IDとロケーションIDの全組合せ)を作成し、ワークエリアD1に出力し、その後、ロケーションID、媒体IDをキーにソートし、一時保存したものが図9−Aに示す如きワークエリアD1のデータになる。図9−B〜図9−EのワークエリアD2〜D5も、同様にして、図7−Bと図8−B、〜、図7−Eと図8−Eから得られる。
図10−Aは、ワークエリアEのデータ構成例を示す図である。
図10−Aのデータ構成を説明すると、図9−AのワークエリアD1、図9−BのワークエリアD2、図9−CのワークエリアD3、図9−DのワークエリアD4、図9−EのワークエリアD5の各々のワークエリアを比較し、「ある条件」により、抽出された媒体IDとロケーションIDを一時保存したものである。図中の「フラグ」は、処理上において使用するものである。
ここで「ある条件」とは、ワークエリアD1とワークエリアD2の場合は、媒体IDとロケーションIDの組合せが同じときか、または、(ワークエリアD1のロケーション情報<ワークエリアD2のロケーション情報)のときに、媒体IDとロケーションIDを出力し、図10のワークエリアEに格納する。但し、ワークエリアD1とワークエリアD2に同じロケーションIDがある場合は除く。
ここでロケーション情報は、ロケーション1(ビル名、階数)、ロケーション2(棚番号)、ロケーション3(段数)、ロケーション4(左からの番号)からなり、ロケーション情報の大小は、ロケーション1、ロケーション2、ロケーション3が同一であれば、ロケーション4の大小すなわち左から右に向けて1,2,3,4・・の順に大きくなるとし(本例の場合、ロケーションIDでいえば順に小さくなる)、この数字の大小で判定するものとする。ワークエリアD1とワークエリアD2の場合は、ワークエリアD1のロケーション情報「101/2/1」とワークエリアD2のロケーション情報「101/2/2」を比較し、ワークエリアD1のロケーション情報の方が小さいと判定して、ワークエリアD1の媒体AとロケーションAの組合せを出力してワークエリアEに格納する。
ワークエリアD2とワークエリアD3、ワークエリアD3とワークエリアD4、ワークエリアD4とワークエリアD5の場合も同じ条件で抽出を行う。
ワークエリアD5がワークエリアDの最後のワークエリアの場合は、ワークエリアEとの比較となり、条件は、媒体IDとロケーションIDの組合せが同じときか、または、(ワークエリアD5のロケーションID>ワークエリアEのロケーションID)のときに、媒体IDとロケーションIDを出力し、ワークエリアEに格納する。
図10−Bは、図10−Aのデータ構成を、ロケーションID、媒体IDをキーにソートしたものである。
図10−Cは、フラグの値の変化図であり、図19〜図24のフローチャートにおいて説明する。
図11は、ワークエリアFのデータ例を示す図である。ワークエリアFはワークエリアGに出力するデータを格納するワークエリアである。
図12は、ワークエリアGのデータ構成を例示する図である。ワークエリアGは、決定した媒体IDとロケーションIDの組み合わせを格納するワークエリアである。
図13は、ワークエリアGに基づき、媒体IDに対応する媒体情報(図5−A〜図5−F参照)とロケーションIDに対応するロケーション情報(図6−A〜図6−F参照)を記憶部305より取得し、取得した媒体情報とロケーション情報など、表示部304の表示エリアに格納されるデータ例を示している。
図14は、図13のデータを取り出し、表示部304に実際に表示した場合の表示例1を示す図である。
次に、図15から図25までのフローチャートを用いて、本発明の実施例の動作の流れを詳細に説明する。
図15において、まず、リーダ104(201)で読み取った無線ICタグのID(媒体IDおよびロケーションID)を格納するためのワークエリアA 401をクリアし(ステップS1501)、次に、媒体IDを一時保存するワークエリアB 701をクリアし(ステップS1502)、次に、ロケーションIDを一時保存するワークエリアC 801をクリアし(ステップS1503)。
次に、ワークエリアD 901をクリアし、フラグ欄に0を入れる(ステップS1504)。次に、ワークエリアE 1001をクリアし(ステップS1505)、次に、ワークエリアF 1101をクリアし(ステップS1506)、次に、ワークエリアG 1201をクリアする(ステップS1507)。なお、各ワークエリアのクリアの順序は任意の順序でよい。次に、nを1にする(ステップS1508)。
次に、図2に示すように、無線ICタグ付き媒体やロケーションタグに、リーダ201をかざして移動させることで、該リーダ201は、無線ICタグ付き媒体の無線ICタグから媒体IDを、ロケーションタグからロケーションIDを、一括して読み取り(ステップS1509)、読み取ったデータが媒体IDやロケーションIDであるか否かを判定し(ステップS1510)、媒体IDやロケーションIDの場合は(ステップS1510:Y)、該読み取った媒体IDやロケーションIDをワークエリアA 401に書き込む(ステップS1511:図4−A参照)。媒体IDやロケーションIDでない場合は(ステップS1510:N)、ステップS1501に戻る。
次に、ワークエリアA 401から、ひとつのIDを取り出し(ステップS1512)、取り出したIDが媒体IDか否かを確認し(ステップS1513)、媒体IDの場合は(ステップS1513:Y)、該媒体IDをワークエリアB1 701の1列目に格納する(ステップS1514:図7−A参照)。
ロケーションIDの場合は(ステップS1513:N)、該ロケーションIDをワークエリアC1 801の1列目に格納する(ステップS1515:図8−A参照)。
次に、図16に移り、ワークエリアA 401に次のIDがある場合(ステップS1601:Y)、ワークエリアA401よりひとつのIDを取り出し(ステップS1602)、取り出したIDが媒体IDか否かを確認し(ステップS1603)、取り出したIDが媒体IDの場合は(ステップS1603:Y)、当該媒体IDをワークエリアB1 701の2列目に格納する(ステップS1604:図7−A参照)。
取り出したIDがロケーションIDの場合は(ステップS1603:N)、当該ロケーションIDをワークエリアC1 801の2列目に格納する(ステップS1605:図8−A参照)。
その後、ステップS1601に戻って同様の処理を繰り返す。
ステップS1601において、ワークエリアAに次のIDがない場合(ステップS1601:N)は、図17の制御に移る。
図17において、読取りを終了するか否かを判定し(ステップS1701)、読取りを終了しない場合は(ステップS1701:N)、リーダで無線ICタグの読込み処理を続けるため、ワークエリアA401をクリアし(ステップS1702)、nの数をカウントアップした後(ステップS1703)、図15のステップS1509に戻り、次の複数の無線ICタグ付き媒体の媒体IDまたはロケーションIDを読み取って同様の処理を繰り返す。
読取りを終了する場合は(ステップS1701:Y)、mにnの数を格納し(ステップS1704)、nに1を入れる(ステップS1605)。
次に、mの数が0か否かを確認し(ステップS1706)、0個でない場合は(ステップS1706:N)、ワークエリアBn 701に媒体IDがあるか、または、ワークエリアCn 801にロケーションIDがあるかを確認し(ステップS1707)、これらのIDの何れかがある場合は(ステップS1707:Y)、次にワークエリアBn 701に媒体IDがあるか否かを確認し(ステップS1710)、ある場合は(ステップS1710:Y)、ワークエリアBn 701から媒体IDを取り出す(ステップS1711)。mが0の場合は(ステップS1706:Y)、図18のステップS1801に進む。
ワークエリアBn 701に媒体IDが無く、ワークエリアCn 801にロケーションIDが無い場合(ステップS1707:N)、mから1を引き(ステップS1708)、nの数をカウントアップし(ステップS1709)、ステップS1706に戻る。
ステップS1611の後、ワークエリアCn 801にロケーションIDはあるか確認し(ステップS1712)、ある場合は(ステップS1712:Y)、ワークエリアCn 801からロケーションIDを取り出し(ステップS1713)、ワークエリアDn 901に媒体IDを格納し(ステップS1714)、ワークエリアDn 901にロケーションIDを格納する(ステップS1715)。ワークエリアCn 801にロケーションIDがない場合は(ステップS1712:N)、ステップS1707に戻る。
上述した処理を繰り返し、前述したようにmが0になった場合は(ステップS1706:Y)、図18の処理に移る。
なお、図18〜図20に示す処理では、ワークエリアDからワークエリアEを生成し、フラグの値を設定している。
照射毎に読み取られるIDは、照射毎に異なるが、媒体IDとロケーションIDの組み合わせファイル同士の差分を取った時に、確実な組み合わせ候補となり、決定される媒体ID、ロケーションIDの組み合わせは、2度以上、同じ組み合わせで読み取られるという概念から、同じ組み合わせのものは、フラグが2か1になる。
フラグが2は、照射差分で読み取られたIDの組み合わせが3度あり、これらの組み合わせは確実であると推測し、後の処理(図22)でフラグの値が、3(ステップS2207)、2(ステップS2209)か、1(ステップS2212)か判定し、確度が高い組み合わせより、決定する。
ワークエリアDからワークエリアEへ生成時に、読み取ったIDの組み合わせ同士の差分を取って、組み合わせを決定していく。
以降、図18の処理から詳細に説明する。
まず、mにnの数を格納し(ステップS1801)、nに1を入れる(ステップS1802)。次に、ワークエリアDnのロケーションIDをキーとして、記憶部データ(ロケーション情報を格納した図6−A〜図6−G参照)から、ロケーション情報を取得する(ステップS1803)。
次に、ワークエリアDn 901をロケーションID、媒体IDをキーとしてソートする(ステップS1804)。ソートする理由は、図4−A〜図4−Eでは、媒体IDおよびロケーションIDがA,B,C順にワークエリアAに格納された場合が示されているが、一般にステップS1408で一括読み取りされてワークエリアAへ格納される媒体IDおよびロケーションIDの順序はランダムになるため、それらをA,B,C順に並べ替えるためである。
次に、カウンタ値mの数が1か否かを判定し(ステップS1805)、1でない場合は(ステップS1805:N)、ワークエリアDn 901に媒体IDかロケーションIDがあるか否かを確認し(ステップS1806)、媒体IDかロケーションIDが無い場合は(ステップS1806:N)、mから1引き(ステップS1807)、nをカウントアップした後(ステップS1808)、ステップS1805に戻る。
ワークエリアDn 901に媒体IDかロケーションIDがある場合は(ステップS1806:Y)、ワークエリアDn 901から媒体IDとロケーションID、ロケーション情報を取り出す(ステップS1809)。ステップS1809で取り出したロケーションIDから、記憶部データ(ロケーション)より、ワークエリアDn+1 902に媒体IDかロケーションIDがあるか否かを確認し(ステップS1810)、ある場合は(ステップS1810:Y)、ワークエリアDn+1 902から媒体IDとロケーションID、ロケーション情報を取り出し(ステップS1811)、図19のステップS1901に進み、ない場合は(ステップS1810:N)、ステップS1805に戻る。
ステップS1805で、カウンタ値mが1の時は(ステップS1805:Y)、ワークエリアDnが残り1つで、ワークエリアDn同士で比較できないため、図20のステップS2001に進み、ワークエリアDnとワークエリアEとの比較処理に移る。
図19では、ステップS1901において、ステップS1809とステップS1811で取り出したワークエリアDnとワークエリアDn+1から取り出した媒体IDとロケーションの組合せが同じか、または、(ステップS1809でワークエリアDnから取り出したロケーション情報)<(ステップS1811でワークエリアDn+1から取り出したロケーション情報)を確認し(但し、ワークエリアD1とワークエリアD2に同じロケーションIDがある場合は除く)、該当する場合は(ステップS1901:Y)、ワークエリアE1001にワークエリアDnの媒体ID、ロケーションID、ロケーション情報を出力し、既に同じ組み合わせが出力されている場合はワークエリアEのフラグ欄に1を足す(ステップS1902)。
ステップS1901でワークエリアDnとワークエリアDn+1から取り出した媒体IDとロケーションIDが同じ組合せか否かを確認し(ステップS1903)、同じ組み合わせの場合は(ステップS1903:Y)、ワークエリアEのフラグ欄に1を足した後(ステップS1904)、図18のステップS1810に戻る。また同じ組合せでない場合(ステップS1903:N)やステップS1901:Nの場合も図18のステップS1810に戻る。
例えば、ワークエリアD1 901のαの1(媒体AとロケーションA)とワークエリアD2 902のαの1(媒体BとロケーションB)を取り出し比較する場合、媒体IDとロケーションIDは同じではないが、ロケーション情報を比較すると条件(ワークエリアD1のロケーション情報<ワークエリアD2のロケーション情報)に合うため、ワークエリアD1 901のαの1(媒体AとロケーションA、ロケーション情報)をワークエリアE1001に出力する。ワークエリアDn 901が残り一つになった場合は、ワークエリアE1001と比較を行う。
図20において、ワークエリアDn 901に媒体IDかロケーションIDがあるか否かを確認し(ステップS2001)、ある場合は(ステップS2001:Y)、ワークエリアDn 901から媒体IDとロケーションID、ロケーション情報を取り出す(ステップS2002)。
次に、ワークエリアE1001に媒体IDかロケーションIDがあるか否かを確認し(ステップS2003)、ある場合は(ステップS2003:Y)、ワークエリアE1001から媒体IDとロケーションID、ロケーション情報を取り出す(ステップS2004)。
次に、ステップS2002とステップS2004で取り出した媒体IDとロケーションの組合せが同じか、または、(ステップS2002で取り出したロケーション情報)>(ステップS2004で取り出したロケーション情報)を確認し(ステップS2005)、該当する場合は(ステップS2005:Y)、ワークエリアE1001に、ステップS2002で取り出した媒体ID、ロケーションID、ロケーション情報を出力した後(ステップS2006)、ステップS2001に戻る。
ステップS2003:Nの場合およびステップS2006の後はステップS2001に戻り、ステップS2005:Nの場合はステップS2003に戻り、ステップS2001:Nの場合は図21のステップS2101に進む。
図21において、ワークエリアE 1001をロケーション情報、媒体IDをキーとしてソートする(ステップS2101)。次に、nに0を入れ(ステップS2102)、kに0を入れる(ステップS2103)。次に、ファイルが終わりか否かを判定する(ステップS2104)。
ファイルが終わりの時は(ステップS2104:Y)、図22のへ移る。ファイルが終わりでない時は(ステップS2104:N)、ワークエリアEから、次の媒体IDとロケーションIDの組を取り出し(ステップS2105)、ロケーションIDが前回読み込んだIDと変わったか否かを判定し(ステップS2106)、変わらない時は(ステップS2106:N)、nをカウントアップする(ステップS2107)。
変わった時は(ステップS2106:Y)、nは1か否かを確認し(ステップS2108)、1の時は(ステップS2108:Y)、ステップS2105で今回取り出したレコードのひとつ前のレコードのワークエリアEの媒体ID、ロケーションIDのレコードのフラグ欄に1を加え(ステップS2109)、nに0を入れた後(ステップS2110)、ステップS2104に戻る。nが1か否かを確認した結果、1でない時は(ステップS2108:N)、nに1を入れた後(ステップS2111)、ステップS2104に戻る。
なお、ロケーションIDが前回読み込んだIDと変わったか否かを判定するステップS2106の初回の処理では、前回読み込んだIDが存在しないため、無条件で変わったと判断し(ステップS2106:Y)、ステップS2108の処理へ移る。
図22において、ワークエリアEのポインタを0に戻し(ステップS2201)、次に、jに0を入れ(ステップS2202)、hに0を入れる(ステップS2203)。
次に、ファイルが終わりか否かを確認し(ステップS2204)、終わりの場合は(ステップS2204:Y)、図24のステップS2401に進む。終わりでない場合は(ステップS2204:N)、ワークエリアEから媒体IDとロケーションIDとフラグを取り出し(ステップS2205)、ロケーションIDが前回読み込んだIDと変わったか否かを確認し(ステップS2206)、変わった場合は(ステップS2206:Y)、図23のステップS2301へ移動し、変わらない場合は(ステップS2206:N)、次に、フラグが3か否かを確認する(ステップS2207)。
フラグが3の時は(ステップS2207:Y)、ワークエリアGに媒体ID、ロケーションID、ロケーション情報を格納する(ステップS2208)。フラグが3でない時(ステップS2207:N)、フラグ2か否かを確認し(ステップS2209)、フラグが2の時は(ステップS2209:Y)、jに1を足し(ステップS2210)、ワークエリアFに媒体ID、ロケーションID、ロケーション情報、フラグを格納した後(ステップS2211)、ステップS2204に戻る。
フラグが2でない時は(ステップS2209:N)、次にフラグが1か否かを確認し(ステップS2212)、フラグが1の場合は(ステップS2212:Y)、hに1を足した後(ステップS2213)、ステップS2204に戻り、フラグが1でない場合は(ステップS2212:N)、そのままステップS2204に戻る。
図23において、まず、jは1か確認し(ステップS2301)、jが1でない時は(ステップS2301:N)、jに0を入れ(ステップS2302)、hに0を入れた後(ステップS2303)、図22のステップS2207に戻る。
jが1の時は(ステップS2301:Y)、hは1か確認し(ステップS2304)、hが1でない時は(ステップS2304:N)、jに0を入れ(ステップS2305)、hに0を入れた後(ステップS2306)、図22のステップS2207に戻る。
hが1の時は(ステップS2304:Y)、ワークエリアFから媒体ID、ロケーションID、ロケーション情報、フラグを取り出す(ステップS2307)、ステップS2307で取り出した媒体ID、ロケーションIDと同じ媒体ID、ロケーションIDの組み合わせに対するワークエリアEのフラグに1を足す(ステップS2308)。
次に、ワークエリアGに媒体ID、ロケーションID、ロケーション情報を格納した後(ステップS2309)、jに0を入れ(ステップS2310)、hに0を入れた後(ステップS2311)、図22のステップS2207に戻る。
図24において、ワークエリアE1001のポインタを0に戻し(ステップS2401)、次に、ワークエリアE1001にフラグ欄が0のロケーションIDがあるか否か、またはkの数に変化があるか否かを確認し(ステップ2402)、ない場合は(ステップS2402:N)、図25のステップS2501に進み、ある場合は(ステップS2402:Y)、ファイルが終わりか確認し(ステップS2403)、終わりの時は(ステップS2403:Y)、ファイルの最後まで読んだのでファイルの先頭から読み直すために、ワークエリアEのポインタを0に戻し(ステップS2404)、nに0を入れた後(ステップS2405)、図21のステップS2104へ移動する。
終わりでない場合は(ステップS2403:N)、ワークエリアEから媒体IDとロケーションIDを取り出し(ステップS2406)、ワークエリアF1101にロケーションIDがあるか確認し(ステップS2407)、ない場合は(ステップS2407:N)、ステップS2403に戻り、ある場合は(ステップS2407:Y)、ワークエリアF1101から媒体IDとロケーションIDを取り出し(ステップS2408)、次に、ワークエリアEとワークエリアFから取り出した媒体IDとロケーションIDを比較し(ステップS2409)、同じ場合は()、ワークエリアE1001のフラグ欄に−1をたて(ステップS2410)、kに1を足した後(ステップS2411)、ステップS2407に戻る。
図25において、ワークエリアG1201に媒体IDがあるか確認する(ステップS2501)。ある場合は(ステップS2501:Y)、ワークエリアG1201から媒体ID、ロケーションID、ロケーション情報を取り出し(ステップS2502)、その媒体情報を記憶部データから取得し、表示エリアに出力する(ステップS2503)。
ワークエリアG1201から取り出したロケーションIDを記憶部データ(媒体)のロケーションIDに書き込み(ステップS2504)、現在の時刻を記憶部データ(媒体)の前回棚卸日時に書き込む(ステップS2505)。
ワークエリアG1201に媒体IDがない場合(ステップS2501:N)、処理を終了する。
ここで、本発明の特徴であるロケーションIDと媒体IDの組み合わせを決定するための処理をより理解しやすくするために、図21〜24において行われる処理の概要を記しておく。
図21では、同じロケーションIDのレコードが無い時は、フラグに1を足す(例:ワークエリアE 1001のαが16のロケーションGのフラグは1になる)。
図22〜図23では、フラグが3の時は(ステップS2207)、その媒体IDとロケーションIDを確定し、ワークエリアGに格納する(ステップS2208)。フラグが2のレコードが1つ(ステップS2301)で、フラグ1のレコードが無い時(ステップS2304)は、その媒体IDとロケーションIDを確定し、ワークエリアGに格納する(ステップS2309)。(図22(ステップS2209)で、フラグが2の時は、jに1を足す(ステップS2210)ため、jが1というのは、フラグ2のレコードが1つであるという事になる。また、(ステップS2212)でフラグが1の時は、hに1を足している(ステップS2213)ため、hが0は、フラグ1が0であるという事になる)。
図24では、組み合わせが決定したロケーションIDと媒体IDを含んでいるレコードのフラグを−1にする。
本発明に係る媒体位置管理技術は、収納棚から媒体を貸出したときに必ずしも同じ場所に返却しなくて済むようになるため、利用者の負担が大幅に軽減され、様々な業種の収納棚に利用可能である。
本発明に係る無線ICタグを利用した媒体位置管理システムの概要を示す図である。 本発明で用いられる無線ICタグを示す図である。 本発明における棚の媒体と媒体タグ、ロケーションタグの関係を示す図である。 本発明の媒体位置管理システムのブロック図を示す図である。 ワークエリアAのデータ構成例を示す図である(その1)。 ワークエリアAのデータ構成例を示す図である(その2)。 ワークエリアAのデータ構成例を示す図である(その3)。 ワークエリアAのデータ構成例を示す図である(その4)。 ワークエリアAのデータ構成例を示す図である(その5)。 記憶部のデータ例(媒体)を示す図である(その1)。 記憶部のデータ例(媒体)を示す図である(その2)。 記憶部のデータ例(媒体)を示す図である(その3)。 記憶部のデータ例(媒体)を示す図である(その4)。 記憶部データ(媒体)の例を示す図である(その5)。 記憶部のデータ例(媒体)を示す図である(その6)。 記憶部のデータ例(ロケーション)を示す図である(その1)。 記憶部のデータ例(ロケーション)を示す図である(その2)。 記憶部のデータ例(ロケーション)を示す図である(その3)。 記憶部のデータ例(ロケーション)を示すた図である(その4)。 記憶部のデータ例(ロケーション)を示す図である(その5)。 記憶部のデータ例(ロケーション)を示す図である(その6)。 記憶部のデータ例(ロケーション)を示す図である(その7)。 ワークエリアBのデータ例を示す図である(その1)。 ワークエリアBのデータ例を示す図である(その2)。 ワークエリアBのデータ例を示す図である(その3)。 ワークエリアBのデータ例を示す図である(その4)。 ワークエリアBのデータ例を示す図である(その5)。 ワークエリアCのデータ例を示す図である(その1)。 ワークエリアCのデータ例を示す図である(その2)。 ワークエリアCのデータ例を示す図である(その3)。 ワークエリアCのデータ例を示す図である(その4)。 ワークエリアCのデータ例を示す図である(その5)。 ワークエリアDのデータ例を示す図である(その1)。 ワークエリアDのデータ例を示す図である(その2)。 ワークエリアDのデータ例を示す図である(その3)。 ワークエリアDのデータ例を示す図である(その4)。 ワークエリアDのデータ例を示す図である(その5)。 ワークエリアEのデータ例を示す図である。 ソート後のワークエリアEのデータ例を示す図である。 ワークエリアEのフラグの値の変化を示す図である。 ワークエリアFのデータ例を示す図である。 ワークエリアGのデータ例を示す図である。 表示エリアのデータ例を示す図である。 表示部へ表示される表示例1を示す図である。 本発明に係る媒体位置管理システムの棚卸し処理のフローチャートを示す図である(その1)。 本発明に係る媒体位置管理システムの棚卸し処理のフローチャートを示す図である(その2)。 本発明に係る媒体位置管理システムの棚卸し処理のフローチャートである(その3)。 本発明に係る媒体位置管理システムの棚卸し処理のフローチャートである(その4)。 本発明に係る媒体位置管理システムの棚卸し処理のフローチャートである(その5)。 本発明に係る媒体位置管理システムの棚卸し処理のフローチャートである(その6)。 本発明に係る媒体位置管理システムの棚卸し処理のフローチャートである(その7)。 本発明に係る媒体位置管理システムの棚卸し処理のフローチャートである(その8)。 本発明に係る媒体位置管理システムの棚卸し処理のフローチャートである(その9)。 本発明に係る媒体位置管理システムの棚卸し処理のフローチャートである(その10)。 本発明に係る媒体位置管理システムの棚卸し処理のフローチャートである(その11)。
符号の説明
101:表示装置(ディスプレイ)
102:データベース
103 処理装置
104 リーダ(読み取り装置)
105 媒体管理棚
201 リーダ(読み取り装置)
202 媒体タグA
203 媒体タグB
204 媒体タグC
205 媒体タグD
206 媒体タグE
207 媒体タグF
208 ロケーションタグA
209 ロケーションタグB
210 ロケーションタグC
211 ロケーションタグD
212 ロケーションタグE
213 ロケーションタグF
214 ロケーションタグG
301 制御部
302 リーダ部
303 ワークエリア部
304 表示部
305 記憶部
401 ワークエリアA(その1)
402 ワークエリアA(その2)
403 ワークエリアA(その3)
404:ワークエリアA(その4)
405:ワークエリアA(その5)
501 記憶部データ(媒体A)
502 記憶部データ(媒体B)
503 記憶部データ(媒体C)
504 記憶部データ(媒体D)
505 記憶部データ(媒体E)
506 記憶部データ(媒体F)
601 記憶部データ(ロケーションA)
602 記憶部データ(ロケーションB)
603 記憶部データ(ロケーションC)
604 記憶部データ(ロケーションD)
605 記憶部データ(ロケーションE)
606 記憶部データ(ロケーションF)
607 記憶部データ(ロケーションG)のデータ例
701 ワークエリアB1のデータ例
702 ワークエリアB2のデータ例
703 ワークエリアB3のデータ例
704 ワークエリアB4のデータ例
801 ワークエリアC1のデータ例
802 ワークエリアC2のデータ例
803 ワークエリアC3のデータ例
804 ワークエリアC4のデータ例
805 ワークエリアC5のデータ例
901 ワークエリアD1のデータ例
902 ワークエリアD2のデータ例
903 ワークエリアD3のデータ例
904 ワークエリアD4のデータ例
905 ワークエリアD5のデータ例
1001 ワークエリアEのデータ例
1002 ソート後のワークエリアEのデータ例
1003 ワークエリアE(フラグの値の変化)のデータ例
1101 ワークエリアFのデータ例
1201:ワークエリアGのデータ例
1301 表示エリア
1401 表示例1

Claims (5)

  1. 縦横に配置された複数の収納棚と、該収納棚に収納された媒体IDを保持する無線ICタグ付き媒体と、各収納棚に貼付されたロケーションIDを保持する無線ICタグ(ロケーションタグ)と、媒体IDと媒体に関する情報を対応付けて記憶するとともに、ロケーションIDとロケーション情報を対応付けて記憶する記憶部とを備え、前記無線ICタグ付き媒体および前記収納棚に貼付された無線ICタグ(ロケーションタグ)にかざして移動させることにより、前記媒体に貼付された無線ICタグの媒体IDと前記収納棚に貼付された無線ICタグのロケーションIDを一括して複数回に分けて読み取り、該読み取った媒体IDおよびロケーションIDに基づいて、各媒体と該各媒体が収納されている収納棚を対応付け、該対応付けに基づいて媒体の位置を管理する媒体位置管理システムであって、
    前記複数回に分けて読み取られた媒体IDとロケーションIDに基づいてロケーション情報と媒体情報の対応関係を決定する決定手段を有することを特徴とする媒体位置管理システム。
  2. 請求項1記載の媒体位置管理システムにおいて、
    前記決定手段は、前記複数回に分けて読み取られた媒体IDとロケーションIDを、各読み取り毎に媒体IDとロケーションIDの全ての組合せを生成する手段と、生成した媒体IDとロケーションIDの組合せを媒体ID、ロケーションIDをキーにしてソートする手段と、ソートした媒体IDとロケーションIDの組合せのうち、同じ組合せの回数が多く検出された組合せを確度が高い組合せと判断し、ロケーション情報と媒体情報を紐付ける手段からなることを特徴とする媒体位置管理システム。
  3. 縦横に配置された複数の収納棚と、該収納棚に収納された媒体IDを保持する無線ICタグ付き媒体と、各収納棚に貼付されたロケーションIDを保持する無線ICタグ(ロケーションタグ)と、媒体IDと媒体に関する情報を対応付けて記憶するとともに、ロケーションIDとロケーション情報を対応付けて記憶する記憶部とを具備する媒体位置管理方法であって、
    前記無線ICタグ付き媒体および前記収納棚に貼付された無線ICタグ(ロケーションタグ)にかざして移動させることにより、前記媒体に貼付された無線ICタグの媒体IDと前記収納棚に貼付された無線ICタグのロケーションIDを一括して複数回に分けて読み取るステップと、
    該一括して複数回に分けて読み取った媒体IDおよびロケーションIDに基づいて、各媒体と該各媒体が収納されている収納棚との対応関係を決定するステップと、
    を有することを特徴とする媒体位置管理方法。
  4. 請求項3記載の媒体位置管理方法において、
    前記各媒体と該各媒体が収納されている収納棚との対応関係を決定するステップは、前記複数回に分けて読み取られた媒体IDとロケーションIDを、各読み取り毎に媒体IDとロケーションIDの全ての組合せを生成するステップと、生成した媒体IDとロケーションIDの組合せを媒体ID、ロケーションIDをキーにしてソートするステップと、ソートした媒体IDとロケーションIDの組合せのうち、同じ組合せの回数が多く検出された組合せを確度が高い組合せと判断し、ロケーション情報と媒体情報を紐付けるステップからなることを特徴とする媒体位置管理方法。
  5. コンピュータに、請求項1または2に記載の媒体位置管理システムにおける各手段として機能させるためのプログラム。
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