JP2008238047A - エアフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】フェイスガードを組み立て工数を増加させることなくエアフィルタ内に組み入れる。
【解決手段】エアフィルタ10は、フィルタ枠11と、複数の濾材40A〜40Nから成る濾材ユニット16とを有する。隣接する2つの濾材40C、40Dは、後端部B側が近接し、前端部Fが離間しV形を形成する。フィルタ枠11の前方開口部39Fに、エアフィルタの天枠部から地枠部に渡される前方桟部25A、25Bを設ける。前方桟部25A、25Bに、フィルタ枠11の内側に向けて開口し、それぞれが濾材40C、40Dの前端部Fそれぞれを内部に配置する前方溝27を設ける。一端を前方桟部25Aの前方溝27の内部に配置するとともに、他端を前方桟部25Bの前方溝27に配置し、一方の前方溝27から他方の前方溝27に渡され、通気性を有するフェイスガード17Bを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気中の微粒子を捕集するために使用され、フィルタ枠内部において濾材がV形に配置されるエアフィルタに関する。
中性能フィルタ、HEPAフィルタ及びULPAフィルタ等の高性能フィルタとしては、フィルタ枠の内部にプリーツ状に折り畳まれた濾材がV形に配置されるタイプのものが知られている。この種のエアフィルタは、通常複数のV形が接続されると共に、各V形の頂部がフィルタ枠の各開口部に配置される。
これら中性能又は高性能フィルタで使用される濾材は、長期の使用によって目詰まりが起こるので、通常定期的に交換が行われる。しかし、定期的な交換前に突発的な目詰まりが生じ、あるいは濾材に外的な負荷が作用されると、濾材が破損し、濾材の破片が飛散する虞がある。エアフィルタの下流側に飛散した場合、下流側に設置された機器に重大な損傷を与える虞がある。
そこで、濾材の破片が下流側に飛散するのを防止するために、濾材の下流側に、フェイスガードが設けられる場合がある。従来、フェイスガードは、例えば、下流側の開口部全体を覆うように1枚設けられ、あるいは、各濾材の下流側の面それぞれに沿うように平板状に形成されている。
しかし、フェイスガードを下流側の開口部全体を覆うように配置すると、下流側の開口部の内部に手等を挿入できなくなるので、持ち運び等の取り扱いが困難になるという問題がある。また、濾材の下流側の面それぞれに沿うように平面状のフェイスガードが設けられる場合、各フェイスガードを所定の位置に配置するために組立工数が増加するという問題がある。
そこで、本発明は、これら問題点に鑑みて成されたものであり、組立工数を増加することなく、濾材の下流側にフェイスガードが設けられ、かつ持ち運び等の取扱性も良好なエアフィルタを提供することを目的とする。
本発明に係るエアフィルタは、対向する第1及び第2の開口部が形成されるフィルタ枠と、フィルタ枠の内部において、それぞれの一方の端部が第1の開口部側に配置され、他方の端部が第2の開口部側に配置される第1及び第2の濾材部を有し、第1及び第2の濾材部は、他方の端部が近接、又は接続されて配置されると共に、一方の端部が離間して配置され、V形を形成する濾材ユニットと、第1の開口部において、フィルタ枠の内側に向けて開口し、それぞれが第1及び第2の濾材部の一方の端部それぞれを内部に配置する第1及び第2の溝部と、一端が第1の溝部内部に配置されるとともに、他端が第2の溝部内部に配置され、第1の溝部内部から第2の溝部内部に渡され、通気性を有する第1のフェイスガードとを備えることを特徴とする。なお、本明細書において濾材(部)の端部が近接するとは、濾材(部)の端部が接触し、又は非接触である態様も含むものとする。
第1のフェイスガードは、フィルタ枠の内部に向けて凹んだ形状を呈することが好ましい。例えば、第1のフェイスガードは、第1及び第2の濾材部の表面それぞれに沿って形成され、それぞれの一端が第1及び第2の溝内部に配置される第1及び第2のガード部と、第1及び第2のガード部の他端を連設する連設部とによって一体的に形成されることが好ましい。
例えば、第1及び第2のガード部は、第1の開口部に向かうに従って離間して開かれるように形成され、これらの開き角度は90°未満である。また、例えば、第1のフェイスガードは、第1の開口部側が開口され、かつ第1の開口部に向かうに従って開かれるように形成された略断面コの字形状を呈する。或いは、第1のフェイスガードは、第1の開口部側が開口された断面V形を呈しても良い。また第1のフェイスガードは、例えばラス網又は多数の孔が穿設されて形成された金属板で形成され、その開口率が50%以上である。
濾材ユニットは、フィルタ枠の内部において、一方の端部が第1の開口部側に配置され、他方の端部が第2の開口部側に配置される第3の濾材部を有していても良い。この場合、第3の濾材部は、一方の端部が第2の濾材部の一方の端部に近接又は接続されて配置されると共に、他方の端部が第2の濾材部の他方の端部から離間するように配置され、第2及び第3の濾材部がV形を形成し、第2の溝部の内部にはさらに第3の濾材部の一方の端部が配置される。
本発明に係るエアフィルタは、第2の開口部において、フィルタ枠の内側に向けて開口し、その内部に第1及び第2の濾材部の他方の端部が配置される第3の溝部と、第2の開口部において、フィルタ枠の内側に向けて開口し、その内部に第3の濾材部の他方の端部が配置される第4の溝部と、一端が第3の溝部内部に配置されるとともに、他端が第4の溝部内部に配置され、第3の溝部内部から第4の溝部内部に渡され、通気性を有する第2のフェイスガードとを備えていても良い。
また、フィルタ枠が、対向して配置される天枠部及び地枠部を有する場合、エアフィルタは、第1の開口部において天枠部と地枠部との間に渡され、第1又は第2の溝が形成される桟部を有していても良い。また、フィルタ枠が、天枠部及び地枠部の一方の端部を連結する側枠部を有し、第1又は第2の溝は、側枠部の第1の開口部側の縁部に設けられていても良い。第1の開口部は、エア流出側であって、第2の開口部がエア流入側であることが好ましく、これにより、フェイスガードによってエア流出側に濾材の破片等が飛散することが防止される。
本発明において、フェイスガードは、その両端部が溝部内部に配置されるので、組み立て工数を増加させることなく、エアフィルタ内部に簡単に組み入れることができる。また、フェイスガードがフィルタ枠の内部側に凹んで形成されることにより、第1の開口部側からフィルタ枠内部に手等を挿入でき、例えばエアフィルタを持ち運ぶとき、地枠部の第1の開口部側の縁部を把持することができるので、取扱性も良好にすることができる。
以下本発明の一実施形態について、図1〜4を参照しつつ説明する。なお、以下の説明においては、図1における左右方向及び左右方向とすると共に、上下方向を前後方向として、また紙面手前側を上方とし、紙面奥側を下方として説明する。
エアフィルタ10は、四角枠状のフィルタ枠11と、フィルタ枠11内に配置される濾材ユニット16と、フェイスガード17A〜17Gと、前方桟部25A〜25F及び後方桟部26A〜26Gとを有する。
フィルタ枠11は、矩形又は方形の四角枠状に形成され、前方側及び後方側に前方開口部39F及び後方開口部39Bが対向するように形成され、前方開口部39Fがエア流出側で、後方開口部39Bがエア流入側となり、後方から前方に向けてエアが流入される。
フィルタ枠11は、図2、3に示すように、互いに対向して配置される地枠部12及び天枠部13と、地枠部12及び天枠部13の左端部を連結する左側枠部14と、地枠部12及び天枠部13の右端部を連結する右側枠部15とで構成される。
地枠部12は、地板12Aと、地板12Aに対して90°上方向に屈曲して形成された、第1〜第4屈曲部12B〜12Eとを有する。第1及び第2屈曲部12B、12Cは、地板12Aの前縁部及び後縁部それぞれが左端から右端にわたって上向きに屈曲されて形成される。第3及び第4屈曲部12D、12Eは、地板12Aの左縁部及び右縁部それぞれが前端から後端にわたって上方向に屈曲され、その前端及び後端が切り欠けられて形成される。天枠部13は、地板12Aに平行な天板13Aと、地枠部12と同様に、前後左右の縁部それぞれが地板13Aに対して90°下方向に屈曲して形成された、第1〜第4屈曲部13B〜13Eとを有する。
左側枠部14は、左板14Aと、左板14Aの前縁部及び後縁部が、上端から下端にわたってフィルタ枠11の内部側(右側)に90°屈曲して形成された、第1及び第2の左板屈曲部14B、14Cとを有する。また、第1の左板屈曲部14Bの先端部(右縁部)には、上端から下端にわたってさらに後方側に屈曲して形成された第3の左板屈曲部14Dが形成され、左板14Aの内面、及び第1及び第3の屈曲部14B、14Dによって、後方側が開口された左前溝27Lが形成される。なお、第3の左板屈曲部14Dは、後方に向かうに従って左板14Aに対して離間するように形成される。
右側枠部15は、左板14Aに平行に配置される右板15Aと、左側枠部14と同様に形成された第1〜第3の屈曲部15B〜15Dとを有し、右板14Aの内面、及び第1及び第3の屈曲部15B、15Dによって右前溝27Rが形成される。左前溝27L及び右前溝27Rは、各側枠部の上端から下端、すなわち天枠部13から地枠部12まで延びる。
フィルタ枠11の前方開口部39F、後方開口部39Bそれぞれには、互いに平行に上下方向に長く延びる複数の前方桟部25A〜25F及び複数の後方桟部26A〜26Gそれぞれが等間隔に配設される。
前方桟部25A〜25F及び後方桟部26A〜26Gそれぞれは、基底板29Aと、基底板29Aの左右の縁部がフィルタ枠11の内側(すなわち、後方向、又は前方向)に屈曲して形成される桟屈曲部29Bとによって断面コの字形状を呈し、フィルタ枠11の内側に向けて開口する前方溝27及び後方溝28が形成される。前方桟部25A〜25F及び後方桟部26A〜26Gは、V形の濾材頂部がその内部に配置可能なように、フィルタ枠11の内部側に向かうに従がって広げられた断面略コの字形状を呈する。また、前方溝27及び後方溝28それぞれは、前方桟部25A〜25F及び後方桟部26A〜26Gの上端から下端まで延び、すなわち天枠部13から地枠部12まで延びる。
各前方桟部25A〜25Fは、基底部29Aの下端及び上端が第1の屈曲部12B、13Bそれぞれにネジ、リベット等によって固定され、地枠部12と天枠部13の間に渡されている。各後方桟部26A〜26Gも、同様に基底部29Aの下端及び上端が第2の屈曲部12C、13Cそれぞれにネジ、リベット等によって固定され、地枠部12と天枠部13の間に渡されている。フィルタ枠11の各部材、前方桟部25A〜25F、及び後方桟部26A〜26Gは、アルミニウム、亜鉛めっき鋼板、ガルバリウム鋼板等の金属や、ABS等の樹脂で形成される。
濾材ユニット16は複数の濾材40A〜40Nによって構成され、各濾材40A〜40Nは、ガラス繊維、合成繊維から形成される濾紙や不織布等によって構成される。濾材40A〜40Nは、同一の濾材における各折り目Dが平行になるように、プリーツ状に折られ、多数のひだ山が形成される。このように折られた各濾材40A〜40Nは板状を呈する。
複数の濾材40A〜40Nは、その折り目Dが天板13A及び地板12Aに対して平行になるように、フィルタ枠11の内部に配置されている。そして、それぞれの濾材40A〜40Nの折り目方向における一端部(前端部)Fは、前方開口部39Fに配置されると共に、折り目方向における他端部(後端部)Bは後方開口部39Bに配置される。
最も左側に配置される濾材40Aは、その前端部Fが左前溝27Lの内部に配置されると共に、その後端部Bが、濾材40Aの右側に隣接する濾材40Bの後端部Bに、近接して設けられる。濾材40Bは、その前端部Fが濾材40Aの前端部Fから離間するように配置され、これにより、隣接する2つの濾材40A、40Bは、天枠部13側から見るとV形を形成するように配置され、そのV形の頂部41Bは後方開口部39Bに配置される。
濾材40Bの右側に隣接する濾材40Cは、その前端部Fが濾材40Bの前端部Fに近接して設けられると共に、後端部Bが濾材40Bの後端部Bから離間するように配置され、濾材40B、40CもV形を形成し、そのV形頂部41Fは前方開口部39Aに配置される。
このように、左右方向に隣接して配置される濾材40A〜40Nは、左側枠部13から右側枠部14に向けて、後方側(後端部B側)及び前方側(前端部F側)が交互に近接され、上方から見るとジグザグ形状を呈する。そして、最も右側に配置された濾材40Nの前端部Fは、濾材40Aと同様に他の濾材の前端部Fには近接されず、右前溝27Rの内部に配置される。左前溝27L及び右前溝27Rの内部に配置された濾材40A、40Nの前端部Fは、左前溝27L及び右前溝27Rに接着剤によって固着される。
前方開口部39FにおいてV形の頂部41Fを形成する、近接する2つの濾材の前端部Fは、前方開口部39Fに配置された同一の前方溝27の内部それぞれに配置され、前方溝27内部に充填された接着剤60によって、前方桟部25A〜25Fに固着される。同様に、後方開口部39BにおいてV形の頂部41Bを形成する、近接する2つの濾材の後端部Bも、同一の後方溝28の内部それぞれに配置され、後方溝28内部に充填された接着剤によって、後方桟部26A〜26Gに固着される。また、濾材40A〜40Nの上端部及び下端部は、接着剤によって地板12A及び天板13Aにも固着されている。
各フェイスガード17A〜17Fは、前方開口部39Fにおいて、一端部F同士が離間する、隣接する2つ濾材(例えば、濾材40C、40D)の間に挿入されている。なお、以下の説明においては、濾材40C及び40Dの間に挿入されるフェイスガード17Bについて説明するが、他のフェイスガードの構成も同様であるのでその説明は省略する。
フェイスガード17Bは、図4に示すように、平板状の第1及び第2のガード部51、52と、これら第1及び第2のガード部51、52を連設する平板状の連設部53によって、一体的に形成される。フェイスガード17Bは、剛性体で構成され、かつ通気性を有し、例えば、アルミニウム、鉄、ステンレス等の金属板に無数のパンチング孔が穿設されて形成され、又は上記金属から成るラス網から形成され、その開口率は50%以上であることが好ましい。
第1のガード部51は濾材40Cの右表面Rに沿うように設けられ、その前端部51Aは濾材40Cの前端部Fと共に、前方桟部25Aの前方溝27の内部に配置される。第2のガード部52は、濾材40Dの左表面Lに沿うように設けられ、その前端部52Aは、濾材40Dの前端部Fと共に、前方桟部25Aの右側に隣接する前方桟部25Bの前方溝27の内部に配置される。第1及び第2のガード部51、52は、各前方溝27の内部において、桟屈曲部29B(溝側面)に沿うように配置され、各前方溝27の内部において、濾材40C、40Dの外側に配置される。第1及び第2のガード部51、52の前端部51A、52Aは、濾材の前端部Fと共に、前方溝27の内部に充填された接着剤60によって前方桟部25A、25Bに固着される。
第1及び第2のガード部51、52の後端部51B、52Bは、濾材40C、40Dによって形成されるV形の頂部41B(図1参照)より前方の位置に配置される。すなわち、第1及び第2のガード部51、52は、濾材40C、40Dの前端部Fの濾材表面から、フィルタ枠11の前後方向の長さより短い所定距離Yまでの濾材表面のみに沿うように設けられる。
連設部53は、第1及び第2のガード部51、52の後端部51B、52Bを連設し、これにより、フェイスガード17Bは連設部53を底部として、前方側を開口部とする断面コの字形状を呈し、フィルタ枠11の内部に向けて凹んだ形状を有する。濾材40C、40Dは、前方に向かうに従って離間して配置されるので、これらの濾材表面に沿う第1及び第2ガード部51、52も前方に向かうに従って離間して開けられている。平板状を呈する第1及び第2のガード部51、52の開き角度θは、2つの濾材40C、40Dの開き角度に一致しており90°未満となる。
このように、フェイスガード17Bは一体的に形成され、その一端部(第1のガード部51の前端部51A)が、前方桟部25Aの溝内部に配置されると共に、他端部(第2のガード部52の前端部52A)が、前方桟部25Bの溝内部に配置されている。すなわち、フェイスガード17Bは、1つの前方桟部の前方溝27の内部から、その前方桟部に隣接する他の前方桟部の前方溝27の内部に渡されて設けられる。
フェイスガード17Bは、図2、3に示すように、天枠部13から地枠部12にわたって設けられ、第1及び第2のガード部51、52及び連設部53の上端及び下端は、接着剤によって天板13A及び地板12Aに固定されている。
以上のように、前方開口部39Fにおける、各前方桟部25A〜25Fの間、前方桟部25Aと左側枠部14の間、及び前方桟部25Fと右側枠部15の間は、フェイスガード17A〜17Gによって遮蔽される。したがって、濾材40A〜40Nは、フェイスガード17A〜17Gによって、外的な負荷が作用されるのが防止されると共に、濾材が目詰まり等によって破損しても、濾材の破片がエア流出側に飛散するのが防止される。
また、フェイスガードは、エアフィルタ枠11の内部側に凹んだ形状を呈している。したがって、エアフィルタ枠11の内部には、前方開口部39Fから手を挿入でき、例えばエアフィルタ10を持ち運ぶとき、地枠部12の前縁部側を把持することができるので、取扱性も良好となる。また、本実施形態では、フェイスガードは、その両端部を溝側面に沿うように溝内部に挿入させるのみでフィルタ枠内の所定位置に配置されるので、組み立て工数を増加させることなく、エアフィルタに組み入れることが可能である。なお、各フェイスガードは、上述したように通気性を有するので、エア流入出の妨げとなることはない。
本実施形態では、エアフィルタ10が組み立てられるとき、例えば、図3に示すように、2つの濾材がV形を呈するように、その後端部Bそれぞれが後方溝28の内部に接着された後、前端部Fが前方溝27、前左溝27L、又は前右溝27Rの内部に接着される。このとき、各濾材の前端部Fは、フェイスガードの第1及び第2のガード部51、52にガイドされて各前方溝27、前左溝27L、又は前右溝27Rの内部に挿入されるので、各濾材は容易にフィルタ枠11内に組み入れることができる。
また、濾材の後端部Bが後方溝28の内部に接着されるとき、2つの濾材の間にフェイスガードが配置されると、2つの濾材の開き角度が、第1及び第2のガイド部51、52の開き角度θに固定されるので、2つの濾材を一定の開き角度で後方桟部に固着させることもできる。
なお、本実施形態では、前方開口部39F側のみにフェイスガードが設けられる構成を示したが、後方開口部39B側にもフェイスガード(第2のフェイスガード)が設けられても良い。この場合、第2のフェイスガードは、後端部B同士が離間する、隣接する2つ濾材の間それぞれに配置される。そして、各第2のフェイスガードは、前方開口部39Fに設けられたフェイスガードと同様の形状を呈して一体的に形成され、その一端部が1つの後方桟部の溝内部に配置されると共に、他端部が、隣接する他の後方桟部の溝内部に配置され、2つの後方桟部間に渡されている。
また、第1及び第2のガード部51、52を連設する連接部53は、平板状に形成されていなくても良く、例えば、後方又は前方に向けて弧状に湾曲して形成されていても良い。また、各フェイスガード17A〜17Fは、前方開口部39F側が開口する断面V形状を呈しても良い。この場合、例えばフェイスガード17Bは、濾材40Cの右表面Rに沿って設けられる第1のガード部と、濾材40Dの左表面Lに沿って設けられる第2のガード部とから成り、第1及び第2のガード部は、他端部側のV形の頂部41Bの近傍で連設される。
また、左前溝27L及び右前溝27Rそれぞれは、左側枠部14及び右側枠部15の前縁部に一体的に設けられた屈曲部によって形成されたが、別部材が左側枠部14及び右側枠部15に固定されることにより形成されても良い。
また、濾材ユニット16は複数の濾材40A〜40Nから構成されず、1枚の濾紙が折り目方向が上下方向に延びるように折り畳まれて形成された1つの濾材から形成されても良い。この場合、各V字頂部41F、41Bでは、濾紙が連続的に隙間がないように接続されている。
本発明の一実施形態に係るエアフィルタ内部を示すための上面図である。 本発明の一実施形態に係るエアフィルタの斜視図であって、一部を透視すると共に、天枠部及び左側枠部を取り外したときの状態を示す。 本発明の一実施形態に係るエアフィルタの分解斜視図である。 フェイスガードを拡大して示す上面図である。
符号の説明
10 エアフィルタ
11 フィルタ枠
12 地枠部
13 天枠部
14 左側枠部
15 右側枠部
16 濾材ユニット
17A〜17G フェイスガード(第1のフェイスガード)
25A〜25F 前方桟部
26A〜26G 後方桟部
27 前方溝
27L 左前溝
27R 右前溝
28 後方溝
39F 前方開口部(第1の開口部)
39B 後方開口部(第2の開口部)
40A〜40N 濾材(濾材部)

Claims (11)

  1. 対向する第1及び第2の開口部が形成されるフィルタ枠と、
    前記フィルタ枠の内部において、それぞれの一方の端部が前記第1の開口部側に配置され、他方の端部が前記第2の開口部側に配置される第1及び第2の濾材部を有し、前記第1及び第2の濾材部は、前記他方の端部が近接、又は接続されて配置されると共に、前記一方の端部が離間して配置され、V形を形成する濾材ユニットと、
    前記第1の開口部において、前記フィルタ枠の内側に向けて開口し、それぞれが前記第1及び第2の濾材部の一方の端部それぞれを内部に配置する第1及び第2の溝部と、
    一端が前記第1の溝部内部に配置されるとともに、他端が前記第2の溝部内部に配置され、前記第1の溝部内部から前記第2の溝部内部に渡され、通気性を有する第1のフェイスガードと
    を備えることを特徴とするエアフィルタ。
  2. 前記第1のフェイスガードは、前記フィルタ枠の内部に向けて凹んだ形状を呈することを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ。
  3. 前記第1のフェイスガードは、前記第1及び第2の濾材部の表面それぞれに沿って形成され、それぞれの一端が前記第1及び第2の溝内部に配置される第1及び第2のガード部と、前記第1及び第2のガード部の他端を連設する連設部とによって一体的に形成されることを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ。
  4. 前記第1及び第2のガード部は、前記第1の開口部に向かうに従って離間して開けられるように形成され、これらの開き角度は90°未満であることを特徴とする請求項3に記載のエアフィルタ。
  5. 前記第1のフェイスガードは、前記第1の開口部側が開口され、かつ前記第1の開口部に向かうに従って開かれるように形成された略断面コの字形状を呈し、或いは前記第1の開口部側が開口された断面V形を呈することを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ。
  6. 前記第1のフェイスガードは、ラス網又は多数の孔が穿設されて形成された金属板で形成され、その開口率が50%以上であることを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ。
  7. 前記濾材ユニットは、前記フィルタ枠の内部において、一方の端部が前記第1の開口部側に配置され、他方の端部が前記第2の開口部側に配置される第3の濾材部を有し、
    前記第3の濾材部は、一方の端部が前記第2の濾材部の一方の端部に近接又は接続されて配置されると共に、他方の端部が前記第2の濾材部の他方の端部から離間するように配置され、前記第2及び第3の濾材部がV形を形成し、
    前記第2の溝部の内部にはさらに前記第3の濾材部の一方の端部が配置されることを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ。
  8. 前記第2の開口部において、前記フィルタ枠の内側に向けて開口し、その内部に前記第1及び第2の濾材部の他方の端部が配置される第3の溝部と、
    前記第2の開口部において、前記フィルタ枠の内側に向けて開口し、その内部に前記第3の濾材部の他方の端部が配置される第4の溝部と、
    一端が前記第3の溝部内部に配置されるとともに、他端が前記第4の溝部内部に配置され、前記第3の溝部内部から前記第4の溝部内部に渡され、通気性を有する第2のフェイスガードと
    を備える請求項7に記載のエアフィルタ。
  9. 前記フィルタ枠が対向して配置される天枠部及び地枠部を有し、
    前記第1の開口部において前記天枠部と前記地枠部との間に渡される桟部を有し、
    前記桟部には前記第1又は第2の溝が形成されることを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ。
  10. 前記フィルタ枠が、対向して配置される天枠部及び地枠部と、前記天枠部及び地枠部の一方の端部を連結する側枠部とを有し、
    前記第1又は第2の溝は、前記側枠部の前記第1の開口部側の縁部に設けられることを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ。
  11. 前記第1の開口部は、エア流出側であって、前記第2の開口部がエア流入側であることを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ。
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