JP2008237553A - エルゴメータの表示制御装置 - Google Patents

エルゴメータの表示制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008237553A
JP2008237553A JP2007082300A JP2007082300A JP2008237553A JP 2008237553 A JP2008237553 A JP 2008237553A JP 2007082300 A JP2007082300 A JP 2007082300A JP 2007082300 A JP2007082300 A JP 2007082300A JP 2008237553 A JP2008237553 A JP 2008237553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
angle
motion
angular velocity
ergometer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007082300A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5043484B2 (ja
Inventor
Hironori Suzuki
浩徳 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Priority to JP2007082300A priority Critical patent/JP5043484B2/ja
Publication of JP2008237553A publication Critical patent/JP2008237553A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5043484B2 publication Critical patent/JP5043484B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

【課題】より簡単な構成、容易な操作によりペダル回転運動時の運動部位関節の運動状態を推定して表示する機能を持たせたエルゴメータの表示制御装置を提供する。
【解決手段】ペダル装置によるペダル回転運動を行うエルゴメータの表示制御装置であって、運動者の身長に対する運動部位関節のデータを含む標準情報を格納した記憶部6と、入力された運動者の身長に対して、前記標準情報から推定される運動部位関節の可動域角度を求め、前記可動域角度と前記ペダル装置の回転速度検出部からのペダル装置での回転速度に基づき運動部位関節の角速度を算出する演算部2と、前記演算部での算出結果を表示する表示部7と、を備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、病院や健康増進施設などで行われている運動療法において運動負荷装置として使用されているエルゴメータ、特にその表示制御装置に関するものである。
一般的なエルゴメータでは、ペダルの回転速度を表示するのみで、運動する者の股関節や膝関節など脚の各関節部分の動きに着目し、その部分の角速度や角度を表示するものがなかったが、例えば大腿部股関節などの変形性関節症など下肢整形疾患を有する運動者では、その部分の運動時の状態を把握し運動状態を管理したいという要望がある。
また、運動補助装置の使用中に運動者の筋肉の活動状態を、力学的モデルに身体寸法をインプットして演算により解析する方法がある(例えば下記特許文献1参照)。
特開2003−116822号公報、図2等
高齢者社会に伴い、運動療法を必要とする患者がそれ以外の疾患を抱えることも少なくなくなり、特に変形性関節症など整形疾患を有する患者への運動療法を実施することも増えている。しかしながらそのような運動者に対してエルゴメータで運動させる場合には、運動者の関節可動域および動作速度(関節の可動域角度および角速度)が患部に対して無理が掛らないよう注意する必要があるが、従来のエルゴメータではこれを表示する機能を有するものがなかった。
また現状でこれに対応しようとするならば、ゴニオメータと呼ばれる関節角度を計測する機器を別に用意し関節に貼り付け、その角度情報をまた別に用意した解析装置にて演算して角速度を求めるなどの方法しかないため、運動システムとして多くの装置が必要となり、簡単に測定できないなどの課題があった。
また他の例としては、運動中の患者の映像をTVカメラで撮影し画像処理にて測定する方法や、上記特許文献1の図2にあるように、力学的モデルに身体寸法をインプットし演算にて求める方法がある。TVカメラを使用する方法の場合は広い空間と高額で大規模なシステムが必要であり、力学的リンクモデルを使用する方法の場合は入力に必要な項目は、通常比較的把握している身長や体重以外に各関節間の距離などの細かな項目を多岐に渡って数多く入力する必要があるため、予めこれらの入力項目を細かく測定する必要がある。このためこれらの例についても、簡単に測定することが困難であった。
この発明は、より簡単な構成、容易な操作によりペダル回転運動時の運動部位関節の運動状態を推定して表示する機能を持たせたエルゴメータの表示制御装置を提供することを目的とする。
この発明は、ペダル装置によるペダル回転運動を行うエルゴメータの表示制御装置であって、運動者の身長に対する運動部位関節のデータを含む標準情報を格納した記憶部と、入力された運動者の身長に対して、前記標準情報から推定される運動部位関節の可動域角度を求め、前記可動域角度と前記ペダル装置の回転速度検出部からのペダル装置での回転速度に基づき運動部位関節の角速度を算出する演算部と、前記演算部での算出結果を表示する表示部と、を備えたことを特徴とするエルゴメータの表示制御装置にある。
この発明によれば、例えば変形性関節症による関節可動制限を指示されている運動者などに対して、疾病部分に無理な負担を掛けることなく運動を実施させることができるため、運動による2次疾病の発生や現有疾病の悪化を防止できる効果が得られる。また可動する関節の角速度を検出するための機器構成も簡素であるとともに、入力情報も少なく簡単に入力できるため、安価で利便性が高い。
以下、運動部位関節として下肢の膝関節の運動状態を表示する場合を例に挙げて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の一実施の形態によるエルゴメータの表示制御装置を含むエルゴメータの概略的な構成を示す図である。入力部1はキーボードやタッチパネルから構成され、運動者又は運動者以外の利用者(以下説明の便宜上、単に運動者とする)がエルゴメータに対して運動負荷レベル等の設定入力を行うためのものである。運動装置3は漕ぐペダル30設けたペダル装置3aとこのペダル装置3aに回転負荷を与えるモータ3bからなる。ペダル装置3aの回転速度は、回転速度検出部5で検出される。モータ3bで発生される回転負荷は負荷制御部4で制御される。
主制御部2は例えば内蔵されるプログラムに従って動作するコンピュータ(CPU)からなり、入力部1からの設定入力、メモリ6に記憶された各種計算式、データ、運動者の身長に対する運動部位関節のデータを含む標準情報であるデータテーブル、回転速度検出部5からの回転速度、等に従って、負荷制御部4への負荷制御指示および表示部7への表示制御指示を行う。表示部7は主制御部2からの制御に従って、ペダル回転速度や膝関節角速度等の主制御部2での算出結果を表示する。
なお、主制御部2が演算部、メモリ6が記憶部、表示部7が表示部を構成し、メモリ6に格納されるデータテーブル(以下も同様)が運動部位関節の運動を推定するための運動者の身長に対する標準情報を構成する。
次にエルゴメータの基本動作について説明すると、主制御部2は入力部1から入力された回転負荷レベルに従って負荷制御部4に負荷制御指示を入力する。負荷制御部4はこの負荷制御指示に従って、運動者が運動装置3のペダル装置3aのペダル30を漕いだ時に設定に従った回転負荷がかかるように、モータ3bを制御する。そして回転速度検出部5で検出されたペダル30の回転速度であるペダル装置3aの回転速度Vは、主制御部2に入力され、主制御部2は表示部7にペダル回転速度V(rpm)を表示する表示制御指示を入力する。表示部7は主制御部2からの表示制御指示に従ってペダル回転速度を図1の701に示すように表示する。
そしてこの発明のエルゴメータではさらに、特に膝関節の膝関節角速度を表示する。図2には入力項目および検出データから膝関節角速度を演算により推定して求めて表示する、主制御部2での動作の一例を示す動作フローチャートを示す。以下図2に従って動作を説明する。この実施の形態では、図3に示すような運動者の身長T(cm)に対するエルゴメータを使用した場合の膝関節の可動域角度θ(rad)が実験的かつ統計的評価により予め求められ、実験的/統計的評価による身長対膝関節可動域角度データテーブル6aとしてメモリ6に格納されている。なお膝関節の可動域角度θとは、一番簡単な構造を例に挙げると、例えば図1においてペダル装置3aの上方側に座席シート(図示省略)があるとした場合、膝関節角度が最小となる足が一番腰に近づく位置(例えばペダル装置3aの最上点位置)にある時の膝関節角度と、逆に膝関節角度が最大となる足が一番腰から遠い位置(例えばペダル装置3aの最下点位置)にある時の膝関節角度との角度差θである。
そして入力部1から身長T(cm)が入力されると(S1)、主制御部2はメモリ6に格納されている身長対膝関節可動域角度データテーブル6aに基づいて、身長Tに対応する平均的な膝関節可動域角度θ(rad)を読み出す(S2)。次に運動者がエルゴメータで運動中、主制御部2は、回転速度検出部5からペダル30の回転速度であるペダル装置3aにおける回転速度V(rpm)を得る(S3)。そして回転速度Vからペダル装置3aでの1/2周期運動に必要な時間t(sec)を
t(sec)=60÷(2×V(rpm)) (1)
により計算して得る(S4)。次に、1/2周期運動に必要な時間tと膝関節の可動域角度θから、膝関節角速度ωを
ω(rad/sec)=θ(rad)÷t(sec) (2)
により計算して得る(S5)。そしてこのように推定して求めた膝関節角速度ωをω(deg(度)/sec)に換算し、これをペダル回転速度V(rpm)と共に表示部7に表示させる表示制御指示を行う(S6)。表示制御指示を受けた表示部7はこの膝関節角速度ωをペダル回転速度V(rpm)と共に図1の702に示すように表示する。なお1/2周期運動に必要な時間t、膝関節角速度ωを求める上述の(1)(2)式はそれぞれメモリ6に格納しておき、必要な時に読み出して使用するようにしてもよい。また角度とラジアンとの換算表又は換算式、および三角関数表はメモリ6に格納しておく。そして図2の動作は所定の周期で繰り返される。
実施の形態2.
図4には入力項目および検出データから膝関節角速度を演算により推定して求めて表示する、別の例における主制御部2での動作フローチャートを示す。エルゴメータの基本的構成は図1に示すものと同様である。
この発明では、図5に示すような関節リンクモデルを使用する。図5の各符号はそれぞれ以下のものを示す。なおこのモデルでは、足やお尻の厚みは無視している。
P1:足関節位置
P2:股関節位置
P3:膝関節位置
P0:ペダル装置回転中心
r1:ペダルのクランク長
L0:P0〜P2距離(=座席シート高)
L1:P2〜P3長さ
L2:P3〜P1長さ
L3:P1〜P2長さ
θ3:P3の角度(膝関節角度)
ω3:θ3の角速度(膝関節角速度)
その他の符号については後述する。
最終的に求めるのが膝関節角度θ3であるため、長さL1、L2、L3からなる三角形(P1 P2 P3)の各辺の長さが判れば、余弦定理が利用できる。標準寸法の割合などを利用して身長から関節間長L1とL2を設定すれば、残りはL3を求めればよい。
この実施の形態では、図6に示すような運動者の身長T(cm)に対する関節間長L1(cm)、L2(cm)、および座席シート高L0(cm)が実験的かつ統計的評価により予め求められ、実験的/統計的評価による身長対膝関節リンクモデル寸法データテーブル6bとしてメモリ6に格納されている。またメモリ6にはペダル30のクランク長r1が格納されている。
ペダル装置3aにおける自転車運動を前提としているので、足関節位置P1は決められた軌道上を周回するという制約条件が利用できる。すなわちθ3が最小となる位置は足関節位置P1が一番腰(股関節位置P2)に近づくA点にある状態であり、逆にθ3が最大となるのは足関節位置P1が一番腰から遠いB点にある状態である。そこでθ3が最小、最大の時の三角形(P1 P2 P3)からそれぞれθ3min、θ3maxを求める。A点、B点でのL3
L3min=L0−r1、L3max=L0+r1 (3)
の値を用い、余弦定理、例えば
=b+c−2bc・cosA
cosA=(b+c−a)/2bc
但しa,b,cは三角形の各辺の長さ、Aは辺aに対向する角の角度
を使用すればθ3min、θ3maxが求められる。すなわち、
cosθ3=(L1+L2−L3)/(2×L1×L2) (4)
にL1、L2、L3min=L0−r1、L3max=L0+r1を代入することでθ3min、θ3maxを求める。そしてθ3max−θ3min=可動域角度θとして、上記式(1)(2)に基づき膝関節角速度ω3=(θ3max−θ3min)/tを算出する。
なお、図5に示すθ3が最小となるA点と最大となるB点は、一般には、ペダル装置3aの足関節位置P1(ペダル30)の回転軌道上の、股関節位置(座席シート)P2とペダル装置3aの回転中心P0を結ぶ直線と交わる、回転中心P0の互いに反対側になる位置となる。
以下、図4に従って動作を説明する。入力部1から身長Tが入力されると(S1)、主制御部2はメモリ6に格納されているペダル30のクランク長r1と、身長対膝関節リンクモデル寸法データテーブル6bに基づいて身長Tに対応する平均的な関節リンクモデルの各寸法として関節間長L1、L2、座席シート高L0を読み出す(S2)。次に運動者がエルゴメータで運動中、主制御部2は、回転速度検出部5からペダル装置3aの回転速度V(rpm)を得る(S3)。そして回転速度Vから1/2周期運動に必要な時間t(sec)を上述の式(1)により計算して得る(S4)。
次に、上述の(3)(4)式により膝関節角度θ3の最大と最小θ3max、θ3minを求め、これらの差から可動域角度θ=θ3max−θ3minを計算して得る(S5)。次に、1/2周期運動に必要な時間tと膝関節の可動域角度θから、膝関節角速度ωを上述の(2)式により計算して得る(S6)。そしてこのように推定して求めた膝関節角速度ωをω(deg(度)/sec)に換算して、これをペダル回転速度V(rpm)と共に表示部7に表示させる表示制御指示を行う(S7)。表示部7はこの膝関節角速度ωをペダル回転速度V(rpm)と共に図1の701,702に示すように表示する。なお上記各(1)〜(4)式はそれぞれメモリ6に格納しておき、必要な時に読み出して使用するようにしてもよい。この実施の形態についても運動者は身長を入力するのみである。
なお、図6に示した身長対膝関節リンクモデル寸法データテーブル6bの関節間長L1、L2は、各身長に対する長さの値又は身長に対する割合でそれぞれに設定することができる。また簡易的に、身長に対する一律な割合として設定することもできる。また、座席シート高L0はデータテーブル6bに設定せずに、例えば図1に示す座席シート高センサ3cを設け、座席シート高センサ3cから検出信号(座席シート高信号)として入力するようにしてもよい。
また、この実施の形態2において、図4のステップS5で求めた膝関節角度θ3の最大値θ3maxと最小値θ3minを、ステップS7で図1の表示部7に703で示すように、度(deg)に換算して最大膝関節角度、最小膝関節角度として併せて表示するように表示制御指示するようにしてもよい。
実施の形態3.
また、上記実施の形態2において、図1の表示部7に704で示すように、現在の膝関節角度を併せて表示するようにしてもよい。この場合、図5の関節リンクモデルのθ0に相当する、ペダル30の回転角度位置であるペダル装置3aの回転角度位置を検出する回転角度位置検出部3dを設ける。以下図4のステップS61〜63に従って、現在の膝関節角度θ3を求める動作を説明する。回転角度位置検出部3dより現在のペダル装置3aの回転角度位置であるθ0を得る(S61)。次に図5の関節リンクモデルの時々刻々の膝関節角度θ3を求めるために、時々刻々の関節間長L3を求める。三角形(P0 P1 P2)においてL3を、
L3=L0+r1−2×L0×r1×cosθ0 (5)
から求める(S62)。求められたL3を上述の(4)式に入れてθ3を求める(S63)。そしてこのように推定して求めた現在膝関節角度θ3を度(deg)に換算して、例えば変化が分かり易いように図1の表示部7に704で示すようにアナログ表示させる表示制御指示を行う(S7)。
実施の形態4.
また、上記実施の形態1〜3において、図4のステップS6又は図2のステップS5で求めた膝関節角速度ωが、予め設定しメモリ6に格納した膝関節角速度上限値と比較し、これ以上になった場合には(図4のS64)、例えば図1の表示部7に705で示すように警告表示をさせる表示制御指示を行う(S7)。これにより運動者に対して注意喚起を行うことができる。
なお上記各実施の形態では、運動部位関節を膝関節とし、この膝関節の運動状態を表示する場合を例に挙げて説明したが、この発明はこれに限定されず、例えば運動部位関節を膝関節とし、股関節の運動状態を表示する場合にも同様に適用可能である。この場合、上記実施の形態1では、図3に示したものと同様な、運動者の身長T(cm)に対する本エルゴメータを使用した場合の股関節の可動域角度θ(rad)が実験的かつ統計的評価により予め求められ、実験的/統計的評価による身長対股関節可動域角度データテーブル6aとしてメモリ6に格納され、これに基づき、上述のものと同様な動作により股関節角速度の表示を行う。
また上記実施の形態2の場合は、図6に示したものと同じ、運動者の身長T(cm)に対する関節間長L1(cm)、L2(cm)、および座席シート高L0(cm)が実験的かつ統計的評価により予め求められ、実験的/統計的評価による身長対股関節リンクモデル寸法データテーブル6bとしてメモリ6に格納される。図5の関節リンクモデルにおいてP2の角度(股関節角度)θ2が最大となる位置は足関節位置P1が一番腰(股関節位置P2)に近づくA点にある場合であり、θ2が最小となる位置は足関節位置P1が一番腰から遠いB点にある場合であることから、上述の(4)式を
cosθ2=(L1+L3−L2)/(2×L1×L3) (6)
に代え、L1、L2、L3min=L0−r1、L3max=L0+r1を代入する。そしてθ2max−θ2min=可動域角度θとして、上記式(1)(2)に基づき股関節角速度ω2=(θ2max−θ2min)/tを算出する。
図7には股関節の運動状態を表示する場合の主制御部2での動作フローチャートを示す。ステップS1〜S4は上述の実施の形態と同じである。図7のステップS5では上述の(3)(6)式により股関節角度θ2の最大と最小θ2max、θ2minを求め、これらの差から可動域角度θ=θ2max−θ2minを計算して得る。次にステップS6で、1/2周期運動に必要な時間tと股関節の可動域角度θから、股関節角速度ωを上述の(2)式により計算して得る。そしてステップS7で、このように推定して求めた股関節角速度ωをω(deg(度)/sec)に換算して、これを表示部7にペダル回転速度V(rpm)と共に表示させる表示制御指示を行う(S7)。表示部7はこの股関節角速度ωをペダル回転速度V(rpm)と共に表示する。
また、図7のステップS5で求めた股関節角度θ2の最大値θ2maxと最小値θ2minを、ステップS7で度(deg)の単位に換算して表示部7に最大股関節角度、最小股関節角度として併せて表示するように表示制御指示してもよい。
また上記実施の形態3の場合は、図5の関節リンクモデルにおいてP2の股関節角度θ2を、三角形(P0 P1 P2)のP2の角度θ21と、三角形(P1 P2 P3)のP2の角度θ22との和(θ2=θ21+θ22)として求め、時々刻々、現在の股関節角度として表示する。
図7のステップS61で、回転角度位置検出部3dより現在のペダル装置3aの回転角度位置であるθ0を得る。次にステップS62で、三角形(P0 P1 P2)におけるL3を上述の(5)式から算出する。
次にステップS63で、図5の関節リンクモデルの三角形(P0 P1 P2)のP2の角度θ21を
cosθ21=(L0+L3−r1)/(2×L0×L3) (7)
で求め、三角形(P1 P2 P3)のP2の角度θ22を
cosθ22=(L1+L3−L2)/(2×L1×L3) (8)
で求め、θ2を
θ2=θ21+θ22
で求める。そしてステップS7で、このように推定して求めた現在股関節角度θ2を度(deg)に換算して、表示部7に例えば変化が分かり易いようにアナログ表示させる表示制御指示を行う(S7)。
また上記実施の形態4の場合は、図7のステップS6で求めた股関節角速度ωを、ステップS64で予め設定しメモリ6に格納した股関節角速度上限値と比較し、これ以上になった場合には、ステップS7で、例えば図1の表示部7に警告表示をさせる表示制御指示を行う。
なお、表示部7での各ファクタの表示方法は、アナログ表示でもデジタル表示でもよく、上記実施の形態に限定されるものではない。
この発明の一実施の形態によるエルゴメータの表示制御装置を含むエルゴメータの概略的な構成を示す図である。 この発明によるエルゴメータの表示制御装置の動作の一例を説明するための動作フローチャートである。 この発明によるエルゴメータの表示制御装置のメモリに格納された実験的/統計的評価による身長対膝関節可動域角度データテーブルの一例を示す図である。 この発明によるエルゴメータの表示制御装置の動作の別の例を説明するための動作フローチャートである。 この発明によるエルゴメータの表示制御装置で使用される関節リンクモデルの一例を示す図である。 この発明によるエルゴメータの表示制御装置のメモリに格納された実験的/統計的評価による身長対膝関節リンクモデル寸法データテーブルの一例を示す図である。 この発明によるエルゴメータの表示制御装置の動作のさらに別の例を説明するための動作フローチャートである。
符号の説明
1 入力部、2 主制御部(演算部)、3 運動装置、3a ペダル装置、3b モータ、3c 座席シート高センサ、3d 回転角度位置検出部、4 負荷制御部、5 回転速度検出部、6 メモリ(記憶部)、6a 身長対膝関節可動域角度データテーブル、6b 身長対股関節リンクモデル寸法データテーブル、7 表示部、30 ペダル。

Claims (6)

  1. ペダル装置によるペダル回転運動を行うエルゴメータの表示制御装置であって、
    運動者の身長に対する運動部位関節のデータを含む標準情報を格納した記憶部と、
    入力された運動者の身長に対して、前記標準情報から推定される運動部位関節の可動域角度を求め、前記可動域角度と前記ペダル装置の回転速度検出部からのペダル装置での回転速度に基づき運動部位関節の角速度を算出する演算部と、
    前記演算部での算出結果を表示する表示部と、
    を備えたことを特徴とするエルゴメータの表示制御装置。
  2. 記憶部が、標準情報として身長に対する推定される運動部位関節の可動域角度を含み、
    演算部が、前記可動域角度とペダル装置の回転速度から運動部位関節の角速度を算出し、
    表示部が、運動部位関節の角速度を表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエルゴメータの表示制御装置。
  3. 記憶部が、標準情報として、座席シートを有するペダル装置、下肢の股関節位置、膝関節位置、足関節位置を含むリンクモデルの、身長に対する所定の部分のそれぞれの推定される長さを含み、
    演算部が、入力された運動者の身長に対する長さを設定した前記リンクモデルのペダル回転運動時の運動部位関節の最大角度と最小角度を算出し、前記最大角度と最小角度の差から求まる可動域角度とペダル装置の回転速度から運動部位関節の角速度を算出し、
    表示部が、運動部位関節の角速度を表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエルゴメータの表示制御装置。
  4. 表示部が、運動部位関節の最大角度と最小角度を表示することを特徴とする請求項3に記載のエルゴメータの表示制御装置。
  5. 記憶部が、標準情報として、座席シートと回転中心を有するペダル装置、下肢の股関節位置、膝関節位置、足関節位置を含むリンクモデルの、身長に対する所定の部分のそれぞれの推定される長さを含み、
    演算部が、ペダル装置の回転角度位置検出部からのペダル装置の回転角度位置と入力された運動者の身長に対する長さとを設定した前記リンクモデルのペダル回転運動時の運動部位関節の角度を算出し、
    表示部が、運動部位関節の角度を表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエルゴメータの表示制御装置。
  6. 記憶部が、運動部位関節の角速度上限値を格納し、
    演算部が、算出した運動部位関節の角速度が前記角速度上限値以上になったことを検出し、
    表示部が、運動部位関節の角速度が前記角速度上限値以上になったことを知らせる警告表示を行うことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載のエルゴメータの表示制御装置。
JP2007082300A 2007-03-27 2007-03-27 エルゴメータの表示制御装置 Active JP5043484B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007082300A JP5043484B2 (ja) 2007-03-27 2007-03-27 エルゴメータの表示制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007082300A JP5043484B2 (ja) 2007-03-27 2007-03-27 エルゴメータの表示制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008237553A true JP2008237553A (ja) 2008-10-09
JP5043484B2 JP5043484B2 (ja) 2012-10-10

Family

ID=39909597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007082300A Active JP5043484B2 (ja) 2007-03-27 2007-03-27 エルゴメータの表示制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5043484B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI503147B (zh) * 2013-12-20 2015-10-11 Dyaco Int Inc 可計算座椅高度及/或曲柄長度的運動裝置及方法
CN105310854A (zh) * 2014-07-02 2016-02-10 北京蝶禾谊安信息技术有限公司 康复训练器及康复训练器运动里程的计算方法
JP2018166935A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 国立大学法人大阪大学 管理システム、及び、運動用システム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04174666A (ja) * 1990-08-20 1992-06-22 Toyama Pref Gov Shakai Fukushi Sogo Center 運動機能回復用訓練装置
JPH11128397A (ja) * 1997-11-04 1999-05-18 Omron Corp 運動装置および運動装置用プログラム記録媒体
JP2003116822A (ja) * 2001-06-26 2003-04-22 Matsushita Electric Works Ltd 筋活動解析装置およびトレーニング装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04174666A (ja) * 1990-08-20 1992-06-22 Toyama Pref Gov Shakai Fukushi Sogo Center 運動機能回復用訓練装置
JPH11128397A (ja) * 1997-11-04 1999-05-18 Omron Corp 運動装置および運動装置用プログラム記録媒体
JP2003116822A (ja) * 2001-06-26 2003-04-22 Matsushita Electric Works Ltd 筋活動解析装置およびトレーニング装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI503147B (zh) * 2013-12-20 2015-10-11 Dyaco Int Inc 可計算座椅高度及/或曲柄長度的運動裝置及方法
CN105310854A (zh) * 2014-07-02 2016-02-10 北京蝶禾谊安信息技术有限公司 康复训练器及康复训练器运动里程的计算方法
JP2018166935A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 国立大学法人大阪大学 管理システム、及び、運動用システム
JP7141611B2 (ja) 2017-03-30 2022-09-26 国立大学法人大阪大学 管理システム、及び、運動用システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5043484B2 (ja) 2012-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106667727B (zh) 站立辅助方法和设备
US10194837B2 (en) Devices for measuring human gait and related methods of use
US10733866B2 (en) Walker-assist device
US12121489B2 (en) Method and apparatus for controlling balance
JP5795738B2 (ja) グラフィック表現
EP1832269A1 (en) External force control method, external force control system and external force control program
JP2008229266A (ja) 歩行能力からの運動機能向上メニュー提案システム及び歩行能力からの運動機能向上メニュー提案方法
JP2003116822A (ja) 筋活動解析装置およびトレーニング装置
WO2012043621A1 (ja) 他動運動機器
JP2019154489A (ja) 運動能力評価システム
JP2008173365A (ja) 歩行分析システム
JP2013013667A (ja) 運動能力検査装置
JP2014068659A (ja) 運動補助装置
JP5043484B2 (ja) エルゴメータの表示制御装置
JP2007236663A (ja) 筋疲労の評価方法、筋疲労度評価装置、および、使用者の生理学的状況をリアルタイムで反映する運動支援システム
WO2002018019A1 (en) Rehabilitation device
Farjadian et al. VRACK: Measuring pedal kinematics during stationary bike cycling
JP2008161227A (ja) 歩行分析システム
KR101823567B1 (ko) 스마트 리컴번트 재활운동 시스템 및 재활운동 관리방법
TWI402088B (zh) 視覺化復健診療系統
KR20170037035A (ko) 스마트 리컴번트 재활운동 시스템 및 재활운동 관리방법
TWI823561B (zh) 多模感知協同訓練系統及多模感知協同訓練方法
JP2012191962A (ja) 位置変動検出装置、これを含むシステム、及び位置変動検出装置の動作方法
WO2014049913A1 (ja) 荷重分布計測システムおよび情報処理装置
WO2023037656A1 (ja) バイオフィードバックシステム、バイオフィードバック方法及び制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5043484

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150720

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250