JP2003116822A - 筋活動解析装置およびトレーニング装置 - Google Patents

筋活動解析装置およびトレーニング装置

Info

Publication number
JP2003116822A
JP2003116822A JP2002184892A JP2002184892A JP2003116822A JP 2003116822 A JP2003116822 A JP 2003116822A JP 2002184892 A JP2002184892 A JP 2002184892A JP 2002184892 A JP2002184892 A JP 2002184892A JP 2003116822 A JP2003116822 A JP 2003116822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
muscle
pedal
exercise
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002184892A
Other languages
English (en)
Inventor
Matsuki Yamamoto
松樹 山本
Izumi Mihara
泉 三原
Aki Nakamu
亜紀 中務
Wataru Jitsumatsu
渉 実松
Takashi Yugawa
隆志 湯川
Akiko Okada
あき子 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2002184892A priority Critical patent/JP2003116822A/ja
Publication of JP2003116822A publication Critical patent/JP2003116822A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】運動補助装置の使用中において活動している筋
肉の種類や活動の程度を簡便に計測することを可能とし
た筋活動解析装置を提供する。 【解決手段】自転車漕ぎ運動を模擬する運動補助装置1
を用い、運動中におけるサドル1aの高さ位置とペダル
1bの位置とを姿勢位置検出手段3により検出する。ま
た、運動中にペダル1bに作用する力を動作力検出手段
4により検出する。解析手段5は、姿勢位置検出手段3
と動作力検出手段4とにより与えられる情報を入力操作
手段2から入力された使用者の身長、体重、足のサイズ
とともに用いることによって、使用者の運動中の各筋の
活動を推定し、推定結果を表示手段8に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運動補助装置の使
用中に使用者の筋肉の活動状態を計測する筋活動解析装
置およびトレーニング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、運動補助装置として各種の運
動を模擬する機械装置が提案されており、たとえば自転
車漕ぎ運動を模擬する装置では、心拍数を計測すること
によって運動の負荷量や消費カロリーを推定するものが
提供されている。簡易的な装置では、ペダルの回転数と
負荷の大きさとから自転車の走行速度に相当する量を求
め、この量に心拍数を加味することによって、運動の負
荷量および消費カロリーを推定するものがある。
【0003】上述のように、走行速度と心拍数とがわか
れば運動量を推定することができるが、どの筋肉に対し
て運動効果が得られているのかを知ることはできない。
筋肉の活動状態を知る技術としては、筋電を測定するこ
とが考えられるが、筋収縮時に発生する電位差を計測す
るために、運動補助装置の使用者にセンサとなる電極を
取り付ける必要があり、手軽に使用することができない
という問題がある。とくに、筋電を正確に測定するには
電極を貼り付ける位置などに専門知識が必要であり、一
般的な運動補助装置に採用することはできない。
【0004】筋肉の活動状態を知る技術には、身体姿勢
と発揮している力(自転車漕ぎ運動であれば、ペダル反
力など)との関係に基づいて、どの筋肉がどの程度の力
を発生しているかを推定する筋力シミュレーションとい
う技術も知られている。この技術では、発揮している力
については圧力センサなどを用いて比較的簡単に計測す
ることができる。一方、この技術においては運動中の姿
勢を計測することが重要であって、一般的には、使用者
の身体の特定場所にマーカを貼着し、複数台のTVカメ
ラによって撮像した画像に画像処理を施すことによりマ
ーカの座標を抽出し、マーカの座標に基づいて使用者の
身体姿勢を求めることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、使用者
の身体姿勢を求めるために複数台のTVカメラで使用者
を撮像する必要があるから広い空間を必要とし、しかも
TVカメラで撮像した画像に画像処理を施すことが必要
であるから、手軽に利用することができず、この技術も
一般的な運動補助装置には採用することができない。
【0006】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、運動補助装置の使用中において活動
している筋肉の種類や活動の程度を簡便に計測すること
を可能とした筋活動解析装置およびトレーニング装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、自転
車漕ぎ運動を模擬する運動補助装置と、使用者の運動中
の各部の姿勢を運動補助装置の特定部位の動きにより検
出する姿勢位置検出手段と、使用者が自転車漕ぎ運動に
おいて発揮している特定部位の力を検出する動作力検出
手段と、少なくとも使用者の身体計測値を入力する入力
操作手段と、前記姿勢位置検出手段と前記動作力検出手
段と前記入力操作手段とにより与えられる情報を用いて
使用者の筋活動を解析する解析手段と、前記解析手段に
より得られた結果を表示可能な表示手段とを備えること
を特徴とする。この構成によれば、運動補助装置の特定
部位の動きから使用者の運動中の各部の姿勢を検出する
とともに、使用者が発揮している特定部位の力を検出
し、これらの情報と使用者の身体計測値とを用いること
によって使用者の筋活動を解析するから、従来構成のよ
うに使用者にマーカを取り付ける必要がなく、TVカメ
ラのような大がかりな装置を用いることなく、位置検出
や力検出のための簡単な装置を運動補助装置に付設する
だけで使用者の各部の筋活動を解析することが可能にな
る。つまり、運動補助装置の使用中において活動してい
る筋肉の種類や活動の程度を簡便に計測することができ
る。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記姿勢位置検出手段が、前記運動補助装置に設け
たペダルの位置および傾きを検出するペダル位置検出部
と、前記運動補助装置に設けたサドルの高さ位置を検出
するサドル位置検出部とを備え、前記動作力検出手段
が、前記ペダルの反力を検出するペダル力検出部を備え
ることを特徴とする。この構成によれば、サドルの位置
とペダルの位置とペダルに作用する力のみを計測するだ
けで、活動している筋肉の種類は活動の程度を簡便に計
測することができる。
【0009】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記解析手段は、前記姿勢位置検出手段と前記動作
力検出手段と前記入力操作手段とにより与えられる情報
を用いて下肢の力学系モデルと下肢の各筋の筋・骨格モ
デルを定めるとともに、各関節の回りの関節モーメン
ト、各筋の消費エネルギー、各筋の活動量、各筋の活動
タイミングを少なくとも求めることを特徴とする。この
構成によれば、下肢の力学系モデルと各筋の筋・骨格モ
デルとを用いるから、各関節の回りの関節モーメント、
各筋の消費エネルギー、各筋の活動量、各筋の活動タイ
ミングの目安を得ることができる。
【0010】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記表示手段は、前記解析手段において求めた数値
情報を少なくとも表示するとともに、運動中の各筋の活
動量と活動タイミングとを人体を模擬した画像における
各筋の部位に対応付けて表示することを特徴とする。こ
の構成によれば、数値情報だけではなく人体を模擬した
画像を示して運動中の各筋の部位に対応付けて筋の活動
状況を示すことになるから、使用者はどの筋が使われて
いるかを意識することになり、トレーニングの意欲の向
上やトレーニングの効果の向上につながる。
【0011】請求項5の発明は、請求項1の発明は、前
記入力操作手段が運動の目標を入力可能であって、前記
解析手段では目標に応じて設定した運動量の推奨値を表
示することを特徴とする。この構成によれば、運動量の
推奨値を示すことによって運動の効果を高めることがで
きる。
【0012】請求項6の発明は、請求項1の発明は、前
記入力操作手段と前記表示手段とを共通の筐体に備え、
前記表示手段により前記運動補助装置を使用する際の操
作手順が表示されることを特徴とする。この構成によれ
ば、操作手順を示すことによって、身体計測値のような
情報の入力忘れを防止することができる。
【0013】請求項7の発明は、請求項1の発明は、運
動の日時を設定するスケジュール設定手段と、設定され
た日時に報知するアラーム手段とが付加されていること
を特徴とする。この構成によれば、トレーニングを行う
日時が報知されるから、トレーニングを促すことにな
り、トレーニングを計画的に行うように習慣付けること
が可能でありトレーニングの効果を高めることができ
る。
【0014】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、前記運動補助装置におけるペダルの負荷をペダルの
位置ごとに変化させることが可能な負荷調整手段が付加
されていることを特徴とする。この構成によれば、ペダ
ルの各位置において活動量が大きくなっている特定の筋
に対して負荷を大きくすることが可能になり、特定の筋
を効率よく鍛えることができる。
【0015】請求項9の発明は、使用者の着座するサド
ルおよび自転車漕ぎ運動を模擬するペダルを備える運動
補助装置と、使用者の運動中におけるペダルの回転位置
を検出するペダル位置検出部と、ペダルの負荷をペダル
の位置に応じて変化させることが可能な負荷調整手段
と、使用者が運動の目的を入力する入力操作手段と、入
力操作手段を通して要求された運動の目的別にペダルの
回転位置と負荷の大きさとの関係としてあらかじめ設定
されているプログラムに従ってペダル位置検出部で検出
されたペダルの回転位置に応じて負荷調整手段を通して
ペダルの負荷の大きさを制御する負荷パターン設定手段
とを備え、負荷パターン設定手段では、前記プログラム
ではペダルの回転位置を8等分に分割した各区間に負荷
の大きさを対応付けていることを特徴とする。この構成
によれば、ペダルの回転位置を8等分した区間に負荷の
大きさを対応付けているから、各区間において活動レベ
ルが高くなる筋肉を選択的に強化することが可能にな
る。しかも、ペダルの1回転を8区間に分割しているか
ら、左右のペダルの対称性によって負荷の大きさの対応
付けは4区間について行えばよく、比較的少数のデータ
で目的別に各種の筋肉に負荷をかけることが可能にな
る。
【0016】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、前記プログラムでは連続した複数個の区間に負荷
の大きさを対応付けていることを特徴とする。この構成
によれば、比較的長い期間に亘って負荷を与えることに
なるから、1区間単位で負荷を大きくする場合よりも筋
肉の強化に高い効果が期待できる。
【0017】請求項11の発明は、請求項9または請求
項10の発明において、前記負荷パターン設定手段で
は、前記プログラムにより設定された負荷を大きくする
期間を前記区間よりも延長することを特徴とする。この
構成によれば、比較的長い期間に亘って筋肉に負荷を与
えることが可能になり、筋肉の強化に高い効果が期待で
きる。
【0018】請求項12の発明は、請求項9または請求
項10の発明において、前記負荷パターン設定手段で
は、前記プログラムにより設定された負荷を大きくする
期間を前記区間よりも短縮することを特徴とする。この
構成によれば、負荷を大きくする期間を比較的短くする
ことになるから、結果的に筋肉への負荷を軽減して負担
の少ない運動が可能になる。
【0019】請求項13の発明は、請求項9または請求
項10の発明において、前記負荷パターン設定手段で
は、前記プログラムにより設定された負荷を大きくする
期間を特定の筋肉の活動レベルが高まる期間よりも短く
するように短縮することを特徴とする。この構成によれ
ば、特定の筋肉に対して負荷を大きくする期間を比較的
短くすることになるから、筋肉への負荷を軽減して負担
の少ない運動が可能になる。
【0020】請求項14の発明は、請求項9の発明にお
いて、前記負荷パターン設定手段では、前記区間のうち
の各1区間に負荷の大きさを対応付けたプログラムによ
る関係と、前記区間のうちの連続した複数個の区間に負
荷の大きさを対応付けたプログラムとによる関係と、プ
ログラムにより設定された負荷を大きくする期間を前記
区間よりも延長する関係と、プログラムにより設定され
た負荷を大きくする期間を前記区間よりも短縮する関係
と、プログラムにより設定された負荷を大きくする期間
を特定の筋肉の活動レベルが高まる期間よりも短くする
ように短縮する関係とを組み合わせて負荷の大きさを制
御することを特徴とする。この構成によれば、ペダルに
与える負荷を増減させることが可能であり、目的に応じ
て目的に応じた負荷を筋肉に与えることができ、筋力ト
レーニング、持久力トレーニング、シェイプアップトレ
ーニングなどの各種の目的に合わせた運動が可能にな
る。
【0021】請求項15の発明は、請求項14の発明に
おいて、前記負荷パターン設定手段では、前記入力操作
手段により要求された運動の目的に応じて負荷の大きさ
を制御する周期を変化させるスケジュールが設定されて
いることを特徴とする。この構成によれば、運動の目的
に応じて負荷強度に強弱をつけることができ、筋力トレ
ーニング、持久力トレーニング、シェイプアップトレー
ニングなどの各種の目的に合わせた運動が可能になる。
また、運動中に負荷強度が適宜周期で変化することによ
って、運動に対する慣れを防止する効果も期待できる。
【0022】請求項16の発明は、請求項15の発明に
おいて、前記負荷パターン設定手段は、前記スケジュー
ルと使用される筋肉とを対応付けたテーブルが設けら
れ、前記入力操作手段を通して運動の目的が指示され強
化する筋肉が選択されるとテーブルを用いてスケジュー
ルが選択されることを特徴とする。この構成によれば、
運動の目的に応じて負荷をかける筋肉が決まれば、テー
ブルを参照するだけでスケジュールを決定することがで
きるから、スケジュールを設定する処理が簡単になる。
【0023】請求項17の発明は、請求項9ないし請求
項16の発明において、前記入力操作手段には、使用者
による運動補助装置の使用開始後に使用者による負荷の
強さの変更要求を受け付ける主観強度入力部が設けられ
ていることを特徴とする。この構成によれば、使用者の
使用感に応じて負荷の強弱を調節することになり、使用
者が要求する強度に調節した負荷を与えることができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本実施形態
に示す運動補助装置1は自転車漕ぎ運動を模擬するもの
である。図1に示すように、運動補助装置1は、使用者
Mが着座するサドル1aと、使用者Mが自転車漕ぎ運動
によって回転させるペダル1bと、運動中に使用者Mが
握るハンドル1cとを備える。サドル1aの高さは調節
可能であり、サドル1aの高さ位置はサドル位置検出部
3aにより検出される。また、ペダル1bに関しては、
ペダル1bが連結されているクランク1dの回転位置と
クランク1dに対するペダル1bの回転位置(ペダル1
bの傾き)とがポテンショメータからなるペダル位置検
出部3bにより検出される。サドル位置検出部3aおよ
びペダル位置検出部3bは使用者の姿勢を検出する姿勢
位置検出手段3を構成する。さらに、ペダル1bを踏み
込む力の大きさがロードセルからなるペダル力検出部4
aにより検出される。ペダル力検出部4aは動作力検出
手段4を構成する。ペダル1bに対する負荷は、フライ
ホイールおよび電磁ブレーキを用いた負荷調節手段7に
より調節可能になっている。ところで、ハンドル1cに
は入力操作手段2として、運動の目的を入力する目標入
力部2aと、使用者の身長、体重、足のサイズを使用者
の身体計測値として入力する身体値入力部2bとが設け
られる。ここに、運動の目標は、運動補助装置1を用い
る目的を意味し、健康増進、登山、サッカーなどを入力
することが可能になっている。運動の目標は、あらかじ
め登録されている選択肢から選択するようにしてもよ
い。目標入力部2aおよび身体値入力部2bから入力さ
れる情報は、図示しないデータ記憶部に格納し、運動補
助装置1の次回の使用時にはデータ記憶部から呼び出す
ようにしてもよい。姿勢位置検出手段3および動作力検
出手段4による計測は、使用者Mが運動補助装置1によ
る運動を開始すると自動的に開始される。
【0025】本実施形態では、上述した入力操作手段
2、姿勢位置検出手段3、動作力検出手段4から得られ
る情報を入力とする解析手段5によって筋肉の活動状態
などを求め、求めた結果を他の情報とともに液晶表示器
のような表示手段6に表示する。解析手段5では後述す
るように、筋の活動量や活動のタイミング、関節モーメ
ント、消費エネルギを推定する。また、解析手段5では
使用者の運動による消費エネルギを求め、目標との関係
に基づいて負荷調整手段7を調整する機能を有してい
る。表示手段6は入力操作手段2とともに1つの筐体に
設けて、運動補助装置1のハンドル1cに取り付ければ
よい。また、表示手段2において運動補助装置1の操作
手順を示すようにすれば、身体計測値の入力忘れなどを
防止することができる。
【0026】以下では解析手段5における解析手順につ
いて説明する。本実施形態では、筋活動を解析する対象
として、図6に示す大殿筋8、大腿二頭筋長頭8
、腓腹筋8、ヒラメ筋8、腸腰筋8
大腿直筋8、広筋8、前脛骨筋8、大腿二
頭筋短頭8の下肢における9個の筋群を想定してお
り、したがって、図2に示すように、足関節x1と膝関
節x2と股関節x3とペダル1bの回転中心x0とクラ
ンク1dの回転中心Oとを節とし、節間をそれぞれリン
クとするリンクモデルによって運動補助装置1と下肢と
の関係を表す。ここに、力学系モデルとしてのリンクモ
デルは、クランク1dの回転中心Oを原点とする鉛直平
面内(全体座標系)について考える。
【0027】上述したリンクモデルによって、以下のよ
うな値と関係式とが得られる。固定的に決定されている
リンクの長さはクランク1dの回転中心Oからペダル1
bの回転中心x0までの長さRであって、その他の
リンクの長さは以下のようにして決定される。
【0028】クランク1dの回転中心Oから股関節x3
までの寸法は、サドル1aに設けたサドル位置検出部3
aにより検出されるペダル1bの回転中心からサドル1
aの上面までの距離Rと、サドル1aの上面から股
関節x3までの距離と、クランク1dの回転中心Oと股
関節x3とを結ぶ方向が鉛直方向に対してなす角度θs
とを用いて決定される。距離Rと角度θsとは、サ
ドル1aに設けたサドル位置検出部3aによって求めら
れる。また、サドル1aの上面から股関節x3までの距
離は、身体値入力部2bから入力された身長bhに基づ
いて0.04bhと仮定している。したがって、回転中
心Oから股関節x3までの寸法は、R +0.04bh
/cos(θs)と表される。ただし、角度θsは比較
的小さいからcos(θs)≒1とみなしてもよく、本
実施形態では回転中心Oから股関節x3までの寸法とし
て、R+0.04bhを用いる。したがって、全体
座標系において股関節x3のx座標とy座標とをそれぞ
れx3(1),x3(2 とすれば、次式で表される。 x3(1)=−(R2+0.04bh)sinθs x3(2)= (R2+0.04bh)cosθs さらに、図3に示す外踝高さ(足裏から外側のくるぶし
までの寸法)Lと、足関節x1と膝関節x2との間
のリンクの寸法Lと、膝関節x2と股関節x3との
間のリンクの寸法Lとが、以下の形で身長bhに基
づいて推定される。これらの関係は、「小原ら;「人体
を測る」,日本出版サービス参照」に記載されている。 L=0.04bh L=0.29bh L=0.30bh ここに、寸法Lはペダル1bの回転中心x0と足関
節x1との間のリンクの寸法を求めるために用いる。ペ
ダル1bの回転中心x0と足関節x1との間のリンクの
寸法を求めるには、図3に示すように、ペダル1bの回
転中心x0を原点とする座標系(ペダル座標系)を設定
する。ペダル座標系は、ペダル1bの回転軸に直交する
面内でペダル1bに足を載せる面の延長方向をx方向と
し、ペダル1bの上面に直交する方向をy方向としてい
る。x方向の正の向きは足先の向きであり、y方向の正
の向きは上向きになる。x方向におけるペダル1bの幅
寸法をpwとし、y軸方向におけるペダル1bの厚み寸
法をphとし、さらにペダル座標系のx軸が全体座標系
の水平方向に対してなす角度をθcとする。また、つま
先から足関節x1の中心までの水平距離は、身体値入力
部2bから入力された足のサイズLfに基づいて2Lf
/3と仮定する。
【0029】ペダル座標系では、原点x0(ペダル1b
の回転中心)に対する足関節x1の位置は次式で表すこ
とができる。つまり、ペダル1aの先端に足先を揃える
とすれば、足関節x1のx方向の座標位置x 1(1)
と、y方向の座標位置x (2)とはそれぞれ、 x 1(1)=2Lf/3−pw/2 x 1(2)=ph/2+L になる。また、クランク1dの回転角度を図2のように
θaとし、クランク1dの回転中心Oとペダル1bの回
転中心x0とを結ぶ直線に対して、クランク1dのx
(1)方向がなす角度をθbとすれば、θc=θb−θ
aと表すことができる。ここに、角度θa、θbはペダ
ル位置検出部3bにより検出されるのであって、角度θ
aはクランク1dの回転中心Oに設けたポテンショメー
タにより検出され、角度θbはペダル1bの回転中心に
設けたポテンショメータにより検出される。
【0030】クランク1dの回転中心Oを原点とする全
体座標系では、ペダル1bはθc(=θb−θa)だけ
傾いているので、足関節x1のx座標x1(1)および
y座標x1(2)は、次式で表される。 x1(1)=x 1(1)・sinθc−x 1(2)
・cosθc+x0(1 1(2)=x 1(1)・cosθc+x 1(2)
・sinθc+x0(2 ただし、x0(1)とx0(2)とは、全体座標系にお
けるペダル1bの回転中心x0のx座標およびy座標で
あって、以下のように表される。 x0(1)=−R・sinθa x0(2)=−R・cosθa ところで、膝関節x2は、足関節x1からは距離L2だ
け離れるとともに股関節x3からは距離L3だけ離れて
いるから、膝関節x2のx座標およびy座標をそれぞれ
2(1)とx2(2)とすれば、次の関係式が成立す
る。 (x2(1)−x1(1)+(x2(2)−x
1(2)=L (x2(1)−x3(1)+(x2(2)−x
3(2)=L この式を満たす解(x2(1),x2(2))は2組求
められるが、身体の動作範囲を考慮して図2に示すθe
が小さいほうの解を股関節x2の座標値として用いる。
【0031】上述の手順によって、使用者Mの動作の解
析に必要な各節の座標とリンク角度が求められる。とこ
ろで、動作力検出手段4は、図4に示すように、ペダル
力検出部4aとしてのロードセルLC1〜LC6をペダ
ル1bの両面にそれぞれ3個ずつ備える。各ロードセル
LC1〜LC6はぺダル1bに作用するy方向の力を計
測する。ここに、ペダル1bの各面においてロードセル
LC1〜LC6は、前端部に1個、後端部に2個配置さ
れる。ロードセルLC1〜LC6により検出される力F
0およびペダル1bに作用するモーメントM0は、次式
で表すことができる。 F0=−F1−F2−F3+F4+F5+F6 M0=−0.022F1+0.037(F2+F3)−
0.027(F5+F6)+0.032F4 ただし、F1〜F6は各ロードセルLC1〜LC6によ
って検出される力である。なお、各力F1〜F6に乗じ
た係数は、図4からわかるように、ペダル座標系でのx
軸方向におけるペダル1bの回転中心x0からのロード
セルLC1〜LC6までの距離により決定される係数で
ある。
【0032】上述のようにして求めた各値および各関係
式を用いて下肢の力学系モデルを設定し、下肢の各関節
(足関節x1、膝関節x2、股関節x3)の回りのモー
メントである関節モーメントを推定する。各リンクのパ
ラメータは、以下のように決める。ここに、質量mi、
質量中心比ri、慣性モーメントliは、それぞれ以下
のように表される。なお、i=1,2,3であって、1
はペダル1bの回転中心x0と足関節x1との間、2は
足関節x1と膝関節x2との間、3は膝関節x2と股関
節x3との間の各リンクに対応する。これらの関係は、
「岡田ら;「日本人高齢者の身体部分慣性特性」,バイ
オメカニズム13」に記載されている。 m1=0.017bw m2=0.047bw m3=0.092bw r1=58.1% r2=42.3% r3=48.1% l1=32.6[kg・cm] l2=237.4[kg・cm] l3=495.1[kg・cm] 一方、リンクモデルにおいて図5のように力の釣り合い
を考えると、各関節(足関節x1、膝関節x2、股関節
x3)における、全体座標系での力のx方向成分Fxi
とy方向成分Fyiと関節モーメントMとには次式
の関係が成立する。なお、i=1,2,3であって、1
は足関節、2は膝関節、3は股関節3に対応する。 Fxi=Fx(i−1)+mx"giyi=Fy(i−1)+m(y"gi−G) M=−Mi−1+(−1)(i−1)[lθ"+m(1
−r){(y"gi−G)dx−x"gidy}−Fyidx
+Fxidy] 上述のようにして求めた関節モーメントに基づいて筋・
骨格モデルを設定し、下肢の各筋が発生している力の大
きさを計算する。ここに、筋の種類は上述したように、
大殿筋、大腿二頭筋長頭、腓腹筋、ヒラメ筋、腸腰筋、
大腿直筋、広筋、前脛骨筋、大腿二頭筋短頭の9つの筋
群を対象とする。
【0033】いま、筋iの生理断面積をS、関節j
の回りの腕の長さ(モーメントアーム)をajiとして
表1に示す値を用いる。
【0034】
【表1】
【0035】ただし、モーメントアームは筋の収縮によ
って関節モーメントが図7に示す方向に働くものを正、
反対の方向に働くものを負としている。筋の収縮力をM
とすると、各関節xjについて数1に示すモーメン
トの釣り合いの式が成り立つ。
【0036】
【数1】
【0037】また、筋の収縮速度vは、モーメント
アームajiと関節の角速度wとを用いて数2で表さ
れる。
【0038】
【数2】
【0039】ところで、筋が発揮できる力は生理断面積
と収縮速度vと長さbとによって変化するこ
とが知られており、本実施形態では、次式によって各時
刻における最大筋力MFmaxjを定義している。すな
わち、 MFmaxi= (b・MFa−0.3MFa・v)/(b+v) (v<0.0) (−1.3v/b+1)MFa (0.0<v<b/3) (1.3/3+1)MFa (v>b/3) ただし、MFa=S・αで表される等尺性最大収縮
力であって、本実施形態ではα=600000N/mm
としている。
【0040】以上説明したデータを用いることにより、
関節モーメントを発揮させるための各筋の力を計算する
ことができる。ここでは、未知数が筋の数すなわち9個
であるのに対して、満たすべき釣合い式は関節の数すな
わち3個であるため、解を得ることができない。そこ
で、最適化の手法を用いて各筋の発揮筋力/最大筋力の
総和が最小となるような解を求める。 設計変数 x=MF/MFmaxi 目的関数 f=Σx を最小値にする 制約条件: 等式制約: M=Σaij・MF・xj 不等式制約:0≦xj≦1 上述した制約条件の下で解MFを求めることによっ
て、各時刻において発揮されている筋力を推定すること
ができ、筋の活動量および活動のタイミングを知ること
ができる。
【0041】上述した筋の活動量(筋力)、消費エネル
ギ、筋活動のタイミングを求める手順を簡単にまとめる
と、図8のようになる。すなわち、身体値入力部2bか
ら入力された身長、体重、足のサイズと、姿勢位置検出
手段3および動作力検出手段4により検出したサドル1
aの高さ位置、ペダル1bに関する位置、ペダルが受け
る反力とを入力とし、さらに人体に関する一般的関係式
として得られる筋断面積およびモーメントアーム、質量
比、質量中心比、身体寸法比とを入力情報とする。身
長、足のサイズ、身体寸法比はリンクモデルのリンク長
を求めるために用いられ、リンク長とサドル1aの高さ
位置およびペダル1bに関する位置を用いることによっ
て、姿勢を推定することができる。姿勢を推定すること
ができれば、リンクモデルにおける姿勢(つまり、全体
座標系での位置関係)が決定され、関節の角度、角速
度、角加速度を求めることができる。一方、質量比、質
量中心比、体重からはリンクの質量や質量中心を求める
ことができるから、リンクモデルにおける姿勢、関節の
角度、角速度、角加速度、リンクの質量、質量中心の情
報をペダル反力と併せて用いることにより、各関節の回
りのモーメントを推定することができる。
【0042】各関節の回りのモーメントは関節モーメン
トとして表され、筋断面積、モーメントアーム、角速
度、角加速度、関節モーメントによって部分別に各時刻
の筋力を推定することができる。つまり、筋力と筋活動
タイミングとを求めることができ、これらから消費エネ
ルギを演算することができる。
【0043】ところで、関節モーメントおよび筋力、筋
活動タイミング、消費エネルギは表示手段6に表示され
る。表示手段6の画面10では図10に示すように解析
手段5において解析された筋力、消費エネルギ、筋活動
タイミング、目標入力部2aから入力された目標に応じ
て設定した負荷や運動ピッチの推奨値などを表示する。
【0044】筋力、筋活動タイミングは、たとえば図9
のような形式で表示する。図において筋8は線によって
表示されており(実際には9種類の筋8〜8
表す9本の線が表示される:図7参照)、各筋8の活動
の程度に応じて線の太さを変化させるようにしてある。
図9では自転車漕ぎ運動における筋8の活動を左から右
に時系列に並べて示しているが、表示手段6においては
使用者の運動の動作に合わせてリアルタイムで筋の活動
が表示されることになる。表示手段6にこのような表示
を行うことにより、使用者は下肢の各筋の活動状況を認
識することが可能になり、トレーニング中に筋の活動を
意識することによりトレーニングへの意欲を高めること
ができる。
【0045】また、目標入力部2aによってトレーニン
グの目標が入力されている場合には負荷調節手段7にお
いて目標に対応した筋活動レベルを各筋について算出
し、解析手段5において解析された各筋の活動レベルと
目標の筋活動レベルとを比較する。ここで、解析された
筋活動レベルが目標レベルよりも下回っている筋につい
ては、その筋が最も活動する位置にペダル1bが位置し
たときに電磁ブレーキを駆動することによって負荷を高
め、目的とする筋の活動レベルが高めるように調整する
ことが可能になる。このような調整は自動的に行うこと
ができるが、調整方法を表示手段6に表示するようにし
てもよい。すなわち、自転車漕ぎ運動を模擬する運動補
助装置は一般に健康維持を目的とするから、負荷の大き
さを一定に保つ構成を採用していることが多く、結果的
に同じ筋肉ばかりが使用されることになり、総合的にい
ろいろな筋肉のトレーニングを行うことにならないもの
であるが、本実施形態の構成ではトレーニングの目的に
応じた筋を強化することが可能になる。
【0046】さらに、入力操作手段2と表示手段6とを
用いてトレーニングの予定を入力可能とし、図示しない
スケジュール設定手段にトレーニングの予定を登録して
おけば、予定日時にアラームによってトレーニングを促
すように報知したり、表示手段6にメッセージを表示し
たりすることが可能になり、効率のよいトレーニングを
行うように管理することが可能になる。
【0047】(第2の実施の形態)第1の実施の形態は
各筋肉の活動の程度を計測することを主な目的とするも
のであったが、本実施形態は第1の実施の形態に示した
運動補助装置を用い使用者の目的に応じて各筋肉への負
荷の程度を調節することにより、使用者の目的に応じた
種類の筋肉を強化するトレーニング装置に関するもので
ある。
【0048】一般に歩行やジョギングのような運動は場
所や時間を選ばずに実施でき、軽負荷の有酸素運動であ
るから持久力を向上させたり体脂肪を燃焼させたりする
効果が高いと言われている。しかしながら、関節付近の
筋力が低下したり関節が摩耗している高齢者や自身の体
重によって関節に大きな負荷がかかる過体重の人にとっ
ては、関節に過大な負担が生じるから、この種の運動は
必ずしも適切とは言えない。一方、自転車漕ぎ運動では
使用者の体重の大部分をサドルで受けているから膝関節
への負担が少なく、しかも負荷の程度を調節可能である
から軽負荷の有酸素運動を実施することができ、歩行や
ジョギングと同様に持久力の向上や体脂肪の燃焼に効果
がある。
【0049】今日の日本は高齢化社会に移行しつつあ
り、いわゆる寝たきりを予防し、高齢者の健康を維持す
るために、高齢者の体力を向上させることへの要求が高
まってきている。向上の目標とされる体力は、とくに全
身持久力と筋力とであって、筋力としては行動の基本で
ある歩行に必要な下肢および体幹の筋力を向上させるこ
とが要求されており、厚生労働省の指針である「新健康
日本21」においては、体力向上の必要性と目標値とが
明確にされている。ここで、歩行に必要とされる筋肉
は、足先から順に、足背屈筋群、足底屈筋群、膝伸展筋
群、膝屈曲筋群、股関節屈曲筋群、股関節伸展筋群であ
る。
【0050】定位置に固定して自転車漕ぎ運動を模擬す
る運動補助装置は従来から各種市販されており、全身持
久力、ダイエット、下肢の筋力向上などの各種のトレー
ニングメニュー(運動目標)を用意しているものもあ
る。ところで、この種の運動補助装置では、実用自転車
のペダル漕ぎ運動を模擬しており、スポーツ用自転車の
ようにいわゆる引き脚を用いるペダル漕ぎ運動ではない
から、この種の運動補助装置を用いた運動において主と
して使用している筋肉は、大腿前部付近の膝伸展筋群
(一部の股関節屈曲筋群を含む)と向う脛付近の足背屈
筋群とに過ぎないものである。つまり、従来から提供さ
れている運動補助装置では、歩行に必要とされる筋肉の
うち、腰部や下肢部の筋肉を十分に強化することができ
ないものである。
【0051】一方、ペダルの回転位置に応じて負荷を変
化させるものが特開平4−26413号公報に記載され
ている。この公報は、最大酸素摂取量の測定を目的とす
るものであって、ペダルの回転位置に応じて使用する筋
肉部位が変化することが説明されており、図によりペダ
ルの回転位置に応じて股関節伸展筋群、膝伸展筋群(股
関節屈曲筋群)、膝伸展筋群および足底屈筋群、膝屈曲
筋群が順に働くことが示されている。このようにペダル
の回転位置に応じて主に活動する筋肉が変化すること
は、筋バイオメカニクスの理論から明らかでありまた実
験によっても確認されている。ただし、この公報に記載
された運動補助装置では左右のペダルがクランク軸の回
りで180°の位置関係に配置されており、しかも左右
のペダルに同時に負荷を変化させるから、たとえば右の
ペダルがクランク軸の前方に位置しているときに左のペ
ダルはクランク軸の後方に位置することになり、左右の
下肢では異なる筋肉が使用されているにもかかわらず左
右の下肢に同じ大きさの負荷がかかるものであって、各
筋肉にそれぞれ適正な負荷を与えることができるものと
は言えない。また、この種の運動補助装置では左右均等
に負荷がかからずに一方の足に負荷が集中することがあ
り、左右の筋肉が均等に使用されているという仮定のも
とで筋力の計測を行うと計測の精度が低下することにな
り、筋肉の強化の目的で使用する場合には左右の筋力が
均等に強化されないことになる。
【0052】また、特開2001−276275には、
リハビリテーションを目的として、ペダルの位置と発揮
された筋力とをペダルに与えた負荷とともに検出し、検
出内容に応じて目的箇所の筋力を強化するように負荷を
設定する技術が記載されている。ただし、リハビリテー
ションが目的であるから、特定部位の筋力を強化するこ
とはできるものの、上述したような歩行に必要な多種類
の筋肉の全体について所要の筋力を得る目的には使用で
きないものである。
【0053】上述した運動補助装置は、歩行のための筋
力の強化だけではなく体脂肪の燃焼にも高い効果が得ら
れることからダイエットの目的で使用され、また筋力の
強化によるシェイプアップの効果も期待できる。とく
に、腹部、臀部、顔部などは体脂肪が蓄積されやすくま
た消費されやすい部位であるが、下肢は体脂肪が蓄積さ
れにくいものの蓄積されると消費されにくいから、下肢
の体脂肪を消費できる運動補助装置として自転車漕ぎ運
動を模擬する装置は高い効果が期待できる。さらに、体
脂肪の燃焼には使用者の心拍数または脈拍数が最大心拍
数の50〜80%になる程度の負荷で運動を20〜30
分程度継続するのがよいと言われており、このため各種
の運動補助装置では、心拍数や脈拍数を検出し負荷の大
きさをフィードバック制御する構成のものが多い。
【0054】上述したように、自転車漕ぎ運動を模擬す
るときには、ペダルの回転位置に応じて複数種類の筋肉
が異なるタイミングで使用されるから、特定の筋肉を強
化しようとすればペダルの回転位置に応じて負荷量を調
節すればよいと言える。つまり、登山やサッカーのよう
にスポーツの種目ごとに異なる筋肉を強化したり、ふく
らはぎあるいは臀部を引き締めるというように目的部位
を中心としたシェイプアップが期待できる。
【0055】本実施形態では、上述した各種目的を達成
するために、ペダルの回転位置に応じた負荷の調整を可
能としたものである。すなわち、本実施形態において用
いる運動補助装置1は、基本的には第1の実施の形態と
同様に自転車漕ぎ運動を模擬するものであり、図11に
示すように、使用者Mが着座するサドル1aと、使用者
Mが自転車漕ぎ運動によって回転させるペダル1bと、
運動中に使用者Mが握るハンドル1cとを備える。図1
2に示すように、ペダル1bはクランク軸(図示せず)
を介してフライホイール7aに連結され、運動補助装置
1の筐体Bの定位置に固定したプーリ7bとフライホイ
ール7aとの間にベルト7cが掛けられている。さら
に、プーリ7bにはベルト7dを介して電磁ブレーキ7
eが結合されており、したがって、フライホイール7a
の回転に電磁ブレーキ7eによる制動を与えることでペ
ダル1bの負荷を調節可能にしてある。要するに、フラ
イホイール7aとプーリ7bとベルト7c,7dと電磁
ブレーキ7eとにより負荷調整手段7が構成される。電
磁ブレーキ7dは直流電源装置7fから印加される電圧
に応じて制動力が変化するものであって、直流電源装置
7fの出力電圧は後述する負荷パターン設定手段11に
設けた制御部11aにより制御される。つまり、制御部
11aからの指示によって電磁ブレーキ7dの制動力が
調節されることによりペダル1bの負荷の大きさが調節
される。フライホイール7aの外周にはペダル位置検出
部3aとしてのロータリエンコーダ3cが転接してお
り、フライホイール7aの回転位置および回転速度がロ
ータリエンコーダ3cにより検出される。すなわち、ペ
ダル1bの回転に応じてロータリエンコーダ3cから出
力されるパルスはパルスカウンタ3dにより計数され、
パルスカウンタ3dの出力値をペダル1bの絶対位置に
換算するテーブルを有した記憶部3eを通してペダル1
bの回転位置が出力される。
【0056】ところで、ハンドル1cには液晶表示装置
とタッチパネルとからなる入力操作手段2が取り付けら
れており、入力操作手段2には、運動の目的を入力する
目標入力部2aと、使用者Mの伸長、体重、年齢、性別
を身体計測値として入力する身体値入力部2bとが設け
られている。また、身体値入力部2bは負荷の大きさを
フィードバック制御するために使用者Mの心拍数または
脈拍数をセンサによって取り込む機能も備える。目標入
力部2aはメニュー形式であって、筋力強化やシェイプ
アップの目的別にプログラムを選択することが可能にな
っている。筋力強化の目的であれば、たとえばスポーツ
の種目別に登山、サッカーなどのメニューを選択するこ
とができ、シェイプアップが目的であれば、筋肉を強化
する部位や体脂肪を減少させようとする部位を選択する
ことが可能になっている。
【0057】本実施形態では、ペダル1bの回転位置を
45°ずつ8区間に分割してあり、入力操作手段2およ
びペダル位置検出部3bからの情報を負荷パターン設定
手段11に入力し、負荷パターン設定手段11ではペダ
ル1bに与える負荷の大きさを求めて負荷調整手段7に
指示する。すなわち、負荷パターン設定手段11では、
入力操作手段2から入力された身体計測値および選択さ
れたプログラムと、ペダル位置検出部3bにより検出さ
れたペダル1bの回転位置とに応じて、各区間ごとにペ
ダル1bに与える負荷の大きさ、つまり電磁ブレーキ7
eによる制動力を調節する。さらに具体的に説明する
と、ペダル1bの回転位置は45°ずつ8区間に分割さ
れているが、左右のペダル1bはクランク軸の回りで1
80°の位置関係になっているから、左右対称と考える
とペダル1bの回転位置は図13のような4種類のパタ
ーンになる。図13に示す各円の中心はクランク軸の位
置であって、円周はペダル1bの通る軌跡、円周上の太
線は他の部位よりも負荷を大きくする期間を表してい
る。
【0058】図13(a)〜(d)に示す位置でペダル
1bの負荷を大きくすると、各パターン(図13(a)
〜(d)の各パターンをパターン1a〜1dと呼ぶ)で
使用される筋肉は表2の関係になる。表2において「負
荷区間」は負荷を大きくする区間を示し、図13に示し
ているパターン1a〜1dで表す。また、各A,B,
C,Dは筋肉の活動レベルを示し、Aは筋肉の活動レベ
ルが高い状態、Dは筋肉の活動レベルが低い状態を示
す。
【0059】
【表2】
【0060】したがって、負荷パターン設定手段11で
は入力操作手段2における目標入力部2aで選択された
内容に応じてパターン1a〜4aのうちのどれを用いる
かを選択し、身体値入力部2bから入力された身体値に
応じて負荷の大きさを決定し、ペダル位置検出部3bで
検出されたペダル1bの位置に対応付けて負荷の大きさ
を制御するのである。
【0061】上述した例では、ペダル1bの回転位置を
45°ずつ8区間に分割した1区間を1単位として負荷
の大きさを制御する例を示したが、ペダル1bの回転方
向において連続する2区間を1単位として負荷の大きさ
を制御したり、ペダル1bの回転方向において連続する
3区間を1単位として負荷の大きさを制御してもよい。
2区間を1単位として負荷を制御する場合は、図14
(a)〜(d)に示す4パターン2a〜2dになり、こ
の場合の各筋肉の活動レベルは表3のようになる。ま
た、3区間を1単位として負荷を制御する場合は、図1
5(a)〜(d)に示す4パターン3a〜3dになり、
この場合の各筋肉の活動レベルは表4のようになる。な
お、表4における「△」はBとCとの間の活動レベルを
示す。
【0062】
【表3】
【0063】
【表4】
【0064】なお、ペダル1bの回転位置に応じた各筋
肉の活動レベル(筋活動度)を測定した結果を図16に
示す。図16は前脛骨筋、ヒラメ筋、腓腹筋、内側広
筋、大腿直筋、大腿二頭筋、大臀筋、中臀筋、腹直筋、
傍背柱筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋に関する5人ずつの
測定結果を示す。この測定は第1の実施の形態を用いる
ことによって行うことが可能である。各図の横軸におけ
る1〜8の数値は、ペダル1bの回転位置を示す区間で
あって、ペダル1bが回転する向きにおいて、上端から
前方45°までの区間に「1」を割り当て、前方45°
から前方90°までの区間に「2」を割り当てるように
して、1〜8までの数値を割り当てているのである。ま
た、各区間1〜8において5本ずつ表記した縦棒は各人
の測定結果の平均値であり、縦棒の上に延びるT字状の
棒は各人の測定結果の最大値を示している。図16から
も明らかなように各筋肉の活動レベルが増加する期間は
8個の区間に完全に一致するわけではないが、各区間と
は比較的よく対応している。
【0065】すなわち、上述した例では、負荷を制御す
るタイミングがペダル1bの回転位置を45°ずつ8等
分した各区間に一致していたが、実際には各筋肉の活動
レベルの変化と各区間とが完全に一致しているわけでは
ないから、上述した負荷区間を基準として負荷を制御す
る期間を負荷区間に対して増減させるようにしてもよ
い。たとえば、特定の筋肉の活動レベルが高くなる負荷
区間において負荷を増加させる場合に、当該負荷区間よ
りも負荷を増加させる期間を延長すれば、目的としてい
る筋肉に負荷を与える期間を延長したことになり、筋肉
の強化においてはより高い効果が期待できる。また、特
定の筋肉の活動レベルが高くなる負荷区間において負荷
を増加させる期間を当該負荷区間よりも短く設定すれ
ば、使用者Mにとって負担を軽減させることが可能にな
る。負荷を増加させる期間を負荷区間よりも短縮して負
担を軽減するには、特定の筋肉の活動レベルが高まる期
間よりも当該筋肉への負荷を大きくする期間が短くなる
ように設定してもよい。
【0066】上述のようにして、入力操作手段2を用い
て使用者Mが選択した目的に応じて負荷を増加させる期
間が適宜に設定されるのであって、当該目的に応じて、
負荷を増加させる期間を負荷区間に一致させる制御や負
荷区間に対して増減させる制御を選択し、これらの制御
を適宜に組み合わせることによって使用者Mの目的に応
じた適正な負荷を与えることが可能になる。
【0067】ところで、目標入力部2aにおける運動の
目的の選択肢として、「筋力トレーニング」、「持久力
トレーニング」、「1日トレーニング」が選択可能にな
っている。また、各選択肢に対してそれぞれ10秒〜5
分、5分〜3時間、3〜24時間の範囲で負荷を変化さ
せる周期が設定される。つまり、負荷を増加させる期間
は運動の目的に応じて周期的に変更されるのであって、
負荷を増加させる期間を負荷区間に一致させたり負荷区
間に対して増減させたりするタイミングが適宜スケジュ
ールで周期的に変更される。たとえば、瞬発力の大きい
筋肉を強化するには比較的短い時間において比較的大き
い負荷を与えることが有効であるから、筋力トレーニン
グでは10秒〜5分という比較的短い周期で周期的に高
負荷を与えるのである。また、筋肉の持久力を強化する
には、たとえば負荷を増加させる期間を負荷区間よりも
延長して特定の筋肉に対する負荷を大きくする期間と、
負荷を増加させる期間を負荷区間よりも短縮して特定の
筋肉に対する負荷を小さくする期間とを繰り返すように
スケジュールを設定すれば、一種のインターバルトレー
ニングを行うことができ、また低負荷を5分〜3時間の
長周期で変化させることによっても持久力を強化するこ
とが可能である。1日トレーニングでは、筋力トレーニ
ングと持久力トレーニングとがともに可能になるよう
に、3〜24時間の周期で負荷を変化させるスケジュー
ルが設定される。このように運動の目的に応じて、ペダ
ル1bの1回転の間のみではなく上述のような周期で負
荷の大きさを適宜に変化させるから、筋肉に対する負荷
の大きさに強弱が与えられ、結果的にトレーニングの効
果を高めることが可能になる。なお、負荷を変化させる
スケジュールの中には、負荷を増加させる期間だけでは
なく負荷をほとんど与えない休止期間も含まれる。ま
た、負荷パターン設定手段11には、上述したスケジュ
ールと使用される筋肉とを対応付けたテーブルが設けら
れ、運動の目的に応じて強化する筋肉が選択されるとテ
ーブルを用いてスケジュールが選択されることになる。
【0068】上述した実施形態では入力操作手段2にお
いて、運動の目的を選択する目標入力部2aと身体計測
値を入力する身体値入力部2bとを備える例を示した
が、図17に示すように、運動後に使用者Mにとって運
動が適切であったか否かを主観的に入力するための主観
強度入力部2cを設けるのが望ましい。主観強度入力部
2cでは、使用者Mが運動の強度が強すぎたか・弱すぎ
たか・適切であったかの段階を使用者Mが選択する選択
肢として、主観選択項目が表5のような形で設定されて
いる。使用者Mが主観選択項目から所望のものを選択す
れば、負荷パターン設定手段11ではこの選択を考慮し
て負荷の大きさを調節する。なお、この機能を用いる場
合には、入力操作手段2において使用者Mを識別する情
報を入力するとともに、使用者Mごとのプログラムを負
荷パターン設定手段11に記憶させることが必要であ
る。
【0069】
【表5】
【0070】表5における対応強度は使用者Mにとって
の主観的な強度であるから、入力された主観選択項目に
対して強度3になるように負荷の大きさが補正される。
つまり、負荷パターン設定手段11には、図18に示す
ように、あらかじめ年齢ごとの負荷強度の標準値Laが
設定されており、標準値Laに対して所定幅(上下の一
点鎖線の間の幅)の強度範囲が設定され、この強度範囲
が5段階に分割されるとともに、強度3を標準値Laに
一致させてある。たとえば、設定した負荷に対して主観
選択項目として選択された対応強度が強度5であれば、
当該負荷を強度5とする年齢が求められ、この年齢にお
ける強度3が次回の負荷の強度として選択される。この
ような手順で処理することによって、使用者Mの体力年
齢を求めることができ、かつ使用者Mの現状の体力で標
準的と考えられる強度の負荷を与えることが可能にな
る。なお、ここでは使用者Mが運動補助装置1を使用し
た後に主観選択項目を入力する例を示したが、使用者M
が運動補助装置1を使用している途中において主観選択
項目を入力することによって、運動中において負荷を調
節するようにしてもよい。
【0071】
【発明の効果】請求項1の発明は、自転車漕ぎ運動を模
擬する運動補助装置と、使用者の運動中の各部の姿勢を
運動補助装置の特定部位の動きにより検出する姿勢位置
検出手段と、使用者が自転車漕ぎ運動において発揮して
いる特定部位の力を検出する動作力検出手段と、少なく
とも使用者の身体計測値を入力する入力操作手段と、前
記姿勢位置検出手段と前記動作力検出手段と前記入力操
作手段とにより与えられる情報を用いて使用者の筋活動
を解析する解析手段と、前記解析手段により得られた結
果を表示可能な表示手段とを備えるものであり、運動補
助装置の特定部位の動きから使用者の運動中の各部の姿
勢を検出するとともに、使用者が発揮している特定部位
の力を検出し、これらの情報と使用者の身体計測値とを
用いることによって使用者の筋活動を解析するから、従
来構成のように使用者にマーカを取り付ける必要がな
く、TVカメラのような大がかりな装置を用いることな
く、位置検出や力検出のための簡単な装置を運動補助装
置に付設するだけで使用者の各部の筋活動を解析するこ
とが可能になる。つまり、運動補助装置の使用中におい
て活動している筋肉の種類や活動の程度を簡便に計測す
ることができる。
【0072】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記姿勢位置検出手段が、前記運動補助装置に設け
たペダルの位置および傾きを検出するペダル位置検出部
と、前記運動補助装置に設けたサドルの高さ位置を検出
するサドル位置検出部とを備え、前記動作力検出手段
が、前記ペダルの反力を検出するペダル力検出部を備え
るものであり、サドルの位置とペダルの位置とペダルに
作用する力のみを計測するだけで、活動している筋肉の
種類は活動の程度を簡便に計測することができる。
【0073】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記解析手段は、前記姿勢位置検出手段と前記動作
力検出手段と前記入力操作手段とにより与えられる情報
を用いて下肢の力学系モデルと下肢の各筋の筋・骨格モ
デルを定めるとともに、各関節の回りの関節モーメン
ト、各筋の消費エネルギー、各筋の活動量、各筋の活動
タイミングを少なくとも求めるものであり、下肢の力学
系モデルと各筋の筋・骨格モデルとを用いるから、各関
節の回りの関節モーメント、各筋の消費エネルギー、各
筋の活動量、各筋の活動タイミングの目安を得ることが
できる。
【0074】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記表示手段は、前記解析手段において求めた数値
情報を少なくとも表示するとともに、運動中の各筋の活
動量と活動タイミングとを人体を模擬した画像における
各筋の部位に対応付けて表示するものであり、数値情報
だけではなく人体を模擬した画像を示して運動中の各筋
の部位に対応付けて筋の活動状況を示すことになるか
ら、使用者はどの筋が使われているかを意識することに
なり、トレーニングの意欲の向上やトレーニングの効果
の向上につながる。
【0075】請求項5の発明は、請求項1の発明は、前
記入力操作手段が運動の目標を入力可能であって、前記
解析手段では目標に応じて設定した運動量の推奨値を表
示するものであり、運動量の推奨値を示すことによって
運動の効果を高めることができる。
【0076】請求項6の発明は、請求項1の発明は、前
記入力操作手段と前記表示手段とを共通の筐体に備え、
前記表示手段により前記運動補助装置を使用する際の操
作手順が表示されるものであり、操作手順を示すことに
よって、身体計測値のような情報の入力忘れを防止する
ことができる。
【0077】請求項7の発明は、請求項1の発明は、運
動の日時を設定するスケジュール設定手段と、設定され
た日時に報知するアラーム手段とが付加されているもの
であり、トレーニングを行う日時が報知されるから、ト
レーニングを促すことになり、トレーニングを計画的に
行うように習慣付けることが可能でありトレーニングの
効果を高めることができる。
【0078】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、前記運動補助装置におけるペダルの負荷をペダルの
位置ごとに変化させることが可能な負荷調整手段が付加
されているものであり、ペダルの各位置において活動量
が大きくなっている特定の筋に対して負荷を大きくする
ことが可能になり、特定の筋を効率よく鍛えることがで
きる。
【0079】請求項9の発明は、使用者の着座するサド
ルおよび自転車漕ぎ運動を模擬するペダルを備える運動
補助装置と、使用者の運動中におけるペダルの回転位置
を検出するペダル位置検出部と、ペダルの負荷をペダル
の位置に応じて変化させることが可能な負荷調整手段
と、使用者が運動の目的を入力する入力操作手段と、入
力操作手段を通して要求された運動の目的別にペダルの
回転位置と負荷の大きさとの関係としてあらかじめ設定
されているプログラムに従ってペダル位置検出部で検出
されたペダルの回転位置に応じて負荷調整手段を通して
ペダルの負荷の大きさを制御する負荷パターン設定手段
とを備え、負荷パターン設定手段では、前記プログラム
ではペダルの回転位置を8等分に分割した各区間に負荷
の大きさを対応付けているものであり、ペダルの回転位
置を8等分した区間に負荷の大きさを対応付けているか
ら、各区間において活動レベルが高くなる筋肉を選択的
に強化することが可能になる。しかも、ペダルの1回転
を8区間に分割しているから、左右のペダルの対称性に
よって負荷の大きさの対応付けは4区間について行えば
よく、比較的少数のデータで目的別に各種の筋肉に負荷
をかけることが可能になる。
【0080】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、前記プログラムでは連続した複数個の区間に負荷
の大きさを対応付けているものであり、比較的長い期間
に亘って負荷を与えることになるから、1区間単位で負
荷を大きくする場合よりも筋肉の強化に高い効果が期待
できる。
【0081】請求項11の発明は、請求項9または請求
項10の発明において、前記負荷パターン設定手段で
は、前記プログラムにより設定された負荷を大きくする
期間を前記区間よりも延長するものであり、比較的長い
期間に亘って筋肉に負荷を与えることが可能になり、筋
肉の強化に高い効果が期待できる。
【0082】請求項12の発明は、請求項9または請求
項10の発明において、前記負荷パターン設定手段で
は、前記プログラムにより設定された負荷を大きくする
期間を前記区間よりも短縮するものであり、負荷を大き
くする期間を比較的短くすることになるから、結果的に
筋肉への負荷を軽減して負担の少ない運動が可能にな
る。
【0083】請求項13の発明は、請求項9または請求
項10の発明において、前記負荷パターン設定手段で
は、前記プログラムにより設定された負荷を大きくする
期間を特定の筋肉の活動レベルが高まる期間よりも短く
するように短縮するものであり、特定の筋肉に対して負
荷を大きくする期間を比較的短くすることになるから、
筋肉への負荷を軽減して負担の少ない運動が可能にな
る。
【0084】請求項14の発明は、請求項9の発明にお
いて、前記負荷パターン設定手段では、前記区間のうち
の各1区間に負荷の大きさを対応付けたプログラムによ
る関係と、前記区間のうちの連続した複数個の区間に負
荷の大きさを対応付けたプログラムとによる関係と、プ
ログラムにより設定された負荷を大きくする期間を前記
区間よりも延長する関係と、プログラムにより設定され
た負荷を大きくする期間を前記区間よりも短縮する関係
と、プログラムにより設定された負荷を大きくする期間
を特定の筋肉の活動レベルが高まる期間よりも短くする
ように短縮する関係とを組み合わせて負荷の大きさを制
御するものであり、ペダルに与える負荷を増減させるこ
とが可能であり、目的に応じて目的に応じた負荷を筋肉
に与えることができ、筋力トレーニング、持久力トレー
ニング、シェイプアップトレーニングなどの各種の目的
に合わせた運動が可能になる。
【0085】請求項15の発明は、請求項14の発明に
おいて、前記負荷パターン設定手段では、前記入力操作
手段により要求された運動の目的に応じて負荷の大きさ
を制御する周期を変化させるスケジュールが設定されて
いるものであり、運動の目的に応じて負荷強度に強弱を
つけることができ、筋力トレーニング、持久力トレーニ
ング、シェイプアップトレーニングなどの各種の目的に
合わせた運動が可能になる。また、運動中に負荷強度が
適宜周期で変化することによって、運動に対する慣れを
防止する効果も期待できる。
【0086】請求項16の発明は、請求項15の発明に
おいて、前記負荷パターン設定手段は、前記スケジュー
ルと使用される筋肉とを対応付けたテーブルが設けら
れ、前記入力操作手段を通して運動の目的が指示され強
化する筋肉が選択されるとテーブルを用いてスケジュー
ルが選択されるものであり、運動の目的に応じて負荷を
かける筋肉が決まれば、テーブルを参照するだけでスケ
ジュールを決定することができるから、スケジュールを
設定する処理が簡単になる。
【0087】請求項17の発明は、請求項9ないし請求
項16の発明において、前記入力操作手段には、使用者
による運動補助装置の使用開始後に使用者による負荷の
強さの変更要求を受け付ける主観強度入力部が設けられ
ているものであり、使用者の使用感に応じて負荷の強弱
を調節することになり、使用者が要求する強度に調節し
た負荷を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】同上において使用者の姿勢の推定に用いるリン
クモデルを示す説明図である。
【図3】同上に用いるペダル座標系の説明図である。
【図4】同上に用いるペダル力検出部の配置例を示す図
である。
【図5】同上において関節モーメントを求めるために用
いる力学系モデルを示す説明図である。
【図6】同上において筋力推定の対象となる筋群を示す
図である。
【図7】同上において筋力推定を求めるために用いる筋
・骨格モデルを示す説明図である。
【図8】同上に用いる解析手段において入力情報から出
力情報を求める手順を示す説明図である。
【図9】同上における筋活動の表示例を示す図である。
【図10】同上に用いる表示手段の表示例を示す図であ
る。
【図11】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図
である。
【図12】同上の要部ブロック図である。
【図13】同上の動作説明図である。
【図14】同上の動作説明図である。
【図15】同上の動作説明図である。
【図16】同上においてペダルの回転位置と筋活動度と
の計測結果を示す図である。
【図17】同上の他の態様を示す要部ブロック図であ
る。
【図18】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
1 運動補助装置 2 入力操作手段 3 姿勢位置検出手段 3a サドル位置検出部 3b ペダル位置検出部 4 動作力検出手段 4a ペダル力検出部 5 解析手段 6 表示手段 7 負荷調整手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61H 1/02 A63B 24/00 A63B 22/06 69/00 C 24/00 A61B 5/10 310G 69/00 300D (72)発明者 中務 亜紀 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 実松 渉 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 湯川 隆志 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 岡田 あき子 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4C038 VA03 VA04 VB14 VC09 VC20

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者の着座するサドルおよび自転車漕
    ぎ運動を模擬するペダルを備える運動補助装置と、使用
    者の運動中の各部の姿勢を運動補助装置の特定部位の動
    きにより検出する姿勢位置検出手段と、使用者が自転車
    漕ぎ運動において発揮している特定部位の力を検出する
    動作力検出手段と、少なくとも使用者の身体計測値を入
    力する入力操作手段と、前記姿勢位置検出手段と前記動
    作力検出手段と前記入力操作手段とにより与えられる情
    報を用いて使用者の筋活動を解析する解析手段と、前記
    解析手段により得られた結果を表示可能な表示手段とを
    備えることを特徴とする筋活動解析装置。
  2. 【請求項2】 前記姿勢位置検出手段が、前記運動補助
    装置に設けたペダルの位置および傾きを検出するペダル
    位置検出部と、前記運動補助装置に設けたサドルの高さ
    位置を検出するサドル位置検出部とを備え、前記動作力
    検出手段が、前記ペダルの反力を検出するペダル力検出
    部を備えることを特徴とする請求項1記載の筋活動解析
    装置。
  3. 【請求項3】 前記解析手段は、前記姿勢位置検出手段
    と前記動作力検出手段と前記入力操作手段とにより与え
    られる情報を用いて下肢の力学系モデルと下肢の各筋の
    筋・骨格モデルを定めるとともに、各関節の回りの関節
    モーメント、各筋の消費エネルギー、各筋の活動量、各
    筋の活動タイミングを少なくとも求めることを特徴とす
    る請求項1記載の筋活動解析装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、前記解析手段において
    求めた数値情報を少なくとも表示するとともに、運動中
    の各筋の活動量と活動タイミングとを人体を模擬した画
    像における各筋の部位に対応付けて表示することを特徴
    とする請求項3記載の筋活動解析装置。
  5. 【請求項5】 前記入力操作手段が運動の目標を入力可
    能であって、前記解析手段では目標に応じて設定した運
    動量の推奨値を表示することを特徴とする請求項1記載
    の筋活動解析装置。
  6. 【請求項6】 前記入力操作手段と前記表示手段とを共
    通の筐体に備え、前記表示手段により前記運動補助装置
    を使用する際の操作手順が表示されることを特徴とする
    請求項1記載の筋活動解析装置。
  7. 【請求項7】 運動の日時を設定するスケジュール設定
    手段と、設定された日時に報知するアラーム手段とが付
    加されていることを特徴とする請求項1記載の筋活動解
    析装置。
  8. 【請求項8】 前記運動補助装置におけるペダルの負荷
    をペダルの位置ごとに変化させることが可能な負荷調整
    手段が付加されていることを特徴とする請求項1記載の
    筋活動解析装置。
  9. 【請求項9】 使用者の着座するサドルおよび自転車漕
    ぎ運動を模擬するペダルを備える運動補助装置と、使用
    者の運動中におけるペダルの回転位置を検出するペダル
    位置検出部と、ペダルの負荷をペダルの位置に応じて変
    化させることが可能な負荷調整手段と、使用者が運動の
    目的を入力する入力操作手段と、入力操作手段を通して
    要求された運動の目的別にペダルの回転位置と負荷の大
    きさとの関係としてあらかじめ設定されているプログラ
    ムに従ってペダル位置検出部で検出されたペダルの回転
    位置に応じて負荷調整手段を通してペダルの負荷の大き
    さを制御する負荷パターン設定手段とを備え、負荷パタ
    ーン設定手段では、前記プログラムではペダルの回転位
    置を8等分に分割した各区間に負荷の大きさを対応付け
    ていることを特徴とするトレーニング装置。
  10. 【請求項10】 前記プログラムでは連続した複数個の
    区間に負荷の大きさを対応付けていることを特徴とする
    請求項9記載のトレーニング装置。
  11. 【請求項11】 前記負荷パターン設定手段では、前記
    プログラムにより設定された負荷を大きくする期間を前
    記区間よりも延長することを特徴とする請求項9または
    請求項10記載のトレーニング装置。
  12. 【請求項12】 前記負荷パターン設定手段では、前記
    プログラムにより設定された負荷を大きくする期間を前
    記区間よりも短縮することを特徴とする請求項9または
    請求項10記載のトレーニング装置。
  13. 【請求項13】 前記負荷パターン設定手段では、前記
    プログラムにより設定された負荷を大きくする期間を特
    定の筋肉の活動レベルが高まる期間よりも短くするよう
    に短縮することを特徴とする請求項9または請求項10
    記載のトレーニング装置。
  14. 【請求項14】 前記負荷パターン設定手段では、前記
    区間のうちの各1区間に負荷の大きさを対応付けたプロ
    グラムによる関係と、前記区間のうちの連続した複数個
    の区間に負荷の大きさを対応付けたプログラムとによる
    関係と、プログラムにより設定された負荷を大きくする
    期間を前記区間よりも延長する関係と、プログラムによ
    り設定された負荷を大きくする期間を前記区間よりも短
    縮する関係と、プログラムにより設定された負荷を大き
    くする期間を特定の筋肉の活動レベルが高まる期間より
    も短くするように短縮する関係とを組み合わせて負荷の
    大きさを制御することを特徴とする請求項9記載のトレ
    ーニング装置。
  15. 【請求項15】 前記負荷パターン設定手段では、前記
    入力操作手段により要求された運動の目的に応じて負荷
    の大きさを制御する周期を変化させるスケジュールが設
    定されていることを特徴とする請求項14記載のトレー
    ニング装置。
  16. 【請求項16】 前記負荷パターン設定手段は、前記ス
    ケジュールと使用される筋肉とを対応付けたテーブルが
    設けられ、前記入力操作手段を通して運動の目的が指示
    され強化する筋肉が選択されるとテーブルを用いてスケ
    ジュールが選択されることを特徴とする請求項15記載
    のトレーニング装置。
  17. 【請求項17】 前記入力操作手段には、使用者による
    運動補助装置の使用開始後に使用者による負荷の強さの
    変更要求を受け付ける主観強度入力部が設けられている
    ことを特徴とする請求項9ないし請求項16のいずれか
    1項に記載のトレーニング装置。
JP2002184892A 2001-06-26 2002-06-25 筋活動解析装置およびトレーニング装置 Pending JP2003116822A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002184892A JP2003116822A (ja) 2001-06-26 2002-06-25 筋活動解析装置およびトレーニング装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-193789 2001-06-26
JP2001193789 2001-06-26
JP2002184892A JP2003116822A (ja) 2001-06-26 2002-06-25 筋活動解析装置およびトレーニング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003116822A true JP2003116822A (ja) 2003-04-22

Family

ID=26617611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002184892A Pending JP2003116822A (ja) 2001-06-26 2002-06-25 筋活動解析装置およびトレーニング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003116822A (ja)

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004057514A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Suzuken Co Ltd 運動指導支援システム
JP2006345990A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Tama Tlo Kk 筋活動推定システム
JP2007501640A (ja) * 2003-08-07 2007-02-01 テック・ソリューションズ・プロプライエタリー・リミテッド 生理学的試験方法及び装置
JP2008237553A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd エルゴメータの表示制御装置
KR100883194B1 (ko) * 2007-03-30 2009-02-13 (주)더힘스 사용자 신체의 좌우측 운동 정보를 측정하기 위한 운동장치 및 방법
JP2009072536A (ja) * 2007-08-31 2009-04-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 揺動型運動装置
JP2009285186A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Xing Inc 運動支援システム、運動支援装置、及びコンピュータプログラム
KR100933180B1 (ko) 2008-02-22 2009-12-21 박승훈 악근 및 각근을 이용하여 측정 대상 근육의 근력을측정하기 위한 방법 및 장치
JP2010201066A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Tokai Rubber Ind Ltd 代謝量算出装置
JP2012161700A (ja) * 2012-06-08 2012-08-30 Seiko Epson Corp インターバル運動支援装置
KR101246874B1 (ko) 2008-09-29 2013-03-25 경희대학교 산학협력단 사용자 신체의 좌우측 운동 정보를 측정하기 위한 운동 장치 및 방법
JP2013523194A (ja) * 2010-09-03 2013-06-17 ドン ソン インダストリー マシーン カンパニー リミテッド フィットネス器具、これを用いた運動管理システム及び運動管理方法
KR101377571B1 (ko) 2012-09-25 2014-03-25 건국대학교 산학협력단 카메라 기반의 사이클 페달링 하지정렬 평가 시스템 및 그 방법
US8781690B2 (en) 2011-11-28 2014-07-15 Shimano Inc. Bicycle seat position indicator
WO2016072029A1 (ja) * 2014-11-07 2016-05-12 パイオニア株式会社 運転姿勢出力装置
JP2017064120A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社リコー 情報処理装置およびシステム
JP2018038656A (ja) * 2016-09-08 2018-03-15 株式会社ブリヂストン 関節トルク演算システム、サイクルコンピュータ及び関節トルクの測定方法
JP2018051138A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 オムロン株式会社 運動インストラクション装置、システム、方法およびプログラム
JP2018102579A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 株式会社ブリヂストン 関節トルク演算装置、関節トルク演算方法及び関節トルク演算プログラム
JP2020057082A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 株式会社リモハブ リハビリ支援システム、ユーザ機器および情報端末装置
JP2021010464A (ja) * 2019-07-04 2021-02-04 日本電信電話株式会社 運動支援装置、運動支援方法および運動支援プログラム
KR102244687B1 (ko) * 2019-12-04 2021-04-26 (주)로임시스템 목표지향형 근력운동 가이드 ui를 제공하는 운동 지원 장치, 운동 지원 방법, 그 방법을 구현하기 위한 컴퓨터 프로그램이 저장된 컴퓨터로 판독 가능한 기록매체 및 컴퓨터로 판독 가능한 기록매체에 저장된 프로그램
JP2021164644A (ja) * 2017-03-06 2021-10-14 ジョセフ・ケヴィン・ルセロ・デゴドイ 自転車用靴ベースおよびクリート位置決め装置、システム、および使用のための方法
WO2022024899A1 (ja) * 2020-07-30 2022-02-03 株式会社村田製作所 行動状態推定装置、行動状態推定方法、行動状態学習装置、および、行動状態学習方法
US20230149776A1 (en) * 2021-11-12 2023-05-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Processing system, processing method, and non-transitory storage medium
WO2023169465A1 (zh) * 2022-03-11 2023-09-14 中国科学院深圳先进技术研究院 基于多源信息融合的人体运动监测方法、装置

Cited By (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004057514A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Suzuken Co Ltd 運動指導支援システム
JP2007501640A (ja) * 2003-08-07 2007-02-01 テック・ソリューションズ・プロプライエタリー・リミテッド 生理学的試験方法及び装置
JP2006345990A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Tama Tlo Kk 筋活動推定システム
JP2008237553A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd エルゴメータの表示制御装置
KR100883194B1 (ko) * 2007-03-30 2009-02-13 (주)더힘스 사용자 신체의 좌우측 운동 정보를 측정하기 위한 운동장치 및 방법
JP4492659B2 (ja) * 2007-08-31 2010-06-30 パナソニック電工株式会社 揺動型運動装置
JP2009072536A (ja) * 2007-08-31 2009-04-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 揺動型運動装置
KR100933180B1 (ko) 2008-02-22 2009-12-21 박승훈 악근 및 각근을 이용하여 측정 대상 근육의 근력을측정하기 위한 방법 및 장치
JP2009285186A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Xing Inc 運動支援システム、運動支援装置、及びコンピュータプログラム
KR101246874B1 (ko) 2008-09-29 2013-03-25 경희대학교 산학협력단 사용자 신체의 좌우측 운동 정보를 측정하기 위한 운동 장치 및 방법
JP2010201066A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Tokai Rubber Ind Ltd 代謝量算出装置
JP2013523194A (ja) * 2010-09-03 2013-06-17 ドン ソン インダストリー マシーン カンパニー リミテッド フィットネス器具、これを用いた運動管理システム及び運動管理方法
US8781690B2 (en) 2011-11-28 2014-07-15 Shimano Inc. Bicycle seat position indicator
JP2012161700A (ja) * 2012-06-08 2012-08-30 Seiko Epson Corp インターバル運動支援装置
KR101377571B1 (ko) 2012-09-25 2014-03-25 건국대학교 산학협력단 카메라 기반의 사이클 페달링 하지정렬 평가 시스템 및 그 방법
WO2016072029A1 (ja) * 2014-11-07 2016-05-12 パイオニア株式会社 運転姿勢出力装置
JPWO2016072029A1 (ja) * 2014-11-07 2017-08-10 パイオニア株式会社 運転姿勢出力装置
US10828532B2 (en) 2014-11-07 2020-11-10 Shimano Inc. Riding posture outputting device
JP2017064120A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社リコー 情報処理装置およびシステム
JP2018038656A (ja) * 2016-09-08 2018-03-15 株式会社ブリヂストン 関節トルク演算システム、サイクルコンピュータ及び関節トルクの測定方法
JP2018051138A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 オムロン株式会社 運動インストラクション装置、システム、方法およびプログラム
WO2018123548A1 (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 株式会社ブリヂストン 関節トルク演算装置、関節トルク演算方法及び関節トルク演算プログラム
CN110114262A (zh) * 2016-12-26 2019-08-09 株式会社普利司通 关节力矩运算装置、关节力矩运算方法以及关节力矩运算程序
JP2018102579A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 株式会社ブリヂストン 関節トルク演算装置、関節トルク演算方法及び関節トルク演算プログラム
JP7210639B2 (ja) 2017-03-06 2023-01-23 ジョセフ・ケヴィン・ルセロ・デゴドイ 自転車用靴クリート測定システム、自転車用靴クリート測定ペダル、および、自転車用靴のクリートの位置決めを決定する方法
JP2021164644A (ja) * 2017-03-06 2021-10-14 ジョセフ・ケヴィン・ルセロ・デゴドイ 自転車用靴ベースおよびクリート位置決め装置、システム、および使用のための方法
JP2020057082A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 株式会社リモハブ リハビリ支援システム、ユーザ機器および情報端末装置
JP7471771B2 (ja) 2018-09-28 2024-04-22 株式会社リモハブ リハビリ支援システム
JP2021010464A (ja) * 2019-07-04 2021-02-04 日本電信電話株式会社 運動支援装置、運動支援方法および運動支援プログラム
JP7263949B2 (ja) 2019-07-04 2023-04-25 日本電信電話株式会社 運動支援装置、運動支援方法および運動支援プログラム
KR102244687B1 (ko) * 2019-12-04 2021-04-26 (주)로임시스템 목표지향형 근력운동 가이드 ui를 제공하는 운동 지원 장치, 운동 지원 방법, 그 방법을 구현하기 위한 컴퓨터 프로그램이 저장된 컴퓨터로 판독 가능한 기록매체 및 컴퓨터로 판독 가능한 기록매체에 저장된 프로그램
WO2022024899A1 (ja) * 2020-07-30 2022-02-03 株式会社村田製作所 行動状態推定装置、行動状態推定方法、行動状態学習装置、および、行動状態学習方法
WO2022024900A1 (ja) * 2020-07-30 2022-02-03 株式会社村田製作所 行動状態推定装置、行動状態推定方法、行動状態学習装置、および、行動状態学習方法
JP7047991B1 (ja) * 2020-07-30 2022-04-05 株式会社村田製作所 行動状態推定装置、行動状態推定方法、行動状態学習装置、および、行動状態学習方法
JP7047990B1 (ja) * 2020-07-30 2022-04-05 株式会社村田製作所 行動状態推定装置、行動状態推定方法、行動状態学習装置、および、行動状態学習方法
US20230149776A1 (en) * 2021-11-12 2023-05-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Processing system, processing method, and non-transitory storage medium
WO2023169465A1 (zh) * 2022-03-11 2023-09-14 中国科学院深圳先进技术研究院 基于多源信息融合的人体运动监测方法、装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003116822A (ja) 筋活動解析装置およびトレーニング装置
Duc et al. Muscular activity during uphill cycling: effect of slope, posture, hand grip position and constrained bicycle lateral sways
US10194837B2 (en) Devices for measuring human gait and related methods of use
US9795337B2 (en) System, apparatus, and method for promoting usage of core muscles and other applications
Bini et al. Biomechanics of cycling
KR101738678B1 (ko) 운동성 평가 시스템
US20110105962A1 (en) Method and system of simulation and measurement related to optimum operating condition for support base of passive exercise machine
JP2006345990A (ja) 筋活動推定システム
JP4390129B2 (ja) 足底圧を用いた下肢関節モーメント及び下肢筋張力の推定システム
Faupin et al. Effects of type and mode of propulsion on hand-cycling biomechanics in nondisabled subjects.
Gauthier et al. Human movement quantification using Kinect for in-home physical exercise monitoring
Holliday et al. Performance variables associated with bicycle configuration and flexibility
Bini et al. Effects of workload and pedalling cadence on knee forces in competitive cyclists
JP5263799B2 (ja) 体性感覚運動統合評価訓練システム
Elmer et al. Joint-specific power absorption during eccentric cycling
WO2021186709A1 (ja) 運動支援装置、運動支援システム、運動支援方法および運動支援プログラム
Garner et al. Using motion sensor technology to manage risk of injury in a strength and conditioning program for female collegiate athletes
Bini Effects of saddle position on pedalling technique and methods to assess pedalling kinetics and kinematics of cyclists and triathletes
Williams et al. Effects of athlete-dependent traits on joint and system countermovement-jump power
Suomi et al. Effects of hydraulic resistance strength training on isokinetic measures of leg strength in men with mental retardation
JP4735951B2 (ja) 体性感覚運動統合評価訓練システム
WO2022018938A1 (ja) 運動支援装置、および、運動支援方法
TW201019906A (en) System and method for evaluation and rehabilitation of ankle proprioception
Leong et al. Noncircular Chainrings Do Not Influence Physiological Responses During Submaximal Cycling
Kivi A kinematic comparison of the running A and B drills with sprinting

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061121

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070410