JP2008234617A - 設備監視システム及び監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マスターサーバを必要とせずとも、設備の状態を把握、制御することができ、監視装置の増減にも自動的に対応できる設備監視システムの提供を目的とする。
【解決手段】設備監視システムは、システムを構成する複数の監視装置で論理的にリング型ネットワークを構築し、各監視装置は、それぞれ送信先監視装置と送信元監視装置を記憶し、データの受信時から所定時間をあけて当該データを次の監視装置に送信することで通信量を安定させるとともに、自監視装置の監視対象である設備の状態データを送信して各監視装置で全監視装置のデータを共有し、制御指示データを送信して全ての監視装置の全ての端末装置を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ビルなどの設備を監視する機能に関し、特に監視装置を制御する技術に関する。
従来から、ビルなどの設備、例えば、照明設備や空調設備等が正常に動作しているかを確認するために、各設備をネットワークに接続し、一箇所で集中して設備の状態を把握、制御できるようにしている(特許文献1等参照)。
例えば、従来の設備監視システム900(図29参照)は、複数の照明設備(1101、1102等)を監視し、制御する監視装置(9100、9200等)からネットワーク200を介して、それぞれの照明設備の状態をマスターサーバ910に集める。ユーザは、表示装置(920、930)を介して、マスターサーバ910に記憶されている照明設備の状態情報を把握し、表示装置から、マスターサーバ910を通して制御コマンドを送信することで各監視装置の照明設備を制御する。
この場合、マスターサーバが全ての設備の状態情報を記憶して一括管理しているので、マスターサーバにアクセスしさえすれば、全ての設備状態を把握することができ、全ての設備を制御することができる。
特開2003−032387号公報
しかし、この様な設備の状態情報をマスターサーバに集めるシステムは、全ての監視装置や全ての表示装置がマスターサーバにアクセスする必要があるため、マスターサーバの通信負荷や処理負荷が増大するという問題がある。
また、マスターサーバが故障等により使用できなくなると、設備の状態を把握することも、設備を制御することも出来なくなるという欠点がある。
同様に、設備の状態情報などの各種データのバックアップをマスターサーバで行っている場合も、通信負荷や処理負荷が増大する上に、大容量のメモリが必要となり、マスターサーバが故障等すると、バックアップが消失する等の問題がある。
さらに、マスターサーバの設置コストやメンテナンスコストが発生し、設備投資額が増加するという問題や、マスターサーバで集中管理することから、監視装置の取り外しや追加を行う場合は、マスターサーバに記憶されている監視装置を管理するファイル等の更新が必要となり、更新の間は運用を一旦停止せざるを得ないという問題もある。
そこで、本発明は、マスターサーバを構成とせずとも、全ての設備の状態を把握、制御することができ、監視装置の増減にも自動的に対応できる設備監視システムの提供を目的とする。
上記課題を解決する為に、本発明の設備監視システムは、相互にデータの送受信を行うことができる複数の監視装置から成る設備監視システムであって、前記複数の監視装置は、監視装置それぞれが、1つの監視装置からデータを受信し、1つの監視装置にデータを送信することで、論理的にリング型ネットワークを構築しており、各監視装置は、データを受信する監視装置を示す送信元識別子と、データを送信する監視装置を示す送信先識別子とを記憶する識別子記憶手段と、データを前記送信元識別子で示される監視装置から受信したとき、受信した時から所定時間経過後に、当該データを前記送信先識別子で示される監視装置に送信する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る設備監視システムは、上述の構成を備えることにより、マスターサーバが無くとも、各監視装置からデータを他の監視装置に送信し、また、他の監視装置から受信することができるので、各監視装置が全監視装置の情報を共有することが可能となる。従って、ユーザは、どの監視装置にアクセスしたとしても全ての監視装置の情報を把握、制御できるようになる。
更に、リング型ネットワークを構成するすべての監視装置がデータを受信した時から所定時間後にデータを送信するので、すべての監視装置のデータ送信時の同期が取れることとなり、基本的に、それぞれの監視装置宛のデータが一つずつネットワーク上にあることになる。従って、システムにおける通信量を安定させることが可能となる。
また、前記設備監視システムは、更に、各監視装置に接続されている1以上の端末装置を含み、前記各監視装置は、更に、接続している端末装置の状態に関する情報を取得する取得手段を備え、前記制御手段は、データを前記送信元識別子で示される監視装置から当該監視装置に接続されている端末装置の状態に関するデータを受信した場合、受信した時から所定時間経過後に、当該データを前記送信先識別子で示される監視装置に送信し、当該データを送信した時から所定時間経過後に、前記取得手段で取得した情報に基づいたデータを前記送信先識別子で示される監視装置に送信することとしてもよい。
これにより、各監視装置は、自監視装置が監視する端末装置の状態情報を、送信元監視装置の監視する端末装置のデータの後に送信するので、各監視装置のデータが順番に送られることになり、システム内の一箇所に、ある監視装置のデータが集中することがなくなる。従って、各監視装置のデータが満遍なく送信されることになる。
また、前記制御手段は、送信元識別子で示される監視装置から受信したデータが、自監視装置が送信した前記取得手段で取得した情報に基づいたデータであった場合には、受信したデータの替わりに前記取得手段で新たに取得した情報に基づいたデータを送信先識別子で示される監視装置に送信し、他の監視装置が送信したデータであった場合には、受信したデータを送信先識別子で示される監視装置に送信することとしてもよい。
これにより、各監視装置は最新の端末装置の状態情報を送信することができるので、各監視装置は、他の監視装置が監視する端末装置の最新の状態情報を取得することができるようになる。従って、全ての監視装置から、全ての端末装置の最新の状態情報を得ることができるようになる。
また、前記各監視装置は、更に、自監視装置または他の監視装置に接続されている端末装置に関する情報を記憶する端末情報記憶手段とを備え、前記取得手段は、更に、取得した端末装置の状態に関する情報を前記端末情報記憶手段に記憶させ、前記制御手段は、送信元識別子で示される監視装置から受信したデータが、他の監視装置に接続する端末装置に関するデータを含む場合には、当該データを前記端末情報記憶手段に記憶させ、受信したデータを送信先識別子で示される監視装置に送信することとしてもよい。
これにより、各監視装置は、自監視装置および他の監視装置が監視する端末装置の最新の状態情報を記憶しておくことができるので、どの監視装置にアクセスしても、必要なときにすぐ、システムの全端末装置の状態を得る事ができるようになる。
また、前記設備監視システムは、更に、各監視装置に接続されている1以上の端末装置を含み、前記監視装置のうち、ある監視装置は、他の監視装置に接続されている端末装置への制御指示を含むデータを送信先識別子で示される監視装置に送信する手段を備え、前記各監視装置は、接続している端末装置を制御する端末制御手段を備え、前記制御手段は、送信元識別子で示される監視装置から受信したデータに、自監視装置に接続されている端末装置への制御指示が含まれている場合は、当該制御指示を参照し、前記端末制御手段に端末装置を制御させることとしてもよい。
これにより、各監視装置は、システム内の他の監視装置が監視する端末装置を制御するための指示を送信することができるので、どの監視装置からもシステム内のいかなる端末装置も制御することができるようになる。
また、前記各監視装置は、更に、自監視装置に接続されている端末装置に関する情報であって、各端末装置がそれぞれ属するグループを示すグループ番号を含む情報を記憶する端末情報記憶手段とを備え、前記制御手段は、前記制御指示がグループ番号を指定した制御指示である場合は、自監視装置に接続されている端末装置であって、当該グループ番号に属する端末装置を前記端末制御手段に制御させることとしてもよい。
これにより、各監視装置は、グループ番号によって自監視装置の端末装置を制御することができるので、システム内の同じグループ番号を持つ端末装置であれば監視装置を指定しなくても、一つの命令で制御することができるようになる。
また、前記各監視装置は、更に、前記リング型ネットワークを構成する監視装置の数と、データが前記リング型ネットワークを1周する時間と、指示を含むデータを送信した監視装置からの自監視装置の位置とを検出する検出手段と、計時手段とを備え、前記制御手段は、送信元識別子で示される監視装置から受信したデータに含まれる制御指示が、他の監視装置と同期を取るべき指示であった場合に、前記検出手段で検出した監視装置の数と1周する時間と自監視装置の位置とに基づき、指示を実行するまでの期間を求め、前記計時手段によりその期間が経過したら、当該制御指示を参照し、前記端末制御手段に端末装置を制御させることとしてもよい。
これにより、各監視装置は、同期を取ることができるので、システム内の端末装置を一斉にほぼ同時に制御することができるようになる。監視装置は、同期を取るための待ち時間、すなわち、自監視装置が端末装置を制御するまでの時間を求めることが出来るからである。
また、前記各監視装置は、更に、送信先識別子で示される監視装置の異常を検知する異常検知手段と、前記異常検知手段が異常を検知した場合、当該送信先識別子を含むデータを送信元識別子で示される監視装置に送信する異常装置送信手段と、前記異常装置送信手段でデータを送信した後、前記異常装置送信手段で送信した識別子以外の識別子を含めたデータを送信元装置から受信したら、当該識別子で前記識別子記憶手段に記憶される送信先識別子を書換える送信先変更手段と、前記制御手段は、更に、送信先識別子で示される監視装置からデータを受信した場合、当該データに含まれる識別子が送信元識別子と同じ監視装置を示すものであるとき、自監視装置を識別するための識別子を含めたデータを送信先識別子で示される監視装置に送信し、当該データに含まれる識別子が送信元識別子と同じ監視装置を示すものでないときは、当該データを送信元識別子で示される監視装置に送信することとしてもよい。
これにより、各監視装置は、異常が生じた監視装置を他の監視装置に通知し、送信先を変更することができるので、システム全体に影響を与えることなく、異常が生じた監視装置をシステムから削除することができるようになる。
また、前記制御手段は、更に、識別子と登録指示とを含むデータを受信した場合、当該識別子で示される監視装置に前記識別子記憶手段に記憶される送信先識別子を含めたデータを送信し、当該識別子で前記識別子記憶手段に記憶される送信先識別子を書換えることとしてもよい。
これにより、各監視装置は、追加依頼により、送信先を新たな監視装置に変更し、新たな監視装置には、送信先装置とすべき監視装置を通知するので、システム全体を止めたりすることなく、新たな監視装置をシステムに追加することができるようになる。
すなわち、監視装置の削除、追加に柔軟に対応できることから、システムの縮小、拡張などの変更を容易に行うことが出来るようになる。
また、本発明に係る監視装置は、相互にデータの送受信を行うことができる複数の監視装置から成り、論理的にリング型ネットワークを構築している設備監視システムで使用される監視装置であって、前記監視装置は、データを受信する監視装置を示す送信元識別子と、データを送信する監視装置を示す送信先識別子とを記憶する識別子記憶手段と、データを前記送信元識別子で示される監視装置から受信したとき、受信した時から所定時間経過後に、当該データを前記送信先識別子で示される監視装置に送信する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、相互にデータの送受信を行うことができる複数の監視装置から成り、論理的にリング型ネットワークを構築している設備監視システムで使用される監視装置に監視処理を行わせる為のコンピュータプログラムであって、データを受信する監視装置を示す送信元識別子と、データを送信する監視装置を示す送信先識別子とをメモリに記憶する識別子記憶ステップと、データを前記送信元識別子で示される監視装置から受信したとき、受信した時から所定時間経過後に、当該データを前記送信先識別子で示される監視装置に送信する制御ステップとを備えることを特徴とする。
これらにより、本設備監視システムの構築を容易にすることができるようになる。
また、前記各監視装置は、更に、接続されている端末装置が制御されたことを示す履歴情報を記録する自履歴記録手段と、他の監視装置に接続されている端末装置が制御されたことを示す履歴情報を記録する他履歴記録手段とを備え、前記制御手段は、更に、前記端末制御手段が接続されている端末装置を制御した場合は、履歴情報を生成して前記自履歴記録手段に記録させ、当該履歴情報を前記送信先識別子で示される監視装置に送信し、送信元識別子で示される監視装置から受信したデータに、他の監視装置が生成した履歴情報が含まれている場合は、当該履歴情報を前記他履歴記録手段に記録させることとしてもよい。
これにより、自監視装置の端末装置の履歴情報を、自監視装置内だけでなく、他の監視装置内にも記録することができるので、いずれかの監視装置に不具合が生じたとしても履歴情報が消失することがなくなる。
また、前記送信元識別子で示される監視装置から受信したデータは、他の監視装置が生成した履歴情報と当該他の監視装置を示す識別子を含み、前記制御手段は、当該他の監視装置を示す識別子が前記送信元識別子と同じである場合に、当該履歴情報を前記他履歴記録手段に記録させることとしてもよい。
これにより、送信元監視装置の履歴情報をバックアップするので、通信量を最小限にでき、且つ、バックアップもとることができるようになる。
また、前記監視装置は、更に、自監視装置が所定情報を記憶する自情報記憶手段と、特定の他の監視装置の所定情報を記憶する他情報記憶手段を備え、前記制御手段は、自監視装置の所定情報が変更された場合は、当該所定情報を前記送信先識別子で示される監視装置に送信し、前記送信元識別子で示される監視装置から前記特定の他の監視装置の所定情報を受信した場合は、受信した所定情報を前記他情報記憶手段に記憶させることとしてもよい。
これにより、監視装置が所定の処理を行うのに必要な制御情報を他の監視装置が記憶しているので、監視装置に不具合が発生したとしても、復旧後すぐに所定の処理を続行することができるようになる。
また、各監視装置が他の1つの監視装置の制御情報を記憶しておくことで、全ての監視装置の制御情報のバックアップがなされることとなり、特別大きなメモリ容量を備えた監視装置は不要となる。
また、前記各監視装置は、更に、送信先識別子で示される監視装置の異常を検知する異常検知手段と、前記異常検知手段が異常を検知した場合、当該送信先識別子を含むデータを送信元識別子で示される監視装置に送信する異常装置送信手段と、前記異常装置送信手段でデータを送信した後、前記異常装置送信手段で送信した識別子以外の識別子を含めたデータを送信元装置から受信したら、当該識別子で前記識別子記憶手段に記憶される送信先識別子を書換え、自情報記憶手段で記憶された所定情報を、書換えた送信先識別子で示される監視装置に送信する送信先変更手段と、前記制御手段は、更に、送信先識別子で示される監視装置からデータを受信した場合、当該データに含まれる識別子が送信元識別子と同じ監視装置を示すものであるとき、自監視装置を識別するための識別子を含めたデータを送信先識別子で示される監視装置に送信し、当該データに含まれる識別子が送信元識別子と同じ監視装置を示すものでないときは、当該データを送信元識別子で示される監視装置に送信することとしてもよい。
これにより、いずれかの監視装置が故障等で離脱したとしても、所定情報を送信先監視装置に送信して記憶するので、離脱後すぐにシステムを正常に動作させることができるようになる。例えば、履歴情報を取ることができるようになる。
また、前記制御手段は、更に、識別子と登録指示とを含むデータを受信した場合、当該識別子で示される監視装置に前記識別子記憶手段に記憶される送信先識別子を含めたデータを送信し、当該識別子で前記識別子記憶手段に記憶される送信先識別子を書換え、前記識別子で示される監視装置の制御手段は、自情報記憶手段に記憶されている所定情報を、送信先識別子で示される監視装置に送信し、当該監視装置から当該監視装置の他情報記憶手段で記憶されている所定情報を受信し、自装置の他情報記憶手段に記憶することとしてもよい。
これにより、監視装置を追加しても、自動的に所定情報をやり取りするので、追加離脱後すぐにシステムを正常に動作させることができるようになる。例えば、履歴情報を取ることができるようになる。
<実施形態1>
<概要>
本発明に係る設備監視システムは、システムを構成する監視装置で、論理的にリング型ネットワークを構築し、データを一定方向に一定間隔で流すことで通信の負荷を安定させる。
そのリング型ネットワーク上で、設備の状態情報や制御コマンドなどの制御情報のデータを送ることにより、どの監視装置から送ったとしても全監視装置にデータが行き渡るという利点が生ずる。即ち、どの監視装置もが、従来のマスターサーバの役割を果たすことが出来ることとなり、構築しようとする監視システムに応じて、例えば、マスターサーバの役割を持たせる監視装置を2つ設ける等、柔軟な構造とすることが可能となる。
以下、本発明に係る設備監視システムの例として、ビルの照明装置を監視するシステムを説明する。
<構成>
まず、本発明の実施形態に係る設備監視システムの構成例について、図1を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る設備監視システムの構成例を示す図である。
設備監視システム100は、監視装置(1000、2000、3000、4000)、表示端末(110、120)およびそれぞれの監視装置に接続された照明設備(1001〜1010、2001〜2015等)で構成され、これらの監視装置、表示端末、照明設備は、ネットワーク200で接続されている。
本実施形態では、4つの監視装置で構成される設備監視システムを説明する。
また、本実施形態では、監視装置の監視対象は照明設備としているが他の設備や装置であってももちろんよい。以下、端末装置と言うものとする。
本実施形態では、監視装置1000、監視装置2000、監視装置3000、監視装置4000は、それぞれ、各階の端末装置の状態を監視しているものとし、各端末装置の状態を定期的に記録しているものとする。
表示端末110と表示端末120は、通常のブラウザ機能を有しているものとし、本システムのユーザは、この表示端末(110、120)から、ビルの端末装置の状況を確認し、制御するコマンドを入力する。
次に、図2を用いて監視装置(1000、2000、3000、4000)について説明する。
図2は、本発明にかかる監視装置1000の機能ブロック図である。
監視装置1000〜監視装置4000は同様の構成を有するものとし、ここでは、監視装置1000について説明する。
監視装置1000は、制御部1100、送受信部1200、識別子記憶部1300、システム情報記憶部1400、端末装置状態記憶部1500、端末装置状態取得部1600、データ生成部1700および端末装置状態制御部1800から構成される。
まず、制御部1100は、図示しないCPU、ROM及びRAM等を備え、送受信部1200等の制御処理を行い、本発明に特有の機能を実現する。
次に、送受信部1200は、ネットワーク200を通して、他の監視装置2000等及び表示端末110等とデータのやり取りを行う機能を有する。
識別子記憶部1300は、データを受信する監視装置を示す識別子と、データを送信する監視装置を示す識別子とを記憶する機能を有する。
本システムのリング型ネットワークを構築するために、監視装置は、通常のデータは、1つの監視装置からのみ受信し、他の1つの監視装置へのみ送信することとしている。この識別子記憶部1300は、これらの監視装置の識別子を記憶している。
システム情報記憶部1400は、本システムの各機能を実現するための情報を記憶する機能を有する。例えば、本リング型ネットワークを構成する監視装置の台数などである。
端末装置状態記憶部1500は、本監視装置1000に接続されている端末装置の状態等を記憶しておく機能を有する。例えば、端末装置が動作中であるか否か、すなわち、照明装置であれば点灯中であるか否かを記憶する。
この端末装置状態記憶部1500は、基本的に、自監視装置の端末装置の制御に必要な自監視装置の端末装置状態を記憶しておくが、全ての監視装置の端末装置の状態を記憶していることとしてもよい。本実施形態では、監視装置1000の端末装置状態記憶部1500は、全監視装置の端末装置の状態を記憶し、監視装置(2000〜4000)は、自監視装置の端末装置の状態のみを記憶するものとする。
従って、ユーザは表示端末110を介して、監視装置1000にアクセスすれば、すべての端末装置の状態情報を観ることが出来ることになる。尚、監視装置1000以外の監視装置や、すべての監視装置が全監視装置の端末装置の状態を記憶してもよい。また、全ての監視装置はそれぞれ自監視装置の端末装置の状態情報のみを記憶しておき、各監視装置がWebサーバ機能を備えることにより、必要に応じて他の監視装置から状態情報を取得することとしても良い。このようにすることにより、ユーザはどの監視装置にアクセスしたとしても、すべての端末装置の状態情報を観ることが可能となる。
また、端末装置状態取得部1600は、本監視装置1000に接続されている端末装置の状態を検出し、端末装置状態記憶部1500に記憶させる機能を有する。例えば、端末装置である照明装置が点灯中であるか否かを検出し、端末装置状態記憶部1500に記憶させる。
この端末装置状態取得部1600は、定期的に起動され、端末装置状態記憶部1500の内容を更新しているものとする。
データ生成部1700は、本監視装置1000が送信するデータを生成する機能を有する。ここでは、受信したデータの宛先等を変更したり、表示端末110からの指示により、他の監視装置に対する指示データを生成する等の処理を行う。
端末装置状態制御部1800は、端末装置状態記憶部1500の内容を参照し、端末装置の状態を制御する機能を有する。
ここで制御部1100等の各部による各処理の全部または一部は、CPUが各種プログラムを実行することにより実現されるものである。
<データ>
以下、本発明である設備監視システムが用いる主なデータについて、図3〜図5を用いて説明する。説明に際して、図6を参照する。
図3(a)は、識別子テーブル1310の構成および内容例を示す図であり、図3(b)は、システム情報テーブル1410の構成および内容例を示す図である。
図4は、監視装置1000の端末装置状態テーブル1510の構成および内容例を示す図であり、図5は、監視装置(2000〜4000)の端末装置状態テーブル1520の構成および内容例を示す図である。
また、図6は、監視装置1000、監視装置2000、監視装置3000、監視装置4000で構築するリング型ネットワークを示す図である。簡単に説明すると、4つの監視装置では、監視装置1000→監視装置2000→監視装置3000→監視装置4000→監視装置1000というように、データが転送される。
まず、図3(a)の識別子テーブル1310から説明する。
識別子テーブル1310は、監視装置1311とIPアドレス1312とで構成される。
監視装置1311は、データの送信先である監視装置「送信先監視装置」、データの送信元である監視装置「送信元監視装置」を示す。
IPアドレス1312は、監視装置1311で示される「送信先監視装置」と「送信元監視装置」のそれぞれのIPアドレスである。
例えば、監視装置1311「送信先監視装置」のIPアドレス1312は「ADDR002」であり、この識別子テーブル1310を記憶する監視装置は、通常、IPアドレスが「ADDR002」の監視装置にデータを送信する。また、監視装置1311「送信元監視装置」のIPアドレス1312は「ADDR004」であり、IPアドレスが「ADDR004」の監視装置からデータを受信する。これは、図6における、監視装置1000の識別子テーブルである。
図6に示すように、それぞれの監視装置が、識別子テーブル1310を、識別子記憶部1300(図2参照)に記憶している。
次に、図3(b)の、システム情報テーブル1410を説明する。
システム情報テーブル1410は、システム情報1411と内容1412とで構成される。
システム情報1411は、情報の項目を示すものであり、内容1412は、その項目の内容を示す。システム情報1411として、本実施形態では、データを受信してから送信するまでの間隔である「送信間隔」、本システムを構成する監視装置の台数である「監視装置台数」、本システムをデータが一周するのに要する時間「周期」を記憶するものとする。
これらの内容1412は、適時、監視装置が送信するデータにより収集し、更新するものである。「送信間隔」は、例えば、送信間隔を測定するためのデータを監視装置1000が送信することで、監視装置が測定して設定する。また、「監視装置台数」は、監視装置が生成して送信するデータ内にカウンタがあり、データを受信した監視装置がカウントアップすることで、データが戻ってきたときのカウンタ値から求めて設定する。「周期」は、送信したデータが返ってくるまでを測定し「周期」に設定する。これらデータの収集および設定は、制御部1100が行う。
例えば、システム情報1411「監視装置台数」の内容1412は「4」であり、本システムは4台の監視装置で構成されていることを示している。
図4の監視装置1000の端末装置状態テーブル1510は、監視装置IPアドレス1511、端末装置IPアドレス1512、状態1513およびグループ番号1514で構成される。
この端末装置状態テーブル1510は、監視装置1000の端末装置状態記憶部1500に記憶されている。
監視装置IPアドレス1511は、監視装置のIPアドレスを示す。ここでは、本システムを構成する全ての監視装置のIPアドレスが記憶されている。本実施形態では、監視装置アドレス1511「ADDR001」〜「ADDR004」の4つである。
端末装置IPアドレス1512は、監視装置IPアドレス1511で示される監視装置に接続されている端末装置のIPアドレスを示す。例えば、監視装置IPアドレス1511「ADDR001」で示される監視装置には、端末装置IPアドレス1512「T001001」〜「T001010」で示される端末装置が接続されている。
状態1513は、端末装置が動作状態(ON)または停止状態(OFF)を示す。本実施形態では照明設備であるので、点灯時には「ON」、消灯時には「OFF」となる。
グループ番号1514は、対応する端末IPアドレス1512で示される端末装置が属するグループを示している。
例えば、監視装置IPアドレス1511「ADDR001」で示される監視装置に接続されている端末装置IPアドレス1512「T001001」で示される端末装置は、状態1513「ON」、グループ番号1514「G1」であるので、現在点灯中であり、グループ「G1」に属している。
次に、図5の、監視装置(2000〜4000)の端末装置状態テーブル1520は、端末装置状態テーブル1510と同様の構成であり、監視装置IPアドレス1511、端末装置IPアドレス1512、状態1513およびグループ番号1514で構成される。
異なる点は、監視装置IPアドレス1511で示される監視装置が自監視装置のみである点である。
例えば、監視装置IPアドレス1511が「ADDR002」の端末装置状態テーブル1520は、監視装置2000のテーブルである。
この端末装置状態テーブル1520は、監視装置2000と監視装置3000、監視装置4000のそれぞれの端末装置状態記憶部1500に記憶されている。
<動作>
以下、上述した設備監視システムの監視装置(1000〜4000)の動作について説明する。
ここでは、本設備監視システムの動作を大きく3つに分けて説明する。
一つ目は、端末装置の状態情報を収集する処理について、二つ目は、各端末装置を制御する処理について、三つ目は、監視装置の削除または追加を行う処理についてである。
<端末装置の状態情報を収集する処理>
まず、監視装置1000が、全監視装置の端末装置状態情報を収集する処理について、図7〜図9を用いて説明する。
図7は、監視装置間の通信シーケンスを示す図であり、図8は、各監視装置が、自監視装置に接続されている端末装置の状態情報を送信するデータ(以下、「端末装置状態データ」という。)の構造を示す図である。また、図9は、監視装置が端末装置状態情報を収集して、端末装置状態テーブル1510を更新する処理を示すフローチャートである。
各監視装置は、図6に示すような送信先監視装置に対して、ほぼ同じタイミングでデータを送信する。ここでいうデータは、図8に示すデータである。
従って、一時には、各監視装置宛に、1つのデータが流れていることになる。
各監視装置が、ほぼ同じタイミングでデータを送信するためには、まずデータの受信から送信までの時間を合わせる必要がある。この時間が、システム情報テーブルのシステム情報1411「送信間隔」として記憶している時間である(図3(b)参照)。
図7を用いて、各監視装置が送信間隔を求めて、順にデータを送信する方法について説明する。本図において、監視装置1000を「監視装置1」、監視装置2000を「監視装置2」等と記載しており、「装置1data」「1」と記載された矩形は、「監視装置1」の送信したデータを示すものとする(図16、図17でも同様)。
本実施形態では、監視装置1000が、送信間隔を決めるためのデータを送信し(ステップS200)、このデータを受信した監視装置2000は、処理時間300を測定し、測定した時間に基づいて送信間隔310を決定する。
監視装置2000は、受信したデータを監視装置3000に送信し、データを受信した監視装置3000は、同様に処理時間を測定し、送信間隔を決定する。
このように、データが監視装置1000まで戻り、監視装置1000が送信間隔を決定したら、全監視装置で送信間隔が決まったことになる。但し、本実施形態では、各監視装置は、同等の性能を有するものとし、送信間隔もほぼ同じ間隔が決定されるものとする。
その後、監視装置1000は、自監視装置の端末装置状態データを監視装置2000に送信し(ステップS210)、監視装置2000は、データの受信から送信間隔310をあけて、監視装置1000のデータを監視装置3000に送信し、更に、送信から送信間隔をあけて、自監視装置の端末装置状態データを監視装置3000に送信する(ステップS220)。監視装置3000と監視装置4000も、同様にデータの送信を行っていく。
また、監視装置1000は、自監視装置の端末装置状態データが帰ってきたら、新しい端末装置状態データを送信する(ステップS230)。同様に、他の監視装置も、自監視装置の端末装置状態データが帰ってきたら、新しい端末装置状態データを送信する。
このようにすることで、監視装置は、順にデータを送信することとなり、通信開始後は、負荷の安定した通信が出来るようになる。
次に、図8を用いて、端末装置状態データの詳細について説明する。
本システムで送受信されるデータ6000は、送信先IPアドレス、送信元IPアドレス、装置カウンタ、命令コードおよび命令データで構成される。
送信先IPアドレスは、送信先の監視装置のIPアドレスであり、通常は、識別子テーブル1310の監視装置1311「送信先監視装置」のIPアドレス1312が設定される。
送信元IPアドレスは、データを送信する自監視装置のIPアドレスが設定される。
装置カウンタは、自監視装置が送り出したデータの場合は、本システムを構成する監視装置の台数を得るためのカウンタとなり、他の監視装置から送られたデータの場合は、データを送り出した監視装置からの位置、すなわち、何台目の監視装置であるかを得るためのカウンタとなる。
自監視装置がデータを送り出す場合は、「1」を設定し、他の監視装置から送られたデータである場合には、「+1」を行う。
従って、自監視装置が送り出したデータが帰ってきたときのカウンタの値が、本システムを構成する監視装置の台数となる。また、他の監視装置から送られたデータである場合には、データを送った監視装置を1台目とした場合、自監視装置は、「+1」したカウンタの値台目となる。
命令コードは、各監視装置への命令を示すものであり、図8では、端末装置状態テーブルの更新を意味するコード「状態更新」が設定された例を示している。
命令データは、命令コードに応じた構成となっている。
命令コードが「状態更新」の場合の命令データ6100は、送信監視装置IPアドレスと端末装置情報6110とで構成される。この送信監視装置IPアドレスは、このデータを生成した監視装置のIPアドレスであり、端末装置情報6110は、その監視装置に接続されている端末装置の状態情報である。
端末装置情報6110は、端末装置数と、その数分の端末装置IPアドレス、状態、G(グループ)番号とで構成される。この端末装置IPアドレス、状態、G(グループ)番号は、端末装置情報テーブル1510の端末装置IPアドレス1512、状態1513、グループ番号1514と同じものである(図4等参照)。
次に、図9を用いて、命令コードが「状態更新」のデータを受信した場合の、監視装置の処理を説明する。この処理は、監視装置1000の更新処理、すなわち、全監視装置の端末装置の状態情報を記憶する監視装置の処理である。
監視装置2000等の更新処理、すなわち、自監視装置の端末装置の状態情報のみを記憶する監視装置の処理は、監視装置1000の処理とほぼ同じであるため、相違点のみを後で説明する。
データを受信した送受信部1200は(ステップS100)、受信した信号を処理し、データを制御部1100に渡す。
データを受け取った制御部1100は、命令コードを確認し、「状態更新」でない場合は(ステップS110:NO)、その命令コードに応じた処理を行う(ステップS190)。
命令コードが「状態更新」である場合は(ステップS110:YES)、命令データ6100の送信監視装置IPアドレス(図8参照)が自監視装置のIPアドレスであるか判断する(ステップS120)。
命令データ6100の送信監視装置IPアドレスが自監視装置のIPアドレスと同じであった場合は(ステップS120:YES)、新たなデータを生成して送信するよう、データ生成部1700に指示する。
指示を受けたデータ生成部1700は、データ内の装置カウンタに1を設定し(ステップS130)、端末装置状態テーブル1510から、自監視装置の端末装置情報を読み出し、データ内の端末装置情報6110を作成する(ステップS140)。
その後、識別子記憶部1300に記憶されている識別子テーブル1310を参照し、監視装置1311「送信先監視装置」のIPアドレス1312をデータ内の送信先IPアドレスに設定し、また、自装置のIPアドレスをデータ内の送信元IPアドレスに設定する。
データ生成部1700は、生成したデータを送受信部1200を介して送信先監視装置に送信する(ステップS150)。
一方、命令データ6100の送信監視装置IPアドレスが自監視装置のIPアドレスと異なった場合は(ステップS120:NO)、次の監視装置に送信するよう、データ生成部1700に指示する。
指示を受けたデータ生成部1700は、データ内の装置カウンタに1加算し(ステップS160)、データ内の命令データを参照して、端末装置状態テーブルを更新する(ステップS170)。具体的には、命令データ6100内の送信監視装置IPアドレスと端末装置情報6110内の端末装置IPアドレスと、同じアドレスの端末装置IPアドレス1512に対応する状態1513とグループ番号1514を、端末装置情報6110の状態とG番号で更新する。
その後、識別子記憶部1300に記憶されている識別子テーブル1310を参照し、監視装置1311「送信先監視装置」のIPアドレス1312をデータ内の送信先IPアドレスに設定し、また、自装置のIPアドレスをデータ内の送信元IPアドレスに設定する。
データ生成部1700は、生成したデータを送受信部1200を介して送信先監視装置に送信する(ステップS180)。
以上の処理は、監視装置1000の更新処理であるが、監視装置2000等の更新処理、すなわち、自監視装置の端末装置の状態情報のみを記憶する監視装置の処理との相違点は、端末装置状態テーブル1520を更新しない点である。すなわち、ステップS170の処理を行わない。他の監視装置の端末装置の状態を記憶する必要はないからである。
<各端末装置を制御する処理>
次に、各監視装置に、端末装置を制御する指示を出す場合の処理を説明する。
まず、図10を用いて、制御の指示を行うデータ(以下、「制御データ」という。)を説明する。
図10は、各監視装置が、自監視装置に接続されている端末装置を制御するための指示を送信するデータの構造を示す図である。
データの基本的な構造は、図8と同様である。命令コードが端末装置を制御するためのコードであり、そのコードに応じて命令データ6200が異なる。
ここでは、「個別制御」、「グループ制御」、「同期制御」の3つの命令コードを説明する。
「個別制御」は、端末装置1つ1つを個別に制御するための命令であり、「グループ制御」は、グループ番号ごとに制御するための命令である。
また「同期制御」は、グレープ番号ごとの制御ではあるが、全監視装置に同期を取らせてほぼ同時に制御を行わせるための命令である。この同期制御の命令は、本システムがリング型ネットワークを取り、監視装置を順々にデータが転送されていくことから発生するタイムラグを解消するための命令である。
命令データ6200は、本制御データを生成し送信した監視装置を示す送信監視装置IPアドレスと端末装置情報6210とで構成される。
命令コードが「個別制御」の場合の端末装置情報6210は、制御の対象となる端末装置が接続されている監視装置の監視装置IPアドレスと、制御の対象となる端末装置の端末装置IPアドレスと、どう制御するか、すなわちONとするかOFFとするかの状態で構成される。尚、制御の対象となる端末装置は、監視装置に接続されている端末装置の一部でもよい。
また、命令コードが「グループ制御」の場合の端末装置情報6220は、制御の対象となるグループの端末装置が接続されている監視装置の監視装置IPアドレス、又は、全監視装置である旨を示すコードと、制御の対象となる端末装置のグループ番号と、どう制御するか、すなわちONとするかOFFとするかの状態とで構成される。
次に、命令コードが「同期制御」の場合の端末装置情報6230は、制御の対象が全監視装置である旨を示すコードと、制御の対象となる端末装置のグループ番号と、どう制御するか、すなわちONとするかOFFとするかの状態とで構成される。
以下、これらの制御データを生成する処理、及び、それぞれの制御データを受信した監視装置の処理について説明する。
<制御データ生成処理>
これらの制御データは、ユーザが端末装置(110、120)から、いずれかの監視装置(1000〜4000)に対して指示を行う。ここでの指示とは、この監視装置または他の監視装置の端末装置の状態を変更する等の指示をいう。
本実施形態の場合、監視装置は、同等の機能を有しており、いずれの監視装置も制御データを生成できる。
送受信部1200を介して指示を受けた制御部1100は、その指示内容をデータ生成部1700に通知し、制御データを生成するよう指示する。
指示を受けたデータ生成部1700は、指示内容の制御データを生成し、送信先監視装置に送信する。
<個別制御>
図11は、個別制御の処理を示すフローチャートである。
この処理は、個別制御の制御データを受信した監視装置(1000〜4000)の処理である。
データを受信した送受信部1200は(ステップS100)、受信した信号を処理し、データを制御部1100に渡す。
データを受け取った制御部1100は、命令コードを確認し、「個別制御」でない場合は(ステップS610:NO)、その命令コードに応じた処理を行う(ステップS190)。
命令コードが「個別制御」である場合は(ステップS610:YES)、データ内の装置カウンタに1加算し(ステップS160)、端末装置情報6210の監視装置IPアドレス(図10参照)が自監視装置のIPアドレスであるか判断する(ステップS620)。
端末装置情報6210の監視装置IPアドレスが自監視装置のIPアドレスと同じであった場合は(ステップS620:YES)、端末装置情報6210内の端末装置IPアドレスで示される端末装置の状態を制御する。具体的には、制御部1100は、該当する端末装置の端末装置状態テーブル1520の状態1513を更新し、端末装置状態制御部1800に制御を実行するよう指示を出す。
指示を受けた端末装置状態制御部1800は、端末装置状態テーブル1520を参照して、端末装置を制御、すなわち、ONまたはOFFとする(ステップS630)。
端末装置状態制御部1800に制御の指示を行った制御部1100は、制御データが、自監視装置が生成して送信した制御データであるかを判断する(ステップS640)。具体的には、制御データの命令データ6200内の送信監視装置IPアドレスが自監視装置のIPアドレスと同じであった場合は、自監視装置が生成して送信した制御データであると判断する。
自監視装置が送ったデータであると判断した場合は(ステップS640:YES)、そのデータを破棄する(ステップS650)。
自監視装置が送ったデータではないと判断した場合は(ステップS640:NO)、受信したデータを送信先監視装置に送信するようデータ生成部1700に指示を出す。
指示を受けたデータ生成部1700は、識別子記憶部1300に記憶されている識別子テーブル1310を参照し、監視装置1311「送信先監視装置」のIPアドレス1312をデータ内の送信先IPアドレスに設定し、また、自装置のIPアドレスをデータ内の送信元IPアドレスに設定する。
データ生成部1700は、生成したデータを送受信部1200を介して送信先監視装置に送信する(ステップS180)。
<グループ制御>
図12は、グループ制御の処理を示すフローチャートである。
この処理は、グループ制御の制御データを受信した監視装置(1000〜4000)の処理である。
このグループ制御の処理は、図11を用いて説明した個別制御処理とほぼ同じである。以下、異なる点についてのみ説明する。
異なる点は2点あり、1点目は、データを受け取った制御部1100は、命令コードが「グループ制御」であるかを判断する点である(ステップS710)。
また、2点目は、端末装置を個別に制御するのではなく、グループ単位で行う点である(ステップS740)。具体的には、端末装置状態テーブル1520のグループ番号1520を参照し、制御データの端末装置情報6220内のG番号で指示されたグループ番号の端末装置IPアドレス1512の状態を、制御データで指示された状態に更新する。その後、端末装置状態制御部1800に制御指示を出す。
このようにグループ番号で制御を行うことで、制御すべき端末装置が複数の監視装置にまたがっていたとしても、容易に制御することが可能となる。
<同期制御>
図13は、同期制御の処理を示すフローチャートである。
この処理は、同期制御の制御データを受信した監視装置(1000〜4000)の処理である。
データを受信した送受信部1200は(ステップS100)、受信した信号を処理し、データを制御部1100に渡す。
データを受け取った制御部1100は、命令コードを確認し、「同期制御」でない場合は(ステップS810:NO)、その命令コードに応じた処理を行う(ステップS190)。
命令コードが「同期制御」である場合は(ステップS810:YES)、データ内の装置カウンタに1加算する(ステップS160)。
その後、制御部1100は、待ち時間の計算を行う(ステップS820)。この待ち時間は、全監視装置がほぼ同時に端末装置の制御を行うまでの時間である。計算方法は、図14を用いて後で説明する。
待ち時間を求めた制御部1100は、制御データが、自監視装置が生成して送信した制御データであるかを判断する(ステップS640)。具体的には、制御データの命令データ6200内の送信監視装置IPアドレスが自監視装置のIPアドレスと同じであった場合は、自監視装置が生成して送信した制御データであると判断する。
自監視装置が送ったデータであると判断した場合は(ステップS640:YES)、そのデータを破棄する(ステップS650)。但し、端末装置の制御に必要な情報は、内部の作業メモリに記憶しておくものとする。
自監視装置が送ったデータではないと判断した場合は(ステップS640:NO)、受信したデータを送信先監視装置に送信する旨の指示を出す。
指示を受けたデータ生成部1700は、識別子記憶部1300に記憶されている識別子テーブル1310を参照し、監視装置1311「送信先監視装置」のIPアドレス1312をデータ内の送信先IPアドレスに設定し、また、自装置のIPアドレスをデータ内の送信元IPアドレスに設定する。
データ生成部1700は、生成したデータを送受信部1200を介して送信先監視装置に送信する(ステップS180)。
制御部1100は、待ち時間が経過したか否かを内部時計で判断し、経過した場合は(ステップS830)、端末装置情報6230内のG番号に該当する端末装置を制御する。この場合の経過時間は、受信した制御データを送信したときからの経過時間である。
具体的には、制御部1100は、作業メモリに記憶しておいたG番号と状態とを参照し、端末装置状態テーブル1520の該当するグループ番号の端末装置の状態1513を更新し、端末装置状態制御部1800に制御指示を出す。
指示を受けた端末装置状態制御部1800は、端末装置状態テーブル1520を参照して、端末装置を制御、すなわち、ONまたはOFFとする(ステップS‘40)。
次に、図14を用いて、待ち時間の計算の方法を説明する。
ここでは、監視装置1000が、同期制御データを生成し送信した場合を説明する。
本図において、表1080の「カウンタ」は、制御データの装置カウンタの値を示し、表1080の「装置台数」は、システム情報テーブル1410のシステム情報1411「監視装置台数」の内容1412を示す。
また、式「待ち時間=T−(カウンタ/装置台数)*T」は、待ち時間を求める式である。「T」は、システム情報テーブル1410のシステム情報1411「周期」の内容1412である。
例えば、監視装置1000では、制御データの装置カウンタの値に「1」を設定して送信することから「カウンタ」は「1」、「装置台数」は「4」、「周期」は「4」となる。
従って、制御装置1000の待ち時間は、「4−(1/4)*4」であり、「3」秒となる。
また、監視装置2000を見ると、「カウンタ」は「2」、「装置台数」は「4」、「周期」は「4」であり、待ち時間は、「2」秒となる。
同様に、各監視装置は、待ち時間を求める。
<監視装置の削除または追加を行う処理>
次に、本システムで構築しているリング型ネットワークから、監視装置を削除する場合と、新しく監視装置を追加する場合の処理を説明する。
まず、図15を用いて、削除/追加の指示を行うデータを説明する。
図15は、各監視装置が、ある監視装置を削除又は追加等することを他の監視装置に依頼するデータ(以下、「依頼データ」という。)の構造を示す図である。
データの基本的な構造は、図8と同様である。命令コードが監視装置に対しての依頼を示すコードである。
ここでは、「装置削除依頼」、「装置追加依頼」、「送信先変更依頼」の3つの命令コードを説明する。
「装置削除依頼」は、監視装置を本システムのリング型ネットワークから削除する依頼であり、命令データ6300の送信監視装置IPアドレスには、本依頼データを生成し、送信した監視装置のIPアドレスが設定され、削除監視装置IPアドレスには、削除する監視装置のIPアドレスが設定される。
「装置追加依頼」は、本システムのリング型ネットワークに、新たに監視装置を追加する依頼であり、命令データとして、追加監視装置IPアドレス6310には、追加する監視装置のIPアドレスが設定される。
また、「送信先変更依頼」は、監視装置の送信先監視装置を変更する依頼であり、命令データ6320の変更監視装置IPアドレスには、送信先監視装置を変更する監視装置のIPアドレスが設定され、変更先監視装置IPアドレスには、新たな変更先の監視装置のIPアドレスが設定される。
以下、これらの依頼データを、それぞれ「装置削除依頼データ」、「装置追加依頼データ」。「送信先変更依頼データ」という。
監視装置の削除処理を図16を用いて、また、監視装置の追加処理を図17を用いて説明する。
<削除処理>
図16は、監視装置の削除処理の手順を示すシーケンス図である。
まず、監視装置1000からデータが送信され(ステップS900)、順に監視装置2000、監視装置3000、監視装置4000へと送信され、更に、監視装置4000から監視装置1000へとデータが送信されていく(図6参照)。
ここでは、監視装置4000を削除する場合を説明する。
監視装置4000で、何らかの異常が発生したものとする(ステップS910)。本実施形態では、監視装置に異常が発生したこととしているが、ユーザが監視装置を外したこと等でも良い。
監視装置4000の送信元監視装置である監視装置3000は、データを送信してもその受領通知が返ってこない場合や、自分が送信したデータが巡回して戻ってこない場合などに、監視装置4000に異常が発生したことを検知する。
この検知は、制御部1100が行うものとする。制御部1100は、監視装置が送受信する全てのデータを把握しており、異常を検知することが可能だからである。
異常を検知した監視装置3000の制御部1100は、データ生成部1700に装置削除依頼データを生成し、送信するよう依頼する。
依頼を受けたデータ生成部1700は、命令コード「装置削除依頼」のデータを生成し、送信元監視装置に送信する(ステップS921)。
通常は、データ6000の送信先アドレスには、送信先監視装置のIPアドレスを設定するが、この場合は、送信先装置を削除することから送信元監視装置に送信する。
具体的には、指示を受けたデータ生成部1700は、識別子記憶部1300に記憶されている識別子テーブル1310を参照し、監視装置1311「送信元監視装置」のIPアドレス1312、すなわち「ADDR002」をデータ6000内の送信先IPアドレスに設定し、また、自装置のIPアドレス「ADDR003」をデータ内の送信元IPアドレスに設定する。
更に、命令データ6300の送信監視装置IPアドレスに自装置のIPアドレス「ADDR003」を、削除監視装置IPアドレスに、監視装置1311「送信元先監視装置」のIPアドレス1312、すなわち「ADDR004」を設定する。
データ生成部1700は、生成したデータを送受信部1200を介して送信元監視装置、すなわち、監視装置2000に送信する。
装置削除依頼データを受信した監視装置2000の制御部1100は、自分の識別子テーブル1310の送信元監視装置のIPアドレス1312「ADDR001」が装置削除依頼データ内の削除監視装置IPアドレス「ADDR004」と一致するかを判断し、一致しないので、監視装置1000に送信する。
監視装置2000から装置削除依頼データを受信した監視装置1000の制御部1100は、自分の識別子テーブル1310の送信元監視装置のIPアドレス1312「ADDR004」が装置削除依頼データ内の削除監視装置IPアドレス「ADDR004」と一致するかを判断し、一致するので(ステップS930)、送信元監視装置を、装置削除依頼データを送信してきた監視装置に変更する(ステップS931)。
具体的には、自分の識別子テーブル1310の送信元監視装置のIPアドレス1312「ADDR004」を、依頼データ内の送信監視装置IPアドレス「ADDR003」で書き換える。
次に、監視装置1000の制御部1100は、装置削除依頼データを送信してきた監視装置に、送信先変更依頼データを送信する(ステップS930)。
具体的には、依頼データ6000内の命令コードが「送信先変更依頼」、命令データ6320内の変更監視装置IPアドレスには、装置削除依頼データ内の送信監視装置IPアドレス「ADDR003」を設定し、変更先監視装置IPアドレスには、自装置のIPアドレス「ADDR001」を設定したデータを監視装置2000に送信する。
送信先変更依頼データを受け取った監視装置2000は、命令データ6320内の変更監視装置IPアドレスが自監視装置のIPアドレスではないので、そのまま監視装置3000に送信する。
送信先変更依頼データを受け取った監視装置3000は、命令データ6320内の変更監視装置IPアドレスが自監視装置のIPアドレスであるので、自分の識別子テーブル1310の送信先監視装置のIPアドレス1312「ADDR004」を、依頼データ内の変更先監視装置IPアドレス「ADDR001」に書き換える(ステップS922)。
その後、データは、監視装置3000から監視装置1000に送信されるようになり(ステップ923)、監視装置4000を外した、監視装置1000、監視装置2000、監視装置3000の3つでリング型ネットワークを構築することとなる。
<追加処理>
図17は、監視装置の追加処理の手順を示すシーケンス図である。
まず、監視装置1000からデータが送信され(ステップS950)、順に監視装置2000、監視装置3000、監視装置4000へと送信され、更に、監視装置4000から監視装置1000へとデータが送信されていく(図6参照)。
ここでは、監視装置5000を、監視装置2000と監視装置3000の間に追加する場合を説明する。
まず、監視装置5000の識別子テーブル1310の送信元監視装置のIPアドレス1312に、監視装置2000のIPアドレス「ADDR002」を設定する(ステップS960)。
その後、監視装置5000から、監視装置2000に対して、装置追加依頼データを送信する(ステップS961)。
すなわち、監視装置5000の制御部1100は、データ生成部1700に装置追加依頼データを生成し、送信するよう依頼する。
依頼を受けたデータ生成部1700は、命令コード「装置追加依頼」のデータを生成し、送信元監視装置である監視装置2000に送信する。
具体的には、指示を受けたデータ生成部1700は、依頼データ6000内の命令コードに「装置追加依頼」を設定し、装置追加依頼データ6000内の送信先IPアドレスには、識別子記憶部1300に記憶されている識別子テーブル1310を参照して、監視装置1311「送信元監視装置」のIPアドレス1312、すなわち「ADDR002」を設定し、また、データ内の送信元IPアドレスと追加監視装置IPアドレス6310には、自装置のIPアドレス「ADDR005」を設定する。
データ生成部1700は、生成した装置追加依頼データを送受信部1200を介して監視装置2000に送信する。尚、この装置追加依頼データの生成、送信は、追加される監視装置が行う必要はなく、システム内の他の監視装置であっても良い。
装置追加依頼データを受信した監視装置2000の制御部1100は、装置追加依頼データ内の追加監視装置IPアドレス宛に、送信先監視装置を通知する(ステップS970)。
この通知は、送信先変更依頼データを用いて行う。具体的には、監視装置2000の制御部1100は、データ生成部1700に装置追加依頼データを生成し、送信するよう依頼する。
依頼を受けたデータ生成部1700は、依頼データ6000内の命令コードに「送信先変更依頼」を設定し、命令データ6320内の変更監視装置IPアドレスには、装置追加依頼データの追加監視装置IPアドレス6310「ADDR005」を設定し、変更先監視装置IPアドレスには、自装置の送信先監視装置のIPアドレス「ADDR003」を設定したデータを監視装置5000に送信する。
その後、監視装置2000の制御部1100は、識別子テーブル1310の送信先監視装置のIPアドレスに、追加監視装置IPアドレス「ADDR005」を設定する(ステップS971)。
一方、送信先変更依頼データを受信した監視装置5000は、変更先監視装置IPアドレス「ADDR003」を、識別子テーブル1310の送信先監視装置のIPアドレス設定する(ステップS962)。
その後、監視装置1000の送信したデータは(ステップS951)、監視装置2000から監視装置5000に送信され(ステップ952)、監視装置5000から監視装置3000に(ステップ953)、監視装置3000から監視装置4000に(ステップ954)、監視装置4000から監視装置1000に(ステップ955)という順で、5つの監視装置でリング型ネットワークを構築することとなる。
<実施形態2>
<概要>
実施形態1では、論理的なリング型ネットワーク上で、一定方向に設備の状態情報や制御情報のデータを流すことで通信負荷を安定させ、所望の設備の状態を把握、制御等する設備監視システムを説明した。
本実施形態では、同様のネットワーク上で、設備を監視するための状態情報以外の情報、例えば、履歴情報等をバックアップする設備監視システムを説明する。
ここでは、各監視装置の端末装置の状態の変遷を記録した履歴情報のバックアップを例に説明する。
図18は、本システム内でバックアップされた各監視装置の履歴情報を示す図である。
本図では、図6と同様に、監視装置1000〜監視装置4000でリング型ネットワークを構築しているものとする。
それぞれの監視装置は、自監視装置に接続されている端末装置の履歴情報である自装置履歴7510のほかに、隣の監視装置に接続されている端末装置の履歴情報である隣装置履歴7610を記録している。
具体的には、監視装置1000は、自監視装置である「ADDR001」の履歴情報(自装置履歴7510)と、送信元監視装置「ADDR004の履歴」の履歴情報(隣装置履歴7610)とを記録する。
すなわち、監視装置1000は、監視装置4000の履歴情報のバックアップを記録していることになる。
このように、各監視装置が、自装置以外の1監視装置の履歴データを記録することにより、システム内の監視装置の数に関係なく、各監視装置がそれぞれ必要とするメモリ量を少なくでき、且つ、均等化できることとなる。
以下、本発明に係る設備監視システムにおいて、履歴情報をバックアップする例を説明する。
<構成>
図19は、本発明にかかる監視装置7000の機能ブロック図である。
この監視装置7000は、実施形態1の監視装置1000(図2参照)に、履歴データに関する機能が加わったものである。
監視装置7000は、制御部7100、送受信部1200、識別子記憶部1300、システム情報記憶部1400、端末装置状態記憶部1500、端末装置状態取得部1600、データ生成部7700、端末装置状態制御部1800、設定情報記憶部7200、隣設定情報記憶部7300、履歴記憶部7400および隣履歴記憶部7500から構成される。
これら機能部のうち、送受信部1200、識別子記憶部1300、システム情報記憶部1400、端末装置状態記憶部1500、端末装置状態取得部1600、端末装置状態制御部1800は、監視装置1000の各機能部と同様の機能を有する。
制御部7100は、実施形態1の監視装置1000の制御部1100と同様の機能を有し、加えて、履歴情報を記録するなどの制御処理を行う。また、端末状態テーブル1520等を更新する際、後述する設定情報記憶部7200に記憶されている設定情報7210を参照する。詳細には、制御部7100は、端末装置を制御する命令データを受信した際に、端末状態テーブル1520のグループ番号1514に代えて設定情報7210を参照し、端末装置の状態1513を変更する。
また、データ生成部7700は、監視装置1000のデータ生成部1700が生成するデータに加え、本実施形態で用いる履歴データや設定データ等を生成する機能を有する。
設定情報記憶部7200は、端末装置がどのグループに属するかを示す情報を記憶しておく機能を有する。
また、隣設定情報記憶部7300は、自監視装置の送信元監視装置の設定情報を記憶しておく機能を有する。いわゆるバックアップデータである。
履歴記憶部7400は、端末装置が何時どのような状態に変更されたのかという履歴情報を、グループ単位で記憶しておく機能を有する。
また、隣履歴記憶部7500は、自監視装置の送信元監視装置の履歴情報を記憶しておく機能を有する。いわゆるバックアップデータである。
<データ>
実施形態1の設備監視システムで説明したデータ(図3〜図5)以外に、本実施形態のシステムで用いるデータについて、図20と図21を用いて説明する。
図20(a)は、設定情報テーブル7210の構成及び内容例を示す図であり、図20(b)は、隣設定情報テーブル7310の構成及び内容例を示す図である。 また、図21(a)は、履歴情報テーブル7410の構成及び内容例を示す図であり、図21(b)は、隣履歴情報7510の構成及び内容例を示す図である。
設定情報テーブルには、端末装置をグループ分けした情報が記載されており、履歴情報テーブルには、グループ単位での制御の履歴情報が記載されている。従って、これら2つのテーブルは対になっており、これら2つのテーブルによって端末装置毎の状態の履歴がわかることになる。
まず、図20(a)の設定情報テーブル7210から説明する。
設定情報テーブル7210は、監視装置IPアドレス7211、グループ番号7212および端末装置IPアドレス7213で構成される。
この設定情報テーブル7210は、監視装置7000の設定情報記憶部7200に記憶されている。
監視装置IPアドレス7211は、この設定情報テーブル7210を使用している監視装置のIPアドレスを示す。
グループ番号7212は、監視装置IPアドレス7211で示される監視装置に接続されている端末装置が含まれるグループを示している。
また、端末装置IPアドレス7213は、グループ番号7212で示されるグループに含まれる端末装置のIPアドレスを示している。
例えば、監視装置IPアドレス7211「ADDR001」で示される監視装置には、グループ番号7212「G1」に属する端末装置であって、端末装置IPアドレス7213「T001001」、「T001003」等で示される端末装置が接続されている。
次に、図20(b)の隣設定情報テーブル7310は、監視装置IPアドレス7211、グループ番号7212および端末装置IPアドレス7213で構成され、隣設定情報記憶部7300に記憶されている。
この隣設定情報テーブル7310の構成は、図20(a)の設定情報テーブル7210の構成と同じであり、その内容が他の監視装置の設定情報記憶部7200に記憶されている設定情報テーブル7210のバックアップである点が異なる。
次に、図21(a)の履歴情報テーブル7410について説明する。
履歴情報テーブル7410は、監視装置IPアドレス7411、番号7412、年月日7413、時間7414、グループ番号7415および状態7416で構成される。
この履歴情報テーブル7410は、履歴記憶部7400に記憶されており、グループ単位で端末装置が制御されると、1つの履歴情報が追加されるものとする。
監視装置IPアドレス7411は、この履歴情報テーブル7410を作成している監視装置のIPアドレスを示す。
番号7412は、履歴情報の生成順序を示し、このテーブルにおいては「0001」が最も古いものである。
年月日7413は、履歴情報が生成された年月日を示し、時間7414は、履歴情報が生成された時間を示す。すなわち、端末装置が制御された時間である。
グループ番号7415は、制御された端末装置のグループを示し、状態7416は、この制御によって端末装置がどのような動作状態となったかを示している。
例えば、監視装置IPアドレス7411「ADDR001」で示される監視装置の番号7412「0002」の履歴情報は、年月日7413「2005/12/12」で示される2005年12月12日の、時間7414「13:23」で示される13時23分に、グループ番号「G6」で示されるグループに属する端末装置が、状態7416「OFF」すなわち、消灯されたことを示す。
次に、図21(b)の隣履歴情報テーブル7510は、監視装置IPアドレス7411、番号7412、年月日7413、時間7414、グループ番号7415および状態7416で構成され、隣履歴記憶部7500に記憶されている。
この隣履歴情報テーブル7510の構成は、図21(a)の履歴情報テーブル7410の構成と同じであり、その内容が他の監視装置の履歴記憶部7400に記憶されている履歴情報テーブル7410のバックアップである点が異なる。
<動作>
以下、上述した設備監視システムにおいて、端末装置を制御したことを示す履歴情報をバックアップする動作について説明する。
ここでは、次の4つの処理について説明する。
一つ目は、端末装置を制御する度、その制御の履歴情報をバックアップする処理、二つ目は、履歴情報と関連する設定情報等の情報をバックアップする処理、三つ目は、監視装置を削除した場合に履歴情報等をバックアップする処理、四つ目は、監視装置を追加した場合に履歴情報等を移動する処理である。
<履歴情報のバックアップ処理>
まず、監視装置7000が、自監視装置および隣の監視装置、すなわち送信元識別子で示される監視装置の履歴情報を記録する処理について説明する。
まず、図22を用いて、履歴情報のバックアップ指示を行うデータ(以下、「履歴データ」という。)を説明する。
図22は、各監視装置が、自監視装置の履歴情報を他の監視装置、ここでは送信先監視装置にバックアップさせる指示を送信するデータの構造を示す図である。
データの基本的な構造は、図8と同様であり、命令コードが「履歴」である。
命令データ6400は、本履歴情報を生成し送信した監視装置を示す送信監視装置IPアドレスと端末装置情報6410とで構成される。
端末装置情報6410は、年月日、時間、グループ番号および状態で構成され、その内容は、履歴情報テーブル7410と同様である。但し、端末装置情報6410は、そのテーブルのうちの1履歴情報である。
次に、図23は、履歴情報の記録処理を示すフローチャートである。
ここでは、履歴データを送信する処理と、履歴データを受信した場合の処理を説明する。
まず、データを受信した送受信部1200は(ステップS100)、データを制御部7100に渡す。
データを受け取った制御部7100は、命令コードを確認し、「制御」である場合は(ステップS1010:YES)、制御の処理を行う(ステップS1020)。ここでの制御の処理とは、<各端末装置を制御する処理>で、図10〜図13を用いて説明した処理のうち、命令コードを判定した後のステップS160以降の各処理をいう。
端末装置の制御処理を行った制御部7100は、自監視装置の端末装置を制御した場合は(ステップS1030:YES)、履歴情報を作成し履歴記憶部7400に記憶を依頼する。依頼を受けた履歴記憶部7400は、履歴情報テーブル7410に受け取った履歴情報を追加する(ステップS1040)。
その後、制御部7100は、作成した履歴情報をデータ生成部7700に渡し送信するよう依頼する。依頼を受けたデータ生成部7700は、受け取った履歴情報から履歴データを作成し、送信先監視装置に送信する(ステップS1050)。
一方、制御部7100によって、自監視装置の端末装置を制御していないと判断された場合は(ステップS1030:NO)、履歴情報の生成等は行わない。
また、送受信部1200からデータを受け取った制御部7100は、命令コードを確認し、「履歴」である場合は(ステップS1010:NO、ステップS1060:YES)、送信元監視装置の履歴情報であるかを判断する。具体的には、履歴データの命令データ6400内の送信監視装置IPアドレスが送信元監視装置のIPアドレスと同じであった場合は、送信元監視装置の履歴情報であると判断する。
送信元監視装置の履歴情報であると判断した場合は(ステップS1070:YES)、隣履歴記憶部7500に記憶を依頼する。依頼を受けた隣履歴記憶部7500は、隣履歴情報テーブル7510に受け取った履歴情報を追加、すなわち、バックアップする(ステップS1080)。
その後、制御部7100は、受信した履歴データを破棄する(ステップS1090)。
送信元監視装置の履歴情報でないと判断した場合は(ステップS1070:NO)、データ生成部7700に、受信した履歴データを送信先監視装置に送信するよう依頼し、依頼を受けたデータ生成部7700は送信先監視装置に送信する(ステップS1095)。
送受信部1200を介して受信したデータの命令コードが「制御」、「履歴」以外のものであった場合は(ステップS1060:NO)、その命令コードに応じた処理を行う(ステップS190)。
<情報のバックアップ処理>
次に、監視装置7000が、隣の監視装置、すなわち送信元識別子で示される監視装置の情報をバックアップする処理について説明する。ここでは、情報として、設定情報テーブルと履歴情報テーブルをバックアップする。
この処理が実行されるのは、設定情報が更新される場合や、監視装置が削除、追加される場合である。
まず、図24を用いて、設定情報テーブルの更新またはバックアップ指示を行うデータ(以下、「設定データ」という。)を説明する。
図24は、各監視装置が、自監視装置の設定情報を、他の監視装置、ここでは送信先監視装置にバックアップ指示を送信するデータの構造を示す図である。
データの基本的な構造は、図8と同様であり、命令コードが「設定」である。
命令データ6500は、端末装置情報6510と、この端末装置情報6510に記載されている設定情報を使用する監視装置を示す送信監視装置IPアドレスとで構成される。
端末装置情報6510は、グループ番号とそのグループに含まれる端末装置IPアドレスで構成され、その内容は、設定情報テーブル7210と同様である。
次に、図25を用いて、履歴情報テーブルのバックアップ指示を行うデータ(以下、「全履歴データ」という。)を説明する。
図25は、各監視装置が、自監視装置の履歴情報を、他の監視装置、すなわち送信先監視装置にバックアップ指示を送信するデータの構造を示す図である。
データの基本的な構造は、図8と同様であり、命令コードが「全履歴」である。
命令データ6500は、本履歴情報を生成し送信した監視装置を示す送信監視装置IPアドレスと端末装置情報6610とで構成される。
端末装置情報6610は、年月日、時間、グループ番号、状態で構成され、その内容は、履歴情報テーブル7410と同様である。
次に、図26は、設定情報テーブルのバックアップ処理を示すフローチャートである。
まず、データを受信した送受信部1200は(ステップS100)、データを制御部7100に渡す。
データを受け取った制御部7100は、命令コードを確認し、「設定」である場合は(ステップS1110:YES)、自監視装置の設定情報テーブルであるか否かを判断する(ステップS1120)。具体的には、設定データの命令データ6500内の送信監視装置IPアドレスが自監視装置のIPアドレスと同じであった場合は、自監視装置の設定情報であると判断する。
自監視装置の設定情報であった場合は(ステップS1120:YES)、制御部7100は設定情報記憶部7200に記憶を依頼する。依頼を受けた設定情報記憶部7200は、設定情報テーブル7210を更新する(ステップS1130)。
自監視装置の設定情報でなかった場合は(ステップS1120:NO)、送信元監視装置の設定情報であるか否かを判断し(ステップS1150)、すなわち、設定データの命令データ6500内の送信監視装置IPアドレスが送信元監視装置のIPアドレスと同じであるかを判断し、同じである場合は(ステップS1150:YES)、隣設定情報記憶部7300に記憶を依頼する。依頼を受けた設定情報記憶部7300は、隣設定情報テーブル7310を記憶する(ステップS1160)。
その後、設定情報を記憶させた制御部7100は、受信した設定データを破棄する(ステップS1140)。
送信元監視装置の設定情報でないと判断した場合は(ステップS1150:NO)、データ生成部7700に、受信した設定データを送信先監視装置に送信するよう依頼し、依頼を受けたデータ生成部7700は送信先監視装置に送信する(ステップS1170)。尚、本実施形態では、ステップS1170が実行されないのは、図23のステップS1095と同様である。
送受信部1200を介して受信したデータの命令コードが「設定」以外のものであった場合は(ステップS11110:NO)、その命令コードに応じた処理を行う(ステップS190)。
上述した設定情報テーブルと同様の手順で、履歴情報テーブルのバックアップを行うことができる。図26のフローチャートを用いて、異なる3点を説明する。
ステップS1110において、受信したデータの命令コードが「設定」であるかを確認するのではなく、「全履歴」であるかを確認する点である。
また、ステップ1130において、設定情報記憶部7200の設定情報テーブル7210を更新するのではなく、履歴記憶部7400の履歴情報テーブル7410を記憶する点である。
さらにステップ1160において、隣設定情報記憶部7300の隣設定情報テーブル7310を更新するのではなく、隣履歴記憶部7500の隣履歴情報テーブル7510を記憶する点である。
<監視装置の削除に伴う処理>
次に、図27を用いて、監視装置の削除に伴う履歴情報等のバックアップ処理について説明する。
図27は、監視装置の削除処理に伴うバックアップ手順を示すシーケンス図である。本図では、図16に示す手順にバックアップの手順を追加したものであり、ここでは、追加した部分のみを説明する。
まず、監視装置4000の削除処理を行う(ステップS1210)。この削除処理は、図16におけるステップS910からステップS922までの一連の処理である。
本図では、監視装置4の削除処理(ステップS1210)を行う前の、各監視装置が記憶している履歴情報を示す(ステップS1200)。具体的には、監視装置1000は、自監視装置の履歴情報「自履歴1」と監視装置4000の履歴情報のバックアップ「隣履歴4」とを記憶している。尚、実際には、履歴情報と設定情報を記憶しているが、説明の便宜上、「自履歴1」等と記載しているものとする(図28も同様)。
監視装置4の削除処理(ステップS1210)の完了後、送信先を変更(ステップS922)した監視装置3000は変更した送信先である監視装置1000に、自監視装置の履歴情報「自履歴3」と設定情報とを送信する(ステップS1220)。この場合、全履歴データを送信する。
監視装置1000は、受信した監視装置3000の履歴情報「自履歴3」と設定情報とを、「隣履歴3」と隣設定情報として記憶する(ステップS1230)。監視装置1000は、受信した全履歴データの送信監視装置IPアドレスが送信元監視装置のIPアドレス、すなわち、監視装置3000のIPアドレスとなっているので(ステップ931)、通常の処理にのっとり、隣設定情報として記憶すればよい。
この時点で、各監視装置が記憶している履歴情報を示す(ステップS1240)。本システムは、監視装置1000と監視装置2000と監視装置3000とで構成されていることになり(ステップS923)、それぞれの履歴情報のバックアップが存在していることになる。
次に、監視装置4000が、復旧して本システムに追加された場合を説明する。監視装置4000は、もとの場所、すなわち、監視装置3と監視装置4の間に追加されるものとする。
監視装置4000の追加処理を行う(ステップS1250)。この追加処理は、図17におけるステップS960からステップS962およびステップS971までの一連の処理である。
監視装置4の追加処理(ステップS1250)の完了後、監視装置4000は変更した送信先(ステップS962)である監視装置1000に、送信元監視装置、すなわち、監視装置3000の履歴情報のバックアップを記憶しているかを問い合わせる(ステップS1260)。
監視装置1000は、監視装置3000の履歴情報「自履歴3」と設定情報とを監視装置4000に送信する(ステップS1270)。この「自履歴3」には、監視装置400が離脱していた間の監視装置3000の履歴情報が追加されている。
受信した監視装置4000は、「隣履歴3」と隣設定情報として記憶する(ステップS1280)。
この時点で、各監視装置は、送信元監視装置の履歴情報のバックアップを記録していることになる(ステップS1200参照)。
<監視装置の追加に伴う処理>
次に、図28を用いて、監視装置の追加に伴う履歴情報等のバックアップ処理について説明する。図27では、故障等で一時的な離脱後の追加処理を説明したが、ここでは、新たに監視装置5000が追加される場合の追加処理を説明する。
図28は、監視装置の追加処理に伴うバックアップ手順を示すシーケンス図である。本図では、図17に示す手順にバックアップの手順を追加したものであり、ここでは、追加した部分のみを説明する。
まず、監視装置5000の追加処理を行う(ステップS1310)。この追加処理は、図17におけるステップS960からステップS962およびステップS971までの一連の処理である。
本図では、監視装置5の追加処理(ステップS1310)を行う前の、各監視装置が記憶している履歴情報を示す(ステップS1300)。具体的には、監視装置1000は、自監視装置の履歴情報「自履歴1」と監視装置4000の履歴情報のバックアップ「隣履歴4」とを記憶している。監視装置5000は、自監視装置の履歴情報「自履歴5」のみを記憶している。
監視装置5の追加処理(ステップS1310)の完了後、送信先を変更(ステップS962)した監視装置5000は変更した送信先である監視装置3000に、自監視装置の履歴情報「自履歴5」と設定情報とを送信する(ステップS1320)。
監視装置1000は、受信した監視装置5000の履歴情報「自履歴5」を「隣履歴5」として、設定情報を隣設定情報として記憶する(ステップS1330)。
その後、監視装置3000は、自監視装置が記録している「隣履歴2」と隣設定情報を監視装置5000に返信する(ステップS1340)。
監視装置5000は、受信した「隣履歴2」を「隣履歴2」として、隣設定情報を隣設定情報として記録する。
この時点で、各監視装置が記憶している履歴情報を示す(ステップS1360)。本システムは、監視装置1000〜監視装置5000で構成されていることになり(ステップS951〜ステップS955)、それぞれの履歴情報のバックアップが存在していることになる。
<補足>
以上、本発明に係る設備監視システムについて実施形態に基づいて説明したが、このシステムを部分的に変形することもでき、本発明は上述の実施形態に限られないことは勿論である。即ち、
(1)実施形態1では、監視装置の識別子としてIPアドレスを使用しているが、監視装置を特定できる識別子であればよく、例えば、任意に付けた監視装置の番号でもよい。
(2)実施形態1では、送信間隔を各監視装置で求めることとしているが、例えば、監視装置1000が指定することとしてもよい。
送信間隔を測定するためのデータに、それぞれの監視装置が測定した結果を書込んで巡回させ、監視装置1000が最も長い送信間隔を基に決定し、各監視装置に通知するなどである。
(3)実施形態1では、監視装置の削除は、本システムのリング型ネットワークから外すまでを説明したが、装置削除依頼データ(図15参照)を送信する際に通過する監視装置で、削除する監視装置の端末装置情報を端末装置状態テーブル1510から削除することとしても良い。
システムを構成しない監視装置のデータを記憶する必要がない場合に、メモリ容量の有効利用を図ることができる。
(4)実施形態1では、同期制御を行う場合、全監視装置が同じ「周期」の値を記憶していることを前提としたが、周期を求めるためのデータを制御データの前に送信することとしても良い。
同期制御データを送信する直前に、監視装置が削除、追加等されて状況が変わっていた場合に、最新の状況を把握して同期制御を行うことが出来る。
(5)実施形態2では、履歴情報と設定情報のバックアップをとることとしているが、これらの情報に限られない。すなわち、他の管理装置と共有できない情報であればよく、例えば、識別子テーブル1310(図3参照)や、その他、その監視装置に特有の情報等であればよい。
(6)本実施形態2では、隣の監視装置である送信元監視装置の履歴情報をバックアップすることとしているが、これに限られず、他の監視装置の1つであればよく、また、1監視装置の履歴情報のみでなく複数の監視装置のものをバックアップすることとしてもよい。
この場合、例えば、履歴データ等に、バックアップ先の監視装置のIPアドレスを追加して、自監視装置のIPアドレスとバックアップ先の監視装置のIPアドレスが同じであれば、履歴情報をバックアップする。図23において、ステップ1070で、送信先の履歴データかを判断する代わりに、自監視装置がバックアップ先かを判断し、異なる場合は、ステップS1095で送信される。
複数の監視装置で、同じバックアップ先の監視装置を指定すれば、そのバックアップ先の監視装置は、複数の監視装置のバックアップを記録することになる。また、監視装置が、複数のバックアップ先を指定すれば、複数のバックアップを取ることが可能となる。
(7)実施形態では、監視装置の削除は、1つの監視装置に異常が発生した場合を説明したが、同時に複数の監視装置に異常が発生する場合も考えられる。
同時に複数の監視装置に異常が発生した場合であっても、本システムでは正常な監視装置のみで新たなネットワークを構築して運用は可能である。また、端末装置状態データ等を送信し、帰ってきたデータ内の装置カウンタの値が、極端に減っていた場合は、システムの異常として全監視装置に警告を出す等してもよい。
(8)実施形態で示した設備監視システムの各機能を実現させる為の各制御処理(図2等参照)をCPUに実行させる為のプログラムを、記録媒体に記録し又は各種通信路等を介して、流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM、フラッシュメモリ等がある。流通、頒布されたプログラムは、機器におけるCPUで読み取り可能なメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのCPUがそのプログラムを実行することにより実施形態で示した各機能が実現される。
本発明の実施形態に係る設備監視システムの構成例を示す図である。 本発明にかかる監視装置1000の機能ブロック図である。 図3(a)は、識別子テーブル1310の構成および内容例を示す図であり、図3(b)は、システム情報テーブル1410の構成および内容例を示す図である。 監視装置1000の端末装置状態テーブル1510の構成および内容例を示す図である。 監視装置2000の端末装置状態テーブル1520の構成および内容例を示す図である。 監視装置1000と監視装置2000、監視装置3000、監視装置4000とで構築するリング型ネットワークを示す図である。 監視装置間の通信シーケンスを示す図である。 各監視装置が、自監視装置に接続されている端末装置の状態情報を送信するデータの構造を示す図である。 端末装置状態テーブル1510を更新する処理を示すフローチャートである。 各監視装置が、自監視装置に接続されている端末装置を制御するための指示を送信するデータの構造を示す図である。 個別制御の処理を示すフローチャートである。 グループ制御の処理を示すフローチャートである。 同期制御の処理を示すフローチャートである。 待ち時間の計算の方法を示す図である。 各監視装置が、ある監視装置を削除又は追加等することを他の監視装置に依頼するデータの構造を示す図である。 監視装置の削除処理の手順を示すシーケンス図である。 監視装置の追加処理の手順を示すシーケンス図である。 監視装置1000と監視装置2000、監視装置3000、監視装置4000とで構築するリング型ネットワークでの履歴情報を示す図である。 実施形態2の監視装置7000の機能ブロック図である。 図20(a)は、設定情報テーブル7210の構成及び内容例を示す図であり、図20(b)は、隣設定情報テーブル7310の構成及び内容例を示す図である。 図21(a)は、履歴情報テーブル7410の構成及び内容例を示す図であり、図21(b)は、隣履歴情報7510の構成及び内容例を示す図である。 各監視装置が、自監視装置の履歴情報を送信するデータの構造を示す図である。 履歴情報の記録処理を示すフローチャートである。 各監視装置が、自監視装置の設定情報を送信するデータの構造を示す図である。 各監視装置が、自監視装置の全履歴を送信するデータの構造を示す図である。 設定情報の更新処理を示すフローチャートである。 監視装置の削除処理に伴う履歴情報等のバックアップ手順を示すシーケンス図である。 監視装置の追加処理に伴う履歴情報等のバックアップ手順を示すシーケンス図である。 従来の設備監視システムの例を示す図である。
符号の説明
100 設備監視システム
110 120 表示装置
200 ネットワーク
1000 2000 3000 4000 5000 7000 監視装置
1100 7100 制御部
1200 送受信部
1300 識別子記憶部
1310 識別子テーブル
1400 システム情報記憶部
1410 システム情報テーブル
1500 端末装置状態記憶部
1510 1520 端末装置状態テーブル
1600 端末装置状態取得部
1700 7700 データ生成部
1800 端末装置状態制御部
7200 設定情報記憶部
7210 7310 設定情報テーブル
7300 隣設定情報記憶部
7400 履歴記憶部
7410 7510 履歴情報テーブル
7500 隣履歴記憶部

Claims (16)

  1. 相互にデータの送受信を行うことができる複数の監視装置から成る設備監視システムであって、
    前記複数の監視装置は、監視装置それぞれが、1つの監視装置からデータを受信し、1つの監視装置にデータを送信することで、論理的にリング型ネットワークを構築しており、
    各監視装置は、
    データを受信する監視装置を示す送信元識別子と、データを送信する監視装置を示す送信先識別子とを記憶する識別子記憶手段と、
    データを前記送信元識別子で示される監視装置から受信したとき、受信した時から所定時間経過後に、当該データを前記送信先識別子で示される監視装置に送信する制御手段と
    を備えることを特徴とする設備監視システム。
  2. 前記設備監視システムは、更に、各監視装置に接続されている1以上の端末装置を含み、
    前記各監視装置は、更に、接続している端末装置の状態に関する情報を取得する取得手段を備え、
    前記制御手段は、データを前記送信元識別子で示される監視装置から当該監視装置に接続されている端末装置の状態に関するデータを受信した場合、受信した時から所定時間経過後に、当該データを前記送信先識別子で示される監視装置に送信し、当該データを送信した時から所定時間経過後に、前記取得手段で取得した情報に基づいたデータを前記送信先識別子で示される監視装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の設備監視システム。
  3. 前記制御手段は、送信元識別子で示される監視装置から受信したデータが、自監視装置が送信した前記取得手段で取得した情報に基づいたデータであった場合には、受信したデータの替わりに前記取得手段で新たに取得した情報に基づいたデータを送信先識別子で示される監視装置に送信し、他の監視装置が送信したデータであった場合には、受信したデータを送信先識別子で示される監視装置に送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の設備監視システム。
  4. 前記各監視装置は、更に、自監視装置または他の監視装置に接続されている端末装置に関する情報を記憶する端末情報記憶手段とを備え、
    前記取得手段は、更に、取得した端末装置の状態に関する情報を前記端末情報記憶手段に記憶させ、
    前記制御手段は、送信元識別子で示される監視装置から受信したデータが、他の監視装置に接続する端末装置に関するデータを含む場合には、当該データを前記端末情報記憶手段に記憶させ、受信したデータを送信先識別子で示される監視装置に送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の設備監視システム。
  5. 前記設備監視システムは、更に、各監視装置に接続されている1以上の端末装置を含み、
    前記監視装置のうち、ある監視装置は、他の監視装置に接続されている端末装置への制御指示を含むデータを送信先識別子で示される監視装置に送信する手段を備え、
    前記各監視装置は、接続している端末装置を制御する端末制御手段を備え、
    前記制御手段は、送信元識別子で示される監視装置から受信したデータに、自監視装置に接続されている端末装置への制御指示が含まれている場合は、当該制御指示を参照し、前記端末制御手段に端末装置を制御させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の設備監視システム。
  6. 前記各監視装置は、更に、自監視装置に接続されている端末装置に関する情報であって、各端末装置がそれぞれ属するグループを示すグループ番号を含む情報を記憶する端末情報記憶手段とを備え、
    前記制御手段は、前記制御指示がグループ番号を指定した制御指示である場合は、自監視装置に接続されている端末装置であって、当該グループ番号に属する端末装置を前記端末制御手段に制御させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の設備監視システム。
  7. 前記各監視装置は、更に、前記リング型ネットワークを構成する監視装置の数と、データが前記リング型ネットワークを1周する時間と、指示を含むデータを送信した監視装置からの自監視装置の位置とを検出する検出手段と、
    計時手段とを備え、
    前記制御手段は、送信元識別子で示される監視装置から受信したデータに含まれる制御指示が、他の監視装置と同期を取るべき指示であった場合に、前記検出手段で検出した監視装置の数と1周する時間と自監視装置の位置とに基づき、指示を実行するまでの期間を求め、前記計時手段によりその期間が経過したら、当該制御指示を参照し、前記端末制御手段に端末装置を制御させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の設備監視システム。
  8. 前記各監視装置は、更に、送信先識別子で示される監視装置の異常を検知する異常検知手段と、
    前記異常検知手段が異常を検知した場合、当該送信先識別子を含むデータを送信元識別子で示される監視装置に送信する異常装置送信手段と、
    前記異常装置送信手段でデータを送信した後、前記異常装置送信手段で送信した識別子以外の識別子を含めたデータを送信元装置から受信したら、当該識別子で前記識別子記憶手段に記憶される送信先識別子を書換える送信先変更手段と、
    前記制御手段は、更に、送信先識別子で示される監視装置からデータを受信した場合、当該データに含まれる識別子が送信元識別子と同じ監視装置を示すものであるとき、自監視装置を識別するための識別子を含めたデータを送信先識別子で示される監視装置に送信し、当該データに含まれる識別子が送信元識別子と同じ監視装置を示すものでないときは、当該データを送信元識別子で示される監視装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の設備監視システム。
  9. 前記制御手段は、更に、識別子と登録指示とを含むデータを受信した場合、当該識別子で示される監視装置に前記識別子記憶手段に記憶される送信先識別子を含めたデータを送信し、当該識別子で前記識別子記憶手段に記憶される送信先識別子を書換える
    ことを特徴とする請求項1に記載の設備監視システム。
  10. 相互にデータの送受信を行うことができる複数の監視装置から成り、論理的にリング型ネットワークを構築している設備監視システムで使用される監視装置であって、
    前記監視装置は、
    データを受信する監視装置を示す送信元識別子と、データを送信する監視装置を示す送信先識別子とを記憶する識別子記憶手段と、
    データを前記送信元識別子で示される監視装置から受信したとき、受信した時から所定時間経過後に、当該データを前記送信先識別子で示される監視装置に送信する制御手段と
    を備えることを特徴とする監視装置。
  11. 相互にデータの送受信を行うことができる複数の監視装置から成り、論理的にリング型ネットワークを構築している設備監視システムで使用される監視装置に監視処理を行わせる為のコンピュータプログラムであって、
    データを受信する監視装置を示す送信元識別子と、データを送信する監視装置を示す送信先識別子とをメモリに記憶する識別子記憶ステップと、
    データを前記送信元識別子で示される監視装置から受信したとき、受信した時から所定時間経過後に、当該データを前記送信先識別子で示される監視装置に送信する制御ステップと
    を備えることを特徴とするコンピュータプログラム。
  12. 前記各監視装置は、更に、接続されている端末装置が制御されたことを示す履歴情報を記録する自履歴記録手段と、
    他の監視装置に接続されている端末装置が制御されたことを示す履歴情報を記録する他履歴記録手段とを備え、
    前記制御手段は、更に、前記端末制御手段が接続されている端末装置を制御した場合は、履歴情報を生成して前記自履歴記録手段に記録させ、当該履歴情報を前記送信先識別子で示される監視装置に送信し、送信元識別子で示される監視装置から受信したデータに、他の監視装置が生成した履歴情報が含まれている場合は、当該履歴情報を前記他履歴記録手段に記録させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の設備監視システム。
  13. 前記送信元識別子で示される監視装置から受信したデータは、他の監視装置が生成した履歴情報と当該他の監視装置を示す識別子を含み、
    前記制御手段は、当該他の監視装置を示す識別子が前記送信元識別子と同じである場合に、当該履歴情報を前記他履歴記録手段に記録させる
    ことを特徴とする請求項12に記載の設備監視システム。
  14. 前記監視装置は、更に、自監視装置が所定情報を記憶する自情報記憶手段と、
    特定の他の監視装置の所定情報を記憶する他情報記憶手段を備え、
    前記制御手段は、自監視装置の所定情報が変更された場合は、当該所定情報を前記送信先識別子で示される監視装置に送信し、前記送信元識別子で示される監視装置から前記特定の他の監視装置の所定情報を受信した場合は、受信した所定情報を前記他情報記憶手段に記憶させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の設備監視システム。
  15. 前記各監視装置は、更に、送信先識別子で示される監視装置の異常を検知する異常検知手段と、
    前記異常検知手段が異常を検知した場合、当該送信先識別子を含むデータを送信元識別子で示される監視装置に送信する異常装置送信手段と、
    前記異常装置送信手段でデータを送信した後、前記異常装置送信手段で送信した識別子以外の識別子を含めたデータを送信元装置から受信したら、当該識別子で前記識別子記憶手段に記憶される送信先識別子を書換え、自情報記憶手段で記憶された所定情報を、書換えた送信先識別子で示される監視装置に送信する送信先変更手段と、
    前記制御手段は、更に、送信先識別子で示される監視装置からデータを受信した場合、当該データに含まれる識別子が送信元識別子と同じ監視装置を示すものであるとき、自監視装置を識別するための識別子を含めたデータを送信先識別子で示される監視装置に送信し、当該データに含まれる識別子が送信元識別子と同じ監視装置を示すものでないときは、当該データを送信元識別子で示される監視装置に送信する
    ことを特徴とする請求項14に記載の設備監視システム。
  16. 前記制御手段は、更に、識別子と登録指示とを含むデータを受信した場合、当該識別子で示される監視装置に前記識別子記憶手段に記憶される送信先識別子を含めたデータを送信し、当該識別子で前記識別子記憶手段に記憶される送信先識別子を書換え、
    前記識別子で示される監視装置の制御手段は、自情報記憶手段に記憶されている所定情報を、送信先識別子で示される監視装置に送信し、当該監視装置から当該監視装置の他情報記憶手段で記憶されている所定情報を受信し、自装置の他情報記憶手段に記憶する
    ことを特徴とする請求項14に記載の設備監視システム。
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