JP2008234441A - 印刷ジョブ管理装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷ジョブ名に含まれる機密情報の漏洩防止を効率よく確実に行う
【解決手段】許可キーワードのリスト101を記憶した記憶装置と、印刷ジョブ情報中の印刷ジョブ名から、リスト101に登録された許可キーワードを検出するキーワード検出手段110と、印刷ジョブ名を構成する文字列のうち、キーワード検出手段110が検出した許可キーワード以外の文字を伏せ文字に置換する置換手段120と、置換手段120により得られた置換後の文字列を印刷ジョブ名として含む印刷ジョブ情報を、ジョブ情報管理サーバ40に送信する送信手段105とを備えた印刷ジョブ管理装置1を構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷ジョブ管理装置およびコンピュータプログラムに関する。
近年、プリンタやデジタル複合機を貸し出して、これらの利用量、例えば印字枚数や消耗品の消費量に応じて利用料金を決定し、料金を請求するサービスが行われている。このようなサービスでは、通常、顧客企業の印刷ジョブの情報を収集しており、この情報を、利用料金の計算をしたり、新ソリューションの提案をしたりするのに利用している(特許文献1)。
また、特許文献2には、端末機器が外部サーバに情報を送信する際に、利用者の住所、氏名、電話番号等のプライバシーにかかる情報が含まれていないかをチェックし、その解析結果に従って送信を制御することが記載されている。
特開2007−18392号公報 特開2005−167793号公報
ところで、印刷ジョブの情報には、IPアドレス、印刷ジョブ名、ユーザ名などが含まれる。例えば、印刷ジョブ名には、印刷したファイルの名前がそのまま付けられていることが多い。しかし、ファイル名には、開発中の機種名であるとか、開発中の技術のキーワードが含まれることがあり、顧客企業にとっては、ファイル名自体が機密情報であることも少なくない。
そのため、印刷ジョブに含まれる機密情報の漏洩を防止しようとする場合、特許文献2でいう情報のチェックとして、機密情報である単語(禁止ワード)のリストを用意し、このリストに含まれる単語がジョブ名に含まれる場合、伏せ文字に置換するという方法も考えられる。
しかし、このような方法では、禁止ワードを網羅しなければならない。そのため、禁止ワードの登録漏れによる機密漏洩のおそれがある。また、禁止ワードが増加するたびに、登録しなければならず、禁止ワードリストのメンテナンスにコストがかかるという問題がある。
本発明は、以上のような背景に鑑みてなされたものであり、印刷ジョブ情報に含まれる機密情報の漏洩防止を効率よく確実に行うことができる印刷ジョブ管理装置およびコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、印刷ジョブ情報を管理する印刷ジョブ管理装置であって、許可キーワードのリストを記憶した記憶装置と、印刷ジョブ情報中の特定情報から、前記リストに登録された前記許可キーワードを検出するキーワード検出手段と、前記特定情報を構成する文字列のうち、前記キーワード検出手段が検出した許可キーワード以外の文字を伏せ文字に置換する置換手段と、を備えたことを特徴とする。
また、前記した課題を解決する本発明のコンピュータプログラムは、コンピュータに前記した各手段を機能させるものとして構成することができる。すなわち、本発明は、許可キーワードのリストを記憶した記憶装置を有し、印刷ジョブ情報を印刷ジョブ情報管理サーバに送信するコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、印刷ジョブ情報中の特定情報から、前記リストに登録された前記許可キーワードを検出するキーワード検出手段と、前記特定情報を構成する文字列のうち、前記キーワード検出手段が検出した許可キーワード以外の文字を伏せ文字に置換する置換手段として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
このような印刷ジョブ管理装置またはコンピュータプログラムによれば、キーワード検出手段が検出した許可キーワード以外の文字を置換手段が伏せ文字に置換するので、印刷ジョブ情報として管理される情報は、許可キーワードのみとなる。そのため、許可キーワードを記憶装置のリストに登録しておけばよいので、仮に禁止キーワードが増えたとしても、リストを変更する必要がなく機密情報の漏洩防止を効率よく確実に行うことができる。
また、印刷ジョブ情報管理サーバで印刷ジョブ情報を管理する管理会社も、必要な情報を知ればよいのが通常であるので、このように許可キーワードのみを送信することで、効率的に機密情報を管理することができる。
なお、本明細書にいう「伏せ文字」は、元の文字とは別の文字であればよく、例えば、一定の文字またはランダムな文字が用いられる。
本発明の印刷ジョブ管理装置またはコンピュータプログラムによれば、印刷ジョブ情報に含まれる機密情報の漏洩を効率的かつ確実に防止することができる。
次に、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。参照する図において、図1は、実施形態に係る印刷ジョブ管理装置が用いられるネットワーク構成を示す図であり、図2は、同ネットワークに接続される装置のハードウェア構成を示す図であり、図3は、実施形態に係る印刷ジョブ管理装置の機能ブロック図である。
図1に示すように、本発明の印刷ジョブ管理装置1は、各端末20からプリンタ30に対して送信した印刷データ(印刷ジョブ)に含まれる印刷ジョブ情報(以下、単に「ジョブ情報」ともいう)を収集して、インターネットINTを介してジョブ情報管理サーバ40に送信する装置である。
印刷ジョブ管理装置1は、リスト101が記憶された記憶装置を有する。図1においては、説明の便宜上、記憶装置は、印刷ジョブ管理装置1と別に示しているが、印刷ジョブ管理装置1内に設けても、外部に接続してもどちらでもよいことはいうまでもない。
図1において、インターネットINTよりも印刷ジョブ管理装置1側は、通常、顧客企業内のLANとして設置され、ジョブ情報管理サーバ40は、顧客企業とは別の管理会社内に設置される。もっとも、このような装置の配置も任意に決定しうる。
図2に示すように、印刷ジョブ管理装置1は、ハードウェア構成としては、通常のコンピュータと同様であり、演算、データ転送などを行うCPU(Central Processing Unit)11、揮発性記憶装置であるRAM(Random Access Memory)12、読み取り専用の記憶装置であるROM(Read Only Memory)13、大容量の記憶装置としてHDD(Hard Disk Drive)14、キーボードやマウスなどからなる情報入力装置としての入力部15、情報を画面に出力するディスプレイからなる表示部16ならびにLAN50および若しくはインターネットINT上の外部機器と情報を授受する通信I/F(Interface)19を備えている。
前記したリスト101は、書き換え可能な記憶装置に記憶される。例えばHDD14内に記憶される。
また、HDD14には、印刷ジョブ管理装置1を後述する各機能手段として機能させるための各種のプログラム(プロシージャなど)が記憶されており、このプログラムがCPU11に読み込まれて実行されることで、各機能手段が実現される。
端末20およびジョブ情報管理サーバ40も、印刷ジョブ管理装置1と同様に、ハードウェア構成としては通常のコンピュータと同様に構成される。すなわち、端末20は、CPU21、RAM22、ROM23、HDD24、入力部25、表示部26、通信I/F29などを備え、通信I/F29を介してLAN50およびインターネットINT上の外部機器と通信可能である。ジョブ情報管理サーバ40も同様に、CPU41、RAM42、ROM43、HDD44、入力部45、表示部46、通信I/F49などを備え、通信I/F49を介してLAN50およびインターネットINT上の外部機器と通信可能である。
プリンタ30は、CPU31、RAM32、ROM33および通信I/F39の他に、印刷データに含まれる画像データに基づき、用紙に画像形成を行う装置としての印刷部34と、メッセージを表示する部分とユーザが操作を行うボタンなどを有する表示操作部35などが設けられている。プリンタ30は、通信I/F39を介して、LAN50およびインターネットINT上の外部機器と通信可能である。
プリンタ30は、ROM33上にジョブ情報の転送プログラムを有し、端末20から受け取った印刷データに基づき、CPU31による制御で印刷部34を駆動して印刷動作を行うとともに、CPU31は、印刷ジョブのすべての情報のうち、印刷する画像の情報以外の情報を印刷ジョブ管理装置1に送信(転送)するように構成されている。なお、印刷する画像の情報をあわせて印刷ジョブ管理装置1に送信するように構成しても構わない。
この転送する情報は、例えば、図5に示すようなものであり、クライアント(印刷ジョブを送信してきた端末20を示す)のIPアドレス、ユーザID、ドメイン名、特定情報の一例としての印刷ジョブ名(以下、単に「ジョブ名」ともいう。)、印刷枚数、用紙種類、用紙サイズなどが含まれる。
図3に示すように、印刷ジョブ管理装置1は、リスト101、登録手段102、受信手段103、キーワード検出手段110、置換手段120および送信手段105を備えている。
リスト101は、前記したように記憶装置であるHDD14に記憶され、図4に示すように、開示を許可するキーワード(許可キーワード)を記憶している。例えば、図4に示すように、「検討」、「doc」、「資料」、「XXX」、「YYY」、「提案」、「向け」、「提案資料」、・・・という各キーワードが記憶されている。
登録手段102は、入力部15からのデータの入力を受け付けてリスト101に、許可キーワードの登録をする手段である。許可キーワードは、ユーザが、管理会社の要望などに応じ入力しておく。
受信手段103は、通信I/F19を介してプリンタ30からジョブ情報を受信する手段である。受信したジョブ情報は、キーワード検出手段110に出力される。また、CPU11は、RAM12またはHDD14にジョブ情報を記憶させておく。
キーワード検出手段110は、受信手段103から受信した印刷ジョブ情報の印刷ジョブ名から、リスト101に登録された許可キーワードを検出する手段である。すなわち、キーワード検出手段110は、印刷ジョブ情報を受信すると、リスト101から、許可キーワードを取得し、許可キーワードが印刷ジョブ情報中の印刷ジョブ名のデータ内にあるか否かを判断する。この判断の結果、許可キーワードが含まれていた場合には、印刷ジョブ名の文字列中の、許可キーワードが存在した位置のデータを置換手段120に出力する。
この処理のため、キーワード検出手段110は、一例として、キーワード取得手段111と、マスク生成手段112とを備えてなる。
キーワード取得手段111は、リスト101から許可キーワードを順次取得する手段である。
マスク生成手段112は、印刷ジョブ名のうち、キーワード取得手段111が取得した許可キーワードが位置する文字の位置を特定の第1符号にした第1マスクを、印刷ジョブ名に含まれる許可キーワードごとに生成する。この第1符号は、特に限定されないが、例えば、「1」という文字または数字とすることができる。
図7は、第1マスクおよび第2マスクならびにこれらの合成の例を説明する図である。
図7の例では、「1」という文字(1バイトデータ)を第1符号としている。第1符号以外の部分は、いかなる文字、例えば複数種類の文字が混じっても構わないが、ここでは、「0」に統一している。
ここで、図7を参照しながら第1マスクの生成方法を説明する。例えば、キーワード取得手段が、「doc」という許可キーワードを取得し、印刷ジョブ名が「AAA社向けBBBシステム提案資料.doc」(Q1)であった場合には、この印刷ジョブ名の最後の3文字に「doc」があるので、第1マスクとしては、この「doc」の文字の位置に対応する最後の3文字を「111」とし、残りを0とする(a2)。なお、図7を参照した説明において、図7に示したデータを(a1)、(b0)などの括弧書きの符号で示す。
同様に、取得された許可キーワードが「XXX」の場合、印刷ジョブ名に「XXX」が無いので、すべての位置(数字でいえば桁)が0となる(a4)。
置換手段120は、印刷ジョブ名を構成する文字列のうち、キーワード検出手段110が検出した許可キーワード以外の文字を伏せ文字に置換する手段である。
ここでの伏せ文字とは、元の文字を隠すために用いられる文字であり、元の文字と異なる文字であればどのような文字でも構わない。すなわち、一定の「*」や「−」の文字であってもいいし、ランダムな文字を生成して、この文字を伏せ文字として利用しても構わない。
置換手段120は、具体的な構成としては、例えば、マスク合成手段(第1マスク合成手段に相当)121と、置換実行手段122と、伏せ文字丸め手段123を備えて構成される。
マスク合成手段121は、マスク生成手段112が複数の第1マスクを生成した場合に、複数の第1マスクの中でいずれかの第1マスクに第1符合があった場合、当該第1符号の位置に対応する位置を第1符合にした第2マスクを生成する手段である。すなわち、複数の第1マスクについて、順次第1符号についてOR演算をしていく手段に相当する。この機能を図7を参照して説明する。
第2マスクを演算する際には、最初に初期化して、第2マスクを印刷ジョブ名と同じ文字数の0の羅列にしておく(b0)。
例えば、「検討」の許可キーワードが得られたとき、第1マスクは「0」の羅列であり(a1)、第1符号は存在しない。そのため、(b0)の第2マスクと、(a1)の第1マスクを第1符号についてOR演算すると、結果もすべて「0」の羅列となる(b1)。
次に、「doc」の許可キーワードが得られたとき、第1マスクは、(a2)となり、これを(b1)の第2マスクと第1符号についてOR演算すると、(b2)のように、最後の3文字が「1」となる。
さらに、「資料」の許可キーワードが得られたとき、第1マスクは(a3)となり、これを(b2)の第2マスクと第1符号についてOR演算すると、(b3)のように、(a3)と(b2)のいずれかで「1」であった位置の文字が「1」となる。
このように、第1マスクと第2マスクのOR演算を繰り返していくことで、最終的に得られる第2マスクが(b8)のようになる。(b8)の第2マスクは、結局、すべての第1マスクにおいて、各位置(桁)ごとに、少なくとも1つでも第1符号「1」があった位置の文字を「1」としたデータとなる。
なお、図7では、生成された第1マスクを順次第2マスクとOR演算する例を示したが、先に第1マスクをすべて生成し、各位置(桁)ごとに、すべての第1マスクから第1符号「1」を検索し、「1」が一つでもあった場合には、第2マスクの同位置を1にするようにして第2マスクを生成してもよい。
置換実行手段122は、マスク合成手段121が生成した第2マスクにおける第1符号以外の位置の文字を伏せ文字に置換する手段である。
例えば、図7の例でいえば、最終的に得られた第2マスク(b8)の第1符号以外の位置、つまり「0」の文字がある位置について、元の印刷ジョブ名(Q1)の文字を伏せ文字に置き換える。すなわち、印刷ジョブ名(Q1)を「****向け*******提案資料*doc」(R1)という文字列に置き換える。
伏せ文字丸め手段123は、複数文字の伏せ文字を一定文字数の伏せ文字に置き換える手段である。例えば、伏せ文字「*」が1文字または連続する文字をすべて3文字の「*」に置き換える(S1)。これにより、伏せ文字の文字数から元の語が推測されるのが防止される。
送信手段105は、置換手段120が生成した置換後の文字列をジョブ情報管理サーバ40に送信する手段である。
以上のように構成された印刷ジョブ管理装置1の動作について説明する。図8は、印刷ジョブ管理装置が印刷ジョブ情報を受信したときの動作を示すフローチャートである。
まず、事前の処理として、顧客企業のユーザは、登録手段102により、リスト101に許可キーワードを登録しておく。例えば、図4に示したようなリスト101を登録する。
図8に示すように、印刷ジョブ管理装置1は、ジョブ情報をプリンタ30から取得、例えば、図5に示したようなジョブ情報を受信すると、第2マスクを初期化する(S101)。すなわち、第2マスクを、印刷ジョブ名の文字列の長さと同じ文字数の「0」の羅列にする。
そして、キーワード検出手段110のキーワード取得手段111が、リスト101から最初の許可キーワードを取り出す(S102)。
次に、キーワード検出手段110は、許可キーワードを取得できたか否か判断し(S103)、取得できなかった場合には(S103,No)、ステップS107からの処理に進む。
許可キーワードを取得できた場合には(S103,Yes)、マスク生成手段112が、第1マスクを生成する(S104)。例えば、図4のリスト101から、最初の許可キーワード「検討」を取得すると、この「検討」という文字が、図5に示した印刷ジョブ中のジョブ名「AAA社向けBBBシステム提案資料.doc」の文字列中にあるかどうか順次調べ、ある場合には、該当する位置の文字を第1符号「1」にした第1マスクを生成する(図7の(a1))。
そして、マスク合成手段121は、第1マスクと第2マスクを合成して新たな第2マスクを生成する(S105)。図7の例では、(a1)と(b0)を合成して(b1)を得る。
次に、キーワード取得手段111は、リスト101から次のキーワードを取り出し(S06)、ステップS103へ戻る。
このステップS103〜S106の動作を繰り返し、図7に示すように、(a1)〜(a8)の第1マスクをそれぞれ(b0)〜(b7)の第2マスクと合成して、最終的に(b8)の第2マスクを得てステップS107に進む。
ステップS107では、図7に示すように第2マスク(b8)によりジョブ名(Q1)を置換する。このとき、第1符号「1」以外、つまり「0」の位置する文字を伏せ文字「*」に置き換える(R1)。
次に、伏せ文字丸め手段123が、連続する伏せ文字「*」を、そこで連続する「*」が何文字であっても、3文字の「*」に置き換える(S108)。
そして、送信手段105が、ジョブ名を置換後のジョブ名にしたジョブ情報をジョブ情報管理サーバ40に送信する(S109)。このジョブ情報は、例えば図6に示したように、ジョブ名の一部が伏せ文字「*」に置換されたものとなる(S1)。
以上のようにして、本実施形態の印刷ジョブ管理装置1によれば、受信した印刷ジョブ情報のうち、ジョブ名に含まれうる機密情報を伏せ文字にするので、機密情報が保護される。この伏せ文字への変換のため、顧客企業としては、管理会社に開示しても良い許可キーワードをリスト101に登録しておけばよいので、効率良く機密情報を管理することができる。また、仮に禁止キーワードを登録する場合と比較すると、禁止キーワードの登録漏れの危険が無いことから、機密情報の確実な保護を図ることができる。
そして、顧客企業において、新機種の開発が終了した後などに、当該新機種の用語を含めて開示しようとする場合には、リスト101に許可キーワードを追加すればよいので、容易に管理会社に情報を提供することができる。
次に、機密情報のより確実な保護を実現する変形例について説明する。
この変形例の説明においては、前記した実施形態と同じ部分については、適宜説明を省略する。
変形例に係る印刷ジョブ管理装置1は、図3と同様の構成を有するが、マスク合成手段121の合成手法が異なる。
本実施形態は、置換手段120が、印刷ジョブ名中に許可キーワードが連続して存在した場合には、当該連続する許可キーワードに該当する位置の文字を伏せ文字に置換することを特徴とするものである。
つまり、印刷ジョブ名に許可キーワードが連続して出現した結果、たまたま機密情報を構成するような場合も考えられるので、このように許可キーワードが隣接して現れた場合には、当該部分を伏せ文字にしようとするものである。
このため、本実施形態のマスク合成手段121(第2マスク合成手段に相当)は、マスク生成手段112が複数の第1マスクを生成した場合に、各第1マスクの各第1符号が、連続した位置にあった場合には、連続した位置の第1符号をすべて特定の第2符号にし、各第1マスクの各第1符号が、連続しない位置にあった場合には、第1符号があった位置を第1符合にした第2マスクを生成する。
第2符号は、「第1符号以外の位置の文字」であり、第2符号がある位置は、置換実行手段122により最終的には伏せ文字に置換される。
この演算のために、前記した実施形態と同様に、初期化した第2マスクを用意し、これと生成した第1マスクを合成して新たな第2マスクとする処理を行う。
このときの演算規則を図9を参照して説明する。図9は、変形例に係るマスク合成手段の演算規則を説明する図である。なお、本実施形態において、第1符号は、「1」とし、第2符号は「2」とするが、必ずしもこれに限定されるものではない。
図9(a)に示すように、第1符号と第1符号が隣接した位置に存在する場合、第1符号があった位置をすべて第2符号にする。許可キーワードが隣接したことにより、偶然機密情報になる場合もありうるからである。
図9(b)に示すように、第1符号と第2符号が隣接した位置に存在する場合、第1符号と第2符号があった位置をすべて第2符号にする。第2符号があった位置というのは、以前の演算で第1符号があったということであり、図9(a)の規則に従えば、機密情報の可能性がある部分であるので、第2符号にするのである。
図9(c)に示すように、連続する第1符号と連続する第1符号の位置が部分的に重なる場合、第1符号があった位置をすべて第2符号にする。
図9(d)に示すように、連続する第1符号と連続する第2符号の位置が部分的に重なる場合も、図9(c)の場合と同じく、第1符号と第2符号があった位置をすべて第2符号にする。
図9(a)から(d)に示されるように、第1符号と第1符合が隣接する場合、第1符合と第2符合とが隣接する場合、連続する第1符号と連続する第1符号の位置が部分的に重なる場合、連続する第1符号と連続する第2符号の位置が部分的に重なる場合であれば、すべて第2符合にする。このように各符号が隣接する場合や各符号の位置が部分的に重なって連続する場合、これらの符号を「連続する位置にある」という。
図9(e)に示すように、連続する第1符号と連続する第2符号の範囲が完全に一致する場合、第1符号(第2符号)がある位置をすべて第1符号にする。第1符号そのものについては、開示してよいと指定されているのであるが、偶然、許可キーワードの連続により、同じ位置に第2符号ができていた場合でも、全く同じ用語について開示を許可している場合には、開示してよいと考えられるからである。
図9(f)に示すように、連続する第2符号の範囲に第1符号の位置が含まれる場合、第2符号があった位置をすべて第2符号とする。これは、第2符号がある位置は、許可キーワードの隣接により、開示を禁止した部分であり、その中の一部に許可キーワードが合った場合でも、開示しないのが安全だからである。
図9(g)に示すように、連続する第1符号の範囲に第2符号の位置が含まれる場合、連続した第1符号は、開示を指定された用語なので、当該部分を第1符号とした第2マスクを生成する。
以上のような規則により、マスク合成手段121を構成すると、図10のようにジョブ名が変換される。なお、処理のフローは図8と全く同様であるので、図10を参照して第1マスクの生成と第2マスクの合成についてのみ説明する。
第1マスクの生成手法については、前記した実施形態と同様である。図10の例では、取得したジョブ名が「XXXYYY社向けシステム提案資料.doc」(Q2)であるので、例えば「XXX」という許可キーワードに対しては、最初の3文字が第1符号「1」となった第1マスク(c4)が生成される。
第2マスクの合成について説明すると、まず初期化された第2マスク(d0)と、第1マスク(c1)を合成して第2マスク(d1)とする。(d0)と(c1)はともにすべて「0」なので(d1)もすべて「0」となる。
(d1)と(c2)、(d2)と(c3)、(d3)と(c4)までは、隣接する第1符号ないし第2符号がないので説明を省略する。
(d4)と(c5)の合成を検討すると、「XXX」と「YYY」の文字があった第1符号の部分が隣接しているので当該位置の部分を連続する6文字の第2符号「2」とする。
(d5)と(c6)の合成も、「提案」と「資料」の文字があった第1符号の部分が隣接しているので、当該位置の部分を連続する4文字の第2符号「2」とする。
(d6)と(c7)の合成の後、(d7)と(c8)の合成について見ると、「提案」と「資料」が隣接していたため第2符号とした位置と、「提案資料」の許可キーワードにより第1符号「1」が4文字隣接している位置とは、完全に重なっている。そのため図9(e)で示した規則により、当該部分を第1符号「1」にする。
以上の処理により、最終的に第2マスク(d8)が得られる。
この第2マスク(d8)と、ジョブ名(Q2)を合成し、第1符号以外の位置の文字をすべて伏せ文字「*」にすることで、置換されたジョブ名(R2)が得られる。
そして、さらに伏せ文字丸め手段123により、「*」が1文字以上連続して存在する位置を3つの「*」に置き換えて(S2)のような文字列にする。
このようにして、変形例に係る印刷ジョブ管理装置1によれば、偶然により、許可キーワードが隣接して機密情報となるようなことがあっても、確実に当該機密情報の漏洩を防止することができる。
なお、許可キーワードが隣接する場合には、その位置を第2符号としている。これにより、その位置には、許可キーワードが含まれていることが分かるため、例えば、許可キーワードが3つ以上隣接する場合に、その3つ目の許可キーワードに関しても、第2符合とすべきであるという判断が行われる。よって、隣接するすべての許可キーワードを、すべて伏せ文字「*」に置き換えることができるため、確実に機密情報の漏洩を防止する。
以上に本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記実施形態に限定されることなく適宜変形して実施することができる。
例えば、図1においては、ネットワーク構成として、端末20からの印刷ジョブをプリンタ30が受信し、プリンタ30から印刷ジョブ情報を印刷ジョブ管理装置1に送信する構成としているが、端末20が送信する印刷データ(印刷ジョブ情報を含んでいる)を印刷ジョブ管理装置1が受信し、この印刷データを各プリンタ30に送信する構成も採りうる。このような通信経路は自由に決定しうる。
また、印刷ジョブ管理装置1が、ネットワーク上のプリンタ30のいずれかであって、そのプリンタ30が他のプリンタ30の印刷ジョブ情報を収集してもよい。また、各プリンタ30が、自装置にて印刷処理を実行した印刷ジョブ情報をジョブ情報管理サーバ40へ、それぞれ送信する構成であってもよい。また、ジョブ情報管理サーバ40に、印刷ジョブ管理装置が備える印刷ジョブ情報の収集機能を備えていてもよい。また、端末20がそれぞれデータベースを記憶しており、端末20がプリンタ30へ送信する印刷ジョブの印刷ジョブ情報を、端末20で伏せ文字で隠してからプリンタ30に送信する構成であってもよい。この場合、プリンタ30は、その印刷ジョブ情報を必要に応じてジョブ情報管理サーバ40に送信することとなる。
また、伏せ文字で隠す印刷ジョブ情報は、印刷ジョブ名にかかわらず、印刷ジョブ情報の中の特定情報、例えば、ユーザIDのような個人情報を同様に伏せ文字で隠すようにしてもよい。
実施形態に係る印刷ジョブ管理装置が用いられるネットワーク構成を示す図である。 ネットワークに接続される装置のハードウェア構成を示す図であり、 実施形態に係る印刷ジョブ管理装置の機能ブロック図である。 リストの内容の一例を示す図である。 印刷ジョブ情報の内容の一例を示す図である。 ジョブ名を置換した後の印刷ジョブ情報の内容の一例を示す図である。 第1マスクおよび第2マスクならびにこれらの第2マスクの合成の例を説明する図である。 印刷ジョブ管理装置が印刷ジョブ情報を受信したときの動作を示すフローチャートである。 変形例に係るマスク合成手段の演算規則を説明する図である。 変形例における第1マスクおよび第2マスクならびにこれらの第2マスクの合成の例を説明する図である。
符号の説明
1 印刷ジョブ管理装置
20 端末
30 プリンタ
34 印刷部
35 表示操作部
40 ジョブ情報管理サーバ
50 LAN
101 リスト
102 登録手段
103 受信手段
105 送信手段
110 キーワード検出手段
111 キーワード取得手段
112 マスク生成手段
120 置換手段
121 マスク合成手段
122 置換実行手段

Claims (8)

  1. 印刷ジョブ情報を管理する印刷ジョブ管理装置であって、
    許可キーワードのリストを記憶した記憶装置と、
    印刷ジョブ情報中の特定情報から、前記リストに登録された前記許可キーワードを検出するキーワード検出手段と、
    前記特定情報を構成する文字列のうち、前記キーワード検出手段が検出した許可キーワード以外の文字を伏せ文字に置換する置換手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷ジョブ管理装置。
  2. 前記置換手段は、前記特定情報中に前記許可キーワードが連続して存在した場合には、当該連続する許可キーワードに該当する位置の文字を伏せ文字に置換することを特徴とする請求項1に記載の印刷ジョブ管理装置。
  3. 前記キーワード検出手段は、
    前記リストから前記許可キーワードを取得するキーワード取得手段と、
    前記特定情報のうち、前記キーワード取得手段が取得した許可キーワードが位置する文字の位置を特定の第1符号にした第1マスクを、前記特定情報に含まれる許可キーワードごとに生成するマスク生成手段とを備えてなり、
    前記置換手段は、
    前記マスク生成手段が複数の前記第1マスクを生成した場合には、複数の第1マスクの中でいずれかの第1マスクに前記第1符合があった場合、当該第1符号の位置に対応する位置を第1符合にした第2マスクを生成する第1マスク合成手段と、
    前記第1マスク合成手段が生成した第2マスクにおける前記第1符号以外の位置の文字を前記伏せ文字に置換する置換実行手段と、
    を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の印刷ジョブ管理装置。
  4. 前記キーワード検出手段は、
    前記リストから前記許可キーワードを取得するキーワード取得手段と、
    前記特定情報のうち、前記キーワード取得手段が取得した許可キーワードが位置する文字の位置を特定の第1符号にした第1マスクを、前記特定情報に含まれる許可キーワードごとに生成するマスク生成手段を備えてなり、
    前記置換手段は、
    前記マスク生成手段が複数の前記第1マスクを生成した場合に、各第1マスクの前記各第1符号が、連続した位置にあった場合には、前記連続した位置の第1符号をすべて特定の第2符号にし、各第1マスクの前記各第1符号が、連続しない位置にあった場合には、前記第1符号があった位置を第1符合にした第2マスクを生成する第2マスク合成手段と、
    前記第2マスク合成手段が生成した第2マスクにおける前記第1符号以外の位置の文字を前記伏せ文字に置換する置換実行手段と、
    を備えてなることを特徴とする請求項2に記載の印刷ジョブ管理装置。
  5. 前記マスク生成手段が複数の前記第1マスクを生成した場合に、前記第2マスク合成手段は、生成した第2マスクと第1マスクとから第2マスクを生成する処理を繰り返すことにより実行するものであって、前記第2符合と前記第1符合とが連続した位置にあった場合には、前記第2符合と前記第1符合とが連続してあった位置をすべて前記第2符合にした第2マスクを生成することを特徴とする請求項4に記載の印刷ジョブ管理装置。
  6. 前記置換手段により得られた置換後の文字列を特定情報として含む印刷ジョブ情報を、印刷ジョブ情報管理サーバに送信する送信手段を備えてなることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の印刷ジョブ管理装置。
  7. 許可キーワードのリストを記憶した記憶装置を有し、印刷ジョブ情報を印刷ジョブ情報管理サーバに送信するコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、
    印刷ジョブ情報中の特定情報から、前記リストに登録された前記許可キーワードを検出するキーワード検出手段と、
    前記特定情報を構成する文字列のうち、前記キーワード検出手段が検出した許可キーワード以外の文字を伏せ文字に置換する置換手段として前記コンピュータを機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 前記置換手段は、前記特定情報中に前記許可キーワードが連続して存在した場合には、当該連続する許可キーワードに該当する位置の文字を伏せ文字に置換することを特徴とする請求項7に記載のコンピュータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013228789A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Nidec Sankyo Corp 履歴情報管理装置及び履歴情報の管理方法
JP2021043842A (ja) * 2019-09-13 2021-03-18 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及びプログラム

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