JP2008227796A - 親子ピコネット間のデータフレームの中継方法及び親子ピコネットシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】伝送効率のよい親子ピコネット間のデータフレームの中継方法及び親子ピコネットシステムが望まれていた。
【解決手段】親ピコネット10のスロット割り当て制御を行う親PNCが、第1の報知情報を同報送信する第1報知ステップと、子PNCが、第1の報知情報に基づき、第2の報知情報を同報送信する第2報知ステップと、各無線ノードが、第1の報知情報又は第2の報知情報に基づき、親ピコネット10と子ピコネット20との間で同期し、且つ、同一間隔で互いに連続する、第1の通信スロットと第2の通信スロットとを割り当てる割当ステップと、子PNCが中継ノードとして、第1の通信スロットで受信したデータフレームを第2の通信スロットで送信してデータフレームを転送する転送ステップとを有する。
【選択図】図1
【解決手段】親ピコネット10のスロット割り当て制御を行う親PNCが、第1の報知情報を同報送信する第1報知ステップと、子PNCが、第1の報知情報に基づき、第2の報知情報を同報送信する第2報知ステップと、各無線ノードが、第1の報知情報又は第2の報知情報に基づき、親ピコネット10と子ピコネット20との間で同期し、且つ、同一間隔で互いに連続する、第1の通信スロットと第2の通信スロットとを割り当てる割当ステップと、子PNCが中継ノードとして、第1の通信スロットで受信したデータフレームを第2の通信スロットで送信してデータフレームを転送する転送ステップとを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、親子ピコネット間のデータフレームの中継方法及び親子ピコネットシステムに関し、特に、親子ピコネット間のデータフレームの中継に関する。
従来の時分割多重方式の無線システムは、例えば「基地局7と移動局8との間に介在させた中継局9に、基地局または移動局から受信したデータの通信スロットを別の通信スロットに移行する手段と、前記通信スロットが移動したデータを基地局または移動局に送信する手段とを設け、前記中継局を経由して基地局と移動局との無線通信を行うことを特徴とする無線通信を行う構成とする。」ものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、近距離通信のワイアレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)の方式標準IEEE802.15.3規格において、無線領域内に複数のピコネットが存在する場合、特定のピコネットが主導して他のピコネットと従属的に結合する親子ピコネットの構成が規定されている。
しかしながら、従来の時分割多重方式の無線システムにおいて、一方の無線ノードAから中継ノードBを経由して異なる無線領域にあるもう一方の無線ノードC宛てにデータを伝送する場合、中継ノードBにおいては無線ノードAから受信したあるタイミングの受信スロットのデータを、別のタイミングで無線ノードC向けの送信スロットに乗せて転送することが行われている。上記文献の例では、中継ノードBは受信期間中に無線ノードAから特定のスロットを受信した後、そのスロットの受信データを、送信期間中に無線ノードC向けの別の送信スロットに割り付けて転送している。このような従来技術によるデータの中継は、中継ノードにおいて受信スロットで受信したデータフレームを送信用の通信スロットに移し変える際に、受信スロットと送信スロットの時間的位置関係は一定ではなく、送信スロットの空きをみて利用可能なスロットに適当に割り当てられており、必ずしも効率のよいスムーズな中継転送が行われるものではなかった。
また、親ピコネットに属するノードと子ピコネットに属するノード間のデータ伝送は、親子ピコネット共通の中継ノードを経由してデータを中継転送することになる。その場合の親ピコネットと子ピコネットそれぞれが使用する通信スロットは、それぞれ離れた別の時間領域にブロック的に割り当てされており、中継ノードはこの親ピコネット用と子ピコネット用の通信スロットの空きを適当に使用してデータフレームの中継転送を行うため、必ずしも効率のよいスムーズな中継転送が行われるものではなかった。
今日、無線LAN(Local Area Network)やWPAN(Wireless Personal Area Network)のアドホック伝送において、伝送する情報量が飛躍的に向上しており、動画コンテンツの配信など、高速なデータレートと淀みのないリアルタイムな伝送が要求されており、データフレームの無線中継においてもこれらの要求を満足するような、伝送効率のよい親子ピコネット間のデータフレームの中継方法及び親子ピコネットシステムが望まれていた。
本発明に係る親子ピコネット間のデータフレームの中継方法は、データフレームの送信、受信及び中継機能、並びにスロット割り当て制御機能を有する複数の無線ノードでピコネットを複数形成し、ピコネット毎にスロット割り当て制御を行う無線ノード(PNC)が選定され、当該無線ノード(PNC)からの報知情報に基づき、前記複数の無線ノード間で時分割多重アクセス(TDMA)によるデータ通信を行うアドホック無線ネットワークを構築し、隣接するピコネットの一方のピコネットに所属し、且つ、他方のピコネットのスロット割り当て制御を行う無線ノード(以下、「子PNC」と称する)により、ピコネット間に親ピコネットと、これに従属する子ピコネットの親子関係を形成し、前記子PNCを中継ノードとして、ピコネット間でデータフレームの転送を行う親子ピコネット間のデータフレームの中継方法であって、前記親ピコネットのスロット割り当て制御を行う無線ノード(以下、「親PNC」と称する)が、第1の報知情報を同報送信する第1報知ステップと、前記子PNCが、前記第1の報知情報に基づき、第2の報知情報を同報送信する第2報知ステップと、前記各無線ノードが、前記第1の報知情報又は前記第2の報知情報に基づき、前記親ピコネットと前記子ピコネットとの間で同期し、且つ、同一間隔で互いに連続する、第1の通信スロットと第2の通信スロットとを割り当てる割当ステップと、前記子PNCが中継ノードとして、前記第1の通信スロットで受信したデータフレームを前記第2の通信スロットで送信してデータフレームを転送する転送ステップとを有するものである。
また、本発明に係る親子ピコネットシステムは、データフレームの送信、受信及び中継機能、並びにスロット割り当て制御機能を有する複数の無線ノードでピコネットを複数形成し、ピコネット毎にスロット割り当て制御を行う無線ノード(PNC)が選定され、当該無線ノード(PNC)からの報知情報に基づき、前記複数の無線ノード間で時分割多重アクセス(TDMA)によるデータ通信を行うアドホック無線ネットワークを構築し、隣接するピコネット間に親ピコネットと、これに従属する子ピコネットの親子関係を形成し、中継ノードを介して、ピコネット間でデータフレームの転送を行う親子ピコネットシステムであって、第1の報知情報を同報送信して前記親ピコネットのスロット割り当て制御を行う無線ノード(以下、「親PNC」と称する)と、前記親ピコネットに所属し、且つ、第2の報知情報を同報送信して前記子ピコネットのスロット割り当て制御を行う無線ノード(以下、「子PNC」と称する)とを備え、前記各無線ノードは、前記第1の報知情報又は前記第2の報知情報に基づき、前記親ピコネットと前記子ピコネットとの間で同期し、且つ、同一間隔で互いに連続する、第1の通信スロットと第2の通信スロットとを割り当て、前記子PNCは、前記中継ノードとして、前記第1の通信スロットで受信したデータフレームを前記第2の通信スロットで送信してデータフレームを転送するものである。
本発明は、第1の報知情報又は第2の報知情報に基づき、親ピコネットと子ピコネットとの間で同期し、且つ、同一間隔で互いに連続する、第1の通信スロットと第2の通信スロットとを割り当て、子PNCが中継ノードとして、第1の通信スロットで受信したデータフレームを第2の通信スロットで送信してデータフレームを転送することにより、親子ピコネット間におけるデータフレームの転送の伝送効率を向上させることができる。
実施の形態1.
本実施の形態1における親子ピコネットシステムは、例えば、近距離通信のワイアレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)の方式標準IEEE802.15.3規格に基づき、複数のピコネットで形成されるアドホック無線ネットワークにおいて、特定のピコネットが主導して他のピコネットと従属的に結合する親子ピコネットを構成し、親子ピコネット間でデータフレームを伝送する際に、中継ノードを介したデータフレームの転送を行うものである。
本実施の形態1における親子ピコネットシステムは、例えば、近距離通信のワイアレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)の方式標準IEEE802.15.3規格に基づき、複数のピコネットで形成されるアドホック無線ネットワークにおいて、特定のピコネットが主導して他のピコネットと従属的に結合する親子ピコネットを構成し、親子ピコネット間でデータフレームを伝送する際に、中継ノードを介したデータフレームの転送を行うものである。
図1は実施の形態1における親子ピコネットシステムの構成図である。図1において、親子ピコネットシステムは、データフレームの送信、受信及び中継機能、並びにスロット割り当て制御機能をそれぞれが等価に備えた無線ノード(DEV:Device、以下「DEV」ともいう)DEV1〜DEV4を構成員とする2つのピコネット(Piconet)が、従属的な関係で結合した親ピコネット10と子ピコネット20とにより構成される。
各ピコネットにおいては、予め規定された手順により、その構成員の中から1つの無線ノードが、スロット割り当て制御を行う無線ノード(PNC:Piconet Coordinator、以下「PNC」ともいう)として選定される。各ピコネットの構成員は、各々が所属するピコネットのPNCから一定周期で同報送信(報知)される報知情報であるビーコン情報(Beacon、基準信号)を定期的に受信することにより、自己に割り当てられた通信スロットを事前に確認し、指定の通信スロットを使ってデータフレームの転送を行うことにより、複数の無線ノード間で時分割多重アクセス(TDMA:Time Division Multiple Access)によるデータ通信を行うアドホック無線ネットワークを構築している。
図1においては、親ピコネット10ではDEV4がスロット割り当て制御を行う無線ノード(以下、「親PNC」ともいう)として選定され、子ピコネット20ではDEV2がスロット割り当て制御を行う無線ノード(以下、「子PNC」ともいう)として選定されている。
DEV4(=親PNC)は、DEV1、DEV2及び自己ノードDEV4を構成員として、それらに対して通信スロット割り当て管理を行い、親ピコネット10を構成している。
DEV2(=子PNC)は、親ピコネット10の構成員であるとともに、親ピコネット10でDEV2に割り当てられた通信スロット内で、DEV3及び自己ノードDEV2の通信スロットの再割り当て管理を行い、子ピコネット20を構成している。即ち、DEV2(=子PNC)は、隣接するピコネットの一方のピコネットに所属し、且つ、他方のピコネットのスロット割り当て制御を行う無線ノードであり、この子PNCにより、子ピコネット20は親ピコネット10に従属する親子関係を形成している。なお、親ピコネット10と子ピコネット20はDEV2(=子PNC)を接点にして通信スロットの同期関係が維持されている。
この親子ピコネットシステムのネットワーク内では、親PNCは、DEV2(=子PNC)から事前に送信(通知)された、子ピコネット20を構成する無線ノードの識別情報を含む付帯情報により、子ピコネット20の構成員の属性情報を把握し、この識別情報により各無線ノード(構成員)は夫々一義に識別され、重複混同されることはない。
同一ピコネット内の無線ノード同士、例えば、親ピコネット10内のDEV1とDEV2との間、子ピコネット20内のDEV2とDEV3との間は直接通信可能であるが、ピコネットを跨ぐ通信、例えば、DEV1とDEV3との間では直接通信できず、DEV2(=子PNC)を中継ノードして、ピコネット間でデータフレームの転送が行われる。
尚、無線ノードDEV1〜DEV4は、無線信号を送信、受信及び中継する機能を有する通信手段(図示せず)、及びスロット割り当て制御や後述するデータフレームの中継処理を制御する機能など無線ノードの動作を制御する制御手段(図示せず)を有している。この制御手段は、回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、CPUやマイコンのような演算装置により実行されるソフトウェアとして構成することもできる。ソフトウェアとして実現する場合は、HDD(Hard Disk Drive)等にこれらの機能を実現するプログラムを格納しておき、CPUやマイコンなどの演算装置がそのプログラムを読み込んで、プログラムの指示に従って各部の機能に相当する処理を実行することにより、構成することができる。
このような構成による本実施の形態における動作を、(1)親ピコネットから子ピコネットへの転送動作、(2)子ピコネットから親ピコネットへの転送動作、とに分けて以下に説明する。
このような構成による本実施の形態における動作を、(1)親ピコネットから子ピコネットへの転送動作、(2)子ピコネットから親ピコネットへの転送動作、とに分けて以下に説明する。
(1)親ピコネットから子ピコネットへの転送動作
図2は実施の形態1における時間割当情報のデータ構造を示す図である。
まず、親ピコネット10に属するDEV1から子ピコネット20に属するDEV3へデータを送信する動作について説明する。
図2は実施の形態1における時間割当情報のデータ構造を示す図である。
まず、親ピコネット10に属するDEV1から子ピコネット20に属するDEV3へデータを送信する動作について説明する。
上位アプリケーションにより、DEV1からDEV3へのデータ送信の指示が出た場合に、DEV1は、少なくとも送信元の無線ノード(DEV1)及び送信先の無線ノード(DEV3)の識別情報を含むスロット要求を親PNCに対して送信する。
親PNCは、DEV1からのスロット要求を受信し、このスロット要求と、事前にDEV2から通知された付帯情報とに基づき、DEV1からDEV3へのデータ送信にはDEV2で中継する必要があると判断して、少なくとも、送信元の無線ノード、送信先の無線ノード、中継ノードの識別情報(後述)、及び中継の前段又は後段の何れかを指定する中継指示情報(後述)を含む第1の報知情報として、図2(a)に示すような、時間割り当て情報1を生成し、親ピコネット10の構成員に対して報知する。
親PNCは、DEV1からのスロット要求を受信し、このスロット要求と、事前にDEV2から通知された付帯情報とに基づき、DEV1からDEV3へのデータ送信にはDEV2で中継する必要があると判断して、少なくとも、送信元の無線ノード、送信先の無線ノード、中継ノードの識別情報(後述)、及び中継の前段又は後段の何れかを指定する中継指示情報(後述)を含む第1の報知情報として、図2(a)に示すような、時間割り当て情報1を生成し、親ピコネット10の構成員に対して報知する。
DEV2(=子PNC)は、親PNCから報知された時間割り当て情報1を取得して、DEV2からDEV3への中継情報があることを知り、この時間割り当て情報1に基づき、中継の前段又は後段の中継指示情報のうち、時間割り当て情報1に含まれる中継指示情報と異なる中継指示情報を指定して、少なくとも、送信元の無線ノード、送信先の無線ノード、中継ノードの識別情報、及び指定した中継指示情報を含む第2の報知情報として、図2(b)に示すような、時間割り当て情報2を生成し、子ピコネット20の構成員に対し報知する。
ここで、図2(a)及び(b)において、時間割り当て情報1及び2には、各通信スロットに対する、送信元(Src)、送信先(Dst)、中継指示(Flg)、中継ノード(Rly)及び時間・位置情報、その他の情報(図示せず)が含まれている。
Srcは最初の送信側無線ノードの識別情報であり、Dstは最終的な受信側無線ノードの識別情報である。Rlyは中継ノード識別情報であり、中継が必要な場合に中継ノードとなる無線ノードの識別情報を持つ。
Flgは中継の前段又は後段の何れかを指定する中継指示情報である。即ち、このスロットが中継用に割り当てられたかどうかを示す識別情報である。このFlgがNoneであれば中継用ではないことを示し、このスロットはSrcからDstへの直接通信に使用される。FlgがRelay1であれば中継の前段(1段目)であることを示し、このスロットはSrcからRlyへの中継通信に使用される。また、FlgがRelay2であれば中継の後段(2段目)であることを示し、このスロットはRlyからDstへの中継通信に使用される。
Srcは最初の送信側無線ノードの識別情報であり、Dstは最終的な受信側無線ノードの識別情報である。Rlyは中継ノード識別情報であり、中継が必要な場合に中継ノードとなる無線ノードの識別情報を持つ。
Flgは中継の前段又は後段の何れかを指定する中継指示情報である。即ち、このスロットが中継用に割り当てられたかどうかを示す識別情報である。このFlgがNoneであれば中継用ではないことを示し、このスロットはSrcからDstへの直接通信に使用される。FlgがRelay1であれば中継の前段(1段目)であることを示し、このスロットはSrcからRlyへの中継通信に使用される。また、FlgがRelay2であれば中継の後段(2段目)であることを示し、このスロットはRlyからDstへの中継通信に使用される。
次に、時間割り当て情報1を取得した親ピコネット10の構成員と、時間割り当て情報2を取得した子ピコネット20の構成員は、当該報知情報に基づき、親ピコネット10と子ピコネット20との間で同期し、且つ、同一間隔で互いに連続する、第1の通信スロットである通信スロット1と第2の通信スロットである通信スロット2とを割り当てる。この通信スロットの割り当てについて図3を用いて次に説明する。
図3は実施の形態1における通信スロットの割り当てを説明する図である。この図は、DEV1からDEV2を中継してDEV3へデータを送信したときの親ピコネット10と子ピコネット20とに形成される通信スロットの時間割り当て状況を示したものである。
図3に示すように、親ピコネット10及び子ピコネット20の夫々に通信スロット1と通信スロット2の二つの通信スロットが形成される。尚、隣り合う二つの通信スロット間は送受信の切り替えに必要な一定の時間間隔(IFS:Inter Frame Space)が設けられている。また、親ピコネット10と子ピコネット20の通信スロット1同士と通信スロット2同士は同期している。通信データレートは、通信スロット1と通信スロット2の双方の通信リンクで共通に使用可能なデータレートクラスのひとつが選定され、スロット時間長Tも双方同一に設定される。
図3に示すように、親ピコネット10及び子ピコネット20の夫々に通信スロット1と通信スロット2の二つの通信スロットが形成される。尚、隣り合う二つの通信スロット間は送受信の切り替えに必要な一定の時間間隔(IFS:Inter Frame Space)が設けられている。また、親ピコネット10と子ピコネット20の通信スロット1同士と通信スロット2同士は同期している。通信データレートは、通信スロット1と通信スロット2の双方の通信リンクで共通に使用可能なデータレートクラスのひとつが選定され、スロット時間長Tも双方同一に設定される。
次に、DEV1は、親ピコネット10から取得した時間割り当て情報1に基づき、通信スロット1を使用して、データフレームをDEV2へ送信する。即ち、時間割当て情報1のSrcがDEV1であり、FlgがRELAY1(中継の前段)であることから、通信スロット1を用いて、DEV3宛てのデータフレームを中継ノードであるDEV2に対して送信する。一方、通信スロット2については指示がないので使用しない。
これにより、図3に示すように、親ピコネット10においては、通信スロット1でDEV1(Src)からDEV2(Rly)への中継1段目(前段)の通信が行われ、通信スロット2は空いている。
尚、子ピコネット20から報知された時間割当て情報2は、親ピコネット10の構成員であるDEV1には無関係であり、無視される。
これにより、図3に示すように、親ピコネット10においては、通信スロット1でDEV1(Src)からDEV2(Rly)への中継1段目(前段)の通信が行われ、通信スロット2は空いている。
尚、子ピコネット20から報知された時間割当て情報2は、親ピコネット10の構成員であるDEV1には無関係であり、無視される。
DEV2(=子PNC)は、親ピコネット10から取得した時間割り当て情報1に基づき、通信スロット1を使用して、データフレームを受信する。即ち、時間割当て情報1のRlyがDEV2であり、FlgがRELAY1であることから、DEV1からのDEV3宛てのデータフレームを通信スロット1で受信する。
更に、DEV2(=子PNC)は、当該子PNCが報知した時間割り当て情報2に基づき、通信スロット2を使用して、データフレームをDEV3へ送信する。即ち、時間割当て情報2のRlyがDEV2でFlgがRELAY2であることから、通信スロット1でDEV1から受信したDEV3宛てのデータフレームを、通信スロット2を使用してDEV3に転送・送信する。
このようにDEV2(=子PNC)は、通信スロット1のときは親ピコネット10の構成員として動作し、通信スロット2のときは子ピコネット20の構成員として動作する。
更に、DEV2(=子PNC)は、当該子PNCが報知した時間割り当て情報2に基づき、通信スロット2を使用して、データフレームをDEV3へ送信する。即ち、時間割当て情報2のRlyがDEV2でFlgがRELAY2であることから、通信スロット1でDEV1から受信したDEV3宛てのデータフレームを、通信スロット2を使用してDEV3に転送・送信する。
このようにDEV2(=子PNC)は、通信スロット1のときは親ピコネット10の構成員として動作し、通信スロット2のときは子ピコネット20の構成員として動作する。
DEV3は、子ピコネット20から取得した時間割り当て情報2に基づき、通信スロット2を使用して、データフレームを受信する。即ち、時間割当て情報2のDstがDEV3であり、FlgがRELAY2(中継の後段)であることから、通信スロット2を用いてDEV2からのデータフレームの受信処理を行う。一方、通信スロット1については指示がないので使用しない。
これにより、図3に示すように、子ピコネット20においては、通信スロット1は空いており、通信スロット2でDEV2(Rly)からDEV3(Dst)への中継2段目(後段)の通信が行われる。
尚、親ピコネット10から報知された時間割当て情報1は、子ピコネット20の構成員であるDEV3には無関係であり、無視される。
これにより、図3に示すように、子ピコネット20においては、通信スロット1は空いており、通信スロット2でDEV2(Rly)からDEV3(Dst)への中継2段目(後段)の通信が行われる。
尚、親ピコネット10から報知された時間割当て情報1は、子ピコネット20の構成員であるDEV3には無関係であり、無視される。
図4は実施の形態1における中継通信時のスロット割り当てと動作モードを示す図である。図4(a)は、上述の動作により、親ピコネット10に所属のDEV1からDEV2を経由して子ピコネット20に所属のDEV3へのデータフレームの転送が連続して行われる場合の通信スロットの使用状態及び各DEVのMACの動作モードを示している。図4(a)に示すように、親ピコネット10の通信スロット1と子ピコネット20の通信スロット2とが交互に連続して使用され、データ転送が行われる。
(2)子ピコネットから親ピコネットへの転送動作
次に、子ピコネット20に属するDEV3から親ピコネット10に属するDEV1へデータを送信する動作について図2〜図4を用いて説明する。
次に、子ピコネット20に属するDEV3から親ピコネット10に属するDEV1へデータを送信する動作について図2〜図4を用いて説明する。
上位アプリケーションにより、DEV3からDEV1へのデータ送信の指示が出た場合に、DEV3は、少なくとも送信元の無線ノード(DEV3)及び送信先の無線ノード(DEV1)の識別情報を含むスロット要求を子PNCに対して送信する。
子PNCは、DEV3からのスロット要求を受信するが、送信先の無線ノードであるDEV1が子ピコネット20の構成員ではないため、親ピコネット10の親PNCに対して、DEV3からDEV1へのスロット要求を送信する。
親PNCは、DEV2からのスロット要求を受信し、このスロット要求と、事前にDEV2から通知された付帯情報とに基づき、DEV3からDEV1へのデータ送信にはDEV2で中継する必要があると判断して、少なくとも、送信元の無線ノード、送信先の無線ノード、中継ノードの識別情報、及び中継の前段又は後段の何れかを指定する中継指示情報を含む第1の報知情報として、図2(c)に示すような、時間割り当て情報3を生成し、親ピコネット10の構成員に対して報知する。
子PNCは、DEV3からのスロット要求を受信するが、送信先の無線ノードであるDEV1が子ピコネット20の構成員ではないため、親ピコネット10の親PNCに対して、DEV3からDEV1へのスロット要求を送信する。
親PNCは、DEV2からのスロット要求を受信し、このスロット要求と、事前にDEV2から通知された付帯情報とに基づき、DEV3からDEV1へのデータ送信にはDEV2で中継する必要があると判断して、少なくとも、送信元の無線ノード、送信先の無線ノード、中継ノードの識別情報、及び中継の前段又は後段の何れかを指定する中継指示情報を含む第1の報知情報として、図2(c)に示すような、時間割り当て情報3を生成し、親ピコネット10の構成員に対して報知する。
DEV2(=子PNC)は、親PNCから報知された時間割り当て情報3を取得して、DEV2からDEV1への中継情報があることを知り、この時間割り当て情報3に基づき、中継の前段又は後段の中継指示情報のうち、時間割り当て情報3に含まれる中継指示情報と異なる中継指示情報を指定して、少なくとも、送信元の無線ノード、送信先の無線ノード、中継ノードの識別情報、及び指定した中継指示情報を含む第2の報知情報として、図2(d)に示すような、時間割り当て情報4を生成し、子ピコネット20の構成員に対し報知する。
ここで、図2(c)及び(d)において、時間割り当て情報3及び4には、上述した時間割り当て情報1又は2と同様に、各通信スロットに対する、送信元(Src)、送信先(Dst)、中継指示(Flg)、中継ノード(Rly)及び時間・位置情報、その他の情報(図示せず)が含まれている。尚、各情報の内容は、上述した時間割り当て情報1又は2と同様であるので詳細な説明は省略する。
次に、時間割り当て情報3を取得した親ピコネット10の構成員と、時間割り当て情報4を取得した子ピコネット20の構成員は、上述した(1)親ピコネットから子ピコネットへの転送動作と同様に、通信スロット1と通信スロット2とを割り当てる。
次に、DEV3は、子ピコネット20から取得した時間割り当て情報4に基づき、通信スロット1を使用して、データフレームをDEV2へ送信する。即ち、時間割当て情報4のSrcがDEV3であり、FlgがRELAY1(中継の前段)であることから、通信スロット1を用いて、DEV1宛てのデータフレームを中継ノードであるDEV2に対して送信する。一方、通信スロット2については指示がないので使用しない。
尚、親ピコネット10から報知された時間割当て情報3は、子ピコネット20の構成員であるDEV3には無関係であり、無視される。
尚、親ピコネット10から報知された時間割当て情報3は、子ピコネット20の構成員であるDEV3には無関係であり、無視される。
DEV2(=子PNC)は、当該子PNCが報知した時間割り当て情報4に基づき、通信スロット1を使用して、データフレームを受信する。即ち、時間割当て情報4のRlyがDEV2であり、FlgがRELAY1であることから、DEV3からのDEV1宛てのデータフレームを通信スロット1で受信する。
更に、DEV2(=子PNC)は、親ピコネット10から取得した時間割り当て情報3に基づき、通信スロット2を使用して、データフレームをDEV1へ送信する。即ち、時間割当て情報3のRlyがDEV2でFlgがRELAY2であることから、通信スロット1でDEV3から受信したDEV1宛てのデータフレームを、通信スロット2を使用してDEV3に転送・送信する。
このようにDEV2(=子PNC)は、通信スロット1のときは子ピコネット20の構成員として動作し、通信スロット2のときは親ピコネット10の構成員として動作する。
更に、DEV2(=子PNC)は、親ピコネット10から取得した時間割り当て情報3に基づき、通信スロット2を使用して、データフレームをDEV1へ送信する。即ち、時間割当て情報3のRlyがDEV2でFlgがRELAY2であることから、通信スロット1でDEV3から受信したDEV1宛てのデータフレームを、通信スロット2を使用してDEV3に転送・送信する。
このようにDEV2(=子PNC)は、通信スロット1のときは子ピコネット20の構成員として動作し、通信スロット2のときは親ピコネット10の構成員として動作する。
DEV1は、親ピコネット10から取得した時間割り当て情報3に基づき、通信スロット2を使用して、データフレームを受信する。即ち、時間割当て情報3のDstがDEV1であり、FlgがRELAY2(中継の後段)であることから、通信スロット2を用いてDEV2からのデータフレームの受信処理を行う。一方、通信スロット1については指示がないので使用しない。
尚、子ピコネット20から報知された時間割当て情報4は、親ピコネット10の構成員であるDEV1には無関係であり、無視される。
尚、子ピコネット20から報知された時間割当て情報4は、親ピコネット10の構成員であるDEV1には無関係であり、無視される。
図4(b)は、上述の動作により、子ピコネット20に所属のDEV3からDEV2を経由して親ピコネット10に所属のDEV1へのデータフレームの転送が連続して行われる場合の通信スロットの使用状態及び各DEVのMACの動作モードを示している。図4(b)に示すように、子ピコネット20の通信スロット1と親ピコネット10の通信スロット2とが交互に連続して使用され、データ転送が行われる。
尚、上述した子PNC(中継ノード)における、通信スロット1でのデータフレーム受信処理から通信スロット2におけるデータフレームの送信処理の過程は、上位のアプリケーションソフトの管理機能とは無関係に、無線ノードの物理層を直接制御するメディアアクセス制御(MAC)層で処理されるものである。
以上のように本実施の形態1においては、複数の無線ノードでピコネットを形成し、無線ノード間でデータ通信を行うアドホック無線ネットワークで、2つのピコネット間でピコネットを跨いでデータフレームの転送を行う場合において、中継役となる親ピコネット10所属の一無線ノード(DEV2)が、子ピコネット20のスロット割り付け制御を行う無線ノード(子PNC)を兼任し、それぞれのピコネットのスロット割り当て制御を行う無線ノード(親PNC及び子PNC)からの報知情報により、親ピコネット10と子ピコネット20内に同期した通信路が形成され、それぞれの通信路にはペアとなる通信スロット1と通信スロット2とが形成される。
通信スロット1では、親ピコネット10又は子ピコネット20内での送信元から中継ノード(子PNC)までのデータフレームの送信を行い、通信スロット2では、子ピコネット20又は親ピコネット10内で中継ノード(子PNC)から送信先までのデータフレームの送信が行うことにより、中継ノード(子PNC)が通信スロット1で受信したデータフレームを通信スロット2で中継ノード(子PNC)から送信先まで転送・送信する過程が行われる。
通信スロット1では、親ピコネット10又は子ピコネット20内での送信元から中継ノード(子PNC)までのデータフレームの送信を行い、通信スロット2では、子ピコネット20又は親ピコネット10内で中継ノード(子PNC)から送信先までのデータフレームの送信が行うことにより、中継ノード(子PNC)が通信スロット1で受信したデータフレームを通信スロット2で中継ノード(子PNC)から送信先まで転送・送信する過程が行われる。
このような動作により、メディアアクセス制御(MAC)層において中継ノード(子PNC)は、通信スロット1で受信したデータフレームを予め用意されている次の通信スロット2を使用して直ちに送信できるので効率のよい中継転送を連続して行うことができ、親子ピコネット間におけるデータフレームの転送の伝送効率を向上させることができる。
尚、本実施の形態では、1つの親ピコネット10と1つの子ピコネット20とで構成された例を説明したが、本発明はこれに限るものでなく、1つの親ピコネットに複数の子ピコネットが形成される場合、又は子ピコネットを親ピコネットとする第2の子ピコネット、さらにこの第2の子ピコネットを親ピコネットとする第3の子ピコネットなどが直列に接続された形態の複数のピコネット間の通信にも適用することができる。
本発明の活用例として、無線ネットワークを利用した家庭内での動画配信の利用が考えられる。即ち、ホームサーバ、DVDプレーヤなどから無線を使用してのテレビへのビデオ配信を行う際、設置場所の関係で直接送り先に送ることができない場合に、他の情報家電製品を中継して通信する利用形態、又はパソコン同士間でファイルの転送を行う場合に、第3のパソコンを中継して通信する利用形態などが考えられる。
1 DEV、2 DEV、3 DEV、4 DEV、10 親ピコネット、20 子ピコネット。
Claims (14)
- データフレームの送信、受信及び中継機能、並びにスロット割り当て制御機能を有する複数の無線ノードでピコネットを複数形成し、ピコネット毎にスロット割り当て制御を行う無線ノード(PNC)が選定され、当該無線ノード(PNC)からの報知情報に基づき、前記複数の無線ノード間で時分割多重アクセス(TDMA)によるデータ通信を行うアドホック無線ネットワークを構築し、隣接するピコネットの一方のピコネットに所属し、且つ、他方のピコネットのスロット割り当て制御を行う無線ノード(以下、「子PNC」と称する)により、ピコネット間に親ピコネットと、これに従属する子ピコネットの親子関係を形成し、前記子PNCを中継ノードとして、ピコネット間でデータフレームの転送を行う親子ピコネット間のデータフレームの中継方法であって、
前記親ピコネットのスロット割り当て制御を行う無線ノード(以下、「親PNC」と称する)が、第1の報知情報を同報送信する第1報知ステップと、
前記子PNCが、前記第1の報知情報に基づき、第2の報知情報を同報送信する第2報知ステップと、
前記各無線ノードが、前記第1の報知情報又は前記第2の報知情報に基づき、前記親ピコネットと前記子ピコネットとの間で同期し、且つ、同一間隔で互いに連続する、第1の通信スロットと第2の通信スロットとを割り当てる割当ステップと、
前記子PNCが中継ノードとして、前記第1の通信スロットで受信したデータフレームを前記第2の通信スロットで送信してデータフレームを転送する転送ステップと
を有することを特徴とする親子ピコネット間のデータフレームの中継方法。 - 前記第1報知ステップの前に、
前記子PNCが、当該子ピコネットを構成する前記無線ノードの識別情報を含む付帯情報を送信するステップと、
前記親PNCが、前記付帯情報を受信するステップと
を有することを特徴とする請求項1記載の親子ピコネット間のデータフレームの中継方法。 - 前記第1報知ステップは、
前記無線ノードが、少なくとも送信元の無線ノード及び送信先の無線ノードの識別情報を含むスロット要求を送信するステップと、
前記親PNCが、前記スロット要求を受信するステップと、
前記親PNCが、前記スロット要求と前記付帯情報とに基づき、少なくとも、送信元の無線ノード、送信先の無線ノード、前記中継ノードの識別情報、及び中継の前段又は後段の何れかを指定する中継指示情報を含む前記第1の報知情報を生成するステップと
を有することを特徴とする請求項2記載の親子ピコネット間のデータフレームの中継方法。 - 前記第2報知ステップは、
前記第1の報知情報に基づき、中継の前段又は後段の中継指示情報のうち、前記第1の報知情報に含まれる前記中継指示情報と異なる中継指示情報を指定するステップと、
少なくとも、送信元の無線ノード、送信先の無線ノード、前記中継ノードの識別情報、及び指定した前記中継指示情報を含む第2の報知情報を生成するステップと
を有することを特徴とする請求項3記載の親子ピコネット間のデータフレームの中継方法。 - 前記転送ステップは、
中継の前段を指定する前記中継指示情報を取得した前記無線ノードが、前記第1の通信スロットを使用してデータフレームを送信するステップと、
前記子PNCが中継ノードとして、当該データフレームを受信し、前記第2の通信スロットを使用して当該データフレームを送信するステップと、
中継の後段を指定する前記中継指示情報を取得した前記無線ノードが、前記第2の通信スロットを使用してデータフレームを受信するステップと
を有することを特徴とする請求項3又は4記載の親子ピコネット間のデータフレームの中継方法。 - 前記転送ステップは、
前記第1の通信スロットを使用して、送信元の無線ノードから前記中継ノードへデータフレームを転送するステップと、
前記第2の通信スロットを使用して、前記中継ノードから送信先の無線ノードへデータフレームを転送するステップと
を有することを特徴とする請求項3〜5の何れかに記載の親子ピコネット間のデータフレームの中継方法。 - 前記転送ステップは、
上位のアプリケーションソフトの管理機能とは無関係に、前記無線ノードの物理層を直接制御するメディアアクセス制御(MAC)層で処理されることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の親子ピコネット間のデータフレームの中継方法。 - データフレームの送信、受信及び中継機能、並びにスロット割り当て制御機能を有する複数の無線ノードでピコネットを複数形成し、ピコネット毎にスロット割り当て制御を行う無線ノード(PNC)が選定され、当該無線ノード(PNC)からの報知情報に基づき、前記複数の無線ノード間で時分割多重アクセス(TDMA)によるデータ通信を行うアドホック無線ネットワークを構築し、隣接するピコネット間に親ピコネットと、これに従属する子ピコネットの親子関係を形成し、中継ノードを介して、ピコネット間でデータフレームの転送を行う親子ピコネットシステムであって、
第1の報知情報を同報送信して前記親ピコネットのスロット割り当て制御を行う無線ノード(以下、「親PNC」と称する)と、
前記親ピコネットに所属し、且つ、第2の報知情報を同報送信して前記子ピコネットのスロット割り当て制御を行う無線ノード(以下、「子PNC」と称する)と
を備え、
前記各無線ノードは、前記第1の報知情報又は前記第2の報知情報に基づき、前記親ピコネットと前記子ピコネットとの間で同期し、且つ、同一間隔で互いに連続する、第1の通信スロットと第2の通信スロットとを割り当て、
前記子PNCは、前記中継ノードとして、前記第1の通信スロットで受信したデータフレームを前記第2の通信スロットで送信してデータフレームを転送することを特徴とする親子ピコネットシステム。 - 前記子PNCは、当該子ピコネットを構成する前記無線ノードの識別情報を含む付帯情報を送信し、
前記親PNCは、前記付帯情報を受信することを特徴とする請求項1記載の親子ピコネットシステム。 - 前記無線ノードは、少なくとも送信元の無線ノード及び送信先の無線ノードの識別情報を含むスロット要求を送信し、
前記親PNCは、前記スロット要求を受信し、前記スロット要求と前記付帯情報とに基づき、少なくとも、送信元の無線ノード、送信先の無線ノード、前記中継ノードの識別情報、及び中継の前段又は後段の何れかを指定する中継指示情報を含む前記第1の報知情報を生成することを特徴とする請求項9記載の親子ピコネットシステム。 - 前記子PNCは、
前記第1の報知情報に基づき、中継の前段又は後段の中継指示情報のうち、前記第1の報知情報に含まれる前記中継指示情報と異なる中継指示情報を指定し、
少なくとも、送信元の無線ノード、送信先の無線ノード、前記中継ノードの識別情報、及び指定した前記中継指示情報を含む第2の報知情報を生成することを特徴とする請求項10記載の親子ピコネットシステム。 - 前記無線ノードは、
中継の前段を指定する前記中継指示情報を取得したとき、前記第1の通信スロットを使用してデータフレームを送信し、
中継の後段を指定する前記中継指示情報を取得したとき、前記第2の通信スロットを使用してデータフレームを受信し、
前記子PNCは、前記中継ノードとして、前記第1の通信スロットを使用して前記データフレームを受信し、前記第2の通信スロットを使用して当該データフレームを送信することを特徴とする請求項10又は11記載の親子ピコネットシステム。 - 前記無線ノードは、
前記第1の通信スロットを使用して、当該無線ノードを送信元とするデータフレームを前記中継ノードへ送信し、
前記第2の通信スロットを使用して、当該無線ノードを送信先とするデータフレームを前記中継ノードから受信することを特徴とする請求項10〜12の何れかに記載の親子ピコネットシステム。 - 前記子PNCは、
上位のアプリケーションソフトの管理機能とは無関係に、前記無線ノードの物理層を直接制御するメディアアクセス制御(MAC)層での処理により、
前記第1の通信スロットで受信したデータフレームを前記第2の通信スロットで送信してデータフレームを転送することを特徴とする請求項8〜13の何れかに記載の親子ピコネットシステム。
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JP2007061510A JP2008227796A (ja) | 2007-03-12 | 2007-03-12 | 親子ピコネット間のデータフレームの中継方法及び親子ピコネットシステム |
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