JP2008227703A - メッセージ送受信システム及び送受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークを介するメッセージ送受信において、障害が発生した時に、メッセージを再送するまでの時間を極小化し、送信元におけるエラー検知を不要とすること。
【解決手段】送信システム110の送信機能112は、処理要求メッセージを複製し、中継システムA120、中継システムB125介する複数の経路に処理要求メッセージを送信し、受信システム130の受信機能132は、処理要求メッセージを受信し、受信処理結果を参照し、処理未済の場合、後続の処理を実行後、受信処理結果を処理済に更新し、処理済の場合、後続の処理を飛ばし、処理応答メッセージを送信する。送信システム110の送信機能112は、最初に受信した受信処理結果が処理済の処理応答メッセージを有効とする。
【選択図】図1A

Description

本発明は、メッセージ送受信システム及び送受信方法に係り、特に、障害時の影響を極小化することを可能とした通信ネットワークを利用したメッセージ送受信システム及び送受信方法に関する。
メッセージ送受信技術を含む情報通信技術は、情報処理技術の中核である情報システムと共に多種多様に発展し、現在では、情報通信技術と情報処理技術とは不可分な関係となっている。そして、複雑かつ多様になったメッセージ送受信技術は、相互接続性の向上や標準化が推し進められている。その代表的な例として、Web サービスが知られている。
一方、メッセージ送受信の障害に対応するための従来技術として、例えば、特許文献1等に記載された技術が知られている。この従来技術は、応答監視時間経過を監視するためのタイマの値を、相手側の通信装置の状態に応じて適切かつ動的に設定することができるようにしたものである。
特開2005−5942号公報
前述した従来技術によるメッセージ送受信の障害に対応するための技術は、中継システム、または、受信システムに障害が発生した場合、送信システムが、エラー応答を受信するまで、または、応答監視時間が経過するまで、エラー検知、及び、再送を行うことが不可能となり、メッセージの再送までに多くの時間を要するという問題点を有している。
本発明の目的は、前述した従来技術の問題点を解決し、ネットワークを介するメッセージ送受信において、障害が発生した時に、メッセージを再送するまでの時間を極小化し、送信元におけるエラー検知を不要とすることができるようにしたメッセージ送受信システム及び送受信方法を提供することにある。
本発明によれば前記目的は、処理要求メッセージを送信する送信システムと、送信システムが送信したメッセージを受信し、受信システムに送信する中継システムと、メッセージを受信する受信システムとを備え、前記送信システムは、送信処理結果を管理する送信処理結果管理手段と、処理要求メッセージ送信前に、処理要求メッセージを複製するメッセージ複製手段と、複数の経路を選択する経路選択手段と、前記受信システムからの処理応答メッセージを受信後、管理している送信処理結果及び受信した処理応答の処理結果を元に、最初に受信した処理応答の結果が処理済である場合に、その処理応答メッセージを有効とする送受信処理結果判断手段とを備え、前記受信システムは、受信処理結果を管理する受信処理結果管理手段と、処理要求メッセージ受信後に、管理している受信処理結果を元に、処理未済の場合、後続の処理を実行し、処理済の場合、後続の処理を飛ばす受信処理結果判断手段とを備えたことにより達成される。
本発明によれば、ネットワークを介するメッセージ送受信において、障害が発生した時に、メッセージを再送するまでの時間を極小化し、送信元におけるエラー検知を不要とすることができる。
以下、メッセージ送受信システム及び送受信方法の実施形態を図面により詳細に説明する。
図1Aはメッセージ送受信システムの機能構成を示すブロック図、図1Bはメッセージ送受信システムを構成する送信システム、中継システム、受信システムのハードウェア構成例を示すブロック図である。
図1Aに示すメッセージ送受信システムは、送信システム110と、複数の中継システムA120、中継システムB125と、受信システム130とが通信ネットワーク140を介して接続されて構成されている。
送信システム110は、送信を伴う業務処理を行う送信アプリケーション111、及び、本発明によるメッセージ送受信の制御を行う送信機能112を有する制御部11Aと、表示部118と、記憶部119とを備えて構成されている。送信機能112は、処理要求メッセージを複製するメッセージ複製機能113、複数の経路を選択する経路選択機能114、送信処理結果を管理する送信処理結果管理機能115、送受信処理結果を判断する送受信処理結果判断機能116、及び、実際にメッセージの送受信を行う送信基本機能117を有している。このように構成される送信システム110は、後述するように計算機(コンピュータ)内に構成される。
中継システムA120は、実際にメッセージの中継を行う中継基本機能122を有し、中継機能121を実施する制御部12Aと、表示部118と、記憶部119とを備えて構成されている。この中継システムA120は、後述するように計算機(コンピュータ)内に構成される。
中継システムB125は、中継システムA120と同様に、実際にメッセージの中継を行う中継基本機能127を有し、中継機能126を実施する制御部12Bと、表示部128と、記憶部129とを備えて構成されている。この中継システムB120は、後述するように計算機(コンピュータ)内に構成される。
受信システム130は、受信を伴う業務処理を行う受信アプリケーション131、及び、本発明によるメッセージ送受信の制御を行う受信機能132を有する制御部138と、表示部136と、記憶部137とを備えて構成されている。受信機能132は、受信処理結果を管理する受信処理結果管理機能133、受信処理結果を判断する受信処理結果判断機能134、及び、実際にメッセージの受送信を行う受信基本機能135を有している。このように構成される受信システム130は、後述するように計算機(コンピュータ)内に構成される。
送信システム110、中継システムA120、中継システムB125、及び、受信システム130を構成する計算機のそれぞれは、プログラムに従って動作する処理装置(CPU)と、データやファイル、プログラムを記憶し、処理装置からアクセス可能な記憶装置と、他の装置と通信ネットワーク等を介してデータやファイルを送受信する通信装置とを備え、さらに、ユーザからの指示を受け付ける入力装置と、処理装置の処理結果などを表示する表示装置を備えて構成されている。具体的には、これらの計算機のそれぞれは、ハードウェアとして、図1Bに示すように、CPU1001、メモリ1002、記憶装置1003、通信インタフェース1004、記録媒体読取装置1005、記録媒体1006、キーボード、マウス等の入力装置1007、表示装置等の出力装置1008を備えて構成される。そして、メモリ1002に格納されるプログラム1009をCPU1001が実行し、記憶装置内のデータやファイルにアクセスして処理を行うことにより、本発明を構成する各システムでの各機能が実現される。
送信システム110は、複数の中継システムA120、中継システムB125にメッセージを送信するための処理能力を持った計算機であればよく、具体的には、大型計算機、高性能ワークステーション等により構成されるのが望ましい。中継システムA120、中継システムB125は、複数の送信システム110からメッセージを受信し、複数の受信システム130にメッセージを送信するための処理能力を持った計算機であればよく、具体的には、大型計算機、高性能ワークステーション等により構成されるのが望ましい。また、受信システム130は、複数の中継システムA120、中継システムB125からメッセージを受信するための処理能力を持った計算機であればよく、具体的には、大型計算機、高性能ワークステーション等により構成されるのが望ましい。通信ネットワーク140は、情報を他の情報処理装置に伝送する伝送媒体であれば、どのような方式のものであってもよい。
図2はメッセージ送受信システムの全体の処理の概要を説明するフローチャート、図6は送信システムで管理される送信処理結果テーブルの構成例を示す図、図7は受信システムで管理される受信処理結果テーブルの構成例を示す図である。
次に、メッセージ送受信システムが、インターネットバンキングシステムに適用され、送信システムが銀行のフロントシステムであるインターネットバンキングシステムであり、受信システム130がバックシステムである勘定系システムであるとして、処理動作を説明する。まず、図6、図7により、送信処理結果テーブル、受信処理結果テーブルの構成例について説明する。
送信処理結果テーブル600は、送信システム110が備える記憶部119に格納されるものであり、図6に示すように、送信システム110であるインターネットバンキングシステムの送信処理結果を示しており、送信システム110から送信したメッセージのメッセージID601、送信したメッセージが受信システム130で処理されたか否かの状態を示す送信処理結果602、受信システム130から受信した送信処理応答603からなる。送信処理結果602の状態には、「済」、「処理中」、「未済」のいずれかが格納され、処理の進行に従って更新される。
受信処理結果テーブル700は、受信システム130が備える記憶部137に格納されるものであり、図7に示すように、受信システム130である勘定系システムの受信処理結果を示しており、受信したメッセージのメッセージID701、メッセージに対する処理の状態を示す受信処理結果702、処理の結果として応答した内容を示す受信処理応答703からなる。受信処理結果702の状態には、「済」、「処理中」、「未済」のいずれかが格納され、処理の進行に従って更新される。
次に、図2に示すフローを参照してメッセージ送受信システムの全体の処理の概要を説明する。
(1)送信システム110は、送信すべき処理要求メッセージが入力されると、送信処理結果テーブル600を参照して、処理要求メッセージの管理のための送信前処理を実行する。なお、この送信前処理の詳細については、図3に示すフローを参照して後述する(ステップ211)。
(2)その後、送信システム110のメッセージ複製機能113は、メッセージを複製して、少なくとも2つのメッセージを作成する。インターネットバンキングの例では、送信システム110であるインターネットバンキングシステムのメッセージ複製機能113は、例えば、メッセージIDとしてM9を有する入金メッセージを複製し、少なくとも2つの入金メッセージを作成するものとする。本実施形態では、中継システムが2つ備えられているので、2つの入金メッセージが作成される(ステップ212)。
(3)次に、送信システム110の経路選択機能114は、複製されたメッセージの数だけの経路、ここでは2つの経路を選択する。インターネットバンキングの例では、送信システム110であるインターネットバンキングシステムの経路選択機能114は、探索した2つの経路として、中継システムA120、中継システムB125を経由する経路を選択する(ステップ213)。
(4)次に、送信システム110の送信基本機能117は、選択した2つの経路に処理要求を送信する。インターネットバンキングの例では、送信システム110であるインターネットバンキングシステムの送信基本機能117は、2つの処理要求メッセージを、中継システムA120、中継システムB125を経由する2つの経路に送信する(ステップ214)。
(5)中継システムA120の中継基本機能122、中継システムB125の中継基本機能127は、それぞれ、送信システム110の送信基本機能117から送られてきた処理要求メッセージを受信し、その処理要求を受信システム130の受信基本機能135に送信する。インターネットバンキングの例では、中継システムA120の中継基本機能122、中継システムB125の中継基本機能127は、送信システム110であるインターネットバンキングシステムの送信基本機能117から送信された処理要求メッセージを受信し、受信した処理要求メッセージを受信システム130である勘定系システムの受信基本機能135に送信する(ステップ221、226)。
(6)受信システム130の受信基本機能135は、中継システムA120、中継システムB125の各中継基本機能により中継された処理要求メッセージを2つの経路から受信する。インターネットバンキングの例では、受信システム130である勘定系システムの受信基本機能135は、中継システムA120、中継システムB125により中継された処理要求メッセージを2つの経路から受信する(ステップ231)。
(7)受信システム130は、処理要求メッセージが受信されると、受信処理結果テーブル700を参照して、受信したそれぞれの処理要求メッセージを管理するために受信後処理を実行する。なお、この受信後処理の詳細については、図5に示すフローを参照して後述する(ステップ232)。
(8)その後、受信システム130の受信基本機能135は、処理応答メッセージを2つの経路に送信する。インターネットバンキングの例では、受信システム130である勘定系システムの受信基本機能135は、処理応答メッセージを中継システムA120、中継システムB125を経由する2つの経路に送信する(ステップ233)
(9)中継システムA120の中継基本機能122、中継システムB125の中継基本機能127は、それぞれ、受信システム130の受信基本機能135から送られてきた処理応答メッセージを受信し、その処理応答メッセージを送信システム110の送信基本機能117に送信する。インターネットバンキングの例では、中継システムA120の中継基本機能122、中継システムB125の中継基本機能127は、受信システム130の受信基本機能135から送信されてきた処理応答メッセージを受信し、その処理応答メッセージを送信システム110の送信基本機能117に送信する(ステップ222、227)。
(10)送信システム110の送信基本機能117は、中継システムA120、中継システムB125の各中継基本機能により中継された処理応答メッセージを2つの経路から受信する。インターネットバンキングの例では、送信システム110であるインターネットバンキングシステムの送信基本機能117は、中継システムA120、中継システムB125により中継された処理応答メッセージを2つの経路から受信する(ステップ215)。
(11)送信システム110は、処理応答メッセージが受信されると、送信処理結果テーブル600を参照して、送信した処理要求メッセージの処理状態の管理のための送信後処理を実行する。なお、この送信後処理の詳細については、図4に示すフローを参照して後述する(ステップ216)。
前述した説明では、送信システム110に処理要求メッセージが入力されるとして説明したが、処理要求メッセージは、送信システム110が持つ図示しない入力装置から入力されてもよく、また、送信システムに処理を要求するメッセージを送信する図1には示していない端末をネットワーク140に接続して、この端末から処理要求メッセージを送信システム110に送るようにしてもよい。
図3は図2のフローにおけるステップ211での送信前処理の動作の詳細を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)送信システム110の送信処理結果管理機能115は、送信すべき処理要求メッセージが入力されると、送信処理結果テーブル600を参照して、発生したメッセージのメッセージIDを持つレコードがあるか否かを判定し、ある場合、該当レコードを取得する。インターネットバンキングの例では、入力されたメッセージが、例えば、メッセージIDとしてM9を持つものであるとした場合、送信システム110であるインターネットバンキングシステムの送信処理結果管理機能115は、送信処理結果テーブル600を参照しても、該当するレコードの処理結果がないといった場合がある(ステップ301)。
(2)次に、送信システム110の送受信処理結果判断機能116は、送信処理結果を判断し、処理結果がないか、あった場合に、その処理が「済」となっているか、あるいは、その処理が「未済」となっているかを判定する(ステップ302)。
(3)ステップ302での判定で、送信処理結果を判断した結果、処理結果がなかった場合、送信システム110の送信処理結果管理機能115は、メッセージIDを元に、送信処理結果テーブル600に、該当レコードを追加する。インターネットバンキングの例では、送信システム110であるインターネットバンキングシステムの送信処理結果管理機能115は、メッセージIDがM9となっていて処理結果なしとなるので、送信処理結果テーブル600のメッセージID601の欄にM9を、送信処理結果602の欄に、「未済」を追加し、その後、ステップ212のメッセージ複製の処理に移行する(ステップ303)。
(4)ステップ302での判定で、送信処理結果を判断した結果、対応するメッセージIDが登録されており、送信処理結果602の欄が「未済」であった場合、送信前処理を終了し、ステップ212のメッセージ複製の処理に移行し、また、送信処理結果602の欄が「済」であった場合、後続の全ての処理を行うことなく、送信システム110での処理を終了する。
図5は図2のフローにおけるステップ232での受信後処理の動作の詳細を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)受信システム130の受信処理結果管理機能133は、受信処理結果テーブル700を参照し、受信した処理要求のメッセージIDを持つ該当レコードがあるか否か判定して、ある場合、該当レコードを取得する。インターネットバンキングの例では、受信した処理要求のメッセージのが、例えば、メッセージIDとしてM9を持つものとしているので、受信システム130である勘定系システムの受信処理結果管理機能133は、受信処理結果テーブル700を参照しても、該当するレコードの処理結果がないということになる(ステップ501)。
(2)受信システム130の受信処理結果判断機能134は、受信処理結果を判断し、処理結果がないか、あっても、その処理が「未済」であるか、あった場合に、その処理が「済」となっているか、その処理が「処理中」となっているか、あるいは、時間経過となっているかを判定し、その処理が「処理中」となっていた場合、ステップ501からの処理に戻って処理を続ける(ステップ502)。
(3)ステップ502の判定で、受信した処理要求のメッセージIDを持つ該当レコードがなかった場合、あるいは、該当レコードがあっても、その処理が「未済」であった場合、受信システム130の受信処理結果管理機能133は、処理結果なしの場合、処理要求のメッセージIDを元に、受信処理結果テーブル700に、該当レコードを追加し、受信処理結果の欄に「処理中」を格納する。また、その処理が「未済」であった場合、受信した処理要求のメッセージIDを持つ該当レコードの受信処理結果702の欄を「処理中」に変更して受信処理結果テーブル700を更新する。インターネットバンキングの例では、受信した処理要求のメッセージが、例えば、メッセージIDとしてM9を持つものであるとしているので、受信システム130である勘定系システムの受信処理結果管理機能133は、受信処理結果テーブル700を参照しても、該当するレコードの処理結果がないため、受信処理結果テーブル700にレコードを追加し、メッセージID701の欄にM9を格納すると共に、受信処理結果702の欄に「処理中」を格納する(ステップ503)。
(4)その後、受信システム130の受信アプリケーション131は、受信した処理要求メッセージに指定された当該処理を実行する。インターネットバンキングの例では、受信した処理要求のメッセージが、例えば、メッセージIDとしてM9を持ち、このメッセージIDが入金処理を指定するものであれば、受信システム130である勘定系システムの受信アプリケーション131は、入金処理を実行する(ステップ504)。
(5)ステップ504での処理の後、受信システム130の受信処理結果管理機能133は、当該処理の正常終了により、処理済となった場合、メッセージIDを元に、受信処理結果テーブル700の該当レコードの受信処理結果702の欄を「処理済」に更新し、また、当該処理が異常終了であった場合、または、ステップ502での受信処理結果判断で時間経過であった場合、メッセージIDを元に、受信処理結果テーブル700の該当レコードの受信処理結果702の欄を「未済」に更新する。インターネットバンキングの例では、メッセージIDとしてのM9が入金処理を指定するものであり、当該処理が正常終了すれば、受信システム130である勘定系システムの受信処理結果管理機能133は、当該処理が処理済となったためメッセージID(M9)を元に、受信処理結果テーブル700の該当レコードの受信処理結果702の欄を「済」に更新する(ステップ505)。
(6)ステップ505の処理の終了後、あるいは、ステップ502の判定で、受信した処理要求のメッセージIDを持つ該当レコードがの受信処理結果が「済」であった場合、受信後処理を終了してステップ233の処理に移行する。
前述した受信後処理は、処理要求受信の処理で受信された複数(説明している例では2つ)の処理要求のそれぞれについて実行される。但し、それぞれに対する処理は、先に実行されたか、後に実行されたかにより、受信処理結果テーブル700の内容が異なるので、ステップ502での受信処理結果判断での判定により、異なる処理となる。この結果、最初の処理要求が、処理未済の場合、同一の処理要求の後続の処理を実行し、処理要求が、処理済の場合、後続の処理を飛ばすことになる。
図4は図2のフローにおけるステップ216での送信後処理の動作の詳細を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)送信システム110の送信処理結果管理機能115は、送信処理結果テーブル600を参照し、受信した処理応答のメッセージIDを持つ該当レコードがあるか否か判定して、ある場合、該当レコードを取得する。インターネットバンキングの例では、送信システム110であるインターネットバンキングシステムの送信処理結果管理機能115は、メッセージID(ここではM9)を元に、送信処理結果テーブル600を参照し、該当レコードを取得する(ステップ401)。
(2)送信システム110の送受信処理結果判断機能116は、取得したレコードの送信処理結果602の欄が、「処理中」となっており、かつ、受信した処理応答の処理結果が「済」となっているか否かを判断する。インターネットバンキングの例では、送信システム110であるインターネットバンキングシステムの送受信処理結果判断機能116は、取得したメッセージIDがM9であるレコードの送信処理結果602の欄が、「処理中」となっており、かつ、受信した処理応答の処理結果が「済」となっているか否かを判断する(ステップ402)。
(3)ステップ402での判断の結果、取得したレコードの送信処理結果602の欄が、「処理中」となっており、かつ、受信した処理応答の処理結果が「済」となっていた場合、送信システム110の送信処理結果管理機能115は、メッセージIDを元に、送信処理結果テーブル600の該当レコードの送信処理結果602の欄を「済」に更新して、正常終了する。インターネットバンキングの例では、送信システム110であるインターネットバンキングシステムの送信処理結果管理機能115は、メッセージIDがM9であるレコードの送信処理結果602の欄を「済」に更新し、正常終了する(ステップ403)。
(4)ステップ403の処理の後、あるいは、ステップ402での判断の結果、取得したレコードの送信処理結果602の欄が、「処理中」となっていないか、または、受信した処理応答の処理結果が「済」となっていなかった場合、送信後処理を終了する。
前述した送信後処理は、処理応答受信の処理で受信された複数(説明している例では2つ)の処理応答のそれぞれについて実行される。そして、最初に受信した受信処理結果が処理済の場合、その処理応答メッセージを有効にする。また、受信回数分の処理応答結果を判断し、全て処理中の場合に、異常終了とする。
前述した実施形態によれば、送信システムが、処理要求メッセージを複製し、複数の経路を選択して複数の処理要求メッセージを送信し、最初に受信した受信処理結果が処理済の処理応答メッセージを有効とすることにより、障害時の再送迄の時間を極小化することができ、送信元におけるエラー検知を不要とすることができる。
前述した実施形態での各処理は、プログラムにより構成し、本発明が備えるCPUに実行させることができ、また、それらのプログラムは、FD、CDROM、DVD等の記録媒体に格納して提供することができ、また、ネットワークを介してディジタル情報により提供することができる。
前述した実施形態は、中継システムにメッセージ複製機能、経路選択機能を追加することにより、障害時の送信システムへの影響を極小化するようにすることができ、また、各システムにメッセージ複製機能、経路選択機能等の一部の機能のみを適用し、その他の機能として従来のメッセージ送受信方法を用いる等として変形することができる。
また、図1において、送信システム110、受信システム130はそれぞれ1台ずつとなっているが、送信システム110、受信システム130は、それぞれ、複数台を設けることが可能である。
本発明は、金融、製造、流通、公共、通信といった業種、業界の企業情報システム等にも適用することが可能である。
メッセージ送受信システムの機能構成を示すブロック図。 メッセージ送受信システムを構成する送信システム、中継システム、受信システムのハードウェア構成を示すブロック図。 メッセージ送受信システムの全体の処理の概要を説明するフローチャート。 図2のフローにおけるステップ211での送信前処理の動作の詳細を説明するフローチャート。 図2のフローにおけるステップ216での送信後処理の動作の詳細を説明するフローチャート。 図2のフローにおけるステップ232での受信後処理の動作の詳細を説明するフローチャート。 送信システムで管理される送信処理結果テーブルの構成例を示す図。 受信システムで管理される受信処理結果テーブルの構成例を示す図。
符号の説明
110 送信システム
111 送信アプリケーション
112 送信機能
113 メッセージ複製機能
114 経路選択機能
115 送信処理結果管理機能
116 送受信処理結果判断機能
117 送信基本機能
118、123、128、136 表示部
119、124、129、137 記憶部
11A、12A、12B、138 制御部
120 中継システムA
121、126 中継機能
122、127 中継基本機能
125 中継システムB
130 受信システム
131 受信アプリケーション
132 受信機能
133 受信処理結果管理機能
134 受信処理結果判断機能
135 受信基本機能
140 通信ネットワーク

Claims (14)

  1. 処理要求メッセージを送信する送信システムと、送信システムが送信したメッセージを受信し、受信システムに送信する中継システムと、メッセージを受信する受信システムとを備え、
    前記送信システムは、送信処理結果を管理する送信処理結果管理手段と、処理要求メッセージ送信前に、処理要求メッセージを複製するメッセージ複製手段と、複数の経路を選択する経路選択手段と、前記受信システムからの処理応答メッセージを受信後、管理している送信処理結果及び受信した処理応答の処理結果を元に、最初に受信した処理応答の結果が処理済である場合に、その処理応答メッセージを有効とする送受信処理結果判断手段とを備え、
    前記受信システムは、受信処理結果を管理する受信処理結果管理手段と、処理要求メッセージ受信後に、管理している受信処理結果を元に、処理未済の場合、後続の処理を実行し、処理済の場合、後続の処理を飛ばす受信処理結果判断手段とを備えたことを特徴とするメッセージ送受信システム。
  2. 前記送信システムは、処理応答メッセージ受信後に、管理している送信処理結果が処理中、かつ、受信した処理応答の処理結果が処理済の場合に、管理している送信処理結果を処理済に更新することを特徴とする請求項1記載のメッセージ送受信システム。
  3. 前記受信システムは、処理要求メッセージ受信後に、管理している受信処理結果が処理未済の場合に、後続の処理を実行後、管理している受信処理結果を処理済に更新することを特徴とする請求項1記載のメッセージ送受信システム。
  4. 前記受信システムは、処理要求メッセージ受信後に、管理している受信処理結果が処理中の場合に、受信処理結果の参照を繰り返すことを特徴とする請求項1記載のメッセージ送受信システム。
  5. 前記送信システム、中継システム、受信システムを、それぞれ複数台備え、各システムは、通信ネットワークを介して相互に接続されていることを特徴とする請求項1記載のメッセージ送受信システム。
  6. 前記通信ネットワークには、送信システムに処理を要求するメッセージを送信する端末が接続されたことを特徴とする請求項5記載のメッセージ送受信システム。
  7. 前記送信システム、受信システムは、それぞれ、送信したメッセージの処理結果である送信処理結果、受信したメッセージの処理結果である受信処理結果を格納する記憶装置を備えたことを特徴とする請求項1記載のメッセージ送受信システム。
  8. 処理要求メッセージを送信する送信システムと、送信システムが送信したメッセージを受信し、受信システムに送信する中継システムと、メッセージを受信する受信システムとを備え、
    前記送信システムは、処理要求メッセージを送信する送信ステップと、処理要求メッセージ送信前に、処理要求メッセージを複製するメッセージ複製ステップと、複数の経路を選択する経路選択ステップと、前記受信システムからの処理応答メッセージを受信する受信ステップと、処理応答メッセージを受信後、管理している送信処理結果及び受信した処理応答の処理結果を元に、最初に受信した処理応答の結果が処理済である場合に、その処理応答メッセージを有効とする送受信処理結果判断ステップとを有し、
    前記受信システムは、前記送信システムからの処理要求を受信するステップと、受信した処理要求に対する受信処理結果を管理する受信処理結果管理ステップと、処理要求メッセージ受信後に、管理している受信処理結果を元に、処理未済の場合、後続の処理を実行し、処理済の場合、後続の処理を飛ばす受信処理結果判断ステップとを有することを特徴とするメッセージ送受信方法。
  9. 前記送信システムは、処理応答メッセージ受信後に、管理している送信処理結果が処理中、かつ、受信した処理応答の処理結果が処理済の場合に、管理している送信処理結果を処理済に更新することを特徴とする請求項8記載のメッセージ送受信方法。
  10. 前記受信システムは、処理要求メッセージ受信後に、管理している受信処理結果が処理未済の場合に、後続の処理を実行後、管理している受信処理結果を処理済に更新することを特徴とする請求項8記載のメッセージ送受信方法。
  11. 前記受信システムは、処理要求メッセージ受信後に、管理している受信処理結果が処理中の場合に、受信処理結果の参照を繰り返すことを特徴とする請求項8記載のメッセージ送受信方法。
  12. 前記送信システム、中継システム、受信システムを、それぞれ複数台備え、各システムは、通信ネットワークを介して相互に接続されていることを特徴とする請求項8記載のメッセージ送受信方法。
  13. 前記通信ネットワークには、送信システムに処理を要求するメッセージを送信する端末が接続されたことを特徴とする請求項12記載のメッセージ送受信方法。
  14. 前記送信システム、受信システムは、それぞれ、送信したメッセージの処理結果である送信処理結果、受信したメッセージの処理結果である受信処理結果を格納する記憶装置を備えたことを特徴とする請求項8記載のメッセージ送受信方法。
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