JP2008226047A - 瞼検出装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】短時間で正しい瞼を検出できる瞼検出装置を提供する。
【解決手段】カメラ10は対象者の顔を撮影し、コンピュータ14のCPU24はその動画像を取得し、画像メモリ22に格納する。CPU24は、画像メモリ22に格納された動画像の所定の領域から対象者の上瞼と下瞼との組み合わせの候補となるエッジラインを抽出する。CPU24は、抽出したエッジラインの内、位置の移動が少なく、且つ、瞬きに相当する挙動を取るエッジラインを対象者の瞼と判別する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば車両等の移動体を運転している運転者等の眼を検出する瞼検出装置及びプログラムに関する。
現在、運転者の眼の開閉状態を検出する眼の状態検出装置が実用化されている。例えば、特許文献1に開示されている眼の状態検出装置は、先ず、対象者の顔を撮像し、得られた顔画像中の眼(の画像)を検出する。次に、検出した眼の開度を計測し、計測した開度が所定の時間変化していないときに眼を誤認識していると判定し、眼の誤検出を防止している。
上記の開閉検出技術では、計測した開度が所定の時間変化していないときに瞼(眼)を誤認識していると判定するため、瞼を誤検出したと判定するまでに時間がかかる。また、眉毛や眼鏡等のノイズは、瞼を検出するまでの処理において大部分が除去されるが、顔の動きによって生じたノイズや眼鏡レンズによる反射などの見かけ上で瞬きと同じ動きをするものは除去できない。
特開2000−301962号公報
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、瞼を短時間で正確に検出できる瞼検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る瞼検出装置は、
異なったタイミングで取得した対象者の顔の複数の画像を記憶する顔画像記憶手段と、
前記顔画像記憶手段に記憶されている画像を画像の明暗に基づいて処理し、前記対象者の顔の瞼の候補を抽出する瞼候補抽出手段と、
瞼候補抽出手段が抽出した瞼の候補の変動量を計測し、計測した当該瞼の候補の変動量の履歴を記憶する履歴記憶手段と、
前記履歴記憶手段が記憶した瞼の候補の変動量の履歴に基づいて、前記瞼候補抽出手段が抽出した瞼の候補のうちから瞼を判別する瞼判別手段と、を備える、
ことを特徴とする。
例えば、前記瞼の候補の変動量は、当該瞼の候補の上瞼に相当する部分と下瞼に相当する部分との距離が開いている度合である開度を含み、
前記瞼判別手段は、前記開度の履歴に瞬きに相当する変化が含まれる瞼の候補を瞼と判別してもよい。
例えば、前記瞼の候補の変動量は、当該瞼の候補の位置の移動距離を含み、
前記瞼判別手段は、前記瞼の候補の位置の移動距離が所定の範囲以内である瞼の候補を瞼と判別してもよい。
例えば、前記瞼の候補の変動量は、当該瞼の候補の位置の移動距離を含み、
前記瞼判別手段は、前記開度の履歴に瞬きに相当する変化が含まれ、且つ、前記瞼の候補の位置の移動距離が所定の範囲以内である瞼の候補を瞼と判別してもよい。
例えば、前記瞼判別手段は、
前記開度の履歴において、瞬きに相当する変化が含まれない期間における当該開度の変動量に基づいて瞼を判別してもよい。
例えば、前記瞼判別手段は、
前記開度の標準偏差の時間軸に沿った変動量を算出し、
瞬きに相当する変化が含まれない期間における前記標準偏差の変動量が所定の閾値以下である瞼の候補を瞼として判別してもよい。
例えば、前記瞼判別手段は、
瞬きに相当する変化が含まれない期間における当該開度の変動量が所定の閾値以下である瞼の候補を瞼として判別してもよい。
例えば、前記顔画像記憶手段に記憶されている画像から鼻孔の位置を検出する鼻孔位置検出手段をさらに備え、
前記瞼判別手段は、
前記鼻孔位置検出手段が検出した鼻孔の位置に対する相対的な前記下瞼に相当する部分の位置が同じである瞼を判別してもよい。
本発明の第2の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
異なったタイミングで取得した対象者の顔の複数の画像を記憶する顔画像記憶手段、
前記顔画像記憶手段に記憶されている画像を画像の明暗に基づいて処理し、前記対象者の顔の瞼の候補を抽出する瞼候補抽出手段、
瞼候補抽出手段が抽出した瞼の候補の変動量を計測し、計測した当該瞼の候補の変動量の履歴を記憶する履歴記憶手段、
前記履歴記憶手段が記憶した瞼の候補の変動量の履歴に基づいて、前記瞼候補抽出手段が抽出した瞼の候補のうちから瞼を判別する瞼判別手段、
として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、瞼を短時間で正確に検出できる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る瞼検出装置50について説明する。
第1の実施形態の瞼検出装置50は、図1に示すように、ドライバーの顔を撮影して顔画像を生成するカメラ10と、ドライバーの顔を照明する照明光源12と、ドライバーの瞼を検出するコンピュータ14と、コンピュータ14に接続された表示装置16と、から構成される。
カメラ10は例えばCCDカメラ等から構成され、ドライバーの顔の階調画像を一定周期(例えば、1/30秒)で取得し、出力する。カメラ10から順次出力される顔画像は、ドライバーの顔(の画像)だけでなく、その背景(の画像)なども含む。
表示装置16は、LCD(Liquid Crystal Display)又はCRT(Cathode Ray Tube)などから構成され、カメラ10で撮影された顔画像から生成された二値化画像などを表示する。
コンピュータ14は、カメラ10により取得された顔動画像を処理してその瞼の位置を検出する装置である。コンピュータ14は、図2に示すように、A/D変換器21と、画像メモリ22と、ROM(Read Only Memory)23と、CPU(Central Processing Unit)24と、RAM(Random Access Memory)25と、表示制御装置26と、光源制御装置27と、設定メモリ28と、操作装置29と、から構成される。
A/D(アナログ/ディジタル)変換器21は、カメラ10で撮影されたアナログ画像信号をディジタル信号に変換する。
画像メモリ22は、カメラ10により生成され、A/D変換器21でディジタル化された画像データを格納する。
ROM23は、CPUの動作を制御するためのプログラムを記憶する。また、ROM23は、後述する画像処理を実行するための様々な固定データを記憶する。
CPU24は、コンピュータ14全体を制御する。また、CPU24は、ROM23に格納されているプログラムを実行することにより、カメラ10により取得された一連の顔画像を処理して瞼を検出する。
RAM25は、CPU24のワークエリアとして機能する。
表示制御装置26は、CPU24の制御のもと、映像データ等を表示装置16が出力可能なデータ形式に変換し、表示装置16に出力する。
光源制御装置27は、照明光源12の点灯・消灯を制御する。
設定メモリ28は、図4に示すような各種パラメータを予め格納する。各種パラメータは、CPU24が、RAM25に格納される顔画像から瞼を検出する際に使用される。詳細は、後述する。
操作装置29は、ユーザから操作情報を受け付け、操作に応じた操作信号をCPU24に送出する。
次に、ROM23に格納される固定データの例を、図3を参照しながら説明する。まず、ROM23は、図3(a)に示すような、縦エッジ検出用ソーベルフィルタのオペレータを格納する。縦エッジ検出用ソーベルフィルタは、図3(c)に示すような横方向の濃淡差を強調するためのオペレータである。また、ROM23は、図3(b)に示すような、横エッジ検出用ソーベルフィルタのオペレータを格納する。横エッジ検出用ソーベルフィルタは、図3(d)に示すような横方向の濃淡差を強調するためのオペレータである。
設定メモリ28に格納される各種パラメータの例を、図4を参照しながら説明する。
先ず、瞼検出用横ソーベル閾値は、顔画像から顔の瞼領域を抽出する際に横エッジ検出用ソーベルフィルタを用いて処理した各画素の微分値から、横エッジラインか否かを判別するための閾値である。
瞼領域設定パラメータa,bは、検出された顔位置と鼻孔位置とから瞼が存在すると推定される瞼領域を算出するためのパラメータである。
閾値Lth,Cxth,Dthは、瞼候補となるエッジラインペアを抽出するために使用する閾値である。
閾値Ath,σthは、瞼候補であるエッジラインペアから瞼を判別するために使用する閾値である。
以下、上記構成を有する第1の実施形態に係る瞼検出装置50の動作を説明する。
まず、図3〜6を参照して、瞼検出装置50が、顔画像中の瞼を検出する動作の概要を説明する。
カメラ10は、図5(a)に示すような対象者の顔画像を所定周期(例えば、1/30秒周期)で撮影して顔画像を出力する。出力された顔画像は画像メモリ22に順次格納される。
次に、CPU24は、画像メモリ22に格納されている顔画像を順次読み出し、以下の処理を行う。
先ず、CPU24は、縦エッジ検出用ソーベルフィルタ(図3(a))を用いて、読み出した顔画像を処理し、その顔画像の各画素の輝度値に基づいて顔の左右端を検出する。また、CPU24は、横エッジ検出用ソーベルフィルタ(図3(b))を用いて、読み出した顔画像を処理し、その顔画像の各画素の輝度値に基づいて顔の上下端を検出する。
例えば、図5(a)に示す顔画像の場合、顔の左右端は、x=i,jであり、上下端は、y=m,nである。顔の左右端と上下端から、顔の位置が検出できる。
CPU24は、i≦x≦j,(m+n)/2≦y≦nの範囲から鼻孔の位置を検出する。具体的には、CPU24は、顔画像の上記の範囲内において所定の輝度値以下の画素が縦方向と横方向に3〜5画素分連続しているものを鼻孔として検出する。
CPU24は、設定メモリ28に格納されているパラメータと検出した顔位置と鼻孔位置とに基づいて図5(b)に示すような、瞼が含まれると推定される瞼領域を抽出する。図5(a)に示す図を用いて、具体的に説明すると、顔の左右端が、x=i,jであり、上下端が、y=m,nであり、鼻孔位置のy座標がuである場合、図4に示されるような、設定メモリ28に格納される瞼領域設定パラメータa,bを用いて、瞼領域は、i≦x≦j且つv≦y≦w(ただし、v=m+b,w=u−a)で表される。
CPU24は、横エッジ検出用ソーベルフィルタ(図3(b))を用いて瞼領域の画像内の横エッジラインを抽出する処理を行う。ここで、横エッジ検出用ソーベルフィルタを用いて処理した各画素の微分値が瞼検出用横ソーベル閾値(図4)以下である画素の連なりを横エッジラインと判別する。
その結果、図5(c)に示すように、y軸方向に明るい画素から暗い画素に移るエッジラインがマイナスエッジとして表され、y軸方向に光度が暗い画素から明るい画素に移るエッジラインがプラスエッジとして現れる。なお、図面上は、マイナスエッジを実線で、プラスエッジを破線で表す。
次に、CPU24は、求めたマイナスエッジラインとプラスエッジラインとから、次の三つの数式を満たすマイナスエッジとプラスエッジの組み合わせを抽出する。
Lp−Lm<Lth・・・(1)
ただし、Lpはプラスエッジの長さを表す値であり、Lmはマイナスエッジの長さを表す値であり、Lthは閾値である。ただし、閾値Lthは、図4に示されるように、設定メモリ28に格納されている。数式(1)を満たすマイナスエッジとプラスエッジとの長さは閾値Lthの範囲で近似している。
Cxp−Cxm<Cxth・・・(2)
ただし、Cxpはプラスエッジの重心のx座標であり、Cxmはマイナスエッジの重心のx座標であり、Cxthは閾値である。ただし、閾値Cxthは、図4に示されるように、設定メモリ28に格納されている。数式(2)を満たすマイナスエッジとプラスエッジとの重心のx座標は閾値Cxthの範囲で近似している。
Dg<Dth・・・(3)
ただし、Dgはマイナスエッジの重心とプラスエッジの重心との間の距離であり、Dthは閾値である。ただし、閾値Dthは、図4に示されるように、設定メモリ28に格納されている。数式(3)を満たすマイナスエッジとプラスエッジとの重心間距離は閾値Dth以内である。
上記三つの数式を使って、抽出されたマイナスエッジとプラスエッジの組み合わせの内、マイナスエッジは上瞼候補とされ、プラスエッジは下瞼候補とされる。
つまり、数式(1)〜(3)を満たすマイナスエッジとプラスエッジの組み合わせは、ある程度、長さが等しく、位置が近く、重心のx座標が一致しているマイナスエッジとプラスエッジの組み合わせである。
図5(d)は、数式(1)〜(3)によりマイナスエッジとプラスエッジの組み合わせの一例を示す。プラスエッジとマイナスエッジとの組み合わせである候補1〜7が対象者の瞼の候補である。
CPU24は、異なったタイミングで取得された複数の顔画像を解析して、図6に示すような、所定時間の上記の瞼の候補のマイナスエッジの重心とプラスエッジの重心との間の距離Dgの履歴と所定時間のうちの10秒間の距離Dgの標準偏差の履歴を算出し、格納する。次に、CPU24は、次の四つの条件を満たすマイナスエッジとプラスエッジの組み合わせ(以下、瞼候補)を瞼と判別する。
所定時間内の瞼候補のプラスエッジ(下瞼候補)の重心の位置の移動が所定範囲内である。・・・(4)
条件(4)を満たす瞼候補は、出現位置が安定しているので誤検出によるものではない可能性が高いといえる。
次に、距離Dg(t)を時間tで一次微分した関数をA(t)とすると、
A(a)=0
となる点が存在する。・・・(5)
距離Dg(t)を時間tで二次微分した関数をB(t)とすると、
t=aを中心とした所定の範囲a−b≦t≦a+b(ただし、b>0)において、
B(t)>Bth
を満たす。・・・(6)
ただし、Bthは閾値である。ただし、閾値Bthは、図4に示されるように、設定メモリ28に格納されている。条件(5)(6)を満たす瞼候補は、距離Dg(t)において、瞬きに相当する極小値を取る。
最後に、距離Dg(t)の過去10秒間の標準偏差をσ(t)とすると、
t<a−b,a+b<tにおいて、
σ(t)<σth
を満たす。・・・(7)
ただし、σthは閾値である。ただし、閾値σthは、図4に示されるように、設定メモリ28に格納されている。条件(7)を満たすマイナスエッジとプラスエッジとの重心間距離Dgの標準偏差σは閾値σth以内である。つまり、条件(7)を満たすマイナスエッジとプラスエッジとの重心間距離Dgは、瞬きに相当する極小値を取らない範囲において安定していると言える。
CPU24は、上記四つの条件を満たす瞼候補を抽出し、抽出した瞼候補を瞼と判別する。
つまり、CPU24は、出現位置が安定していて、且つ、計測した距離Dgの変化が瞬きに相当する極小値を取り、且つ、距離Dgが安定している瞼候補を瞼として判別する。
ここで、本発明の第1の実施形態に係る瞼検出装置50が行う瞼検出処理について図7に示すフローチャートを参照して説明する。
コンピュータ14内のCPU24は、周期的に(例えば、1/30秒毎)に図7の瞼検出処理を開始する。
先ず、瞼検出装置50の電源が投入されると、CPU24は、後述する前処理を行い、ドライバーの顔画像を取り込み、縦エッジラインを抽出し、また、横エッジラインを抽出する(ステップS100)。
次に、CPU24は、後述する顔位置検出処理を行い、上記の前処理で抽出した縦エッジラインを使用して顔の左右端を検出し、横エッジラインを使用して顔の上下端を検出し、顔画像における顔の位置を検出する(ステップS200)。
CPU24は、後述する瞼候補抽出処理を行い、上記の顔位置検出処理で検出した顔の位置を使用して顔画像中から瞼領域を抽出し、横エッジラインを抽出し、抽出した横エッジラインから上下瞼の候補となるエッジラインの対を抽出する(ステップS300)。
CPU24は、後述する瞼判別処理を行い、上瞼候補と下瞼候補のエッジラインの重心の間の距離Dgを計測し、計測した距離Dgが瞬きに相当する極小値を取り、且つ、距離Dgが安定しているエッジラインの対を瞼として判別すると(ステップS400)、処理を終了する。
このようにして、瞼検出処理によれば、顔画像を取得して、その画像から瞼を検出することを周期的に繰り返すことができる。
次に、瞼検出処理のステップS100において行われる前処理を説明する。簡単に説明すると、前処理において、瞼検出装置50は、ドライバーの顔画像を撮像し、ソーベルフィルタを使用してエッジ検出を行う。
以下、図8を参照して、前処理(S100)を詳細に説明する。
先ず、CPU24は、カメラ10が撮影した対象者の顔画像をA/D変換器21を介して取り込み、画像メモリ22に格納するキャプチャ処理を行う(ステップS110)。
次に、CPU24は、座標変換処理を行い、画像メモリ22に格納した各顔画像の画素を後述するソーベルフィルタ処理実行可能な程度に間引く処理を行う(ステップS120)。
CPU24は、ROM23に格納されている縦エッジ検出用オペレータ(図3(a))を用いて座標変換後の顔画像を処理して、顔画像内の縦エッジを強調した画像を生成する。また、CPU24は、ROM23に格納されている横エッジ検出用オペレータ(図3(b))を用いて座標変換後の顔画像を処理して、顔画像内の横エッジを強調した画像を生成する(ステップS130)。
このようにして、前処理によれば、撮像した顔画像の縦エッジを強調した画像と横エッジを強調した画像を生成することができる。
ここで、瞼検出処理のステップS200において行われる顔位置検出処理を説明する。簡単に説明すると顔位置検出処理において、瞼検出装置50は、前処理において生成した縦エッジを強調した画像と横エッジを強調した画像を用いて顔画像における顔の位置を検出する。
以下、図9を参照して、顔位置検出処理(S200)を詳細に説明する。
先ず、CPU24は、後述する顔左右端検出処理を行い、前処理において生成した縦エッジを強調した画像を用いて、顔画像における顔の左右端の位置を検出する(ステップS210)。
次に、CPU24は、後述する顔上下端検出処理を行い、前処理において生成した横エッジを強調した画像を用いて、顔画像における顔の上下端の位置を検出すると(ステップS220)、顔位置検出処理を終了する。
このようにして、顔位置検出処理によれば、顔の左右端と上下端を検出することによって顔画像における顔の位置を検出することができる。
ここで、顔位置検出処理のステップS210において行われる顔左右端検出処理を説明する。簡単に説明すると顔左右端検出処理において、瞼検出装置50は、前処理において生成した縦エッジを強調した画像を用いて、顔画像における顔の左右端の位置を検出する。
以下、図10を参照して、顔左右端検出処理(S210)を詳細に説明する。
先ず、CPU24は、縦エッジ検出用ソーベルフィルタを用いたソーベルフィルタ処理後の各画素の値を縦方向に投影してヒストグラムを作成する顔左右端検出用ヒストグラム作成処理を行う(ステップS211)。
CPU24は、ステップS211において作成したヒストグラムにおいて、ピークを取る点(以下、ピーク点)を抽出する(ステップS212)。
CPU24は、ステップS212において抽出したピーク点からそのヒストグラム値が閾値以上のものを顔の左右端候補として抽出する(ステップS213)。
CPU24は、ステップS213の処理の結果、顔の左右端の候補として、ヒストグラム値が閾値以上のピーク点が二つ抽出されたか否かを判別する(ステップS214)。
ヒストグラム値が閾値以上のピーク点が二つ抽出されたと判別すると(ステップS214;YES)、CPU24は、処理をステップS216に進め、抽出した二つのピーク点を取る位置を顔の左右端と決定する(ステップS216)。
ヒストグラム値が閾値以上の二つのピーク点が抽出されていないと判別すると(ステップS214;NO)、CPU24は、ピーク点から、二点の距離が人の顔幅として適切な間隔を有する二つのピーク点の組み合わせを抽出する(ステップS215)。
CPU24は、抽出した二つのピーク点を取る位置を顔の左右端と決定する(ステップS216)。
このようにして、顔左右端検出処理によれば、顔画像において顔の左右端を検出することができる。
ここで、顔位置検出処理のステップS220において行われる顔上下端検出処理を説明する。簡単に説明すると顔上下端検出処理において、瞼検出装置50は、前処理において生成した横エッジラインを強調した画像を用いて、顔画像における顔の上下端の位置を検出する。
以下、図11を参照して、顔上下端検出処理(S220)を詳細に説明する。
先ず、CPU24は、横エッジ検出用ソーベルフィルタを用いたソーベルフィルタ処理後の各画素の値を横方向に投影してヒストグラムを作成する顔上下端検出用ヒストグラム作成処理を行う(ステップS221)。
CPU24は、ステップS221において作成したヒストグラムにおいて、ピークを取る点(以下、ピーク点)を抽出する(ステップS222)。
CPU24は、ステップS222において抽出したピーク点のヒストグラム値に基づいて各ピーク点を瞼・眉・口等に対応付ける(ステップS223)。
CPU24は、ステップS223において瞼・眉・口等に対応付けられた各ピーク点に基づいて、顔画像における顔の上下端の位置を算出する(ステップS224)。例えば、検出した眉から3画素分上の位置を顔の上端とし、検出した口から3画素分下の位置を顔の下端(口と顎の間)とする。
このようにして、顔上下端検出処理によれば、顔画像において顔の上下端の位置を算出することができる。
ここで、瞼検出処理のステップS300において行われる瞼候補抽出処理を説明する。簡単に説明すると、瞼候補抽出処理において、瞼検出装置50は、先ず、鼻孔の位置を検出する。次に、瞼検出装置50は、顔位置検出処理で検出した顔の位置と本処理の始めに検出した鼻孔の位置とに基づいて瞼が存在すると推定される特定の領域を抽出する。その後、瞼検出装置50は、抽出した領域から横エッジライン検出用ソーベルフィルタを用いて、プラスエッジとマイナスエッジを検出し、上記の(1)〜(3)式を満たすエッジラインペアを瞼の候補として抽出する。
以下、図12を参照して瞼候補抽出処理(S300)を詳細に説明する。
先ず、CPU24は、顔画像の顔位置検出処理で検出した顔の左右端と上下端との位置に基づく範囲内において所定の輝度値以下の画素が縦方向と横方向に3〜5画素分連続しているものを鼻孔として検出する(ステップS310)。
CPU24は、顔位置検出処理で検出した顔の左右端と上下端との位置と瞼領域設定パラメータに基づいて、画像メモリ22に格納した各顔画像から瞼が存在すると推定される領域の画像を抽出する(ステップS320)。
CPU24は、ROM23に格納されている横エッジ検出用オペレータ(図3(b))を用いてステップS310において抽出した領域の画像を処理して、その画像の各画素の微分値が瞼検出用横ソーベル閾値以上である画素を横エッジラインと判別し、抽出する(ステップS330)。
CPU24は、ステップS320において抽出した横エッジラインのうちの、プラスエッジの長さLp,マイナスエッジの長さLm,プラスエッジの重心のx座標Cxp,マイナスエッジのx座標Cxm,マイナスエッジの重心とプラスエッジの重心との間の距離Dgを算出する(ステップS340)。
CPU24は、ステップS330において算出した各パラメータを用いて、上記の(1)〜(3)式を満たすマイナスエッジとプラスエッジの組み合わせを瞼の候補として抽出する(ステップS350)。
このように、瞼候補抽出処理によれば、瞼が存在すると推定される領域において瞼の候補となるマイナスエッジとプラスエッジの組み合わせを抽出することができる。
ここで、瞼検出処理のステップS400において行われる瞼判別処理を説明する。簡単に説明すると、瞼検出装置50は、瞼候補抽出処理で抽出した瞼候補のうちから出現する範囲が一定しているものを抽出する。次に、瞼検出装置50は、抽出した各瞼候補の距離Dgの履歴を抽出する。その後、瞼検出装置50は、距離Dgの履歴において、瞬きに相当する極小値を取り、且つ、距離Dgが安定しているエッジラインの対(瞼候補)を瞼として判別する。
以下、図13を参照して、瞼判別処理(S400)を詳細に説明する。
先ず、CPU24は、瞼候補抽出処理で抽出した瞼候補の位置及び距離Dgの履歴を抽出する(ステップS410)。
CPU24は、瞼候補抽出処理で抽出した瞼候補のうちから、その瞼候補の下瞼部分の位置の移動が所定の範囲以内であるもの、つまり上記の条件(4)を満たすものを抽出する(ステップS420)。
CPU24は、ステップS420において抽出した瞼候補のうちから、上記の条件(5)(6)を満たすように、距離Dg(t)の二次微分B(t)が閾値以上である極小値を取る瞼候補を抽出する(ステップS430)。
CPU24は、ステップS430において抽出した瞼候補のうちから、上記の条件(7)を満たすように、瞬きを検出しない期間の10秒間のDg(t)の標準偏差が閾値以下である瞼候補を抽出する(ステップS440)。
CPU24は、ステップS440において抽出した瞼候補を瞼として判別する(ステップS450)。
このようにして、瞼判別処理によれば、瞼候補からその出現位置が一定しており、且つ、瞬きに相当する動きを取り、且つ、その挙動が一定であるものを瞼と判別することができる。
以上、第1の実施形態における瞼検出装置50は、異なるタイミングで撮像した複数の顔画像より顔の位置を検出する。それから、瞼検出装置50は、その顔の位置に基づいて瞼が存在すると推定される領域を抽出し、その領域から瞼候補を抽出する。瞼検出装置50は、抽出した瞼候補のうち、出現位置が一定しており、且つ、瞬きに相当する挙動を取り、且つ、その挙動が比較的安定しているものを瞼と判別する。よって、瞼検出装置50は、正確に短時間に瞼を検出することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態に係る瞼検出装置50は、瞼判別処理(S400)において、先ず、位置の移動が少ない瞼候補を抽出した(S420)。しかし、第2の実施形態に係る瞼検出装置50では、先ず、瞼候補抽出処理で検出した鼻孔の位置に対する相対的な位置が同じである瞼候補を抽出するようにしてもよい。
なお、第2の実施形態に係る瞼検出装置の構成は、第1の実施形態に係る瞼検出装置の構成と同様である。また、第2の実施形態に係る瞼判別処理以外の処理は、第1の実施形態と同様である。
以下、図14を参照して、第2の実施形態に係る瞼判別処理(S400)を詳細に説明する。
先ず、CPU24は、瞼候補抽出処理で抽出した瞼候補の位置及び距離Dgの履歴を抽出する(ステップS510)。
CPU24は、瞼候補抽出処理で抽出した瞼候補のうちから、瞼候補抽出処理で検出した鼻孔の位置に対する相対的な位置が同じである瞼候補を抽出する(ステップS520)。
CPU24は、ステップS530において抽出した瞼候補のうちから、上記の条件(5)(6)を満たすように、距離Dg(t)の二次微分B(t)が閾値以上である極小値を取る瞼候補を抽出する(ステップS530)。
CPU24は、ステップS530において抽出した瞼候補のうちから、上記の条件(7)を満たすように、瞬きを検出しない期間の10秒間のDg(t)の標準偏差が閾値以下である瞼候補を抽出する(ステップS540)。
CPU24は、ステップS540において抽出した瞼候補を瞼として判別する(ステップS550)。
このようにして、瞼判別処理によれば、瞼候補から、鼻孔に対する相対的な位置が一定しており、且つ、瞬きに相当する動きを取り、且つ、その挙動が一定である瞼候補を瞼と判別することができる。
以上、第2の実施形態における瞼検出装置50は、異なるタイミングで撮像した複数の顔画像より顔の位置を検出する。それから、瞼検出装置50は、その顔の位置に基づいて瞼が存在すると推定される領域を抽出し、その領域から瞼候補を抽出する。瞼検出装置50は、抽出した瞼候補のうち、鼻孔に対する相対的な位置が同じであり、且つ、瞬きに相当する挙動を取り、且つ、その挙動が比較的安定しているものを瞼と判別する。よって、瞼検出装置50は、正確に短時間に瞼を検出することができる。
(第3の実施形態)
第1の実施形態に係る瞼検出装置50は、瞼判別処理(S400)のステップS440において、瞬きがない間の開度標準偏差が閾値以下の瞼候補を抽出した。しかし、第3の実施形態に係る瞼検出装置50では、瞬きがない間の開度の最大値と最小値との差が閾値以下の瞼候補を抽出するようにしてもよい。
なお、第3の実施形態に係る瞼検出装置の構成は、第1の実施形態に係る瞼検出装置の構成と同様である。また、第3の実施形態に係る瞼判別処理以外の処理も、第1の実施形態と同様である。
以下、図15を参照して、第3の実施形態に係る瞼判別処理(S400)を詳細に説明する。
先ず、CPU24は、瞼候補抽出処理で抽出した瞼候補の位置及び距離Dgの履歴を抽出する(ステップS610)。
CPU24は、瞼候補抽出処理で抽出した瞼候補のうちから、そのプラスエッジ(下瞼候補)の位置の移動が所定の範囲以内であるもの、つまり上記の条件(4)を満たすものを抽出する(ステップS620)。
CPU24は、ステップS620において抽出した瞼候補のうちから、上記の条件(5)(6)を満たすように、距離Dg(t)の二次微分B(t)が閾値以上である極小値を取る瞼候補を抽出する(ステップS630)。
CPU24は、ステップS630において抽出した瞼候補のうちから、上記の条件(7)を満たすように、瞬きを検出しない期間のDg(t)の最大値と最小値との差が閾値以下である瞼候補を抽出する(ステップS640)。
CPU24は、ステップS640において抽出した瞼候補を瞼として判別する(ステップS650)。
このようにして、第3の実施形態における瞼判別処理によれば、瞼候補からその出現位置が一定しており、且つ、瞬きに相当する動きを取り、且つ、その挙動が一定であるものを瞼と判別することができる。
なお、この発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
第1と第2の実施形態では、瞼検出装置50は、瞼候補を抽出する際に、ソーベルフィルタを使用したエッジ検出によって抽出したが、画像の濃度勾配を利用した濃度検出によって抽出してもよい。
第1と第2の実施形態では、コンピュータ14は、カメラ10が撮影した対象者の顔の動画像について瞼検出処理を行った。しかし、応用例では、カメラ10以外の外部装置から取得した対象者の顔の動画像を画像メモリ22に格納しておき、その動画像について瞼検出処理を行ってもよい。また、複数の顔の画像について瞼検出処理を行ってもよい。
また、第1と第2の実施形態では、顔位置検出処理(S200)において、顔画像にソーベルフィルタ処理を施し、その画素値に基づいたヒストグラムから顔位置を検出した。しかし、応用例では、特開2004−310396号公報に開示されているように、撮像画像を構成する各画素について時間微分し、さらに、この時間微分された画像を縦方向に投影してヒストグラムを作成し、エッジ抽出画像のヒストグラムと時間微分画像のヒストグラムとを合計して、合計したヒストグラムのピーク値の高いものを顔の両端として判別し、顔位置を検出するようにしてもよい。
また、顔位置検出処理(S200)において、テンプレートマッチング法を用い、顔画像に予め登録してあるテンプレートにマッチングさせて、顔の位置を検出してもよい。
なお、本発明に係る瞼検出装置は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。たとえば、顔画像を入力可能な構成のコンピュータに、上記動作を実行するためのプログラムを、コンピュータシステムが読みとり可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)に格納して配布し、当該プログラムをコンピュータシステムにインストールすることにより、上述の処理を実行する瞼検出装置を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有するストレージに当該プログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することで瞼検出装置を構成してもよい。
また、上述の機能を、OS(Operating System)とアプリケーションとの分担、またはOSとアプリケーションとの協働により実現する場合などには、アプリケーション部分のみを記録媒体やストレージに格納してもよい。
また、搬送波にプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上のサーバに前記プログラムを格納し、ネットワークを介して前記プログラムを配信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行できるように構成してもよい。
本発明の第1の実施形態に係る瞼検出装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すコンピュータの構成を示すブロック図である。 ROMに格納されている各種データを説明するための図である。 設定メモリに格納されている各種データを説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る瞼候補を抽出する処理の概要を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る瞼を判別する処理の概要を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る瞼検出処理を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態の瞼検出処理における前処理を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態の瞼検出処理における顔位置検出処理を説明するためのフローチャートである。 顔位置検出処理における顔左右端検出処理を説明するためのフローチャートである。 顔位置検出処理における顔上下端検出処理を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態の瞼検出処理における瞼候補抽出処理を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態の瞼検出処理における瞼判別処理を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態の瞼検出処理における瞼判別処理を説明するためのフローチャートである。 第3の実施形態の瞼検出処理における瞼判別処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 カメラ
12 照明光源
14 コンピュータ
16 表示装置
21 A/D変換器
22 画像メモリ(顔画像記憶手段)
23 ROM
24 CPU(瞼候補抽出手段、瞼判別手段、鼻孔位置検出手段)
25 RAM(履歴記憶手段)
26 表示制御装置
28 設定メモリ
29 操作装置
50 瞼検出装置

Claims (9)

  1. 異なったタイミングで取得した対象者の顔の複数の画像を記憶する顔画像記憶手段と、
    前記顔画像記憶手段に記憶されている画像を画像の明暗に基づいて処理し、前記対象者の顔の瞼の候補を抽出する瞼候補抽出手段と、
    瞼候補抽出手段が抽出した瞼の候補の変動量を計測し、計測した当該瞼の候補の変動量の履歴を記憶する履歴記憶手段と、
    前記履歴記憶手段が記憶した瞼の候補の変動量の履歴に基づいて、前記瞼候補抽出手段が抽出した瞼の候補のうちから瞼を判別する瞼判別手段と、を備える、
    ことを特徴とする瞼検出装置。
  2. 前記瞼の候補の変動量は、当該瞼の候補の上瞼に相当する部分と下瞼に相当する部分との距離が開いている度合である開度を含み、
    前記瞼判別手段は、前記開度の履歴に瞬きに相当する変化が含まれる瞼の候補を瞼と判別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の瞼検出装置。
  3. 前記瞼の候補の変動量は、当該瞼の候補の位置の移動距離を含み、
    前記瞼判別手段は、前記瞼の候補の位置の移動距離が所定の範囲以内である瞼の候補を瞼と判別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の瞼検出装置。
  4. 前記瞼の候補の変動量は、当該瞼の候補の位置の移動距離を含み、
    前記瞼判別手段は、前記開度の履歴に瞬きに相当する変化が含まれ、且つ、前記瞼の候補の位置の移動距離が所定の範囲以内である瞼の候補を瞼と判別する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の瞼検出装置。
  5. 前記瞼判別手段は、
    前記開度の履歴において、瞬きに相当する変化が含まれない期間における当該開度の変動量に基づいて瞼を判別する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の瞼検出装置。
  6. 前記瞼判別手段は、
    前記開度の標準偏差の時間軸に沿った変動量を算出し、
    瞬きに相当する変化が含まれない期間における前記標準偏差の変動量が所定の閾値以下である瞼の候補を瞼として判別する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の瞼検出装置。
  7. 前記瞼判別手段は、
    瞬きに相当する変化が含まれない期間における当該開度の変動量が所定の閾値以下である瞼の候補を瞼として判別する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の瞼検出装置。
  8. 前記顔画像記憶手段に記憶されている画像から鼻孔の位置を検出する鼻孔位置検出手段をさらに備え、
    前記瞼判別手段は、
    前記鼻孔位置検出手段が検出した鼻孔の位置に対する相対的な前記下瞼に相当する部分の位置が同じである瞼を判別する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の瞼検出装置。
  9. コンピュータを、
    異なったタイミングで取得した対象者の顔の複数の画像を記憶する顔画像記憶手段、
    前記顔画像記憶手段に記憶されている画像を画像の明暗に基づいて処理し、前記対象者の顔の瞼の候補を抽出する瞼候補抽出手段、
    瞼候補抽出手段が抽出した瞼の候補の変動量を計測し、計測した当該瞼の候補の変動量の履歴を記憶する履歴記憶手段、
    前記履歴記憶手段が記憶した瞼の候補の変動量の履歴に基づいて、前記瞼候補抽出手段が抽出した瞼の候補のうちから瞼を判別する瞼判別手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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