JP2008225988A - サービス提供方法、および、属性情報管理装置、サービス提供装置、ユーザ端末ならびにそれらのプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンテンツホルダの属性情報管理装置2は、ユーザ情報記憶手段144に記憶されたユーザの属性情報に紐付けられた管理装置ユーザIDに基づいてユーザを認証する管理装置ユーザ認証手段154と、ユーザに対してISPがコンテンツホルダと連携するためのIDを示す連携IDを管理装置ユーザIDに紐付ける連携ID格納手段161と、問合せメッセージを連携IDと共にサービス提供装置4から受信する問合せメッセージ受信手段173と、受信した連携IDで特定されるユーザの属性情報に基づいてサービスの提供可否を判別する提供可否判別手段159と、判別結果をサービス提供装置4に送信する応答メッセージ送信手段174とを備える。
【選択図】図2
Description
また、ユーザと事業者とは別に第三者機関を設け、事業者がユーザに割り振るIDとユーザとの対応関係を特定できないように、第三者機関において新たなIDを作成するサーバを設けるサービス提供方法が知られている(特許文献3参照)。特許文献3に記載されたサービス提供方法では、事業者は、サービスを提供することによって得た取引内容(事業者で割り振ったID)と、その取引内容に対応するユーザ(氏名)とを紐付けすることができない。そのため、事業者に対するユーザの匿名性を高く保持することができる。
また、仮に、複数の事業者の間に第三者機関を介在させる場合には、第三者機関において、各事業者が連携するために利用する視聴者IDを新たに作成するための専用装置を設けなければならなくなってしまう。
(第1実施形態)
[サービス提供システム]
図1は、本発明の第1実施形態に係る属性情報管理装置を含むサービス提供システムの概要を示す構成図である。サービス提供システム1は、コンテンツホルダ(サービス提供許可権限者)において利用される属性情報管理装置2およびコンテンツサーバ3と、ISP(インターネットサービスプロバイダ)において利用されるサービス提供装置4と、視聴者(ユーザ)に操作されるユーザ端末5とを備えている。
コンテンツサーバ3は、コンテンツホルダの所有するコンテンツを蓄積し、この蓄積されたコンテンツを予めサービス提供装置4に送信するものである。
サービス提供装置4は、ユーザ端末5に対して、通信ネットワークNを介して、コンテンツホルダから委託されたサービスの提供を行うものである。
ユーザ端末5は、サービス提供装置4から通信ネットワークNを介して提供されるサービスをユーザに利用可能に提示するものである。このユーザ端末5は、例えば、パーソナルコンピュータ、デジタル放送受信機、携帯端末機等から構成される。
図2は、本発明の第1実施形態に係る属性情報管理装置の構成を示すブロック図である。属性情報管理装置2は、入力手段110と、出力手段120と、通信手段130と、記憶手段140と、制御手段150とを備えている。
復号化手段153は、サービス提供装置4から受信する各種データ(暗号化P_ID、問合せメッセージ等)を、鍵記憶手段143に格納された秘密鍵KASで復号化するものである。
属性認証データ生成手段155は、サービスを提供可能であることを示す所定値を秘匿化したデータを示す属性認証データを生成するものである。本実施形態では、所定値を「1」として、属性認証データa′は、式(1)で示される。ただし、hはハッシュ関数、r1は乱数を示し、「,」は連結を意味する。
連携ID格納手段161は、受信した連携ID(P_ID)を、A_IDに紐付けてユーザ情報記憶手段144に格納するものである。
属性識別情報格納手段162は、属性識別情報生成手段156で生成された属性識別情報aをA_IDに紐付けてユーザ情報記憶手段144のサブDBに格納するものである。
応答メッセージ送信手段174は、後記する提供可否判別手段159によるサービスの提供可否の判別結果を示す応答メッセージをサービス提供装置4に送信するものである。なお、応答メッセージ送信手段174は、提供可否の判別結果を暗号化した情報を応答メッセージとして送信する。
図4は、本発明の第1実施形態に係るサービス提供装置の構成を示すブロック図である。サービス提供装置4は、入力手段210と、出力手段220と、通信手段230と、記憶手段240と、制御手段250とを備えている。
コンテンツ記憶手段245は、コンテンツサーバ3から取得したコンテンツを記憶するものであり、例えば、一般的なハードディスク等から構成される。
復号化手段253は、属性情報管理装置2から受信する暗号化された応答メッセージ等の各種データを、鍵記憶手段243に格納された秘密鍵KBSで復号化するものである。
提供装置ユーザ認証手段254は、ユーザ情報記憶手段244に記憶されたB_IDおよびパスワードに基づいて、視聴者を認証するものである。
連携ID生成手段255は、視聴者に対してコンテンツホルダと連携するためのIDを示す連携ID(P_ID)を生成するものである。
連携ID送信手段272は、連携ID生成手段255で生成されて暗号化手段252で生成された暗号化P_IDと、ISPとコンテンツホルダとの間でIDの連携を要求する認証リクエストとを属性情報管理装置2へ送信するものである。
問合せメッセージ送信手段274は、サービス要求メッセージを送信したユーザ端末5に対してサービスの提供が許可されているか否かをコンテンツホルダに問い合わせる問合せメッセージを連携ID(P_ID)と共に、属性情報管理装置2に送信するものである。応答メッセージ受信手段275は、問合せメッセージに対する応答メッセージを受信するものである。
図6は、本発明の第1実施形態に係るユーザ端末の構成を示すブロック図である。ユーザ端末5は、入力手段310と、出力手段320と、通信手段330と、記憶手段340と、制御手段350とを備えている。
属性認証データ記憶手段343は、属性情報管理装置2から取得した暗号化属性認証データを記憶するものであって、一般的なメモリやハードディスク等から構成される。
コンテンツ記憶手段344は、サービス提供装置4から配信されたコンテンツを記憶するものであって、一般的なメモリやハードディスク等から構成される。
コンテンツ取得手段351は、視聴者の操作に基づいて、サービス提供装置4にサービス要求メッセージを送信し、サービス提供装置4から配信されたコンテンツを取得するものである。
情報管理手段352は、記憶手段340に所定の情報(暗号化属性認証データ、コンテンツ等)を書き込んだり、記憶手段340から必要な情報(暗号化属性認証データ、コンテンツ等)を検索して読み出したりするものである。
視聴者情報送信手段361は、視聴者の操作に基づいて、視聴者情報を属性情報管理装置2に送信するものである。なお、視聴者情報送信手段361は、SSL(Secure Socket Layer)通信を行うものとする。
次に、図7ないし図12を参照(適宜図1ないし図6参照)して、サービス提供システム1の動作について説明する。図7〜図9は、それぞれ事前に行われる処理の一例を示すシーケンス図であり、図7は蓄積処理、図8は登録処理、図9は連携処理を示している。また、図10は、配信時に行われる処理の一例を示すシーケンス図であり、図11は、登録更新時に行われる処理の一例を示すシーケンス図である。そして、図12は、ユーザ端末に表示される画面の一例を示す図であって、説明の途中に適宜参照するものである。
蓄積処理は、図7に示すように、主に、コンテンツホルダのコンテンツをISPへ蓄積する処理である。
(コンテンツ提供段階)
コンテンツホルダからISPへコンテンツをコピーする。具体的には、コンテンツサーバ3は、コンテンツをサービス提供装置4へ送信する(ステップS101)。サービス提供装置4は、コンテンツ受信手段271によって、コンテンツを受信する(ステップS102)。なお、サービス提供装置4は、情報管理手段256によって、受信したコンテンツをコンテンツ記憶手段245に格納する。
コンテンツホルダの公開鍵とISPの公開鍵とを交換する。具体的には、属性情報管理装置2は、鍵生成手段151によって、コンテンツホルダの公開鍵KAPおよび秘密鍵KASを生成する(ステップS103)。属性情報管理装置2は、情報管理手段157によって、公開鍵KAPおよび秘密鍵KASを鍵記憶手段143に格納する。また、サービス提供装置4は、鍵生成手段251によって、ISPの公開鍵KBPおよび秘密鍵KBSを生成する(ステップS104)。サービス提供装置4は、情報管理手段256によって、公開鍵KBPおよび秘密鍵KBSを鍵記憶手段243に格納する。なお、ステップS103とステップS104との処理順序は任意である。
コンテンツホルダでの会員契約のために、ユーザ端末5は、視聴者情報送信手段361によって、視聴者情報を属性情報管理装置2へ送信する。属性情報管理装置2は、情報管理手段157によって、視聴者のA_IDと、属性情報Fとを設定する(ステップS109)。具体的には、コンテンツホルダにおいて、視聴者との会員契約がある場合には、ユーザ情報記憶手段144のマスターDBにおいて属性情報Fを「1」に設定し、会員契約がない場合には、属性情報Fを「0」に設定する。また、コンテンツホルダにおいて、ユーザ情報記憶手段144のマスターDBにおける視聴者IDとは別に、視聴者のA_IDを割り振ってサブDBに登録する。
ISPにおいて、視聴者のID(B_ID)およびパスワードを設定する。具体的には、ISPにおいて、ユーザ情報記憶手段244のマスターDBにおけるユーザIDとは別に、視聴者のB_IDを割り振ってサブDBに登録し、視聴者のB_IDに対応するパスワードの設定を要求する。そして、ユーザ端末5は、送受信処理手段353によって、視聴者のパスワードをサービス提供装置4へ送信し(ステップS110)、サービス提供装置4は、送受信処理手段257によって、視聴者のパスワードを受信する(ステップS111)。そして、サービス提供装置4は、情報管理手段157によって、視聴者のB_IDとパスワードとを紐付ける。なお、図5に示したデータベース構造では、マスターDBとサブDBとは、ユーザID(V_ID)で関連付けられている。
登録処理は、図8に示すように、視聴者がコンテンツホルダにユーザ登録する処理である。
(コンテンツホルダにおけるIDの取得段階)
この段階では、視聴者は、コンテンツホルダで割り振られたID(A_ID)を取得する。具体的には、ユーザ端末5は、送受信処理手段353によって、A_ID要求を属性情報管理装置2へ送信し(ステップS121)、属性情報管理装置2は、送受信処理手段158によって、A_ID要求を受信する(ステップS122)。そして、属性情報管理装置2は、送受信処理手段158によって、A_IDおよび登録案内をユーザ端末5へ送信し(ステップS123)、ユーザ端末5は、送受信処理手段353によって、A_IDおよび登録案内を受信する(ステップS124)。登録案内として、ユーザ端末5の画面に、例えば、図12(a)に示すように、「コンテンツホルダでの会員番号A_IDを読み込んでください。コンテンツホルダとの登録を行います。」とのメッセージと、「確認」ボタンとが表示される。
この段階では、視聴者からコンテンツホルダへ登録リクエストを送信する。具体的には、ユーザ端末5の画面に、例えば、図12(a)に示すようなメッセージが表示されているときに、視聴者が「確認」ボタンを押下すると、ユーザ端末5は、送受信処理手段353によって、視聴者とコンテンツホルダとの登録要求を示す登録リクエストを属性情報管理装置2へ送信する(ステップS125)。属性情報管理装置2は、送受信処理手段158によって、登録リクエストを受信する(ステップS126)。
この段階では、視聴者とコンテンツホルダとの間でユーザ認証を実施する。具体的には、ユーザ端末5は、送受信処理手段353によって、A_IDおよびパスワードを属性情報管理装置2へ送信する(ステップS127)。属性情報管理装置2は、管理装置ユーザ認証手段154によって、ユーザ認証処理を行う(ステップS128)。
この段階では、コンテンツホルダにおいて、視聴者の属性情報Fを選択し、属性認証データを生成する。具体的には、属性情報管理装置2は、属性認証データ生成手段155によって、前記した式(1)で示される属性認証データa′を生成し(ステップS129)、暗号化手段152によって、属性認証データa′をコンテンツホルダの公開鍵KAPを用いて暗号化する(ステップS130)。そして、属性情報管理装置2は、暗号化属性認証データ送信手段171によって、暗号化属性認証データKAP(a′)および登録完了報告をユーザ端末5へ送信する(ステップS131)。ユーザ端末5は、暗号化属性認証データ受信手段362によって、暗号化属性認証データKAP(a′)および登録完了報告を受信する(ステップS132)。
ユーザ端末5は、情報管理手段352によって、暗号化属性認証データKAP(a′)を属性認証データ記憶手段343に保存する(ステップS133)。また、受信した登録完了報告として、ユーザ端末5の画面に、例えば、図12(b)に示すように、「コンテンツホルダとの登録が完了しました。」とのメッセージと、「OK」ボタンとが表示される。ここで、視聴者が「OK」ボタンを押下すると、ユーザ端末5は、送受信処理手段353によって、確認メッセージを属性情報管理装置2へ送信し(ステップS134)、属性情報管理装置2は、送受信処理手段158によって、確認メッセージを受信する(ステップS135)。そして、属性情報管理装置2は、情報管理手段157によって、A_IDをキーにユーザ情報記憶手段144のマスターDBに記憶された属性情報Fを検索する(ステップS136)。そして、属性識別情報生成手段156によって、前記した式(2)で示される属性識別情報aを生成し(ステップS137)、属性識別情報格納手段162によって、属性識別情報aをユーザ情報記憶手段144のサブDBに保存する(ステップS138)。
連携処理は、図9に示すように、コンテンツホルダとISPと視聴者について連携可能とするための処理である。
(ISPへのログイン段階)
この段階では、視聴者がIDおよびパスワードを送信することでISPへログインする。具体的には、ユーザ端末5は、送受信処理手段353によって、B_IDおよびPW(パスワード)をサービス提供装置4へ送信し(ステップS141)、サービス提供装置4は、送受信処理手段257によって、B_IDおよびPW(パスワード)を受信する(ステップS142)。
この段階では、ISPがユーザ認証を実施する。具体的には、サービス提供装置4は、提供装置ユーザ認証手段254によって、ユーザ認証を行う(ステップS143)。ISPでのユーザ認証後、ユーザ端末5の画面に、例えば、図12(c)に示すように、ISPの提供するTOP画面が表示される。この例では、「1」〜「3」の選択ボタンが用意されている。「1」の選択ボタンは、コンテンツを視聴するための操作用のボタンである。「2」の選択ボタンは、ISPの提供するTOP画面からコンテンツホルダの会員登録を行うための操作用のボタンである。この操作は、コンテンツホルダのIDとISPのIDとを連携させるものであり、初回のみ行われる操作である。「3」の選択ボタンは、コンテンツホルダに会員登録済みの視聴者が登録内容を更新するための操作用のボタンである。
サービス提供装置4は、送受信処理手段257によって、コンテンツホルダのIDとISPのIDとを共有するか否かを確認するメッセージを示す、コンテンツホルダとの認証案内をユーザ端末5へ送信する(ステップS144)。ユーザ端末5は、送受信処理手段353によって、コンテンツホルダとの認証案内を受信する(ステップS145)。コンテンツホルダとの認証案内として、ユーザ端末5の画面に、例えば、図12(e)に示すように、「コンテンツホルダとISPのIDを共有しますか?」とのメッセージと、選択ボタン「Yes」と、選択ボタン「No」とが表示される。なお、図12(e)に示すように、「※共有しない場合、優待サービスは受けられません。」というメッセージを表示することによって視聴者の注意を喚起するようにしてもよい。
ユーザ端末5の画面に、例えば、図12(e)に示すメッセージが表示されているときに、視聴者が選択ボタン「No」を押下すると、TOP画面が表示され、ID連携の処理は行われない。一方、視聴者が選択ボタン「Yes」を押下すると、コンテンツホルダのIDとISPのIDとの紐付け要求を示す認証リクエストが送信される。具体的には、ユーザ端末5は、送受信処理手段353によって、認証リクエストをサービス提供装置4へ送信し(ステップS146)、サービス提供装置4は、送受信処理手段257によって、認証リクエストを受信する(ステップS147)。そして、サービス提供装置4は、連携ID生成手段255によって、視聴者のコンテンツホルダのIDとISPのIDとを連携する連携ID(P_ID)を生成し(ステップS148)、連携ID格納手段261によって、P_IDと、視聴者のISPにおけるID(B_ID)とを紐付けてユーザ情報記憶手段244のサブDBに格納する(ステップS149)。
サービス提供装置4は、暗号化手段252によって、コンテンツホルダの公開鍵KAPを用いてP_IDを暗号化し(ステップS150)、連携ID送信手段272によって、暗号化P_IDと認証リクエストとをユーザ端末5を経由して属性情報管理装置2へ送信する(ステップS151)。属性情報管理装置2は、連携ID受信手段172によって、暗号化P_IDと認証リクエストとを受信する(ステップS152)。
ユーザ端末5は、送受信処理手段353によって、視聴者のコンテンツホルダにおけるID(A_ID)を属性情報管理装置2へ送信し(ステップS153)、属性情報管理装置2は、送受信処理手段158によって、A_IDを受信する(ステップS154)。そして、属性情報管理装置2は、管理装置ユーザ認証手段154によって、視聴者のユーザ認証を行う(ステップS155)。ユーザ認証後、属性情報管理装置2は、復号化手段153によって、コンテンツホルダの秘密鍵KASを用いて暗号化P_IDを復号化し(ステップS156)、連携ID格納手段161によって、P_IDとA_IDとを紐付けてユーザ情報記憶手段144のサブDBに格納する(ステップS157)。
この段階では、コンテンツホルダからの認証レスポンスをISPへ回答する。具体的には、属性情報管理装置2は、送受信処理手段158によって、認証応答をユーザ端末5を経由してサービス提供装置4へ送信し(ステップS158)、サービス提供装置4は、送受信処理手段257によって、認証応答を受信する(ステップS159)。
この段階では、コンテンツホルダとISPとの間でIDが共有できた旨を示す認証完了通知をISPから視聴者へ回答する。具体的には、サービス提供装置4は、送受信処理手段257によって、コンテンツホルダとの認証完了通知をユーザ端末5へ送信し(ステップS160)、ユーザ端末5は、送受信処理手段353によって、コンテンツホルダとの認証完了通知を受信する(ステップS161)。コンテンツホルダとの認証完了通知として、ユーザ端末5の画面に、例えば、図12(f)に示すように、「コンテンツホルダとISPのIDの共有が完了しました。優待サービスを受けることができます。」とのメッセージと、「OK」ボタンとが表示される。なお、このメッセージが表示されているときに、視聴者が「OK」ボタンを押下すると、後記する配信時のシーケンスへ進む。
図10に示す配信時のシーケンスは、以下の動作が事前に行われることを前提としている。すなわち、ユーザ端末5の画面に、図示は省略するが、例えば、視聴可能なコンテンツ(未ダウンロード)の番組名が表示されると共に、当該コンテンツの配信を要求するサービス要求メッセージを送信するための図示しないボタン(例えば、「配信希望」ボタン)が表示される。この図示しないボタンを視聴者が押下すると、図10に示すように、ユーザ端末5は、サービス要求メッセージ送信手段363によって、サービス要求メッセージをサービス提供装置4へ送信し(ステップS171)、サービス提供装置4は、サービス要求メッセージ受信手段273によって、サービス要求メッセージを受信する(ステップS172)。
ユーザ端末5が、未だ、暗号化属性認証データKAP(a′)を所有していない場合には、図12(e)に示した画面に遷移するようにしてもよい。以下では、ユーザ端末5は、暗号化属性認証データKAP(a′)を所有していることとする。例えば、図12(c)に示すようなTOP画面が表示されているときに、視聴者が「1」の選択ボタンを押下すると、ユーザ端末5は、情報管理手段352によって、属性認証データ記憶手段343に記憶された暗号化属性認証データを読み出し、送受信処理手段353によって、暗号化属性認証データKAP(a′)およびタイムスタンプをサービス提供装置4へ送信する(ステップS173)。サービス提供装置4は、送受信処理手段257によって、暗号化属性認証データKAP(a′)およびタイムスタンプを受信する(ステップS174)。
サービス提供装置4は、情報管理手段256によって、B_IDをキーにユーザ情報記憶手段244に記憶されたP_IDを読み出し、暗号化手段252によって、P_IDおよびタイムスタンプをコンテンツホルダの公開鍵KAPで暗号化する(ステップS175)。そして、サービス提供装置4は、問合せメッセージ送信手段274によって、暗号化された情報およびKAP(a′)を問合せメッセージとして属性情報管理装置2へ送信する(ステップS176)。属性情報管理装置2は、問合せメッセージ受信手段173によって、問合せメッセージを受信する(ステップS177)。そして、属性情報管理装置2は、復号化手段153によって、問合せメッセージをコンテンツホルダの秘密鍵KASで復号化する(ステップS178)。
属性情報管理装置2は、情報管理手段157によって、復号化されたP_IDをキーにユーザ情報記憶手段144に記憶されたサブDBから属性識別情報aを検索する(ステップS179)。そして、属性情報管理装置2は、提供可否判別手段159によって、属性識別情報aと復号化した属性認証データa′との一致判別を行い(ステップS180)、配信可否情報を生成する。そして、属性情報管理装置2は、暗号化手段152によって、P_ID、タイムスタンプおよび配信可否情報をISPの公開鍵KBPで暗号化し(ステップS181)、応答メッセージ送信手段174によって、暗号化された情報を応答メッセージとしてサービス提供装置4へ送信する(ステップS182)。サービス提供装置4は、応答メッセージ受信手段275によって、応答メッセージを受信する(ステップS183)。
サービス提供装置4は、復号化手段253によって、応答メッセージをISPの秘密鍵KBSで復号化する(ステップS184)。そして、サービス提供装置4は、送受信処理手段257によって、配信確認メッセージをユーザ端末5へ送信し(ステップS185)、ユーザ端末5は、送受信処理手段353によって、配信確認メッセージを受信する(ステップS186)。
図11に示す登録更新時の処理(ステップS201〜S214の処理)は、図8に示した登録処理のステップS125〜S138の処理と同様なので、その相違点のみを説明する。
(更新リクエスト段階)
ISPでのユーザ認証後、ユーザ端末5の画面に、例えば、図12(c)に示すように、ISPの提供するTOP画面が表示される。視聴者が「3」の選択ボタンを押下すると、ユーザ端末5の画面に、例えば、図12(i)に示すように、「コンテンツホルダとの登録内容の更新を行います。」とのメッセージと、「確認」ボタンとが表示される。視聴者が「確認」ボタンを押下すると、ユーザ端末5は、送受信処理手段353によって、視聴者とコンテンツホルダとの登録内容の更新要求を示す更新リクエストを属性情報管理装置2へ送信する(ステップS201)。属性情報管理装置2は、送受信処理手段158によって、更新リクエストを受信する(ステップS202)。
ステップS203,S204の処理は、前記したステップS127,S128の処理と同一である。
(属性認証データ生成段階、確認レスポンス送信段階)
登録完了報告の代わりに、更新完了報告を用いる点が異なるのみで、ステップS205〜S214の処理は、前記したステップS129〜S138の処理と同一である。なお、登録時と異なる乱数を用いて属性認証データを生成する。
[サービス提供システム]
図13は、本発明の第2実施形態に係る属性情報管理装置を含むサービス提供システムの概要を示す構成図である。サービス提供システム1Aは、携帯事業者の課金サーバ6を備えると共に、属性情報管理装置2Aおよびサービス提供装置4Aの機能が異なる点を除いて、図1に示したサービス提供システム1と同様なものである。したがって、図1に示したサービス提供システム1と同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
図14は、本発明の第2実施形態に係る属性情報管理装置の構成を示すブロック図である。属性情報管理装置2Aは、送受信処理手段158Aの機能が異なると共に、連携ID生成手段180を備える点を除いて、図2に示した属性情報管理装置2と同様なものである。したがって、図2に示した属性情報管理装置2と同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。送受信処理手段158Aは、図2に示した連携ID受信手段172を備えていない点を除いて、図2に示した送受信処理手段158と同一の構成である。連携ID生成手段180は、視聴者に対してISPと連携するためのIDを示す連携ID(P_ID)を生成するものである。
図15は、本発明の第2実施形態に係るサービス提供装置の構成を示すブロック図である。サービス提供装置4Aは、送受信処理手段257Aの機能が異なると共に、連携ID生成手段255(図4参照)を備えていない点を除いて、図4に示したサービス提供装置4と同様なものである。したがって、図4に示したサービス提供装置4と同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。送受信処理手段257Aは、連携ID送信手段272(図4参照)の代わりに、連携ID受信手段280を備えている点が図4に示した送受信処理手段257と異なる。連携ID受信手段280は、暗号化P_IDと認証リクエストとを受信するものである。連携ID受信手段280は、通信手段230によって、ユーザ端末5からリダイレクトで暗号化P_IDと認証リクエストとを受信したときに、ユーザ端末5の端末IDを取得し、ユーザ認証後に暗号化P_IDを復号化手段253に出力する。
サービス提供システム1Aの動作において、蓄積処理、配信時に行われる処理および登録更新時の処理は図7、図10および図11に示したシーケンス図とそれぞれ同様である。以下では、登録処理、連携処理および課金処理の例を、図16ないし図19を参照(適宜図13ないし図15参照)して説明する。図16および図17は、第1実施形態の説明で用いた図8および図9に相当するシーケンス図である。図18は課金処理の一例を示すシーケンス図である。また、図19は、ユーザ端末に表示される画面の一例を示す図である。なお、画面表示については適宜図12も参照する。
ここで、会員登録とは、会員契約とは異なり、コンテンツホルダのIDとISPのIDとを連携させること、および、属性情報管理装置2Aが、属性識別情報aをA_IDに紐付けてユーザ情報記憶手段144のサブDBに格納し、属性認証データa′を暗号化した暗号化属性認証データをユーザ端末5に格納することを意味するものであり、初回のみ行われる。言い換えると、コンテンツホルダとの会員契約とは、属性情報管理装置2Aのユーザ情報記憶手段144のマスターDBにおいて属性情報に「1」が登録されることを意味するのに対して、コンテンツホルダとの会員登録とは、ユーザ情報記憶手段144のマスターDBからサブDBが構築されることを意味する。なお、この例では、「3」の選択ボタンに、コンテンツホルダに会員登録済みの視聴者が登録内容を更新する機能を含めているものとする。
図16は、サービス提供システムにおいて事前に行われる登録処理の他の例を示すシーケンス図である。ユーザ端末5の画面に、例えば、図19(a)に示すように、ISPの提供する管理画面が表示されているときに、視聴者が「1」の選択ボタンを押下すると、ユーザ端末5の画面に、例えば、図19(d)に示すように、「コンテンツホルダおよびISPと会員登録を行います。」とのメッセージと、「確認」ボタンとが表示される。
この段階では、登録処理の後に行われる連携処理のために事前処理を行う。具体的には、ユーザ端末5の画面に、例えば、図19(d)に示すようなメッセージが表示されているときに、視聴者が「確認」ボタンを押下すると、ユーザ端末5は、送受信処理手段353によって、認証リクエストをサービス提供装置4へ送信し(ステップS301)、サービス提供装置4Aは、送受信処理手段257によって、認証リクエストを受信する(ステップS302)。そして、サービス提供装置4Aは、連携ID格納手段261によって、端末IDに対して視聴者にB_IDを割り振り、登録する(ステップS303)。
サービス提供装置4Aは、送受信処理手段257Aによって、認証リクエストをユーザ端末5経由で属性情報管理装置2Aに送信し(ステップS304)、属性情報管理装置2Aは、送受信処理手段158によって、ユーザ端末5からリダイレクトで認証リクエストを受信し、ユーザ端末5の端末IDを取得する(ステップS305)。そして、属性情報管理装置2Aは、情報管理手段157によって、端末IDに対して視聴者にA_IDを割り振り、ユーザ情報記憶手段144のサブDBに登録する(ステップS306)。
ユーザ端末5は、送受信処理手段353によって、コンテンツホルダ(放送局)における視聴者IDと、パスワードとを含むユーザ情報を送信し(ステップS307)、属性情報管理装置2Aは、送受信処理手段158によって、視聴者のユーザ情報を受信する(ステップS308)。そして、属性情報管理装置2Aは、情報管理手段157によって、視聴者の氏名、パスワード、視聴者IDをサブDBに登録する(ステップS309)。
属性情報管理装置2Aおよびユーザ端末5の行うステップS310〜S313の処理は、図8に示したステップS129〜S132の処理と同様である。ただし、属性情報管理装置2Aは、予め定めた有効期限を設定して、暗号化手段152によって、属性認証データa′および有効期限を暗号化し、暗号化された情報、A_IDおよび登録完了報告をユーザ端末5へ送信する。
属性情報管理装置2Aおよびユーザ端末5の行うステップS314〜S319の処理は、図8に示したステップS133〜S138の処理と同様である。ただし、ユーザ端末5は、受信したKAP(a′,有効期限)を保存する(ステップS314)。また、登録完了報告として、ユーザ端末5の画面に、例えば、図19(e)に示すように、「会員番号を取得しました。コンテンツホルダとの登録が完了しました。」とのメッセージと、「OK」ボタンとが表示される。
前記した図10のシーケンス図のステップS186の処理に続いて、ユーザ端末5で
図18に示す課金処理のシーケンス図は、コンテンツ配信時の処理において、配信許可メッセージとして配信許可情報を受信する処理(図10に示すステップS186の処理)を前提としている。なお、視聴者が視聴しようとしている有料コンテンツは未ダウンロードである。この図10に示すステップS186に続いて、ユーザ端末5の画面に、図示は省略するが、例えば、視聴可能なコンテンツ(未ダウンロード)の番組名が表示されると共に、当該コンテンツを購入する意思を伝えるメッセージを示すコンテンツ購入要求を送信するための図示しないボタン(例えば、「購入希望」ボタン)が表示される。この図示しないボタンを視聴者が押下すると、以下に示すように、コンテンツ配信前の課金処理が実行される。
さらに、配信されるコンテンツが暗号化されている場合には、サービス提供装置4Aは、送受信処理手段257Aによって、ライセンスをユーザ端末5へ送信し(ステップS354)、ユーザ端末5は、送受信処理手段353によって、ライセンスを受信する(ステップS355)。これにより、ユーザ端末5は、ライセンスを用いて暗号化コンテンツを再生して出力手段320に出力することによって、コンテンツを視聴者に提示する(ステップS356)。一方、配信されるコンテンツが暗号化されていない場合には、前記したステップS354,S355の各処理をスキップして、ステップS356において、ユーザ端末5は、コンテンツのダウンロードまたはストリーミングを行って、コンテンツを視聴者に提示する。なお、ステップS349において認証に失敗した場合には、ユーザ端末5を用いた利用者が本人になりすましていると考えられるので、コンテンツを配信しない。
2,2A 属性情報管理装置
3 コンテンツサーバ
4,4A サービス提供装置
5 ユーザ端末
6 課金サーバ
144 ユーザ情報記憶手段
152 暗号化手段
154 管理装置ユーザ認証手段
155 属性認証データ生成手段
156 属性識別情報生成手段
159 提供可否判別手段
161 連携ID格納手段
162 属性識別情報格納手段
171 暗号化属性認証データ送信手段
172,280 連携ID受信手段
173 問合せメッセージ受信手段
174 応答メッセージ送信手段
244 ユーザ情報記憶手段
245 コンテンツ記憶手段
254 提供装置ユーザ認証手段
255,180 連携ID生成手段
261 連携ID格納手段
271 コンテンツ受信手段
273 サービス要求メッセージ受信手段
274 問合せメッセージ送信手段
275 応答メッセージ受信手段
276 コンテンツ配信手段(サービス提供手段)
343 属性認証データ記憶手段
362 暗号化属性認証データ受信手段
363 サービス要求メッセージ送信手段
Claims (8)
- ユーザが操作するユーザ端末に対して、通信ネットワークを介して、サービス提供許可権限者から委託されたサービスを提供するサービス提供装置と、前記サービス提供許可権限者において予め蓄積した前記ユーザの属性情報に基づいて前記サービスの提供可否を判別する属性情報管理装置とを備えるサービス提供システムのサービス提供方法であって、
前記サービス提供装置と前記属性情報管理装置とのいずれか一方において、
前記ユーザに対して他方と連携するためのIDを示す連携IDを生成する連携ID生成ステップと、
前記生成した連携IDと、前記一方が前記ユーザとの間で予め定めたユーザIDとを紐付ける第1紐付けステップと、
前記生成した連携IDを前記ユーザ端末経由で前記他方に送信する連携ID送信ステップと、
前記他方において、
前記ユーザ端末経由で受信した前記連携IDと、前記他方が前記ユーザとの間で予め定めたユーザIDとを紐付ける第2紐付けステップと、
前記ユーザ端末において、
前記サービスの提供を要求するサービス要求メッセージを前記サービス提供装置に送信するサービス要求メッセージ送信ステップと、
前記サービス提供装置において、
前記サービス要求メッセージを前記サービス提供装置へ送信したユーザ端末に対して前記サービスの提供が許可されているか否かを問い合わせる問合せメッセージを前記連携IDと共に、前記属性情報管理装置に送信する問合せメッセージ送信ステップと、
前記属性情報管埋装置において、
前記問合せメッセージと共に受信した前記連携IDで特定されるユーザの前記属性情報に基づいて前記サービスの提供可否を判別する提供可否判別ステップと、
前記サービスの提供可否の判別結果を示す応答メッセージを前記サービス提供装置に送信する応答メッセージ送信ステップと、
前記サービス提供装置において、
前記応答メッセージに基づいて、前記ユーザ端末に前記サービスを提供するサービス提供ステップと、
を含むことを特徴とするサービス提供方法。 - ユーザが操作するユーザ端末に対して、通信ネットワークを介して、サービス提供許可権限者から委託されたサービスを提供するサービス提供装置からの問い合わせに応じて、前記サービス提供許可権限者において予め蓄積した前記ユーザの属性情報に基づいて前記サービスの提供可否を判別して前記サービス提供装置に応答する属性情報管理装置であって、
当該属性情報管理装置において前記ユーザに対して予め定められた管理装置ユーザIDおよびパスワードを前記ユーザの属性情報に紐付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記ユーザ情報記憶手段に記憶された管理装置ユーザIDおよびパスワードに基づいて、前記ユーザを認証する管理装置ユーザ認証手段と、
当該属性情報管理装置または前記サービス提供装置の一方において他方と連携するために前記ユーザに対して生成されたIDを示す連携IDを、前記管理装置ユーザIDに紐付けて前記ユーザ情報記憶手段に格納する連携ID格納手段と、
前記サービスの提供を要求するサービス要求メッセージを前記サービス提供装置へ送信したユーザ端末に対して前記サービスの提供が許可されているか否かを問い合わせる問合せメッセージを前記連携IDと共に、前記サービス提供装置から受信する問合せメッセージ受信手段と、
前記問合せメッセージと共に受信した前記連携IDで特定されるユーザの属性情報に基づいて前記サービスの提供可否を判別する提供可否判別手段と、
前記サービスの提供可否の判別結果を示す応答メッセージを前記サービス提供装置に送信する応答メッセージ送信手段とを備えることを特徴とする属性情報管理装置。 - 前記ユーザ情報記憶手段に記憶したユーザの属性情報は、前記サービスの提供可否のいずれかに対応して予め定められた複数の所定値のいずれかであり、
前記属性情報を秘匿化した属性識別情報を生成する属性識別情報生成手段と、
前記生成された属性識別情報を前記管理装置ユーザIDに紐付けて前記ユーザ情報記憶手段に格納する属性識別情報格納手段と、
前記サービスを提供可能であることを示す所定値を秘匿化したデータを示す属性認証データを生成する属性認証データ生成手段と、
前記生成された属性認証データを暗号化して暗号化属性認証データを生成する暗号化手段と、
前記暗号化属性認証データを前記ユーザ端末に送信する暗号化属性認証データ送信手段とをさらに備え、
前記提供可否判別手段は、前記生成した属性識別情報と、外部から取得した前記暗号化属性認証データを復号した結果とが一致する場合に、前記サービスを提供可能であると判別することを特徴とする請求項2に記載の属性情報管理装置。 - ユーザが操作するユーザ端末に対して、通信ネットワークを介して、サービス提供許可権限者から委託されたサービスを提供するサービス提供装置であって、
当該サービス提供装置において前記ユーザに対して予め定められた提供装置ユーザIDおよびパスワードを記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記ユーザ情報記憶手段に記憶された提供装置ユーザIDおよびパスワードに基づいて、前記ユーザを認証する提供装置ユーザ認証手段と、
前記サービス提供許可権限者において予め蓄積した前記ユーザの属性情報に基づいて前記サービスの提供可否を判別する属性情報管理装置または当該サービス提供装置の一方において他方と連携するために前記ユーザに対して生成されたIDを示す連携IDを、前記提供装置ユーザIDと紐付けて、前記ユーザ情報記憶手段に格納する連携ID格納手段と、
前記ユーザ端末から送信された、前記サービスの提供を要求するサービス要求メッセージを受信するサービス要求メッセージ受信手段と、
前記サービス要求メッセージを送信したユーザ端末に対して前記サービスの提供が許可されているか否かを問い合わせる問合せメッセージを前記連携IDと共に、前記属性情報管理装置に送信する問合せメッセージ送信手段と、
前記問合せメッセージに対する応答メッセージを受信する応答メッセージ受信手段と、
前記受信した応答メッセージに基づいて、前記ユーザ端末に前記サービスを提供するサービス提供手段とを備えることを特徴とするサービス提供装置。 - サービス提供許可権限者から委託されたサービスを提供するサービス提供装置から通信ネットワークを介して提供されるサービスをユーザに利用可能に提示するユーザ端末であって、
前記サービス提供許可権限者において予め蓄積した前記ユーザの属性情報に基づいて前記サービスの提供可否を判別する属性情報管理装置から、前記サービスを提供可能であることを示す所定値を秘匿化したデータを示す属性認証データを暗号化した暗号化属性認証データを受信する暗号化属性認証データ受信手段と、
前記受信した暗号化属性認証データを記憶する属性認証データ記憶手段と、
前記サービスの提供を要求するサービス要求メッセージを、前記属性認証データ記憶手段に記憶された暗号化属性認証データと共に前記サービス提供装置に送信するサービス要求メッセージ送信手段とを備えることを特徴とするユーザ端末。 - ユーザが操作するユーザ端末に対して、通信ネットワークを介して、サービス提供許可権限者から委託されたサービスを提供するサービス提供装置からの問い合わせに応じて、前記サービス提供許可権限者において予め蓄積した前記ユーザの属性情報に基づいて前記サービスの提供可否を判別して前記サービス提供装置に応答するために、前記ユーザに対して予め定められた管理装置ユーザIDおよびパスワードを前記ユーザの属性情報と紐付けて記憶するユーザ情報記憶手段を備えたコンピュータを、
前記ユーザ情報記憶手段に記憶された管理装置ユーザIDおよびパスワードに基づいて、前記ユーザを認証する管理装置ユーザ認証手段、
当該属性情報管理装置または前記サービス提供装置の一方において他方と連携するために前記ユーザに対して生成されたIDを示す連携IDを、前記管理装置ユーザIDに紐付けて前記ユーザ情報記憶手段に格納する連携ID格納手段、
前記サービスの提供を要求するサービス要求メッセージを前記サービス提供装置へ送信したユーザ端末に対して前記サービスの提供が許可されているか否かを問い合わせる問合せメッセージを前記連携IDと共に、前記サービス提供装置から受信する問合せメッセージ受信手段、
前記問合せメッセージと共に受信した前記連携IDで特定されるユーザの属性情報に基づいて前記サービスの提供可否を判別する提供可否判別手段、
および、前記サービスの提供可否の判別結果を示す応答メッセージを前記サービス提供装置に送信する応答メッセージ送信手段、
として機能させることを特徴とする属性情報管理プログラム。 - ユーザが操作するユーザ端末に対して、通信ネットワークを介して、サービス提供許可権限者から委託されたサービスを提供するために、前記ユーザに対して予め定められた提供装置ユーザIDおよびパスワードを記憶するユーザ情報記憶手段とを備えたコンピュータを、
前記ユーザ情報記憶手段に記憶された提供装置ユーザIDおよびパスワードに基づいて、前記ユーザを認証する提供装置ユーザ認証手段、
前記サービス提供許可権限者において予め蓄積した前記ユーザの属性情報に基づいて前記サービスの提供可否を判別する属性情報管理装置または当該サービス提供装置の一方において他方と連携するために前記ユーザに対して生成されたIDを示す連携IDを、前記提供装置ユーザIDと紐付けて、前記ユーザ情報記憶手段に格納する連携ID格納手段、
前記ユーザ端末から送信された、前記サービスの提供を要求するサービス要求メッセージを受信するサービス要求メッセージ受信手段、
前記サービス要求メッセージを送信したユーザ端末に対して前記サービスの提供が許可されているか否かを問い合わせる問合せメッセージを前記連携IDと共に、前記属性情報管理装置に送信する問合せメッセージ送信手段、
前記問合せメッセージに対する応答メッセージを受信する応答メッセージ受信手段、
および、前記受信した応答メッセージに基づいて、前記ユーザ端末に前記サービスを提供するサービス提供手段、
として機能させることを特徴とするサービス提供プログラム。 - サービス提供許可権限者から委託されたサービスを提供するサービス提供装置から通信ネットワークを介して提供されるサービスをユーザに利用可能に提示するために、コンピュータを、
前記サービス提供許可権限者において予め蓄積した前記ユーザの属性情報に基づいて前記サービスの提供可否を判別する属性情報管理装置から、前記サービスを提供可能であることを示す所定値を秘匿化したデータを示す属性認証データを暗号化した暗号化属性認証データを受信する暗号化属性認証データ受信手段、
前記受信した暗号化属性認証データと共に、前記サービスの提供を要求するサービス要求メッセージを、前記サービス提供装置に送信するサービス要求メッセージ送信手段、
として機能させることを特徴とするユーザ端末プログラム。
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