JP4829737B2 - 個人情報保護システム、鍵管理装置および鍵生成プログラム、署名鍵生成装置および署名鍵生成プログラム、個人情報管理装置および個人情報収集プログラム、ならびに、受信端末および個人情報管理プログラム - Google Patents
個人情報保護システム、鍵管理装置および鍵生成プログラム、署名鍵生成装置および署名鍵生成プログラム、個人情報管理装置および個人情報収集プログラム、ならびに、受信端末および個人情報管理プログラム Download PDFInfo
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Description
情報セキュリティ技術ラボラトリー、"PKI関連技術解説"、[online]、2005年6月9日、独立行政法人情報処理推進機構、[平成18年8月30日検索]、インターネット<URL:http://www.ipa.go.jp/security/pki/> Y.Dodis,J.Katz,S.Xu, and M.Yung,"Strong Key-Insulated Signature Schemes",Proc.of PKC’03,pp.130-144,2003
さらに、ストロング・キー・インシュレイテッド署名の従来の構成手法では、予め署名鍵の漏洩回数の上限値を定めておく必要があるため使用勝手が悪い。また、この構成手法では、検証鍵のサイズが漏洩回数の上限値に依存しているため、その上限値を大きくすればするほど、検証鍵のサイズが大きくなってしまい、効率が悪いという問題がある。
なお、2つのマスタ鍵は、第1マスタ鍵を鍵管理装置で、第2マスタ鍵を署名鍵生成装置でそれぞれ保管することが望ましい。
そして、鍵管理装置は、部分鍵送信手段によって、部分鍵生成手段で生成された部分鍵および部分鍵検証情報と、鍵生成時刻とを部分鍵情報として署名鍵生成装置に送信する。
また、鍵管理装置は、書込手段によって、鍵生成手段で生成された検証鍵を、コンテンツを暗号化するためのコンテンツ暗号化鍵に対応したコンテンツ復号鍵と併せて記録媒体に書き込む。この記録媒体は、受信端末において、コンテンツを視聴するとともに、個人情報のリクエストに付加される署名を検証する際に使用される。
そして、署名鍵生成装置は、署名鍵更新手段によって、部分鍵検証手段で正当性が検証された部分鍵と、検証鍵と、鍵管理装置で生成された第2マスタ鍵とに基づいて署名鍵を生成し、鍵生成時刻で示される時刻における署名鍵として、署名鍵記憶手段に記憶されている署名鍵を更新する。これによって、正当な部分鍵により署名鍵を生成することが可能になる。
そして、署名鍵生成プログラムは、署名鍵更新手段によって、部分鍵検証手段で正当性が検証された部分鍵と、検証鍵と、鍵管理装置で生成された第2マスタ鍵とに基づいて署名鍵を生成し、鍵生成時刻で示される時刻における署名鍵として、署名鍵記憶手段に記憶されている署名鍵を更新する
そして、個人情報収集プログラムは、個人情報取得手段によって、受信端末から暗号鍵で暗号化された暗号化個人情報を取得し、個人情報復号手段によって、暗号鍵に対応した復号鍵で暗号化個人情報を復号する。
その後、受信端末は、署名検証手段によって、請求項2に記載の鍵管理装置で生成されて記録媒体に予め記録された検証鍵と、署名付きリクエストに付加されている署名検証情報と、部分鍵検証情報と、署名生成時刻とに基づいて、当該署名付きリクエストに付加されている署名が正当なものであるかを検証する。
そして、受信端末は、個人情報暗号化手段によって、署名検証手段で署名が正当なものであると検証された場合に、当該署名が付加されたリクエストで要求される個人情報を暗号化し、暗号化個人情報として生成する。そして、受信端末は、個人情報送信手段によって、暗号化個人情報を個人情報管理装置に送信する。
その後、個人情報管理プログラムは、署名検証手段によって、請求項2に記載の鍵管理装置で生成されて記録媒体に予め記録された検証鍵と、署名付きリクエストに付加されている署名検証情報と、部分鍵検証情報と、署名生成時刻とに基づいて、当該リクエストに付加されている署名が正当なものであるかを検証する。
そして、個人情報管理プログラムは、個人情報暗号化手段によって、署名検証手段で署名が正当なものであると検証された場合に、当該署名が付加されたリクエストで要求される個人情報を暗号化し、暗号化個人情報として生成する。そして、個人情報管理プログラムは、個人情報送信手段によって、暗号化個人情報を個人情報管理装置に送信する。
を備えることを特徴とする。
を備えることを特徴とする。
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、部分鍵の正当性を検証することができるため、従来のような正当に機能しない署名鍵を生成してしまう危険性を回避することができる。
また、本発明によれば、検証鍵のサイズが、従来のように、署名鍵の漏洩回数に依存することがないため、従来よりも小さなサイズの検証鍵でよい。このため、検証鍵をICカード等に書き込む場合であってもメモリの記憶容量が少なくてすみ、また、検証鍵をネットワークを介して公開する場合であっても、ネットワークの負荷を抑えることができる。
このように、本発明は、効率的かつ安全性の高いストロング・キー・インシュレイテッド署名を構成することができる。
[個人情報保護システムの構成]
最初に、図1を参照して、個人情報保護システムの構成について説明を行う。図1は、本発明に係る個人情報保護システムの構成を示す模式図である。個人情報保護システムSは、ストロング・キー・インシュレイテッド署名によりプロバイダ認証を行うことで、コンテンツ配信に伴って収集される個人情報を保護するシステムである。
個人情報管理サーバ(個人情報収集装置)2は、署名鍵を更新(生成)するとともに、個人情報を収集するためのリクエストに対して署名鍵により署名を付加して個人情報を収集し、その収集した情報を蓄積管理するものである。
受信端末4は、暗号化コンテンツを復号するためのコンテンツ復号鍵を格納したICカード(記録媒体)が装着され、コンテンツ復号鍵で復号されたコンテンツを視聴可能に再生するものである。
次に、図2を参照(適宜図1参照)して、鍵管理サーバの構成について説明を行う。図2は、本発明に係る鍵管理サーバの構成を示す機能ブロック図である。ここでは、鍵管理サーバ(鍵管理装置)3は、図2に示すように、鍵生成装置10と、部分鍵生成装置11と、ICカード発行装置12とを備えている。
鍵生成装置10は、署名鍵を生成するためのマスタ鍵と、署名鍵を検証するための検証鍵とを作成するものであり、図2に示すように、鍵生成手段13と、検証鍵記憶手段14と、検証鍵管理手段15と、第1マスタ鍵記憶手段16と、第1マスタ鍵管理手段17と、第2マスタ鍵送信手段18と、検証鍵送信手段19とを備えている。
具体的には、鍵生成手段13は、qが(p−1)の約数となる素数p,qを生成し、その素数p,qに基づいて、乗法群Zp *の元gによって生成される部分群の位数がqとなるような生成元gを生成する。そして、鍵生成手段13は、素数qを法とする剰余類Zq(0,1,…,q−1;以下単にZqで示す)からランダムにx,x′を選択し、以下の式(1)により、第1マスタ鍵x0を生成する。なお、鍵生成手段13は、x′を第2マスタ鍵とする。
このように生成された検証鍵VK(前記(2)式)は、署名鍵の漏洩回数の上限値を設け、その上限値によって検証鍵のサイズが影響を受ける従来の検証鍵に比べ、そのサイズが小さくなる。
この鍵生成手段13で生成された第1マスタ鍵は、第1マスタ鍵管理手段17に出力され、第2マスタ鍵は、第2マスタ鍵送信手段18に出力される。また、鍵生成手段13で生成された検証鍵は、検証鍵管理手段15に出力される。
なお、この鍵生成手段13は、最初にマスタ鍵(第1マスタ鍵と第2マスタ鍵)と検証鍵とを生成すれば、通常、この鍵が不変の鍵情報となるため更新を行う必要はない。
検証鍵管理手段15は、検証鍵を管理するものであって、鍵生成手段13から出力される検証鍵を検証鍵記憶手段14に書き込んだり、検証鍵を検証鍵記憶手段14から読み出して、部分鍵生成装置11やICカード発行装置12に出力したり、検証鍵送信手段19を介して、個人情報管理サーバ2に送信したりするものである。
第1マスタ鍵管理手段17は、第1マスタ鍵を管理するものであって、鍵生成手段13から出力される第1マスタ鍵を第1マスタ鍵記憶手段16に書き込んだり、第1マスタ鍵を第1マスタ鍵記憶手段16から読み出して部分鍵生成装置11に出力したりするものである。
検証鍵送信手段19は、内部ネットワークN2を介して、検証鍵管理手段15から出力される検証鍵を個人情報管理サーバ2に送信するものである。
部分鍵生成装置11は、鍵生成装置10で生成された第1マスタ鍵と、検証鍵とに基づいて、署名鍵を更新する際に用いる部分鍵を所定の更新タイミングで生成するものであって、図2に示すように、パラメータ入力手段20と、部分鍵生成手段21と、部分鍵記憶手段22と、部分鍵管理手段23と、部分鍵送信手段24とを備えている。
具体的には、部分鍵生成手段21は、Zqから乱数r1をランダムに生成し、その乱数r1と、検証鍵の一部(p,g)とに基づいて、部分鍵の正当性の検証を行うための情報(部分鍵検証情報v1)を、以下の式(5)により生成する。
ICカード発行装置12は、視聴者(ユーザ)がコンテンツ配信サービスを受けるためにICカード(記録媒体)Cの発行をプロバイダ(放送局)に依頼した場合に、ICカードCを発行するものであり、図2に示すように、初期情報入力手段25と、コンテンツ復号鍵生成手段26と、書込手段27とを備えている。
次に、図3を参照(適宜図1参照)して、個人情報管理サーバの構成について説明を行う。図3は、本発明に係る個人情報管理サーバの構成を示す機能ブロック図である。ここでは、個人情報管理サーバ(個人情報収集装置)2は、図3に示すように、署名鍵更新装置(署名鍵生成装置)30と、個人情報管理装置31とを備えている。
署名鍵更新装置(署名鍵生成装置)30は、署名鍵を任意のタイミングで適宜更新するものであり、図3に示すように、第2マスタ鍵受信手段32と、第2マスタ鍵記憶手段33と、第2マスタ鍵管理手段34と、検証鍵受信手段35と、検証鍵記憶手段36と、検証鍵管理手段37と、部分鍵受信手段38と、部分鍵検証手段39と、署名鍵記憶手段40と、署名鍵更新手段41と、署名鍵管理手段42とを備えている。
第2マスタ鍵記憶手段33は、第2マスタ鍵受信手段32で受信した第2マスタ鍵を記憶するものであって、耐タンパ性を有する記憶手段である。
検証鍵記憶手段36は、鍵管理サーバ1で生成された検証鍵VKを記憶するものであって、メモリ等の一般的な記憶手段である。
なお、ここでは、内部ネットワークN2を介して、検証鍵を受信することとしたが、オフラインで検証鍵記憶手段36に検証鍵を記憶させることとしてもよい。
具体的には、部分鍵検証手段39は、検証鍵に含まれるハッシュ関数H(・)を用いて、以下の式(8)によりハッシュ値c1を生成する。
具体的には、署名鍵更新手段41は、第2マスタ鍵x′と、検証鍵の一部(q)と、部分鍵x1とに基づいて、以下の式(10)により、部分鍵x1が生成された時刻を示す鍵生成時刻Tにおける署名鍵SKTを生成し、署名鍵管理手段42を介して、署名鍵記憶手段40に記憶されている署名鍵を更新する。
個人情報管理装置31は、受信端末4から収集した個人情報を管理するものであって、図3に示すように、リクエスト作成手段43と、署名付加手段44と、リクエスト送信手段45と、個人情報受信手段46と、個人情報復号手段47と、収集情報記憶手段48と、収集情報管理手段49とを備えている。
具体的には、署名付加手段44は、Zqから乱数rsをランダムに生成し、その乱数rsと、検証鍵の一部(p,g)とに基づいて、署名の正当性の検証を行うための情報(署名検証情報vs)を、以下の式(11)により生成する。
個人情報受信手段(個人情報取得手段)46は、受信端末4から送信される暗号化された個人情報(暗号化個人情報)を、ネットワークN1を介して受信するものである。この受信した暗号化個人情報は、個人情報復号手段47に出力される。
収集情報管理手段49は、個人情報復号手段47で復号された個人情報を収集情報記憶手段48に書き込むものである。また、収集情報管理手段49は、入力装置Mからの指示に基づいて、収集情報記憶手段48に記憶されている個人情報を読み出して出力装置Dに出力する。
次に、図4を参照(適宜図1参照)して、コンテンツサーバの構成について説明を行う。図4は、本発明に係るコンテンツサーバの構成を示す機能ブロック図である。ここでは、コンテンツサーバ3は、図4に示すように、コンテンツ要求受信手段50と、コンテンツ鍵生成手段51と、コンテンツ鍵記憶手段52と、コンテンツ記憶手段53と、コンテンツ入力手段54と、コンテンツ暗号化手段55と、コンテンツ管理手段56と、コンテンツ配信手段57とを備えている。
コンテンツ記憶手段53は、コンテンツ暗号化手段55で暗号化されたコンテンツを記憶するものであって、ハードディスク等の一般的な記憶手段である。なお、コンテンツ記憶手段53は、コンテンツ入力手段54から入力したコンテンツを暗号化する前に一時的に記憶するようにしてもよい。
なお、ここでは、コンテンツサーバ3は、受信端末4からのコンテンツ要求に応じてコンテンツ配信するビデオオンデマンド(VOD)としたが、IP放送のようなマルチキャスト配信でコンテンツを配信するようにしてもよい。
次に、図5を参照(適宜図1参照)して、受信端末の構成について説明を行う。図5は、本発明に係る受信端末の構成を示す機能ブロック図である。ここでは、受信端末4は、図5に示すように、コンテンツ要求送信手段60と、コンテンツ受信手段61と、コンテンツ復号手段62と、コンテンツ再生手段63と、個人情報記憶手段64と、個人情報管理手段65と、リクエスト受信手段66と、署名検証手段67と、個人情報暗号化手段68と、個人情報送信手段69とを備えている。
コンテンツ受信手段61は、コンテンツサーバ3から配信された暗号化コンテンツを受信し、コンテンツ復号手段62に出力するものである。
コンテンツ再生手段63は、復号されたコンテンツを視聴可能に再生し、出力装置Dに出力するものである。これにより、視聴者は、出力装置Dを介してコンテンツの視聴が可能になる。
個人情報管理手段65は、コンテンツ再生手段63から、視聴者が視聴したコンテンツの視聴履歴等の個人情報を取得し、その取得した個人情報を個人情報記憶手段64に記憶するものである。この個人情報管理手段65は、個人情報暗号化手段68の指示に基づいて、個人情報記憶手段64から個人情報を読み出し、個人情報暗号化手段68に出力する。また、個人情報管理手段65は、入力装置Mから入力された氏名、住所、生年月日、クレジットカード番号、好きな番組ジャンル、好きなタレント等の個人情報を個人情報記憶手段64に記憶する。
具体的には、署名検証手段67は、ICカードCに記録されている検証鍵に含まれるハッシュ関数H(・)を用いて、以下の式(14)によりハッシュ値c1およびcsを生成する。
cs=H(v1‖vs‖T‖m) …式(14)
個人情報送信手段69は、個人情報暗号化手段68で暗号化された個人情報(暗号化個人情報)を個人情報管理サーバ2に送信するものである。
次に、個人情報保護システムSの動作について説明を行う。
(初期処理動作)
最初に、図6を参照(適宜図1〜図3参照)して、個人情報保護システムSにおける初期処理動作について説明する。図6は、本発明に係る個人情報保護システムにおける初期処理の動作を示すフローチャートである。
そして、鍵管理サーバ1は、第1マスタ鍵管理手段17によって、第1マスタ鍵を第1マスタ鍵記憶手段16に記憶する(ステップS2)。また、鍵管理サーバ1は、第2マスタ鍵送信手段18によって、第2マスタ鍵を個人情報管理サーバ2に送信する(ステップ3)。
また、鍵管理サーバ1は、検証鍵送信手段19によって、検証鍵を個人情報管理サーバ2に送信し(ステップS6)、ICカード発行装置12の書込手段27によって、検証鍵をICカードCに書き込む(ステップS7)。
なお、鍵管理サーバ1は、検証鍵以外に、ICカード発行装置12のコンテンツ復号鍵生成手段26によって生成されたコンテンツ復号鍵を、書込手段27によってICカードCに書き込む。このコンテンツ復号鍵と検証鍵とが書き込まれたICカードCは、視聴者(ユーザ)に配布される。
以上の動作によって、個人情報保護システムSにおいて、署名鍵を生成するための2つのマスタ鍵(第1マスタ鍵、第2マスタ鍵)が分離して管理され、検証鍵が公開情報として利用されることになる。
次に、図7を参照(適宜図1、図4および図5参照)して、個人情報保護システムSにおけるコンテンツ配信動作について説明する。図7は、本発明に係る個人情報保護システムにおけるコンテンツ配信の動作を示すフローチャートである。
そして、コンテンツサーバ3は、コンテンツ管理手段56によって、当該コンテンツ要求で要求されたコンテンツ(暗号化コンテンツ)をコンテンツ記憶手段53から読み出し(ステップS17)、コンテンツ配信手段57によって、暗号化コンテンツを受信端末4に配信し(ステップS18)、ステップS11に戻る。
以上の動作によって、受信端末4には、個人情報が蓄積されることになる。
次に、図8を参照(適宜図1、図3および図5参照)して、個人情報保護システムSにおける個人情報を収集する動作について説明する。図8は、本発明に係る個人情報保護システムにおける個人情報を収集する動作を示すフローチャートである。以下、この個人情報収集動作において、個人情報管理サーバ2という場合には、個人情報管理装置31と同じことを意味する。
そして、個人情報管理サーバ2は、署名付加手段44によって、リクエストに署名を付加し(ステップS33)、リクエスト送信手段45によって、署名が付加されたリクエスト(署名付きリクエスト)を、ネットワークN1を介して送信する(ステップS34)。
そして、個人情報管理サーバ2は、ステップS36の検証結果により、署名が正当なものであるか否かを判定する(ステップS37)。署名が不正なものと判定された場合(ステップS37:No)、受信端末4は、受信したリクエストに対する処理を終了する。
以上の動作によって、視聴者(ユーザ)の個人情報がプロバイダ側に収集されることになる。
次に、図9を参照(適宜図1〜図3参照)して、個人情報保護システムSにおける署名鍵更新動作について説明する。図9は、本発明に係る個人情報保護システムにおける署名鍵を更新する動作を示すフローチャートである。以下、この署名鍵更新動作において、個人情報管理サーバ2という場合には、署名鍵更新装置30と同じことを意味する。
このステップS53に続いて、個人情報管理サーバ2は、部分鍵受信手段38によって、鍵管理サーバ1から内部ネットワークN2を介して部分鍵を受信する(ステップS54)。そして、個人情報管理サーバ2は、部分鍵検証手段39によって、部分鍵を検証する(ステップS55)。なお、このステップS55における部分鍵検証動作については、後で図12を参照して説明する。
一方、部分鍵が正当なものであると判定された場合(ステップS56:Yes)、個人情報管理サーバ2は、署名鍵更新手段41によって、部分鍵を用いて新たな署名鍵を生成する(ステップS57)。なお、このステップS57における署名鍵生成動作については、後で図12を参照して説明する。
以上の動作によって、個人情報管理サーバ2は、正当な部分鍵によって、署名鍵を更新することができる。
次に、個人情報保護システムSにおいて使用される各種の鍵(マスタ鍵、検証鍵、部分鍵、署名鍵)について、その生成手順および検証手順における第1の例について説明する。
まず、図10を参照(適宜図2参照)して、マスタ鍵(第1マスタ鍵、第2マスタ鍵)および検証鍵を生成する手順について説明する。図10は、鍵生成装置におけるマスタ鍵および検証鍵を生成する手順を示すフローチャートである。なお、本手順は、図6で説明したステップS1の動作に相当し、鍵管理サーバ1の鍵生成装置10(鍵生成手段13)において実行される。
そして、鍵生成手段13は、前記式(1)の演算を行うことで得たx0を第1マスタ鍵として設定する(ステップS64)。
その後、鍵生成手段13は、前記式(3)の演算により検証鍵の要素の一部(y0,y′)を算出し、p、q、g、y0,y′およびハッシュ関数H(・)からなる前記式(2)に示す検証鍵VKを生成する(ステップS66)。
以上の手順によって、鍵生成手段13は、署名鍵を生成するための2つのマスタ鍵である第1マスタ鍵x0および第2マスタ鍵x′と、公開鍵となる検証鍵VKとを生成する。
次に、図11を参照(適宜図3および図5参照)して、署名生成および署名検証の手順について説明する。図11は、署名生成・署名検証の手順を示すフローチャートであって、(a)は署名を生成する手順、(b)は署名を検証する手順を示している。なお、図11(a)の手順は、図8で説明したステップS32の動作に相当し、個人情報管理サーバ2の個人情報管理装置31(署名付加手段44)において実行される。また、図11(b)の手順は、図8で説明したステップS36の動作に相当し、受信端末4(署名検証手段67)において実行される。
このように生成された署名σsは、署名検証情報vsと、部分鍵検証情報v1と、署名生成時刻Tとともに、リクエストmに付加されて署名付きリクエストとなる。
そして、署名検証手段67は、ハッシュ値c1およびcsと、検証鍵の一部(p,g,y0,y′)と、署名情報の一部(vs,v1)とに基づいて、前記式(15)の条件式が成り立つか否かにより、署名σsの検証を行う(ステップS76)。
以上の手順によって、署名検証手段67は、リクエストに付加された署名を検証することができる。
次に、図12を参照(適宜図2および図3参照)して、部分鍵の生成、部分鍵の検証、ならびに、署名鍵の生成の手順について説明する。図12は、部分鍵の生成・検証、ならびに、署名鍵の生成の手順を示すフローチャートであって、(a)は部分鍵を生成する手順、(b)は部分鍵を検証する手順、(c)は署名鍵を生成する手順を示している。なお、図12(a)の手順は、図9で説明したステップS52の動作に相当し、鍵管理サーバ1の部分鍵生成装置11(部分鍵生成手段21)において実行される。また、図12(b)の手順は、図9で説明したステップS55の動作に相当し、個人情報管理サーバ2の署名鍵更新装置30(部分鍵検証手段39)において実行される。また、図12(c)の手順は、図9で説明したステップS57の動作に相当し、個人情報管理サーバ2の署名鍵更新装置30(署名鍵更新手段41)において実行される。
さらに、部分鍵生成手段21は、部分鍵検証情報v1と、クロック(計時手段)CKから出力される現在の時刻(鍵生成時刻)Tとを連結し、前記式(6)により、ハッシュ値c1を生成する(ステップS83)。
このように生成された部分鍵x1は、部分鍵検証情報v1と、鍵生成時刻Tとともに、部分鍵情報として個人情報管理サーバ2に送信される。
そして、部分鍵検証手段39は、ハッシュ値c1と、検証鍵の一部(p,g,y0)と、部分鍵検証情報v1とに基づいて、前記式(9)の条件式が成り立つか否かにより、部分鍵x1の検証を行う(ステップS86)。
以上の手順によって、署名鍵更新手段41は、正当性が検証された部分鍵を用いて、署名鍵を生成することができる。
次に、個人情報保護システムSにおいて使用される各種の鍵(マスタ鍵、検証鍵、部分鍵、署名鍵)について、鍵の生成手順および検証手順における第2の例について説明する。
ここでは、図13を参照(適宜図3および図5参照)して、他の署名の検証手順について説明する。図13は、他の署名生成・署名検証の手順を示すフローチャートであって、(a)は署名を生成する手順、(b)は署名を検証する手順を示している。
この図13(b)において、署名検証手段67は、ICカードCに記録されている検証鍵に含まれるハッシュ関数H(・)を用いて、部分鍵検証情報v1と、署名生成時刻Tとに基づいて、以下の式(16)によりハッシュ値c1を生成する(ステップS75b)。
次に、個人情報保護システムSにおいて使用される各種の鍵(マスタ鍵、検証鍵、部分鍵、署名鍵)について、鍵の生成手順および検証手順における第3の例について説明する。なお、この第3の例では、鍵管理サーバ1内の部分鍵生成装置11が、信頼できるデバイスであることを仮定している。この部分鍵生成装置11が信頼できるデバイスである場合は、個人情報管理サーバ2内の署名鍵更新装置30において部分鍵検証手段39を構成から省略することができる。また、動作においては、図9において、ステップS55およびステップS56を省略することができる。
このとき、部分鍵検証手段39において、部分鍵を検証するために使用していた検証鍵の一部であるy0が不要となる。そこで、ここでは、検証鍵の一部として、y=y0y′を公開することとする。以下、その手順について説明する。
まず、図14を参照(適宜図2参照)して、マスタ鍵(第1マスタ鍵、第2マスタ鍵)および検証鍵を生成する手順について説明する。図14は、鍵生成装置におけるマスタ鍵および検証鍵を生成する他の手順を示すフローチャートである。
図14は、図10のステップS66をステップS66bに替えている点のみが異なっている。他の手順については、図10と同一であるため説明を省略する。
このステップS66bにおいて、鍵生成手段13は、以下の式(18)に示す検証鍵VKを生成する。
(署名生成・署名検証)
次に、図15を参照(適宜図2および図3参照)して、図14において、生成された検証鍵を用いて署名の検証を行う手順について説明する。図15は、他の署名生成・署名検証の手順を示すフローチャートであって、(a)は署名を生成する手順、(b)は署名を検証する手順を示している。
このステップS76cにおいて、署名検証手段67は、ハッシュ値c1およびcsと、検証鍵の一部(p,g,y)と、署名情報の一部(vs,v1)とに基づいて、以下の式(20)の条件式が成り立つか否かにより、署名σsの検証を行う。
このように、検証鍵の一部としてyを公開することで、y0およびy′を公開する場合に比べてデータ量が半分となるため、検証鍵のサイズを減らすことができる。
この場合、図16に示すように、図13のステップS76bをステップS76dに替えればよい。
すなわち、ステップS76dにおいて、署名検証手段67は、ハッシュ値c1およびcsと、検証鍵の一部(p,g,y)と、署名情報の一部(v1)と、署名生成時刻Tと、リクエストmとに基づいて、以下の式(21)の条件式が成り立つか否かにより、署名σsの検証を行う。
ゆえに、個人情報保護システムSによれば、ユーザの個人情報を安全にプロバイダに提供することが可能になる。その結果、放送・通信連携システム等に応用した場合、ユーザは、インターネットショッピングや個別サービス等を安全に利用することができる。
1 鍵管理サーバ(鍵管理装置)
2 個人情報管理サーバ(個人情報収集装置)
3 コンテンツサーバ
4 受信端末
10 鍵生成装置
11 部分鍵生成装置
12 ICカード発行装置
13 鍵生成手段
14 検証鍵記憶手段
15 検証鍵管理手段
16 第1マスタ鍵記憶手段
17 第1マスタ鍵管理手段
18 第2マスタ鍵送信手段
19 検証鍵送信手段
20 パラメータ入力手段
21 部分鍵生成手段
22 部分鍵記憶手段
23 部分鍵管理手段
24 部分鍵送信手段
25 初期情報入力手段
26 コンテンツ復号鍵生成手段
27 書込手段
30 署名鍵更新装置(署名鍵生成装置)
31 個人情報管理装置
32 第2マスタ鍵受信手段(第2マスタ鍵取得手段)
33 第2マスタ鍵記憶手段
34 第2マスタ鍵管理手段
35 検証鍵受信手段
36 検証鍵記憶手段
37 検証鍵管理手段
38 部分鍵受信手段
39 部分鍵検証手段
40 署名鍵記憶手段
41 署名鍵更新手段
42 署名鍵管理手段
43 リクエスト作成手段
44 署名付加手段
45 リクエスト送信手段
46 個人情報受信手段(個人情報取得手段)
47 個人情報復号手段
48 収集情報記憶手段
49 収集情報管理手段
50 コンテンツ要求受信手段
51 コンテンツ鍵生成手段
52 コンテンツ鍵記憶手段
53 コンテンツ記憶手段
54 コンテンツ入力手段
55 コンテンツ暗号化手段
56 コンテンツ管理手段
57 コンテンツ配信手段
60 コンテンツ要求送信手段
61 コンテンツ受信手段
62 コンテンツ復号手段
63 コンテンツ再生手段
64 個人情報記憶手段
65 個人情報管理手段
66 リクエスト受信手段
67 署名検証手段
68 個人情報暗号化手段
69 個人情報送信手段
C ICカード(記録媒体)
Claims (19)
- 受信端末に送信されるリクエストに対して署名を付加する際に用いられる署名鍵を生成する署名鍵生成装置と、前記署名鍵を生成するためのマスタ鍵を管理する鍵管理装置と、前記受信端末から個人情報を収集し、その収集した個人情報を収集情報記憶手段に蓄積管理する個人情報管理装置と、を有する個人情報保護システムであって、
前記鍵管理装置は、
公開鍵となる検証鍵と、前記署名鍵を更新する際に用いられる部分鍵を生成するための第1マスタ鍵と、前記検証鍵および前記部分鍵とともに用いられて前記署名鍵を生成するための第2マスタ鍵とを生成する鍵生成手段と、
この鍵生成手段で生成された第1マスタ鍵および検証鍵と、その生成時刻を示す鍵生成時刻とに基づいて、前記部分鍵と当該部分鍵の正当性を検証するための部分鍵検証情報とを生成する部分鍵生成手段と、を備え、
前記署名鍵生成装置は、
前記署名鍵を記憶する署名鍵記憶手段と、
前記鍵管理装置で生成された部分鍵を、前記検証鍵と前記部分鍵検証情報と前記鍵生成時刻とにより検証する部分鍵検証手段と、
この部分鍵検証手段で正当性が検証された部分鍵と前記検証鍵と前記第2マスタ鍵とに基づいて前記署名鍵を生成し、前記鍵生成時刻で示される時刻における署名鍵として、前記署名鍵記憶手段に記憶されている署名鍵を更新する署名鍵更新手段と、を備え、
前記個人情報管理装置は、
前記リクエストを作成するリクエスト作成手段と、
前記署名鍵記憶手段に記憶された署名鍵を用いて、前記リクエスト作成手段で作成されたリクエストに対して、署名の生成時刻を示す署名生成時刻とともに署名を付加する署名付加手段と、を備え、
前記第1マスタ鍵を前記鍵管理装置で保管し、前記第2マスタ鍵を前記署名鍵生成装置で保管することを特徴とする個人情報保護システム。 - 受信端末に送信されるリクエストに対して署名を付加する際に用いられる署名鍵を生成する署名鍵生成装置と接続され、前記署名鍵を生成するためのマスタ鍵を管理する鍵管理装置であって、
公開鍵となる検証鍵と、前記署名鍵を更新する際に用いられる部分鍵を生成するための第1マスタ鍵と、前記検証鍵および前記部分鍵とともに用いられて前記署名鍵を生成するための第2マスタ鍵とを生成する鍵生成手段と、
この鍵生成手段で生成された第1マスタ鍵および検証鍵と、その生成時刻を示す鍵生成時刻とに基づいて、前記部分鍵と当該部分鍵の正当性を検証するための部分鍵検証情報とを生成する部分鍵生成手段と、
この部分鍵生成手段で生成された部分鍵および部分鍵検証情報と、前記鍵生成時刻とを部分鍵情報として前記署名鍵生成装置に送信する部分鍵送信手段と、
前記鍵生成手段で生成された検証鍵を、コンテンツを暗号化するためのコンテンツ暗号化鍵に対応したコンテンツ復号鍵と併せて記録媒体に書き込む書込手段と、
を備えていることを特徴とする鍵管理装置。 - 受信端末に送信されるリクエストに対して署名を付加する際に用いられる署名鍵を生成するための鍵を生成するために、コンピュータを、
公開鍵となる検証鍵と、前記署名鍵を更新する際に用いられる部分鍵を生成するための第1マスタ鍵と、前記検証鍵および前記部分鍵とともに用いられて前記署名鍵を生成するための第2マスタ鍵とを生成する鍵生成手段、
この鍵生成手段で生成された第1マスタ鍵および検証鍵と、その生成時刻を示す鍵生成時刻とに基づいて、前記部分鍵と当該部分鍵の正当性を検証するための部分鍵検証情報とを生成する部分鍵生成手段、
前記鍵生成手段で生成された検証鍵を、コンテンツを暗号化するためのコンテンツ暗号化鍵に対応したコンテンツ復号鍵と併せて記録媒体に書き込む書込手段、
として機能させることを特徴とする鍵生成プログラム。 - 受信端末に送信されるリクエストに対して署名を付加する際に用いられる署名鍵を生成する署名鍵生成装置であって、
前記署名鍵を記憶する署名鍵記憶手段と、
請求項2に記載の鍵管理装置から送信された部分鍵情報である部分鍵と、部分鍵検証情報と、鍵生成時刻とを受信する部分鍵受信手段と、
この部分鍵受信手段で受信した部分鍵を、前記鍵管理装置で公開されている検証鍵と前記部分鍵検証情報と鍵生成時刻とにより検証する部分鍵検証手段と、
この部分鍵検証手段で正当性が検証された部分鍵と、前記検証鍵と、前記鍵管理装置で生成された第2マスタ鍵とに基づいて前記署名鍵を生成し、前記鍵生成時刻で示される時刻における署名鍵として、前記署名鍵記憶手段に記憶されている署名鍵を更新する署名鍵更新手段と、
を備えていることを特徴とする署名鍵生成装置。 - 受信端末に送信されるリクエストに対して署名を付加する際に用いられる署名鍵を生成するために、コンピュータを、
請求項2に記載の鍵管理装置から送信された部分鍵情報である部分鍵と、部分鍵検証情報と、鍵生成時刻とを受信する部分鍵受信手段、
この部分鍵受信手段で受信した部分鍵を、前記鍵管理装置で公開されている検証鍵と前記部分鍵検証情報と鍵生成時刻とにより検証する部分鍵検証手段、
この部分鍵検証手段で正当性が検証された部分鍵と、前記検証鍵と、前記鍵管理装置で生成された第2マスタ鍵とに基づいて前記署名鍵を生成し、前記鍵生成時刻で示される時刻における署名鍵として、署名鍵記憶手段に記憶されている署名鍵を更新する署名鍵更新手段、
として機能させることを特徴とする署名鍵生成プログラム。 - ネットワークを介して個人情報の収集対象とする受信端末から暗号鍵で暗号化された暗号化個人情報を取得する個人情報取得手段と、前記暗号鍵に対応した復号鍵で前記暗号化個人情報を復号する個人情報復号手段と、前記復号された個人情報を記憶する収集情報記憶手段とを有する個人情報管理装置において、
前記個人情報を収集するためのリクエストを作成するリクエスト作成手段と、
請求項4に記載の署名鍵生成装置で生成された署名鍵と、署名の正当性を検証するための署名検証情報と、請求項2に記載の鍵管理装置で生成された部分鍵検証情報および検証鍵とに基づいて署名を生成し、その生成時刻を示す署名生成時刻とともに前記リクエストに付加した署名付きリクエストを生成する署名付加手段と、
この署名付加手段で生成された署名付きリクエストを前記受信端末に送信するリクエスト送信手段と、
を備えていることを特徴とする個人情報管理装置。 - ネットワークを介して個人情報の収集対象とする受信端末から前記個人情報を収集するために、コンピュータを、
前記個人情報を収集するためのリクエストを作成するリクエスト作成手段、
請求項4に記載の署名鍵生成装置で生成された署名鍵と、署名の正当性を検証するための署名検証情報と、請求項2に記載の鍵管理装置で生成された部分鍵検証情報および検証鍵とに基づいて署名を生成し、その生成時刻を示す署名生成時刻とともに前記リクエストに付加した署名付きリクエストを生成する署名付加手段、
この署名付加手段で生成された署名付きリクエストを前記受信端末に送信するリクエスト送信手段、
前記受信端末から暗号鍵で暗号化された暗号化個人情報を取得する個人情報取得手段、
前記暗号鍵に対応した復号鍵で前記暗号化個人情報を復号する個人情報復号手段、
として機能させることを特徴とする個人情報収集プログラム。 - コンテンツを暗号化するためのコンテンツ暗号化鍵に対応したコンテンツ復号鍵を記録した記録媒体が装着され、前記コンテンツ暗号化鍵で暗号化された暗号化コンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、前記コンテンツ復号鍵に基づいて、前記受信した暗号化コンテンツを復号するコンテンツ復号手段と、復号されたコンテンツを再生するコンテンツ再生手段と、を有する受信端末において、
前記コンテンツ再生手段で再生されるコンテンツに関する個人情報を記憶する個人情報記憶手段と、
請求項6に記載の個人情報管理装置から送信された署名付きリクエストを受信するリクエスト受信手段と、
請求項2に記載の鍵管理装置で生成されて前記記録媒体に予め記録された検証鍵と、前記署名付きリクエストに付加されている署名検証情報と、部分鍵検証情報と、署名生成時刻とに基づいて、当該署名付きリクエストに付加されている署名が正当なものであるかを検証する署名検証手段と、
この署名検証手段で前記署名が正当なものであると検証された場合に、当該署名が付加されたリクエストで要求される個人情報を暗号化し、暗号化個人情報として生成する個人情報暗号化手段と、
前記暗号化個人情報を前記個人情報管理装置に送信する個人情報送信手段と、
を備えることを特徴とする受信端末。 - 再生されるコンテンツに関する個人情報を管理するために、コンピュータを、
前記個人情報を取得し個人情報記憶手段に記憶する個人情報管理手段、
請求項6に記載の個人情報管理装置から送信された署名付きリクエストを受信するリクエスト受信手段、
請求項2に記載の鍵管理装置で生成されて前記記録媒体に予め記録された検証鍵と、前記署名付きリクエストに付加されている署名検証情報と、部分鍵検証情報と、署名生成時刻とに基づいて、当該署名付きリクエストに付加されている署名が正当なものであるかを検証する署名検証手段、
この署名検証手段で前記署名が正当なものであると検証された場合に、当該署名が付加されたリクエストで要求される個人情報を暗号化し、暗号化個人情報として生成する個人情報暗号化手段、
前記暗号化個人情報を前記個人情報管理装置に送信する個人情報送信手段、
として機能させることを特徴とする個人情報管理プログラム。 - 受信端末に送信されるリクエストに対して署名を付加する際に用いられる署名鍵を生成する署名鍵生成装置と接続され、前記署名鍵を生成するためのマスタ鍵を管理する鍵管理装置であって、
qが(p−1)の約数となる素数p,qに基づいて、乗法群Zp *の元によって生成される部分群の位数がqとなるような生成元gを生成し、素数qを法とする剰余類Zqからx,x′を選択し、x0=x−x′ mod qにより、x0を前記第1マスタ鍵、x′を前記第2マスタ鍵とするとともに、
Zqからランダムに生成した乱数r1と、前記生成元gおよび素数qとを用いて、
この部分鍵生成手段で生成された部分鍵x1および部分鍵検証情報v1と、前記鍵生成時刻Tとを部分鍵情報として前記署名鍵生成装置に送信する部分鍵送信手段と、
前記鍵生成手段で生成された検証鍵VKを、コンテンツを暗号化するためのコンテンツ暗号化鍵に対応したコンテンツ復号鍵と併せて記録媒体に書き込む書込手段と、
を備えていることを特徴とする鍵管理装置。 - 受信端末に送信されるリクエストに対して署名を付加する際に用いられる署名鍵を生成する署名鍵生成装置であって、
前記署名鍵を記憶する署名鍵記憶手段と、
請求項10に記載の鍵管理装置から送信された部分鍵情報である部分鍵x1と、部分鍵検証情報v1と、鍵生成時刻Tとを受信する部分鍵受信手段と、
c1=H(v1‖T)により、前記部分鍵検証情報v1と前記鍵生成時刻Tとの連結値に対するハッシュ値c1を生成し、当該ハッシュ値c1と、前記鍵管理装置で公開されている検証鍵の一部(p,g,y0)と、前記部分鍵検証情報v1とが、
この部分鍵検証手段で正当性が検証された部分鍵x1と、前記検証鍵の一部(q)と、前記鍵管理装置で生成された第2マスタ鍵x′とを用いて、SKT=x1+x′ mod qにより、前記署名鍵SKTを生成し、前記鍵生成時刻Tで示される時刻における署名鍵として、前記署名鍵記憶手段に記憶されている署名鍵を更新する署名鍵更新手段と、
を備えていることを特徴とする署名鍵生成装置。 - ネットワークを介して個人情報の収集対象とする受信端末から暗号鍵で暗号化された暗号化個人情報を取得する個人情報取得手段と、前記暗号鍵に対応した復号鍵で前記暗号化個人情報を復号する個人情報復号手段と、前記復号された個人情報を記憶する収集情報記憶手段とを有する個人情報管理装置において、
前記個人情報を収集するためのリクエストmを作成するリクエスト作成手段と、
Zqからランダムに生成した乱数rsと、請求項10に記載の鍵管理装置で公開されている検証鍵の一部(p,g)とを用いて、
この署名付加手段で生成された署名付きリクエストを前記受信端末に送信するリクエスト送信手段と、
を備えていることを特徴とする個人情報管理装置。 - コンテンツを暗号化するためのコンテンツ暗号化鍵に対応したコンテンツ復号鍵を記録した記録媒体が装着され、前記コンテンツ暗号化鍵で暗号化された暗号化コンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、前記コンテンツ復号鍵に基づいて、前記受信した暗号化コンテンツを復号するコンテンツ復号手段と、復号されたコンテンツを再生するコンテンツ再生手段と、を有する受信端末において、
前記コンテンツ再生手段で再生されるコンテンツに関する個人情報を記憶する個人情報記憶手段と、
請求項12に記載の個人情報管理装置から送信された署名付きリクエスト(m,(σs,vs,v1),T)を受信するリクエスト受信手段と、
請求項10に記載の鍵管理装置で生成されて前記記録媒体に予め記録された検証鍵VK=<p,q,g,y0,y′,H(・)>とを用いて、c1=H(v1‖T)により、部分鍵検証情報v1と署名生成時刻Tとの連結値に対するハッシュ値c1を生成し、cs=H(v1‖vs‖T‖m)により、部分鍵検証情報v1と署名検証情報vsと署名生成時刻Tとリクエストmとの連結値に対するハッシュ値csを生成し、
この署名検証手段で前記署名が正当なものであると検証された場合に、当該署名が付加されたリクエストで要求される個人情報を暗号化し、暗号化個人情報として生成する個人情報暗号化手段と、
前記暗号化個人情報を前記個人情報管理装置に送信する個人情報送信手段と、
を備えることを特徴とする受信端末。 - ネットワークを介して個人情報の収集対象とする受信端末から暗号鍵で暗号化された暗号化個人情報を取得する個人情報取得手段と、前記暗号鍵に対応した復号鍵で前記暗号化個人情報を復号する個人情報復号手段と、前記復号された個人情報を記憶する収集情報記憶手段とを有する個人情報管理装置において、
前記個人情報を収集するためのリクエストmを作成するリクエスト作成手段と、
Zqからランダムに生成した乱数rsと、請求項10に記載の鍵管理装置で公開されている検証鍵の一部(p,g)とを用いて、
この署名付加手段で生成された署名付きリクエストを前記受信端末に送信するリクエスト送信手段と、
を備えていることを特徴とする個人情報管理装置。 - コンテンツを暗号化するためのコンテンツ暗号化鍵に対応したコンテンツ復号鍵を記録した記録媒体が装着され、前記コンテンツ暗号化鍵で暗号化された暗号化コンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、前記コンテンツ復号鍵に基づいて、前記受信した暗号化コンテンツを復号するコンテンツ復号手段と、復号されたコンテンツを再生するコンテンツ再生手段と、を有する受信端末において、
前記コンテンツ再生手段で再生されるコンテンツに関する個人情報を記憶する個人情報記憶手段と、
請求項14に記載の個人情報管理装置で生成された署名付きリクエスト(m,(σs,cs,v1),T)を受信するリクエスト受信手段と、
請求項10に記載の鍵管理装置で生成されて前記記録媒体に予め記録された検証鍵VK=<p,q,g,y0,y′,H(・)>とを用いて、c1=H(v1‖T)により、部分鍵検証情報v1と署名生成時刻Tとの連結値に対するハッシュ値c1を生成し、
この署名検証手段で前記署名が正当なものであると検証された場合に、当該署名が付加されたリクエストで要求される個人情報を暗号化し、暗号化個人情報として生成する個人情報暗号化手段と、
前記暗号化個人情報を前記個人情報管理装置に送信する個人情報送信手段と、
を備えることを特徴とする受信端末。 - 受信端末に送信されるリクエストに対して署名を付加する際に用いられる署名鍵を生成する署名鍵生成装置と接続され、前記署名鍵を生成するためのマスタ鍵を管理する鍵管理装置であって、
qが(p−1)の約数となる素数p,qに基づいて、乗法群Zp *の元によって生成される部分群の位数がqとなるような生成元gを生成し、素数qを法とする剰余類Zqからx,x′を選択し、x0=x−x′ mod qにより、x0を前記第1マスタ鍵、x′を前記第2マスタ鍵とするとともに、y=gx mod pにより求められる要素yと、ハッシュ関数H(・)とを含んで、公開鍵となる検証鍵VK=<p,q,g,y,H(・)>を生成する鍵生成手段と、
Zqからランダムに生成した乱数r1と、前記生成元gおよび素数qとを用いて、
この部分鍵生成手段で生成された部分鍵x1および部分鍵検証情報v1と、前記鍵生成時刻Tとを部分鍵情報として前記署名鍵生成装置に送信する部分鍵送信手段と、
前記鍵生成手段で生成された検証鍵VKを、コンテンツを暗号化するためのコンテンツ暗号化鍵に対応したコンテンツ復号鍵と併せて記録媒体に書き込む書込手段と、
を備えていることを特徴とする鍵管理装置。 - 受信端末に送信されるリクエストに対して署名を付加する際に用いられる署名鍵を生成する署名鍵生成装置であって、
前記署名鍵を記憶する署名鍵記憶手段と、
請求項10または請求項16に記載の鍵管理装置から送信された部分鍵情報である部分鍵x1と、部分鍵検証情報v1と、鍵生成時刻Tとを受信する部分鍵受信手段と、
この部分鍵受信手段で受信した部分鍵x1と、前記鍵管理装置で生成された第2マスタ鍵x′とを用いて、SKT=x1+x′ mod qにより、署名鍵SKTを生成し、前記鍵生成時刻で示される時刻における署名鍵として、前記署名鍵記憶手段に記憶されている署名鍵を更新する署名鍵更新手段と、
を備えていることを特徴とする署名鍵生成装置。 - ネットワークを介して個人情報の収集対象とする受信端末から暗号鍵で暗号化された暗号化個人情報を取得する個人情報取得手段と、前記暗号鍵に対応した復号鍵で前記暗号化個人情報を復号する個人情報復号手段と、前記復号された個人情報を記憶する収集情報記憶手段とを有する個人情報管理装置において、
前記個人情報を収集するためのリクエストmを作成するリクエスト作成手段と、
Zqからランダムに生成した乱数rsと、請求項16に記載の鍵管理装置で公開されている検証鍵の一部(p,g)とを用いて、
この署名付加手段で生成された署名付きリクエストを前記受信端末に送信するリクエスト送信手段と、
を備えていることを特徴とする個人情報管理装置。 - コンテンツを暗号化するためのコンテンツ暗号化鍵に対応したコンテンツ復号鍵を記録した記録媒体が装着され、前記コンテンツ暗号化鍵で暗号化された暗号化コンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、前記コンテンツ復号鍵に基づいて、前記受信した暗号化コンテンツを復号するコンテンツ復号手段と、復号されたコンテンツを再生するコンテンツ再生手段と、を有する受信端末において、
前記コンテンツ再生手段で再生されるコンテンツに関する個人情報を記憶する個人情報記憶手段と、
請求項18に記載の個人情報管理装置から送信された署名付きリクエスト(m,(σs,cs,v1),T)を受信するリクエスト受信手段と、
請求項16に記載の鍵管理装置で生成されて前記記録媒体に予め記録された検証鍵VK=<p,q,g,y,H(・)>とを用いて、c1=H(v1‖T)により、部分鍵検証情報v1と署名生成時刻Tとの連結値に対するハッシュ値c1を生成し、
この署名検証手段で前記署名が正当なものであると検証された場合に、当該署名が付加されたリクエストで要求される個人情報を暗号化し、暗号化個人情報として生成する個人情報暗号化手段と、
前記暗号化個人情報を前記個人情報管理装置に送信する個人情報送信手段と、
を備えることを特徴とする受信端末。
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