JP2008225535A - 非接触icカード - Google Patents

非接触icカード Download PDF

Info

Publication number
JP2008225535A
JP2008225535A JP2007058471A JP2007058471A JP2008225535A JP 2008225535 A JP2008225535 A JP 2008225535A JP 2007058471 A JP2007058471 A JP 2007058471A JP 2007058471 A JP2007058471 A JP 2007058471A JP 2008225535 A JP2008225535 A JP 2008225535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation clock
card
cpu
contact
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007058471A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Sato
賢治 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
NEC Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Tokin Corp filed Critical NEC Tokin Corp
Priority to JP2007058471A priority Critical patent/JP2008225535A/ja
Publication of JP2008225535A publication Critical patent/JP2008225535A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract


【課題】 ICチップを駆動する動作クロックを切換えることにより、外部装置との間の双方向通信において、高速性と安定性を両立させた非接触ICカードを提供する。
【解決手段】 外部装置20との間の双方向通信の際に異常終了が生じた場合は、その次の通信の際に非接触ICカード11の動作クロックを1段階引き下げて、消費電力の少ない双方向通信を実施する。一方、外部装置20から受信する電磁波による生成電力量が十分であって、予め定めた規定の回数に渡って外部装置20との間で双方向通信が連続して成功している場合には、その次の通信の際に非接触ICカード11の動作クロックを1段階引き上げて、より高速な処理を実施する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電池などの電力供給源を自らは内蔵せず、外部装置から送信される電磁波を整流して各構成要素に電力として供給する非接触ICカードに関する。
近年、CPU(演算処理部)や書換え可能な不揮発性メモリなどを備えて構成される非接触ICカードが普及しつつある。非接触ICカードの中でも、自らは電池などの電源を持たず、ICカードリーダライタなどの外部装置から送信される電磁波から電力を取り出し、自らの消費電力とする方式のカードが多く用いられている。
一般に非接触ICカードにおいては外部装置との双方向通信に要する処理時間が短いほどユーザの使い勝手が向上するが、カード内の各構成素子の動作クロックを引き上げてこの処理時間を短縮した場合には、各構成素子における消費電力が増加するという問題がある。内部に電池などを持たない非接触ICカードでは、受信した電磁波から電力を取り出すための電源生成部が設けられており、この電源生成部としては一般にシャントレギュレータが多く採用されている。
ここで動作クロックの高速化により、受信した電磁波からシャントレギュレータが生み出す電力よりも非接触ICカードの各構成素子が消費する電力の方が大きくなった場合は、非接触ICカードが異常な振る舞いを起こしたり、非接触ICカードと外部装置との通信が不能となってしまう場合がある。この問題の解決のために、電源生成部であるシャントレギュレータの出力電圧を常に監視しておき、ここから取り出される電力量が規定の値よりも減少した場合には、CPUなどの非接触ICカードの各構成素子を駆動するための動作クロックを低くして消費電力を低下させるといった対策が講じられている。
特許文献1は、ICカード内での使用可能な電力量に応じて、各構成素子での動作モードを切換える機能を持つ、従来の非接触ICカードの例である。図8をもとに、特許文献1に記載の非接触ICカードにおける電源生成部の監視方法とその効果について説明する。図8は特許文献1に記載の非接触ICカードの構成図であり、非接触ICカード81は、ICカードリーダライタである外部装置90との間で通信データを送受信するための送受信アンテナ部82、送信データを変調したり、受信データを復調したりする変復調部83、各種データの処理や全般的な制御を行う主演算処理部であるMPU84、受信データの復号化および送信データの暗号化を行う補助機能演算処理部であるコプロセッサ85、各種データを記録するEEPROMなどの不揮発性メモリ86などにより構成されている。なお図8ではMPU84とコプロセッサ85とが独立している場合を示しているが、両者が一体化してCPU(演算処理部)を構成していても構わない。
以上記した非接触ICカード81では、送受信アンテナ部82にて受信された外部装置90からの電磁波が、電源生成部87において整流回路にて整流、平滑され、電圧が安定化された直流電流となって非接触ICカード81内の各構成素子に駆動電力として供給される。このときの電源生成部87による供給可能な電力量は、電力検出部88により常に監視、検出されており、検出された値に基づいて、非接触ICカード81内の各構成素子を動作させる動作クロックをモード切換部89が切換える。モード切換部89がMPU84、コプロセッサ85、および不揮発性メモリ86などにおける動作クロックを切換えて、その動作モードを変更することにより、電源生成部87による供給可能な駆動電力量が少ない場合であっても、非接触ICカード81の動作を維持することができる。ただしその場合には動作クロックが低くなるため、非接触ICカード81における一連の処理に要する時間は長くなる。
このように、特許文献1に記載の非接触ICカードにおいては、電源生成部にて生成される供給可能な電力量に応じて各構成素子を駆動する動作クロックを切換えて、動作モードの変更によって消費電力を増減させることで外部装置との通信の維持を図っている。ここで外部装置から強い電磁波が供給されていて、非接触ICカードの各構成素子に十分な量の電力を供給することが可能な場合には、各構成素子の動作クロックを引き上げて、外部装置との双方向通信に要する処理時間を短縮することができる。
特開2004−206409号公報
以上記した特許文献1に記載の方法では、非接触ICカードの構成中にMPUとは独立して電力検出部およびモード切換部の回路素子を有している。これらの回路は一般にアナログ回路を含んでおり、非接触ICカードを構成する単一のICチップ内に、これらのアナログ素子をMPUやコプロセッサ、不揮発性メモリなどのデジタル素子とともに組み込む必要があるため、ICチップの構成が全体として複雑となり、そのためにICチップの故障率が高くなってしまうという問題がある。
また現状では、非接触ICカードの用途によってその動作クロックを切換える閾値が異なっている。このため、電力検出部やモード切換部を1つのICチップに組み込んだ構成の場合は、用途ごとに異なる仕様のICチップを個別に設計する必要があり、汎用性に欠けるために一般に高価となる。このためこれらの回路素子を含まない、汎用のICチップを用いた非接触ICカードに比べてコストの面で不利となってしまう。さらに汎用のICチップを用いた上で、電力検出部やモード切換部などの回路素子を別チップとして構成する方法では、全体の消費電力が増加することや、複数のICチップをカードに組み込むために製造工程が複雑化するなどの問題が生じてしまう。
従って、本発明の目的は、ICチップ内に電力検出部やモード切換部といった回路素子を含まない構成であって、しかも外部装置からの電磁波による供給可能な電力量に応じて、ICチップ内の各構成素子を駆動する動作クロックを切換えることができる、非接触ICカードを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明においては、非接触ICカードの動作クロックの切換えによる動作モードの変更が必要かどうかを、外部装置との双方向通信の際にICチップの動作が停止したかどうかを監視することによって判断するものとする。
非接触ICカードに外部装置から活性化コマンドが送られると、非接触ICカードを構成するICチップ内のCPU(演算処理部)は自分自身の活性化処理を行って、レディ状態に移行する。この状態でさらに通信開始コマンドを受信すると、CPUは通信開始コマンド処理を行って、外部装置との双方向の情報交換処理を開始する。その後、非接触ICカードは外部装置とアプリケーションごとに双方向の情報交換処理を実施するが、この場合には密度の高い情報処理や高頻度の双方向通信が行われるために、一般にCPUや送受信アンテナ部の消費電力が上昇する。このため、通信条件が良好ではない場合には非接触ICカードの電源生成部が必要な電力を供給することができなくなってしまい、非接触ICカードがその動作を停止することがある。この動作の停止は外部装置から消費電力の大きなコマンドを受信したタイミングで発生することが多く、このときは外部装置との双方向通信が中断されて、非接触ICカードはパワーオフ状態に移行する。
外部装置から非接触ICカードに再び電力供給が行われると、非接触ICカードはパワーオフ状態からアイドル状態に移行し、ここで外部装置から活性化コマンドが送られると活性化処理が行われて非接触ICカードは再びレディ状態に移行する。この際に、非接触ICカードが今までに外部装置から受信した通信開始コマンドの受信回数、および通信終了コマンドの受信回数を不揮発性メモリに常時記録しておくようにしておいて、この両者を比較する。前回の通信では情報交換処理の途中で動作が停止したために非接触ICカードは最後に通信終了コマンドを受信しておらず、両者の値は一致せずに、通信開始コマンドの受信回数の方が1回だけ多くなる。外部装置との双方向通信が正常に終了するためには非接触ICカードは外部装置から通信終了コマンドを受け取る必要があるので、双方向通信が正常に終了した場合にはこの両者の値は常に一致するはずである。このことから、通信開始コマンドおよび通信終了コマンドの受信回数を比較することによって、前回の双方向通信が中断した(異常終了であった)かどうかを判定することができる。
前回の双方向通信が異常終了した場合には、そのときの動作モードでは、外部装置から供給される電力量に比べて非接触ICカードが消費する電力量の方が大きくなる可能性があることになる。従ってその後の外部装置との双方向通信では、非接触ICカードの動作モードを1段階引き下げてその動作クロック情報を変更し、CPUその他の各構成素子の消費電力を抑える必要がある。そのためには非接触ICカードがレディ状態のうちに不揮発性メモリに記録されている動作クロック情報を書換えて、通信開始コマンドの受信後にはこの変更された動作クロック情報を読込んで非接触ICカードを駆動するようにすればよい。またこの動作クロック情報の書換えを行った場合には、通信開始コマンドを受信する前に、不揮発性メモリに記録されている通信開始コマンドおよび通信終了コマンドの受信回数を、ともに初期値に戻しておく必要がある。なお外部装置との双方向通信の際の動作モードがすでに最低値に達している場合には、動作モードの引き下げはそれ以上行わないものの、通信開始コマンドおよび通信終了コマンドの各受信回数の初期値への書換えを行う必要がある。
一方、外部装置との双方向通信において、アプリケーションごとの情報交換処理での正常な通信の終了が何回も連続している場合には、通信条件は良好であるため、現在の動作モードをさらに引き上げても良好な双方向通信を実施できる可能性がある。そこで外部装置との双方向通信が連続して正常終了となり、しかもその連続回数が予め定めた規定回数に達している場合には、非接触ICカードの動作モードを1段階引き上げて、通信開始コマンドの受信後にはその引き上げられた動作クロックによって非接触ICカードを駆動するように定めることとする。
双方向通信が予め定めた規定回数に渡って連続して正常に終了したことの判定では、外部装置からの通信終了コマンドの受信後に、通信開始コマンドの受信回数、もしくは通信終了コマンドの受信回数のいずれかが予め定めた規定回数に達したかどうかを判定すればよい。これらの各コマンドの受信回数が規定回数に達している場合には、動作クロック情報を変更することで、次回からの外部装置との双方向通信の際の動作モードを1段階引き上げることができる。なお動作クロック情報の書換えを行った場合には、通信開始コマンドおよび通信終了コマンドの各受信回数を初期値に戻しておく必要がある。またこれらのコマンド受信回数が予め定めた規定回数に達したかどうかの判定を、外部装置からの通信終了コマンドの受信後ではなく、次回の外部装置からの活性化コマンドの受信後の、非接触ICカードがレディ状態のときに、前記動作モードの引き下げ判定の後に引き続いて実施しても構わない。なお外部装置との双方向通信の際の動作モードがすでに最高値に達している場合には、動作モードの引き上げはそれ以上行わない。また通信開始コマンドおよび通信終了コマンドの各受信回数の初期値への書換えも必ずしも行わなくてもかまわない。
即ち、本発明は、少なくともCPU(演算処理部)および書換え可能な不揮発性メモリを具備し、少なくとも前記CPUを駆動させる動作クロックとして、2値以上の互いに異なる複数の動作クロックの中から選択された1つの動作クロックを設定可能な動作クロック設定機能を前記CPU自身が有する非接触ICカードであって、前記不揮発性メモリの所定のアドレスには書換え可能な動作クロック情報が予め記録されており、前記CPUが、外部装置から活性化コマンドを受信した場合には、非接触ICカードの活性化処理を実施し、外部装置から通信開始コマンドを受信した場合には、前記CPUが前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている動作クロック情報を読出し、少なくとも前記CPUが前記動作クロック情報に応じた動作クロックによって駆動するよう、前記動作クロック設定機能により動作クロックを設定するとともに、非接触ICカードの通信開始コマンド処理を実施し、前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている通信開始コマンドの受信回数BRNを読出して、前記通信開始コマンドの受信回数BRNに1を加えた値を新しい通信開始コマンドの受信回数BRNとして前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、外部装置から情報交換処理コマンドを受信した場合には、外部装置と非接触ICカードとの双方向の情報交換処理を実施し、外部装置から通信終了コマンドを受信した場合には、非接触ICカードの通信終了コマンド処理を実施するとともに、前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている通信終了コマンドの受信回数ERNを読出して、前記通信終了コマンドの受信回数ERNに1を加えた値を新しい通信終了コマンドの受信回数ERNとして前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、非接触ICカードには予め定められた通信開始コマンドの受信回数BRNまたは通信終了コマンドの受信回数ERNの上限値が記録されており、非接触ICカードの前記活性化処理の際に、前記CPUが前記不揮発性メモリの前記所定のアドレスから前記通信開始コマンドの受信回数BRNおよび前記通信終了コマンドの受信回数ERNをそれぞれ読出して両者を比較し、前記通信開始コマンドの受信回数BRNと前記通信終了コマンドの受信回数ERNとが一致しなかった場合には、前記CPUが前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている動作クロック情報を読出し、読出された動作クロック情報に応じた動作クロックが、とり得る最も低い動作クロック以外の場合には、前記動作クロック情報に応じた動作クロックよりも、所定の値だけ引き下げた動作クロックにて少なくとも前記CPUが駆動するように、新規の値に設定した動作クロック情報を、前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、さらに通信開始コマンドの受信回数BRNおよび通信終了コマンドの受信回数ERNとしてそれぞれ初期値を前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、読出された動作クロック情報に応じた動作クロックが、とり得る最も低い動作クロックである場合には、通信開始コマンドの受信回数BRNおよび通信終了コマンドの受信回数ERNとしてそれぞれ初期値を前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、非接触ICカードの前記通信終了コマンド処理の際に、前記CPUが前記不揮発性メモリの所定のアドレスから、通信開始コマンドの受信回数BRNの前記上限値、および前記通信開始コマンドの受信回数BRNを読出して両者を比較するか、もしくは前記不揮発性メモリの所定のアドレスから通信終了コマンドの受信回数ERNの前記上限値、および前記通信終了コマンドの受信回数ERNを読出して両者を比較し、前記通信開始コマンドの受信回数BRNまたは前記通信終了コマンドの受信回数ERNが予め定められた前記上限値に達していると判定した場合には、前記CPUが前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている動作クロック情報を読出し、読出された動作クロック情報に応じた動作クロックが、とり得る最も高い動作クロック以外の場合には、前記動作クロック情報に応じた動作クロックよりも、所定の値だけ引き上げた動作クロックにて少なくとも前記CPU、および前記不揮発性メモリが駆動するように、新規の値に設定した動作クロック情報を、前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、さらに通信開始コマンドの受信回数BRNおよび通信終了コマンドの受信回数ERNとしてそれぞれ初期値を前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録する機能を有することを特徴とする非接触ICカードである。
また、本発明は、少なくともCPU(演算処理部)および書換え可能な不揮発性メモリを具備し、少なくとも前記CPUを駆動させる動作クロックとして、2値以上の互いに異なる複数の動作クロックの中から選択された1つの動作クロックを設定可能な動作クロック設定機能を前記CPU自身が有する非接触ICカードであって、前記不揮発性メモリの所定のアドレスには書換え可能な動作クロック情報が予め記録されており、前記CPUが、外部装置から活性化コマンドを受信した場合には、非接触ICカードの活性化処理を実施し、外部装置から通信開始コマンドを受信した場合には、前記CPUが前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている動作クロック情報を読出し、少なくとも前記CPUが前記動作クロック情報に応じた動作クロックによって駆動するよう、前記動作クロック設定機能により動作クロックを設定するとともに、非接触ICカードの通信開始コマンド処理を実施し、前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている通信開始コマンドの受信回数BRNを読出して、前記通信開始コマンドの受信回数BRNに1を加えた値を新しい通信開始コマンドの受信回数BRNとして前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、外部装置から情報交換処理コマンドを受信した場合には、外部装置と非接触ICカードとの双方向の情報交換処理を実施し、外部装置から通信終了コマンドを受信した場合には、非接触ICカードの通信終了コマンド処理を実施するとともに、前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている通信終了コマンドの受信回数ERNを読出して、前記通信終了コマンドの受信回数ERNに1を加えた値を新しい通信終了コマンドの受信回数ERNとして前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、非接触ICカードには予め定められた通信開始コマンドの受信回数BRNまたは通信終了コマンドの受信回数ERNの上限値が記録されており、非接触ICカードの前記活性化処理の際に、前記CPUが前記不揮発性メモリの前記所定のアドレスから前記通信開始コマンドの受信回数BRNおよび前記通信終了コマンドの受信回数ERNをそれぞれ読出して両者を比較し、前記通信開始コマンドの受信回数BRNと前記通信終了コマンドの受信回数ERNとが一致しなかった場合には、前記CPUが前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている動作クロック情報を読出し、読出された動作クロック情報に応じた動作クロックが、とり得る最も低い動作クロック以外の場合には、前記動作クロック情報に応じた動作クロックよりも、所定の値だけ引き下げた動作クロックにて少なくとも前記CPUが駆動するように、新規の値に設定した動作クロック情報を、前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、さらに通信開始コマンドの受信回数BRNおよび通信終了コマンドの受信回数ERNとしてそれぞれ初期値を前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、読出された動作クロック情報に応じた動作クロックが、とり得る最も低い動作クロックである場合には、通信開始コマンドの受信回数BRNおよび通信終了コマンドの受信回数ERNとしてそれぞれ初期値を前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、非接触ICカードの前記活性化処理の際に、前記通信開始コマンドの受信回数BRNおよび前記通信終了コマンドの受信回数ERNの前記の比較処理の後で、さらに、前記CPUが前記不揮発性メモリの所定のアドレスから、通信開始コマンドの受信回数BRNの前記上限値、および前記通信開始コマンドの受信回数BRNを読出して両者を比較するか、もしくは前記不揮発性メモリの所定のアドレスから通信終了コマンドの受信回数ERNの前記上限値、および前記通信終了コマンドの受信回数ERNを読出して両者を比較し、前記通信開始コマンドの受信回数BRNまたは前記通信終了コマンドの受信回数ERNが予め定められた前記上限値に達していると判定した場合には、前記CPUが前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている動作クロック情報を読出し、読出された動作クロック情報に応じた動作クロックが、とり得る最も高い動作クロック以外の場合には、前記動作クロック情報に応じた動作クロックよりも、所定の値だけ引き上げた動作クロックにて少なくとも前記CPUが駆動するように、新規の値に設定した動作クロック情報を、前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、さらに通信開始コマンドの受信回数BRNおよび通信終了コマンドの受信回数ERNとしてそれぞれ初期値を前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録する機能を有することを特徴とする非接触ICカードである。
さらに、本発明は、前記動作クロック設定機能が動作クロックとして固定クロックを設定可能な非接触ICカードであって、少なくとも非接触ICカードの活性化処理を実施する際に、少なくとも前記CPUが駆動する動作クロックが、前記固定クロックであることを特徴とする非接触ICカードである。
さらに、本発明は、前記固定クロックが、少なくとも前記CPUが駆動する動作クロックがとりうる中で、最も低い動作クロックであることを特徴とする非接触ICカードである。
さらに、本発明は、前記動作クロック設定機能が設定可能な前記動作クロックが、互いに異なる2値の動作クロックであることを特徴とする非接触ICカードである。
さらに、本発明は、前記動作クロック設定機能が固定クロックを設定可能な非接触ICカードであって、少なくとも非接触ICカードの活性化処理を実施する際に、少なくとも前記CPUが駆動する動作クロックが前記固定クロックであり、前記固定クロックが前記互いに異なる2値の動作クロックのうちの低い動作クロックに一致することを特徴とする非接触ICカードである。
さらに、本発明は、前記動作クロック設定機能が設定可能な前記動作クロックが、互いに異なる2値の動作クロック、および前記動作クロックとは異なる固定クロックの3値の動作クロックであって、少なくとも非接触ICカードの活性化処理を実施する際に、少なくとも前記CPUが駆動する動作クロックが、前記固定クロックであることを特徴とする非接触ICカードである。
さらに、本発明は、予め定められた通信開始コマンドの受信回数BRNまたは通信終了コマンドの受信回数ERNの前記上限値が、前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されており、非接触ICカードの用途により前記上限値を変更することを特徴とする非接触ICカードである。
さらに、本発明は、前記CPUがMPU(主演算処理部)およびコプロセッサ(補助機能演算処理部)を有しており、前記CPUが実行する前記各動作が、前記MPUおよび/または前記コプロセッサによって実行されるものであることを特徴とする非接触ICカードである。
さらに、本発明は、送受信アンテナ部、変復調部および電源生成部を有し、前記外部装置から送信される電磁波を前記送受信アンテナ部により受信して受信電磁波となし、前記電源生成部にて前記受信電磁波から動作電力を生成して駆動電源となし、前記受信電磁波を前記変復調部にて復調して受信信号を取り出すとともに、送信信号を前記変復調部にて変調して送信電磁波となし、前記送受信アンテナ部により前記外部装置へ送信することを特徴とする非接触ICカードである。
以上記述したように、本発明によれば、非接触ICカードと外部装置との双方向通信において、その情報交換処理の際に双方向通信が異常終了した場合には、次回の通信では動作モードを1段階引き下げて非接触ICカードの動作クロックを引き下げ、消費電力の少ない双方向通信を実施する。このため、非接触ICカードの受信電力量が少ない場合であっても通信成功確率の高い、安定した通信が実行可能である。一方、受信電力量が十分であって規定の回数に渡って外部装置との双方向通信が連続して成功している場合には、次回の通信での動作モードを1段階引き上げて非接触ICカードの動作クロックを引き上げることで、より高速な処理を実施することが可能である。このように、外部装置との双方向通信が成功したかどうかによってその動作クロックを変更する構成としたことにより、非接触ICカードの構成中に電力検出部およびモード切換部といったアナログ回路を含む構成素子を設ける必要がない。このため、非接触ICカード内からこれらの構成素子を追放することができるので、故障率が低い、もしくは消費電力が小さく、組立てが容易な非接触ICカードを提供することができる。
本発明の実施の形態による非接触ICカードについて、図1ないし図7に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る非接触ICカードの構成図の例である。非接触ICカード11は、ICカードリーダライタである外部装置20との間でデータを送受信するための送受信アンテナ部12、送信データを変調したり、受信データを復調したりする変復調部13、各種データ処理や全体的な制御を行う主演算処理部であるMPU14、受信データの復号化および送信データの暗号化を行う補助機能演算処理部であるコプロセッサ15、各種データを記録するEEPROMなどの不揮発性メモリ16、および電源生成部17などにより構成されている。なお図1ではMPU14とコプロセッサ15とが独立して設けられている場合を示しているが、両者が一体化してCPU(演算処理部)を構成していても構わない。ここでCPUとは、MPU(主演算処理部)およびコプロセッサ(補助機能演算処理部)の機能を統合した素子であり、従来のMPUおよびコプロセッサが行っていた処理を、単独の素子によって実施可能なものである。
以上記した非接触ICカード11では、送受信アンテナ部12にて受信された外部装置20からの電磁波を、電源生成部17において整流回路にて整流、平滑して、電圧が安定化された直流電流として非接触ICカード11内の各構成素子に駆動電力として供給している。なお、送受信アンテナ部12を除いた変復調部13、MPU14、コプロセッサ15、不揮発性メモリ16、電源生成部17の各素子は、1つもしくは複数のICチップによって構成されており、送受信アンテナ部12とともに、非接触ICカードの本体内部に埋設されている。
次に、本発明の実施の形態による非接触ICカードが動作する際の各状態の遷移について、図2を参照して説明する。
図2は本発明の実施の形態による非接触ICカードの状態遷移図の例である。非接触ICカードには最初は電力が供給されていないため、パワーオフ状態ST1となっている。この非接触ICカードに外部装置から電磁波として電力が供給されると、パワーオフ状態ST1からアイドル状態ST2に遷移し、活性化コマンドを受信可能な状態となる。アイドル状態ST2にて活性化コマンドを受信すると、CPUは活性化処理を行い、これにより非接触ICカードはレディ状態ST3に遷移して、通信開始コマンドを受信可能な状態となる。この際に、書換え可能な不揮発性メモリに記録されている通信開始コマンド受信回数BRN(以下BRN)と通信終了コマンド受信回数ERN(以下ERN)とを比較し、両者が一致しない場合には動作クロック情報の書換えを行う。なお活性化コマンド受信以降のCPUの動作クロックは、前回に行った双方向通信の際の動作クロックをそのまま引き継いでもよいが、そうせずに毎回特定の固定クロックにて動作するものとしてもよい。また前記CPUとして、MPUおよびコプロセッサの組み合わせを用いても構わない。
このレディ状態ST3のときに通信開始コマンドを受信すると、非接触ICカードは通信開始状態ST4に遷移し、アプリケーションごとの情報交換処理コマンドを受信可能な状態となる。この際にCPUを駆動する新しい動作モードとして書換え可能な不揮発性メモリに記録されている動作クロック情報の読出しを行い、それ以降はこの新しい動作クロックにて非接触ICカードの処理を行う。前記のレディ状態ST3でのBRNとERNとの比較の結果によって、この動作クロック情報の書換えが行われている場合には、動作クロックがすでに最低値に達している場合以外は、新しい動作モードは従来よりも1段階引き下げられたものとなる。その後はアプリケーションごとの情報交換処理コマンドを受信して情報交換処理状態ST5に遷移し、外部装置との間で双方向の情報交換処理を実施する。この処理の最中に受信電力の不足によって非接触ICカードが動作停止状態に陥ることがなければ、最後に外部装置から通信終了コマンドを受信して通信終了状態ST6に遷移する。
通信終了コマンドを受信した後に、非接触ICカードはBRNもしくはERNが予め与えられている規定回数に達しているかを判定する。この規定回数は、情報交換処理状態ST5にて外部装置との間で行う一連の双方向の情報交換処理の際に、非接触ICカードが動作停止状態に陥らずに正常に通信終了コマンドを受信した連続の回数である。この回数が規定回数に達していれば、そのときの動作モードで安定した情報交換処理を実施するために十分な量の電力が、外部装置から非接触ICカードに対して与えられていると見なすことができる。その場合には次回以降の情報交換処理の速度の向上のために、動作クロックがすでに最高値に達している場合以外は動作クロック情報を書換えて、従来よりも動作モードを1段階引き上げることとする。BRNもしくはERNの判定動作の後に非接触ICカードは通信終了状態ST6に遷移し、外部装置との間の一連の双方向通信を終了することとなる。
なおこのBRNもしくはERNが予め与えられている規定回数に達しているかどうかの判定は、通信終了コマンドを受信した後の通信終了状態ST6ではなく、通信終了後の次回の非接触ICカードによる双方向通信の際に、レディ状態ST3において実施しても構わない。この場合には前記のBRNとERNとの比較による、動作クロック情報の書換えの判断の後に、引き続いて行うこととなる。もしBRNとERNとの比較により両者が一致しない場合には、その段階でBRNおよびERNはともに初期値に書換えられることになるので、これらが予め与えられている規定回数に達したと見なされることはない。
以上記した非接触ICカードにおける、パワーオフ状態から通信終了状態に至るまでの外部装置との双方向通信における一連の処理手順について、図3〜図7を用いて説明する。図3〜図7に示す実施の形態では、非接触ICカードが高い動作クロック(High)および低い動作クロック(Low)の2種類の動作モードのみを取り得る場合を例として示しており、また非接触ICカードが通信開始コマンドを受信するまでは、CPUは動作クロック情報に依存しない、固定クロックにて動作するものとしている。さらに外部装置との間の一連の双方向通信の連続回数の規定値を10回としており、通信終了コマンドの受信後に、通信開始コマンド受信回数BRNがこの規定回数に達しているかどうかを判定することとしている。
本発明による非接触ICカードでは、書換え可能な不揮発性メモリの各々所定のアドレスに、通信開始コマンドの受信回数BRN、通信終了コマンドの受信回数ERN、書換え可能な動作クロック情報、および予め定められた一連の双方向通信の連続回数の規定値の4つのパラメータが記録されている。このうち予め定められた連続回数の規定値は固定パラメータであり、非接触ICカードの動作中に書換えられることがないので、書換え可能なメモリ以外の記録領域に記録されていても構わない。この規定値は通信終了コマンドの受信後にBRNと比較され、後述のようにBRNがこの値に達している場合には書換え可能な動作クロック情報が変更される。
図3は、外部装置との情報交換処理において、非接触ICカードが途中で動作停止となることなく順調に推移して通信終了に至った場合の、各状態におけるCPUクロックと、書換え可能な不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている各項目(メモリ項目)の内容について記した図である。メモリ項目としては動作クロック情報、通信開始コマンド受信回数BRN、通信終了コマンド受信回数ERNの3種類を示している。図3は非接触ICカードを初めて使用開始した場合を示したもので、初期の動作クロック情報をHighとしており、またBRN、ERNはともに最初に0である場合を示している。
図3では非接触ICカードがパワーオフ状態、およびアイドル状態の場合を省略しているが、アイドル状態にある非接触ICカードが外部装置から活性化コマンドを受信した場合には、非接触ICカードの活性化処理が実施されて、外部装置との双方向通信が可能なレディ状態に移行する。このときにCPUは予め定められた固定クロックにて動作している。非接触ICカードが活性化コマンドを受信すると、ICカードの活性化処理が実行され、CPUはまず不揮発性メモリからBRNとERNを読出して比較し、その結果を判断する。両者は当然ながらともに0で一致するため、動作クロック情報を変更せずに、Highのままとする。次に通信開始コマンドを受信すると、CPUは動作クロック情報を読出して自らの動作クロックとする。この値はHighであるので、CPUはそれ以降Highクロックにて動作する。CPUはまた通信開始コマンドの受信を受けて、BRNの値をそれ以前よりも1だけ増加させて1に書換える。その後通信開始状態となり、外部装置からアプリケーションごとの情報交換処理コマンドを受信して処理を実行する。
非接触ICカードが通信開始状態となって外部装置と双方向通信を実施する際の消費電力は、それ以外の状態で各種制御コマンドを実施する場合に比べて相当に大きくなる。非接触ICカードが消費電力の大きなコマンドを受信して実行しても受信電力の不足に至らず、最後まで良好な双方向通信状態を維持することができたときには、非接触ICカードはやがて通信終了コマンドを受信して通信終了状態に至る。CPUは通信終了コマンドの受信を受けて、ERNの値をそれ以前よりも1だけ増加させて1に書換える。さらにBRNの値を双方向通信の連続回数の規定値である10回と比較する。BRNは1であり、規定値より小さいのでとくに処理は行われず、非接触ICカードは通信終了となる。
図4は、図3に示す非接触ICカードが消費電量の大きなコマンドを受信して実行した際に、受信電力の不足で途中で動作停止となった場合の動作の例について示す図である。図3の場合の通信終了の直後に非接触ICカードの動作を再び開始した場合を想定していて、初期の動作クロック情報はHighのまま、またBRN、ERNはともに最初に1としている。また図3と同様にパワーオフ状態、アイドル状態の場合は省略している。
非接触ICカードが活性化コマンドを受信すると活性化処理が実行され、CPUはBRNとERNを読出して比較する。両者はともに1であるため動作クロック情報はHighのままとし、この値は通信開始コマンドの受信以降のCPUの動作クロックとなる。通信開始コマンドの受信後に、CPUはBRNの値を1だけ増加させて2に書換える。通信開始状態での外部装置との双方向通信による消費電力が受信電磁波からの電力生成量を上回り、非接触ICカードが動作停止に至った場合には、外部装置との双方向通信は中断してしまうので、非接触ICカードの動作モードを変えて双方向通信をやり直す必要がある。この場合には、非接触ICカードは外部装置からの通信終了コマンドを受信しないのでERNは1のままで変わらず、また非接触ICカードは動作停止によってパワーオフ状態となってしまう。この場合には外部装置は非接触ICカードに対して電力供給および活性化コマンドの送信を行い、双方向通信を再び確立させようと試みることとなる。
図5は、図4において非接触ICカードが途中で動作停止となった後で、再び双方向通信を開始した場合の動作の例について示す図である。初期の動作クロック情報およびBRN、ERNは図4の場合の動作停止の際の値をそのまま引き継いでおり、動作クロック情報はHigh、BRNは2、ERNは1である。図3と同様にパワーオフ状態、アイドル状態の場合は省略している。
非接触ICカードが活性化コマンドを受信すると活性化処理が実行され、CPUはBRNとERNを読出して比較する。ここでBRNとERNが異なっている(BRNの方がERNより大きい)ことから、前回の通信は途中で停止しており、現在の動作モードは外部装置との双方向通信にはふさわしくないと判断されて動作クロック情報が書換えられ、動作モードの1段階の引き下げが行われる。図5の例の場合は動作モードはHighとLowの2種類のみなので、動作クロック情報がHigh→Lowと書換えられる。またBRNとERNは初期値に戻され、ともに0となる。
非接触ICカードが通信開始コマンドを受信して通信開始状態に移行すると、CPUはLowである動作クロック情報を読出して自らの動作クロックとするので、それ以降はLowクロックにて動作する。BRNは通信開始コマンドの受信を受けて1となる。その後非接触ICカードは通信開始状態となり、外部装置からアプリケーションごとの情報交換処理コマンドを受信して処理を実行する。この際にはCPUの動作クロックがLowクロックであるために非接触ICカードの消費電力は図4の場合よりも小さくなる。そのため外部装置から消費電力の大きなコマンドを受信した場合にも非接触ICカードは動作停止に至ることがなく、処理時間が長くなるものの、一連の外部装置との双方向通信を無事に実施することができる。通信終了コマンドを受信するとCPUはERNを0から1に書換え、最後に外部装置との通信終了に至る。
図6は、図5に示す非接触ICカードの動作終了の後で、再び双方向通信を開始した場合の動作の例について示す図である。初期の動作クロック情報およびBRN、ERNは図5の通信終了の際の値であり、動作クロック情報はLow、BRN、ERNはともに1である。図3と同様にパワーオフ状態、アイドル状態の場合は省略している。
活性化コマンドを受信した後の振る舞いは図3の場合と基本的に同じであり、図3の場合との違いは動作クロック情報、BRN、ERNの初期値のみである。活性化処理におけるBRNとERNとの比較では、両者がともに1であるため動作クロック情報は変更されず、Lowのままである。このため通信開始コマンドの受信以降のCPUの動作クロックもLowクロックとなる。外部装置からアプリケーションごとの情報交換処理コマンドを受信して双方向通信を行うが、図5の場合と同様にCPUがLowクロックにて動作するために処理時間が長くなるものの、一連の双方向通信を無事に実施することができる。通信開始コマンド、通信終了コマンドの受信の際にBRN、ERNはそれぞれ1ずつ加算されるため、通信終了時にはBRN、ERNはともに2となっている。
図7は、図5および図6に示す非接触ICカードの正常な動作終了が9回繰り返された後で、再び双方向通信を開始した場合の動作の例について示す図である。初期の動作クロック情報はLowであり、BRN、ERNはともに9である。図3と同様にパワーオフ状態、アイドル状態の場合は省略している。
活性化コマンドを受信した後の振る舞いは図6の場合と基本的に同じであり、BRNとERNの初期値が異なるのみである。初期のBRNとERNとがともに9で一致するため動作クロック情報は変更されず、このため通信開始コマンドの受信以降のCPUの動作クロックもLowクロックとなる。通信開始コマンドの受信以降に外部装置からアプリケーションごとの情報交換処理コマンドを受信して双方向通信を行う際は、図5の場合と同様にCPUがLowクロックにて動作するために処理時間が長くなるものの、低い消費電力によって一連の双方向通信を無事に実施することができる。ここで通信開始コマンド、通信終了コマンドの受信の際にBRN、ERNはそれぞれ1ずつ加算されることとなるので、通信終了コマンドの受信以降はBRN、ERNがともに10となる。
通信終了状態において、このうちBRNが予め定められた一連の双方向通信の連続回数の規定値である10回と比較され、この規定回数に達しているかどうかが判定される。BRNが規定回数に達しているために、現在の動作モードにおいて外部装置との間で十分に安定な双方向通信が確立されていると見なされることから、次回以降の通信での動作モードを1段階引き上げるために動作クロック情報の書換えを行う。これにより、不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている動作クロック情報はLow→Highと書換えられる。この新しい動作クロック情報は、次回の非接触ICカードの双方向通信において、通信開始コマンドの受信の際にCPUの動作クロックとして読込まれる。またBRN、ERNはそれぞれ初期値である0に戻される。なお図7に示した動作の例の後の非接触ICカードの動作は、図3に示した場合と同一の振る舞いとなる。
以上示したように、本発明における非接触ICカードにおいては、CPUの動作クロックの切換えを、その双方向通信の際に動作停止が起きるかどうかによって判定しているために、非接触ICカードの構成中に電力検出部およびモード切換部といったアナログ回路を含む構成素子を設ける必要がない。このため、従来よりも故障率が低い、もしくは消費電力が小さい非接触ICカードを提供することが可能である。なお、上記の説明は、本発明の実施の形態に係る場合の効果について説明するためのものであって、これによって特許請求の範囲に記載の発明を限定し、あるいは請求の範囲を減縮するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
本発明の実施の形態に係る非接触ICカードの構成図の例。 本発明の実施の形態に係る非接触ICカードの状態遷移図の例。 本発明の実施の形態に係る非接触ICカードの各状態とCPUクロック、メモリ項目の内容の関係を示す図の例。 本発明の実施の形態に係る非接触ICカードの各状態とCPUクロック、メモリ項目の内容の関係を示す図の例。 本発明の実施の形態に係る非接触ICカードの各状態とCPUクロック、メモリ項目の内容の関係を示す図の例。 本発明の実施の形態に係る非接触ICカードの各状態とCPUクロック、メモリ項目の内容の関係を示す図の例。 本発明の実施の形態に係る非接触ICカードの各状態とCPUクロック、メモリ項目の内容の関係を示す図の例。 従来の非接触ICカードの構成図の例。
符号の説明
11,81 非接触ICカード
12,82 送受信アンテナ部
13,83 変復調部
14,84 MPU
15,85 コプロセッサ
16,86 不揮発性メモリ
17,87 電源生成部
88 電力検出部
89 モード切換部
20,90 外部装置
ST1 パワーオフ状態
ST2 アイドル状態
ST3 レディ状態
ST4 通信開始状態
ST5 情報交換処理状態
ST6 通信終了状態

Claims (10)

  1. 少なくともCPU(演算処理部)および書換え可能な不揮発性メモリを具備し、少なくとも前記CPUを駆動させる動作クロックとして、2値以上の互いに異なる複数の動作クロックの中から選択された1つの動作クロックを設定可能な動作クロック設定機能を前記CPU自身が有する非接触ICカードであって、
    前記不揮発性メモリの所定のアドレスには書換え可能な動作クロック情報が予め記録されており、
    前記CPUが、外部装置から活性化コマンドを受信した場合には、非接触ICカードの活性化処理を実施し、
    外部装置から通信開始コマンドを受信した場合には、前記CPUが前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている動作クロック情報を読出し、少なくとも前記CPUが前記動作クロック情報に応じた動作クロックによって駆動するよう、前記動作クロック設定機能により動作クロックを設定するとともに、非接触ICカードの通信開始コマンド処理を実施し、前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている通信開始コマンドの受信回数BRNを読出して、前記通信開始コマンドの受信回数BRNに1を加えた値を新しい通信開始コマンドの受信回数BRNとして前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、
    外部装置から情報交換処理コマンドを受信した場合には、外部装置と非接触ICカードとの双方向の情報交換処理を実施し、
    外部装置から通信終了コマンドを受信した場合には、非接触ICカードの通信終了コマンド処理を実施するとともに、前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている通信終了コマンドの受信回数ERNを読出して、前記通信終了コマンドの受信回数ERNに1を加えた値を新しい通信終了コマンドの受信回数ERNとして前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、
    非接触ICカードには予め定められた通信開始コマンドの受信回数BRNまたは通信終了コマンドの受信回数ERNの上限値が記録されており、
    非接触ICカードの前記活性化処理の際に、前記CPUが前記不揮発性メモリの前記所定のアドレスから前記通信開始コマンドの受信回数BRNおよび前記通信終了コマンドの受信回数ERNをそれぞれ読出して両者を比較し、
    前記通信開始コマンドの受信回数BRNと前記通信終了コマンドの受信回数ERNとが一致しなかった場合には、前記CPUが前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている動作クロック情報を読出し、
    読出された動作クロック情報に応じた動作クロックが、とり得る最も低い動作クロック以外の場合には、前記動作クロック情報に応じた動作クロックよりも、所定の値だけ引き下げた動作クロックにて少なくとも前記CPUが駆動するように、新規の値に設定した動作クロック情報を、前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、さらに通信開始コマンドの受信回数BRNおよび通信終了コマンドの受信回数ERNとしてそれぞれ初期値を前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、
    読出された動作クロック情報に応じた動作クロックが、とり得る最も低い動作クロックである場合には、通信開始コマンドの受信回数BRNおよび通信終了コマンドの受信回数ERNとしてそれぞれ初期値を前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、
    非接触ICカードの前記通信終了コマンド処理の際に、前記CPUが前記不揮発性メモリの所定のアドレスから、通信開始コマンドの受信回数BRNの前記上限値、および前記通信開始コマンドの受信回数BRNを読出して両者を比較するか、もしくは前記不揮発性メモリの所定のアドレスから通信終了コマンドの受信回数ERNの前記上限値、および前記通信終了コマンドの受信回数ERNを読出して両者を比較し、
    前記通信開始コマンドの受信回数BRNまたは前記通信終了コマンドの受信回数ERNが予め定められた前記上限値に達していると判定した場合には、前記CPUが前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている動作クロック情報を読出し、
    読出された動作クロック情報に応じた動作クロックが、とり得る最も高い動作クロック以外の場合には、前記動作クロック情報に応じた動作クロックよりも、所定の値だけ引き上げた動作クロックにて少なくとも前記CPUが駆動するように、新規の値に設定した動作クロック情報を、前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、さらに通信開始コマンドの受信回数BRNおよび通信終了コマンドの受信回数ERNとしてそれぞれ初期値を前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録する機能を有することを特徴とする非接触ICカード。
  2. 少なくともCPU(演算処理部)および書換え可能な不揮発性メモリを具備し、少なくとも前記CPUを駆動させる動作クロックとして、2値以上の互いに異なる複数の動作クロックの中から選択された1つの動作クロックを設定可能な動作クロック設定機能を前記CPU自身が有する非接触ICカードであって、
    前記不揮発性メモリの所定のアドレスには書換え可能な動作クロック情報が予め記録されており、
    前記CPUが、外部装置から活性化コマンドを受信した場合には、非接触ICカードの活性化処理を実施し、
    外部装置から通信開始コマンドを受信した場合には、前記CPUが前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている動作クロック情報を読出し、少なくとも前記CPUが前記動作クロック情報に応じた動作クロックによって駆動するよう、前記動作クロック設定機能により動作クロックを設定するとともに、非接触ICカードの通信開始コマンド処理を実施し、前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている通信開始コマンドの受信回数BRNを読出して、前記通信開始コマンドの受信回数BRNに1を加えた値を新しい通信開始コマンドの受信回数BRNとして前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、
    外部装置から情報交換処理コマンドを受信した場合には、外部装置と非接触ICカードとの双方向の情報交換処理を実施し、
    外部装置から通信終了コマンドを受信した場合には、非接触ICカードの通信終了コマンド処理を実施するとともに、前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている通信終了コマンドの受信回数ERNを読出して、前記通信終了コマンドの受信回数ERNに1を加えた値を新しい通信終了コマンドの受信回数ERNとして前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、
    非接触ICカードには予め定められた通信開始コマンドの受信回数BRNまたは通信終了コマンドの受信回数ERNの上限値が記録されており、
    非接触ICカードの前記活性化処理の際に、前記CPUが前記不揮発性メモリの前記所定のアドレスから前記通信開始コマンドの受信回数BRNおよび前記通信終了コマンドの受信回数ERNをそれぞれ読出して両者を比較し、
    前記通信開始コマンドの受信回数BRNと前記通信終了コマンドの受信回数ERNとが一致しなかった場合には、前記CPUが前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている動作クロック情報を読出し、
    読出された動作クロック情報に応じた動作クロックが、とり得る最も低い動作クロック以外の場合には、前記動作クロック情報に応じた動作クロックよりも、所定の値だけ引き下げた動作クロックにて少なくとも前記CPUが駆動するように、新規の値に設定した動作クロック情報を、前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、さらに通信開始コマンドの受信回数BRNおよび通信終了コマンドの受信回数ERNとしてそれぞれ初期値を前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、
    読出された動作クロック情報に応じた動作クロックが、とり得る最も低い動作クロックである場合には、通信開始コマンドの受信回数BRNおよび通信終了コマンドの受信回数ERNとしてそれぞれ初期値を前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、
    非接触ICカードの前記活性化処理の際に、さらに、前記CPUが前記不揮発性メモリの所定のアドレスから、通信開始コマンドの受信回数BRNの前記上限値、および前記通信開始コマンドの受信回数BRNを読出して両者を比較するか、もしくは前記不揮発性メモリの所定のアドレスから通信終了コマンドの受信回数ERNの前記上限値、および前記通信終了コマンドの受信回数ERNを読出して両者を比較し、
    前記通信開始コマンドの受信回数BRNまたは前記通信終了コマンドの受信回数ERNが予め定められた前記上限値に達していると判定した場合には、前記CPUが前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されている動作クロック情報を読出し、
    読出された動作クロック情報に応じた動作クロックが、とり得る最も高い動作クロック以外の場合には、前記動作クロック情報に応じた動作クロックよりも、所定の値だけ引き上げた動作クロックにて少なくとも前記CPUが駆動するように、新規の値に設定した動作クロック情報を、前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録し、さらに通信開始コマンドの受信回数BRNおよび通信終了コマンドの受信回数ERNとしてそれぞれ初期値を前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録する機能を有することを特徴とする非接触ICカード。
  3. 前記動作クロック設定機能が動作クロックとして固定クロックを設定可能な非接触ICカードであって、
    少なくとも非接触ICカードの活性化処理を実施する際に、少なくとも前記CPUが駆動する動作クロックが、前記固定クロックであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の非接触ICカード。
  4. 前記固定クロックが、少なくとも前記CPUが駆動する動作クロックがとりうる中で、最も低い動作クロックであることを特徴とする請求項3に記載の非接触ICカード。
  5. 前記動作クロック設定機能が設定可能な前記動作クロックが、互いに異なる2値の動作クロックであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の非接触ICカード。
  6. 前記動作クロック設定機能が固定クロックを設定可能な非接触ICカードであって、
    少なくとも非接触ICカードの活性化処理を実施する際に、少なくとも前記CPUが駆動する動作クロックが前記固定クロックであり、前記固定クロックが前記互いに異なる2値の動作クロックのうちの低い動作クロックに一致することを特徴とする請求項5に記載の非接触ICカード。
  7. 前記動作クロック設定機能が設定可能な前記動作クロックが、互いに異なる2値の動作クロック、および前記動作クロックとは異なる固定クロックの3値の動作クロックであって、
    少なくとも非接触ICカードの活性化処理を実施する際に、少なくとも前記CPUが駆動する動作クロックが、前記固定クロックであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の非接触ICカード。
  8. 予め定められた通信開始コマンドの受信回数BRNまたは通信終了コマンドの受信回数ERNの前記上限値が、前記不揮発性メモリの所定のアドレスに記録されており、非接触ICカードの用途により前記上限値を変更することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の非接触ICカード。
  9. 前記CPUがMPU(主演算処理部)およびコプロセッサ(補助機能演算処理部)を有しており、前記CPUが実行する前記各動作が、前記MPUおよび/または前記コプロセッサによって実行されるものであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の非接触ICカード。
  10. 送受信アンテナ部、変復調部および電源生成部を有し、前記外部装置から送信される電磁波を前記送受信アンテナ部により受信して受信電磁波となし、前記電源生成部にて前記受信電磁波から動作電力を生成して駆動電源となし、
    前記受信電磁波を前記変復調部にて復調して受信信号を取り出すとともに、送信信号を前記変復調部にて変調して送信電磁波となし、前記送受信アンテナ部により前記外部装置へ送信することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の非接触ICカード。
JP2007058471A 2007-03-08 2007-03-08 非接触icカード Withdrawn JP2008225535A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007058471A JP2008225535A (ja) 2007-03-08 2007-03-08 非接触icカード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007058471A JP2008225535A (ja) 2007-03-08 2007-03-08 非接触icカード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008225535A true JP2008225535A (ja) 2008-09-25

Family

ID=39844133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007058471A Withdrawn JP2008225535A (ja) 2007-03-08 2007-03-08 非接触icカード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008225535A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011253297A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Sony Corp 通信装置、リーダライタ装置、通信システム及び通信方法
JP2014056588A (ja) * 2013-10-23 2014-03-27 Dainippon Printing Co Ltd Icチップ、icカード、及びicチップの動作方法
WO2019176325A1 (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 非接触通信媒体、記録媒体カートリッジ、非接触通信媒体の駆動方法及びプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011253297A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Sony Corp 通信装置、リーダライタ装置、通信システム及び通信方法
JP2014056588A (ja) * 2013-10-23 2014-03-27 Dainippon Printing Co Ltd Icチップ、icカード、及びicチップの動作方法
WO2019176325A1 (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 非接触通信媒体、記録媒体カートリッジ、非接触通信媒体の駆動方法及びプログラム
JPWO2019176325A1 (ja) * 2018-03-15 2021-03-25 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 非接触通信媒体、記録媒体カートリッジ、非接触通信媒体の駆動方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7364083B2 (en) IC card with built-in coprocessor for auxiliary arithmetic, and control method thereof
US7119664B2 (en) Deep sleep in an RFID tag
JP2549192B2 (ja) 非接触icカード及びその使用方法
JP3904859B2 (ja) パワーオンリセット回路およびこれを備えたicカード
KR100515531B1 (ko) 송신 장치 및 이를 이용한 통신 시스템
CN101276396B (zh) 半导体集成电路器件
EP3766012B1 (en) Power management
EP2649561B1 (en) Smartcard providing an improved standby mode
JP2010009353A5 (ja)
EP1742172A4 (en) INTEGRATED SEMICONDUCTOR CIRCUIT AND CONTACTLESS INFORMATION SYSTEM USING THE CIRCUIT
JP3929761B2 (ja) 半導体装置の動作制御方法、半導体装置動作制御プログラム、半導体装置動作制御プログラムを記録した記録媒体、半導体装置、およびicカード
JP2008225535A (ja) 非接触icカード
JP5295033B2 (ja) 携帯通信端末装置
JPH11296627A (ja) 非接触カード,非接触カードのリーダライタ及び非接触カードの制御方法
JP2007199895A (ja) 近接通信用データ処理装置
EP1326250A2 (en) Voltage detection circuit control device, memory control device wth the same, and memory card with the same
US10735053B2 (en) Boosted near field communication device
US6961829B2 (en) Data carrier comprising memory means for storing information significant for intermediate operating states
EP2412102B1 (en) Power saving method
WO2011002030A1 (ja) 携帯可能電子装置、及び携帯可能電子装置の制御方法
JP2006134150A (ja) 非接触式icカード
JP6063759B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2000322544A (ja) 携帯可能電子装置
US6676019B2 (en) Electronic chip for a portable object
JP2003044802A (ja) 電源装置、半導体回路装置、およびicカード

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100203

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20120209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120215