JP2008224709A - 露光方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクト且つ簡素な露光装置により、生産性の高い露光動作を実現できる露光方法を提供する。
【解決手段】マスクMとワークWを面方向に沿って相対移動させる前に、マスクMとワークWとの接触の有無を検出し、接触している場合にはその接触範囲Aを測定するので、測定された接触範囲Aに基づいて、ワークWとマスクMのZ軸方向の相対移動量を決定できる。従って、密着しない状態にするために、マスクMとワークWとの面垂直方向の最小限の移動量を決定でき、決定された移動量だけ相対移動を行うため、マスクMとワークWとの相対移動にかかる時間を減らすことができ、効率的な露光を行うことができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の大型のフラットパネルディスプレイの基板上にマスクのマスクパターンを近接(プロキシミティ)露光転写するのに好適な露光方法に関する。
大型の薄形テレビ等に用いられる液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の大型のフラットパネルディスプレイは、ワーク上にマスクのパターンを近接露光転写することで製造される。従来のこの種の露光装置としては、例えば、以下の特許文献1,2に示すものが知られている。
特開昭53−64478号公報 特許第3019264号明細書
近接式露光装置においては、露光精度の向上のために、マスクとワークの隙間を均一に狭めることが要求されている。ここで、薄い大版板状のマスクは、その周辺を保持されてワークに対峙するものであり、マスクとワークの隙間を狭めることにより両者は接触する可能性がある。しかるに、1枚のワーク上で複数箇所に露光を行うタイプの近接式露光装置では、マスクとワークとを露光動作毎に水平方向に相対移動しなければならない。ところが、マスクとワークとが広範囲で接触すると気圧に起因して両者の密着度合いが高まり、特にマスクとワークが接触していると両者の損傷を招くことで製造不良を発生させる恐れがある。そこで、特許文献1,2のように、先の露光終了後、次の露光終了前において、ワークを支持するワークステージを直ちに水平移動させることなく、まず一旦マスクとの隙間を広げるようワークステージを下降させてから、水平方向に移動させ、更に露光位置でワークステージを上昇させて、適切な隙間になるように調整している。
しかるに、ワークを保持するワークステージは精密に動作するものであるから、ワークステージの下降量を大きくとると、水平方向移動前後の動作時間が長くなり、露光装置の生産性が低下する。そこで、生産性を向上させるためには、マスクとワークの隙間は必要最小限の値にしたいという要求がある。ところが、マスク毎に厚さや形状が異なるため、必要最小限の隙間は個々に異なるという実情がある。このため、ある程度の余裕を見込んで、ワークステージを比較的大きく上下させることが行われている。尚、このような余計な上下移動を省くために、特許文献1では、マスクとワークの間の圧力を制御して、両者の接触を避けるようにしている。しかしながら、この従来技術は、マスクが比較的小形のものであれば、動作に要する時間が短くなって効果が期待できるが、マスクの1辺が1mを超える大形の液晶用露光装置においては、動作に要する時間が長くなり、生産性の低下につながるという問題がある。又、圧力を調整するための装置が必要となり、露光装置の大型化を招くという問題もある。
そこで本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み、コンパクト且つ簡素な露光装置により、生産性の高い露光動作を実現できる露光方法を提供することを目的とする。
本発明の露光方法は、マスクとワークとを近接させた状態で、光源から照射された露光光を用いて、前記マスクのパターンを前記ワークに露光する露光方法において、
前記マスクと前記ワークを面方向に沿って相対移動させる前に、前記マスクと前記ワークとの接触の有無を検出することを特徴とする。
更に本発明の露光方法は、検出された前記接触の有無に基づいて、前記マスクと前記ワークとの面垂直方向の移動量を決定することを特徴とする。
更に本発明の露光方法は、前記マスクと前記ワークとが接触している場合には、その接触範囲を測定し、測定された前記接触範囲に基づいて、前記マスクと前記ワークとの面垂直方向の移動量を決定することを特徴とする。
本発明によれば、前記マスクと前記ワークを面方向に沿って相対移動させる前に、前記マスクと前記ワークとの接触の有無を検出するので、かかる接触が無くなるように前記マスクと前記ワークとの面垂直方向の移動量を決定することができ、その後前記マスクと前記ワークとを面方向に支障なく相対移動させることができる。その移動量は、接触の範囲から求めることができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる露光装置の側面断面図である。図2は、図1の構成の矢印IIで示す部位を拡大した図である。尚、図1,2において、露光光の一部を遮蔽するアパーチャ機構は省略している。
図1において、ベース1は定盤G上に載置されている。ベース1上には、フレーム3が設置されている。フレーム3は、下端がベース1の縁に固定された脚部3aと、脚部3aの上端に取り付けられた矩形枠状の天板3bとからなる。天板3bの中央には矩形開口が形成され、その周囲にマスクMの周囲を吸着保持したマスクホルダ4が取り付けられている。又、天板3bには、測定装置20が取り付けられている。
ベース1の上面には、4本のガイドレール5が平行に且つ図1で左右方向(X軸方向)に延在するように配置されている。各ガイドレール5に沿って、スライダ6が移動自在に設けられている。スライダ6は、X軸ステージ7の下面に取り付けられている。ベース1とX軸ステージ7との間には、X軸リニアモータ(不図示)が設けられ、ベース1に対してX軸ステージ7をX軸方向に駆動可能となっている。
X軸ステージ7の上面には、4本のガイドレール9が平行に且つ図1で紙面垂直方向(Y軸方向)に延在するように配置されている。各ガイドレール9に沿って、スライダ10が移動自在に設けられている。スライダ10は、基板支持部11の下面に取り付けられている。X軸ステージ7とワーク支持部11との間には、Y軸リニアモータ12が設けられ、X軸ステージ7に対してワーク支持部11をY軸方向に駆動可能となっている。ワーク支持部11は、ワーク(基板)Wを支持するワークステージ11aと、ワークステージ11aを図1で上下方向(Z軸方向)及び傾き方向に駆動するZ軸駆動部11bとを有する。
図2において、測定装置20は、天板3bの上面に取り付けられたガイドレール3cに対してスライダ21を介して移動可能に支持された支持部22と、支持部22の先端に取り付けられた測定部23とから構成されている。測定部23は、発光部23aと受光部23bとを含む。尚、支持部22は、不図示のリニアモータによって、ガイドレール3cに沿って任意の位置に駆動されるようになっている。測定装置20は、複数(例えば4つ)設けると好ましい。
図3は、本実施の形態における測定装置の動作を説明するための図である。図面を参照して、測定装置20の動作について説明する。図3において、測定装置20の発光部23aから出射された光束は、マスクMに入射し、その一部は点線で示すようにマスクMの裏面で反射されて受光部23bに入射する。一方、マスクMに入射した光束の残りは、マスクMを透過して、実線で示すようにワークWの表面で反射して、同様に受光部23bに入射する。ここで、マスクMとワークWとの間に隙間が存在すると、その量に応じて受光部23bで受光される2つの光束の位置がシフトする。ここで反射角θは既知であるため、かかるシフト量Δを求めることで、マスクMとワークWとの隙間(ゼロを含む)を精度良く測定できる。尚、測定装置20は、マスクMの上面に沿って任意の位置に移動できるので、マスクMの任意の位置の隙間を測定でき、例えば縦横に走査することで、マスクMとワークWとの接触を広範囲に求めることができる。
図4は、マスクとワークとの相対位置関係を示す概略側面図である。図5は、図4に対応するワークとの接触範囲を示すマスクの上面図であり、接触範囲(隙間ゼロの範囲)Aはハッチングで示している。
まず、図4(a)に示すようにマスクMが自重で撓んでも、ワークWと接触していない場合、図5(a)に示すようにマスクMとワークWとの接触は生じない。これは、測定装置20をマスクMの全面に沿って走査することで検出できるが、マスクMは中央が最も撓むので、中央のみを測定すればよい。このようにマスクMとワークWとが接触していなければ、マスクMに対してワークWを下降させることなく、直ちに水平方向に相対移動可能である。
次に、図4(b)に示すようにマスクMとワークWとがわずかに接触している場合、図5(b)に示すように、小さな接触範囲Aが中央に生じることとなる。かかる場合、接触範囲Aは小さいので、Z軸方向(上下方向)にわずかに相対移動させるだけで接触を無くすことができる。つまり移動時間のロスなく、次の動作を行うことができる。
更に、図4(c)に示すようにマスクMとワークWとが広く接触している場合、図5(c)に示すように、大きな接触範囲Aが中央に生じることとなる。このように接触範囲Aが広くなると、わずかなZ軸方向の移動では、マスクMとワークWとの接触状態が維持されるため、水平方向の相対移動によりマスク等の傷付きや破損を招く恐れがある。
そこで、接触範囲Aが図5(c)の状態であることが測定装置20により検出された場合、図4(d)に示すように、マスクMに対してワークWを下降させる量を大きくする。この移動量は、接触範囲Aに基づいて定まる最小量に変更すると良い。マスクMに対してワークWを下降させることにより、マスクMとワークWとの隙間が広がることとなる。ここで再度、測定装置20をマスクMの面に沿って走査することもでき、そのとき接触範囲Aが図5(d)の状態であることが検出された場合、相対移動量がまだ足りないことがわかる。かかる場合、更にマスクMに対してワークWを下降させることにより、図5(a)の状態になれば、損傷を回避することなく、マスクMに対してワークWを水平方向に相対移動させることができる。
本露光装置の露光動作について説明する。図1において、露光時には、ワークステージ11aに載置したワークWを、マスクMに近接して対向配置した状態で、不図示の光源からのパターン露光用の光を、図1で上方よりマスクMに向けて照射することにより、マスクMのパターンをワークW上に露光転写する。
続いて、同じワークWの異なる位置にマスクMのパターンを露光転写する前に、測定装置20により測定を行い、マスクMとワークWの接触が無くなるように移動量を決定して、ワーク支持部11を図1で下方(Z軸方向)に駆動する。その後、ワーク支持部11をX軸方向とY軸方向の二軸方向にステップ移動させ、更にワーク支持部11を図1で上方に駆動して、露光に必要な隙間までマスクMにワークWを近接させて、次の露光を行うことができる。これを繰り返して、ワークWの全体に無駄なくマスクMのパターンを露光転写できる。
本実施の形態によれば、マスクMとワークWを面方向に沿って相対移動させる前に、マスクMとワークWとの接触の有無を検出し、接触している場合にはその接触範囲Aを測定するので、測定された接触範囲Aに基づいて、ワークWとマスクMのZ軸方向の相対移動量を決定できる。従って、密着しない状態にするために、マスクMとワークWとの面垂直方向の最小限の移動量を決定でき、決定された移動量だけ相対移動を行うため、マスクMとワークWとの相対移動にかかる時間を減らすことができ、効率的な露光を行うことができる。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。例えば、ワークWの位置が既知であれば、マスクMの厚さや高さ等の形状を測定することで、マスクMとワークWとの接触範囲を求めることができる。従って、測定装置は本実施の形態にこだわらず、接触範囲を求めることができる全てのものを含む。本発明に用いる測定装置としての接触確認センサは、ギャップフィードバック用のセンサと兼用すると、コスト化や省スペース化が図れ好ましい。
本実施の形態にかかる露光装置の側面断面図である。 図1の構成の矢印IIで示す部位を拡大した図である。 本実施の形態における測定装置の動作を説明するための図である。 マスクとワークとの相対位置関係を示す概略側面図である。 図4に対応するワークとの接触範囲を示すマスクの上面図である。
符号の説明
1 ベース
3 フレーム
3a 脚部
3b 天板
3c ガイドレール
4 マスクホルダ
5 ガイドレール
6 スライダ
7 X軸ステージ
9 ガイドレール
10 スライダ
11 ワーク支持部
11a ワークステージ
11b Z軸駆動部
12 Y軸リニアモータ
20 測定装置
21 スライダ
22 支持部
23 測定部
23a 発光部
23b 受光部
A 接触範囲
G 定盤
M マスク
W ワーク

Claims (3)

  1. マスクとワークとを近接させた状態で、光源から照射された露光光を用いて、前記マスクのパターンを前記ワークに露光する露光方法において、
    前記マスクと前記ワークを面方向に沿って相対移動させる前に、前記マスクと前記ワークとの接触の有無を検出することを特徴とする露光方法。
  2. 検出された前記接触の有無に基づいて、前記マスクと前記ワークとの面垂直方向の移動量を決定することを特徴とする請求項1に記載の露光方法。
  3. 前記マスクと前記ワークとが接触している場合には、その接触範囲を測定し、測定された前記接触範囲に基づいて、前記マスクと前記ワークとの面垂直方向の移動量を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の露光方法。
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