JP2008224455A - 半導体デバイスのテスト用チャンバ - Google Patents

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末晴 宮川
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亮司 池辺
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道之 江藤
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Abstract

【課題】温度条件を低温域から高温域、あるいは高温域から低温域に切り替えて連続的に試験を実施することができる半導体デバイスのテスト用チャンバを提供する。
【解決手段】各ソケットボード(200)を格納可能な試験ユニット(U)と、温度調整手段と、各試験ユニット毎に設けられるテスタボードユニット300と、マイクロコンピュータ100を備え、前記温度調整手段は、筐体内に半導体デバイスを加熱する第1の雰囲気を供給する加熱手段と、前記半導体デバイスを冷却する第2の雰囲気を供給する冷却手段と、常温空気を供給する常温空気供給手段と、マイクロコンピュータにより加熱手段と冷却手段と常温空気供給手段とを所定のタイミングで切り替える電磁バルブ(30a〜30l、31a〜31l)とを有するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体デバイスの各種特性試験を行うための1または2以上の独立した試験ユニット(スロット)を備えるテスト用チャンバに関するものである。
半導体デバイスを試験する装置の一種として、試験用の空間を提供するテスト用チャンバ内において半導体デバイスをテストヘッドに電気的に接触させ、試験装置本体に試験を行なわせ、試験後に半導体デバイスをテスト用チャンバから搬出し、試験結果に基づいて良品、不良品に仕分けを行なう、いわゆるテストハンドラと呼ばれるものがある。
従来のテストハンドラは、例えば加熱手段および冷却手段を備えたテスト用チャンバ(高低温チャンバ)内において、例えばテスタに接続されたテストヘッドを有しており、このテストヘッドに複数のコンタクト用ピン(プローブ)を備えたテストコンタクトボードが接続されている。テストコンタクトボードの上方には、トレイに搭載された複数の半導体デバイスをそれぞれ対応するコンタクト用ピンに接続させるための位置決め押しあて機構が配置されている。また、テストハンドラには、トレイを搬送する搬送手段が設けられると共に試験前の半導体デバイスをプリヒートするプリヒート部と試験後の半導体デバイスを良品と不良品とに分類する分類装置等が設けられている。なお、低温テストの場合は予備冷却部がさらに設けられる。
半導体デバイスは、トレイ上に搭載されたままプリヒート部で予め設定された試験温度までプリヒートされた後、テストコンタクトボードの直上まで搬送される。位置決め押しあて機構により各半導体デバイスはそれぞれ対応するコンタクト用ピンに押し付けられ、コンタクト用ピン及びテストコンタクトボードを介してテストヘッドに電気的に接続される。この状態で、テスタによりトレイ上の複数の半導体デバイスの電気的特性試験が同時並行的に行われる。
そして、このようにして半導体デバイスの試験が終了すると、位置決め押しあて機構が上昇し、試験を終えたトレーが分類装置に払い出され、プリヒート部でプリヒートされていた次のトレイが代わりにテストコンタクトボードの直上に搬送され、同様にして半導体デバイスの試験が行われる。また、分類装置に搬送されたトレイ上の半導体デバイスは、テスタによる試験結果に基づいて良品あるいは不良品に分類される。
このようなテストハンドラによれば、トレイ上に搭載された複数の半導体デバイスを同時に試験するので、特に一つの半導体デバイスに対する試験時間が比較的短い単品種のデバイスを多量に試験する場合には、効率的な試験を行うことができた。
なお、半導体デバイスの検査装置(テストハンドラおよびIC試験装置)に関する技術を記載した文献としては、例えば特許第3417528号公報、特許第3136613号公報などがある。
特許第3417528号公報 特許第3136613号公報
ところが、近年の半導体デバイスはその高密度化及び回路の複雑化に伴って一つの半導体デバイスの試験に要する時間が長くなる傾向にあり、テストコストの低廉化のためにテスト用チャンバ内で行われる半導体デバイス試験の一層の効率化が望まれている。
また半導体デバイスについて多品種で変量生産の傾向が強くなっているため、半導体デバイスの種類に応じてテスト用チャンバ内における試験環境を頻繁に変更する必要性が高まっている。
特に、各種の半導体デバイスについて幅広い特性を一度に試験するためには、低温条件下と高温条件下で試験を実施する必要があるが、従来は一般的に高温用の試験装置と低温用の試験装置を別々に用意する場合が通常であったので、試験装置の設置に大きな床面積を要し、スペース効率が良くないという問題点もあった。
そこで、温度条件を低温域(例えば−30℃あるいは−10℃)から高温域(例えば、85℃,125℃あるいは135℃)に切り替えて(あるいは、逆に高温域から低温域に切り替えて)、一台の試験装置(テスト用チャンバ)で連続的に試験を実施したいという要望がある。しかしながら、従来においても低温と高温を切り替える構造を備える試験装置は存在するものの、低温域と高温域を連続して試験することは想定していないため、温度の切り替えに長時間を要したり手間がかかるという問題を抱えていた。
また、低温域から高温域に切り替えた際に、装置内に結露を生じる虞があり、ショート等の危険性を排除して、安全且つ効率的に試験を実施するために、この結露の発生を有効に防止する必要があった。
そこで、本発明は、半導体デバイスの同測数を増加することができると共に、温度条件を低温域から高温域、あるいは高温域から低温域に切り替えて連続的に試験を実施することができ、且つ、結露の発生を防止することができ、安全且つ効率的に試験を実施することができ、さらに省スペースを図ることのできる半導体デバイスのテスト用チャンバを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明に係る半導体デバイスのテスト用チャンバは、半導体デバイスを挿脱可能に保持する複数のソケットを有するソケットボードをそれぞれ格納可能な1または2以上の試験ユニットと、前記各ソケットボードの各ソケットに装着された半導体デバイスの周囲温度を所定の試験環境温度に調整する温度調整手段と、前記各試験ユニット毎に設けられ、前記各ソケットに装着された各半導体デバイスの電極端子と電気的導通を行って各半導体デバイスの電気的特性を試験するデバイス検査手段と、前記各試験ユニット、前記温度調整手段およびデバイス検査手段を収容する筐体と、前記温度調整手段およびデバイス検査手段を適宜制御する制御手段とを備え、前記温度調整手段は、前記筐体内に前記半導体デバイスを加熱する第1の雰囲気を供給する加熱手段と、前記筐体内に前記半導体デバイスを冷却する第2の雰囲気を供給する冷却手段と、前記筐体内に常温空気を供給する常温空気供給手段と、前記制御手段による制御に基づいて、前記加熱手段と前記冷却手段と前記常温空気供給手段とを所定のタイミングで切り替える雰囲気切替手段とを有することを特徴とする。
また、前記筐体は、気密性を有する恒温槽で構成されるようにできる。
また、前記筐体は、内部に供給される雰囲気をこの雰囲気の導入方向と順方向および逆流方向の少なくとも一方に排出する排気手段を備えるようにできる。
また、前記排気手段は、各雰囲気毎に別途設けられるようにできる。
また、前記筐体は、前記ソケットボードの搬入口および搬出口を備え、当該搬入口と搬出口には、前記制御手段により開閉制御される外部の空気が前記筐体内に進入するのを防ぐシャッタ機構が設けられるようにしてもよい。
また、前記筐体は、前記ソケットボードの搬入口および搬出口を備え、前記筐体の内圧が外気圧より高くなるように前記雰囲気切替手段を制御するようにしてもよい。
また、前記筐体は、前記ソケットボードの搬入口および搬出口を備え、当該搬入口と搬出口には、前記制御手段により開閉制御されて外部の空気が前記筐体内に進入するのを防ぐエアカーテン生成手段が設けられるようにしてもよい。
また、前記雰囲気切替手段は、前記制御手段によって開閉制御される電磁バルブで構成されるようにできる。
また、前記デバイス検査手段は、前記各半導体デバイスと一対一の関係をもって複数設けられ、前記各半導体デバイスに所定のテスト信号を入力するとともに、当該テスト信号に応じて前記半導体デバイスから出力された出力信号に基づいて前記半導体デバイスの検査を行うデバイステスト手段と、前記各半導体デバイスに形成された電極と電気的に接触可能な接触部が複数配列され、当該接触部を介して前記半導体デバイスとこれに対応する前記デバイステスト手段とを電気的に接続する接続手段とを有し、前記デバイステスト手段は、前記半導体デバイスに入力される波形を生成する波形発生手段とを備えるようにしてもよい。
また、前記ソケットボードの各ソケットは、上方に前記半導体デバイスを出し入れ可能な開放面を有し、内底面には半導体デバイスの各端子を挿脱可能なコネクタ部を備え、前記ソケットボードの裏面側に対向させて、前記各コネクタ部と電気的に接続可能な前記デバイステスト手段としてのテスト回路モジュールを備えたテスタボードユニットが配設されるようにできる。
また、前記各試験ユニットは、前記加熱手段と前記冷却手段と前記常温空気供給手段とから分岐される前記第1の雰囲気、前記第2の雰囲気、前記常温空気を導く雰囲気導入手段を備えるようにできる。
また、前記雰囲気導入手段は、前記各電磁バルブを介して前記加熱手段、前記冷却手段、前記常温空気供給手段に接続され各試験ユニットの上方まで延設される給気用ダクトと、該給気用ダクトの下面から前記各ソケットボードの各ソケットに向けて各雰囲気を送給する送給管とから構成されるようにしてもよい。
また、前記各給気用ダクトは、前記雰囲気導入手段と対向する側の端部が閉塞され、該給気用ダクト内は、給気用ダクトの長手方向の全長より所定長さだけ短く形成される板状の温度調整部材によって上部と下部に仕切られると共に、前記雰囲気導入手段と対向する側の端部に雰囲気の折り返し部が形成され、さらに、前記送給管は前記下部側に接続され、前記雰囲気導入手段からの雰囲気は、該給気用ダクト内において前記温度調整部材によって仕切られた上部側に供給され、前記折り返し部を介して前記下部側を流通するように構成されるようにしてもよい。
また、前記各試験ユニットにおいて、前記各ソケットボードの上方には、各ソケットの開放面を閉塞可能な板状の押圧用フレームが昇降可能に配設され、該押圧用フレームには、押圧用フレーム自体を前記各ソケットの開放面に対して押圧する押圧手段が設けられるようにできる。
また、前記押圧手段は、前記ソケットボードと前記テスタボードユニットとの間にも押圧力を付与して、互いを電気的に接続させるようにしてもよい。
また、前記押圧手段は、エアシリンダで構成されるようにできる。
また、前記押圧用フレームには、前記給気用ダクトから送給される雰囲気を各ソケット内に流通可能な送給孔が設けられるようにできる。
また、前記押圧用フレームには、前記送給孔を介してソケット内に送給された雰囲気をソケットの外部に排出する排気孔が設けられるようにしてもよい。
また、前記排気孔は、前記排気手段に配管用パイプを介して接続され、前記排気手段は、前記制御手段の制御によって所定のタイミングで前記雰囲気切替手段を切り替えて排気を行うように構成してもよい。
また、前記テスタボードユニットの構成部材のうち少なくとも前記テスト回路モジュールを収容可能な通気ダクトが設けられ、該通気ダクトには、前記冷却手段から前記半導体デバイスを冷却する第2の雰囲気が導入されるように構成されるようにできる。
また、前記波形発生手段は、パターン発生器および波形発生器の少なくとも何れかであるようにできる。
また、前記デバイステスト手段は、生成された波形を前記半導体デバイスに入力するドライバをさらに備えるようにしてもよい。
また、前記デバイステスト手段は、単一の半導体装置で構成するようにしてもよい。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、本発明によれば、温度調整手段が、筐体内に前記半導体デバイスを加熱する第1の雰囲気を供給する加熱手段と、筐体内に前記半導体デバイスを冷却する第2の雰囲気を供給する冷却手段と、筐体内に常温空気を供給する常温空気供給手段と、制御手段による制御に基づいて前記加熱手段と前記冷却手段と前記常温空気供給手段とを所定のタイミングで切り替える雰囲気切替手段とを備えているので、筐体内の温度(特に半導体デバイスの周囲温度)を高温域から低温域へ、あるいは低温域から高温域にスムーズに切り替えて、高温下と低温下における半導体デバイスの試験を連続的に実施することができ、半導体デバイスの試験に要する時間を低減して効率化,低コスト化を図ることができる。
また、各試験ユニットにソケットボードを収納して多数の半導体デバイスに対して同時並行的に試験を実施することができるので、同測数を増大させて検査効率を大幅に向上することができる。
また、従来において、高温用と低温用の半導体デバイスの試験装置を別個に要していたところを、本発明に係るテスト用チャンバを試験装置に適用することにより、一台で高温域と低温域の試験を行うことができるようになるので、試験装置の設置面積を縮小して省スペース化を図ることができる。
また特に、本発明によれば、常温空気供給手段から筐体内に例えば乾燥した常温空気(ドライエア)を供給することができるので、例えば低温域から高温域へ移行させた際に常温空気を筐体内に所定時間、所定量を供給することにより、チャンバ内の各部に結露が発生する事態を有効に防止することができ、ショート等の危険性を排除して安全且つ効率的に半導体デバイスの試験を実施することができる。
また、前記筐体を気密性の恒温槽で構成した場合には、外気の影響を遮断して温度変動を小さくすることができ、半導体デバイスの試験を高精度で行うことができる。
また、前記筐体が、内部に供給される雰囲気をこの雰囲気の導入方向と順方向および逆流方向の少なくとも一方に排出する排気手段を備える場合には、効率良くチャンバ内の雰囲気を排出することができるので、高温域から低温域へ、あるいは低温域から高温域への移行を短時間で行うことができ、試験の効率化を図ることができる。
また、前記排気手段は、各雰囲気毎に別途設けられるように構成した場合には、各雰囲気を回収して再度加熱あるいは冷却あるいは除湿することにより、エネルギー効率を高めることができ、試験コストの低廉化に資することができる。なお、ドライエアに関しては除湿を行わない場合には、そのまま外部に排気してもよい。
また、前記筐体が、前記ソケットボードの搬入口および搬出口を備え、当該搬入口と搬出口には、外部の空気が前記筐体内に進入するのを防ぐシャッタ機構を備えるようにした場合には、ソケットボードの搬出入時の外気の流入を抑制してチャンバ内の温度変化を小さくすることができ、また結露の発生を防止するのに貢献することができる。なお、シャッタ機構を設けるのに代えて、筐体内の気圧を高めることにより搬入口および搬出口からの外気の進入を防止することも考えられる。
また、本発明によれば、デバイステスト手段と半導体デバイスとが一対一の関係で設けられていることから、半導体デバイスの同測数を増加でき、テストコストの一層の低減を図ることができる。
また、前記ソケットボードの各ソケットは、上方に前記半導体デバイスを出し入れ可能な開放面を有し、内底面には半導体デバイスの各端子を挿脱可能なコネクタ部を備え、前記ソケットボードの裏面側に対向させて、前記各コネクタ部と電気的に接続可能な前記デバイステスト手段としてのテスト回路モジュールを備えたテスタボードユニットが配設されるようにした場合には、前記ソケットボードと前記テスタボードユニットとを位置合わせして各コネクタ部を接続するだけで通電して試験可能な状態とすることができる。
また、前記各試験ユニットは、前記加熱手段と前記冷却手段と前記常温空気供給手段とから分岐される前記第1の雰囲気、前記第2の雰囲気、常温空気を導く雰囲気導入手段を備えるようにでき、前記雰囲気導入手段は、前記各電磁バルブを介して前記加熱手段、前記冷却手段、前記常温空気供給手段に接続され各試験ユニットの上方まで延設される給気用ダクトと、該給気用ダクトの下面から前記各ソケットボードの各ソケットに向けて各雰囲気を送給する送給管とから構成されるようにした場合には、各ソケットに各雰囲気を確実に供給することができる。
また、前記各給気用ダクトは、前記雰囲気導入手段と対向する側の端部が閉塞され、該給気用ダクト内は、給気用ダクトの長手方向の全長より所定長さだけ短く形成される板状の温度調整部材によって上部と下部に仕切られると共に、前記雰囲気導入手段と対向する側の端部に雰囲気の折り返し部が形成され、さらに、前記送給管は前記下部側に接続され、前記雰囲気導入手段からの雰囲気は、該給気用ダクト内において前記温度調整部材によって仕切られた上部側に供給され、前記折り返し部を介して前記下部側を流通するように構成される場合には、各給気用ダクトを介して各ソケットに送給される雰囲気の温度を均一にすることができる。
より具体的には、温度調整部材を、例えばアルミニウムや銅などの伝熱材により形成し、例えば長手方向に進むに従って徐々に厚みが薄くなるように構成する。これにより、各給気用ダクトの長手方向の所定位置において、「上部側の雰囲気温度+下部側の雰囲気の温度=所定温度」という式が成り立つ条件を作り出すことができ、結果的に各給気用ダクトを介して各ソケットに送給される雰囲気の温度を均一にすることが可能となる。これにより、各ソケット内で行われる試験の温度条件を均一化して半導体デバイスの試験の精度を向上させることができる。
また、温度調整部材は、前記材料の以外に、空気層に近い熱伝達率を持つ例えば所定のプラスチック材料等としてもよい。
また、前記各試験ユニットにおいて、前記各ソケットボードの上方には、各ソケットの開放面を閉塞可能な板状の押圧用フレームが昇降可能に配設され、該押圧用フレームには、押圧用フレーム自体を前記各ソケットの開放面に対して押圧する押圧手段が設けられるようにした場合には、各ソケットを押圧用フレームで閉塞することにより、各ソケット内を外気から遮断した試験可能な小空間とすることができる。
また、前記押圧手段は、前記ソケットボードと前記テスタボードユニットとの間にも押圧力を付与して、互いを電気的に接続させるように構成した場合には、前記押圧手段を作動させるだけで、上記のように各ソケット毎にミニチャンバを形成すると同時に、前記ソケットボードと前記テスタボードユニットの電気的接続を完了させることができ、半導体デバイスの試験を効率的に行うことができる。
また、前記押圧用フレームに、前記各給気用ダクトから送給される雰囲気を各ソケット内に流通可能な送給孔を設け、前記送給孔を介してソケット内に送給された雰囲気をソケットの外部に排出する排気孔が設けられるように構成した場合には、前記押圧用フレームを介在させた構造において、各雰囲気の供給と排気を効率良く行うことができる。
また、前記排気孔は、前記排気手段に配管用パイプを介して接続され、前記排気手段は、前記制御手段の制御により所定のタイミングで前記雰囲気切替手段と切り替えられて排気を行うように構成した場合には、各ソケットにおいて効率良く排気を実施して、他の雰囲気を素速く導入することができるので、より短時間で高温域から低温域へ、あるいは低温域から高温域への移行を行うことができ、効率良く半導体デバイスの試験を行うことができる。
また、前記テスタボードユニットの構成部材のうち少なくとも前記テスト回路モジュールを収容可能な通気ダクトが設けられ、該通気ダクトに、乾燥空気が導入されるように構成した場合には、前記テスト回路モジュール等の結露防止をすることができ、ショートの発生を未然に防止することができる。
また、本発明によれば、半導体デバイスと一対一の関係で設けられたデバイステスト手段は、半導体デバイスに入力される波形を生成する波形発生手段を備えているので、検査対象である半導体デバイスが相互にアイソレーションされて隣接した半導体デバイスの動作ノイズの影響が大幅に低減されるというメリットもある。
以下、本発明を実施するための一形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される一形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
図1は本発明の実施の形態に係る半導体デバイスのテスト用チャンバの概略を示す正面断面図(a)と右側方断面図(b)、図2はその半導体デバイスのテスト用チャンバの概略を示す平面断面図、図3は半導体デバイスのテスト用チャンバの要部を構成する試験ユニットの構成の非押圧時の状態を示す正面断面図(a)と側方断面図(b)、図4はその試験ユニットの構成の押圧時の状態を示す正面断面図(a)と側方断面図(b)、図5は接続機構の他の方式の構成を示す側方断面図、図6は半導体デバイスのテスト用チャンバの制御系を示すブロック図、図7はテスト回路モジュールの機能構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態における半導体デバイスのテスト用チャンバ1は、筐体10内のほぼ中央に試験ユニット群Uが配置され、試験ユニット群Uの右側には、雰囲気導入手段としての給気用配管(高温給気用配管11,低温給気用配管12,常温ドライエア給気用配管13)が、左側には、排気手段としての排気用配管(高温排気用配管16,低温排気用配管17,常温ドライエア排気用配管18)がそれぞれ配設されている。
高温給気用配管11には高温エアA1が、低温給気用配管12には低温エアA2が、常温ドライエア給気用配管13には常温のドライエアA3がそれぞれ供給されるようになっている。なお、高温エアA1,低温エアA2,常温のドライエアA3は、例えば半導体デバイスのテスト用チャンバ1に隣接して設置されるチラー等で生成して供給される。
なお、低温エアA2に代えて、所定部位に液体窒素等の冷媒を供給し、その液体窒素によって供給する雰囲気を冷却するようにしてもよい。この場合、液体窒素を供給するシステムが別途必要となるが、チラーによる低温エアの製造は不要となる。なお、液体窒素等の冷媒は冷却に使用後、装置外部に放出するのが好ましい。
試験ユニット群Uは、図3を参照して後述するが、それぞれソケットボードを格納する空間を有すると共に半導体デバイス試験用のテストボード等を備えるスロット状の複数の試験ユニット(本実施の形態では12個:U1〜U12)を垂直方向に複数段(本実施の形態では12段)にわたって配設したものである。
なお、試験ユニットUの配設数は任意であり、段数も自由に変更できることは言うまでもない。
各試験ユニットU1〜U12の右端側には、各給気用配管(高温給気用配管11,低温給気用配管12,常温ドライエア給気用配管13)に接続された供給側ダクト14を介して配管用パイプ15が接続されている。
各試験ユニットU1〜U12の各給気用配管(高温給気用配管11,低温給気用配管12,常温ドライエア給気用配管13)と供給側ダクト14との間には、雰囲気切替手段としての電磁バルブ30a〜30lがそれぞれ配設され、制御装置(図5のマイクロコンピュータ100等)により所定のタイミングで開閉されるようになっている。
なお、図2では、試験ユニットU1を例にとって示しているが、電磁バルブ30aは、高温給気用配管11と供給側ダクト14との間に配設される電磁バルブ30a1、低温給気用配管12と供給側ダクト14との間に配設される電磁バルブ30a2,常温ドライエア給気用配管13と供給側ダクト14との間に配設される電磁バルブ30a3の計3つの電磁バルブから構成され、各電磁バルブ30a1,30a2,30a3はそれぞれ個別に開閉制御できるようになっている。
同様に試験ユニットU2〜U12においても、各電磁バルブ30b〜30lは、高温給気用配管11と供給側ダクト14との間に配設される電磁バルブ30b1,30c1・・・30k1,30l1と、低温給気用配管12と供給側ダクト14との間に配設される電磁バルブ30b2,30c2・・・30k2,30l2と、常温ドライエア給気用配管13と供給側ダクト14との間に配設される電磁バルブ30b3,30c3・・・30k3,30l3の3種類から構成されている。
そして、各電磁バルブ30a〜30lが所定のタイミングで切り替えられることにより、各試験ユニットU1〜U12において後述する各ソケット202内の温度を高温域(例えば、85℃,125℃あるいは135℃)から低温域(例えば、−30℃あるいは−10℃)へ、あるいは低温域から高温域にスムーズに切り替えて、高温下と低温下における半導体デバイスの試験を連続的に実施することができ、半導体デバイスの試験に要する時間を低減して効率化,低コスト化を図ることができる。
また、従来において、高温用と低温用の半導体デバイスの試験装置を別個に要していたところを、本実施の形態に係るテスト用チャンバ1を半導体デバイスの試験装置に適用することにより、一台の試験装置で高温域と低温域の試験を行うことができるようになるので、試験装置の設置面積を縮小して省スペース化を図ることができる。
また特に、本実施の形態によれば、常温ドライエア給気用配管13から筐体10内に常温のドライエア(常温空気)を供給することができるので、例えば低温域から高温域へ移行させた際に常温のドライエアを筐体10内の所定位置に対して、所定時間、所定量を供給することにより、チャンバ内の各部に結露が発生する事態を有効に防止することができ、ショート等の危険性を排除して安全且つ効率的に半導体デバイスの試験を実施することができる。
また、常温ドライエアA3については、高温テストあるいは低温テストの終了後に常温に戻す際あるいは、高温テストの終了後に低温テストに移行する場合、または低温テストから高温テストに移行する場合に、各部材に急激な温度変化による温度ストレスが加わらないように、所定期間にわたって常温のドライエアA3を所定の領域に供給することが考えられる。
また、供給側の配管用パイプ15は、本実施の形態においては、各試験ユニットU1〜U12毎に9本ずつ設けられ、各雰囲気が均一に供給されるようになっている。また、排気側の配管用パイプ20も、各試験ユニットU1〜U12毎に9本ずつ設けられ、効率良く排気できるようになっている。なお、各配管用パイプ15,20の本数や管径等は設計事項であり、任意の本数で任意の太さとすることが可能である。
一方、各試験ユニットU1〜U12の左端側には、各排気用配管(高温排気用配管16,低温排気用配管17,常温ドライエア排気用配管18)に接続された排気側ダクト19を介して配管用パイプ20が接続されている。
各排気用配管(高温排気用配管16,低温排気用配管17,常温ドライエア排気用配管18)と排気側ダクト19との間には、電磁バルブ31a〜31lがそれぞれ配設され、制御手段としての制御装置(図5のマイクロコンピュータ100等)により所定のタイミングで開閉されるようになっている。
なお、図2では、試験ユニットU1を例にとって示しているが、電磁バルブ31aは、高温排気用配管16と排気側ダクト19との間に配設される電磁バルブ31a1、低温排気用配管17と排気側ダクト19との間に配設される電磁バルブ31a2,常温ドライエア排気用配管18と排気側ダクト19との間に配設される電磁バルブ31a3の計3つの電磁バルブから構成され、各電磁バルブ31a1,31a2,31a3はそれぞれ個別に開閉制御できるようになっている。
同様に試験ユニットU2〜U12においても、各電磁バルブ31b〜31lは、高温排気用配管16と排気側ダクト19との間に配設される電磁バルブ31b1,31c1・・・31k1,31l1と、低温排気用配管17と排気側ダクト19との間に配設される電磁バルブ31b2,31c2・・・31k2,31l2と、常温ドライエア排気用配管18と排気側ダクト19との間に配設される電磁バルブ31b3,31c3・・・31k3,31l3の3種類から構成されている。
また、図2に示すように、半導体デバイスのテスト用チャンバ1の筐体10の前面側と後面側の各試験ユニットU1〜U12に対向する位置には、ソケットボード200の搬入口40、搬出口41が設けられ、その搬入口40、搬出口41には外部の空気が筐体10内に進入するのを防ぐシャッタ機構S1,S2が設けられている。このシャッタ機構S1,S2を制御装置100の制御によって適宜開閉させることにより、ソケットボード200の搬出入時の外気の流入を抑制してチャンバ内の温度変化を小さくすることができ、また結露の発生を防止するのに貢献することができる。なお、シャッタ機構S1,S2を設けるのに代えて、筐体10内の気圧を高めることにより搬入口40および搬出口41からの外気の進入を防止することも考えられる。また、エアカーテンを生成する装置を設け、そのエアカーテンで搬入口40および搬出口41からの外気の進入を防止するようにしてもよい。
なお、常温ドライエアA3の供給については、本実施の形態の構成に限定されるものではなく、常温ドライエアを試験ユニットU1〜U12内には導入しない構成とし、後述するテスタボードユニット300内およびテスト回路モジュール301の表面等にのみ常温ドライエアA3が供給される構成とすることも可能である。この場合には、常温ドライエア給気用配管13および電磁バルブ30b3,30c3・・・30k3,30l3の配置位置等が適宜変更され、テスタボードユニット300内およびテスト回路モジュール301の表面等の領域に、所定のタイミングで常温ドライエアA3を供給可能な構成とされる。
また、高温エアA1を各給気用ダクト101に流通させると温度が所定値よりも上昇する場合があるため、その場合には各給気用ダクト101に所定期間にわたって常温ドライエアA3を供給して所定温度まで冷却することも考えられる。
次に、図3と図4を参照して半導体デバイスのテスト用チャンバ1の要部を構成する試験ユニットUの構成について説明する。
なお、各試験ユニットU(U1〜12)は何れも同一の構成を備えているので、ここでは試験ユニットU1を例にとって説明する。
試験ユニットU1は、給気配管15から延設される給気用ダクト101と、排気配管20へ延設される排気用ダクト102と、排気用ダクト102の下方にあって昇降可能に配設され、ソケットボード200の上面を閉塞するための押圧フレーム103と、押圧フレーム103の左右端部(図3,図4では左端のみを図示)に配設されて押圧フレーム103に押圧力を付与するエアシリンダ104と、押圧フレーム103の下方側に水平方向から出し入れ可能に配置されるソケットボード200と、ソケットボード200の下方側に配設されソケットボード200のソケット202にコネクタ部(図示せず)を介して装着されている半導体デバイスDの試験を行うテスタボードユニット300と、ソケットボード200とテスタボードユニット300との電気的な接続を行うシートコンタクト201と、から構成されている。
給気用ダクト101内には、給気用ダクト101の長手方向(図上は左右方向)の全長より所定長さだけ短く形成される板状の温度調整部材105によって上部101aと下部101bに仕切られると共に、左端部に雰囲気の折り返し部101cが形成されている。
また、給気用ダクト101の下部101b側には、ソケットボード200の各ソケット202と対向する位置に送給管106が接続され、各ソケット202内に雰囲気を導入するようになっている。
これにより、供給側ダクト14および配管用パイプ15を介して供給される雰囲気は、給気用ダクト101内において温度調整部材105によって仕切られた上部101側を流通し、該雰囲気は折り返し部101cを介して下部101b側を流通する。そして、下部101b側を流通する雰囲気は、送給管106を介してソケットボード200の各ソケット202に導かれるようになっている。
温度調整部材105は、例えばアルミニウムや銅などの伝熱材により形成され、例えば長手方向に進むに従って徐々に厚みが薄くなるように構成する。これにより、給気用ダクト101の長手方向の所定位置において、「上部側の雰囲気温度+下部側の雰囲気の温度=所定温度」という式が成り立つ条件を作り出すことができ、結果的に送給管106を介して各ソケット202に送給される雰囲気の温度を均一にすることが可能となる。これにより、各ソケット202内で行われる試験の温度条件を均一化して半導体デバイスの試験の精度を向上させることができる。
押圧フレーム103は、鋼板等の強剛性の素材によって構成され、各送給管106と対向する位置に、当該送給管106を挿通して通気可能な挿通孔103aが形成されている。
なお、本実施の形態では、送給管106を囲むように同心円状の排気孔107が設けられ、各ソケット202内の雰囲気を当該排気孔107から行うようになっている。もっとも、排気孔107の形態はこれには限定されず、別途、押圧フレーム103を挿通する排気孔あるいは排気管を設けるようにしてもよい。
エアシリンダ104は、所定のストローク(例えば、5mm)で伸縮可能なプランジャ104aを備え、制御装置100の制御によりプランジャ104aを下方に進出させて押圧フレーム103の左右端部(図3,4では左端側のみが示されるが、右端側にも同様のエアシリンダが配設されている)に下方向きの押圧力を付与するようになっている。
ソケットボード200は、例えばエンジニアリングプラスチックやアルミニウム等で構成され、例えば縦横に20列×12列(計240個)のソケット202が配列され、各ソケット202内には試験対象としての半導体デバイスDが上方の開口部を介して装着されている。なお、ソケットボード200は、例えば4列×12列(計48個)ソケットのユニットを5個並設する(即ち、上記20列×12列(計240個)のソケット202を5分割する)ようにしてもよい。
なお、ソケットボード200に配列されるソケット202の数は任意であり、縦横の配列数も任意に変更可能である。
ここで、上記押圧フレーム103とソケットボード200との関わり合いについて説明する。
押圧フレーム103は、後述するように所定のタイミングで作動されるエアシリンダ104の作用により下方に押し下げられ、図3の状態から図4の状態に変位する。
そして、押圧フレーム103の下面は、ソケットボード200の上面に密着された状態で保持される。この状態において、ソケットボード200の各ソケット202の上部開放面は押圧フレーム103の下面によって閉塞され、外気と遮断された小空間を形成する。
シートコンタクト201は、上方および下方に向けてコンタクト用のピン201a,201bが多数配設され、各コンタクト用ピン201a,201bは所定ストローク(例えば、約0.5mm)だけ伸縮するように構成されている。なお、上方のコンタクト用ピン201aはソケットボード200の底面側の電極(コンタクトパッド)のパターンと1対1で対向するように、また、下方のコンタクト用ピン201bはテスタボードユニット300の上面の電極(コンタクトパッド)のパターンと1対1で対向するように構成されている。
テスタボードユニット300は、マザーボードの上面側に前記シートコンタクト201の下方のコンタクト用ピン201bと接触可能な電極(コンタクトパッド)が所定のパターンで形成され、底面側にはコネクタ302を介してLSI化されたテスト回路モジュール301が装着されている。
また、ソケットボード200の左右端部の下側には、テスタボードユニット300との位置決めを行う突起110が形成され、テスタボードユニット300の端部の対向面には前記突起110と係合可能な位置決め用孔111が形成されている。これにより、ソケットボード200とテスタボードユニット300とを精度良く位置合わせすることができる。
なお、各テスト回路モジュール301は、常温ドライエアA3を導入可能な通気ダクト400内に位置するように構成されている。これにより、テスト回路モジュール301の結露を防止することができ、ショートの発生を未然に防止することができる。
ここで、図5を参照して、接続機構の他の方式について説明する。
図5に示す接続機構Kでは、図4に示す位置決め用突起110、位置決め用孔111、シートコンタクト201、コンタクト用ピン201a,201bに代えて次の構成部材から構成されている。
即ち、接続機構Kは、ソケット200を押圧して後述するプローブピン500とソケットマザー501とを接触させるプッシャ502と、プッシャ502を上下動させる駆動源としてのシリンダ503と、ソケット200内に加熱雰囲気または冷却雰囲気を吹き出す(吹き出した雰囲気の戻し口も備える)ノズル504、ソケット200を例えば192個並設して保持するソケットフレーム505と、ソケット200に装着される半導体デバイスD(図示せず)とソケットマザー501とを接続するプローブピン500と、前記テスタボードユニット300への変換基板としてのソケットマザー501と、ソケットマザー501とテスタボードユニット300とを中継するコネクタ506とから構成されている。なお、テスタボードユニット300の下方には図4の構成と同様に複数のテスト回路モジュール301が設けられている。
なお、テスタボードユニット300とソケット200に装着される半導体デバイスDとの接続は、異方性導電性フィルム等で形成されるコンタクトシートを介して行うこともできる。
また、各テスト回路モジュール301は、前述した常温ドライエアA3を導入可能な通気ダクト400内に位置するように構成されている。これにより、テスト回路モジュール301の結露を防止することができ、ショートの発生を未然に防止することができる。
次に、図6を参照して、本実施の形態に係る半導体デバイスのテスト用チャンバ1の制御系について簡単に説明する。
本制御系では、制御装置としてのマイクロコンピュータ100に、給気切替弁としての電磁バルブ30a〜30l、排気切替弁としての電磁バルブ31a〜31l、エアシリンダ104、シャッタ機構S1,S2、テスタボードユニット300がそれぞれ接続されており、マイクロコンピュータ100が内蔵するプログラムあるいは外部から供給されるプログラムによって、各装置を所定のタイミングで動作させる。
ここで、テスタボードユニット300が備えるテスト回路モジュール301の機能構成について、図7を用いて説明する。
デバイステスト手段としてのテスト回路モジュール301は、ソケット202に装着されている各半導体デバイスDに所定のテスト信号を入力するとともに、当該テスト信号に応じて半導体デバイスDから出力された出力信号に基づいて半導体デバイスDの検査を行うものであり、パターン発生器82−1、ドライバ82−2、コンパレータ82−3、波形発生器82−4、インターフェイス82−5、テストエンジン82−6、メモリ82−7、電圧調整器82−8、および電圧・電流印加計測ユニット82−9を備えている。
ここで、複数個(例えば10〜20個)のテスト回路モジュール301に対応して、副制御部としてのサブコントローラ83が設けられている。このサブコントローラ83はホストコントローラ123の制御下におかれ、対応する各テスト回路モジュール301へテストプログラムを送信し、半導体デバイスDのテスト結果の管理を実行したり、ログの管理、ステータス管理などを実行する。
そして、テスト回路モジュール301には数種類(±15V、+5Vなど)の電圧が電源130から供給され、半導体デバイスDには、電源130から供給される電圧を、テスト回路モジュール301が高精度に制御して供給する。なお、テスト回路モジュール301は、テスト機能を有している限り、これら以外の機能構成であってもよく、これらの一部の機能構成しか有していなくてもよい。
ここで、波形発生手段の一つであるパターン発生器82−1は、テスタ言語から波形用パラメータを抽出して波形をドライバ82−2に入力する。ドライバ82−2は、パターン発生器82−1から入力された波形を所定の電圧にバッファリングし、テスト対象となっている半導体デバイスDに入力する。
コンパレータ82−3は、半導体デバイスDからの出力波形を所定の基準電圧をベースにして「ハイ」「ロー」にし、テストエンジン82−6に送る。テストエンジン82−6は、コンパレータ82−3からの波形を期待値と比較して半導体デバイスDのパス/フェイル(良否)を判定するとともに、サブコントローラ83あるいはホストコントローラ123との制御を行う。
メモリ82−7は、このようにしてテストエンジン82−6で判定された半導体デバイスDのパス/フェイルの情報および不良の発生した試験パターン毎のアドレス位置などを記憶する。また、半導体デバイスDがメモリLSIの場合には、不良ビット位置の記憶、不良ビットのマスク、不良ビット数の実時間計数、ROM用試験パターンの発生などを行う。
波形発生手段の他の一つである波形発生器82−4は、サイン波、三角波、矩形波などの任意のアナログ波形を生成して半導体デバイスDに入力する。
インターフェイス82−5は、ホストコントローラ123とテスト回路モジュール301とのインターフェイスであり、具体的には、シリアルインターフェイスまたはパラレルインターフェイスである。電圧調整器82−8は、ドライバ82−2の入力電源および半導体デバイスDの入力電源であり、所定の電圧の電源を供給する。
そして、電圧・電流印加計測ユニット82−9は、半導体デバイスDに電圧や電流を印加して半導体デバイスDの動作電流や動作電圧を測定したり、半導体デバイスDに形成された配線のオープン/ショートの測定を行う。
次に、概略以上のように構成された本実施の形態に係る半導体デバイスのテスト用チャンバ1の動作について説明する。
まず、制御装置(マイクロコンピュータ)100の制御により、各試験ユニットU1〜U12のシャッタ機構S1を順次作動させて各搬入口40を開放させる。
次いで、予め半導体デバイスDを所定の装置により各ソケット202に装着したソケットボード200を所定の搬送手段によって各搬入口40から各試験ユニットU1〜U12に搬入する。
そして、ソケットボード200が搬入された試験ユニットU1〜U12のシャッタ機構S1を作動させて搬入口40を閉塞した後、エアシリンダ104を作動させてプランジャ104aを下方に変位させる。これにより、押圧フレーム103が押し下げられ、ソケットボード200の上面に当接した状態で押圧する。
これにより、ソケットボード200も若干押し下げられ、左右端部の位置決め用突起110がテスタボードユニット300の位置決め用孔111に案内されて係合された状態となる(図4参照)。
この際に、シートコンタクト201の各コンタクト用ピン201a,201bは、縮んだ状態でソケットボード200の底面側の電極(コンタクトパッド)およびテスタボードユニット300の上面の電極(コンタクトパッド)と良好に接触する。
次いで、外部に配設されるチラー等から各雰囲気の供給を開始し、所望の試験条件に合わせて給気切替弁としての電磁バルブ30a〜30lを開閉させる。
例えば、高温域での試験を行う場合には、電磁バルブ30a1〜30l1を開いて、高温エアA1を供給側ダクト14に導入する。
その高温エアA1は配管15を介して給気用ダクト101に流入し、給気用ダクト101内の上部側101a→折返し部101c→下部側101bの経路で流通する。そして、給気用ダクト101内の下部側101bから各送給管106を介して高温エアA1が各ソケット202内に導入される。
また、試験後には、排気切替弁31a〜31lとしての電磁バルブを所定のタイミングで開閉させて各ソケット202内の雰囲気を排気させる。
これにより、各半導体デバイスDを高温状態(例えば、125℃)とすることができ、この状態でテスタボードユニット300のテスト回路モジュール301の所定プログラムを動作させることにより、高温条件下による各半導体デバイスDの試験を実施することができる。
また、続いて低温域における半導体デバイスDの試験を行う場合には、まず、排気切替弁としての電磁バルブ31a1〜31l1を開いて、各ソケット202内の高温エアA1を排気孔107および排気用ダクト102を介して排出させる。
次に、電磁バルブ30a2〜30l2を開いて、低温エアA2を供給側ダクト14に導入する。
その低温エアA2は配管15を介して給気用ダクト101に流入し、給気用ダクト101内の上部側101a→折返し部101c→下部側101bの経路で流通する。そして、給気用ダクト101内の下部側101bから各送給管106を介して低温エアA2が各ソケット202内に導入される。
これにより、各半導体デバイスDを低温状態(例えば、−30℃)とすることができ、この状態でテスタボードユニット300のテスト回路モジュール301の所定プログラムを動作させることにより、低温条件下による各半導体デバイスDの試験を実施することができる。
なお、低温状態から急激に温度を上げた場合には、筐体10内の各部に結露を生じる虞がある。これを防止するために、低温エアA2を流す前に常温ドライエアA3を給気用ダクト101内に流通させたり、各テスタボードユニット300の上面と各ソケットボード200との隙間、各ソケットボード200と各排気用ダクト102との隙間等に常温ドライエアA3を流通させる。これにより、筐体10内の各部に結露が発生する事態を有効に防止することができ、ショート等の危険性を排除して安全且つ効率的に半導体デバイスDの試験を実施することができる。
そして、各テスタボードユニット300による半導体デバイスDの試験が完了すると、シャッタ機構S2が作動されて搬出口41が開放され、所定の搬出手段により各ソケットボード200が搬出される。
次いで、上述の各過程を繰り返して行うことにより、連続して試験を継続することができ、高効率で大量の半導体デバイスDの試験を実施することが可能となる。
このように本実施の形態に係る半導体デバイスのテスト用チャンバ1によれば、各ソケット202内(いわゆるミニチャンバ内ともいえる)の温度、即ち半導体デバイスDの周囲温度を高温域から低温域へ、あるいは低温域から高温域にスムーズに切り替えて、高温下と低温下における半導体デバイスDの試験を連続的に実施することができ、半導体デバイスの試験に要する時間を低減して効率化,低コスト化を図ることができる。
また、従来において、高温用と低温用の半導体デバイスの試験装置を別個に要していたところを、本実施の形態に係るテスト用チャンバ1を試験装置に適用することにより、一台で高温域と低温域の試験を行うことができるようになるので、試験装置の設置面積を縮小して省スペース化を図ることができる。
また、各排気用ダクト102は、各雰囲気毎(即ち、高温エアA1,低温エアA2,常温ドライエアA3)に排気切替弁(31a〜31l)を備えているので、各雰囲気毎に回収することができ、それらの回収された雰囲気を再度加熱あるいは冷却あるいは除湿することにより、エネルギー効率を高めることができ、試験コストの低廉化に資することができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。即ち、本発明の技術的な範囲は、上記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、本実施の形態に示す筐体10を気密性の恒温槽で構成することもでき、その場合には、外気の影響を遮断して温度変動を小さくすることができ、半導体デバイスDの試験をより高精度で行うことができる。
また、本実施の形態では、ソケットボード200の搬入出について、表側から搬入して裏側に搬出する構成について述べたが、これに限定されず、表側から搬入し、且つ表側から搬出する構成とすることも考えられる。
本発明による半導体デバイスのテスト用チャンバは、特性テストが必要な様々な半導体デバイスの検査に適用できるものであり、SDRAM、スタティックRAM、フラッシュメモリ、ロジックデバイス、ロジック・アナログ混載デバイスなど、様々な半導体デバイスをテスト対象として適用することができる。
本発明の実施の形態に係る半導体デバイスのテスト用チャンバの概略を示す正面断面図(a)と右側方断面図(b)である。 その半導体デバイスのテスト用チャンバの概略を示す平面断面図である。 半導体デバイスのテスト用チャンバの要部を構成する試験ユニットの構成の非押圧時の状態を示す正面断面図(a)と側方断面図(b)である。 その試験ユニットの構成の押圧時の状態を示す正面断面図(a)と側方断面図(b)である。 接続機構の他の方式の構成を示す側方断面図である。 半導体デバイスのテスト用チャンバの制御系を示すブロック図である。 テスト回路モジュールの機能構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 半導体デバイスのテスト用チャンバ
10 筐体
U(U1〜U12) 試験ユニット
11 高温給気用配管
12 低温給気用配管
13 常温ドライエア給気用配管
14 供給側ダクト
15 配管用パイプ
16 高温排気用配管
17 低温排気用配管
18 常温ドライエア排気用配管
A1 高温エア(半導体デバイスを加熱する第1の雰囲気)
A2 低温エア(半導体デバイスを冷却する第2の雰囲気)
A3 常温ドライエア(常温空気)
19 排気側ダクト(排気手段)
20 配管用パイプ
30a〜30l 給気切替弁(電磁バルブ)
31a〜31l 排気切替弁(電磁バルブ)
40 搬入口
41 搬出口
S1,S2 シャッタ機構
100 制御装置(制御手段:マイクロコンピュータ)
101 給気用ダクト
101a 上部
101b 下部
101c 折り返し部
102 排気用ダクト
103 押圧フレーム
103a 挿通孔
104 エアシリンダ
104a プランジャ
105 温度調節部材
106 送給管
107 排気孔
110 突起(位置決め用)
111 位置決め用孔
200 ソケットボード
201 シートコンタクト
201a,201b コンタクト用ピン
202 ソケット
300 テスタボードユニット(デバイス検査手段))
301 テスト回路モジュール
302 コネクタ
400 通気ダクト
500 プローブピン
501 ソケットマザー
502 プッシャ
503 シリンダ
504 ノズル
505 ソケットフレーム
506 コネクタ
D 半導体デバイス

Claims (23)

  1. 半導体デバイスを挿脱可能に保持する複数のソケットを有するソケットボードをそれぞれ格納可能な1または2以上の試験ユニットと、
    前記各ソケットボードの各ソケットに装着された半導体デバイスの周囲温度を所定の試験環境温度に調整する温度調整手段と、
    前記各試験ユニット毎に設けられ、前記各ソケットに装着された各半導体デバイスの電極端子と電気的導通を行って各半導体デバイスの電気的特性を試験するデバイス検査手段と、
    前記各試験ユニット、前記温度調整手段およびデバイス検査手段を収容する筐体と、
    前記温度調整手段およびデバイス検査手段を適宜制御する制御手段と、を備え、
    前記温度調整手段は、
    前記筐体内に前記半導体デバイスを加熱する第1の雰囲気を供給する加熱手段と、
    前記筐体内に前記半導体デバイスを冷却する第2の雰囲気を供給する冷却手段と、
    前記筐体内に常温空気を供給する常温空気供給手段と、
    前記制御手段による制御に基づいて、前記加熱手段と前記冷却手段と前記常温空気供給手段とを所定のタイミングで切り替える雰囲気切替手段と、を有する
    ことを特徴とする半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  2. 前記筐体は、気密性を有する恒温槽で構成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  3. 前記筐体は、内部に供給される雰囲気をこの雰囲気の導入方向と順方向および逆方向の少なくとも一方に排出する排気手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  4. 前記排気手段は、各雰囲気毎に別途設けられていることを特徴とする請求項3に記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  5. 前記筐体は、前記ソケットボードの搬入口および搬出口を備え、当該搬入口と搬出口には、前記制御手段により開閉制御されて外部の空気が前記筐体内に進入するのを防ぐシャッタ機構が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  6. 前記筐体は、前記ソケットボードの搬入口および搬出口を備え、前記筐体の内圧が外気圧より高くなるように前記雰囲気切替手段を制御することを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  7. 前記筐体は、前記ソケットボードの搬入口および搬出口を備え、当該搬入口と搬出口には、前記制御手段により開閉制御されて外部の空気が前記筐体内に進入するのを防ぐエアカーテン生成手段が設けられることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  8. 前記雰囲気切替手段は、前記制御手段によって開閉制御される電磁バルブで構成されることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  9. 前記デバイス検査手段は、
    前記各半導体デバイスと一対一の関係をもって複数設けられ、前記各半導体デバイスに所定のテスト信号を入力するとともに、当該テスト信号に応じて前記半導体デバイスから出力された出力信号に基づいて前記半導体デバイスの検査を行うデバイステスト手段と、
    前記各半導体デバイスに形成された電極と電気的に接触可能な接触部が複数配列され、当該接触部を介して前記半導体デバイスとこれに対応する前記デバイステスト手段とを電気的に接続する接続手段とを有し、
    前記デバイステスト手段は、前記半導体デバイスに入力される波形を生成する波形発生手段を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項8の何れかに記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  10. 前記ソケットボードの各ソケットは、上方に前記半導体デバイスを出し入れ可能な開放面を有し、内底面には半導体デバイスの各端子を挿脱可能なコネクタ部を備え、
    前記ソケットボードの裏面側に対向させて、前記各コネクタ部と電気的に接続可能な前記デバイステスト手段としてのテスト回路モジュールを備えたテスタボードユニットが配設されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  11. 前記各試験ユニットは、前記加熱手段と前記冷却手段と前記常温空気供給手段とから分岐される前記第1の雰囲気、前記第2の雰囲気、前記常温空気を導く雰囲気導入手段を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項10の何れかに記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  12. 前記雰囲気導入手段は、
    前記各電磁バルブを介して前記加熱手段、前記冷却手段、前記常温空気供給手段に接続され各試験ユニットの上方まで延設される給気用ダクトと、
    該給気用ダクトの下面から前記各ソケットボードの各ソケットに向けて各雰囲気を送給する送給管と、
    から構成されることを特徴とする請求項8から請求項11の何れかに記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  13. 前記各給気用ダクトは、前記雰囲気導入手段と対向する側の端部が閉塞され、
    該給気用ダクト内は、給気用ダクトの長手方向の全長より所定長さだけ短く形成される板状の温度調整部材によって上部と下部に仕切られると共に、前記雰囲気導入手段と対向する側の端部に雰囲気の折り返し部が形成され、
    さらに、前記送給管は前記下部側に接続され、
    前記雰囲気導入手段からの雰囲気は、該給気用ダクト内において前記温度調整部材によって仕切られた上部側に供給され、前記折り返し部を介して前記下部側を流通するように構成されていることを特徴とする請求項12に記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  14. 前記各試験ユニットにおいて、
    前記各ソケットボードの上方には、各ソケットの開放面を閉塞可能な板状の押圧用フレームが昇降可能に配設され、
    該押圧用フレームには、押圧用フレーム自体を前記各ソケットの開放面に対して押圧する押圧手段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項13の何れかに記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  15. 前記押圧手段は、前記ソケットボードと前記テスタボードユニットとの間にも押圧力を付与して、互いを電気的に接続させることを特徴とする請求項14に記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  16. 前記押圧手段は、エアシリンダで構成されることを特徴とする請求項14または請求項15に記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  17. 前記押圧用フレームには、前記給気用ダクトから送給される雰囲気を各ソケット内に流通可能な送給孔が設けられていることを特徴とする請求項14から請求項16の何れかに記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  18. 前記押圧用フレームには、前記送給孔を介してソケット内に送給された雰囲気をソケットの外部に排出する排気孔が設けられていることを特徴とする請求項17に記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  19. 前記排気孔は、前記排気手段に配管用パイプを介して接続され、
    前記排気手段は、前記制御手段の制御によって所定のタイミングで前記雰囲気切替手段を切り替えて排気を行うように構成されていることを特徴とする請求項18に記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  20. 前記テスタボードユニットの構成部材のうち少なくとも前記テスト回路モジュールを収容可能な通気ダクトが設けられ、該通気ダクトには、前記冷却手段から前記半導体デバイスを冷却する第2の雰囲気が導入されるように構成されていることを特徴とする請求項10から請求項19の何れかに記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  21. 前記波形発生手段は、パターン発生器および波形発生器の少なくとも何れかであることを特徴とする請求項9から請求項20の何れかに記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  22. 前記デバイステスト手段は、生成された波形を前記半導体デバイスに入力するドライバをさらに備えることを特徴とする請求項9から請求項21の何れかに記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
  23. 前記デバイステスト手段は、単一の半導体装置で構成されていることを特徴とする請求項9から請求項22の何れかに記載の半導体デバイスのテスト用チャンバ。
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