JP2008223551A - 空気調和装置の圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ローラー部とシリンダブロックとのシール性を向上し、性能を確保することのできる回転式圧縮機の提供。
【解決手段】ロータリー式圧縮機1は、ピストン21と、ピストン21を収容するシリンダブロック24,26とを備えている。ピストン21は、ローラー部21aと、ブレード部21bとを有している。また、ピストン21の外周面またはシリンダブロック24,26の内周面の少なくともいずれか一方には、親油性物質が塗着されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和装置の回転式圧縮機に関する。
空気調和装置あるいは冷凍装置で用いられる回転式圧縮機では、ローラー部の外周面をシリンダブロックの内周面に当接させることによって、シリンダ室内を吸入室と圧縮室とに区画している。したがって、圧縮機の性能を確保するためには、ローラー部とシリンダブロックとのシール性が重要となる。
そこで、特許文献1では、ローラー部の外周面に条痕を設け、冷凍機油が条痕に保持されることで油膜保持能力を高め、ローラー部とシリンダブロックとのシール性を向上させている。
特開2001−20874号公報 特開平5−306691号公報
しかしながら、特許文献1に開示される圧縮機では、二酸化炭素冷媒を用いた場合、ローラー部の外周面に設けられている条痕から冷媒漏れが発生する可能性がある。
本発明の課題は、ローラー部とシリンダブロックとのシール性を向上し、性能を確保することのできる回転式圧縮機を提供することにある。
第1発明に係る回転式圧縮機は、ローラー部と、ローラー部を収容するシリンダブロックとを備えている。また、ローラー部外周面とシリンダブロック内周面との少なくともいずれか一方に親油性物質が塗着されている。なお、ここにいうローラー部とは、ローラー部とブレード部とが一体に形成されるロータリー式圧縮機ではピストンに相当し、ローラーとベーンとを有するロータリー式圧縮機ではローラーに相当する。このため、ローラー部とシリンダブロックとの当接部において、油膜保持機能が増加し、ローラー部とシリンダブロックとのシール性を向上させることができる。
これによって、回転式圧縮機の性能を確保することができる。
第2発明の回転式圧縮機は、第1発明の回転式圧縮機であって、二酸化炭素冷媒に対応可能である。
この回転式圧縮機は、二酸化炭素冷媒に対応可能である。このため、この圧縮機は、地球環境問題に貢献することができる。
第3発明に係るロータリー式圧縮機は、ピストンと、ピストンを収容するシリンダブロックとを備えている。ピストンは、ローラー部と、ローラー部に一体に形成されたブレード部とを有する。また、ピストン外周面とシリンダブロック内周面との少なくともいずれか一方に親油性物質が塗着されている。このため、ピストンとシリンダブロックとの当接部において、油膜保持能力が増加し、ロータリー式圧縮機におけるピストンとシリンダブロックとのシール性を向上させることができる。
これによって、ロータリー式圧縮機の性能を確保することができる。
第4発明に係るロータリー式圧縮機は、第3発明のロータリー式圧縮機であって、ロータリー式圧縮機のピストンにおいて、ピストンのローラー部にのみ親油性物質が塗着されている。このため、冷媒に含まれる冷凍機油がピストンの揺動部へ侵入するおそれを減らすことができる。
第1発明に係る回転式圧縮機では、回転式圧縮機の性能を確保することができる。
第2発明に係る回転式圧縮機では、地球環境問題に貢献することができる。
第3発明に係るロータリー式圧縮機では、ロータリー式圧縮機の性能を確保することができる。
第4発明に係るロータリー式圧縮機では、冷凍機油がピストンの揺動部へ侵入するおそれを減らすことができる。
本発明の実施形態に係るロータリー式圧縮機1は、図1に示されるように、2シリンダタイプのロータリー式圧縮機であって、主に、縦長円筒状の密閉ドーム型のケーシング10、圧縮機構15、駆動モータ16、吸入管19、吐出管20およびマフラー60等から構成されている。なお、このロータリー式圧縮機1には、ケーシング10にアキュムレータ210が取り付けられている。以下、このロータリー式圧縮機1の構成部品についてそれぞれ詳述する。
〔ロータリー式圧縮機の構成部品の詳細〕
(1)ケーシング
ケーシング10は、略円筒状の胴部ケーシング部11と、胴部ケーシング部11の上端部に気密状に溶接される椀状の上壁部12と、胴部ケーシング部11の下端部に気密状に溶接される椀状の底壁部13とを有する。そして、このケーシング10には、主に、ガス冷媒を圧縮する圧縮機構15と、圧縮機構15の上方に配置される駆動モータ16とが収容されている。この圧縮機構15と駆動モータ16とは、ケーシング10内を上下方向に延びるように配置されるクランク軸17によって連結されている。
(2)圧縮機構
圧縮機構15は、図1および図2に示されるように、主に、クランク軸17と、ピストン21と、ブッシュ22と、フロントヘッド23と、第1シリンダブロック24と、ミドルプレート25と、第2シリンダブロック26と、リアヘッド27とから構成されている。なお、本実施形態において、フロントヘッド23、第1シリンダブロック24、ミドルプレート25、第2シリンダブロック26およびリヤヘッド27は、複数本のボルト90によって一体に連結されている。また、本実施形態において、この圧縮機構15はケーシング10の底部に貯められている冷凍機油Lに浸漬されており、圧縮機構15には、冷凍機油Lが差圧給油されるようになっている。以下、この圧縮機構15の構成部品についてそれぞれ詳述する。
a)第1シリンダブロック
第1シリンダブロック24には、図3に示されるように、シリンダ孔24a、吸入孔24b、吐出路24c、ブッシュ収容孔24dおよびブレード収容孔24eが形成されている。シリンダ孔24aは、図3に示されるように、板厚方向に沿って貫通する円柱状の孔である。吸入孔24bは、外周壁面からシリンダ孔24aに貫通している。吐出路24cは、シリンダ孔24aを形作る円筒部の内周側の一部が切り欠かれることによって形成されている。ブッシュ収容孔24dは、板厚方向に沿って貫通する孔であって、板厚方向に沿って見た場合において吸入孔24bと吐出路24cとの間に配置されている。ブレード収容孔24eは、板厚方向に沿って貫通する孔であって、ブッシュ収容孔24dと連通している。
そして、この第1シリンダブロック24は、図1、図2および図3に示されるように、シリンダ孔24aにクランク軸17の偏心軸部17aおよびピストン21のローラー部21aが収容され、ブッシュ収容孔24dにピストン21のブレード部21bおよびブッシュ22が収容され、ブレード収容孔24eにピストン21のブレード部21bが収容された状態で吐出路24cがフロントヘッド23側を向くようにしてフロントヘッド23とミドルプレート25とに嵌合される。この結果、圧縮機構15には第1シリンダ室Rc1が形成され、この第1シリンダ室Rc1はピストン21によって吸入孔24bと連通する吸入室と、吐出路24cと連通する吐出室とに区画されることになる。
また、第1シリンダブロック24の内周面には、親油性物質がコーティングされている。
b)第2シリンダブロック
第2シリンダブロック26には、第1シリンダブロック24と同様、図3に示されるように、シリンダ孔26a、吸入孔26b、吐出路26c、ブッシュ収容孔26dおよびブレード収容孔26eが形成されている。シリンダ孔26aは、図3に示されるように、板厚方向に沿って貫通する円柱状の孔である。吸入孔26bは、外周壁面からシリンダ孔26aに貫通している。吐出路26cは、シリンダ孔26aを形作る円筒部の内周側の一部が切り欠かれることによって形成されている。ブッシュ収容孔26dは、板厚方向に沿って貫通する孔であって、板厚方向に沿って見た場合において吸入孔26bと吐出路26cとの間に配置されている。ブレード収容孔26eは、板厚方向に沿って貫通する孔であって、ブッシュ収容孔26dと連通している。
そして、この第2シリンダブロック26は、図1、図2および図3に示されるように、シリンダ孔26aにクランク軸17の偏心軸部17bおよびピストン21のローラー部21aが収容され、ブッシュ収容孔26dにピストン21のブレード部21bおよびブッシュ22が収容され、ブレード収容孔26eにピストン21のブレード部21bが収容された状態で吐出路26cがリアヘッド27側を向くようにしてリアヘッド27とミドルプレート25とに嵌合される。この結果、圧縮機構15には、第2シリンダ室Rc2が形成され、この第2シリンダ室Rc2はピストン21によって吸入孔26bと連通する吸入室と、吐出路26cと連通する吐出室とに区画されることになる。
また、第2シリンダブロック26の内周面には、親油性物質がコーティングされている。
c)クランク軸
クランク軸17には、図1および図2に示されるように、一方の端部に2つの偏心軸部17a,17bが設けられている。なお、この2つの偏心軸部17a,17bは、互いの偏心軸がクランク軸17の中心軸を挟んで対向するように形成されている。また、このクランク軸17は、偏心軸部17a,17bが設けられていない側が駆動モータ16のロータ52に固定されている。
d)ピストン
ピストン21は、図2および図3に示されるように、略円筒状のローラー部21aと、ローラー部21aの径方向外側に突出するブレード部21bとを有する。なお、ローラー部21aは、クランク軸17の偏心軸部17a,17bに嵌合された状態でシリンダブロック24,26のシリンダ孔24a,26aに挿入される。これにより、ローラー部21aは、クランク軸17が回転すると、クランク軸17の回転軸を中心とした公転運動を行う。また、ブレード部21bは、ブッシュ収容孔24d,26dおよびブレード収容孔24e,26eに収容される。これによりブレード部21bは、揺動すると同時に長手方向に沿って進退運動を行うことになる。
また、ピストン21において、ローラー部21aの外周面のみに親油性物質がコーティングされている。
e)ブッシュ
ブッシュ22は、図2および図3に示されるように、略半円柱状の部材であって、ピストン21のブレード部21bを挟み込むようにしてブッシュ収容孔24d,26dに収容される。
f)フロントヘッド
フロントヘッド23は、図1および図2に示されるように、第1シリンダブロック24の吐出路24c側を覆う部材であって、ケーシング10に嵌合されている。このフロントヘッド23には軸受部23aが形成されており、この軸受部23aにはクランク軸17が挿入される。また、このフロントヘッド23には、第1シリンダブロック24に形成された吐出路24cを通って流れてくる冷媒ガスを吐出管20に導くための開口23bが形成されている。そして、この開口23bは、冷媒ガスの逆流を防止するための図示しない吐出弁により閉塞されたり開放されたりする。
g)リアヘッド
リアヘッド27は、図1および図2に示されるように、第2シリンダブロック26の吐出路26c側を覆う。このリアヘッド27には軸受部27aが形成されており、この軸受部27aにはクランク軸17が挿入される。また、このリアヘッド27には、第2シリンダブロック26に形成された吐出路26cを通って流れてくる冷媒ガスを吐出管20に導くための図示しない開口が形成されている。そして、この開口は、冷媒ガスの逆流を防止するための図示しない吐出弁により閉塞されたり開放されたりする。
h)ミドルプレート
ミドルプレート25は、図1および図2に示されるように、第1シリンダブロック24と第2シリンダブロック26との間に配置され、第1シリンダ室Rc1と第2シリンダ室Rc2とを区画する。
(3)駆動モータ
本実施形態において、駆動モータ16は、図1に示されるように、直流モータであって、主に、ケーシング10の内壁面に固定された環状のステータ51と、ステータ51の内側に僅かな隙間(エアギャップ通路)をもって回転自在に収容されたロータ52とから構成されている。
ステータ51には、図示しないティース部に銅線が巻回されており、上方および下方にコイルエンド53が形成されている。また、ステータ51の外周面には、ステータ51の上端面から下端面に亘り且つ周方向に所定間隔をおいて複数個所に切欠形成されている図示しないコアカット部が設けられている。
ロータ52には、回転軸に沿うようにクランク軸17が固定されている。
(4)吸入管
吸入管19は、図1および図2に示されるように、ケーシング10を貫通するように設けられており、一端が第1シリンダブロック24および第2シリンダブロック26に形成される吸入孔24b,26bに嵌め込まれており、他端がアキュムレータ210に嵌め込まれている。
(5)吐出管
吐出管20は、図1に示されるように、ケーシング10の上壁部12を貫通するように設けられている。
(6)マフラー
マフラー60は、図1に示されるように、冷媒ガスの吐出音を消音するためのものであって、フロントヘッド23に取り付けられている。
〔ロータリー式圧縮機の運転動作〕
駆動モータ16が駆動されると、偏心軸部17a,17bがクランク軸17周りに偏心回転して、この偏心軸部17a,17bに嵌合されたローラー部21aが、外周面をシリンダ室Rc1,Rc2の内周面に接して公転する。そして、ローラー部21aがシリンダ室Rc1,Rc2内で公転することに伴って、ブレード部21bは両側面をブッシュ22によって保持されながら進退動する。そうすると、吸入管19から低圧の冷媒ガスが吸入室に吸入されて、吐出室で圧縮されて高圧にされた後、吐出路24c,26cから高圧の冷媒ガスが吐出される。
〔親油性物質〕
上述したように、ピストンのローラー部の外周面とシリンダブロックの内周面には、親油性物質がコーティングされている。以下、この親油性物質の詳細について説明する。
液体が固相、液相、気相の3相系に存在するときには、液体/気体間の界面、固体/液体間の界面および固体/気体間の界面が存在する。本発明では、3つの界面が出会う点において作用している力の水平成分が釣り合っているための条件式であるYoung式によって親油性を定義している。
Young式とは、γSV−γSL=γLVcosθで表される方程式であり、γLVは液体/気体間の界面張力を、γSLは固体/液体間の界面張力を、γSVは固体/気体間の界面張力をそれぞれ示している。また、θは固体表面と液体表面との間になされる接触角を示している。θは、その値がθ=0でない場合は液体が表面に広がらないことを、その値がθ=0の場合はその液体が固体表面に広がることをそれぞれ意味している。
本発明において、個体は親油性物質にあたり、液体は冷凍機油にあたる。そして、接触角θの値が30°以下である場合、親油性があると定義している。
親油性物質としては、具体的に、メチル基またはエチル基を末端あるいは側鎖に有する石油樹脂、親油性ワニス、有機ケイ素化合物および有機薄膜があげられる。
メチル基またはエチル基を末端あるいは側鎖に有する石油樹脂には、例えば、ポリメチルペンテン(TPX;三井化学製)およびオレフィン等が含まれる。
親油性ワニスには、エピコート828(油化シェル製)、アロシーM−10(旭チバ製)等が含まれる。エピコート828は、1分子中に少なくとも2つのエポキシ基をもつエポキシ樹脂である。アロシーM−10は、1分子中に1つ以上のアルキル基を持つシアン酸エステル化合物である。
また、1分子中に少なくとも2つのエポキシ基をもつエポキシ樹脂(例えば、エピコート828)とビスマレイミド化合物(MB;三菱油化製)および液状の酸無水物硬化剤からなる混合物も親油性ワニスに含まれる。
有機ケイ素化合物には、オルガノアセトキシシラン、オルガノアルコキシシラン(アルキルアルコキシシラン)、オルガノクロルシラン、オルガノクロルフルオルシラン、オルガノジシラン、オルガノシラザン、オルガノシラノール、オルガノシラン、オルガノシランカルボン酸、オルガノシリコンイソシアナート、オルガノシリコンイソチオシアナート、オルガノシリコンエステル、オルガノシルチアン、オルガノシルメチレン、オルガノジシロキサンおよびオルガノヒドロゲノシラン等が含まれる。
オルガノアセトキシシランには、例えば、アセトキシトリメチルシラン、ジアセトキシジメチルシラン、トリアセトキシメチルシラン、アセトキシトリエチルシラン、ジアセトキシジエチルシラン、トリアセトキシエチルシラン、アセトキシトリプロピルシラン等が含まれる。
オルガノアルコキシシランには、例えば、メトキシトリメチルシラン、ジメトキシジメチルシラン、トリメトキシメチルシラン、エトキシトリメチルシラン、ジエトキシジメチルシラン、トリエトキシメチルシラン、エトキシトリエチルシラン、ジエトキシジエチルシラン、トリエトキシエチルシラン、トリメチルフェノキシシラン等が含まれる。
オルガノクロルシランには、例えば、トリクロルメチルシラン、ジクロルジメチルシラン、クロルトリメチルシラン、トリクロルエチルシラン、ジクロルジエチルシラン、クロルトリエチルシラン、トリクロルフェニルシラン、ジクロルジフェニルシラン、クロルトリフェニルシラン、ジクロルメチルフェニルシラン、ジクロルエチルフェニルシラン等が含まれる。
オルガノクロルフルオルシランには、例えば、クロルジフルオルメチルシラン、ジクロルフルオルメチルシラン、クロルフルオルジメチルシラン、クロルエチルジフルオルシラン、ジクロルエチルフルオルシラン、クロルジフルオルプロピルシラン、ジクロルフルオルプロピルシラン等が含まれる。
オルガノジシランには、例えば、ヘキサメチルジシラン、ヘキサエチルジシラン、ヘキサプロピルジシラン、ヘキサフェニルジシラン等が含まれる。
オルガノシラザンには、例えば、トリエチルシラザン、トリプロピルシラザン、トリフェニルシラザン、ヘキサメチルジシラジン、ヘキサエチルジシラジン、ヘキサフェニルジシラジン、ヘキサメチルシクロトリシラザン、オクタメチルシクロテトラシラザン、ヘキサエチルシクロトリシラザン、オクタエチルシクロテトラシラザン、ヘキサフェニルシクロトリシラザン等が含まれる。
オルガノシラノールには、例えば、トリメチルシラノール、ジメチルフェニルシラノール、トリエチルシラノール、ジエチルシランジオール、トリプロピルシラノール、ジプロピルシランジオール、トリフェニルシラノール、ジフェニルシランジオール等が含まれる。
オルガノシランには、例えば、テトラメチルシラン、エチルトリメチルシラン、トリメチルプロピルシラン、トリメチルフェニルシラン、ジエチルジメチルシラン、トリエチルメチルシラン、メチルトリフェニルシラン、テトラエチルシラン、トリエチルフェニルシラン、ジエチルジフェニルシラン、エチルトリフェニルシラン、テトラフェニルシラン等が含まれる。
オルガノシランカルボン酸には、例えば、トリフェニルシリルカルボン酸、トリメチルシリル酢酸、トリメチルシリルプロピオン酸、トリメチルシリル酪酸等が含まれる。
オルガノシリコンイソシアナートには、例えば、トリメチルシリコンイソシアナート、ジメチルシリコンジイソシアナート、メチルシリコントリイソシアナート、ブチルシリコントリイソシアナート、トリフェニルシリコンイソシアナート、ジフェニルシリコンジイソシアナート、フェニルシリコントリイソシアナート等が含まれる。
オルガノシリコンイソチオシアナートには、例えば、トリメチルシリコンイソチオシアナート、ジメチルシリコンジイソチオシアナート、メチルシリコントリイソチオシアナート、トリエチルシリコンイソチオシアナート、ジエチルシリコンジイソチオシアナート、エチルシリコントリイソチオシアナート、トリフェニルシリコンイソチオシアナート、ジフェニルシリコンジイソチオシアナート、フェニルシリコントリイソチオシアナート等が含まれる。
オルガノシリコンエステルには、例えば、硫酸ビス(トリメチルシリル,トリエチルシリル)、リン酸トリス(トリメチルシリル)、シアン化トリエチルシリル(トリエチルシアンシラン)、酢酸トリメチルシリル、イソシアン酸トリメチルシリル等が含まれる。
オルガノシルチアンには、例えば、ヘキサメチルジシルチアン、ヘキサエチルジシルチアン、ヘキサプロピルジシルチアン、テトラメチルシクロジシルチアン、ヘキサメチルシクロトリシルチアン、テトラエチルシクロジシルチアン等が含まれる。
オルガノシルメチレンには、例えば、ヘキサメチルジシルメチレン、ヘキサエチルジシルメチレン、ヘキサプロピルジシルメチレン、オクタメチルトリシルメチレン、デカメチルテトラシルメチレン、ドデカメチルペンタシルメチレン等が含まれる。
オルガノジシロキサンには、例えば、ヘキサメチルジシロキサン、ヘキサエチルジシロキサン、ヘキサプロピルジシロキサン、ヘキサフェニルジシロキサン等が含まれる。
オルガノヒドロゲノシランには、例えば、メチルシラン、ジメチルシラン、トリメチルシラン、ジエチルシラン、トリエチルシラン、トリプロピルシラン、ジフェニルシラン、トリフェニルシラン等が含まれる。
有機薄膜には、ステアリン酸LB(Langmuir−Blodgett)膜が含まれる。
〔特徴〕
(1)
ロータリー式圧縮機1では、ピストン21の外周面をシリンダブロック24,26の内周面に当接させることによって、シリンダ室Rc1,Rc2内が吸入室と圧縮室とに区画されている。したがって、ロータリー式圧縮機1の性能を確保するためには、ローラー部21aとシリンダブロック24,26とのシール性が重要となる。
上記実施形態では、ローラー部21aとブレード部21bとを有するピストン21と、ピストン21を収容するシリンダブロック24,26とを備えるロータリー式圧縮機1において、ローラー部21aの内周面およびシリンダブロック24,26の外周面が親油性物質でコーティングされている。このため、ローラー部21aとシリンダブロック24,26との当接部において、油膜保持能力が増加し、ローラー部21aとシリンダブロック24,26のシール性を向上させることができている。したがって、ロータリー式圧縮機1の性能を確保することができている。
(2)
上記実施形態では、ピストン21のブレード部21bには親油性物質がコーティングされていない。これによって、ピストン21の揺動部への冷凍機油の侵入を防ぐことができている。したがって、ロータリー式圧縮機1の機能低下を防ぐことができている。
〔変形例〕
(A)
本発明の実施形態に係る圧縮機では、フロントヘッド23とミドルプレート25との間に第1シリンダ室Rc1が形成されるとともに、ミドルプレート25とリアヘッド27との間に第2シリンダ室Rc2が形成される、いわゆる2シリンダタイプの圧縮機であるが、ミドルプレート25がない圧縮機(いわゆる1シリンダタイプの圧縮機)においても本発明を適用することができる。
(B)
本発明の実施形態に係る圧縮機は、ローラー部21aとブレード部21bとを有するピストン21とシリンダブロック24,26とを備えるロータリー式圧縮機1であるが、図4に示されるように、ローラー121とベーン122とを有するロータリー式圧縮機101に適用してもよい。つまり、ロータリー式圧縮機101のシリンダブロック124の内周面が親油性物質でコーティングされていてもよい。この際、ローラー121が揺動することで発生する可能性のあるコーティングの剥離を防ぐために、ロータリー式圧縮機101のローラー121の外周面には親油性物質をコーティングしない。
なお、図4において、符号117はクランク軸を示し、符号117aはクランク軸の偏心軸部を示し、符号122はベーンを示し、符号123はスプリングを示し、符号124aは吐出路を示し、符号Rc3はシリンダ室を示している。
本発明によれば、ローラー部とシリンダブロックとのシール性を向上させているため、回転式圧縮機への適用が有用である。
本発明の実施形態に係るロータリー式圧縮機の縦断面図。 本発明の実施形態に係るロータリー式圧縮機のシリンダ室の横断面図。 本発明の実施形態に係るロータリー式圧縮機のシリンダブロック上面図。 本発明の実施形態の変形例(B)に係るロータリー式圧縮機のシリンダ室の横断面図。
符号の説明
1,101 ロータリー式圧縮機(回転式圧縮機)
21 ピストン(ローラー部)
21a ローラー部
21b ブレード部
24 第1シリンダブロック(シリンダブロック)
26 第2シリンダブロック(シリンダブロック)
121 ローラー(ローラー部)
124 シリンダブロック

Claims (4)

  1. ローラー部(21,121)と、
    前記ローラー部(21,121)を収容するシリンダブロック(24,26,124)と、を備え、
    前記ローラー部(21,121)外周面と前記シリンダブロック(24,26,124)内周面との少なくともいずれか一方に親油性物質が塗着される、
    回転式圧縮機(1,101)。
  2. 二酸化炭素冷媒に対応可能である、
    請求項1に記載の回転式圧縮機(1,101)。
  3. ローラー部(21a)と前記ローラー部(21a)に一体に形成されたブレード部(21b)とを有するピストン(21)と、
    前記ピストン(21)を収容するシリンダブロック(24,26)と、を備え、
    前記ピストン(21)外周面と前記シリンダブロック(24,26)内周面との少なくともいずれか一方に親油性物質が塗着される、
    ロータリー式圧縮機(1)。
  4. 前記ピストン(21)において、前記ローラー部(21a)外周面にのみ親油性物質が塗着される、
    請求項3に記載のロータリー式圧縮機(1)。
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