JP2008223361A - 盛土透水層 - Google Patents

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クマル カルモカル アショカ
Hideo Takeichi
秀雄 武市
Takeyoshi Fukutake
毅芳 福武
Minoru Kawaida
実 川井田
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Abstract

【課題】施工性に優れているとともに、透水性に富み、経時的に発生する圧縮沈下現象を極力軽減することができる盛土透水層を提供する。
【解決手段】既存の傾斜地斜面10に沿って、または高含水比の盛土材を用いて造成される新設盛土11であって、該新設盛土11内に透水手段が施工されてなる盛土透水層1において、前記透水手段として、破砕ゴム片を平面状に形成してなるブランケット状透水層3、4、5と、地盤層6とが交互に複数層施工されてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、既存の傾斜地斜面に沿って、または高含水比の盛土材を用いて造成される新設盛土であって、該新設盛土内に透水手段が施工されてなる盛土透水層に関し、詳しくは、施工性に優れているとともに、透水性に富み、斜面部分を流れ伝わる水や斜面内湧水を効率よく集めて排水することができる盛土透水層に関する。
山など急斜面の法面に沿い新設盛土を形成し、道路・鉄道を建設したり、より緩斜面の地形を形成し土砂崩れ等災害を未然に防止したりする際、旧斜面沿いに流れ伝わる水や旧斜面内からの湧き水が新設盛土内に浸透してくる。このため、土砂崩れ等を未然に防止するためには、これらの水を新設盛土内を経由させて法面側に逃がすための透水層が必要となる。
この透水層については、例えば、微粒径成分の少ない砕石をブランケット型透水層として20cm〜50cmの厚みで全面または部分的に用いる工法が知られている。
また、最近では、砕石の代替として、廃タイヤをカットまたは粉砕して得られるリサイクル材であるタイヤチップを用いることが試みられており、非特許文献1には、タイヤチップを利用したブランケット型面状排水層の適用例が開示されている。
一方、特許文献1には、植生マットと保水排水基盤材および人工地盤(傾斜屋根)との固定を堅固なものとし、強風時などに不用意に植生マットが剥がれることを防止した人工地盤上での緑化方法および緑化構造物並びにそこで用いる保水排水基盤材が提案されている。
特開2001―234546号公報 古タイヤの基礎地盤・土構造物への有効利用技術、基礎工、Vol34、No.2、pp.58〜63、2006
しかしながら、従来より知られている盛土透水層は必ずしも十分なものとはいえなかった。例えば、上記の砕石を用いたブランケット型透水層においては、砕石の比重が重いため施工現場までの輸送費用が嵩むことや、産地やグレードによって小粒径成分が多く混入することがあり、透水性が十分確保できないことが問題視されている。
また、昨今は鉱石資源節約の観点から同等の機能を有するリサイクル材の活用が注目され、リサイクル材として廃タイヤをカットまたは粉砕して得られるタイヤチップを利用した上掲非特許文献1記載のブランケット型面状排水層においては、タイヤチップ間に存在する連続空隙が水分の経路となり極めて透水性に優れる一方、該排水層が施工後に圧縮沈下を起こす傾向がある。これは、タイヤチップの主成分がゴムであり、タイヤチップ間に多くの空隙を有することに起因する。即ち、破砕ゴム片層の施工後、その上層の施工が進むにつれ、先に施工された破砕ゴム片層のチップ(ゴム)が変形しながらその空隙を徐々に埋めて行くという現象が経時的に発生する。そのため、空隙が減少することにより破砕ゴム片層の層厚は圧縮されて薄くなり、結果的に上部地盤の沈下現象となって現れ、沈下が収まるまでは上部地盤に舗装を施工したり構造物等を建造したりすることに支障が生じて好ましくない状況にあった。
さらに、上掲特許文献1の人工地盤上での緑化方法および緑化構造物並びにそこで用いる保水排水基盤材においては、透水性シートを釘等で固定し、また保水性シートの上面に植栽を施すという多くの手間や作業が必要になり、実用性やコスト面で問題があった。
そこで本発明の目的は、施工性に優れているとともに、透水性に富み、経時的に発生する圧縮沈下現象を極力軽減することができる盛土透水層を提供することにある。
本発明者らは、上記課題につき鋭意検討した結果、廃タイヤをカットまたは破砕して得られる破砕ゴム片を透水層として所定の条件下で盛土に適用することにより、上記目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の盛土透水層は、既存の傾斜地斜面に沿って、または高含水比の盛土材を用いて造成される新設盛土であって、該新設盛土内に透水手段が施工されてなる盛土透水層において、前記透水手段として、破砕ゴム片を平面状に形成してなるブランケット状透水層と、地盤層とが交互に複数層施工されてなることを特徴とする。
本発明の盛土透水層においては、複数の前記ブランケット状透水層が、下層から上層に移行するに従い長径の小さい前記破砕ゴム片にて形成されることが好ましい。また、前記破砕ゴム片の長径は、好ましくは2mm〜300mmである。さらに、前記ブランケット状透水層は、水平より1〜20°の勾配を付けて施工されていることが好ましく、圧縮沈下の安定後の前記ブランケット状透水層の層厚は、好ましくは20〜50cmである。
本発明の盛土透水層によれば、破砕ゴム片により平面状に形成されたブランケット状透水層と地盤層とを、盛土内に交互に複数層施工することにより、施工性に優れ、優れた透水機能を有する排水手段を確保することができる。また、ブランケット状透水層を、下層から上層に移行するに従い長径の小さい破砕ゴム片にて形成すれば、経時的に発生する圧縮沈下現象を極力軽減することができる。さらにまた、ブランケット状透水層を勾配をつけて施工すれば、スムーズな盛土外への誘導排水が可能となる。
以下に、図面を参照して本発明の好適実施形態について説明する。
図1は本発明の好適実施形態に係る盛土透水層の透視斜視図、図2は同盛土透水層の施工状態を示す断面図である。
図示する盛土透水層1は、既存の傾斜地斜面10に沿い造成される新設盛土11内に、破砕ゴム片Aにより平面状に形成されたブランケット状透水層2と地盤層6とを、交互に施工して複数積層することにより形成される。
ブランケット状透水層2は広範囲に亘る排水性を得るために平面状に形成されており、圧縮沈下の安定後に20〜50cm厚さを有するように施工することが好ましい。また、ブランケット状透水層2は、図中、新設盛土11内に三層配設置されているが、これに限定されるものではない。ブランケット状透水層2の幅および奥行きは特に制限されるものではなく、新設盛土11の設計にあたり、施工される盛土の状況等に応じて夫々適宜定めればよい。
破砕ゴム片Aは、廃タイヤをカットもしくは破砕して得られるタイヤチップ、タイヤシュレッズを好適に使用することができる。また、ギロチンカッターにより1/16、1/32等に裁断した俗称カット品と呼ばれる扇形の均一形状破砕品も使用することができ、さらにスチールコード入り、ゴムのみのチップいずれも使用することができる。
破砕ゴム片Aの長径は2〜300mmが好ましく、さらに好ましくは5〜100mmである。ここで、ゴム片の長径とは、ゴム片の径が最大となる箇所を測定した値である。破砕ゴム片Aの長径が2mmより小さいと、破砕ゴム片A間の空隙が減少し透水性が低下し十分な効果が得られない上、破砕工程が長くなり経済性に欠ける。一方、300mmを超えると施工性が低下し、また破砕ゴム片Aの経時変形に伴う施工後の上部地盤沈下が大となり、好ましくない。
地盤層6には、砂、土、礫、砕石等の汎用地盤材を使用することができ、特に、現場発生土をそのまま使用することが経済性の観点から好ましい。
盛土透水層1を新設盛土11内に施工する方法としては、人手によるマニュアル施工、ブルドーザーまたはバッグホー等重機による機械化による施工のいずれも可能である。
本発明の盛土透水層の好適一実施の形態として、ブランケット状透水層2は、上層に移行するに従い粒度の小さい破砕ゴム片にて形成することができる。
即ち、破砕ゴム片Aを透水層等の地盤材として用いる場合、施工後に経時的に発生する地盤沈下は破砕ゴム片Aの長径が大きい(粗い)場合ほど大であることが知られている。これは不定形な破砕ゴム片においては、長径が大であるほど破砕ゴム片A間空隙が増し、例えば、長径が5〜20mmの破砕ゴム片では施工前の、上部荷重の無いときの空隙率が40%であるのに対し、長径が20〜60mmの破砕ゴム片では50%に達する。
これらの空隙は施工により受ける上部静荷重により一定量は埋まるが過半数の空隙は連続空隙として残存し、排水層として機能する。即ち、破砕ゴム片Aの長径が大であるほど(初期空隙が多いほど)施工後のブランケット状透水層としての透水性は基本的に大であるが、破砕ゴム片Aの長径が小さいものであっても大差ない透水性は確保される。
一方、圧縮沈下に関しては、初期空隙が大であるほど上部に静荷重がかかった場合の沈下は増し、結果的に最表面の沈下量が増す、不等沈下となって現れる、或いは沈下が収拾して舗装等施工するまでに何日も待つといった不具合が発生する。
そこで、図1に示すように、初期に施工され上部に十分な静荷重がかかる下層3は比較的大サイズチップaで構成施工し十分な透水性を確保する。また、中層4は中サイズチップbで施工する。さらに、十分な静荷重と施工後の養生期間が確保できない上層5においては圧縮沈下が少なく適当に透水性を有する小サイズチップcにて施工を行うことが好ましい。
大サイズチップa、中サイズチップbおよび小サイズチップcは、上記の如く、長径が2〜300mm、好ましくは5〜100mmである破砕ゴム片Aを適宜選択して使用する。
このように盛土透水層1を下層3から上層5に移行するに従い長径の小さい破砕ゴム片にて形成することで、排水性に優れ、さらには経時的に発生する沈下現象を極力軽減することができる。
また、本発明の盛土透水層の他の好適一実施の形態として、図2に示すように、ブランケット状透水層2は、新設盛土11内において若干の勾配を付けて施工してもよく、好ましくは、水平より1〜20°、より好ましくは1〜4°の勾配をつけて新設盛土11内に施工する。この勾配により、よりスムーズな盛土外への誘導排水が可能になる。なお、図2に示す新設盛土11の上面には植栽部12が設けられている。
本発明の一実施形態に係る盛土透水層の透視斜視図である。 図1に示す盛土透水層の施工状態を示す断面図である。
符号の説明
1 盛土透水層
2 ブランケット状透水層
3 下層
4 中層
5 上層
6 地盤層
10 傾斜地斜面
11 新設盛土
12 植栽部
A 破砕ゴム片
a 大サイズ破砕ゴム片
b 中サイズ破砕ゴム片
c 小サイズ破砕ゴム片

Claims (5)

  1. 既存の傾斜地斜面に沿って、または高含水比の盛土材を用いて造成される新設盛土であって、該新設盛土内に透水手段が施工されてなる盛土透水層において、前記透水手段として、破砕ゴム片を平面状に形成してなるブランケット状透水層と、地盤層とが交互に複数層施工されてなることを特徴とする盛土透水層。
  2. 複数の前記ブランケット状透水層が、下層から上層に移行するに従い長径の小さい前記破砕ゴム片にて形成される請求項1記載の盛土透水層。
  3. 前記破砕ゴム片の長径が、2〜300mmである請求項1又は2記載の盛土透水層。
  4. 前記ブランケット状透水層が、水平より1〜20°の勾配を付けて施工されている請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の盛土透水層。
  5. 圧縮沈下の安定後の前記ブランケット状透水層の層厚が、20〜50cmである請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の盛土透水層。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3632203A1 (en) * 2018-10-01 2020-04-08 Lia Holding B.V. A covering for a stable floor, a sports field and the like and the use thereof
EP3632203B1 (en) * 2018-10-01 2021-12-01 Lia Holding B.V. A covering for a stable floor

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