JP2008220797A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転軸を、耐食性に優れた構成でかつ低コストで、回転ドラムの交換などのサービス性にも優れた、ドラム式洗濯機を提供する。
【解決手段】回転軸16は、一般鋼材などで構成した棒状の軸部材16aを、ステンレスなどの耐食性にすぐれた略環状のフランジ部材16bに圧入嵌合し、フランジ部材16bは、オイルシール18のリップ部18aと接触するように配設し、この回転軸16のベースプレート5と対向する面にOリング等のシールリング25を設けたことで、回転ドラム4内の水に直接触れる部分は、耐食性の優れたフランジ部材16bとベースプレート5のみが露出し、さび発生などの課題はなく、安価で、耐食性に優れた回転軸16を構成することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、水槽内に配設した回転ドラムを回転駆動することにより、回転ドラム内に収容した洗濯物を洗浄するドラム式洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機は図8に示すような構成が一般的であった(例えば、特許文献1参照)。以下、その構成について図8の縦断面図を用いて説明する。
図8において、ドラム式洗濯機の本体1に、サスペンション構造2によって支持された外槽3と、外槽3内に回転自在に支持された回転ドラム4とが配設されている。
回転ドラム4の外底部には、強度を保持するために設けた補強用のベースプレート5が固定されており、この回転ドラム4の回転中心に回転軸16の一端をこのベースプレート5と固定しており、他端は従属プーリ6と固定している。
外槽の外底面に配設したモータ7はベルト8を介して、前記従属プーリ6に連結しており、回転ドラム4を第1の回転数N1(たとえば45r/min)で回転させて衣類の攪拌にて洗濯、すすぎを行い、第2の回転数N2(たとえば1000r/min)で回転させて遠心脱水を行う。
本体の正面側に開閉自在に設けられた蓋体9を開くことにより、外槽3の正面側開口部3a及び回転ドラム4の正面側開口部4aを通して洗濯物を回転ドラム4内から出し入れすることができるようになっている。
また、本体内の上部空間には、給水バルブを含む給水弁10が配設されており、この給水弁10から供給された水は、給水ホース11を介して外槽3内へと供給され、外槽3に貯留した水は回転ドラム4に形成した多数の通水穴15を通して回転ドラム4内へ流入する。
水槽3の外底部(図8で右方)には、回転軸16の回転を軸支する軸受け19、20を保持する軸受けケース17を固着すると共に、軸受けケース17の回転軸16貫通部に水封止用のオイルシール18を配して、軸受け19、20等の水槽3外部への水の浸入を防止する。
また、外槽3の底部には、排水口4bが設けられ、排水口4bに接続された排水ポンプ13が開放されると、外槽3内の水は機外へと排出される。
特開平10−272288号公報
しかしながら、上記従来の構成では、回転ドラムや外槽部品において、水による腐食による衣類への汚染や強度劣化による破壊などの問題をさけるため、給水された水に対して直接触れる部材は、ステンレスなどの耐食性に優れた部材を使用するか、もしくは十分に防錆処理のされた材料を使用する必要がある。
特に回転軸においては、軸受けにて保持した部分への応力集中を受けると共に、軸受けへの水の浸入を防止するため、オイルシールによる水封止を行う必要がある。
上記オイルシールのリップ部分と接触する部分は、回転ドラムの脱水運転時において、高速で摺動されるため十分な耐磨性や強度が必要となり、表面処理としての防錆処理を施した材料では対応できず、材料自体が耐食性を持つステンレス材料等を使用し、かつ軸受けにて保持した部分と共に表面に高周波焼入れなどを施し、硬度と強度を向上させることで対応している。
また、回転ドラムのベースプレートと回転軸との固定面にも水の浸入する可能性があるため、水による腐食防止のため、ベースプレートの成形時に回転軸の固定面をインサート成形で構成し、水の浸入する部分を排除するか、回転軸自体をすべてステンレス等の熱間鍛造などで加工するなどの対策がとられる。
前者のインサート成形で構成した場合、回転軸とベースプレートの回転中心を一致させるための、二次加工が必要となるため、作業性が悪化し、生産性が悪化する。また、回転ドラムの交換を行う補修作業の場合、そのサービス性を考慮すると回転軸と軸受けとの固定は、回転軸が軸受けの内輪を軸方向に摺動可能にして分解するために遊嵌固定が前提となり、回転軸と軸受け内輪との回転に位相差を生じ回転軸のクリープ現象により異常磨耗や異常音の発生するおそれがあった。
また、後者の回転軸全体をステンレス材等で熱間鍛造加工で構成する場合、回転軸自体の加工は複雑となり生産性の低下と加工コストが上がり、結果的に製品コストが上昇するという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、低コストで腐食防止にすぐれた回転軸を構成することにより、回転ドラムの交換などのサービス性を維持したまま、回転軸の磨耗および異音の発生の心配もない、低コストで信頼性の高いドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のドラム式洗濯機は、回転ドラムの回転軸を、一般鋼材を構成した円柱状の軸部材に、ステンレスなどの耐食性に優れた材質でかつ、円盤部と円筒部を有する略環状のフランジ部材を圧入嵌合して構成し、軸部材にて軸受け支持をし、略環状のフランジ部材の円盤部で回転ドラムを連結固定すると共に、円筒部の外周部で水封オイルシールと摺接せしめ、軸部材およびフランジ部材の回転ドラムのベースプレートと対向する側にシールリングを設けたものである。
これによって、水封オイルシールのリップ部と接触する面と、回転ドラム底面に固定されたベースプレートで覆われない面は、耐食性の優れた材質のフランジ部材が露出しており、さびの発生などの課題もなく、リップ部に接触する面には、高周波焼入れ処理などを施すことにより耐磨耗性を向上し対応が可能となり、ベースプレートと対向する面にシールリングを設けることにより、回転ドラムの交換のサービス性を向上させつつ一般鋼材で安価に構成した軸部材への水の浸入を防止することが可能となる。
本発明のドラム式洗濯機は、回転軸自体をステンレスなどの耐食性に優れた材料で一体構成をする必要がなくなり、低コストで、かつ回転ドラムの交換などのサービス性にも優れ、回転軸の磨耗や異音などの課題のないドラム式洗濯機を提供することが可能となる。
第1の発明は、略水平方向に回転軸を有する回転ドラムと、この回転ドラムを外包した外槽と、前記回転ドラムに保持された補強用のベースプレートと、このベースプレートに連結固定される回転軸と、この回転軸を軸支えする軸受けと、前記外槽に固定された、前記軸受けを収容する軸受けケースと、前記軸受けより回転ドラム側に配設した前記回転軸水封止用のオイルシールとを備え、前記回転軸は、一般鋼材などで構成した円柱状の軸部材と、ステンレスなどの耐食性に優れた材質でかつ、円盤部と円筒部を有する略環状のフランジ部材とで構成し、前記軸部材を前記フランジ部材の円筒部内径に圧入嵌合して一体化し、前記フランジ部材の円盤部は前記ベースプレートを連結固定して前記回転ドラムを支持し、前記フランジ部材の円筒部の外周は、前記オイルシールのリップ部と接触するように配設し、前記軸部材およびフランジ部材の前記ベースプレートと対向する面にOリング等のシールリングを設けたことにより、一般鋼材で構成した軸部材への水の浸入を防止することができ、かつ、オイルシールのリップ部と接触する面と、回転ドラム底面に固定されたベースプレートで覆われない面は、耐食性の優れたフランジ部材が露出しており、さびの発生などが防げ、また、オイルシールのリップ部に摺接する面には、高周波焼入れ処理などを施すことにより耐磨耗性を向上し対応することができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、回転軸を、ベースプレートと対向する面に略凹状の固定溝を構成し、この固定溝にシールリングを装着したことにより、シールリングの固定を確実にし、水の浸入防止を確実に行うことが可能となる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明において、回転軸の軸部材を、ベースプレートと対向する面に略凸状に径小円柱部を加工し、略環状のフランジ部材に貫通し、前記略環状フランジ部材の円筒部との間に略凹状の固定溝を構成したことにより、固定溝へのシールリングの固定と水封シールを確実に行うことができるとともに、棒状の軸部材の簡単な加工で構成することが可能であり、シールリングの固定のための加工を安価に行うことができる。
第4の発明は、特に第1または第2の発明において、回転軸の略環状のフランジ部材は円盤部のベースプレートと対向する面に、軸部材との圧入嵌合部の内径部分を階段状に径大部を加工し、軸部材との圧入嵌合後に、軸部材の外径との間に略凹状の固定溝を構成したことにより、この固定溝にシールリングの固定と水封シールを確実に行うことができるとともに、フランジ部材の簡単な加工で構成することが可能であり、シールリングの固定のための加工を安価に行うことができる。
第5の発明は、特に第1または第2の発明において、回転軸の軸部材を略環状のフランジ部材の円盤部端面より先端部が突出するように貫通して圧入嵌合させ、ベースプレートは、回転軸と対向する面を略凹状のくぼみ部を構成し、回転軸の軸部材の突出部と、ベースプレートの略凹状のくぼみ部とフランジ部材円盤部とで固定溝を構成したことにより、この固定溝にシールリングの固定と水封シールを確実に行うことができるとともに、ベースプレート部材の簡単な加工で構成することが可能であり、シールリングの固定のための加工を安価に行うことができる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本案が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるドラム式洗濯機の縦断面図、図2は同ドラム式洗濯機の要部断面図、図3(a)は同ドラム式洗濯機の回転軸部分の部分分解図、図3(b)は同ドラム式洗濯機の回転軸部分の部分断面図を示すものである。なお、従来例と同一部分については同一符号を付けてその説明を省略する。
図1に示すように、回転ドラム4は、有底円筒形に形成し外周部に多数の通水孔15を全面に設け、外槽3内に回転自在に配設している。回転ドラム4の回転中心に略傾斜方向に回転軸16を固着し、回転ドラム4の軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設している。
また、本体内の上部空間には、給水バルブを含む給水弁10が配設されており、この給水弁10から供給された水は、洗剤ケース12の底部に接続された注水管14を通して、外槽3の上方に設けられた注水口14aから外槽3内へと供給され、外槽3に貯留した水は回転ドラム4に形成した多数の通水穴15を通して回転ドラム4内へ流入する。
また、回転ドラム4の底部後方には排水口4bが設けられ、排水口4bに接続された排水バルブ21が開放されると、外槽3内の水は排水管22を通して機外へと排出される。
外槽3の外底面に取り付けたモータ7の回転は、モータ7の回転軸7aに固着した駆動プーリ23と、前記回転軸16の端部に固設した従動プーリ6との間に張架したVベルト8により回転軸16に伝導され、回転ドラム4を正転、逆転方向に回転駆動せしめる。
回転ドラム4の内壁面には数個の突起板24を設けて、衣類を回転方向に持ち上げ落下させるという撹拌動作、いわゆるたたき洗いを行う。
回転ドラム4の底部(図1で右方)には、その底部強度を確保するため、フランジ状のベースプレート5が、その回転中心を回転ドラム4に一致させるように固着されている。
図2の要部断面図および図3(a)の部分分解図、図3(b)の部分断面図により、回転軸16とベースプレート5および軸受けケース17の構成を説明する。
図2において、回転軸16は、S45Cなどの一般鋼材で加工された円柱状の軸部材16aと、ステンレスなどの耐食性に優れた材料を用いてフランジ状に加工したフランジ部材16bとの二つの部材から構成され、フランジ部材16bに軸部材16aを圧入嵌合して一体に構成されている。
前記回転軸16は軸部材16a部分にて、外槽3底部に設けた軸受けケース17に装着した回転ドラム4側の大型の軸受けA19と従動プーリ6側の軸受けB20とで回転支持され、特に応力の加わる大型の軸受けA19の内輪とは圧入固定されている。
また、前記回転軸16はフランジ部材16b部分にて、回転軸16の水封用のオイルシール18のリップ部分18aと摺接水封する構成としている。
上記フランジ部材16bは、図3(a)の分解図に示すように、円盤部30と円筒部31とを有し、円盤部30にはベースプレート5の取り付け用のネジ穴32を設ける。
また、軸部材16aの先端は、凸形状に径小円柱部16a−1を形成するように加工されており、フランジ部材16bと圧入嵌合後に、図3(b)の部分断面図のように凹状の固定溝16cを構成する。
上記固定溝16c内には、図2のようにOリング等のシールリング25を装着し、回転軸16を回転ドラム4後方のベースプレート5の中央部に設けられた面5aに対向して、固定ボルト26にて固定することにより、回転軸16と回転ドラム4の固着と、前記シールリング25を水密的に固定する。
回転軸16の軸部材16aは外径部を、軸受けA19の内輪に圧入嵌合されており、この軸受けA19は外輪を軸受けケース17に嵌合されている。
軸受けB20の外輪は、軸受けケース17に嵌合されており、内輪は軸部材16aの外径と遊合固定されている。
回転軸16の水封用のオイルシール18は、そのリップ部分18aは、回転軸16のフランジ部材16bの円筒部31の外周部と摺動接触するように軸受けケース17に固定され、軸受けA19、軸受けB20部への水の浸入を防止する。前記オイルシール18のリップ部18aと接触する回転軸16のフランジ部材16bの外表面は、高周波焼き入れが施されており、磨耗性を向上させてある。
以上のように構成されたドラム式洗濯機について、以下その作用を説明する。
本実施の形態1においては、回転軸16を耐食性に優れたステンレス材などで加工したフランジ部材16bと一般鋼材などで加工した軸部材16aで形成し、かつ、一般鋼材で構成した軸部材16aへの水の浸入を防止するシール構成を安価にかつ簡単に実現し、また、回転ドラム4の交換などのサービス性は固定ボルト26を緩めることにより回転軸16から分離できるので、作業性にも優れた構成を実現するものである。
また、軸部材16aは回転ドラム4側の軸受けA19の内輪に圧入嵌合しているので、高速脱水運転時の軸受け内輪との回転に位相差による回転軸(軸部材)のクリープ現象も発生することは無い。
また、回転軸16のシールリング25にて記載したシール部材保持構成については、軸部材16aとフランジ部材16bと圧入固着をする組み立て工程時に同時に構成できるため、加工精度および作業性が向上し、製作時間も短縮できるので、生産性が向上できる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態におけるドラム式洗濯機の要部断面図、図5(a)は同ドラム式洗濯機の回転軸部分の部分分解図、図5(b)は同ドラム式洗濯機の回転軸部分の部分断面図である。
他の構成は第1の実施の形態と同じ内容なので、同一符号を付して説明を省略する。
図4において、回転軸16は、S45Cなどの一般鋼材で加工された棒状の軸部材16aに、ステンレスなどの耐食性に優れた材料を用いてフランジ状に加工したフランジ部材16bを圧入嵌合構成される。
図5(a)の部分分解図に示すように、前記回転軸16のフランジ部材16bは、円盤部30端面に円筒部31の内径部を径大にした階段状に径大部16b−1を形成し、軸部材16aと圧入嵌合後に、図5(b)の部分断面図に示す凹状の固定溝16cを構成する。
上記固定溝16c内には、図4のようにOリング等のシールリング25を装着し、回転軸16を、回転ドラム4後方のベースプレート5の中央部に設けられた面5aに対向して、固定ボルト26にて固定することにより、回転軸16と回転ドラム4の固着と、前記シールリング25を水密的に固定され軸部材16aには洗濯水は浸透しない。
以上のように構成された本実施の形態2においては、本実施の形態1と同様の、安価で耐食性に優れた回転軸構成を得ることが可能となる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の第3の実施の形態におけるドラム式洗濯機の要部断面図、図7(a)は同ドラム式洗濯機の回転軸部分の部分分解図、図7(b)は同ドラム式洗濯機の回転軸部分の部分断面図である。
他の構成は第1の実施の形態と同じ内容なので、同一符号を付して説明を省略する。
図6において、回転軸16は、S45Cなどの一般鋼材で加工された棒状の軸部材16aに、ステンレスなどの耐食性に優れた材料を用いてフランジ状に加工したフランジ部材16bを圧入嵌合構成されている。
図7(b)の部分断面図に示すように、前記回転軸16の軸部材16aのフランジ部材16bへの圧入は、軸部材16aの先端が、フランジ部材16bの円盤部30端面より突出した突出部16dを構成するよう圧入嵌合させる。
一方、回転ドラム4後方のベースプレート5の中央部には、あらかじめ凹状に略凹状のくぼみ部5aを形成し、前記突出部16dと、フランジ部材16bとで構成される固定溝16cを構成する。
前記固定溝16c内にOリング等のシールリング25を配し、前記シールリング25は、固定ボルト26にてベースプレート5とフランジ部材16bとの固定により、水密的に固定され軸部材16aには洗濯水は浸透しない。
これにより、本実施の形態3においては、フランジ部材16bおよび軸部材16aの加工が単純化され、かつ、本実施の形態1と同様の安価で耐食性に優れた回転軸構成を得ることが可能となる。
なお、本実施の形態1〜3に関しては、シールリング25としてOリングを使用したが、回転軸16に構成した固定溝16cに固定されるシール部材があれば、同様のシール効果を得ることが可能である。
また、回転軸のフランジ部材保持構成については、円柱形状の軸部材を円筒部に圧入固着するので、加工精度および作業性が向上し、製作時間も短縮できるため、生産性が向上できる。
以上説明した実施の形態の構成は、回転ドラム4を傾斜配置した斜めドラム形式のドラム式洗濯機に適用した例を示したが、回転ドラム4を水平方向に配置した一般的な構成においても同様に適用することができる。
また、ドラム式洗濯機だけでなく、回転ドラム4を有し、回転軸16と連絡されて運転される電気機器であれば、同等の構成とすることにより、同等の効果を得ることができることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかるドラム式洗濯機は、回転軸を耐食性に優れたステンレスで加工したフランジ部材と一般鋼材で加工した軸材料で形成し、かつ、軸材部への水の浸入を防止するシール構成を安価に実現できるので、回転ドラム等を有し、かつ防水機能を必要とする機器に利用が可能である。
本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の縦断面図 同ドラム式洗濯機の要部断面図 (a)同ドラム式洗濯機の回転軸部分の部分分解図(b)同ドラム式洗濯機の回転軸部分の部分断面図 本発明の実施の形態2におけるドラム式洗濯機の要部断面図 (a)同ドラム式洗濯機の回転軸部分の部分分解図(b)同ドラム式洗濯機の回転軸部分の部分断面図 本発明の実施の形態3におけるドラム式洗濯機の要部断面図 (a)同ドラム式洗濯機の回転軸部分の部分分解図(b)同ドラム式洗濯機の回転軸部分の部分断面図 従来のドラム式洗濯機の縦断面図
符号の説明
1 洗濯機筐体
3 外槽
4 回転ドラム
5 ベースプレート
16 回転軸
16a 軸部材
16a−1 径小円柱部
16b フランジ部材
16b−1 径大部
16c 固定溝
17 軸受けケース
18 オイルシール
18a リップ部
19、20 軸受け
25 シールリング
26 固定ボルト
30 円盤部
31 円筒部

Claims (5)

  1. 略水平方向に回転軸を有する回転ドラムと、この回転ドラムを外包した外槽と、前記回転ドラムに保持された補強用のベースプレートと、このベースプレートに連結固定される回転軸と、この回転軸を軸支えする軸受けと、前記外槽に固定された、前記軸受けを収容する軸受けケースと、前記軸受けより回転ドラム側に配設した前記回転軸水封止用のオイルシールとを備え、前記回転軸は、一般鋼材などで構成した円柱状の軸部材と、ステンレスなどの耐食性に優れた材質でかつ、円盤部と円筒部を有する略環状のフランジ部材とで構成し、前記軸部材を前記フランジ部材の円筒部内径に圧入嵌合して一体化し、前記フランジ部材の円盤部は前記ベースプレートを連結固定して前記回転ドラムを支持し、前記フランジ部材の円筒部の外周は、前記オイルシールのリップ部と接触するように配設し、前記軸部材およびフランジ部材の前記ベースプレートと対向する面にOリング等のシールリングを設けたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 回転軸は、ベースプレートと対向する面に略凹状の固定溝を構成し、この固定溝にシールリングを装着したことを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 回転軸の軸部材は、ベースプレートと対向する面に略凸状に径小円柱部を形成し、略環状のフランジ部材の円筒部に圧入嵌合し、前記略環状のフランジ部材の円筒部との間に略凹状の固定溝を構成した請求項1または2に記載のドラム式洗濯機。
  4. 回転軸の略環状のフランジ部材は、円盤部のベースプレートと対向する面に、軸部材との圧入嵌合部の内径部分を階段状に径大部を形成し、軸部材との圧入嵌合後に、軸部材の外径との間に略凹状の固定溝を構成した請求項1または2に記載のドラム式洗濯機。
  5. 回転軸は、軸部材を略環状のフランジ部材の円盤部端面より先端部が突出するように貫通して圧入嵌合させ、ベースプレートは、回転軸と対向する面を略凹状のくぼみ部を構成し、回転軸の軸部材の突出部と、ベースプレートの略凹状のくぼみ部とフランジ部材円盤部とで固定溝を構成した請求項1または2に記載のドラム式洗濯機。
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